JP2009165252A - 分電盤およびそれに用いる分岐ブレーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができる分電盤およびそれに用いる分岐ブレーカを提供することにある。
【解決手段】分電盤は、主幹ブレーカを経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置と、高電位側電極30aおよび低電位側電極30bを有した複数の給電バー30を具備し直流電源生成装置より直流電源が供給される直流配電路3と、直流配電路3に接続された分岐ブレーカ4とを備え、直流電源生成装置は、高電位側電極30aと低電位側電極30bとの間に印加する直流電圧を給電バー30毎に異ならせることで、給電バー30毎に電圧が異なる直流電源を供給し、分岐ブレーカ4は、高電位側電極30aおよび低電位側電極30bそれぞれに接触接続される高電位側接触子41aおよび低電位側接触子41bを有し複数の給電バー30に択一的に接続される一次側接続部41を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分電盤(特に直流電源を供給する分電盤)と、当該分電盤に使用する分岐ブレーカに関するものである。
従来から、分電盤として、交流50Hzまたは60Hzの単相2線式100Vもしくは単相3線式100/200Vの電路において、主に住宅などの引込口装置として使用する住宅用分電盤(住宅盤ともいう)が提供されている。
この種の分電盤は、主幹ブレーカ(主開閉器)や、主幹ブレーカの二次側に接続された主幹電路(母線)から分岐して負荷(電気機器など)に電力を供給する分岐電路(分岐線)にそれぞれ設けられた複数の分岐ブレーカ(分岐開閉器)などの内部機器と、当該内部機器が収納される(組み込まれる)キャビネットとで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示す分電盤は単相三線式のものであって、主幹電路として3本の給電バー(導電バー)を備えている。この3本の給電バーそれぞれには、100Vの交流電位と、−100Vの交流電位と、グラウンド電位(0V)とが与えられており、このような分電盤においては、分岐ブレーカは、3つの給電バーのうちの2つに電気的に接続され、これによって、給電バー間の電位差に応じた交流電源、具体的には100Vの交流電源あるいは200Vの交流電源を負荷に供給することができるようになっている。
特開2001−69620号公報
ところで、上記分電盤としては、交流電源の供給に用いられるものの他に、直流電源の供給に用いられるものも種々提案されている。
直流電源により駆動される負荷(直流負荷)の駆動電圧は統一されているものではなく、負荷の種類などにより当然に異なっているから、直流電源を供給する分電盤においても、一種類の直流電源(例えば12Vの直流電源など)ではなく、電圧が異なる複数の直流電源(例えば12Vと24Vの直流電源など)を供給できることが好ましい。
そこで、電圧が異なる複数の直流電源を供給できるようにするにあたっては、上述の特許文献1の構成を採用することが考えられている。
つまり、上述の特許文献1のように、電位が異なる複数の給電バーを有する構成を採用すれば、分岐ブレーカにより電圧が異なる直流電源を提供することが可能となる。例えば、3本の給電バーの電位が、24V、12V、グラウンド電位(0V)の3つであれば、24Vあるいは12Vの2種類の直流電源を得ることができる。
また、3本の給電バーの電位を、36V、12V、グラウンド電位の3つとすれば、36V、24V、12Vの3種類の直流電源を得ることが可能である。しかしながら、36Vの給電バーと12Vの給電バーとによって得られる24Vの直流電源は、2つの給電バーの一方をグラウンド電位の給電バーとする場合に比べれば電圧が安定せず、このような直流電源は、負荷の誤動作の原因にもなる。
つまり、直流電源を供給するにあたり、直流電源の電圧を安定化するためには、2つの給電バーの一方をグラウンド電位が与えられた給電バーとすることが望ましい。そのため、上述の特許文献1の構成を作用した場合には、分電盤からは、給電バーの数より少ない種類の直流電源しか供給することができない。