JP2009162992A - ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009162992A
JP2009162992A JP2008000410A JP2008000410A JP2009162992A JP 2009162992 A JP2009162992 A JP 2009162992A JP 2008000410 A JP2008000410 A JP 2008000410A JP 2008000410 A JP2008000410 A JP 2008000410A JP 2009162992 A JP2009162992 A JP 2009162992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
optical axis
zoom lens
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008000410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4962318B2 (ja
Inventor
Kazuo Kimura
一雄 木村
Toshiya Endo
俊也 遠藤
Yuki Wada
祐樹 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2008000410A priority Critical patent/JP4962318B2/ja
Publication of JP2009162992A publication Critical patent/JP2009162992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4962318B2 publication Critical patent/JP4962318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】筐体の一対の対向内壁が光軸に近く高倍率化されていても、フレア・ゴーストの発生が抑制されるズームレンズ(50)を提供する。
【解決手段】鏡筒(50k)と、鏡筒(50k)の一端側に固定された第1レンズ群(LG1)と、第1レンズ群(LG1)の光軸(CL)上を第1レンズ群(LG1)に対して離接するように移動する変倍用の第2レンズ群(LG2)と、を備え、鏡筒(50k)の内壁(50f,50g)における第1レンズ群(LG1)近傍に、光軸(CL)から離れる方向にえぐれた第1の凹部(11)及び第2の凹部(12)を、第1レンズ群(LG1)側からこの順で有し、第1の凹部(11)の深さt1と第2の凹部(12)の深さt2と内壁の厚さtとの関係が、t1>t>t2である。
【選択図】図7

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置に係り、特に、鏡筒内面の反射に起因するゴースト・フレアを少なくする技術に関する。
ビデオカメラなどに用いられるズームレンズとして、例えば4群ズームレンズが知られている。
この4群ズームレンズにおいては、被写体側から2番目のレンズ群である変倍用の可動第2レンズ群が被写体から遠いTEL側に位置しているときに、鏡筒内面の反射に起因するゴースト・フレアが発生し易く、この発生を抑制することが課題になっている。
そして、その抑制技術の一例が、特許文献1に記載されている。
この特許文献1には、第2レンズ群にゴースト光を遮断する遮光手段を有するズームレンズが記載されている。
特開2004−170857号公報
特許文献1に記載された技術は、鏡筒内部壁での反射により生じたゴースト光を、有効に遮蔽することができるものである。
しかしながら、その技術をもってしても、近年のズームレンズにおける、著しい、高F値化(明るいレンズ),高変倍化(高倍率ズーム化)及び超小型化(ビデオカメラの小型化に伴う)においては、さらに改善が望まれる状況が生じてきている。
具体的には、有効画素エリアが対角で1/6型の小型撮像素子に対応し、開放F値がF1.8、ワイド端換算焦点距離が36mm(16:9/35mm換算)、であって、ズーム倍率が実に35倍のズームレンズにおいてである。
すなわち、高倍率とするために、第2レンズ群の移動距離は第1レンズ群からより遠い位置まで移動し、さらに、ズームレンズユニット自体の小型化のため、内壁が光軸により近く配設されるようになっている。
そして、この小型化については、ズームレンズユニットが搭載されるビデオカメラに対して左右方向の外形幅(いわゆる厚さ)を薄くすることが強く要望されている。
そのため、光軸に対し左右の側壁を上下の側壁よりもかなり接近するように設計する必要がある。
図10、図11を用いてこれについて説明する。
図10が従来のビデオカメラの正面側斜め上方から見たレイアウト模式図であり、図11が要望されるビデオカメラの正面側斜め上方から見たレイアウト模式図である。
図10において、従来のビデオカメラ101−1は、記録媒体部101(ハードディスクドライブなど),回路基板部102,レンズ105を有するズームレンズユニットZL−1,及び画像表示部(LCDユニット)GHが左右方向にこの順に配列されていた。
