JP2009167159A - バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、保湿作用、コラーゲン生成促進作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などを有するバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を提供することにある。言い換えれば、バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を含む保湿剤、コラーゲン生成促進剤、細胞賦活剤、抗老化剤、育毛剤及び肌荒れ改善剤などを提供することにある。さらに、当該化粧品組成物を含む化粧品組成物、医薬部外品組成物 、医療用品組成物、衛生用品組成物、医薬品組成物や、当該組成物を含む化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することである。
【解決手段】バイオサーファクタントと紫外線吸収剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧品組成物を提供する。さらに、抗菌剤を含有する化粧品組成物を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、バイオサーファクタントを有効成分とする化粧品組成物に関するものであり、当該化粧品組成物が保湿剤、コラーゲン生成促進剤、細胞賦活剤、抗老化剤、紫外線吸収剤及び肌荒れ改善剤としての作用を有し、特に、老化防止や発毛・脱毛防止に有効なバイオサーファクタントを含有する化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品に関するものである。より詳しくは、バイオサーファクタントがマンノシルエリスリトールリピッド(MEL)あるいはエリスリトール以外のアルジトールを含むマンノシルアルジトールリピッド(MAL)(MALにはマンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)、マンノシルリビトールリピッド(MRL)が含まれる)であることを特徴とする化粧料に関する。
個体老化やこれに伴って発生する各種の疾患などは、分裂するすべての細胞の老化(分裂速度の低下、細胞機能の低下)と深く関わっている。例えば皮膚は、表皮細胞、繊維芽細胞、およびこれら細胞外の皮膚構造を支持するエラスチン、コラーゲン等の細胞外マトリックスによって構成されている。若い皮膚においては、これらの皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことによって水分保持、柔軟性、弾力性が確保され、肌は外観的にも張りと艶があり、みずみずしい状態に維持される。ところが、加齢や紫外線、乾燥、ストレスなどによって特に細胞外マトリックスや繊維芽細胞の機能低下が引き起こされ、その結果、皮膚の柔軟性、保湿機能は低下し、肌は張りや艶を失い、荒れ、しわ、くすみなどの老化症状が発生する。
細胞レベルで老化防止や抑制を目的に賦活化剤、抗老化剤の探索が行われている。例えば動物由来の賦活化剤としては、結合組織加水分解物(特許文献1)、胸腺・脾臓由来水溶性蛋白(特許文献2)、牛胎盤エキス(特許文献3)などが知られている。植物由来の賦活化剤としては、ゴマ、サンヤク、トウガラシ、トウキ、ドクダミ、バクモンドウ(特許文献4)、アーモンド、セイヨウタンポポ、セイヨウニワトコ、センキュウ、センブリ、ソウハクヒ、トウニン、ニンジン、ホップ、ムクゲ、ヨクイニン(特許文献5、特許文献6)、ショウガ科ウコン属(特許文献7)、ハナヤスリ科ハナヤスリ属(特許文献8)の抽出物などが知られている。これらの一部は賦活化剤、抗老化剤として医薬部外品や化粧品に利用されているが、満足すべき作用効果を発揮する賦活化剤や抗老化剤は得られていない。
また、肌荒れを予防または治癒する検討もなされている。荒れ肌とは、一般に角質細胞の剥離現象が認められる乾燥状態の皮膚をいう。このような荒れ肌はコレステロール、セラミド、脂肪酸等の角質細胞間脂質の溶出、および紫外線、洗剤等に起因する角質細胞の変性や表皮細胞の増殖・角化バランスの崩壊による角層透過バリアの形成不全等によって発生する。この荒れ肌を予防または治癒する目的で、角質細胞間脂質成分又はそれに類似する合成の角質細胞間脂質を供給するなどの検討が行われている。
この角層細胞間脂質は、有棘層と顆粒層の細胞で生合成された層板顆粒が、角層直下で細胞間に放出され、伸展し、層板(ラメラ)構造をとり、細胞間に広がったものである。層板顆粒はグルコシルセラミド、コレステロール、セラミド、リン脂質等から構成されるが、角層細胞間脂質にはグルコシルセラミドは殆ど含まれていない。すなわち、層板顆粒中のグルコシルセラミドは、β−グルコセレブロシダーゼによって加水分解を受け、セラミドに変換され、このセラミドがラメラ構造をとる結果、角層細胞間脂質として角層透過バリアの形成を改善し、荒れ肌防御のバリアの働きを持つと考えられる。洗浄剤による肌荒れはセラミドの補充が有効であり、肌荒れの改善に高い効果を示すことが報告されている(非特許文献1)。
しかし、グルコシルセラミドが主成分である植物抽出液は、セラミドの代替としては未だ満足のいく結果は得られていないし、セラミドの合成も反応ステップが多く大量に得るにはコスト高になる。
マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)は酵母が作る天然系の界面活性剤であり種々の生理作用が報告されている(非特許文献1)。また最近ではエリスリトールがマンニトールに代わったマンノシルマンニトールリピッド(MML)が見出されている(特許文献9)。外用剤や化粧品としての用途としては、抗炎症剤および抗アレルギー剤(特許文献10)、養毛・育毛剤(特許文献11)としての有用性や、抗菌作用(特許文献12)や表面張力低下作用(特許文献13)が知られている。また、MELがセラミドの代替として作用し、肌荒れを改善する効果(特許文献14)も報告されている。
しかし、MELを紫外線吸収剤と共存することにより、その効果が向上することは報告されていなかった。
特開昭62−84024号公報 特開昭63−188697号公報 特開平03−141299号公報 特開平10−45615号公報 特開平10−036279号公報 特開平10−36279号公報 特開2004−75632号公報 特開2005−89375号公報 特開2005−104837号公報 特開2005−68015号公報 特開2003−261424号公報 特開昭57−145896号公報 特開昭61−205450号公報 WO2007/060956 ジャーナル オブ バイオサイエンス アンド バイオエンジニアリング、94,187(2002)
哺乳類、特にヒトに対して賦活化や抗老化を付与することは極めて重要な課題であり、動物由来、植物由来の賦活物質や抗老化剤は各種見つかっているが、実際には産業上利用可能な程度に十分かつ安定した効果は得られておらず、新規な賦活化剤や抗老化剤が探索されているのが現状である。また、セラミドは肌荒れに有用な成分として化粧品に使用されているが、合成品あるいは植物抽出品は高価であり、少量しか使用できないのが現状である。
本発明は、上記問題点を改善した、保湿作用、コラーゲン生成促進作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などを有するバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を提供することにある。言い換えれば、バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を含む保湿剤、コラーゲン生成促進剤、細胞賦活剤、抗老化剤、育毛剤及び肌荒れ改善剤などを提供することにある。さらに、当該化粧品組成物を含む化粧品組成物、医薬部外品組成物 、医療用品組成物、衛生用品組成物、医薬品組成物や、当該組成物を含む化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することである。
さらに、本発明は、紫外線吸収剤を含有する皮膚外用剤において、刺激の少ない皮膚外用剤を求めて鋭意研究努力を重ねた結果紫外線吸収剤と共に含有する界面活性剤としてバイオサーファクタントを用いることにより、紫外線吸収剤の皮膚浸透性が向上しその効果が高まると共に刺激を少なくできるという特性が発揮できることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意努力した結果、バイオサーファクタント、特にMEL、エリスリトール以外のアルジトールを含むMAL(MALにはマンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)、マンノシルリビトールリピッド(MRL)が含まれる)、トリアシルMELおよびトリアシルMALを含む化粧品組成物が有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の発明を包含する。
1.バイオサーファクタントと紫外線吸収剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧品組成物。
2.バイオサーファクタントが、マンノース骨格を有することを特徴とする1に記載の化粧品組成物。
3.バイオサーファクタントが、マンノース骨格の1位の水酸基に糖アルコールがグリコシド結合していることを特徴とする1または2に記載の化粧品組成物。
4.マンノース骨格を有するバイオサーファクタントがマンノシルエリスリトールリピッド(MEL)、マンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)及び/又はマンノシルリビトールリピッド(MRL)であることを特徴とする3に記載の化粧品組成物。
