JP2009163792A - 光ディスク再生装置及び光ディスク再生装置のデータ管理方法 - Google Patents

光ディスク再生装置及び光ディスク再生装置のデータ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク毎のコンテンツの付加情報を外部記憶装置に移動する際にダミー情報を生成して確保し、移動した付加情報の代わりに再生する光ディスク再生装置である。
【解決手段】 光ディスクからデータを読み取る読取部(12)と、読取部が読み取ったデータに含まれる識別情報に応じた付加情報を記憶する記憶部(M1)と、外部記憶装置(1HD)と通信を行なうインターフェース部(17)と、記憶部に格納された付加情報を外部記憶装置に移動するための、移動の際の移動元と移動先のアドレス情報である移動履歴テーブル(図4)を識別情報毎に作成する作成部(14)と、付加情報を外部記憶装置に移動するために、付加情報よりも小さい容量のダミー情報を生成することで記憶部に記憶される情報の容量を削減する削減部(18)をもつ光ディスク再生装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ディスク再生装置であって外部記憶装置に接続される光ディスク再生装置及び光ディスク再生装置のデータ管理方法に関する。
最近、光ディスク再生装置が映像再生装置として非常に普及してきており、更に、光ディスク中のコンテンツ情報に関連した情報をネットワークを介してサーバ装置からダウンロードして利用する場合が知られている。また、コンテンツ情報や関連情報が外部記憶装置に記憶される場合が知られている。
特許文献1は、情報記録装置であって、コンテンツが記録媒体に複製/移動される場合に、複製/移動際に記録媒体を識別するための管理情報を生成する技術が開示されている。
特開2006−228403号公報
特許文献1の従来技術は、単にコンテンツ単位でデータを外部装置に記録させたり復帰させたりする技術である。一方、光ディスク装置で扱われる情報として、例えば、コンテンツのプレイリストや関連の映像情報等である付加情報が存在する。このような付加情報は、容量が増加すると、再生装置に内蔵されたメモリでは容量不足になってしまう。従って、例えば、HD_DVDの光ディスク毎のプロバイダID毎やタイトルID毎に、コンテンツのプレイリストや映像情報等の付加情報を運用し管理したいという要望がある。
更に、この付加情報を外部記憶装置等に移動して復元する際に、外部記憶装置等が通信不能となる等の場合に対して、簡易的に付加情報を再生したいという課題がある。
本発明は、光ディスク毎のコンテンツの付加情報を外部記憶装置に移動する際にダミー情報を生成し確保し、移動した付加情報の代わりに利用することができる光ディスク再生装置及び光ディスク再生装置のデータ管理方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、
光ディスクからデータを読み取る読取部(12)と、
前記読取部が読み取ったデータに含まれる識別情報に対応した付加情報を記憶する記憶部(M1)と、
装置本体の外部に設けられた着脱可能な外部記憶装置(1HD)と通信を行なうインターフェース部(17)と、
前記記憶部に記憶した付加情報を前記インターフェース部を介して前記外部記憶装置に前記移動する際に、移動元と移動先のアドレス情報である移動履歴テーブル(図4)を前記識別情報毎に作成する作成部(14)と、
前記記憶部に格納された前記付加情報を前記外部記憶装置に移動するために、前記付加情報よりも小さい容量のダミー情報を生成することで前記記憶部に記憶される情報の容量を削減する削減部(18)と、を具備することを特徴とする光ディスク再生装置である。
光ディスクごとのプレイリスト等の付加情報等を内部メモリから外部記憶装置に移管した後に外部装置が一時的に取り外されて復元が出来ない場合、ハングアップを避けるためにメモリに生成していたダミー情報から付加情報等を再現する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の構成の一例を示すブロック図である。図2は、同じく光ディスク再生装置が扱う光ディスクのP−Storageのデータ構造の一例を示す説明図である。
<本発明の一実施形態である光ディスク再生装置の一例>
(構成)
本発明の一実施形態である光ディスク再生装置10は、図1に示すように、一例として、HD_DVD(High Definition Digital Versatile Disc)等の光ディスクDを装填して駆動しコンテンツ信号等を読み取るディスクドライブ部12と、全体の動作を制御する制御部11と、コンテンツや後述する付加情報である映像情報等を再生する再生部13を具備する。
