JP2009162967A - 指示器および指示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ上の位置指定と、ディスプレイに表示された画像に対する操作とを、手ぶれの影響なく行なうことができる指示器を実現する。
【解決手段】コンピュータ1040は、指示器1030に設けられたタッチパッドユニットにおいてユーザからの入力がない場合には、指示器1030が指定するディスプレイ1010上の位置(指示器座標値)をユーザが指定するディスプレイ1010上の位置(画面座標値)とする。タッチパッドユニットにおいてユーザからの入力がある場合には、タッチパッドユニット上の指の位置(パッド座標値)と前回のパッド座標値との差分を画面座標値に加算して新たな画面座標値とし、その位置にポイントマークを表示する。さらに、タッチパッドユニットにおける入力の有無またはパッド座標値からユーザの指示する機能を算出し、その機能を実行した結果をディスプレイ1010に表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は指示器および指示システムに関し、特に、ディスプレイやスクリーンの位置を遠隔で指定すると共に、表示された画像に対する操作を遠隔で行なうための指示器および指示システムに関する。
従来、ディスプレイやスクリーンにおいて、表示画面上の位置を、ディスプレイやスクリーンから離れた場所から指定する技術が考えられている。
たとえば、特開平6−308879号公報(以下、特許文献1)に記載の「光学式ポインティングシステム」では、表示画面の近傍に発光素子が設けられ、指示器には光電変換素子を用いた撮像装置が内蔵される。指示器は、撮像装置によって発光素子を撮像し、撮像画像を元に指示器が指定する表示画面上の位置が算出される。算出位置にはポイントマークが表示される。
特開2007−61489号公報(以下、特許文献2)に記載の「情報処理システムおよびプログラム」では、表示装置の周辺にマーカと呼ばれる赤外線LED(Light Emitting Diode)が配置される。赤外線LEDはゲーム機のコントローラに内蔵された撮像素子により撮像され、撮像された画像を元に、コントローラが表示画面上のどの位置に向いているかが算出される。この装置はゲームに限らず、たとえば、算出位置にポイントマークを表示することにより、一般的な指示システムとして用いることができる。
これらの指示装置は表示画面上の位置を絶対座標で指定できる。そのため、マウスのような相対座標で位置を指定する装置に比べて、大型ディスプレイやスクリーンにおける位置の指定が容易であり直感的である。
このように、特許文献1のシステムや特許文献2のシステムは、電子会議プレゼンテーション・システムや電子会議システムに利用することができる。電子会議プレゼンテーション・システムや電子会議システムでは、パーソナルコンピュータ(PC)の画面が大型ディスプレイやスクリーンに表示されることがあり、指示器でユーザが所望する操作(マウスのクリック等に相当する操作)を行なうことができると便利である。
特開平6−308879号公報 特開2007−61489号公報
しかしながら、大型ディスプレイやスクリーンでPCの画面を表示すると、クリック対象の画像(たとえば、アイコン等)はディスプレイやスクリーンの面積に対して非常に小さい。そのため、特許文献1のシステムや特許文献2のシステムでは、手ぶれのために、ポイントマークをクリック対象の画像の上で静止させることが難しいという問題がある。
また、指示器にボタンを配置し、ボタンの押下をクリック等の操作に対応させた場合、ボタンを押下するという操作により大きな手ぶれが生じてしまい目的の位置をクリックできないという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、大型ディスプレイやスクリーンなどの表示画像に対して的確な操作を行なうことのできる指示器および指示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、指示器は、撮像手段と、撮像手段で撮像して得られた画像データを解析し、画像データの所定位置に対応する、撮像手段で撮像されたディスプレイ上の位置を示す第1座標値を算出する第1座標値算出手段と、ユーザ操作を受け付ける第2座標値入力手段と、ユーザ操作に基づいて、第2座標値入力手段におけるユーザ操作に関連する位置を示す第2座標値を算出する第2座標値算出手段と、第1座標値と第2座標値とに基づいて、ディスプレイ上の指定位置を示す画面座標値を算出する画面座標値算出手段とを備える。
好ましくは、指示器は、機能を指定するため入力操作を受け付ける機能入力手段と、機能入力手段で受け付けた入力操作の内容に基づいて、指定された機能を特定する機能算出手段とをさらに備える。
より好ましくは、画面座標値算出手段は、移動モードとして第1座標値移動モードと第2座標値移動モードとを有し、第2座標値移動モードはさらに内部モードとして内部入力モードと内部待機モードとを有し、画面座標値算出手段は、現在の移動モードと、移動モードにおいて受け付けた入力操作またはユーザ操作とに基づいて、現在のモードから移行する次の移動モードを判定する移動モード判定手段と、第1座標値移動モードにおいて、第1座標値に基づいて画面座標値を算出する処理である第1座標値移動処理を実行する第1座標値移動処理手段と、第2座標値移動モードにおいて、第2座標値に基づいて画面座標値を算出する処理である第2座標値移動処理を実行する第2座標値移動処理手段とを含む。
より好ましくは、第1座標値移動処理手段は、第1座標値移動モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けない場合に、第1座標値を画面座標値とし、第1座標値移動モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けた場合に、移動モードを第1座標値移動モードから第2座標値移動モードに設定し、内部モードを内部入力モードに設定し、ユーザ操作に基づいて算出された第2座標値を最終第2座標値として記憶する処理を実行する。
