JP2009167631A - メッシュフェンス及びその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フェンスパネル1と支柱5または胴縁8とを備えたメッシュフェンスにおいて、縦線材2または横線材3の端部に、筒状の螺旋状連結部4が設けられ、縦線材端部の筒状の螺旋状連結部4にあっては胴縁軸方向に対して傾斜するように設けられ、横線材端部の筒状の螺旋状連結部4にあっては、支柱軸方向に対して傾斜するように設けられ、その傾斜するように設けられた筒状の螺旋状連結部4の内側に、支柱5または胴縁8が挿入されて、筒状の螺旋状連結部4の内側が支柱5または胴縁8の外周面に押圧するように係合することで、螺旋状連結部4が支柱5または胴縁8に対してがたつくのを防止されて、円筒状連結部4が胴縁8または支柱5に連結されている。螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入するメッシュフェンスの構築方法。
【選択図】図3
Description
また、クリンプされた線材を使用したフェンスも知られている(例えば、特許文献3参照)。
本発明は前記の課題を有利に解消することができるメッシュフェンス及びその構築方法を提供することを目的とする。
縦線材または横線材のいずれか一方の線材または双方の線材の端部に、筒状の螺旋状連結部が設けられ、前記縦線材端部の筒状の螺旋状連結部にあっては胴縁軸方向に対して傾斜するように設けられ、前記横線材端部の筒状の螺旋状連結部にあっては、支柱軸方向に対して傾斜するように設けられ、
その傾斜するように設けられた筒状の螺旋状連結部の内側に、前記支柱または胴縁が挿入されて、筒状の螺旋状連結部の内側が、支柱または胴縁の外周面に押圧するように係合することで、螺旋状連結部が支柱または胴縁に対してがたつくのを防止されて、円筒状連結部が胴縁または支柱に連結されていることを特徴とする。
第2発明では、第1発明のメッシュフェンスにおいて、螺旋状連結部は、支柱または胴縁をその半径方向一方に押圧する力と、半径方向他方に押圧する力が吊り合うように弾性力を付与して挿入されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明のメッシュフェンスにおいて、支柱または胴縁を挿入した間隔をおいて隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに逆向きの螺旋とされていることを特徴とする。
第4発明のメッシュフェンスでは、第1発明または第2発明において、支柱または胴縁を挿入した隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに同一向きの螺旋とされていることを特徴とする。
また、第5発明では、第1発明〜第4発明のいずれかのメッシュフェンスにおいて、縦線材と横線材が波形線材からなり、互いの波形の凹部と凸部をかみ合わせたクリンプ金網からなるフェンスパネルであることを特徴とする。
第6発明では、第1発明〜第4発明のいずれかのメッシュフェンスにおいて、縦線材と横線材が波部を有する線材からなり、縦線材の波形の凹部に横線材の直線部が嵌合し、横線材の凹部に縦線材の直線部が嵌合して形成された金網からなるフェンスパネルであることを特徴とする。
また、第7発明では、第1発明〜第5発明のいずれかに記載のメッシュフェンスにおいて、支柱が、傾斜した地盤に立設されて、前記フェンスパネルが平行四辺形に変形して取り付けられた傾斜地対応のフェンスパネルであることを特徴とする。
また、第8発明では、第1発明〜第7発明のいずれかに記載のメッシュフェンスにおいて、螺旋状連結部の内径側が、前記胴縁または支柱の外側面に圧着されていることを特徴とする。
また、第9発明では、第1発明〜第7発明のいずれかのメッシュフェンスにおいて、横方向または上下方向に間隔をおいて配置された多数の線材端部における多数の螺旋状連結部は、一方に傾斜する螺旋状連結部と、これに対称に他方に傾斜する螺旋状連結部とが組をなすように配置されていることを特徴とする。
また、第10発明では、第7発明のメッシュフェンスにおいて、波型凹凸部分が形成された縦線材と横線材が編まれて平行四辺形に変形可能な金網であることを特徴とする。