更に、光ディスク再生装置10は、後述する付加情報を外部記憶装置に移動するために移動テーブルを生成するテーブル作成部14と、圧縮復号処理を行なったり、外部記録装置1HD等の容量の残量を検出したり、付加情報等の移動処理を管理する移動管理部15と、インターネット等の外部ネットワークを介して外部装置であるサーバ装置S等と通信を行なう通信部16と、外付けの外部記憶装置1HD及び外部記憶装置2HDと通信を行なうインターフェース部17と、付加情報の容量を削減しながらも機能の一部を維持するダミー情報を生成することで、Persistent Storage(以下、P−Storageと呼ぶ)の容量に占める付加情報の負担を削減する削減部18と、P−Storageや移動履歴テーブル等が記憶領域に記録されるメモリ部M1を有している。
ここで、『P−Storage』とは、HD_DVD規格の用語であり、HD_DVDの再生の際に利用される付加情報等を記憶する記憶領域である。P−Storageは、一例として、光ディスク再生装置10のメモリ部M1等のノンボラタイルな記憶領域に設けられる。
P−Storageは、機器に必須の記憶領域であるが、一方でUSB(Universal Serial Bus)等の外部拡張ではなく、機器内部にある記憶領域なので、その容量は再生装置毎に異なる(規格上では最小値は128MBに定められている)。通常、これらはフラッシュメモリにより実現されており、再生装置本体のコストという観点から見ると、特に廉価版のプレイヤにおいては小さな容量のP−Storageが使われる場合がある。
又、『付加情報』は、一例として、ユーザが設定するプレイリスト情報、コンテンツのブックマーク情報や、ネットワークからダウンロードしてきた動画・静止画情報、ネットワークからダウンロードしてきたプレイリスト情報やアプリケーション等の情報であり、コンテンツの再生時等に利用される情報である。
次に、P−Storageの一般的な構造について説明する。図2は、同じく光ディスク再生装置が扱う光ディスクのP−Storageのデータ構造の一例を示す説明図である。
この構造は、図2に示すように、HD_DVD規格で定められており、以下の情報を扱っており、以下の情報を扱っている。
・コンテンツの設定情報やブックマーク情報
・ダウンロードした動画・音声情報
・キャプチャした静止画
P−Storageは、論理的に以下のディレクトリ構造によって構成される。
* Device Directory
デバイスに固有の情報を格納するディレクトリである。
* Provide ID Directory
Provider(コンテンツプロバイダ)に固有の情報を格納するための領域である。コンテンツプロバイダは固有のID(GUID)が与えられ、これに基づいて作成されるProvide ID Directory以下に対してのみアクセスをすることができる。
* Content ID Directory
コンテンツに固有の情報を格納するための領域である。
通常、そのコンテンツのブックマーク情報や、そのコンテンツにおいてダウンロードしてきた情報など、ユーザの嗜好に基づくデータはこの領域に格納される。
コンテンツ(アドバンストアプリケーション)はこれらの論理的な記憶階層を利用して記憶装置に情報を保存したりそれを読み出したりという作業を行っている。
* Common Directory
プロバイダ間もしくはコンテンツ間で共有の情報を格納するための領域である。全てのコンテンツはCommon Directoryに対してアクセスすることが可能である。
次に、Advanced コンテンツが上記領域に格納する情報の主な種別を説明する。Advanced コンテンツを用いることで、コンテンツは上記の領域に、下記のような情報を保存したり読み出したりといった作業を行うことが可能になる。
・XMLファイル、テキストファイル、主に数十KB、ブックマークや設定情報の保管に用いられる。
・画像ファイル(png,jpg,mng等)、主に数十KB〜数MBであり、フォルダの説明用画像などが保管される。
・Advanced コンテンツ用ファイル (XML, js, xmu, xmf)、主に数十KBであり、ネットワークを介してコンテンツをバージョンアップした場合に保管される。
・動画・音楽ファイル(wav,MAP,EVO)、主に数MB〜数十MBであり、ネットワークを介してコンテンツの特典情報などをダウンロードした場合に保管される。
このように、P−Storageの容量は有限であり、かつ必ずしも大容量とはいえないような状況なので、P−Storage上のデータがその上限に達することを考慮して、HD_DVD規格やHD_DVD再生装置では外部の拡張記憶装置にデータをコピーすることが可能であり、またHD_DVDのAdvancedコンテンツは、APIを通じてこれら拡張記憶装置にデータを保存することができるようになっている。