より好ましくは、第2座標値移動処理手段は、内部モードを判定する内部モード判定手段と、内部入力モードの際に実行する内部入力モード処理手段と、内部待機モードの際に実行する内部待機モード処理手段とを含む。
より好ましくは、内部入力モード処理手段は、内部入力モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けない場合に、内部モードを内部入力モードから内部待機モードに変更し、内部入力モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けた場合に、ユーザ操作に基づいて算出された第2座標値と最終第2座標値との差分を定数倍した結果を画面座標値に加算した結果を新たな画面座標値に設定し、最終第2座標値をユーザ操作に基づいて算出された第2座標値に更新する処理を実行する。
より好ましくは、内部待機モード処理手段は、内部待機モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けず、かつ、内部待機モードに移行してからの経過時間が所定時間を超過した場合に、移動モードを第2座標値移動モードから第1座標値移動モードに設定し、内部待機モードにおいて、第2座標値入力手段においてユーザ操作を受け付けた場合に、内部モードを内部待機モードから内部入力モードに設定し、ユーザ操作に基づいて算出された第2座標値を最終第2座標値として記憶する処理を実行する。
本発明の他の局面に従うと、指示システムは指示器と座標処理装置とを含む指示システムであって、ディスプレイ上の位置を指定する指定手段と、指定手段で指定されたディスプレイ上の位置を示す情報に基づいて指定された位置を示す第1座標値を算出する第1座標値算出手段と、ユーザ操作を受け付ける第2座標値入力手段と、ユーザ操作に基づいて、第2座標値入力手段におけるユーザ操作に関連する位置を示す第2座標値を算出する第2座標値算出手段と、第1座標値と第2座標値とに基づいて、ディスプレイ上の指定位置を示す画面座標値を算出する画面座標値算出手段と、機能を指定するため入力操作を受け付ける機能入力手段と、入力操作を示す情報に基づいて、指定された機能を特定する機能算出手段と、画面座標値で示されるディスプレイ上の指定位置に、所定のマークを表示させるための処理、および指定された機能を実行する処理を行なう表示手段とを備え、指示器は、指定手段、第1座標算出手段、第2座標値入力手段、第2座標値算出手段、画面座標値算出手段、機能入力手段、および機能算出手段のうちの、少なくとも指定手段、第2座標値入力手段、第2座標値算出手段、および機能入力手段と、座標処理装置に対して情報を送信する送信手段とを備え、座標処理装置は、表示手段と、第1座標値算出手段、画面座標値算出手段、および機能算出手段のうちの、指示器の備えていない手段と、送信手段で指示器から送信される情報を受信する受信手段とを備える。
好ましくは、指示器は、指定手段と、第2座標値入力手段と、第2座標値算出手段と、機能入力手段と、送信手段とを備え、送信手段は、指定手段で指定されたディスプレイ上の位置と、第2座標値算出手段で算出された第2座標値と、機能入力手段での入力操作で指定された機能を表わす情報とを座標処理装置に対して送信し、座標処理装置は、表示手段と、第1座標値算出手段と、画面座標値算出手段と、機能算出手段と、受信手段とを備え、受信手段は、送信手段で指示器から送信される、ディスプレイ上の位置と、第2座標値と、機能を表わす情報とを受信する。
好ましくは、指示器は、指定手段と、第1座標算出手段と、第2座標値入力手段と、第2座標値算出手段と、機能入力手段と、送信手段とを備え、送信手段は、第1座標値算出手段で算出された第1座標値と、第2座標値算出手段で算出された第2座標値と、機能入力手段での入力操作で指定された機能を表わす情報とを座標処理装置に対して送信し、座標処理装置は、表示手段と、画面座標値算出手段と、機能算出手段と、受信手段とを備え、受信手段は、送信手段で指示器から送信される、第1座標値と、第2座標値と、機能を表わす情報とを受信する。
好ましくは、指示器は、指定手段と、第1座標算出手段と、第2座標値入力手段と、第2座標値算出手段と、機能入力手段と、機能算出手段と、送信手段とを備え、送信手段は、第1座標値算出手段で算出された第1座標値と、第2座標値算出手段で算出された第2座標値と、機能算出手段で算出された機能を表わす情報とを座標処理装置に対して送信し、座標処理装置は、表示手段と、画面座標値算出手段と、受信手段とを備え、受信手段は、送信手段で指示器から送信される、第1座標値と、第2座標値と、機能を表わす情報とを受信する。
好ましくは、指示器は、指定手段と、第1座標算出手段と、第2座標値入力手段と、第2座標値算出手段と、画面座標値算出手段と、機能入力手段と、機能算出手段と、送信手段とを備え、送信手段は、画面座標値算出手段で算出された画面座標値と、機能算出手段で算出された機能を表わす情報とを座標処理装置に対して送信し、座標処理装置は、表示手段と、受信手段とを備え、受信手段は、送信手段で指示器から送信される、画面座標値と、機能を表わす情報とを受信する。
本発明によれば、大型ディスプレイやスクリーンにおいて、手ぶれの影響なく離れた位置から画面上の位置を指定できると共に、手ぶれの影響なく表示画像に対する操作を行なうことができる装置を構成できる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