第11発明では、第1発明〜第10発明のいずれかに記載のメッシュフェンスにおいて、筒状の螺旋状連結部は、円筒状の螺旋状連結部とされていることを特徴とする。
第12発明では、第1発明〜第11発明いずれかメッシュフェンスにおいて、筒状の螺旋状連結部は、手動により胴縁または支柱を挿入するための握り部とされていることを特徴とする。
第13発明では、第1発明〜第12発明のいずれかのメッシュフェンスにおいて、間隔をおいて設置された一対の支柱に渡って胴縁が横軸により連結され、前記各支柱と横線材とが、または胴縁と縦線材とが、螺旋状連結部を介して取り付けられていることを特徴とする。
第14発明のメッシュフェンスの構築方法においては、縦線材と横線材を組み合わせて形成されるフェンスパネルと、支柱及び胴縁とを備えたメッシュフェンスの構築方法であって、
前記フェンスパネルの縦線材または横線材のいずれか一方の線材または双方の線材の端部に筒状の螺旋状連結部を有し、
前記螺旋状連結部は、予め、胴縁または支柱の軸方向に対して傾斜した状態で、螺旋が形成された螺旋状連結部とされ、
傾斜した螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入することを特徴とする。
第15発明では、第14発明のメッシュフェンスの構築方法において、胴縁に装着された複数の螺旋状連結部、または胴縁に装着された複数の螺旋状連結部は、それぞれ、胴縁軸方向で複数の螺旋状連結部が胴縁に作用する力が吊り合うように、または支柱軸方向で複数の螺旋状連結部が支柱に作用する力が吊り合うように、それぞれ胴縁または支柱に対する傾斜角が異なる螺旋状連結部とされ、前記螺旋状連結部を手動操作により、傾斜した螺旋状連結部の中心軸線を胴縁の中心軸線または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入することを特徴とする。
また、螺旋状連結部は、支柱または胴縁をその半径方向一方に押圧する力と、半径方向他方に押圧する力が吊り合うように弾性力を付与して挿入されていると、螺旋状連結部に接続している線材に分力が作用することがないので、フェンスパネルを変形させることはない。
また、支柱または胴縁を挿入した間隔をおいて隣り合う螺旋状連結部は、互いに逆向きの螺旋とされていると、胴縁または支柱に対して、左右方向(または上下方向)に隣り合う一方の線材(例えば、左右方向の左に位置する縦線材)を正面側から、隣り合う他方の線材(例えば、左右方向の右に位置する縦線材)を背面側から胴縁または支柱にあたかも巻き付くように装着する場合、これに交差する線材(例えば、縦線材)を、前記隣り合う一方および他方の線材で、胴縁(または支柱)に最も近い位置に配置されている横線材(または縦線材)の表裏に配置して、その線材を表裏から保持するように配置することも容易になり、螺旋状連結部の巻き方向も対称な配置も可能になるので、美観がよくなる。
また、支柱または胴縁を挿入した隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに同一向きの螺旋とされていると、フェンスパネルあるいはメッシュフェンスに統一した美観を付与することができる。
また、縦線材と横線材が波形線材からなり、互いの波形の凹部と凸部をかみ合わせたクリンプ金網からなるフェンスパネルであると、平行四辺形等に変形することができるので、境界地の勾配に合わせて、フェンスパネルを変形することができ、またそのようなフェンスパネルを使用した傾斜地対応のメッシュフェンスを設置することができる。
また、縦線材と横線材が波部を有する線材からなり、縦線材の波形の凹部に横線材の直線部が嵌合し、横線材の凹部に縦線材の直線部が嵌合して形成された金網からなるフェンスパネルであると、フェンスパネルの片面が平滑になり、また網目の目動きがないので、安定したフェンスパネルを使用したメッシュフェンスとすることができる。
また、支柱が、傾斜した地盤に立設されて、前記フェンスパネルが平行四辺形に変形して取り付けられた傾斜地対応のフェンスパネルであるので、一つのフェンスパネルを変形して、傾斜地に対応し美観にも優れたフェンスパネルとしたメッシュフェンスとすることができる。