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができる分電盤およびそれに用いる分岐ブレーカを提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側に接続され当該主幹ブレーカを経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置と、直流電源生成装置より直流電源が供給される直流配電路と、直流配電路に接続された分岐ブレーカとがキャビネット内に収納され、直流配電路は、高電位側電極および低電位側電極を有した複数の給電バーを具備し、直流電源生成装置は、給電バーの高電位側電極と低電位側電極との間に印加する直流電圧を複数の給電バー毎に異ならせることで、複数の給電バー毎に電圧が異なる直流電源を供給し、分岐ブレーカは、給電バーの高電位側電極および低電位側電極それぞれに接触接続される高電位側接触子および低電位側接触子を有し複数の給電バーに択一的に接続される一次側接続部、および開閉手段を介して一次側接続部に接続された二次側接続部を具備した器体と、器体に変位自在に取り付けられた手動操作用の操作ハンドルを具備し当該操作ハンドルの操作に応じて開閉手段を開閉する開閉機構部と、一次側接続部と二次側接続部との間に過電流が流れた際に開閉手段を釈放させる引外し装置とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、給電バーが高電位側電極と低電位側電極とを有しているので、高電位側電極と低電位側電極とのいずれかをグラウンド電位とすることによって、安定した直流電源を給電バーの数だけ供給することができるから、従来例のように複数の給電バーから2つを選択するものに比べれば、給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができ、結果として、様々な種類の負荷に対応することができるようになる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記複数の給電バーは、上記一次側接続部の上記給電バーへの接続方向に対する直交方向に沿って並ぶ形に配置され、上記分岐ブレーカは、上記一次側接続部を上記直交方向に移動させる移動手段を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、一次側接続部を移動させることによって、一次側接続部の接続対象となる給電バーを選択することができるから、分岐ブレーカを一次側接続部の位置が異なるものに取り替えなくても、分岐ブレーカを経由して供給される直流電源の電圧を容易に変更することができる。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、上記給電バーは、絶縁材料よりなる板状の支持部材の厚み方向一面および他面それぞれに上記高電位側電極および上記低電位側電極を有してなることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、一次側接続部を給電バーに接続した際には、給電バーが一次側接続部の高電位側接触子と低電位側接触子との間で狭持されるから、一次側接続部と給電バーとの接続信頼性を向上でき、その上、分岐ブレーカが直流配電路から脱落することを抑制できる。
請求項4の発明では、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側に接続され当該主幹ブレーカを経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置と、直流電源生成装置より直流電源が供給される直流配電路と、直流配電路に接続された分岐ブレーカとがキャビネット内に収納され、直流配電路は、絶縁材料よりなる板状の支持部材の厚み方向一面および他面それぞれに高電位側電極および低電位側電極を有してなる複数の給電バーを具備し、直流電源生成装置は、給電バーの高電位側電極と低電位側電極との間に印加する直流電圧を複数の給電バー毎に異ならせることで、複数の給電バー毎に電圧が異なる直流電源を供給する分電盤に用いる分岐ブレーカであって、給電バーの高電位側電極および低電位側電極それぞれに接触接続される高電位側接触子および低電位側接触子を有し複数の給電バーに択一的に接続される一次側接続部および開閉手段を介して一次側接続部に接続された二次側接続部を具備した器体と、器体に変位自在に取り付けられた手動操作用の操作ハンドルを具備し当該操作ハンドルの操作に応じて開閉手段を開閉する開閉機構部と、一次側接続部と二次側接続部との間に過電流が流れた際に開閉手段を釈放させる引外し装置とを備えていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、従来例のように複数の給電バーから2つを選択するものに比べれば、給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができ、結果として、様々な種類の負荷に対応することができる分電盤を実現することができる。また、一次側接続部を給電バーに接続した際には、給電バーが一次側接続部の高電位側接触子と低電位側接触子との間で狭持されるから、一次側接続部と給電バーとの接続信頼性が向上し、その上、直流配電路から脱落することを抑制できる。
本発明は、給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の分電盤は、いわゆる住宅用分電盤であって、図2に示すように、主幹ブレーカ1と、主幹ブレーカ1の二次側(出力側)に接続され当該主幹ブレーカ1を経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置2と、直流電源生成装置2より直流電源が供給される直流配電路3と、直流配電路3に接続された複数の分岐ブレーカ4とがキャビネット5内に収納されている。