はじめに、指示器と座標装置とが連動する指示システムについて説明する。その後、指示システムの構成要素を用いて、第1座標値算出手段と第2座標値入力手段と第2座標値算出手段と機能入力手段と機能算出手段と画面座標値算出手段とを含んだ指示器の構成方法を説明する。
[第1の実施の形態]
(1.指示システムの構成)
図1は、本実施の形態にかかる指示システムの構成の具体例を示す図である。図1を差して、指示システムには、コンピュータ1040と接続されたディスプレイ1010と、コンピュータ1040と接続された指示器1030とが含まれる。ディスプレイ1010の周辺(図1では上方)には、ディスプレイ1010を含む平面に対して垂直方向に設置された2つの発光手段である赤外線LED(Light Emitting Diode)1020a,1020bが設置される。
コンピュータ1040とディスプレイ1010とは有線での通信、または無線での通信を行ない、コンピュータ1040からディスプレイ1010にデータが伝送される。ディスプレイ1010はコンピュータ1040から出力されるデータに基づいて画像を表示する。
赤外線LED1020a,1020bはディスプレイ1010の前方に向かって赤外光を含む光を出力する。赤外線LED1020a,1020bは、指示器1030を使用する際には常に発光する。
指示器1030には後述する標値入力手段が含まれて、後述する方法により入力データを処理する。指示器1030とコンピュータ1040とは無線通信を行なう。指示器1030は無線通信でコンピュータ1040に処理後のデータを送信する。
コンピュータ1040は、指示器1030から受信したデータを元にユーザが指定した位置を算出し、ディスプレイ1010にポイントマーク1050を表示するためのデータを出力する。また、コンピュータ1040は指示器1030から受信したデータを元にユーザが指示する機能を算出して特定し、その機能を実行した結果をディスプレイ1010に表示するためのデータを出力する。ユーザが指示する機能とは、例えば、マウスのクリックやダブルクリック等に対応して予め規定されている機能である。後述するように指示器1030に備えられる標値入力手段にはタッチパッドが含まれ、ユーザがタッチパッドを軽く叩く操作(タップ操作)を検出することで、コンピュータ1040は、ユーザが指示する機能を実行できるようにする。
図2は、指示器1030の概観の具体例を示す図である。ユーザが指示器1030を把持し、その一端でディスプレイ1010上の所定位置を指し示すことで、指示器1030はコンピュータ1040に対して上記所定位置の情報を入力する。
図2を参照して、指示器1030はユーザが把持できる程度の直径の円筒形であり、その表面であって、ユーザが把持した状態で指で触れることが可能な位置に、タッチパッドを含んだ、第2座標値入力手段および機能入力手段としてのタッチパッドユニット3011が備えられる。また、その一方の先端から内部にかけて、指標座標値入力手段および撮像手段としての赤外線フィルタ3021、レンズ3022、および撮像素子3023が備えられる。なお、図2に示された指示器1030の概観は、言うまでもなく本発明にかかる指示器の外観の1つの具体例であり、本発明にかかる指示器の外観は図2に示された形態に限定されない。
図3は、指示器1030の内部構成の具体例を示す図である。図3を参照して、指示器1030は、大きくは、ユーザ入力演算部3010、撮像情報演算部3020および通信部3030を含む。
ユーザ入力演算部3010はタッチパッドユニット3011およびパッド座標値算出回路3012を含む。
タッチパッドユニット3011は、たとえば静電式のものが挙げられ、ユーザの指が所定距離内に入る(あるいはタッチパッドに触れる)ことによる静電容量の変化を検出する。または、その他の方法でユーザの指が所定距離内に入ったことを検出するようにしてもよい。タッチパッドユニット3011は、ユーザの指がタッチパッドユニット3011から所定距離内に入ったことを検出すると、その位置に応じた検出信号をパッド座標値算出回路3012に入力する。第2座標値算出手段であるパッド座標値算出回路3012は、入力された検出信号により、タッチパッドユニット3011から所定距離内の指の、タッチパッドユニット3011上の座標値(以下、パッド座標値と呼ぶ)を、第2座標値として算出する。パッド座標値は、タッチパッドユニット3011の左上を原点とし、右向きをx軸正方向、下向きをy軸正方向とするxy座標系で表現されるものとする。パッド座標値算出回路3012は得られたパッド座標値を通信部3030に対して出力する。
撮像情報演算部3020は、指示器1030の端部から順に、赤外線フィルタ3021、レンズ3022、撮像素子3023、および画像処理回路3024を含む。
赤外線フィルタ3021は、上述の指示器1030の一端で指し示された前方より入射する光のうちの赤外線のみを通過させる。レンズ3022は、赤外線フィルタ3021を透過した赤外線を集光して撮像素子3023へ出射する。撮像素子3023は、例えばCMOSセンサやCCDのような固体撮像素子であり、レンズ3022が集光した赤外線を撮像して画像データを生成する。先述のように、ディスプレイ1010の上方に備えられる赤外線LED1020a,1020bはディスプレイ1010の前方に向かって赤外光を出力する。そのため、ユーザが指示器1030の一端でディスプレイ1010上の所定位置を指し示すと、撮像素子3023によって撮像される画像には赤外線LED1020a,1020bからの発光が含まれる。
撮像素子3023によって生成された画像データは、画像処理回路3024に入力される。画像処理回路3024は、撮像素子3023から入力された画像データを解析処理し、撮像画像内における赤外線LED1020a,1020bの位置を示す各座標値(以下、LED座標値とよぶ)を、指標座標値として算出する。LED座標値は、撮像画像の左上を原点とし、右向きをx軸正方向、下向きをy軸正方向とするxy座標系で表現されるものとする。画像処理回路3024は、算出したLED座標値を通信部3030に対して出力する。
