JP2009166716A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステアリングコラム12の車両前方側が、車両前方側ブラケット20を介して車体側部材22に支持され、ステアリングコラムの車両後方側が、上下方向に移動自在となるようにチルト機構21を介して車体側部材に支持されている。車両前方側ブラケットは、チルト機構の操作によりステアリングコラムのチルト操作を行う際には低剛性となり、ステアリングコラムにコラム軸方向、車両上下方向及びコラム軸回りの回転方向の外力が入力する際には高剛性となるとともに、二次衝突の際に、車両前方に移動するステアリングコラムの外周との接触面積を一定としながら塑性変形することで衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部20bを備えている。
【選択図】図6
Description
このように、衝合部材が支持舌片、支持部の順に接触すると衝合部材及び車両前方側ブラケットの接触面圧が不安定となるので、二次衝突時の初期から終期にかけて一定の衝撃吸収荷重が発生せず、安定した衝撃エネルギ吸収特性を得ることができないという問題がある。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の車両用ステアリング装置において、前記支持筒部の上部に第1スリットを形成することで、前記支持筒部と前記第1スリットとの間に前記上部弾性変形部を形成し、前記支持筒部の下部に第2スリットを形成することで、前記支持筒部と前記第2スリットとの間に前記上部弾性変形部を形成した。
さらに、請求項6記載の発明は、請求項5記載の車両用ステアリング装置において、前記支持部の外周縁部に、前記外力に対して前記支持部の変形を規制する補強リブを形成した。
したがって、本実施形態の車両用ステアリング装置は、ステアリングコラムのスムーズなチルト傾動を可能とし、且つ運転者の操舵フィーリングを良好とするとともに、二次衝突時に安定した衝撃エネルギ吸収特性を得ることができる
図1は本発明に係るチルト調整式のステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明によるチルト調整式のステアリング装置を車幅方向から示した図、図3は図2のA−A線矢視図であり、図4は図2のB−B線矢視図であり、図5は図4のC−C線矢視図であり、図6は本発明に係る車両前方側ブラケットがチルト上方向調整時に弾性変形する状態を示す図、図7は本発明に係る車両前方側ブラケットがチルト下方向調整時に弾性変形する状態を示す図である。
図2に示すように、ステアリングコラム12は、車両前方側に配置したロアブラケット20により車体前方側が車体側部材22に支持され、車両後方側に配置したチルト機構21により車体後方側が車体側部材22に支持されている。
昇降ブラケット31は、ステアリングコラム12の車両前後方向の略中央部に形成されており、ステアリングコラム12の外周から車幅方向に同一寸法で下方に向けて膨出している膨出部31aと、この膨出部31aを車幅方向に貫通している円形状の貫通孔31bとを備えている。
支持ブラケット30のフランジ30cには、車両後方端部にスリット30c1が形成されており、このスリット30c1に離脱用カプセル34が嵌め込まれている。この離脱用カプセル34にはボルト貫通孔34aが形成されており、離脱用カプセル34の下方からボルト貫通孔34aに貫通した固定ボルト33を車体側部材22にねじ込むことで、フランジ30cが車体側部材22に取付けられている。そして、一対の側板30bの内側に、昇降ブラケット31の膨出部31aの外周が当接している。
回転カム32d1及びカムフォロワ32d2の互いに対向する面にはカムが形成されており、操作レバー32cをクランプ方向に回動すると、同時に回転する回転カム32d1とカムフォロワ32d2のカムが噛合い、カムフォロワ32d2が締付けボルト32aの頭部32a1側に移動する。また、操作レバー32cをアンクランプ方向に回動すると、同時に逆方向に回転する回転カム32d1とカムフォロワ32d2のカムの噛合いが解除され、カムフォロワ32d2が締付けボルト32aの頭部32a1から離間する方向に移動する。
固定部20aは、図4及び図5に示すように、車体側部材22に当接する当接プレート20a1と、この当接プレート20a1の縁部から立ち上がっている補強リブ20a2と、当接プレート20a1に形成され、車体側部材22にねじ込む連結ボルト23が下方から挿通されるボルト挿通孔20a3とを備えている。
また、支持プレート20b1の支持筒部20b3の周囲には、支持筒部20b3と固定部20aとの間に円弧形状の第1スリット20b4が形成されており、この第1スリット20b4に対して、支持筒部20b3の軸心を中心とした点対称位置に、円弧形状の第2スリット20b5が形成されている。