ここで、キャビネット5は、例えば、前面が開口された直方体の箱状のボックス(図示せず)を備え、このボックスには、上述した主幹ブレーカ1、直流電源生成装置2、直流配電路3、および複数の分岐ブレーカ4が収納される。そして、これらが収納されたボックスには、中蓋(図示せず)や、ボックスの前面開口を開閉するドア(図示せず)などが取り付けられ、これによってキャビネット5が構成される。このようなキャビネット5は従来周知のものを採用することができる。
直流配電路3は、図1および図2に示すように、複数(3本で1組)の給電バー30を具備している。なお、以下の説明では、3本の給電バー30を区別するために必要に応じて、給電バー30を符号30A〜30Cで表す。
各給電バー30は、金属材料(特に銅などの導電性が良好な金属材料が好ましい)製の板材よりなる高電位側電極30aおよび低電位側電極30bを有しており、これらは絶縁性を有する板状の支持部材30cの厚み方向一面(図1における上面)および他面(図1における下面)それぞれに設けられている。支持部材30は、分岐ブレーカ4の列設方向(図1における紙面の法線方向、あるいは図2における左右方向)を長手方向とする長尺板状に形成されており、分岐ブレーカ4は、給電バー30の幅方向(図1における左右方向)に沿った方向において給電バー30と着脱されるようになっている。このような支持部材30cは、分岐ブレーカ4の給電バー30への接続方向に対する直交方向である支持部材30cの厚み方向に沿った方向(図1における上下方向)において所定間隔で互いに平行する形に配置されている。
上述した支持部材30cは、直流配電路3の基台31と一体に形成されている。ここで、基台31は、絶縁性を有する樹脂材料を用いた樹脂成形品からなる。なお、支持部材30cの強度向上のために、基台31および支持部材30cそれぞれの内部に金属製の補強材などをインサートしてもよい。また、図1では図示を省略しているが、基台31の幅方向一面側(図1における左面側)のみならず、幅方向他面側にも3つの支持部材30cが、その厚み方向に沿った方向(図1における上下方向)において所定間隔で平行する形に配置されている(つまり3本の給電バー30が設けられている)。
本実施形態の分電盤では、上述した直流配電路3と、電力系統(一例としては商用電源などの交流電源)ACとの間に、主幹ブレーカ1と、直流電源生成装置2とが挿入されている。主幹ブレーカ1は、その一次側(入力側)の接続端子(図示せず)が電力系統ACに、ニ次側(出力側)の接続端子(図示せず)が直流電源生成装置2に接続されている。この他、主幹ブレーカ1は、一次側の接続端子と二次側の接続端子との間に挿入された機械接点などの開閉部(図示せず)を、手動操作用の操作ハンドル(図示せず)の操作に応じて開閉機構や、一次側の接続端子と二次側の接続端子との間に過電流(短絡電流や過負荷電流)が流れた際に開閉部を釈放させる引外し機構などを備えている。このような主幹ブレーカ1は従来周知のものであるから、詳細な説明は省略する。
直流電源生成装置2は、主幹ブレーカ1を経由して得られた電力(本実施形態の場合、交流電力)を元にして、直流電源を生成するAC/DCコンバータからなり、直流給電路3に、第1〜第3の電位と、グラウンド電位を与える。さらに詳しく説明すると、直流電源生成装置2は、給電バー30Aの高電位側電極30aに第1の電位(一例としては48V)を、給電バー30Bの高電位側電極30aに第2の電位(一例としては24V)を、給電バー30Cの高電位側電極30aに第3の電位(一例としては12V)を、各給電バー30A〜30Cの低電位側電極30bにグラウンド電位(0V)を与える。
つまり、直流電源生成装置2は、給電バー30の高電位側電極30aと低電位側電極30bとの間に印加する直流電圧を複数の給電バー30毎に異ならせることで、複数の給電バー30毎に電圧が異なる直流電源、本実施形態の場合、給電バー30Aには48Vの直流電源、給電バー30Bには24Vの直流電源、給電バー30Cには12Vの直流電源をそれぞれ供給する。なお、このような直流電源生成装置2は従来周知の構成により当業者であれば容易に製造することができるから、回路構成などの詳細な説明は省略する。
分岐ブレーカ4は、図1および図3に示すように、絶縁性を有する樹脂材料(一例としてはフェノール樹脂)により形成された樹脂成形品からなる器体40を備えている。なお、以下の説明では、説明の簡略化のために、器体40の高さ方向(図1における上下方向)を器体40の上下方向として説明する。
器体40の一側面(図1における右側面)には、3つの給電バー30A〜30Cが個別に差込可能な3つのスリット40a〜40cが上下方向に離間する形で形成されている。この器体40内には、スリット40a〜40cに差し込まれた給電バー30A〜30Cのいずれかを接触保持する(3つの給電バー30A〜30Cと択一的に接続される)一次側接続部41が収納されている。