しかしながら、P−Storageの記憶領域はHD_DVDコンテンツではプライマリの記憶領域として取り扱われるものであるため、それらのデータを簡単に外部記憶装置に移動してしまうと、ユーザはそのコンテンツ固有のユーザ個人の嗜好情報などを簡単に復元することができず、ユーザの視聴環境の利便性が損なわれる可能性があるという課題がある。
(基本動作)
このような構成を有する光ディスク再生装置10は、ディスクドライブ部12に装填された例えばHD_DVDは、制御部11の制御下において、管理情報及びコンテンツ情報が読み出され、コンテンツ情報は再生部13により再生されて出力される。HD_DVDディスク上に置かれているECMAスクリプトやMarkupは、再生部13及び制御部11において、コンテンツの期待する動作を行なう。コンテンツが、後述するP−Storageにリード/ライトのアクセスを行なう場合には、再生装置の内部の再生部13により実現される。
(P−Storage移動処理・復元処理)
このようなP−Storageに対して、本発明の一実施形態である光ディスク再生装置のP−Storageのデータ移動処理及び復元処理について、フローチャートを用いて以下に詳細に説明する。
図3は、同じく光ディスク再生装置が扱う移動履歴テーブルの一例を示す説明図である。図4は、同じく光ディスク再生装置がユーザに示す問合せ画面の一例を示す説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置における移動処理の一例を示すフローチャートである。図6は、同じく光ディスク再生装置のメモリ部内に移動履歴テーブルを設けた移動処理の一例を示すフローチャートである。図7は、同じく光ディスク再生装置の付加情報の自動再生処理を示すフローチャートである。
なお、以下の図5乃至図7のフローチャートの各ステップは、回路ブロックに置き換えることができ、従って、各フローチャートのステップは、全て回路ブロックに定義しなおすことが可能である。
(移動処理)
初めに、図5のフローチャートを用いてP−Storageの移動処理の一例を説明する。光ディスク再生装置10は、初めに、ディスクドライブ部12に例えばHD_DVDディスクが装填されたとする(ステップS11)。すると、制御部11の制御下において、ディスクドライブ部12は光ディスクDからコンテンツ情報及び識別情報である、ProviderIDとContentIDを読み出す。
次に、光ディスクDに格納されているコンテンツの再生時に、そのコンテンツのアドバンストアプリケーションが、P−Storageに何らかのデータを書こうとしたとする(ステップS12)。これは、ここで付加情報と総称し、上述したように、一例として、ユーザが作成したブックマーク情報であったり、ディスク中のコンテンツ情報中に示されたアドレスに従って通信部16がインターネット等の外部ネットワークを介してアクセスしたサーバ装置Sからダウンロードした、コンテンツ情報に関連した付加映像やプレイリスト等であったりする。
この場合、これらのコンテンツ固有の付加情報(映像情報やプレイリスト等の管理情報)は、図2に示すContent ID Directoryに保存されることになる。コンテンツAに固有の付加情報をユーザがP−Storageに保存した場合、一例として、P−Storageの状態は図2に示すようになる。
次に、ユーザが図2に示すように、異なるコンテンツであるコンテンツBを視聴し、このコンテンツのアプリケーションがP−Storageに上述したような付加情報を書きこもうとしたとする。
このとき、制御部11及び移動管理部15の残量検出機能は、これらの付加情報を書き込むだけの空き容量が、メモリ部M1にあるかないかを判断する(ステップS13)。制御部11及び移動管理部15の残量検出機能は、メモリ部M1に十分な容量があると判断すれば、この付加情報の通常の書き込み処理を行なって終了する(ステップS21)。
しかし、制御部11及び移動管理部15の残量検出機能が、メモリ部M1に十分な容量がないと判断した場合、制御部11及び移動管理部15の残量検出機能は、この旨を、図4に示すような画面のための画像信号を生成して、ユーザに移動の意思を問う(ステップS14)。
この際に、画面に現在のP−Storageの内容、及び利用可能な外部記憶装置の情報の一覧を表示し、ユーザにこれらのファイルを所望の場所に移動/コピーさせるための画面を更に表示することが好適である。
ユーザは、この画面に応じて、移動すべき指示信号を操作部等から制御部11等に与えると(ステップS15)、テーブル作成部14は、図3に示すような移動履歴テーブルを設け、移動したコンテンツID、移動元(デバイス名)、移動先(デバイス名)、日時等の情報を伴って移動履歴を記録し更新する(ステップS16)。なお、ここで、単に記憶再起のデバイス名だけではなく、そのデバイスの記憶領域のアドレスを詳細に記載することも好適である。この移動履歴テーブルは、例えば、メモリ部M1等に記憶される。