また、支持プレート20b1は、図4に示すように、長辺側が上部に位置し、短辺側が下部に位置し、上部(固定部20a側)から下部に向かうに従い車幅方向の長さが徐々に短縮するように配置されており、支持筒部20b3に対して上部(固定部20a側)に位置する第1スリット20b4と支持筒部20b3との間の領域が、チルト調整の際に弾性変形する上部弾性変形部20b6とされ、支持筒部20b3に対して下部に位置する第1スリット20b4と支持筒部20b3との間の領域が、チルト調整の際に弾性変形する下部弾性変形部20b7とされている。
なお、本実施形態の車両前方側ブラケットがロアブラケット20に対応している。
次に、本実施形態の本実施形態のステアリング装置10の動作及び作用効果について、図面を参照しながら説明する。
図6で示すチルト上方向調整時には、ロアブラケット20の上部弾性変形部20b6が車両前方に向けて弾性変形し、且つ下部弾性変形部20b7が車両後方に向けて弾性変形することでステアリングコラム12を支持している支持筒部20b3の周囲を低剛性としているので、ステアリングコラム12の車両前方側がスムーズに回動する。また、図7で示すチルト下方向調整時には、ロアブラケット20の上部弾性変形部20b6が車両後方に向けて弾性変形し、且つ下部弾性変形部20b7が車両前方に向けて弾性変形することで支持筒部20b3の周囲を低剛性としているので、ステアリングコラム12の車両前方側がスムーズに回動する。
また、ステアリングホイール13を操舵する際の操舵力がステアリングコラム12に伝達し、或いは、エンジン等からの車体振動がステアリングコラム12に伝達しても、本実施形態のロアブラケット20の支持プレート20b1は、下部から上部(固定部20a側)に向かうに従い車幅方向の長さが拡大するプレート形状とされ、且つ、支持プレート20b1の縁部から補強リブ20b2が立ち上がる構造とすることでステアリングコラム12に入力する外力に対して高剛性の支持構造としているので、ステアリングコラム12の揺動を防止して運転者の操舵フィーリングを良好とすることができる。
Claims (6)
- ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの車両前方側が、車両前方側ブラケットを介して車体側部材に支持され、前記ステアリングコラムの車両後方側が、上下方向に移動自在となるようにチルト機構を介して前記車体側部材に支持されてなる車両用ステアリング装置において、
前記車両前方側ブラケットは、前記チルト機構の操作により前記ステアリングコラムのチルト操作を行う際には低剛性となり、前記ステアリングコラムにコラム軸方向、車両上下方向及び前記コラム軸回りの回転方向の外力が入力する際には高剛性となるとともに、二次衝突の際に、車両前方に移動する前記ステアリングコラムの外周との接触面積を一定としながら塑性変形することで衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。 - 前記車両前方側ブラケットは、前記車体側部材に固定される固定部と、この固定部に一体に形成されて車両上下方向の一方に延在する支持部とを備え、前記支持部に、前記ステアリングコラムの車両前方側の外周全域を面接触させた状態で内嵌する支持筒部を形成するとともに、
前記支持部を、二次衝突の際に前記ステアリングコラムの車両前方への移動とともに車両前方に向けて塑性変形する前記エネルギ吸収部としたことを特徴とする請求項1記載の車両用ステアリング装置。 - 前記支持部は、前記支持筒部の上部に車両前後方向に弾性変形自在な上部弾性変形部を形成し、前記支持筒部の下部に車両前後方向に弾性変形自在な下部弾性変形部を形成することで、前記ステアリングコラムのチルト操作を行う際に低剛性となるようにしたことを特徴とする請求項2記載の車両用ステアリング装置。
- 前記支持筒部の上部に第1スリットを形成することで、前記支持筒部と前記第1スリットとの間に前記上部弾性変形部を形成し、前記支持筒部の下部に第2スリットを形成することで、前記支持筒部と前記第2スリットとの間に前記上部弾性変形部を形成したことを特徴とする請求項3記載の車両用ステアリング装置。
- 前記支持部は、前記固定部側の車幅方向の長さを長くし、車両上下方向の一方に向かうに従い車幅方向の長さを徐々に短くした外観形状とすることで、前記外力が入力する際に高剛性となるようにしたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の車両用ステアリング装置。
- 前記支持部の外周縁部に、前記外力に対して前記支持部の変形を規制する補強リブを形成したことを特徴とする請求項5記載の車両用ステアリング装置。
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