また、螺旋状連結部の内径側が、前記胴縁または支柱の外側面に圧着されているので、螺旋状連結部が、螺旋状連結部の内径側を胴縁または支柱の外側面に押すように係合させて、螺旋状連結部を胴縁または支柱の半径方向あるいは長手方向にずれ移動するのを防止することができる。
また、傾斜方向が対称に異なる螺旋状連結部を、組をなすように配置すると、胴縁または支柱に作用する分力あるいは縦線材または横線材が受ける反力により金網が受ける分力が相殺されるため、縦線材あるいは横線材がずれ移動することがないので、線材端部がずれて金網が変形する恐れがなく設置された金網の形態を安定させることができる。
また、波型凹凸部分が形成された縦線材と横線材が編まれて平行四辺形に変形可能な金網であるので、道路縦断勾配あるいは境界地の勾配にあわせて金網を平行四辺形に変形させて容易に対応させることができる。
また、筒状の螺旋状連結部が円筒状の螺旋状連結部であると、手動操作により螺旋状連結部の基端側およびこれに接続する縦線材または横線材を弾性変形させて、前記螺旋状連結部の傾斜角を変える場合に、作業員が握り部として利用して、胴縁または支柱の長手方向に沿うように一時的に弾性変形させて、胴縁または支柱を容易に挿入することができ、また、作業員が螺旋状連結部を解放した後には、螺旋状連結部の内側を胴縁または支柱の外側面に容易に押圧するように係合させることができる。
また、フェンスパネルにおける胴縁または支柱の内側面または外側面に、螺旋状連結部の内径側を圧着させて、線材端部とこれを装着する胴縁または支柱とのがたつきを確実に防止したメッシュフェンスであるので、風荷重等により騒音を発生することがなく、安定したメッシュフェンスとすることができる。
また、間隔をおいて設置された一対の支柱に渡って胴縁が横軸により連結されていると、支柱をコンクリート基礎に固定する前の状態では、支柱と胴縁とを相対的に回動させて、道路あるいは隣接地等の縦断勾配等に容易に対応することができ、施工の自由度が高い。
また、傾斜している螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけた状態とするだけで、容易に、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入することができるため、フェンスパネルと胴縁または支柱の組立が短時間に容易に組み立てることができ、そのためメッシュフェンスを容易に構築することができる。
また、胴縁に装着された複数の螺旋状連結部、または支柱に装着された複数の螺旋状連結部は、それぞれ、胴縁軸方向で複数の螺旋状連結部が胴縁に作用する力が吊り合うように、または支柱軸方向で複数の螺旋状連結部が支柱に作用する力が吊り合うように、それぞれ胴縁または支柱に対する傾斜角が異なる螺旋状連結部とされ、螺旋状連結部を手動操作により、傾斜した螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入すると、胴縁または支柱に装着される複数の螺旋状連結部が胴縁または支柱に作用する力が吊り合っているため、胴縁または支柱に装着された縦線材または横線材が胴縁または支柱に対してずれ移動することはなく、メッシュフェンスが変形することはなく、また、螺旋状連結部を作業が握るなどして手動操作により、螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけて、螺旋状連結部に胴縁または支柱を容易に装着することができ、作業によりメッシュフェンスを容易に短時間で組み立てることができる。
前記の螺旋状連結部4は、図示の形態では、線材の端部が連続して螺旋状に巻回加工が施されて、外径が螺旋状連結部4の長手方向に渡ってほぼ同径であると共に、内径が螺旋状連結部4の長手方向に渡ってほぼ同径である螺旋状連結部4とされ、かつ前記螺旋状連結部4は、線材の本体側(フェンスパネル側)に対して、直角以外の傾斜角αを付与されて加工されている。具体的には、螺旋状連結部4を胴縁または支柱の軸方向(長手方向)に沿って配置するため、胴縁または支柱の長手方向に対して傾斜するように加工されている。
