JP2009164667A - 真空管アンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により、電力増幅回路がシングル回路からなる真空管アンプにおける出力トランスの直流磁化を防止可能な回路構成を提案すること。
【解決手段】真空管アンプ1に付設された出力トランス3の直流磁化を防止するための直流磁化防止回路は、同一容量の第1チョークトランス17aおよび第2チョークトランス17bと、可変抵抗器18とを備えている。可変抵抗器18の抵抗値を調節することにより、出力トランス3の一次側コイル3aの一端に加わる電力増幅回路9の出力側電圧(例えば290V)に対して、一次側コイル3aの他端に加わる電源回路部4のB電源電圧(例えば300V)を分圧させて一致させることができる。一次側コイル3aの両端電位が等しくなり、出力用真空管8のプレート電流はチョークトランス17a、17b、可変抵抗器18を経由して流れる。出力トランス3のトランスコア3cの直流磁化を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ機器に用いられる真空管アンプに関し、出力真空管を用いた電力増幅回路がシングル回路によって構成されている場合における出力トランスの直流磁化を防止するための直流磁化防止技術に関する。
シングル回路を用いた真空管アンプは、プッシュプル回路を用いた場合に比べて回路構成が簡単になるが、シングル回路用の出力トランスは電流の流れが一方向なのでトランスコアが磁化しやすいという問題点がある。トランスコアが磁化されると、低周波数帯域の音声信号の伝達特性が劣化してしまう。シングル回路では、出力トランスの一次巻線電流に起因するトランスコアの直流磁化は不可避とも言える問題である。
特許文献1には、シングル増幅器において、出力トランスの直流磁化を防止するために、出力管と、ビーム管からなる定電流素子に、プッシュプル用出力トランスを組み合わせて、出力管のカソード側に定電流回路を配置し、初段側増幅回路と出力管を直接結合させた回路構成を採用することにより、プッシュプル用出力トランスの一次側に磁化を打ち消す方向に直流電流を流すようにしている。
図4に示す真空管アンプ100のように、電圧増幅回路101と電圧増幅回路102の間が中間トランス103によって結合されているトランス結合型のものにおいて、電圧増幅用真空管104と中間トランス103の一次側コイルの間にコンデンサ105を介挿させ、出力トランス106に直流電流が流れないようにすることが考えられる。この回路構成では、アンプ特性にコンデンサ105の特性が直接現れてしまう。
特開平07−94960号公報
本発明の課題は、簡単な構成により、電力増幅回路がシングル回路からなる真空管アンプにおける出力トランスの直流磁化を防止可能な回路構成を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、シングル回路からなる電力増幅回路を備えた真空管アンプにおいて、
出力トランスの一次側コイルの両端間に、第1チョークトランスおよび第2チョークトランス、あるいは、第1定電流回路および第2定電流回路を直列接続し、可変抵抗を用いて、B電源電圧を分圧して出力トランスの一次側コイルの両端電位を同一となるようにし、前記出力トランスの一次側コイルを経由して直流電流が流れないようにしたことを特徴としている。
この代わりに、出力トランスの一次側コイルとB電源の間に、チョークトランスあるいは定電流回路と、可変抵抗とを介挿し、当該可変抵抗により、B電源電圧を分圧して出力トランスの一次側コイルの両端電位を同一となるようにして、前記出力トランスの一次側コイルを経由して直流電流が流れないようにしてもよい。
本発明の真空管アンプでは、出力トランスの一次側に、チョークトランスあるいは定電流回路を接続し、可変抵抗を用いてB電源電圧を分圧して、出力トランスの一次側コイルの両端に加わる電圧を同一となるようにして、一次側コイルを介して一方向に直流電流が流れることを防止している。これにより、直流電流によってトランスコアが磁化されて低音特性が劣化するなどの弊害を防止できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した真空管アンプの実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る真空管アンプを示す回路ブロック図である。真空管アンプ1の基本構成は従来と同様であり、入力される音声信号電圧を増幅するための増幅回路部2、出力トランス3、および電源回路部4とを有しており、出力トランス3の二次側がスピーカ5に接続されている。
増幅回路部2は、入力される音声信号電圧を増幅するための電圧増幅用真空管6を備えた電圧増幅回路7と、出力用真空管8を備えたシングル回路構成の電力増幅回路9とを備えている。電圧増幅回路7と電力増幅回路9の間はコンデンサ10を介して結合されている。出力トランス3の一次側コイル3aには電力増幅回路9の出力が接続され、出力トランス3の二次側コイル3bにはスピーカ5が接続されている。
電源回路部4は、電源トランス11、整流用真空管12、および、平滑回路13を備えている。電源トランス11は、交流100V電源から出力用真空管8のヒータ用電圧、電圧増幅用真空管6のヒータ用電圧、整流用真空管12のヒータ用電圧、および、250Vあるいは320Vといった高電圧を発生する。電源トランス11の二次側高電圧端子から発生した高電圧電流は整流用真空管12によって全波整流された後に、チョークコイル14および2個のコンデンサ15、16からなる平滑回路13によって平滑化され、これによって得られた直流高電圧(B電源)が出力トランス3の一次側に供給される。