5.MELが、マンノシルエリスリトールリピッドA(MEL−A)、マンノシルエリスリトールリピッドB(MEL−B)、マンノシルエリスリトールリピッドC(MEL−C)、マンノシルエリスリトールリピッドD(MEL−D)、MEL−Aのトリアシル体、MEL−Bのトリアシル体、MEL−Cのトリアシル体及びMEL−Dのトリアシル体からなる群より選ばれた1種以上の化合物であることを特徴とする4に記載の化粧品組成物。
6.バイオサーファクタントが、飽和脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸を含有していることを特徴とする1〜5のいずれかに記載の化粧品組成物。
7.バイオサーファクタントが、ラメラ構造及び/又はリポソームを形成していることを特徴とする1〜6のいずれかに記載の化粧品組成物。
8.バイオサーファクタントが形成するラメラ構造及び/又はリポソームの内部に、共存する有効成分が包埋されることを特徴とする7に記載の化粧品組成物。
9.紫外線吸収剤が、安息香酸系紫外線吸収剤 、アントラニル酸系紫外線吸収剤 、サリチル酸系紫外線吸収剤 、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤からなる群より選ばれた1種以上の化合物であることを特徴とする1〜8のいずれかに記載の化粧品組成物。
10.さらに、抗菌剤を含有することを特徴とする1〜9のいずれかに記載の化粧品組成物。
11.抗菌剤が有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤であることを特徴とする10に記載の化粧品組成物。
12.化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品または医薬品として利用されるものである1〜11のいずれかに記載の化粧品組成物。
本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物により、保湿作用、コラーゲン生成促進作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などの効果を有する、化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することできる。特に、本発明によれば、紫外線吸収剤を含有する皮膚外用剤において、刺激性の少ない皮膚外用剤を提供することができる。
また、バイオサーファクタントは生物由来の天然界面活性剤であるため安全性に優れており、本発明に係る化粧品組成物は長期にわたる使用に十分に耐え得るという効果を奏する。さらに、バイオサーファクタントは、微生物の培養により製造できるため原料コストが安価であり、大量生産可能である。したがって、本発明係る化粧品組成物は低価格で提供できるという効果を奏する。バイオサーファクタントは、プレミックス品として使用してもよい。
バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、洗浄性と、保湿作用、コラーゲン生成促進作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などを併せ持つので、洗浄用化粧料の配合成分としても有用である。
(賦活化剤)
本明細書において「賦活化」とは、細胞機能や細胞活性を維持または亢進させることが意図される。その結果、細胞機能や細胞活性の低下を抑制、すなわち細胞の老化を抑制することができる。したがって、「賦活化剤」は「細胞賦活剤」と同義であり、「抗老化剤」としての有用性を持つ。
例えば、皮膚細胞における「賦活化、抗老化」とは、加齢や光老化による基低膜の構造変化の蓄積に伴う皮膚細胞の機能低下を小さくすることで、皮膚のしわ、たるみ、硬化等を防止、改善して弾力のある若々しい健康な肌の状態を維持することなどを指している。また、例えば、毛乳頭細胞または毛母細胞においては、加齢、ストレス、ホルモンバランスによる毛乳頭細胞または毛母細胞の機能低下を小さくすることで、ヘアサイクルを維持して脱毛を抑えることなどを指している。
(バイオサーファクタント)
「バイオサーファクタント」とは生物によって生み出される界面活性能力や乳化能力を有する物質の総称であり、優れた界面活性や、高い生分解性を示すばかりでなく、様々な生理作用を有していることから合成界面活性剤とは異なる挙動・機能を発現する可能性がある。なお、バイオサーファクタントは微生物の培養により大量に製造可能であり、プレミックス品として使用してもよい。
「プレミックス品」とは機能性の素材の他に、分散剤などを添加したり、溶媒で化粧品製造時に使いやすいように希釈したりしたものである。
バイオサーファクタントとしては、マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)、マンノシルアルジトールリピッド(MAL)(MALにはマンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)、マンノシルリビトールリピッド(MRL)が含まれる)、トレハロースリピッド、ラムノリピッド、ソホロリピッド、サーファクチン、スピクルスポル酸、エマルザンなどが挙げられ、いずれも本発明に係る賦活化剤に使用できる。なかでも、ラメラ構造を形成するバイオサーファクタントを利用するのが好ましく、MEL、MALが特に好ましい。
(MEL)
MELは、マンノースの4位および6位のアセチル基の有無からMEL−A、MEL−B、MEL−CおよびMEL−Dの4種類が知られている。式(I)にMEL−Aの構造を示す。式(I)中、R1およびR2は炭化水素基を示す。すなわち、MEL−Aは、式(I)中、マンノースの2位、3位に炭素数5〜19のアルカノイル基を有し、マンノースの4位、6位にアセチル基を有する化合物である。なお、MEL−Bは式(I)においてマンノースの4位のアセチル基(CHCO)がHであり、MEL−Cは式(I)においてマンノースの6位のアセチル基(CHCO)がHであり、MEL−Dは式(I)においてマンノースの4位および6位のアセチル基(CHCO)がいずれもHである。
Figure 2009167159
〔R、Rは同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜16、より好ましくは炭素数1〜14の直鎖又は分枝を有するアルキル基、あるいは、炭素数2〜18、好ましくは炭素数2〜16、より好ましくは炭素数2〜14の直鎖又は分枝を有するアルケニル基もしくはアルカジエニル基もしくはアルカトリエニル基を表す。nは6〜10の整数、mは6〜10の整数を各々表す。〕
式(I)に対応させれば、MELはマンノースの2位、3位に炭素数1〜19、好ましくは炭素数1〜17、より好ましくは炭素数1〜15の飽和又は不飽和の直鎖又は分枝を有するアルカノイル基を有し、マンノースの4位、6位がアセチル基である化合物である(マンノースの4位、6位のアセチル基のどちらか一方、あるいは両方が水酸基になっていてもよい。)。なお、2位と3位のアルカノイル基の合計の炭素数は好ましくは10〜38、より好ましくは14〜30である。
R1、R2の好ましい基としては、CH3(CH2)6、CH3(CH2)8、CH3(CH2)10などのC7〜C11のアルキル基が挙げられる。R1、R2がC7〜C11のアルキル基である式(I)または(IA)のMEL−Aは、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸またはそのエステル(モノアルキルエステル、モノ−、ジ−、トリ−グリセライド、或いはこれらの飽和またはモノ不飽和脂肪酸を含む油脂等)などの原料を培地に添加することにより得ることができる。同様に、R1、R2がアルケニル基、アルカジエニル基もしくはアルカトリエニル基である式(I)のMEL-Aは、原料として二重結合を2個以上有するリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸またはそのエステル(モノアルキルエステル、モノ−、ジ−、トリ−グリセライド、或いはこれらの高度不飽和脂肪酸を含む油脂等)などの原料を培地に添加することにより得ることができる。R1、R2で表される好ましいアルカノイル基は、C7H14、C9H18、C11H22などのC7〜C11のアルケニル基が挙げられる。R1、R2で表される好ましいアルカジエニル基は、C7H12、C9H16、C11H20などのC7〜C11のアルカジエニル基が挙げられる。R1、R2で表される好ましいアルカトリエニル基は、C7H10、C9H14、C11H18などのC7〜C11のアルカトリエニル基が挙げられる。
(MML)
MMLの構造は式(II)に示し、好ましいMMLは式(IIA) に示す(式中、マンノースの4位、6位のアセチル基のどちらか一方、あるいは両方が水酸基になっていてもよい。)。式(II)に対応させれば、MMLはマンノースの2位、3位に炭素数1〜19、好ましくは炭素数1〜17、より好ましくは炭素数1〜15の飽和又は不飽和の直鎖又は分枝を有するアルカノイル基を有し、マンノースの4位、6位がアセチル基である化合物である(式中、マンノースの4位、6位のアセチル基のどちらか一方、あるいは両方が水酸基になっていてもよい。)なお、2位と3位のアルカノイル基の合計の炭素数は好ましくは10〜38、より好ましくは14〜30である。
Figure 2009167159
〔R、Rは同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜16、より好ましくは炭素数1〜14の直鎖又は分枝を有するアルキル基、あるいは、炭素数2〜18、好ましくは炭素数2〜16、より好ましくは炭素数2〜14の直鎖又は分枝を有するアルケニル基もしくはアルカジエニル基もしくはアルカトリエニル基を表す。nは6〜10の整数、mは6〜10の整数を各々表す。〕
(MAL)