図11において、要望されるビデオカメラ101−2も、記録媒体部101, 回路基板部102,レンズ105を有するズームレンズユニットZL−2,及び画像表示部(LCDユニット)GHが左右方向にこの順に配列されているが、ズームレンズユニットZL−1の幅Wz1よりもズームレンズユニットZL−2の幅Wz2がはるかに狭く設定されている。
この実現のため、可動レンズを支持する一対のガイドシャフト(図示せず)は従来の対角位置から上下の並列配置と位置が変更され、リードスクリュー(図示せず)は、一方のガイドシャフトの極めて近傍に配設されている。
これにより、ビデオカメラ101−2の幅W2も、従来よりも大幅に狭くスリム化されている。
そして、このビデオカメラ101−2は小型化されて何より把持しやすく、把持時の安定感がより良好に得られる。
以上の状況を具現化すると、図12に示すように、第2レンズ群は、TEL位置において、第1レンズ群からレンズ表面間の距離として約20mm離れた位置まで移動し、第1レンズ群の最も第2レンズ群側の第3レンズの有効径は19mmであり、また、鏡筒の左右の側壁の表面は、光軸から7.5mmの位置まで接近している、という構成が一例として示される。
図13は、この構成における第1レンズ群及び第2レンズ群の模式的光路図である。
この図13において、第1レンズ群LG1は、被写体側から第1レンズ1、第2レンズ2、及び第3レンズ3の3枚で構成されている。第2レンズ群は、模式的に一つのLG2として記載してある。
また、第2レンズ群LG2には、特許文献1に記載された遮光手段と同様の遮光部106が設けられている。
ここで、光軸CLに対して25°〜30°の角度で第1レンズ1に入射し、鏡筒の内壁面107で反射し、その反射光が有効画面領域に入り込んでフレア・ゴーストの原因となり得る光は、遮光部106により遮蔽される。
しかしながら、高ズーム化のために第2レンズ群LG2が図13におけるより右方まで移動可能となっており、光軸CLに対して30°〜45°の入射角度で第1のレンズに入射する光は、その第1レンズ1への入射位置によって、鏡筒の内壁面107における第1レンズ群LG1の近傍で反射し、遮光部106で遮蔽されない角度で第2レンズ群内に入射してフレア・ゴーストの原因となるものがあることが判明した。
図13においては、そのフレア・ゴーストの原因となる光軸CLに対する入射角度35°,40°,及び45°との例を示している。
いずれにおいても、鏡筒の内壁反射光でありながら、遮蔽部106では遮蔽されずに第2レンズ群2LGに入光してしまうことがわかる。
この光が太陽光などの強い光であると、フレア・ゴースト光として撮影画像の画質を顕著に劣化させる。仮に明らかなフレアやゴーストを生じなくてもコントラストの低下が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、特に、鏡筒の一対の対向内壁が光軸に近く高倍率化されていても、フレア・ゴーストの発生が抑制されるズームレンズを提供することにある。
また、鏡筒の一対の対向内壁が光軸に近く高倍率化されたズームレンズを備えていても、フレア・ゴーストの発生が抑制され、高品位の撮影画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)〜3)の構成を有する。
1) 鏡筒(50k)と、前記鏡筒(50k)の一端側に固定された第1レンズ群(LG1)と、前記第1レンズ群(LG1)の光軸(CL)上を前記第1レンズ群(LG1)に対して離接するように移動する変倍用の第2レンズ群(LG2)と、を備えたズームレンズにおいて、
前記鏡筒(50k)の内壁における前記第1レンズ群(LG1)近傍に、前記光軸(CL)から離れる方向にえぐれた第1の凹部(11)及び第2の凹部(12)を、前記第1レンズ群(LG1)側からこの順で有し、
前記第1の凹部(11)の深さt1と前記第2の凹部(12)の深さt2と前記内壁の厚さtとの関係が、t1>t>t2であることを特徴とするズームレンズ(50)である。
2) 前記内壁は、対向する2対の面を有すると共にその一方の対の面よりも他方の対の面(50f,50g)の方が前期光軸(CL)に近く位置するよう構成されており、前記第1及び第2の凹部(11,12)は、前記他方の対の面(50f,50g)に設けられていることを特徴とする1)に記載のズームレンズ(50)である。
3) 1)または2)に記載のズームレンズ(50)と、前記ズームレンズ(50)により結像された被写体像を画像信号に変換して出力する撮像素子(6)と、を備えた撮像装置(51)である。
本発明によれば、鏡筒の一対の対向内壁が光軸に近く高倍率化されていても、フレア・ゴーストの発生が抑制される、という効果を奏する。
また、鏡筒の一対の対向内壁が光軸に近く高倍率化されたズームレンズを備えていても、フレア・ゴーストの発生が抑制され、高品位の撮影画像を得ることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図9を用いて説明する。