通信部3030は、マイクロコンピュータ(Micro Computer:以下、マイコン)3031、アンテナに接続された無線通信モジュール3032、およびメモリ3033を含む。メモリ3033はマイコン3031で実行されるプログラムを記憶する。また、マイコン3031が上記プログラムを実行する際の記憶領域としても機能する。無線通信モジュール3032の例としては、たとえば、Bluetooth(登録商標)が挙げられる。
マイコン3031は、パッド座標値算出回路3012および画像処理回路3024に接続されて、パッド座標値算出回路3012からパッド座標値を得、画像処理回路3024からLED座標値を得る。そして、これらのデータを無線通信モジュール3032により送信するために、無線通信モジュール3032にデータを渡すと共に無線通信モジュール3032に対して制御信号を出力する。
なお、図3に示された指示器1030の内部構成は、言うまでもなく本発明にかかる指示器の内部構成の1つの具体例であり、本発明にかかる指示器の内部構成は図3に示された構成に限定されない。たとえば、内部に図示しないCPU(Central Processing Unit)とメモリとを含み、CPUがパッド座標値算出回路3012、画像処理回路3024、およびマイコン3031の少なくとも1つとして機能してもよい。
図4は、第1座標値算出手段と機能算出手段と画面座標値算出手段とを含む座標処理装置としての、コンピュータ1040のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図4を参照して、コンピュータ1040は、入力装置であるキーボード4010およびマウス4020と、CPU(Central Processing Unit)4030と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含むメモリ4040と、固定ディスク4050と、出力インタフェース4090とを備える。コンピュータ1040は出力インタフェース4090を通じて、表示画像をディスプレイ1010に出力する。
コンピュータ1040は、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)4061などの光ディスクからデータを読取可能な光ディスクドライブ4060と、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)4071からデータを読取可能なFDドライブ4070と、外部装置とデータ授受可能な無線通信モジュール4080とをさらに備える。固定ディスク4050に格納されるプログラムは、CD−ROM4061やフレキシブルディスク4071などの記録媒体に格納されて流通し、光ディスクドライブ4060やFDドライブ4070などによって読取られて固定ディスク4050にインストールされる。このような形態に替えて、コンピュータ1040が無線通信モジュール4080を介してネットワーク接続されている場合には、ネットワーク上のサーバから送信されるプログラムを受信して、固定ディスク4050にインストールするようにしてもよい。なお、ネットワーク経由でプログラムを受信する場合には、固定ディスク4050にインストールすることなくRAM上にロードした上で当該プログラムを実行してもよい。
なお、プログラムを格納する記録媒体は、CD−ROM4061やフレキシブルディスク4071に限られず、たとえば、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)やメモリカードであってもよく、その場合には、コンピュータ1040にそのような記録媒体を読取可能なドライブ装置が設けられる。
指示器1030から送信されたパッド座標値とLED座標値とはコンピュータ1040の無線通信モジュール4080により受信される。受信されたパッド座標値とLED座標値とはメモリ4040の所定領域に記憶される。
コンピュータ1040はメモリ4040または固定ディスク4050等に内蔵されたプログラムを実行する。プログラムはコンピュータ1040に、無線通信モジュール4080で受信した指標座標値としてのLED座標値を元に、指示器1030によって指定されたディスプレイ1010上の位置(以下、指示器座標値と呼ぶ)を、第1座標値として算出させる。そして、パッド座標値と指示器座標値とを元に、指示器1030によって指定されたディスプレイ1010上の位置であって、ポイントマーク1050を表示させる指定位置を示す座標値(以下、画面座標値と呼ぶ)を算出させる。指示器座標値と画面座標値とはディスプレイ1010の左上を原点とし、右向きをx軸正方向、下向きをy軸正方向とするxy座標系で表現されるものとする。また、プログラムはコンピュータ1040に、受信したデータを元にユーザが指示した機能を算出して特定させ、その機能を実行した結果をディスプレイ1010に表示させる。
(2.指示システムの処理の流れ)
図5は、パッド座標値算出回路3012の処理の流れを示すフローチャートである。図5のフローチャートに示される処理は、パッド座標値算出回路3012において所定の間隔ごとに実行される。図5を参照して、パッド座標値算出回路3012は、タッチパッドユニット3011から指が所定距離内にあること、またはタッチパッドユニット3011上に指が置かれていることを検出した検出信号を受けた場合(ステップS601においてYes)、検出信号に基づいてパッド座標値を算出し、通信部3030に出力する(ステップS602)。
上記所定の間隔内にタッチパッドユニット3011から上記検出信号を受けていない場合、つまり上記所定の間隔内にタッチパッドユニット3011において指が検出されなかった場合(ステップS601においてNo)、予め規定されている無効なパッド座標値(たとえば座標値(−1,−1))を通信部3030に出力する(ステップS603)。