MALの構造は式(III)に示す(式中、マンノースの4位、6位のアセチル基のどちらか一方、あるいは両方が水酸基になっていてもよい。)。式(III)に対応させれば、MALはマンノースの2位、3位に炭素数1〜19、好ましくは炭素数1〜17、より好ましくは炭素数1〜15の飽和又は不飽和の直鎖又は分枝を有するアルカノイル基を有し、マンノースの4位、6位がアセチル基である化合物である(式中、マンノースの4位、6位のアセチル基のどちらか一方、あるいは両方が水酸基になっていてもよい。)なお、2位と3位のアルカノイル基の合計の炭素数は好ましくは10〜38、より好ましくは14〜30である。
Figure 2009167159
〔R、Rは同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜16、より好ましくは炭素数1〜14の直鎖又は分枝を有するアルキル基、あるいは、炭素数2〜18、好ましくは炭素数2〜16、より好ましくは炭素数2〜14の直鎖又は分枝を有するアルケニル基もしくはアルカジエニル基もしくはアルカトリエニル基を表す。nは6〜10の整数、mは6〜10の整数を各々表す。〕
(トリアシル体)
本発明に係る賦活化剤に用いられるバイオサーファクタントは、MELのトリアシル体およびMMLのトリアシル体でもよい。トリアシル体のバイオサーファクタントは、MELやMMLよりもさらに高い疎水性を有する新規構造のバイオサーファクタントである。例えば、MEL生産菌の培養液以外から大量に得る時は、酵素を用いてMELを種々の植物油と反応することによって製造することができる。
MELのトリアシル体、すなわちトリアシルマンノシルエリスリトールリピッド(トリアシルMELと称することがある)は、式(IV)のような構造を示す。
Figure 2009167159
式(IV)中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して炭化水素基または酸素原子含有炭化水素基を示し、マンノースの4位および6位の水酸基のいずれか一方、あるいは両方の水素原子がアセチル基に置換されていてもよい。炭化水素基は飽和結合のみを有していてもよく、不飽和結合を有していてもよい。不飽和結合を有している場合、複数の二重結合を有していてもよい。炭素鎖は直鎖状であってもよく分岐鎖状であってもよい。また、酸素原子含有炭化水素基の場合、含まれる酸素原子の数および位置は限定されない。
式(IV)中、R1、R2は炭素数が6〜20であることが好ましく、脂肪族アシル基(RCO−)としてマンノースの2位および3位の水酸基とエステル結合をしており、残りの水酸基にはアセチル基がエステル結合していてもよい。R3は炭素数が6〜20であることが好ましく、脂肪族アシル基(RCO−)としてエリスリトールの一級水酸基とエステル結合をしている。
トリアシルMELは脂肪酸エステルが付加した構造であり高い疎水性を有することからエモリエント剤として従来のMELと比べても種々のオイル成分と馴染みやすい点で優れている。
これらのバイオサーファクタントは、単独で使用してもよいが、2種以上のバイオサーファクタントを併用することもできる。
(バイオサーファクタントの製造方法)
バイオサーファクタントの製造方法は特に制限されるものはないが、微生物を用いた発酵方法を任意に選択して行えば良い。例えばMEL (MEL-A, MEL-B, MEL-C)の培養生産は常法に従って、Pseudozymaantarctica NBRC 10736により生産することができ、微生物としてはPseudozyma antarctica、Pseudozyma sp.、等を用いることができる。いずれの微生物でも容易にMEL混合物が得られることは周知の事実である。MEL混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、MEL−A、MEL−B及びMEL−Cを単離することが出来る。また、MEL−Bを生産する菌としては、Pseudozyma antarctica 、およびPseudozyma tsukubaensisが知られており、その菌を用いてもよい。MEL−Cを生産する菌としては、Pseudozyma hubeiensisが知られており、その菌を用いてもよい。MELを生産する能力を有する微生物としては特に限定するものではなく、目的に応じて適宜使用することができる。
バイオサーファクタントを生産するときの発酵培地は、酵母エキス、ペプトン等のN源、グルコース、フルクトース等のC源、および硝酸ナトリウム、リン酸水素二カリウム、硫酸マグネシウム7水塩等の無機塩類からなる一般的な組成の培地を用いることができ、これにオリーブ油、ダイズ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、キャノーラ油、ココナッツ油等の油脂類、並びに、流動パラフィン、テトラデカン等の炭化水素等の非水溶性基質の単独或いは2種以上を添加したものを使用することができる。
pHや温度等の発酵条件や培養時間等は任意に設定でき、発酵後の培養液をそのまま本発明のバイオサーファクタントとして使用することが可能である。また、発酵後の培養液を必要に応じて濾過、遠心分離、抽出、精製、滅菌等の任意の操作を適宜加えることも可能であり、得られたエキスを希釈、濃縮、乾燥することもできる。
原料とする油脂類としては植物油脂が好ましい。植物油脂は特に限定されず、目的に応じて適宜選定することができる。例えば、大豆油、菜種油、コーン油、ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、パーム油などが挙げられ、これらの中でも、大豆油、オリーブ油がバイオサーファクタント(特にMEL)の生産効率(生産量、生産速度、および収率)を向上させることができる点で特に好ましい。これらは、1種を単独で、または2種以上を併用しても構わない。
無機窒素源としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、硝酸アンモニウム、尿素、硝酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫安等が挙げられる。
バイオサーファクタントの回収、精製方法には特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、培養液を遠心分離して油分を回収し、酢酸エチル等の有機溶媒で抽出濃縮することにより回収することができる。
抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノールなどの低級アルコール、またはプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール
などの多価アルコール)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルなどのエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルムなどの有機溶媒を、単独であるいは2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、また、各々の溶媒抽出物が組み合わされたものでも使用することができる。
抽出方法は特に制限されるものはないが、通常、常温から常圧下での溶媒の沸点の範囲であればよく、抽出後は濾過またはイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすればよい。多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要であれば、その効力に影響のない範囲でさらに脱臭、脱色などの精製処理を加えてもよい。脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用いればよく、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えばよい。必要に応じて、シリカゲルカラムを用いて精製することにより、純度の高いバイオサーファクタントを得ることができる。
(トリアシル体製造方法)
バイオサーファクタントのトリアシル体を得る方法を、MELのトリアシル体を製造する方法を例として説明するが、本発明に用いられるバイオサーファクタントのトリアシル体はトリアシルMELに限定されない。
例えば、トリアシルMELを得るためには、上記のようにして微生物を発酵して製造した培養液からトリアシルMEL画分を精製して得ることができる。また、大量に得るためには、MELを有機溶媒に溶かし、植物油などの脂肪酸誘導体を添加、加水分解酵素の存在下でエステル化反応またはエステル交換反応を行う。
MELのエリスリトール部に導入される脂肪酸は長鎖炭化水素の1価のカルボン酸であればよい。また、飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸であってもよい。不飽和脂肪酸の場合、複数の二重結合を有していてもよい。炭素鎖は直鎖状であってもよく分岐鎖状であってもよい。さらに、脂肪酸の誘導体である脂肪酸誘導体を本発明に使用してもよいし、脂肪酸と脂肪酸誘導体の混合物を本発明に使用してもよい。MELのエリスリトール部に導入される脂肪酸または脂肪酸誘導体は、油類、高級脂肪酸、合成エステル由来であることが好ましい。
「油類」としては、植物油、動物油、鉱物油およびその硬化油であればよい。具体的には、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、キリ油、ホホバ油、カカオ脂、ヤシ油、馬油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、スクワラン等の動植物油およびその硬化油。流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油、トリパルミチン酸グリセリン等の合成トリグリセリンが挙げられる。好ましくはアボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、より好ましくはオリーブ油、大豆油である。