次に、制御部11及び管理部15は、例えば、I/F部17を介して接続されている第1外部記憶装置1HDに、移動が指定された付加情報(コンテンツ情報やプレイリスト等の管理情報)、例えば、コンテンツAに関する付加情報を移動する(ステップS17)。この際に、管理部15に含まれる圧縮機能を用いて、付加情報を圧縮した上で第1外部記憶装置1HD等に移動することが好適である。
しかし、ステップS15において、ユーザの移動命令がなければ、付加情報は記憶されることなく、例えば、エラー表示を行なって処理を終了する(ステップS18)。
移動が行なわれた場合は、記憶部M1のP−Storageの空き容量が増えるため、ユーザはコンテンツBに関する付加情報をP−Storageに記録することが可能になる。このようにしてP−Storageに空き領域を作って、ユーザはコンテンツBの情報をP−Storageに記録することが可能になる。
なお、本実施形態では、後に詳述するように付加情報の移動の際にはダミー情報の生成を行なうことが好適である。
(復元処理)
次に、図6のフローチャートを用いてP−Storageの付加情報の復元処理の一例を説明する。光ディスク再生装置10のディスクドライブ部12に、例えばHD_DVDディスクが装填されたとする(ステップS31)。すると、制御部11の制御下において、このディスクの識別情報、例えば、ProviderIDとContentID等が読み出される。すなわち、ユーザが再び以前視聴したコンテンツAのディスクを挿入したことがわかる。
制御部11及び移動管理部15は、この識別情報に基づき、メモリ部M1の移動履歴テーブルを検索する(ステップS32)。制御部11及び移動管理部15は、コンテンツAの管理情報が移動履歴テーブルに存在し、既にコンテンツAの付加情報が外部記憶装置1HD等に移動されたことを認識すると(ステップS33)、外部記憶装置1HDのデータをメモリ部M1に戻すかどうかをユーザに問い合わせる(ステップS34)。ここで、特に対応する管理情報が移動履歴テーブルに存在しなければ、付加情報は復元されることなく、通常の光ディスクのコンテンツの再生が行なわれる(ステップS39)。
しかし、対応する管理情報が移動履歴テーブルに存在し、ユーザが付加情報のメモリ部M1への復元の指示信号を受ければ(ステップS35)、制御部11、テーブル作成部14及び管理部15は、メモリ部M1中の移動履歴テーブルを更新して、この付加情報が戻る(移動する場合)ことを記載するべく更新する(ステップS36)。そして、制御部11及び管理部15は、外部記憶装置1HDの付加情報を、I/F部17を用いてメモリ部M1に移動/コピーする(ステップS37)。この際に、管理部15は、圧縮復号機能で圧縮されていた付加情報を復号することが好適である。
その後、制御部11及び再生部13は、光ディスクDのコンテンツとこの付加情報を共に再生し、または付加情報のみを再生する(ステップS38)。
・自動復元処理
このように、ステップS34の操作画面において、ユーザに外部記憶装置のデータをメモリ部M1に復元すべきかを問い合わせ、指示があれば付加情報を復元するわけであるが、図7のフローチャートに示すように、このような問合せ画面を表示することなく、付加情報の存在を検知すると直ちに付加情報を復元して自動的に再生することも好適である。
すなわち、図7のフローチャートのステップS33において、制御部11及び移動管理部15は、コンテンツAの管理情報が移動履歴テーブルに存在し、既にコンテンツAの付加情報が外部記憶装置1HD等に移動されたことを認識すると、直ちに、制御部11及び移動管理部15は、外部記憶装置1HDのデータを、インターフェース部17を用いてメモリ部M1に移動/コピーすることが好適である(ステップS37)。
こうすることで、ユーザはわざわざ操作の手を煩わすことなく、無意識のうちに外部記憶装置1HDの付加情報を用いて、コンテンツ情報及び付加情報の再生を視聴することが可能となる。ここで、図6と共通した記載は説明を省略する。
<ダミー情報の生成と利用方法>
次に、上述した光ディスク再生装置において、ダミー情報の生成と利用方法について、以下に説明する。ここで、ダミー情報とは、上述した付加情報を後述する方法で処理することで付加情報に近い情報として生成された情報である。
HD_DVDプレイヤは、上述したように、P−Storageを搭載することが義務付けられているが、容量に関しては最小128MBと定められているのみである。従って、コスト的な観点より、安価なプレイヤでは小容量のP−Storageが使われている。これに対し、P−Storageに格納される情報は小さいものばかりではなく、大きいものでは50MBを超えるような情報も存在する。
このため、ユーザがP−Storageを拡張することを考慮して、HD_DVD規格では外部の拡張記憶装置を接続することが考慮されている。ユーザは任意にP−Storageのデータを外部記憶装置に移動させることが可能であり、APIを通じて同様の処理を行うことが可能である。
