JP2008255709A - 基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基礎杭に柱体を接続する際、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心して接続することができ、また柱体の各種ボルトピッチに対応する拡径機能を備えるようにした基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法を提供する。
【解決手段】接続用板部材2Aに偏心用ボルト3を挿通した状態で移動し得る長孔4Aが形成されると共に接続用ボルト5を垂直に固定する丸孔6が形成され、柱体8に設けられたベースプレート10と基礎杭7に設けられたブラケット12又はベースプレート9との間に接続用板部材2Aを四方に配し、夫々の接続用板部材2Aの長孔4Aに偏心用ボルト3を結合すると共に、夫々の接続用板部材2Aの丸孔6に接続用ボルト5を結合して基礎杭7のブラケット12若しくはベースプレート9、又は柱体8のベースプレート10に結合することにより、基礎杭7の中心と柱体8の中心とを偏心状態で接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送配電、通信、街路灯、信号灯等の支柱や仮設建築物の土台等を支持する基礎杭に柱体を接続する際、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続することを可能とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法に関する。
送配電、通信、街路灯、信号灯等の支柱や仮設建築物の土台等を支持する基礎杭に柱体を接続するようにした従来の技術文献を参照すると、特許文献1に記載されている打込杭基礎構造は、上部構造物を地中に設けた各支柱のベースプレートに位置補正をして接続可能にしたものであり、スライドプレートのボルト締結位置又はボルト締結高さの調整とスライドプレートに対する各支柱ベースプレートのボルト締結位置の調整によって、地中に打設した各鋼管抗の上方に接続したスライドプレートのX軸とY軸とZ軸の三次元方向又は傾き角度或いは捻回角度を調整する構造を有するものである。
ところがこのような構造は、上部構造物を複数の独立基礎で支持する基礎構造であって、スライドベースプレートを用いて上部構造物との位置精度の高い接続を可能とした構造であるため、スライドベースプレートの大きさが大きく、また重量が重く、作業性の面で課題を有していた。また、基礎抗を複数使用するため、位置合せのための移動量が大きく、構造が複雑になるものであった。
特開2004−11283号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたもので、送配電、通信、街路灯、信号灯等の支柱や仮設建築物の土台等を支持する基礎杭に柱体を接続する際、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心して接続することができ、また柱体の各種ボルトピッチに対応する拡径機能を備えるようにした基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明による請求項1の基礎杭と柱体との偏心用接続装置は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略長方形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする。
また、本発明による請求項2の基礎杭と柱体との偏心用接続装置は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略長方形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、さらに前記接続用板部材に丸孔側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部が設けられ、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする。
また、本発明による請求項3の基礎杭と柱体との偏心用接続装置は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略三角形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線に対して垂直な線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする。
また、本発明による請求項4の基礎杭と柱体との偏心用接続装置は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略三角形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線に対して垂直な線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、さらに前記接続用板部材に丸孔側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部が設けられ、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されることによって、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする。