「高級脂肪酸」としては、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などが挙げられる。好ましくはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸、より好ましくはオレイン酸、リノール酸、ウンデシレン酸である。
「合成エステル」としては、例えば、カプロン酸メチル、カプリル酸メチル、カプリン酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチル、オレイン酸メチル、リノール酸メチル、リノレン酸メチル、ステアリン酸メチル、ウンデシン酸メチル、カプロン酸エチル、カプリル酸エチル、カプリン酸エチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、パルミチン酸エチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノレン酸エチル、ステアリン酸エチル、ウンデシン酸エチル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、オレイン酸ビニル、リノール酸ビニル、リノレン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ウンデシン酸ビニル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレンイ酸デシル、ジメチルオクタン酸、乳酸セチル、乳酸ミリスチル等が挙げられる。好ましくはラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチル、オレイン酸メチル、リノール酸メチル、リノレン酸メチル、ステアリン酸メチル、ウンデシレン酸メチル、より好ましくはオレイン酸メチル、リノール酸メチル、ウンデシレン酸メチルである。
トリアシルMELは、上述のようにMELを有機溶媒に溶解して反応させることにより生産することができる。有機溶媒としては、MELを可溶化できるものであれば限定されない。全部を可溶化できなくても一部を可溶化できるものであればよい。また、有機溶媒は複数の有機溶媒の混合物でもよい。具体的には、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトン、プロパノン、ブタノン、ペンタン−2−オン、1,2−エタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジオキサン、アセトニトリル、2−メチル−ブタン−2−オール、第3級ブタノール、2−メチルプロパノール、4−ヒドロキシ−2−メチルペンタノン、テトラヒドロフラン、ヘキサン、DMF、DMSO、ピリジン、メチルエチルケトンなどを挙げることができる。好ましくはアセトン、テトラヒドロフラン、第3級ブタノール、アセトニトリル、ジオキサン、より好ましくはアセトンである。
加水分解酵素としては、リパーゼ、プロテアーゼ、エステラーゼが挙げられる。これらの中から選択される少なくとも1種を用いることが好ましく、複数の加水分解酵素を用いてもよい。好ましくはリパーゼ、エステラーゼ、より好ましくはリパーゼである。
具体的には、例えば、MEL生産微生物の培養液から精製したMELを有機溶媒(例えば、アセトン)に溶解し、これに市販のリパーゼ(例えば、ノボザイム435(ノボザイムズ社製)など)および植物油脂を添加する。
この製造方法の場合、反応温度は10〜100℃、好ましくは20〜50℃、より好ましくは25〜40℃で、1日〜7日間攪拌すればよい。また、反応液にモレキュラーシーブスを添加してもよい。この製造方法により、材料として添加したMELがほぼ定量的にトリアシル体となる。
トリアシルMELの精製は、上述のMELの精製に準じて行うことができる。
(飽和側鎖有するMELの製造方法)
飽和側鎖有するMELの製造は、上述のバイオサーファクタントの製造方法に準じて行うことができる。その際、原料とする油脂類としては、オリーブ油、飽和脂肪酸あるいはそのエステル体、流動パラフィン、テトラデカン等の炭化水素等の非水溶性基質の単独あるいは2種以上を添加することにより行う。
飽和側鎖有するMELの精製は、上述のMELの精製に準じて行うことができる。
(MML等のMALの製造方法)
MML等のエリスリトール以外のアルジトールを有するMALの製造は、上述のバイオサーファクタントの製造方法に準じて行うことができる。その際、原料としては、マンニトール、アラビトール、リビトール、ソルビトール等のアルジトールの単独あるいは2種以上を添加することにより行う。
MML等のエリスリトール以外のアルジトールを有するMALの精製は、上述のMELの精製に準じて行うことができる。
(リポソームを得る方法)
バイオサーファクタントは、油溶性基剤、或いは油溶性成分に溶解して化粧料に配合してもよく、リポソームの形態で化粧料、特に化粧水、保湿液などの水系の化粧料に好ましく配合される。リポソームに配合されたバイオサーファクタントは、皮膚細胞と融合して吸収性が向上するために好ましい。リポソームの調整法としては公知の調製法のいずれを採用してもよく、特に限定されないが、例えばエタノール注入法、バンガム法を例示することができる。
例えば、エタノール注入法によるMEL−Bリポソーム溶液の調製は次の通りに行えばよい。すなわち、MEL−B10mgをエタノール0.5mlに溶解し、あらかじめ70℃前後に温めておいた蒸留水1mLを加え、軽く振り混ぜた後、残存しているエタノールをロータリーエバポレーターで留去する。これを水浴型超音波装置(W-220R、本多電子株式会社)を用い約5分間超音波処理した後、蒸留水で1mlにメスアップすればよい。
例えば、バンガム法によるMEL−Bリポソーム溶液の調製は次の通りに行えばよい。すなわち、MEL−B10mgをクロロホルム1mlに溶解し、ロータリーエバポレーターで溶媒を留去し薄膜を作成すればよい。そこに蒸留水1mlを加え水浴型超音波装置(W-220R、本多電子株式会社)を用い約5分間超音波処理すればよい。
(バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物の製造方法)
化粧品組成物中のバイオサーファクタントの添加量は、バイオサーファクタントの有する作用を損なわない範囲で添加すれば良く、通常0.001〜50質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましく、1〜15質量%がさらに好ましく3〜10質量%が特に好ましい。ここで、化粧品組成物に添加する前記バイオサーファクタントの使用形態は任意である。例えば、バイオサーファクタントを培養液からの抽出物のまま、あるいは精製した高純度品、もしくは水に懸濁し、あるいはエタノール等の有機溶媒に溶かした後使用してもよい。
(紫外線吸収剤)
紫外線吸収剤 としては、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤 、サリチル酸系紫外線吸収剤 、ケイ皮酸系紫外線吸収剤 、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などを使用しても良い。
例えば紫外線吸収剤 として、紫外線吸収剤が安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸オクチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2−エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸およびその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルフォン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、2、4、6−トリアニリノ−p−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1、3、5−トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、パラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸エチル、トプチルメトキシジペンゾイルメタン、オキシベンゾン-1、グアイアズレンスルホン酸エチル、酸化亜鉛、シノキサート、アントラニル酸系紫外線吸収剤 としては、例えば、ホモメンチル−N− アセチルアントラニレートなどが例示される。
これらの紫外線吸収剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
(抗菌剤)
抗菌剤が、有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤であってもよい。
例えば抗菌剤として、オウバク抽出液、ハロカルバン、クロロフェネシン、塩化リゾチーム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、イソプロピルメチルフェノール、チモール、ヘキサクロロフェン、ベルベリン、チオキソロン、サリチル酸およびそれらの誘導体、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ヘキサクロロフェン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、チアントール、ヒノキチオール、トリクロサン、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、クロルヘキシジングルコン酸塩、フェノキシエタノール、レゾルシン、アズレン、サリチル酸、ジンクピリチオン、モノニトログアヤコールナトリウム、ウイキョウエキス、サンショウエキス、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム及びウンデシレン酸誘導体などが例示される。
これらの抗菌剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
(バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物の利用方法)
バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物の形態は特に制限されない。したがって、固体、液体、ペースト、ゼリー、粉末などのいずれの状態をとるものであってもよい。このような状態を形成するために、例えばゲル化剤を用いて固化したり、液体を用いて分散状態にしたりすることができる。また、溶媒を添加して溶液にしたり、噴霧乾燥して粉末状にしたりすることもできる。
本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、優れた保湿効果と肌荒れ防止効果を有しており、皮膚表面に適度な潤いを与え平滑性を保つことが確認されている。すなわち、本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、皮膚の水分を長時間にわたって保持することができる。したがって、本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、肌荒れ改善、角質改善または肌の保護が必要とされる場合に極めて効果的に使用することができる。
例えば、本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は化粧品として使用することができる。例えば、化粧石鹸、シャンプー、洗顔料、リンス、アイクリーム、アイシャドウ、クリーム・乳液、化粧水、香水、おしろい、化粧油、頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダー、パック、クレンジングクリーム、ひげそり用クリーム、びげそり用ローション、日焼けオイル、日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、ファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ、眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅、リップクリーム、アイライナー、歯磨き、デオドラント剤、オーデコロン、養毛剤および育毛剤などとして使用することができる。また、本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、軟膏剤や湿布剤などとして使用することもできる。
本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物には、使用目的に応じてバイオサーファクタント、紫外線吸収剤、抗菌剤以外のさまざまな成分をさらに添加させておくことができる。
例えば、バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物においてバイオサーファクタントは疎水性が高いため、非イオン性の界面活性剤や低級アルコール、多価アルコール、あるいはオリーブ油、スクワラン、脂肪酸などの天然油脂に溶解して用いてもよい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
POE系の親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
油類としては、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、キリ油、ホホバ油、カカオ脂、ヤシ油、馬油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、スクワラン等の動植物油およびその硬化油。流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油、トリパルミチン酸グリセリン等の合成トリグリセリンがある。
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などがある。高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ホホバアルコール、ラノリンアルコール、バチルアルコール、2−デシルテトラテセシノール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等がある。合成エステルとしては、例えば、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレンイ酸デシル、ジメチルオクタン酸、乳酸セチル、乳酸ミリスチル等がある。シリコーンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキサン等の環状ポリシロキサン、シリコーン樹脂等の三次元網目構造のもの等がある。
上述のように、本発明に係るバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品に配合して実施することが好ましい。
本発明に係るバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品の形態で実施する場合、剤形は限定されず、アンプル、カプセル、粉末、顆粒、丸剤、錠剤、固形剤、液剤、ゲル、気泡、乳液、クリーム、軟膏、シート、ムース、浴用剤など多様なものとすることができる。
具体的には、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品としては、例えば内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが挙げられる。より具体的には、化粧石鹸、シャンプー、洗顔料、リンス、アイクリーム、アイシャドウ、クリーム・乳液、化粧水、香水、おしろい、化粧油、頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダー、パック、クレンジングクリーム、ひげそり用クリーム、びげそり用ローション、日焼けオイル、日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、ファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ、眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅、リップクリーム、アイライナー、歯磨き、デオドラント剤、オーデコロン、養毛剤および育毛剤などとして使用することができる。また、本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、軟膏剤や湿布剤などとして使用することもできる。
本発明に係るバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物はヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が期待できる限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
本発明に係るバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品に使用される成分や添加剤を併用して配合することができる。
例えば、ロウ類としては、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウなどが挙げられる。
例えば、鉱物油としては、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス、ポリエチレン末、スクワレン、スクワラン、プリスタンなどが挙げられる。
例えば、脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、
ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸が挙げられる。
例えば、アルコール類としては、エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール、酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、バチルアルコール、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、ショ糖などの多価アルコール類などが挙げられる。
例えば、エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
例えば、金属セッケンとしては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などが挙げられる。
例えば、ガム質および水溶性高分子化合物としては、アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシアルキルキチン、キトサン、ヒドロキシアルキルキチン、低分子キトサン、キトサン塩、硫酸化キチン、リン酸化キチン、アルギン酸およびその塩、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイドまたはその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどが挙げられる。
例えば、界面活性剤としては、アニオン界面活性剤(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩、四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤(カルボン酸型両性界面活性剤、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤)、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤などが挙げられる。
例えば、ビタミン類としては、ビタミンA群ではレチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群では、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群では、アスコルビン酸およびその誘導体、ビタミンD群では、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群では、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群では、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)などが挙げられる。
例えば、アミノ酸としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、あるいはピロリドンカルボン酸の如きアミノ酸誘導体などが挙げられる。
例えば、動物あるいは植物、生薬の抽出物やエキスとしては、アセンヤク(阿仙薬)、アシタバ、アセロラ、アルテア、アルニカ、アボカド、アマチャ(甘茶)、アロエ、アロエベラ、イラクサ、イチョウ(銀杏葉、銀杏)、ウイキョウ(茴香)、ウコン(鬱金)、ウスバサイシン(細辛)、ウメ(烏梅)、ウラジロガシ、ウワウルシ、ノイバラ(営実)、ヒキオコシ(延命草)、オウギ(黄耆)、コガネバナ(オウゴン)、ヤマザクラ(桜皮)、キハダ(黄柏)、オウレン(黄連)、オタネニンジン(人参)、オトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ、オランダガラシ、オレンジ、イトヒメハギ(遠志)、ウツボグサ(夏枯草)、ツルドクダミ(何首烏)、エンジュ(槐花)、ヨモギ(ガイ葉)、ガジュツ(莪朮)、クズ(葛根)、カノコソウ(吉草根)、カミツレ、キカラスウリ(瓜呂根)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンゾウ(甘草)、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、キイチゴ、キウイ果実、キキョウ(桔梗)、キク(菊花)、キササゲ(梓実)、ミカン属植物果実(枳実)、タチバナ(橘皮)、キュウリ、ウドまたはシシウド(羌活、独活)、アンズ(杏仁)、クコ(地骨皮、枸杞子、枸杞葉)、クララ(苦参)、クスノキ、クマザサ、グレープフルーツ果実、ニッケイ(桂皮)、ケイガイ(ケイガイ)、エビスグサ(決明子)、マルバアサガオまたはアサガオ(ケン牛子)、ベニバナ(紅花)、ゴバイシ(五倍子)、コンフリー、コパイバ、クチナシ(山梔子)、ゲンチアナ、ホオノキ(厚朴)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴボウ、チョウセンゴミシ(五味子)、米、米ぬか、コムギ、ミシマサイコ(柴胡)、サフラン、サボンソウ、サンザシ(山ザ子)、サンショウ(山椒)、サルビア、サンシチニンジン(三七人参)、シイタケ(椎茸)、ジオウ(地黄)、シクンシ(使君子)、ムラサキ(紫根)、シソ(紫蘇葉、紫蘇子)、カキ(柿蒂)、シャクヤク(芍薬)、オオバコ(車前子、車前草)、ショウガ(生姜)、ショウブ(菖蒲)、トウネズミモチ(女貞子)、シモツケソウ、シラカバ、スイカズラ(金銀花、忍冬)、セイヨウキヅタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウニワトコ、アズキ(赤小豆)、ニワトコ(接骨木)、ゼニアオイ、センキュウ(川キュウ)、センブリ(当薬)、クワ(桑白皮、桑葉)、ナツメ(大棗)、ダイズ、タラノキ、チクセツニンジン(竹節人参)、ハナスゲ(知母)、ワレモコウ(地楡)、ドクダミ(十薬)、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、トウガラシ、ホオズキ(登呂根)、タチジャコウソウ、リョクチャ(緑茶)、コウチャ(紅茶)、チョウジ(丁子)、ウンシュウミカン(陳皮)、ツバキ、ツボクサ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ、ダイダイ(橙皮)、ワレモコウ(地楡)、トウモロコシ(南蛮毛)、トチュウ(杜仲、杜仲葉)、トマト、ナンテン(南天実)、ニンニク(大サン)、オオムギ(麦芽)、ハクセン(白蘚皮)、ジャノヒゲ(麦門冬)、パセリ、バタタ、ハッカ(薄荷)、ハマメリス、バラ、ビワ葉(枇杷葉)、マツホド(茯リョウ)、ブドウまたはその葉、ヘチマ、ボダイジュ、ボタン(牡丹皮)、ホップ、マイカイ(マイ瑰花)、松葉、マロニエ、マンネンロウ、ムクロジ、メリッサ、メリロート、ボケ(木瓜)、モヤシ、モモ(桃仁、桃葉)、ヒオウギ(射干)、ビンロウジュ(檳ロウ子)、メハジキ(益母草)、ヤグルマギク、ユキノシタ(虎耳草)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤシャブシ(矢車)、ハトムギ(ヨクイニン)、モウコヨモギ、ヤマヨモギ、ラベンダー、リンゴ果実、マンネンタケ(霊芝)、レモン果実、レンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ハシリドコロ(ロート根)、鶏トサカ、牛・人の胎盤抽出物、豚・牛の胃、十二指腸、或いは腸の抽出物若しくはその分解物、水溶性コラーゲン、水溶性コラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、シルク蛋白、シルク蛋白分解物、牛血球蛋白分解物などが挙げられる。
例えば、微生物培養代謝物としては、酵母エキス、亜鉛含有酵母エキス、ゲルマニウム含有酵母エキス、セレン含有酵母エキス、マグネシウム含有酵母エキス、米醗酵エキス、ユーグレナ抽出物、脱脂粉乳の乳酸発酵物などが挙げられる。
例えば、α−ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などが挙げられる。
例えば、無機顔料としては、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミンなどが挙げられる。
例えば、収斂剤としては、乳酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レソルシン、塩化第二鉄、タンニン酸などが挙げられる。
例えば、殺菌・消毒薬としては、アクリノール、イオウ、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、クレゾール、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリンまたはその加水分解物などが挙げられる。
例えば、頭髪用剤としては、二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸などが挙げられる。
例えば、香料としては、ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料などが挙げられる。
例えば、色素・着色剤としては、赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチンなどが挙げられる。
例えば、甘味料としては、砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリンなどが挙げられる。
例えば、栄養強化剤としては、貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、大豆胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄などが挙げられる。
その他、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質およびその分解物、動・植物性多糖類およびその分解物、動・植物性糖蛋白質およびその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが挙げられる。
〔抗老化方法〕
本発明に係るバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を用いることにより、抗老化方法を提供することができる。すなわち、本発明には、バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を用いる抗老化方法が含まれる。
本発明に係る抗老化方法は、(i)バイオサーファクタントを動物に接触させる工程を含むことを特徴としている。バイオサーファクタントとしては、マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)、マンノシルアルジトールリピッド(MAL)(MALにはマンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)、マンノシルリビトールリピッド(MRL)が含まれる)、マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)のトリアシル体およびマンノシルアルジトールリピッド(MAL)のトリアシル体からなる群より選択された少なくとも1種であることが好ましい。
動物としては、バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物の抗老化効果が期待できる限り特に限定されないが、哺乳動物が好ましく、ヒトが特に好ましい。
「動物に接触させる」とは、動物の皮膚、粘膜など、外用剤が適用される範囲にバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物を接触させることが意図される。