しかし、外部記憶装置を利用率が低いこと、外部記憶装置を考慮したAdvanced コンテンツの難易度が高いこと、外部記憶装置が取り外された場合を考慮する必要があること、などの理由により、コンテンツ側は外部記憶装置をあまり考慮していない。このため、ユーザが意識的に外部記憶装置にP−Storageの内容を整理しなければならない。だが、ユーザが付加情報を簡単に外部記憶装置に移動してしまうと、ユーザはそのコンテンツ固有の設定情報などを簡単に復元することができず、ユーザの視聴環境の利便性が損なわれる可能性もある。
(ダミー情報の作成)
次に、図面を用いて、ダミー情報の作成及びダミー情報の利用について、フローチャートを用いて詳細に説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置のダミー情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。
本発明に係る光ディスク再生装置10において、電源ボタンが押下されると(ステップS51)、制御部11、管理部15、削減部18は、接続されている外部記憶装置1HD,2HD等が存在するかどうかを問う(ステップS52)。存在してれば、次に、制御部11、管理部15、削減部18は、移動条件を満たす付加情報が存在するかどうかを判断する(ステップS53)。
ここで、移動条件してダミー情報を生成するための条件とは、一例として、付加情報の容量が所定量を超えた場合、付加情報が特定の種類である場合、付加情報が生成してから一定期間経過した場合、付加情報が使用されずに一定期間経過した場合等が好適であるが、これらを組み合わせることも好適である(ステップS53)。
更に、具体的に移動条件を説明すると、付加情報がP−Storageに保管される際に、最低128MBというP−Storageの容量に対して動画・音楽ファイルのサイズはとても大きい。また、長期間放置されたファイルを利用する可能性はかなり低い。さらに、P−Storageの容量にゆとりがある場合、外部記憶装置にデータを移動する理由は存在しない。
従って、本実施形態ではダミー情報として置き換える条件好適である。すなわち、これらの条件は本実施形態に限るものであり、別の条件を設定しても構わない。
・音楽・音声ファイルに属し、ファイルサイズが、一例として10MBを超える
・最後にアクセスした日付が、一例として3ヶ月以上前である
・P−Storageの残容量が、一例として40MBを割り込んでいる
また、移動条件してダミー情報を生成するための他の条件とは、ダミー情報を生成するタイミングであり、削減部18が付加情報のダミー情報を生成するためのタイミングは、付加情報の再生終了後の場合と、再生装置10の電源切断時の場合と、再生装置10の電源投入時の場合と、再生装置10の待機状態の場合が好適であるが、これらを組み合わせることも好適である(ステップS53)。
更に、外部記録装置1HDの残容量が付加情報の移動のための残容量があるかどうかを判断する(ステップS54)。移動のために移動履歴テーブルを更新する(ステップS55)。そして、制御部11、管理部15、削減部18は、残容量があると判断すれば、付加情報を外部記録装置1HDにコピーした上で(ステップS56)、その後、制御部11、管理部15、削減部18は、付加情報をダミー情報に変換する(ステップS57)。
・ダミー情報の変換方法
ここで代表的なダミー情報の変換方法については、以下のような場合がある。
1)付加情報が映像情報または音声情報である場合、圧縮率を向上させることで、付加情報に基づくダミー情報を生成する。
2)付加情報が設定情報またはブックマークである場合、設定情報またはブックマークの情報をテキストファイル化することで、付加情報に基づくダミー情報を生成する。
3)付加情報がキャプチャ情報である場合、キャプチャ情報が複数の静止画情報の集まりである動画情報である際に、代表的な静止画情報のみを抜粋するか、複数の静止画情報の数量を減少させることで、付加情報に基づくダミー情報を生成することが好適である。
このように、P−Storageに格納された付加情報の一部を光ディスク再生装置が自動的に外部記憶装置に移動し、移動完了後に元ファイルをダミー情報に置き換えることにより、ユーザに意識させることなく外部記憶装置を利用することが可能になる。
(ダミー情報の再生)
次に、上述したように生成したダミー情報を用いて、光ディスクのコンテンツと共に付加情報を再生する手順をフローチャートを用いて詳細に説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置のダミー情報を用いた再生処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態である光ディスク再生装置10において、制御部11及び管理部15は、光ディスクが挿入されたことを認識すると(ステップS61)、光ディスクの特に、ProviderIDとContentIDに基づいて、メモリ部M1内に含まれる移動履歴テーブルを確認する(ステップS62)。そして、制御部11及び管理部15は、該当の付加情報の移動があったことを確認すると、外部記憶装置が接続されているかどうかを確認する(ステップS63)。