一次側接続部41は、給電バー30の高電位側電極30aおよび低電位側電極30bそれぞれに接触接続される高電位側接触子41aおよび低電位側接触子41bを有した刃受からなる。高電位側接触子41aおよび低電位側接触子41bは同形状のものであり、弾性を有する金属板より略S字状に曲成されている。高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとは鏡像関係となる形で対向配置され、その一端側(図1における右端側)が給電バー30との接触接続に用いられる。高電位側接触子41aおよび低電位側接触子41b各々の他端側(図1における左端側)は、絶縁性を有する樹脂材料からなる基部41cにインサートされている。高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとは互いに絶縁された形で一体化されており、高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとの間で、給電バー30を狭持する。
一方、器体40の上記一側面とは反対側の他側面(図示せず)には、負荷などを接続するための二次側接続部42が設けられている。このような二次側接続部42は、例えば、電線(図示せず)を器体40内に挿入するための電線挿入孔(図示せず)より器体40内に挿入された電線を保持する速結端子などの電線接続端子(図示せず)や、器体40の外面に露設されたねじ端子(図示せず)などにより構成される。このような二次側接続部42は周知の構成を採用できるから詳細な説明は省略する。
このように器体40には、一次側接続部41と、二次側接続部42とが具備され、二次側接続部42は、開閉手段43を介して一次側接続部41に接続されている。ここで、開閉手段43は、例えば、器体40に固定された固定接点(図示せず)と、当該固定接点に接離する可動接点(図示せず)とで構成された機械接点からなる。なお、開閉手段43としては、MOSFETなどの半導体スイッチング素子を用いたものや、半導体スイッチング素子と機械接点とを併用したハイブリッド形のものであってもよい。
また、器体40には、器体40に変位自在(一例としては回動自在)に取り付けられた手動操作用の操作ハンドル(図示せず)を具備し当該操作ハンドルの操作に応じて開閉手段43を開閉する開閉機構部44と、一次側接続部41と二次側接続部42との間に過電流が流れた際に開閉手段43を釈放させる引外し装置45とが収納されている。
開閉機構部44は、開閉手段43の固定接点が固着された固定端子板や、開閉手段43の可動接点が固着された可動接触子、ばね材、係止部材などを機械的に結合することによって構成されており、手動操作用の操作ハンドルの操作に応じて開閉手段43の開閉を行う。引外し装置45は、過電流を検出した際に、開閉機構部44により開閉手段43を強制的に開放させるものであって、例えば、筒状のコイルボビン、コイルボビンの外周面に巻装されたコイル、コイルボビン内の軸方向一端側に設けられた固定鉄芯、コイルボビン内の軸方向他端側に軸方向にスライド移動自在に設けられた可動鉄芯(プランジャ)、固定鉄芯と可動鉄芯との間に介装されるコイルスプリングからなる復帰ばねなどを備えた電動トリップ装置や、バイメタルなどを備えている。このような引外し装置45では、短絡電流が流れた際に、可動鉄芯が固定鉄芯側に移動し、これによって開閉手段43の可動接点を固定接点から引外したり、過負荷電流が流れた際に、バイメタルが曲がり、これによって開閉手段43の可動接点を固定接点から引外したりするようになっている。なお、上述した開閉機構部44や、引外し装置45は、従来周知のものを採用できるから詳細な説明は省略する。
以上述べたように、本実施形態の分岐ブレーカ4は、一次側接続部41、および開閉手段43を介して一次側接続部41に接続された二次側接続部42を具備した器体40と、開閉機構部44と、引外し装置45とを備える。
ところで、一次側接続部41は、保持枠46aに固定された状態で、器体40に取り付けられている。この保持部46aは、絶縁性を有する樹脂材料により矩形枠状に形成された樹脂成形品であり、一次側接続部41は、基部41cが保持枠46a内に位置し、高電位側接触子41aおよび低電位側接触子41b各々の一端側が保持枠46a外に位置する形で保持部46aに固定されている。この保持枠46aには、給電バー30を一次側接続部41の高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとの間に導く一対のガイド片46bが設けられている。