本発明に係る抗老化方法は、さらに(ii)バイオサーファクタントを含有する化粧品組成物で細胞を賦活させる工程を含むことを特徴としている。細胞賦活作用を有するバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物で細胞を賦活させることにより、例えば、皮膚のしわ、たるみ、硬化等を防止、改善して弾力のある若々しい健康な肌の状態を維持することなどの抗老化効果を発揮することが可能となる。
本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物は、保湿効果、コラーゲン生成促進効果、細胞賦活効果、抗老化効果、育毛効果及び肌荒れ改善効果などが必要とされる場合に広く使用することができる。使用量は、所期の湿効果、コラーゲン生成促進効果、細胞賦活効果、抗老化効果、育毛効果及び肌荒れ改善効果などを十分に奏する範囲内で決定する。
本発明にかかる化粧品組成物は、前記のような効果を期待して用いるものであるから、化粧品組成物や化粧品として利用されることは勿論であるが、そのほかにも、医薬部外品組成物 、医療用品組成物、衛生用品組成物、医薬品組成物、機能性食品組成物や、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品などの形態やプレミックス品などの形態で利用することができる。
なお、発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な実施態様および以下の実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、当業者は、本発明の精神および添付の特許請求の範囲内で変更して実施することができる。
以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに何ら限定されるものではない。
(肌荒れ改善作用評価方法)
テストスキン(東洋紡績株式会社製)LSE−002または003キット付属の取り扱い説明の要領に沿って組織を取り出す。薬剤暴露部位を確保するリングをLSE組織表面に接着させ、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)1%水溶液をリング内に添加し5分間室温で静置する。その後、SDSをアスピレーターで除去し、アッセイ培地3mlをピペットで吹きかけ洗浄した。この操作にて、角層の保湿成分が溶出し、乾燥肌が作成された。
次に、被験物溶液を各70μlマイクロピペットにてLSE(Living Skin Equivalent)組織表面に添加した。続いて温度37℃、相対湿度15%RHから20%RHに調整したCOインキュベーターにLSE組織をアッセイ培地が入っているアッセイトレイに乗せて状態で入れ、24時間インキュベートした。その後、LSE組織をCOインキュベーターより取り出し、LSE−002キット付属の取り扱い説明の要領に沿って、テトラゾリウム塩(MTT)試薬0.333g/mlが含まれるアッセイ培地の混合液0.6mlをアッセイトレイに入れ、温度37℃、相対湿度15%RHから20%RHに調整したCOインキュベーター内で3時間インキュベートした。
MTT処理後、LSE組織中央部を8mmφのバイオプシーパンチを用いてポリカーボネートの膜ごとくり抜き、切片を小試験管に移し、0.04N塩酸−イソプロパノールを700μl加え、暗所にて2時間抽出した。抽出終了後、攪拌し、十分混和後、抽出された青紫色のホルマザンの562nmの吸光度を測定した。この方法により得られる吸光度と肌荒れ改善効果とは密接な関係があり、ヒトの肌荒れの状態評価を定量的、簡易的、且つ経済的に実施できる有効な肌荒れ改善評価方法である。
実施例1 MEL−AおよびトリアシルMEL−Aの製造
種菌培養はPseudozyma antarcticaNBRC 10736を種培地(20ml/500ml坂口フラスコ)に1 loop植菌して実施した。30℃にて一晩培養した。得られた培養液を種菌とした。種培地組成は4% Glucose、0.3% NaNO3、0.02% MgSO4・H2O、0.02% KH2PO4、0.1% yeast extractであった。培養は上記種菌75mlを生産培地1.5L(5L-jar)に植菌し、30℃、300rpm(攪拌回転)、0.5L/min0(Air)の条件で5L-jarを用いて培養した。生産培地組成は、3% ダイズ油、0.02% MgSO4・H2O、0.02% KH2PO4、0.1% yeast extractであった。培養液250mlを遠心(6500rpm、30min)し、上清を取り除き、沈殿(菌体)を回収した。沈殿に、50mlの酢酸エチルを加え、十分攪拌後、遠心(8500rpm、30min)し、沈殿と上清に分け、上清をエバポーレーターで濃縮した。シリカゲルを用いて、ヘキサン:アセトン=5:1、ヘキサン:アセトン=1:2で溶出しMEL画分(MEL-A、MEL-B、MEL-C)およびトリアシルMEL−A画分を得た。
実施例2 MEL−BおよびトリアシルMEL−Bの製造
0.2mlのP.tsukubaensisフローズンストックを20mlのYM種培地/500ml容坂口フラスコに植菌し、26℃、180rpm、1晩培養させ、種種菌とした。0.2mlの種種菌を再度、20mlのYM種培地/500ml容坂口フラスコに植菌し、26℃、180rpm、1晩培養させ、種菌とした。20mlの種菌を2LのYM培地/5L Jarに植菌し、26℃ 300rpm(1/4VVM、0.5L air /min)で8日間培養した。培養液を7,900rpm 60min 4℃で遠心し、菌体(MEL-Bを含む)と上清に分離した。菌体画分にそれぞれ80mlの酢酸エチルを加え、菌体が十分懸濁するように上下に攪拌した後、7,900rpm 30min 4℃で遠心した。得られた上清に等量の飽和食塩水を加え攪拌し酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層に無水硫酸Naを適量加え、30分間精置させた後、エバポレートしMEL-B粗精製品を得た。得られたMEL-B粗精製品をシリカゲルカラムを用いて、ヘキサン:アセトンで溶出しMEL−BおよびトリアシルMEL−B画分精製品を得た。
実施例3 MEL−CおよびトリアシルMEL−Cの製造
0.2mlのP.hubeiensisフローズンストックを20mlのYM種培地/500ml容坂口フラスコに植菌し、26℃、180rpm、1晩培養させ、種種菌とした。0.2mlの種種菌を再度、20mlのYM種培地/500ml容坂口フラスコに植菌し、26℃、180rpm、1晩培養させ、種菌とした。20mlの種菌を2LのYM培地/5L Jarに植菌し、26℃ 300rpm(1/4VVM、0.5L air /min)で8日間培養した。培養液を7,900rpm 60min 4℃で遠心し、菌体(MEL-Cを含む)と上清に分離した。菌体画分にそれぞれ80mlの酢酸エチルを加え、菌体が十分懸濁するように上下に攪拌した後、7,900rpm 30min 4℃で遠心した。得られた上清に等量の飽和食塩水を加え攪拌し酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層に無水硫酸Naを適量加え、30分間精置させた後、エバポレートしMEL-B粗精製品を得た。得られたMEL-C粗精製品をシリカゲルカラムを用いて、ヘキサン:アセトンで溶出しMEL−CおよびトリアシルMEL−C画分精製品を得た。
実施例4
実施例1におけるMELの製造では、生産原料にダイズ油を用いたが、その代わりにオリーブ油を用いて実施例1と同様の方法で培養しMEL-A、MEL-B、MEL-Cを単離精製する。この時得られるMEL画分を、実施例1のMELと区別するためMEL-A(OL)、MEL-B(OL)、MEL-C(OL)と呼ぶ。
実施例5 マンノシルマンニトールリピッド(MML)の製造
シュードザイマ・パラアンタクティカ(Pseudozyma parantarctica)JCM 11752株の培養を行った。すなわち、保存培地(麦芽エキス3g/L、酵母エキス3g/L、ペプトン5g/Lグルコース10g/L、寒天30g/L)に保存しておいたシュードザイマ・パラアンタクティカ(Pseudozyma parantarctica)JCM 11752株を、グルコース20g/L、酵母エキス1g/L、硝酸ナトリウム3g/L、リン酸2水素カリウム 0.3g/L、及び硫酸マグネシウム0.3g/Lの組成の液体培地2mLが入った試験管に1白金耳接種し、30℃で1日間振とう培養を行った。続いて、得られた菌体培養液を、植物油脂としてオリーブ油50g/L、糖アルコールとしてマンニトール100g/L、酵母エキス1g/L、硝酸ナトリウム3 g/L、リン酸2水素カリウム0.3g/L、及び硫酸マグネシウム0.3g/Lの組成の液体培地30mLの入った坂口フラスコに接種して、34℃で7日間培養を行った。上記の培養液を採取し、培養液中のマンノシルアルジトールリピッドを酢酸エチルで抽出し、シリカゲルクロマトで精製後、13C NMR と1H NMRで生産物の構造解析を行った
実施例6 マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)の製造
実施例5の培養を糖アルコールとしてアラビトール100g/Lを含む培地で行う以外は、実施例5と同様に培養しMAraLを製造した。
実施例7 マンノシルソルビトールリピッド(MSL)の製造
実施例5の培養を糖アルコールとしてソルビトール100g/Lを含む培地で行う以外は、実施例5と同様に培養しMSLを製造した。
実施例8 マンノシルリビトールリピッド(MRL)の製造
実施例5の培養を糖アルコールとしてリビトール100g/Lを含む培地で行う以外は、実施例5と同様に培養しMRLを製造した。
実施例9:紫外線吸収剤を含むMEL−A美容液の製造
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、MEL−Aを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
MEL−A 5.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