図6は、画像処理回路3024の処理の流れを示すフローチャートである。図6のフローチャートに示される処理は、画像処理回路3024において所定の間隔ごとに実行される。図6を参照して、画像処理回路3024は撮像素子302から撮像画像を取得し(ステップS501)、撮像画像からLED座標値を算出して通信部3030に出力する(ステップS502)。LED座標値を算出する具体的な方法は本発明において特定の方法には限定されず、たとえば上記特許文献2に開示されているような、既知の方法を採用することができる。具体的な方法としては、例えば、撮像画像から所定のしきい値以上である輝度部分を特定し、特定された2箇所の部分の位置を撮像画像中の赤外線LED1020a,1020bの位置として算出することでLED座標値を得る、という方法が挙げられる。
図7は、マイコン3031の処理の流れを示すフローチャートである。図7を参照して、マイコン3031は、画像処理回路3024からLED座標値、またはパッド座標値算出回路3012からパッド座標値を取得する(ステップS801)。そして、無線通信モジュール3032を用いて取得した座標値を送信する(ステップS802)。
コンピュータ1040は無線通信モジュール3032により送信された座標値を、所定時間間隔で取得する。取得された座標値のうちで最新のパッド座標値および最新のLED座標値とが現在パッド座標値および現在LED座標値としてメモリ4040の所定領域に格納される。メモリ4040の所定領域には、現在パッド座標値および現在LED座標値と、少なくとも直前のパッド座標値およびLED座標値(以下、最終パッド座標値および最終LED座標値と呼ぶ)とが格納されているものとする。
図8は、コンピュータ1040の状態遷移を示す図である。図8に示される状態遷移はメモリ4040または固定ディスク4050等に内蔵されたプログラムに記憶される。コンピュータ1040は、上記プログラムを実行して図8に示される所定条件に基づいて現在の状態を決定し、メモリ4040の所定領域に、現在の状態を記憶する。
図8を参照して、コンピュータ1040は移動モードとして、第1の移動モードである指示器座標値移動モードと、第2の移動モードであるパッド座標値移動モードとをもつ。指示器座標値移動モードは後述する指示器座標値移動処理を行なうモードであり、パッド座標値移動モードは後述するパッド座標値移動処理を行なうモードである。パッド座標値移動モードは、さらに、内部モードであるパッドモードとして、パッド入力モードとパッド待機モードとをもつ。パッド入力モードは後述するパッド入力モード処理を行なうモードであり、パッド待機モードは後述するパッド待機モード処理を行なうモードである。
初期状態は指示器座標値移動モード(状態S1701)である。指示器座標値移動モードでは、現在パッド座標値が無効な座標値(−1,−1)の場合、コンピュータ1040は指示器座標値をそのまま画面座標値とし、画面座標値にポイントマーク1050を表示する。現在パッド座標値が有効の場合、コンピュータ1040は、状態をパッド入力モード(状態S1702)に遷移する。
パッド入力モードでは、コンピュータ1040は現在パッド座標値と最終パッド座標値との差分を算出し、その差分を現在の画面座標値に加算することで新たな画面座標値を算出し、その位置にポイントマーク1050を表示する。パッド入力モードにおいてユーザによるタップ操作を検出すると、コンピュータ1040は、タップ操作に対応する機能を実行する。そして、コンピュータ1040は、状態を指示器座標値移動モード(状態S1701)に遷移する。
また、パッド入力モードにおいて無効な現在パッド座標値を取得した場合には、コンピュータ1040は、状態をパッド待機モード(状態S1703)に遷移する。パッド待機モードにおいて、有効な現在パッド座標値を取得した場合は、コンピュータ1040は、状態をパッド入力モードに遷移する。パッド待機モードにおいて、一定時間経過した場合には、コンピュータ1040は、状態を指示器座標値移動モードに遷移する。
(3.コンピュータ1040の処理の流れ)
図9〜図16はコンピュータ1040の処理の流れを示すフローチャートである。図9〜図16のフローチャートに示される処理の流れは、CPU4030が主としてメモリ4040または固定ディスク4050に格納されたプログラムを読出して実行することによって実現される。
図9は、コンピュータ1040における処理の概要を示すフローチャートである。図9に示される、コンピュータ1040での処理は、例えば図示されない電源ボタンで電源ONが指示されるなどして処理の開始が指示されると開始される。
図9を参照して、始めに、CPU4030は初期化処理を行なう(ステップS901)。次に、CPU4030は、メモリ4040の所定領域から現在LED座標値と現在パッド座標値とを読出して取得する(ステップS902)。そして、CPU4030は、現在LED座標値から指示器座標値を算出する(ステップS903)。
ステップS903における現在LED座標値を元に指示器座標値を算出する具体的な方法は、本発明において特定の方法に限定されない。たとえば、上記特許文献2に記載されている方法などの既知の方法を採用することができる。具体的には、次のような方法を採用することができる。すなわち、CPU4030は、たとえば指示器1030がディスプレイ1010の中央を指定している時のLED座標値を絶対位置としてメモリ4040の所定領域などに格納しておき、上記絶対位置の座標値からステップS902で取得した現在LED座標値を減じることで、上記絶対位置から赤外線LED1020a,1020bまでの距離および方向を算出する。算出された距離および方向は撮像画像(のサイズ)におけるxy座標系で表現されるものであるため、撮像画像のサイズとディスプレイ1010のサイズとで定められる所定の係数を乗じることで、算出された距離および方向をディスプレイ1010(のサイズ)におけるxy座標系に変換する。ディスプレイ1010(のサイズ)におけるxy座標系に変換された距離および方向を、予め記憶されているディスプレイ1010の中央を示す座標値に加算することで、指示器座標値が算出される。