本発明のズームレンズ及びそれを備えた撮像装置の実施例として、ズームレンズ50とそれを備えた撮像装置であるビデオカメラ51とを以下に詳述する。
図1は、ズームレンズ50を備えたビデオカメラ51の外観斜視図である。
図1(a)は具現化した製品の斜視図であり、図1(b)はその説明用模式図であり、後述する画像表示部4を開いた状態を示している。
このビデオカメラ51は、本体部1の内部に回路基板部2,ズームレンズ50,記録媒体部3,及び撮像素子6を内蔵している。
記録媒体部3は、ハードディスクHDを記録媒体としてこのハードディスクHDへの情報の記録と、ハードディスクHDに記録された情報の読み出しを行う。
回路基板部2は撮像素子6からの画像信号を処理する画像処理回路などの回路と、カメラ全体を制御する制御部とを備える。
また、本体部1の右側面(図1の右側の面)には、本体部1に対して0°〜90°の範囲で開閉自在とされた画像表示部4を備え、左側面にはグリップ部5が設けられている。図1(b)は、画像表示部4を約90°開いた状態を記載している。
図2は、ビデオカメラ51を被写体側からみた正面図であり、内部のレイアウトを示している。
この図2において、本体部1の内部には、グリップ5側から、記録媒体部3,回路基板部2,ズームレンズ50の順に並列配置されている。
図3は、ズームレンズ50の外観斜視図である。
この図3において、ズームレンズ50の本体サイズは、幅Wz2:17mm、高さHz2:35mm,光軸CL方向の奥行きDz2:54mmとされており、縦横比(Hz2/Wz2)が約2の縦長の断面を有する。
最前面のレンズ(第1レンズL1)の径φL1はφ23mmであり、この第1レンズL1を保持する部分は、他の本体部位から左右方向に突出している。
図4は、図3に示すズームレンズ50の内部を説明する図である。
この図4は、ズームレンズ50の箱状の筐体50aにおける開口を覆う蓋部50bが反対側にあって、筐体50aの底部を除去した状態を示している。筐体50aと蓋部50bとを有して鏡筒50kが構成される。
筐体50a及び蓋部50bは、樹脂を射出成形して形成される。この樹脂としてポリカーボネート(PC)などを用いることができる。ガラス繊維を含有させてもよい。
筐体50aには、その内部の上側と下側に一対のガイドシャフト50c,50dが光軸CLと平行に配設されている。下側のガイドシャフト50dの近傍にはそれに平行にリードスクリュー50eが配設されている。
筐体50aの左端部には第1のレンズ群LG1が固定されている。
筐体50aの中央付近には、固定レンズ群である第3のレンズ群LG3が固定されている。
この第3レンズ群LG3の直前(第1のレンズ群LG1側)には、アイリスユニット7が固定されている。
第1レンズ部LG1とアイリスユニット7との間には、この間を光軸方向に移動可能なようにガイドシャフト50c,50dで支持された第2レンズ群LG2が配設されている。
この第2レンズ群LG2は、図示しないモータにより駆動されるリードスクリュー50eの回転により、移動される。
第3レンズ群LG3の光軸CLの後方側には、第4レンズ群LG4が配設されている。
この第4レンズ群LG4は、一対のガイドシャフト50c,50dに支持されると共に図示しないリードスクリューの回転により光軸CL方向に移動可能とされている。
第4レンズ群LG4の後方には、撮像素子6を装着する素子取り付け部8が設けられている。
以上の構成において、第2レンズ群LG2の移動により倍率が変化し、第4レンズ群LG4の移動により合焦が行われる。
図5は、このズームレンズ50のレンズ構成を示している。これは一例であり、これに限るものではない。
第1レンズ群LG1は、第1レンズL1,第2レンズL2,及び第3レンズL3を有して構成され正の屈折力を有する。第1レンズL1は負レンズであり、第2及び第3レンズL2,L3は正レンズである。
第2レンズ群LG2は、第4レンズL4,第5レンズL5,及び第6レンズL6を有して構成され負の屈折力を有する。第4レンズL4及び第5レンズL5は負レンズであり、第6レンズL6は正レンズである。
図5において、第2レンズ群LG2は、光軸CL上で第1レンズ群から最も離れた望遠端(TEL端)に位置している。
第3群レンズLG3は、第7レンズL7を有して構成されている。
第4群レンズLG4は、第8〜第11レンズL8〜L11を有して構成されている。
上述したように、第3レンズ群LG3の直前にはアイリスユニット7が配設され、第2レンズ群LG2には、遮蔽部9(上述した遮蔽部106に相当)が設けられている。
また、第4レンズ群の後方には撮像素子6が配設されている。
上述したように、ズームレンズ50の右側面側となる筐体50aの底面50f、すなわち、蓋部50bに対向する面と、左側面側となる蓋部50bの内面50gとが、光軸CLに接近する左右の側面となる。
図6は、ズームレンズ50の横断面と縦断面とを含む図である。詳しくは、図6(a)がズームレンズ50の右側面図であり、図6(b)がその下面側から見たA−A縦断面図であり、図6(c)が正面側からみたB−B横断面図である。尚、これらの図において、第2〜第4レンズ群は削除して示している。