保持枠46aは、器体40内における上記一側面側に収納される。ここで、保持枠46aの外側面には、器体40の上下方向を長手方向とするスライド突起(図示せず)が一体に突設されている。これに対応して、器体40の上記一側面側の内面には、上下方向を長手方向とするスライド溝46cが、スリット40a〜40cを跨ぐ形に形成されている。このスライド溝46cは、スライド突起が上下方向に移動自在となる形で嵌り込む形に形成されている。したがって、スライド突起とスライド溝46cとによって、保持枠46aの移動を上下方向のみに規制するガイドが構成されている。
そのため、保持枠46aに固定された一次側接続部41は、保持枠46aの移動に伴って器体40内をその上下方向に移動し、これによって、3つのスリット40a〜40cから器体40内に差し込まれた給電バー30A〜30Cのいずれかと接続可能な位置に配置される。一次側接続部41の位置変更は、器体40の上面および下面それぞれにおいて保持枠46aと対向する部位に設けた開孔部40dを利用して行われる。また、器体40の内面には、一次側接続部41がいずれかのスリット40a〜40cから器体40外部に臨む位置に位置するように保持部46aを位置決めする位置決め突起46dが突出形成されている。この位置決め突起46dは、器体40の上下方向において保持部46aのガイド片46bと当接することによって、保持部46aを位置決めする。なお、位置決め突起46dの器体40の内面から突出寸法は、手動操作によって保持枠46aを移動させる際には、ガイド片46bが位置決め突起46dを乗り越えることが可能な大きさに設定してあり、ガイド片46bが位置決め突起46dを乗り越えることによってクリック感が得られるようになっている。
上述したように、分岐ブレーカ4では、ガイド片46bを有した保持枠46aと、器体40に設けられたスライド溝46cおよび係止突起46dとによって、一次側接続部41を器体40の上下方向(一次側接続部41の給電バー30への接続方向に対する直交方向)に移動させる移動手段となる移動機構部46が構成されている。なお、一次側接続部41と開閉手段43との電気的接続は、器体40の上下方向に自由に移動できるように、編組線などの可撓性を有する電線(図示せず)により行っている。
本実施形態における直流配電路3は、上述したように、48Vの直流電源を供給する給電バー30Aと、24Vの直流電源を供給する給電バー30Bと、12Vの直流電源を供給する給電バー30Cとを備えているので、分岐ブレーカ4を直流配電路3に接続するにあたっては、一次側接続部41の位置を変更することによって、分岐ブレーカ4より供給する直流電源の電圧を変更することができる。
つまり、一次側接続部41をスリット40aに対応する位置に移動させれば給電バー30Aが接続可能になって給電バー30Aより供給される48Vの直流電源を負荷などに供給することができ、一次側接続部41をスリット40bに対応する位置に移動させれば給電バー30Bが接続可能になって給電バー30Bより供給される24Vの直流電源を負荷などに供給することができ、一次側接続部41をスリット40cに対応する位置に位置させれば給電バー30Cが接続可能になって給電バー30Cより供給される12Vの直流電源を負荷などに供給することができるようになる。
以上述べた本実施形態の分電盤によれば、給電バー30が高電位側電極30aと低電位側電極30bとを有しているので、高電位側電極30aと低電位側電極30bとのいずれかをグラウンド電位とすることによって、給電バー30毎に安定した直流電源を供給することができるから、安定した直流電源を供給するためには複数の給電バー30から2つを選択するにあたり一方をグラウンド電位が与えられた給電バー30とする必要がある従来例に比べれば、供給可能な直流電源の種類を増やすことができ、様々な種類の負荷に対応することができるようになる。しかも分岐ブレーカ4に給電バー30との接続に用いる一次側接続部41を2つ設ける必要がある従来例とは異なり、一次側接続部41は一つだけでよいから、低コスト化が図れる。
また、複数の給電バー30は、一次側接続部41の給電バー30への接続方向(図1における左右方向)に対する直交方向(図1における上下方向)に沿って並ぶ形に配置され、分岐ブレーカ4は、一次側接続部41を上記直交方向に移動させる移動手段となる移動機構部46を備えているので、一次側接続部41を移動させることによって、一次側接続部41の接続対象となる給電バー30を選択することができるから、分岐ブレーカ4を一次側接続部41の位置が異なるものに取り替えなくても、分岐ブレーカ4を経由して供給される直流電源の電圧を容易に変更することができる。
さらに、給電バー30は、絶縁材料よりなる板状の支持部材30cの厚み方向一面(図1における上面)および他面(図1における下面)それぞれに高電位側電極30aおよび低電位側電極30bを有してなるので、一次側接続部41を給電バー30に接続した際には、給電バー30が一次側接続部41の高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとの間で狭持されるから、一次側接続部41と給電バー30との接続信頼性を向上でき、その上、分岐ブレーカ4が直流配電路3から脱落することを抑制できる。