指示器座標値が算出されるとCPU4030はメモリ4040の所定領域を参照して、現在設定されている移動モードを確認する(ステップS904)。移動モードが指示器座標値移動モードであれば(ステップS904においてYes)、CPU4030は指示器座標値移動処理を行なう(ステップS905)。そして、処理の終了が指示されるまで(ステップS906においてNo)、ステップS902以降の処理を繰り返す。
移動モードが指示器座標値移動モードでなければ(ステップS904においてNo)、すなわち、移動モードがパッド座標値移動モードであれば、CPU4030はパッド座標値移動処理を行ない(ステップS907)、同様に、処理の終了が指示されるまで(ステップS906においてNo)、ステップS902以降の処理を繰り返す。
そして、例えば図示されない電源ボタンで電源OFFが指示されるなどして処理の終了が指示されると(ステップS906でYes)、CPU4030は一連の処理を終了する。
図10は、ステップS901の初期化処理の流れを示すフローチャートである。図10を参照して、最初に、CPU4030は画面座標値をディスプレイ1010上の予め規定した所定位置(たとえば中央位置)の座標値に設定する(ステップS1001)。次に、CPU4030は画面座標値にポイントマーク1050を表示させるよう、ディスプレイ1010に対して座標値と、(必要に応じて)画像データと、制御信号とを出力する(ステップS1002)。その後、CPU4030は移動モードを指示器座標値移動モードに設定する(ステップS1003)。以上で初期化処理が終了し、処理が上記ステップS902に移行する。
図11は、ステップS905の指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。図11を参照して、CPU4030は、メモリ4040の所定領域に格納されている現在パッド座標値を参照し、現在パッド座標値がたとえば座標値(−1,−1)などの予め規定されている無効な値であれば(ステップS1101においてYes)、すなわち、指示器座標値移動モードにおいてパッドによる入力がなければ、指示器座標値を画面座標値に設定する(ステップS1102)。そして、CPU4030は、画面座標値の位置にポイントマーク1050を表示させるよう、ディスプレイ1010に対して画像データと制御信号とを出力する(ステップS1103)。
現在パッド座標値が予め規定されている無効な値(−1,−1)でなければ(ステップS1101においてNo)、すなわち、指示器座標値移動モードにおいてパッドによる入力があれば、CPU4030は、移動モードを指示器座標値移動モードからパッド座標値移動モードに変更する(ステップS1104)。さらに、パッドモードをパッド入力モードに変更し(ステップS1105)、上記パッド入力にかかる現在時刻をパッド入力開始時刻およびパッド入力最終時刻としてメモリ4040に記憶する(ステップS1106)。また、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値を最終パッド座標値としてメモリ4040に記憶する(ステップS1107)。以上で指示器座標値移動処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図12は、ステップS907のパッド座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。図12を参照して、CPU4030は、メモリ4040の所定領域を参照して、現在のパッドモードを確認する。現在のパッドモードがパッド入力モードであれば(ステップS1201においてYes)、CPU4030は、パッド入力モード処理(ステップS1202〜S1204)を実行する。
詳しくは、CPU4030は、始めにメモリ4040の所定領域を参照して現在パッド座標値を判定する。その結果、現在パッド座標値が無効な値である座標値(−1,−1)であれば(ステップS1202においてYes)、すなわち、パッド入力モードにおいてパッドによる入力がなければ、タップ検出処理を行なう(ステップS1203)。一方、現在パッド座標値が無効な値である座標値(−1,−1)でなければ(ステップS1202においてNo)、すなわち、パッド入力モードにおいてパッドによる入力があれば、画面座標値更新処理を行なう(ステップS1204)。
上記ステップS1201で確認された現在のパッドモードがパッド入力モードでなければ(ステップS1201においてNo)、すなわち、パッドモードがパッド待機モードであれば、CPU4030は、パッド待機モード処理(ステップS1205〜S1207)を実行する。