前記の傾斜角αは、線径および螺旋ピッチ、あるいは螺旋の巻き数等により適宜設定される。作業員が手動で螺旋状連結部4の傾斜角αを弾性的に変えて、胴縁または支柱を挿入する上では、45°を超える急傾斜角よりも緩傾斜角(例えば、5°〜30°〜45°)であるのが望ましい。
しかし、急傾斜角であると、螺旋状連結部4と胴縁または支柱とが押圧し合って係合する圧着力が高まるので、緩傾斜角よりも望ましい。前記のように、螺旋状連結部4の傾斜角が急傾斜であるか緩傾斜であるかは、一長一短があり、縦線材または横線材の線径および螺旋の巻き数等設計により適宜設定されるが、手動操作により、傾斜角αを弾性的に変化できるのが望ましい。
螺旋状連結部4の外径は、同径である必要はなく、多少径が変化していてもよい。
前記の支柱5側のブラケット9と胴縁8側のブラケット9とは、図4に示す平面視で、胴縁8および支柱5の左右方向の中心軸線を境にして前後に偏心した状態で設けられているため、支柱5側のブラケット9と胴縁8側のブラケット9は中心軸線を境にして重合された状態で連結可能にされている。
この場合、フェンスパネル1を構成している各横線材3の端部の傾斜した円筒状の螺旋状連結部4を手動操作用の把持部として利用して、作業員の手動操作により、フェンスパネル1における上下方向の多数の螺旋状連結部4内に渡って、例えば上部から下部に向かって、各横線材3の端部の傾斜した各螺旋状連結部4の中心軸線を支柱5の中心軸線に近づけるように、螺旋状連結部4の基端側およびこれに接続する縦線材または横線材を弾性変形させて、螺旋状連結部4の中心軸線を支柱5の中心軸線に近づけた状態で支柱5の基端部側から順次挿通配置可能にされている。
前記のフェンスパネル1は、縦線材2と横線材3が波形線材からなり、互いの波形の凹部と凸部をかみ合わせたクリンプ金網からなるフェンスパネルであるので、互いの波形の凹部と凸部とは固定されていないために、全体として平行四辺形に変形可能にされている。
これらの場合において、前記の傾斜角αは、漸次変化して、圧着力が生じている。
前記の各バンド片12とボルト・ナット13により上部固定バンド14が構成されている。
図5〜図7および図11または図12に示す形態は、一方に傾斜する螺旋状連結部4を有する縦線材2(または横線材3)と、他方に傾斜する螺旋状連結部4を有する縦線材2(または横線材3)を、1本または複数本対称に組みをなすように配置して、螺旋状連結部に作用する力の吊り合いを取りながら、フェンスの美観を変化させた形態を示すものである。
なお、螺旋状連結部4の巻き方向が異なる組み合わせとする場合には、螺旋状連結部4の巻き方向の対称な配置も可能になるので、美観がよくなる。
また、支柱または胴縁を挿入した隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに同一向きの螺旋とされていると、フェンスパネルあるいはメッシュフェンスに統一した美観を付与することができ、製作も単純化できる。
例えば、図13(a)に示す平面形態で隣り合うメッシュフェンス11を直線状に設置し、(b)に示す正面形態で隣り合うメッシュフェンス11を同レベルに設置する形態が可能である。
筒状の螺旋状連結部4は、基端部の螺旋部に対して先端部の螺旋部が、筒状の螺旋状連結部4の半径方向のいずれの方向に偏心して、傾斜させるようにしてもよい。
2 縦線材
3 横線材
4 螺旋状連結部
5 支柱
6 凸部
7 凹部
8 胴縁
9 ブラケット
10 連結軸
11 メッシュフェンス
12 バンド片
13 ボルト・ナット
14 上部固定バンド
15 下部固定バンド
16 コンクリート基礎
Claims (15)
- 縦線材と横線材を組み合わせて形成されるフェンスパネルと、支柱または胴縁とを備えたメッシュフェンスにおいて、
縦線材または横線材のいずれか一方の線材または双方の線材の端部に、筒状の螺旋状連結部が設けられ、前記縦線材端部の筒状の螺旋状連結部にあっては胴縁軸方向に対して傾斜するように設けられ、前記横線材端部の筒状の螺旋状連結部にあっては、支柱軸方向に対して傾斜するように設けられ、