さらに、本発明による請求項5の基礎杭と柱体との偏心用接続装置の施工方法は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する施工方法であって、接続用板部材に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、柱体に設けられたベースプレートと基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートとの間に前記接続用板部材を四方に配し、夫々の接続用板部材の長孔に偏心用ボルトを結合すると共に、夫々の接続用板部材の丸孔に接続用ボルトを結合して、基礎杭のブラケット若しくはベースプレート又は柱体のベースプレートに結合することにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続することを特徴とする。
本発明によれば、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートと柱体に設けられたベースプレートとの間に本発明の偏心用接続装置を配してボルトで締結することにより、基礎杭に対して柱体を偏心状態で接続することが可能となる。また、このような接続状態において、本発明の偏心用接続装置における接続用板部材に長孔が設けられ、この長孔に基礎杭のブラケット若しくはベースプレート又は柱体のベースプレートに締結した偏心用ボルトが挿通され、長孔の長さの範囲(偏心量)内で柱体を移動可能であるため、柱体の各種ボルトピッチに対応する拡径機能を発揮することができ、偏心の範囲を大きく確保することが可能となる。
また、基礎杭にブラケットが設けられた場合、ブラケットに設けられた長形穴と本発明の偏心用接続装置における接続用板部材の長孔とを組合せて使用することによって、偏心の範囲を大きくとることができ、ブラケットによる拡径範囲よりも更に大きな柱体のボルトピッチに対応することが可能となる。このような効果は、ベースプレートにボルト用の長形穴を設けて使用する場合においても同様に偏心の範囲を大きくとることができ、柱体のボルトピッチの大きさに対応することが可能となる。
さらに、本発明の偏心用接続装置は簡単な構造により、軽量且つ低コストに製造することができ、施工時の取扱いも軽便なものとなる。また、本発明の偏心用接続装置は、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートと柱体に設けられたベースプレートとの間で複数の独立した箇所に配して取り付ける構造であるため、微細な位置合せを行うことが可能となる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例の基礎杭と柱体との偏心用接続装置は、地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する際に使用するものである。なお、図1又は図8には、地中に何らかの埋設物11が存在する状況が示してあり、その埋設物11の近傍に基礎杭7を打設した場合、基礎杭7の上部に立てる支柱8を偏心量αだけ移動する必要があり、このような状況において、本発明による偏心用接続装置が有益となる。
以下の説明において、図1及びその他の図面に示すように、基礎杭7の上端外周には複数の三角形状のリブプレート7a、7a…が固設され、これらのリブプレート7a、7a…にベースプレート9が固設された構造とされている。また、柱体8の下端外周には複数の三角形状のリブプレート8a、8a…が固設され、これらのリブプレート8a、8a…にベースプレート10が固設された構造とされている。また、本発明においては、基礎杭7のベースプレート9の代わりに、基礎杭7の上端の複数箇所(以下の実施例においては四方の箇所)に固設したブラケット12を使用することも可能である。
本実施例の偏心用接続装置1(1A)の構成は、図2(a)〜(c)に示すように、平面形状が略長方形(四方の隅部にアールを形成している)に形成された接続用板部材2Aの長手方向に偏心用ボルト3(図3(a)参照)を挿通した状態で移動し得る長孔4Aが形成されると共に、該長孔4Aの軸線上に接続用ボルト5を垂直に固定する丸孔6が形成された構成とされている。なお、長孔4Aは中央が長方形状であって両端が半円形に形成されている。また、接続用ボルト5は頭部を持たない棒状のネジ部材であり、接続用板部材2Aの丸孔6に雌ネジを形成しておき、これに接続用ボルト5の雄ネジを捩じ込むか、その結合部周囲を溶接するか、又は接続用板部材2Aの丸孔6をネジ山の無い孔として形成し、この丸孔6に接続用ボルト5を挿着して溶接で固定するようにしてもよい。
上記の偏心用接続装置1Aを用いて施工するには、図1に示すように、地中の基礎杭7の上端外周に設けられたベースプレート9の四方の各ボルト穴9a、9a…に下方から挿着した偏心用ボルト3を接続用板部材2Aの長孔4Aに挿通してナット3aで結合する。このとき、接続用板部材2Aは基礎杭7のベースプレート9の上面に当接され、接合用板部材2Aの丸孔6から接続用ボルト5が上方へ立設された状態になる。この接続用ボルト5に下部ナット5bを高さ調節した状態で螺合し、さらに接続用ボルト5の上部の余長に柱体8の下端に設けられたベースプレート10の四方の各ボルト穴10aに挿通してダブルナット5aで締結する。このような施工により、図1に示すように、基礎杭7の中心と柱体8の中心とを偏心状態(偏心量D)で接続した構成とすることが可能となる。
図3(a)、(b)は、上記の施工によって、基礎杭7の上部に接続した柱体8の偏心状態を示すものであり、基礎杭7のベースプレート9に結合された偏心用ボルト3に対して移動し得る接続用板部材2Aの長孔4Aの長さ分が偏心量Dとして機能することになる。
なお、本実施例において、図1に示す基礎杭7はその上端にベースプレート9を固設した構成とされているが、その他の実施例として、図4に示すように、基礎杭7の上端外周の四箇所に独立した構成のブラケット12を溶接等で固設し、夫々のブラケット12に設けられた長形穴12a(図5参照)に偏心用接続装置1Aの長孔4Aに結合された偏心用ボルト3を挿通するようにしてもよい。