詳しくは、CPU4030は、始めにメモリ4040の所定領域を参照して現在パッド座標値を判定する。その結果、現在パッド座標値が無効な値である座標値(−1,−1)であれば(ステップS1205においてYes)、すなわち、パッド待機モードにおいてパッドによる入力がなければ、パッドタイムアウト検出処理を行なう(ステップS1206)。一方、現在パッド座標値が無効な値である座標値(−1,−1)でなければ(ステップS1205においてNo)、すなわち、パッド待機モードにおいてパッドによる入力があれば、パッド再入力開始処理を行なう(ステップS1207)。以上でパッド座標値移動処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図13は、パッド入力モードにおいてパッドによる入力が検出されなかった場合に実行される、ステップS1203のタップ検出処理の流れを示すフローチャートである。図13を参照して、CPU4030は、最初に、タップ操作が行なわれたか否かを判断する。具体的には、現在時刻とパッド入力開始時刻との差分が、しきい値である所定のタップ最大時間未満であれば(ステップS1301においてYes)、CPU4030は、タップ操作が行なわれたと判断する。すなわち、パッド入力開始時刻からタッチパッドが操作された時刻までの時間が一定時間よりも短ければ、CPU4030は、タップ操作が行なわれたと判断する。タップ操作が行なわれたと判断した場合、CPU4030は、現在の画面座標値において、予め規定されているタップ操作に対応する機能を実行する(ステップS1302)。また、移動モードをパッド入力モードから指示器座標値移動モードに変更する(ステップS1303)。
一方、上記ステップS1301において現在時刻とパッド入力開始時刻との差分が所定のタップ最大時間以上であれば(ステップS1301においてNo)、すなわち、タップ操作が行なわれたことが判断されなかった場合は、CPU4030は、パッドモードをパッド入力モードからパッド待機モードに変更する(ステップS1304)。以上でタップ検出処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図14は、パッド入力モードにおいてパッドによる入力があった場合に実行される、ステップS1204の画面座標値更新処理の流れを示すフローチャートである。図14を参照して、CPU4030は、始めに、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値とメモリ4040の所定領域に記憶されている最終パッド座標値とを用いて、画面座標値を更新する(ステップS1401)。具体的には、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値を(xP’,yP’)とし、記憶されている最終パッド座標値を(xP,yP)とし、更新前の画面座標値を(xD,yD)とし、更新後の画面座標値を(xD’,yD’)とすると、CPU4030は、更新後の画面座標値を以下の式で算出する:
xD’=xD+α(xP’−xP)
yD’=yD+β(yP’−yP)
ここで、α、βはパッド座標値での移動距離を画面座標値での移動距離に補正するための定数である。
そして、CPU4030は、更新後の画面座標値の位置にポイントマーク1050を表示するために、ディスプレイ1010に対して座標値と制御信号とを出力する(ステップS1402)。さらに、CPU4030は、上記パッド入力にかかる現在時刻をパッド入力最終時刻としてメモリ4040の所定領域に記憶する(ステップS1403)。また、上記パッド入力にかかる現在座標値を最終パッド座標値としてメモリ4040の所定領域に記憶する(ステップS1404)。以上で画面座標値更新処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図15は、パッド待機モードにおいてパッドによる入力が検出されなかった場合に実行される、ステップS1206のパッドタイムアウト検出処理の流れを示すフローチャートである。図15を参照して、CPU4030は、タッチパッドでの入力がなくなってから、すなわちパッドモードがパッド入力モードからパッド待機モードに変更された時刻であるパッド入力最終時刻からの経過時間を監視し、所定時間に達したか否かを判定する(ステップS1501)。具体的には、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のパッドタイムアウト時間未満であれば(ステップS1501においてYes)、CPU4030は、移動モードを移行せずに現在のパッド待機モードを維持する。
一方、上記ステップS1501において、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のパッドタイムアウト時間以上であると判定されると(ステップS1501においてNo)、つまり、パッドモードがパッド入力モードからパッド待機モードに移行してからパッドタイムアウト時間が経過するまでパッド入力が検出されなかった場合、CPU4030は、移動モードをパッド待機モードから指示器座標値移動モードに変更する(ステップS1502)。以上でパッドタイムアウト検出処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図16は、パッド待機モードにおいてパッドによる入力があった場合に実行される、ステップS1207のパッド再入力開始処理の流れを示すフローチャートである。図16を参照して、CPU4030は、始めに、パッドモードをパッド入力モードに設定する(ステップS1601)。そして、現在時刻を、パッド入力開始時刻およびパッド入力最終時刻としてメモリ4040に記憶し(ステップS1602)、現在パッド座標値を、最終パッド座標値としてメモリ4040に記憶する(ステップS1603)。以上でパッド再入力開始処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、指示器1030を用いて、ディスプレイ1010上の位置を絶対座標で指定することが可能であるとともに、タッチパッドユニット3011を用いてディスプレイ1010上の細かい位置調整を相対座標で指定することが可能である。さらに、タッチパッド入力中に入力が中断されると、パッド入力モードからパッド待機モードに遷移するためにポイントマーク1050はディスプレイ1010上で静止する。そして、パッド待機モード中に、タップ操作が検出されると、一時的にパッド入力モードに遷移した後に、タップ操作が検出される。タップ操作はタッチパッドを軽く叩く操作であるため、タップ操作による相対移動の移動距離は微小である。したがって、画面上のポイントマーク1050が大きくぶれることない。そのため、ユーザは、画面上の所望の位置で、タップ操作に相当する機能を実行できる。