その傾斜するように設けられた筒状の螺旋状連結部の内側に、前記支柱または胴縁が挿入されて、筒状の螺旋状連結部の内側が、支柱または胴縁の外周面に押圧するように係合することで、螺旋状連結部が支柱または胴縁に対してがたつくのを防止されて、円筒状連結部が胴縁または支柱に連結されていることを特徴とするメッシュフェンス。 - 螺旋状連結部は、支柱または胴縁をその半径方向一方に押圧する力と、半径方向他方に押圧する力が吊り合うように弾性力を付与して挿入されていることを特徴とする請求項1に記載のメッシュフェンス。
- 支柱または胴縁を挿入した間隔をおいて隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに逆向きの螺旋とされていることを特徴とする請求項1または2に記載のメッシュフェンス。
- 支柱または胴縁を挿入した隣り合う前記螺旋状連結部は、互いに同一向きの螺旋とされていることを特徴とする請求項1または2に記載のメッシュフェンス。
- 縦線材と横線材が波形線材からなり、互いの波形の凹部と凸部をかみ合わせたクリンプ金網からなるフェンスパネルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 縦線材と横線材が波部を有する線材からなり、縦線材の波形の凹部に横線材の直線部が嵌合し、横線材の凹部に縦線材の直線部が嵌合して形成された金網からなるフェンスパネルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 支柱が、傾斜した地盤に立設されて、前記フェンスパネルが平行四辺形に変形して取り付けられた傾斜地対応のフェンスパネルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 螺旋状連結部の内径側が、前記胴縁または支柱の外側面に圧着されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 横方向または上下方向に間隔をおいて配置された多数の線材端部における多数の螺旋状連結部は、一方に傾斜する螺旋状連結部と、これに対称に他方に傾斜する螺旋状連結部とが組をなすように配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 前記フェンスパネルは、波型凹凸部分が形成された縦線材と横線材が編まれて平行四辺形に変形可能な金網であることを特徴とする請求項7に記載のメッシュフェンス。
- 筒状の螺旋状連結部は、円筒状の螺旋状連結部とされていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 筒状の螺旋状連結部は、手動により胴縁または支柱を挿入するための握り部とされていることを特徴とする請求項1〜11に記載のメッシュフェンス。
- 間隔をおいて設置された一対の支柱に渡って胴縁が横軸により連結され、前記各支柱と横線材とが、または胴縁と縦線材とが、螺旋状連結部を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のメッシュフェンス。
- 縦線材と横線材を組み合わせて形成されるフェンスパネルと、支柱及び胴縁とを備えたメッシュフェンスの構築方法であって、
前記フェンスパネルの縦線材または横線材のいずれか一方の線材または双方の線材の端部に筒状の螺旋状連結部を有し、
前記螺旋状連結部は、予め、胴縁または支柱の軸方向に対して傾斜した状態で、螺旋が形成された螺旋状連結部とされ、
傾斜した螺旋状連結部の中心軸線を胴縁または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入することを特徴とするメッシュフェンスの構築方法。 - 胴縁に装着された複数の螺旋状連結部、または胴縁に装着された複数の螺旋状連結部は、それぞれ、胴縁軸方向で複数の螺旋状連結部が胴縁に作用する力が吊り合うように、または支柱軸方向で複数の螺旋状連結部が支柱に作用する力が吊り合うように、それぞれ胴縁または支柱に対する傾斜角が異なる螺旋状連結部とされ、前記螺旋状連結部を手動操作により、傾斜した螺旋状連結部の中心軸線を胴縁の中心軸線または支柱の中心軸線に近づけた状態で、螺旋状連結部に胴縁または支柱を挿入することを特徴とする請求項14に記載のメッシュフェンスの構築方法。
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