ところで、本実施形態の分電盤は、例えば図4に示すような直流配電システムに適用することができる。なお、図4では、直流配電システムを設置する建物として戸建て住宅の家屋を想定して説明しているが、集合住宅に適用してもよい。
図4に示す家屋Hには、直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力により駆動される負荷としての直流機器102とが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。直流電力供給部101と直流機器102との間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流給電線路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器102への給電を制限ないし遮断する前述の直流ブレーカ114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなるインターホンシステムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102およびインターホンシステムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102とインターホンシステムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で家屋Hに先行配置(家屋Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102、K105としては、家屋Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、家屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器102に直接設けた接触子(図示せず)または接続線を介して設けた接触子(図示せず)が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、直流アウトレットは接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、たとえば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、交流電源ACから電力が供給されない期間(たとえば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示例において、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池162は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163は必ずしも設けなくてもよいが、二次電池162は設けるのが望ましい。二次電池162は主電源や他の分散電源により適時充電され、二次電池162の放電は、交流電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源および分散電源から直流機器102への電力の配分を制御する直流電力制御部として機能する。なお、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力を交流電力に変換し、AC/DCコンバータ112の入力電力として用いる構成を採用してもよい。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源および分散電源や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器102に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、家屋Hの各階や各部屋を単位として直流電力供給部101を設けることができるから、直流電力供給部101を系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
このような直流配電システムにおいては、本実施形態の分電盤は、図4に示す分電盤110の代わりに採用することができる。
なお、本実施形態の分電盤はあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲を本実施形態の構成に限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更してもよい。例えば、直流配電路3の給電バー30の数を増減させ、これに対応して分岐ブレーカ4の構成を変更してもよい。また、分岐ブレーカ4として、移動機構部46を備えていないもの、つまり、一次側接続部41に接続できる給電バー30が予め決定されているものを採用してもよい。また、本実施形態の場合、主幹ブレーカ1を経由して得られる電力が交流電力であるから、直流電源生成装置2としてAC/DCコンバータを利用しているが、主幹ブレーカ1を経由して得られる電力が直流電力(つまり、電力系統の電力が直流電力)である場合には、DC/DCコンバータを利用すればよい。要は、直流電源生成装置2の構成は、入力電力の種類に応じて設計変更すればよい。