なお、図5は、上記のように基礎杭7の四方に設けられたブラケット12、12…の夫々に本実施例の偏心用接続装置1Aを接続した平面状況を示すものである。この図5に示すように、夫々のブラケット12には基礎杭7の放射方向に長く形成された長形穴12aが設けられ、この長形穴12aに接続用板部材2Aの長孔4Aに結合された偏心用ボルト3を挿通した場合、この偏心用ボルト3がブラケット12の長形穴12aの長さ分だけ移動可能であり、これに加えて接続用板部材2Aの長孔4Aの偏心量が組合されることによって、接続用板部材2Aの丸孔6に結合された接続用ボルト5の偏心範囲を大きく確保することが可能となる。
なお、図5において、2点鎖線Aは接続用板部材2Aの長孔4Aに結合された偏心用ボルト3がブラケット12の長形穴12aの最外方に位置する場合における接続用板部材2Aの接続用ボルト5の偏心範囲を示すものであり、2点鎖線Bは接続用板部材2Aの長孔4Aに結合された偏心用ボルト3がブラケット12の長形穴12aの最内方に位置する場合における接続用板部材2Aの接続用ボルト5の偏心範囲を示すものである。
本実施例の偏心用接続装置1(1B)は、図6(a)、(b)に示すように、平面形状が略長方形(四方の隅部にアールを形成している)に形成された接続用板部材2Aの長手方向に偏心用ボルト3(図8参照)を挿通した状態で移動し得る長孔4Aが形成されると共に、該長孔4Aの軸線上に接続用ボルト5を垂直に固定する丸孔6が形成されたものであり、このような構成は実施例1と同様である。ただし、本実施例においては、接続用板部材2Aに丸孔6側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部14が設けられた構成とされ、さらに嵩上げ補強部14から接続用板部材2Aの周縁部に沿って補強片15が形成された構成とされている。
なお、図6(a)(b)には接続用板部材2Aの丸孔6に結合する接続用ボルト5は図示していない。ちなみに、本実施例の偏心用接続装置1Bを図4に示す単体のブラケット12に結合した状況を示すと、図7(a)〜(d)に示すようになる。これらの図に示すように、補強片15は接続用板部材2Aの周縁部に形成されているため、接続用板部材2Aの長孔4Aに挿通する偏心用ボルト3(図8参照)の締結の妨げにならない構成となる。
本実施例の偏心用接続装置1Bを用いて、基礎杭7のベースプレート9と柱体8のベースプレート10とを接続するには、図8に示すように、接続用板部材2Aが柱体8のベースプレート10の下面に当接するように向け、この状態で基礎杭7に設けられたベースプレート9のボルト穴9aに下方から挿着した接続用ボルト5を接続用板部材2Aの丸孔6に螺締する。次いで、接続用板部材2Aの長孔4Aの下方から偏心用ボルト3を挿入して柱体8のベースプレート10に設けられたボルト穴10aに挿通し、偏心用ボルト3の上部をダブルナット3aで締結する。
また、図9は、基礎杭7の四方に固設したブラケット12、12…の夫々に本実施例の偏心用接続装置1Bを配して結合した状況を示すものである。この図に示すように、夫々のブラケット12には基礎杭7の放射方向に長く形成された長形穴12aが設けられ、この長形穴12aに接続用板部材2Aの丸孔6に結合された接続用ボルト5を挿通すると、この接続用ボルト5がブラケット12の長形穴12aの長さ分だけ移動可能であり、これに加えて接続用板部材2Aの長孔4Aの偏心量が組合されることによって、接続用板部材2Aの長孔4Aに結合される偏心用ボルト3(図8参照)の偏心範囲を大きくとることが可能となる。
本実施例の偏心用接続装置1(1C)は、図10(a)〜(c)に示すように、平面形状が略三角形(三方の隅部にアールを形成している)に形成された接続用板部材2Bの長手方向に偏心用ボルト3(図12参照)を挿通した状態で移動し得る長孔4Bが形成されると共に、該長孔4Bの軸線に対して垂直な線上に接続用ボルト5を垂直に固定する丸孔6が形成された構成とされている。このような偏心用接続装置1Cを用いて、基礎杭7に設けられたブラケット12(又はベースプレート)と柱体8に設けられたベースプレート10とを接続するには、実施例1で説明した図1と同様の施工方法で実施することが可能であるため、詳細は省略する。ちなみに、その方法によって基礎杭7の上部に柱体8を接続した状態を斜視図で示すと、図12に示すようになる。このような施工により、本実施例の偏心用接続装置1Cによれば、接続用板部材2Bの長孔4Bの軸線に対して垂直な線上に丸孔6が形成されているため、基礎杭7の周方向に対して柱体8を偏心させることができ、ブラケット12に設けられた長形穴12a又はベースプレート9にボルト用の長形穴を設けて使用する場合、柱体8のボルトピッチの大きさに対応することが可能となる。
本実施例の偏心用接続装置1(1D)は、図11(a)(b)に示すように、平面形状が略三角形(三方の隅部にアールを形成している)に形成された接続用板部材2Bの長手方向に偏心用ボルト3(図11には不図示)を挿通した状態で移動し得る長孔4Bが形成されると共に、該長孔4Bの軸線に対して垂直な線上に接続用ボルト5(図11には不図示)を垂直に固定する丸孔6が形成された構成を有する。このような構成は実施例3と同様であるが、本実施例はさらに実施例2で説明したと同様に、接続用板部材2Bに丸孔6側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部14が設けられた構成とされ、さらに嵩上げ補強部14から接続用板部材2Bの周縁部に沿って補強片15が形成された構成とされている。
このような本実施例の偏心用接続装置1(1D)を用いて、基礎杭7のベースプレート9(又はブラケット)と柱体8のベースプレート10とを接続する施工方法は、実施例2で説明したと同様に行うことができるため、説明は省略する。また、その効果も実施例2と同様であるが、本実施例の場合は、接続用板部材2Bの長孔4Bの軸線に対して垂直な線上に丸孔6が形成されているため、基礎杭7の周方向に対して柱体8を偏心させることができ、ブラケット12に設けられた長形穴12a又はベースプレート9にボルト用の長形穴を設けて使用する場合、柱体8のボルトピッチの大きさに対応することが可能となる。