ここで、真空管アンプ1には、出力トランス3のトランスコア3cの直流磁化を防止するための回路が付設されている。直流磁化防止回路は、同一容量の第1チョークトランス17aおよび第2チョークトランス17bと、可変抵抗器18とを備えている。チョークトランスの代わりに、その他の構成の2つの定電流回路を配置してもよい。第1チョークトランス17aおよび第2チョークトランス17bは、出力トランス3の一次側コイル3aの両端間に、直列に接続されている。可変抵抗器18は、出力トランス3の一次側コイル3aと電源回路部4のB電源の間に接続されている。
なお、本例では、出力トランス3の一次側コイル3aと可変抵抗器18間の部位と接地との間にコンデンサ19が接続されている。このコンデンサ19の容量は、電源トランス11の出力用真空管8のヒータ用電圧の出力側に接続されているコンデンサ11aの容量と同一としてある。
この構成の直流磁化防止回路では、可変抵抗器18の抵抗値を調節することにより、出力トランス3の一次側コイル3aの一端に加わる電力増幅回路9の出力側電圧(例えば290V)に対して、一次側コイル3aの他端に加わる電源回路部4のB電源電圧(例えば300V)を分圧させて一致させることができる。これにより、一次側コイル3aの両端電位が等しくなり、一次側コイル3aに直流電流が流れることを防止できる。また、出力用真空管8のプレート電流は第1および第2チョークトランス17a、17bおよび可変抵抗器18を経由して流れる。この結果、出力トランス3のトランスコア3cの直流磁化を防止できる。
(実施の形態2)
図2は本発明を適用した実施の形態2に係る真空管アンプを示す回路ブロック図である。真空管アンプ20の基本構成は実施の形態1の真空管アンプ1と同一であるので対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
真空管アンプ20に付設されている直流磁化防止回路は、出力トランス3の一次側コイル3aと電源回路部4のB電源との間に挿入した可変抵抗器21と、一次側コイル3aに対して可変抵抗器21を介して並列接続したチョークトランス22(または定電流回路)とを備えている。
可変抵抗器21を調節することにより、出力トランス3の一次側コイル3aの一端に加わる電力増幅回路9の出力側電圧(例えば290V)に対して、一次側コイル3aの他端に加わる電源回路部4のB電源電圧(例えば300V)を分圧させて一致させることができる。これにより、一次側コイル3aの両端電位が等しくなり、一次側コイル3aに直流電流が流れることを防止できる。出力用真空管8のプレート電流はチョークトランス22を経由して流れる。この結果、出力トランス3のトランスコア3cの直流磁化を防止できる。
(実施の形態3)
図3は本発明を適用した実施の形態3に係る真空管アンプを示す回路ブロック図である。真空管アンプ30の基本構成は実施の形態1と同様であるが、本例では、電圧増幅回路7と電圧増幅回路9の間が中間トランス31を介して結合された回路構成となっている。
この真空管アンプ30に付設されている磁化防止回路は、出力トランス3の一次側コイル3aと電源回路部4のB電源との間に挿入した可変抵抗器32と、一次側コイル3aに対して可変抵抗器32を介して並列接続したチョークトランス33(または定電流回路)とを備えている。この構成によっても出力トランス3の一次側コイル3aに直流電流が流れることを防止でき、トランスコア3cの直流磁化が防止される。
本発明を適用した実施の形態1の真空管アンプの回路ブロック図である。 本発明を適用した実施の形態2の真空管アンプの回路ブロック図である。 本発明を適応した実施の形態3の真空管アンプの回路ブロック図である。 一般的なシングル回路構成の真空管アンプの回路ブロック図である。
符号の説明
1、20、30 真空管アンプ
2 増幅回路部
3 出力トランス
3a 一次側コイル
3b 二次側コイル
3c トランスコア
4 電源回路部
5 スピーカ
6 電圧増幅用真空管
7 電圧増幅回路
8 出力用真空管
9 電力増幅回路
10 コンデンサ
11 電源トランス
11a コンデンサ
12 整流用真空管
13 平滑回路
14 チョークコイル
15、16 コンデンサ
17a 第1チョークトランス
17b 第2チョークトランス
18、21、32 可変抵抗器
19 コンデンサ
31 中間トランス

Claims (2)

  1. シングル回路からなる電力増幅回路を備えた真空管アンプにおいて、
    出力トランスの一次側コイルの両端間に、第1チョークトランスおよび第2チョークトランス、あるいは、第1定電流回路および第2定電流回路を直列接続し、
    可変抵抗を用いて、B電源電圧を分圧して出力トランスの一次側コイルの両端電位を同一となるようにし、
    前記出力トランスの一次側コイルを経由して直流電流が流れないようにしたことを特徴とする真空管アンプ。
  2. シングル回路からなる電力増幅回路を備えた真空管アンプにおいて、
    出力トランスの一次側コイルとB電源の間に、チョークトランスあるいは定電流回路と、可変抵抗とを介挿し、
    可変抵抗を用いて、B電源電圧を分圧して出力トランスの一次側コイルの両端電位を同一となるようにし、
    前記出力トランスの一次側コイルを経由して直流電流が流れないようにしたことを特徴とする真空管アンプ。
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