また、本実施形態における分岐ブレーカ4によれば、従来例のように複数の給電バーから2つを選択するものに比べれば、給電バーの数を増やさなくても安定して供給可能な直流電源の種類を増やすことができ、結果として、様々な種類の負荷に対応することができる分電盤(つまり本実施形態の分電盤)を実現することができる。また、一次側接続部41を給電バー30に接続した際には、給電バー30が一次側接続部41の高電位側接触子41aと低電位側接触子41bとの間で狭持されるから、一次側接続部41と給電バー30との接続信頼性が向上し、その上、直流配電路3から脱落することを抑制できる。
同上の分電盤の要部の説明図である。 同上の分電盤の概略説明図である。 同上における分岐ブレーカのブロック図である。 同上の分電盤を使用する直流配電システムの概略説明図である。
符号の説明
1 直流ブレーカ
2 直流電源生成装置
3 直流配電路
4 分岐ブレーカ
5 キャビネット
30(30A〜30C) 給電バー
30a 高電位側電極
30b 低電位側電極
40 器体
41 一次側接続部
41a 高電位側接触子
41b 低電位側接触子
42 二次側接続部
43 開閉手段
44 開閉機構部
45 引外し装置
46 移動機構部(移動手段)

Claims (4)

  1. 主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側に接続され当該主幹ブレーカを経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置と、直流電源生成装置より直流電源が供給される直流配電路と、直流配電路に接続された分岐ブレーカとがキャビネット内に収納され、
    直流配電路は、高電位側電極および低電位側電極を有した複数の給電バーを具備し、
    直流電源生成装置は、給電バーの高電位側電極と低電位側電極との間に印加する直流電圧を複数の給電バー毎に異ならせることで、複数の給電バー毎に電圧が異なる直流電源を供給し、
    分岐ブレーカは、給電バーの高電位側電極および低電位側電極それぞれに接触接続される高電位側接触子および低電位側接触子を有し複数の給電バーに択一的に接続される一次側接続部、および開閉手段を介して一次側接続部に接続された二次側接続部を具備した器体と、器体に変位自在に取り付けられた手動操作用の操作ハンドルを具備し当該操作ハンドルの操作に応じて開閉手段を開閉する開閉機構部と、一次側接続部と二次側接続部との間に過電流が流れた際に開閉手段を釈放させる引外し装置とを備えていることを特徴とする分電盤。
  2. 上記複数の給電バーは、上記一次側接続部の上記給電バーへの接続方向に対する直交方向に沿って並ぶ形に配置され、
    上記分岐ブレーカは、上記一次側接続部を上記直交方向に移動させる移動手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 上記給電バーは、絶縁材料よりなる板状の支持部材の厚み方向一面および他面それぞれに上記高電位側電極および上記低電位側電極を有してなることを特徴とする請求項1または2記載の分電盤。
  4. 主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側に接続され当該主幹ブレーカを経由して得た電力を元にして直流電源を生成する直流電源生成装置と、直流電源生成装置より直流電源が供給される直流配電路と、直流配電路に接続された分岐ブレーカとがキャビネット内に収納され、直流配電路は、絶縁材料よりなる板状の支持部材の厚み方向一面および他面それぞれに高電位側電極および低電位側電極を有してなる複数の給電バーを具備し、直流電源生成装置は、給電バーの高電位側電極と低電位側電極との間に印加する直流電圧を複数の給電バー毎に異ならせることで、複数の給電バー毎に電圧が異なる直流電源を供給する分電盤に用いる分岐ブレーカであって、
    給電バーの高電位側電極および低電位側電極それぞれに接触接続される高電位側接触子および低電位側接触子を有し複数の給電バーに択一的に接続される一次側接続部および開閉手段を介して一次側接続部に接続された二次側接続部を具備した器体と、器体に変位自在に取り付けられた手動操作用の操作ハンドルを具備し当該操作ハンドルの操作に応じて開閉手段を開閉する開閉機構部と、一次側接続部と二次側接続部との間に過電流が流れた際に開閉手段を釈放させる引外し装置とを備えていることを特徴とする分岐ブレーカ。
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