制御部11及び管理部15は、外部記憶装置が接続されていると確認すると、外部記憶装置から記録されている付加情報を取得する(ステップS64)。この際に、管理部15は、付加情報が圧縮されていればこれを復号することで付加情報を再現する(ステップS65)。再現された付加情報は、光ディスクのコンテンツと共に再生部13により再生されて出力される(ステップS69)。
一方、ステップS63において、外部記憶装置1HDへの接続が確認できなければ、外部記憶装置の接続意思をユーザに確認する(ステップS66)。ユーザが外部記憶装置1HDへの更なる接続を試みれば、外部記憶装置への接続まで待機して(ステップS67)、ステップS63へ工程を進める。しかし、ユーザが外部記憶装置1HDへの接続の意思が示されなければ、制御部11、管理部15、削減部18が、メモリ部M1に格納されている光ディスクの識別情報に対応したダミー情報を再現する(ステップS68)。この再現方法は、上述したダミー情報の生成方法に準じるものである。
再現された付加情報は、光ディスクのコンテンツと共に再生部13により再生されて出力される(ステップS69)。
このように、ユーザが外部記憶装置を取り外すことも考慮し、外部記憶装置に移動させるファイルは大容量のファイルのみとし、P−Storage内にはダミー情報を配置することにより、外部記憶装置が取り外されていても最低限のコンテンツ再生が可能となるよう考慮する。
外部記憶装置が接続されていた時、プレイヤ装置はコンテンツ管理テーブルに基づいてダミー情報と外部記憶装置の本来のファイルをリンクさせる。リンクの方法は再生装置のOSによって異なるが、今回はLinux(登録商標)のlinkコマンドによってリンクされたものとする。これにより、コンテンツAは内蔵記憶装置にファイルAが存在するものとして扱えるが、実体は外部記憶装置に存在させることができる。このようにして、内蔵記憶装置のデータ容量の削減を行うことが可能になる。
この結果、本発明の一実施形態は、ダミー情報を移動した外部記憶装置を取り外していても、ハングアップを避けることができる。更に、時間のかかる移動処理をユーザに意識させない。更に、容量の大きいファイルのみダミーに置き換えることで、外部記憶装置が取り外されていた時の影響を最小限に抑えることが可能となるものである。
又、外部記憶装置に移動させるデータは条件を絞り、内蔵記憶装置にダミー情報を置くことにより、外部記憶装置が一時的に取り外されていてもコンテンツを再生することができる。
また、補助用の外部記憶装置に十分な残容量があっても、内蔵記憶装置の容量が不足していた場合、コンテンツが再生できないことがあるが、再生装置が自動的にダミー情報に置き換えることで、ユーザに好適なコンテンツ再生環境を提供することが可能になる。
また、再生装置を利用していないタイミングでダミー情報に置き換えることで、時間のかかる置き換え処理をユーザに意識させる必要が無くなる。
なお、上述した実施形態では、HD_DVDの光ディスク再生装置について説明しているが、同様の構造を持つような光ディスク再生装置であれば本発明の適用が可能である。
また、本発明は、プレイヤ装置主導でもアドバンストアプリケーション主導でも実現することが可能である。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の構成の一例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置が扱う光ディスクのP−Storageのデータ構造の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置が扱う移動履歴テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置がユーザに示す問合せ画面の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の移動処理の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置のメモリ部内に移動履歴テーブルを設けた移動処理の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の付加情報の自動再生処理を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置のダミー情報の生成処理の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置のダミー情報を用いた再生処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