図6(b)において、光軸CLから底面50f及び内面50gまでの距離αは、7.5mmとされている。
図6(b)において、この底面50f及び内面50gの第1レンズ群LG1側(図におけるM部)であって、第1レンズ群LG1に近接した位置には、その内面を肉厚方向(光軸から離れる方向)にえぐった凹部が2箇所設けてある。これについて、次に詳述する。
図7は、図6(b)における底面50fのM部を拡大した図であり、主要な光路も記載している。
また、この図7においては、第1レンズ群LG1,筐体50aの底面50f,第2レンズ群LG2,及びその第2レンズ群LG2に設けられた遮蔽部9を示している。ここで、第2レンズ群LG2は、光軸CL上で第1レンズ群から最も離れた望遠端(TEL端)に位置している。
図7において、底面50fの第3レンズL3側には、他の部位よりも光軸から離れて位置する凹部11が形成されている。
また、この凹部11に対して第1レンズ群LG1とは反対側には、底面50fを形成する肉厚tの範囲内の深さt2でえぐれた凹部12が形成されている。
凹部11を以下、第1の凹部11、凹部12を以下、第2の凹部12とも称することとする。
すなわち、第1レンズ群LG1側から第1の凹部11、第2の凹部12がこの順に形成されている。
この第1及び第2の凹部11,12により、図13で説明したような、光軸CLに対して30°〜45°の入射角度で第1レンズL1に入射する光の内、30〜35°の入射角度で入射して各凹部11,12が無い場合に遮蔽部9に遮蔽されず有効画面内へ進入していた光は、第2の凹部12の立ち上げ面12aに当たり、第1のレンズ群LG1へ戻るように反射する。
また、光軸CLに対して35°〜45°の入射角度で第1レンズL1に入射して各凹部11,12が無い場合に遮蔽部9に遮蔽されず有効画面内に進入していた光は、第1の凹部11の立ち上げ面11aに当たり、第1のレンズ群LG1へ戻るように反射する。
この第1の凹部11及び第2の凹部12は、底面50fと同様に内面50gにも設けられている。
従って、この第1の凹部11及び第2の凹部12により、光軸に対して30°から45°の入射角度で第1レンズL1に入射した光は、いずれの光も有効画面内に容易に進入することがない。
そのため、ズームレンズ50は、鏡筒50kの一対の対向内壁、すなわち、底面50f及び内面50gが他対の対向内壁よりも光軸CLに近く位置し、かつ、第2レンズ群LG2の移動距離を長くして高倍率化されていても、フレア・ゴーストの発生が抑制される。
また、撮像装置51は、鏡筒50kの一対の対向内壁50f,50fが他対の対向内壁よりも光軸CLに近くに位置し、かつ、第2のレンズ群LG2の移動距離を長くして高倍率化したズームレンズを備えていても、フレア・ゴーストの発生が抑制され、高品位の撮影画像を得ることができる。
図7に示される第1の凹部11の底面(光軸CLに平行な面)11b及び第1の凹部11と第2の凹部12との間の両凹部をつなぐ連結面11cは、図6(c)に示すように、平面として形成されている。
これらの面は平面に限らず、光軸CLを中心とする周面として形成されていてもよい。
特に、連結面11cを周面とすると、フレア・ゴーストの発生を所定の角度範囲に渡り効果的に抑制することができるのでより好ましい。
ここで、第1の凹部11は、第1レンズ群LG1の各レンズL1〜L3を鏡筒50kに固定する際に利用される。
具体的には、各レンズL1〜L3は、筐体50aに対してかしめにより固定されるが、その際の受け治具が挿入される治具逃げ部として利用される。この部分は、かしめのために必要として設けられる部分であり、実施例においては、この部分を入射角35°〜45°の光の内壁面反射に起因するフレア・ゴーストの発生抑制にも利用しているのである。
従って、第1の凹部11の深さt1は、底面50fの部位の肉厚tよりも深くなっており、ズームレンズ50の外形として、この第1の凹部11に対応した部位は、他の部位よりも外側へ張り出している。
すなわち、第1及び第2の凹部11,12の深さt1,t2と肉厚tとの関係は、t1>t>t2となっている。
また、この第1の凹部11及び第2の凹部12においては、その表面に細かい断面三角形状の山状突起13連続してあるいは間欠的に形成している。
図8は、この山状突起13を連続して形成した状態を説明する図である。また、この図8においては、第2レンズL2及び第3レンズL3は削除している。
同様の山状突起13は、第2の凹部12よりも第3レンズ群側の底面50f及び内面50gに設けられている。
図9は、間欠的に山状突起13を形成した例である。
この図においては、隣接する山状突起13の間に平坦部14が形成されている。
この山状突起13を形成することにより、第1及び第2の凹部11,12で発生を抑制した上述の30°〜45°の光が有効画面内に進入するのをさらに低減することができる。
第1及び第2の凹部11,12などの具体的寸法は、各レンズ群による光路に対応して最適な寸法を設定する。一例を図6に示している。この例においては、
t=1.0、t=1.1、t2=0.5
第1の凹部11の光軸方向幅:3.3
第1の凹部11における肉厚:1.0
である。