本発明の基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法は、送配電、通信、街路灯、信号灯等の支柱や仮設建築物の土台等を支持する基礎杭に柱体を接続する際、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心して接続することができ、また柱体の各種ボルトピッチに対応する拡径機能を備えるようにした基礎杭と柱体との偏心用接続装置及び施工方法として利用可能である。
本発明の実施例1に係る偏心用接続装置を用いて基礎杭と柱体とを接続した状況を示す側面図である。 (a)は本発明の実施例1に係る偏心用接続装置の斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 本発明の実施例1に係る偏心用接続装置を用いた際の偏心量を説明するための部分側面図である。 本発明の実施例1に係る偏心用接続装置を用いて基礎杭と柱体とを接続した状況を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る偏心用接続装置を基礎杭のブラケットに用いた状況を示す平面図である。 (a)は本発明の実施例2に係る偏心用接続装置の平面図であり、(b)は側面図である。 (a)〜(d)は本発明の実施例2に係る偏心用接続装置を単体のブラケットに取り付けた状況を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る偏心用接続装置を用いて基礎杭と柱体とを接続した状況を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る偏心用接続装置を基礎杭のブラケットに用いた状況を示す平面図である。 (a)は本発明の実施例3に係る偏心用接続装置の斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 (a)は本発明の実施例4に係る偏心用接続装置の平面図であり、(b)は側面図である。 本発明の実施例3に係る偏心用接続装置を用いて基礎杭と柱体とを接続した状況を示す斜視図である。
符号の説明
1(1A、1B、1C、1D) 偏心用接続装置
2A、2B 接続用板部材
3 偏心用ボルト
3a ナット(ダブルナット)
4A、4B 長孔
5 接続用ボルト
5a ナット(ダブルナット)
5b 下部ナット
6 丸孔
7 基礎杭
7a リブプレート
8 柱体
8a リブプレート
9 ベースプレート
9a ボルト穴
10 ベースプレート
10a ボルト穴
11 埋設物
12 ブラケット
12a 長形穴
14 嵩上げ補強部
15 補強片
D 偏心量

Claims (5)

  1. 地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略長方形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置。
  2. 地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略長方形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、さらに前記接続用板部材に丸孔側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部が設けられ、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置。
  3. 地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略三角形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線に対して垂直な線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されることにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置。
  4. 地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する接続装置であって、平面形状が略三角形に形成された接続用板部材の長手方向に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に、該長孔の軸線に対して垂直な線上に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、さらに前記接続用板部材に丸孔側の周部の厚さを面方向に増す嵩上げ補強部が設けられ、基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートに接続した接続用ボルトが前記接続用板部材の丸孔に結合されると共に、柱体に設けられたベースプレートに接続した偏心用ボルトが前記接続用板部材の長孔に結合されることによって、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続可能としたことを特徴とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置。
  5. 地中に埋設した基礎杭に柱体を接続する施工方法であって、接続用板部材に偏心用ボルトを挿通した状態で移動し得る長孔が形成されると共に接続用ボルトを垂直に固定する丸孔が形成され、柱体に設けられたベースプレートと基礎杭に設けられたブラケット又はベースプレートとの間に前記接続用板部材を四方に配し、夫々の接続用板部材の長孔に偏心用ボルトを結合すると共に、夫々の接続用板部材の丸孔に接続用ボルトを結合して、基礎杭のブラケット若しくはベースプレート又は柱体のベースプレートに結合することにより、基礎杭の中心と柱体の中心とを偏心状態で接続することを特徴とする基礎杭と柱体との偏心用接続装置の施工方法。
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