紫外線吸収剤:パラアミノ安息香酸オクチル 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
実施例10:紫外線吸収剤、保湿剤を含むMEL−A美容液の製造
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、MEL−Aを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
MEL−A 5.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
紫外線吸収剤:パラアミノ安息香酸オクチル 4.0
紫外線吸収剤:パラアミノ安息香酸オクチル 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
実施例11 MEL−B美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMEL−Bを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMEL−B美容液を製造した。
実施例12 MEL−C美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMEL−Cを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMEL−C美容液を製造した。
実施例13 MML美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMMLを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMML美容液を製造した。
実施例14 MAraL美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMAraLを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMAraL美容液を製造した。
実施例15 MSL美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMSLを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMSL美容液を製造した。
実施例16 MRL美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにMRLを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でMRL美容液を製造した。
実施例17 トリアシルMEL−A美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにトリアシルMEL−Aを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でトリアシルMEL−A美容液を製造した。
実施例18 トリアシルMEL−B美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにトリアシルMEL−Bを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でトリアシルMEL−B美容液を製造した。
実施例19 トリアシルMEL−C美容液の製造
実施例9〜10の美容液の製造において、MEL−Aの代わりにトリアシルMEL−Cを用いること以外は、実施例9〜10と同様の方法でトリアシルMEL−C美容液を製造した。
比較例1
実施例9〜10に示した組成で作成したMELを含まない美容液を用いて、5名のパネリストが、これを使用したときの、のび、つき、しっとり感、かさつきにくさについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表1に示す。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
Figure 2009167159
実施例20
実施例9〜10に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリストが、これを使用したときの、のび、つき、しっとり感、かさつきにくさについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表2に示す。なお、いずれの場合も、紫外線吸収効果は良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
Figure 2009167159
実施例21
実施例11〜19に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリストが、これを使用したときの、のび、つき、しっとり感、かさつきにくさについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表3〜表11に示す。なお、いずれの場合も、紫外線吸収効果は良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
Figure 2009167159
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表1から表11で明らかなように、本発明品はのび、つき、しっとり感、かさつきにくさのいずれも良好であった。
実施例24
実施例9〜10に示したMELを含む組成の美容液の5名のパネリストがこれを使用したときの紫外線吸収効果について、実施例9〜10に示した組成で作成したMELを含まない美容液を比較例として、評価した。表12で明らかなように、本発明品は紫外線吸収効果は良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
Figure 2009167159
本発明のバイオサーファクタントを含有する化粧品組成物により、保湿作用、コラーゲン生成促進作用、細胞賦活作用、抗老化作用、育毛作用及び肌荒れ改善作用などの効果を有する、化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することできる。また、本発明により、紫外線吸収剤を含有する皮膚外用剤において、刺激性の少ない皮膚外用剤を提供することができ、さらに従来より、原料コストが安価であり、大量生産可能となり、長期にわたる使用に十分に耐え得ることからも、産業界に大きく寄与することが期待される。

Claims (12)

  1. バイオサーファクタントと紫外線吸収剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧品組成物。
  2. バイオサーファクタントが、マンノース骨格を有することを特徴とする請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. バイオサーファクタントが、マンノース骨格の1位の水酸基に糖アルコールがグリコシド結合していることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧品組成物。
  4. マンノース骨格を有するバイオサーファクタントがマンノシルエリスリトールリピッド(MEL)、マンノシルマンニトールリピッド(MML)、マンノシルソルビトールリピッド(MSL)、マンノシルアラビトールリピッド(MAraL)及び/又はマンノシルリビトールリピッド(MRL)であることを特徴とする請求項3に記載の化粧品組成物。
  5. MELが、マンノシルエリスリトールリピッドA(MEL−A)、マンノシルエリスリトールリピッドB(MEL−B)、マンノシルエリスリトールリピッドC(MEL−C)、マンノシルエリスリトールリピッドD(MEL−D)、MEL−Aのトリアシル体、MEL−Bのトリアシル体、MEL−Cのトリアシル体及びMEL−Dのトリアシル体からなる群より選ばれた1種以上の化合物であることを特徴とする請求項4に記載の化粧品組成物。
  6. バイオサーファクタントが、飽和脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸を含有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化粧品組成物。
  7. バイオサーファクタントが、ラメラ構造及び/又はリポソームを形成していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧品組成物。
  8. バイオサーファクタントが形成するラメラ構造及び/又はリポソームの内部に、共存する有効成分が包埋されることを特徴とする請求項7に記載の化粧品組成物。
  9. 紫外線吸収剤が、安息香酸系紫外線吸収剤 、アントラニル酸系紫外線吸収剤 、サリチル酸系紫外線吸収剤 、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤からなる群より選ばれた1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の化粧品組成物。
  10. さらに、抗菌剤を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の化粧品組成物。
  11. 抗菌剤が有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤であることを特徴とする請求項10に記載の化粧品組成物。
  12. 化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品または医薬品として利用されるものである請求項1〜11のいずれかに記載の化粧品組成物。
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