図8に示すように、山状突起13が形成された場合の上述の深さt1、t2及び肉厚tは、それぞれ突起の先端位置を基準として規定される。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
本発明の撮像装置の実施例を示す斜視図である。 本発明の撮像装置の実施例について説明するその正面図である。 本発明のズームレンズの実施例を示す斜視図である。 本発明のズームレンズの実施例における内部構造を説明するための斜視図である。 本発明のズームレンズの実施例におけるレンズ構成を説明するための図である。 本発明のズームレンズの実施例における鏡筒について説明するための図である。 本発明のズームレンズの実施例における作用を説明するための光路図である。 本発明のズームレンズの実施例における要部を説明するための部分拡大断面図である。 本発明のズームレンズの実施例における要部の変形例を説明する模式的部分断面図である。 従来のビデオカメラの内部構造のレイアウトを説明するための図である。 ビデオカメラの内部構造に対して望まれるレイアウトの例を説明するための図である。 本発明のズームレンズの実施例における要部を説明するための図である。 従来のズームレンズを説明するための光路図である。
1 本体部
2 回路基板部
3 記録媒体部
4 画像表示部
5 グリップ部
6 撮像素子
7 アイリスユニット
8 素子取り付け部
9(106) 遮蔽部
11 第1の凹部
11a 立ち上げ面
11b 底面
11c 連結面
12 第2の凹部
12a 立ち上げ面
13 山状突起
14 平坦部
50 ズームレンズ
50a 筐体
50b 蓋部
50c ,50d ガイドシャフト
50e リードスクリュー
50f 底面(対向内壁)
50g 内面(対向内壁)
50k 筐体部(鏡筒)
51 ビデオカメラ
CL 光軸
L1〜 第1レンズ
LG1〜LG4 第1〜第4レンズ群

Claims (3)

  1. 鏡筒と、
    前記鏡筒の一端側に固定された第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群の光軸上を前記第1レンズ群に対して離接するように移動する変倍用の第2レンズ群と、を備えたズームレンズにおいて、
    前記鏡筒の内壁における前記第1レンズ群近傍に、前記光軸から離れる方向にえぐれた第1の凹部及び第2の凹部を、前記第1レンズ群側からこの順で有し、
    前記第1の凹部の深さt1と前記第2の凹部の深さt2と前記内壁の厚さtとの関係が、t1>t>t2であることを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記内壁は、対向する2対の面を有すると共にその一方の対の面よりも他方の対の面の方が前期光軸に近く位置するよう構成されており、
    前記第1及び第2の凹部は、前記他方の対の面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 請求項1または請求項2記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズにより結像された被写体像を画像信号に変換して出力する撮像素子と、を備えた撮像装置。
JP2008000410A 2008-01-07 2008-01-07 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 Active JP4962318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008000410A JP4962318B2 (ja) 2008-01-07 2008-01-07 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008000410A JP4962318B2 (ja) 2008-01-07 2008-01-07 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009162992A true JP2009162992A (ja) 2009-07-23
JP4962318B2 JP4962318B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=40965685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008000410A Active JP4962318B2 (ja) 2008-01-07 2008-01-07 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4962318B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226317A (ja) * 2011-04-08 2012-11-15 Nikon Corp レンズ鏡筒、撮影装置およびフード