D…光ディスク、10…光ディスク再生装置、11…制御部、12…ディスクドライブ部、13…再生部、14…テーブル作成部、15…移動管理部、16…通信部、17…I/F部、18…削減部、M1…メモリ部、S…サーバ装置、1HD…外部記憶装置、2HD…外部記憶装置。

Claims (10)

  1. 光ディスクからデータを読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取ったデータに含まれる識別情報に対応した付加情報を記憶する記憶部と、
    装置本体の外部に設けられた着脱可能な外部記憶装置と通信を行なうインターフェース部と、
    前記記憶部に記憶した付加情報を前記インターフェース部を介して前記外部記憶装置に前記移動する際に、前記移動の際の移動元と移動先のアドレス情報である移動履歴テーブルを前記識別情報毎に作成する作成部と、
    前記記憶部に格納された前記付加情報を前記外部記憶装置に移動するために、前記付加情報よりも小さい容量のダミー情報を生成することで前記記憶部に記憶される情報の容量を削減する削減部と、を具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記削減部が前記付加情報の移動のためのダミー情報を生成するための条件は、前記付加情報の容量が所定量を超えた場合と、前記付加情報が特定の種類である場合と、前記付加情報が生成してから一定期間経過した場合と、前記付加情報が使用されずに一定期間経過した場合のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記削減部が前記付加情報の移動のためのダミー情報を生成するためのタイミングは、前記付加情報の再生終了後の場合と、前記再生装置の電源切断時の場合と、前記再生装置の電源投入時の場合と、前記再生装置の待機状態の場合のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記読取部が装填された前記光ディスクからの前記識別情報に基づいて、前記記憶部に対応する前記移動管理テーブルを検索し、これに基づいて前記外部記憶装置から前記付加情報を再現できなかった場合、前記削減部が生成した前記ダミー情報を用いて前記付加情報を再現し、この再現した付加情報を利用する制御部を更に有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記削減部は、前記付加情報が映像情報または音声情報である場合、圧縮率を向上させることで、前記付加情報に基づくダミー情報を生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記削減部は、前記付加情報が設定情報またはブックマークである場合、設定情報またはブックマークの情報をテキストファイル化することで、前記付加情報に基づくダミー情報を生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記削減部は、前記付加情報がキャプチャ情報である場合、キャプチャ情報が複数の静止画情報の集まりである動画情報である際に、代表的な静止画情報のみを抜粋するか、複数の静止画情報の数量を減少させることで、前記付加情報に基づくダミー情報を生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  8. 前記識別情報は、コンテンツプロバイダの識別情報とコンテンツの識別情報を含むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  9. 前記付加情報とは、前記光ディスクに格納されたコンテンツ情報に関連したプレイリスト情報と、前記コンテンツ情報のブックマーク情報と、前記コンテンツ情報に関連した動画・静止画情報と、前記コンテンツ情報に関連したアプリケーションとの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  10. 光ディスク再生装置のデータ管理方法において、
    光ディスクから識別情報を読み取り、
    付加情報の移動のための移動元と移動先のアドレス情報である移動履歴テーブルを前記識別情報に基づいて生成し、
    前記付加情報を前記記憶部から外部記憶装置に移動する際には、前記付加情報よりも小さい容量のダミー情報を生成することで記憶領域の容量の負担を削減することを特徴とする光ディスク再生装置のデータ管理方法。
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