US20160238919A1 (en) * 2015-02-12 2016-08-18 Hoya Corporation Imaging apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825739U (ja) * 1971-07-28 1973-03-27
JPH08146277A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2003177293A (ja) * 2001-12-13 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2005148252A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Sony Corp レンズ鏡筒及び光学機器
JP2006258848A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nikon Corp レンズ鏡筒

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825739U (ja) * 1971-07-28 1973-03-27
JPH08146277A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2003177293A (ja) * 2001-12-13 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2005148252A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Sony Corp レンズ鏡筒及び光学機器
JP2006258848A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nikon Corp レンズ鏡筒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226317A (ja) * 2011-04-08 2012-11-15 Nikon Corp レンズ鏡筒、撮影装置およびフード
US20160238919A1 (en) * 2015-02-12 2016-08-18 Hoya Corporation Imaging apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4962318B2 (ja) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112526700B (zh) 摄像头模组及电子设备
JP5342465B2 (ja) レンズ鏡筒
JP5128245B2 (ja) 撮像装置
WO2020216153A1 (zh) 自动聚焦驱动组件、镜头及电子设备
JP2010145706A (ja) 絞り装置、光量調整装置、レンズ鏡筒および撮像装置
JP4962318B2 (ja) ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
JP4362733B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2006197435A (ja) 撮像装置および表示装置
JP2009288582A (ja) 光量調整装置、レンズ鏡筒および撮像装置
KR101061249B1 (ko) 카메라 모듈
JP2011244162A (ja) カメラモジュールおよびカメラ
JP2006301473A (ja) 光学フィルタを有する光学系および撮影装置
JP2009288513A (ja) ミラー駆動装置および撮像装置
JP2006308820A (ja) 撮影レンズの絞り装置
JP2009223206A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2006106309A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
US8654460B2 (en) Lens barrel
CN210431571U (zh) 一种1300万自动对焦摄像头
TWI822079B (zh) 成像光學系統、相機模組及電子裝置
JPWO2012102007A1 (ja) レンズ鏡筒
JPWO2012102001A1 (ja) レンズ鏡筒
US10036871B2 (en) Lens barrel provided in image pickup apparatus, and image pickup apparatus
JP2009047835A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2014048365A (ja) 撮像装置およびミラー装置
JP2006154079A (ja) レンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4962318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3