なお、第1の実施の形態では、タップ操作を検出することにより、ユーザが指示する機能を実行する指示システムが示されている。しかしながら、ユーザが指示する機能が1種類しか実行されないのでは、ユーザが複数の機能を実行することを所望する場合には当該ユーザの利便性を損ねる可能性もある。そこで、第2の実施の形態では、タップ操作に加えて、ダブルタップ操作(タッチパッドを素早く2回叩く操作)を検出することにより、ユーザが指示する機能を2種類実行できる指示システムを示す。さらに、第3の実施の形態では、タップ操作とダブルタップ操作とに加えて、タッチパッド上で指が静止していることを検出することにより、ユーザが指示する機能を3種類以上実行できる指示システムを示す。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態にかかる装置の構成は第1の実施の形態に示されたものと同じである。なお、第2の実施の形態にかかるコンピュータ1040では、メモリ4040には、タップ回数を記憶する記憶領域が含まれるものとする。以下では、コンピュータ1040の処理の流れにおいて、第1の実施の形態における処理と異なる部分について説明する。
図17〜図19は、コンピュータ1040の第2の実施の形態にかかる処理の流れを示すフローチャートである。
図17は、上記ステップS905で実行される第2の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。図17を参照して、CPU4030は、ステップS2001〜S2005において、図11に示された上記ステップS1101〜S1105と同様の処理を行なう。第2の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理では、CPU4030は、ステップS2005で、上記ステップS1105と同様にパッドモードをパッド入力モードに設定した後に、上記ステップS1106の処理に替えて、メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数を0に設定する(ステップS2006)。その後、ステップS2007,S2008において、各々、上記ステップS1106,S1107と同様の処理が行なわれる。以上で第2の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図18は、上記ステップS1203で実行される第2の実施の形態にかかるタップ検出処理の流れを示すフローチャートである。図18を参照して、CPU4030は、最初に、パッド入力モードにおいてタップ操作が行なわれたか否かを判断する。具体的には、現在時刻とパッド入力開始時刻との差分が、しきい値である所定のタップ最大時間未満であれば(ステップS2101においてYes)、CPU4030は、パッド入力モードにおいてタップ操作が行なわれたと判断する。すなわち、パッド入力開始時刻からタッチパッドが操作された時刻までの時間が一定時間よりも短ければ、パッド入力モードにおいてタップ操作が行なわれたと判断する。CPU4030は、上記ステップS2101でタップ操作が行なわれたと判断した場合、メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数を確認する。メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数が0の場合(ステップS2102においてYes)、CPU4030は、記憶されているタップ回数をインクリメントして1に設定する(ステップS2103)。そして、パッドモードをパッド入力モードからパッド待機モードに変更する(ステップS2104)。
メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数が0でない場合(ステップS2102においてNo)、つまり、すでにタップ回数1が記憶されている場合、CPU4030は、改めてメモリ4040の所定領域に記憶されるタップ回数を1に書き換え、画面座標値において、予め規定されているダブルタップ操作に対応する機能を実行する(ステップS2105)。そして、移動モードをパッド座標値移動モードから指示器座標値移動モードに変更する(ステップS2106)。
一方、上記ステップS2101において現在時刻とパッド入力開始時刻との差分が所定のタップ最大時間以上であれば(ステップS2101においてNo)、すなわち、パッド入力モードにおいてタップ操作が行なわれたことが判断されなかった場合は、CPU4030は、パッドモードをパッド入力モードからパッド待機モードに変更する(ステップS2107)。また、メモリ4040の所定領域に記憶されるタップ回数を0に設定する(ステップS2108)。以上でタップ検出処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図19は、パッド待機モードにおいてパッドによる入力が検出されなかった場合に、上記ステップS1206で実行される第2の実施の形態にかかるパッドタイムアウト検出処理の流れを示すフローチャートである。図19を参照して、CPU4030は、タッチパッドでの入力がなくなってから、すなわちパッドモードがパッド入力モードからパッド待機モードに変更された時刻であるパッド入力最終時刻からの経過時間を監視し、所定時間に達したか否かを判定する(ステップS2201)。具体的には、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のパッドタイムアウト時間未満であれば(ステップS2201においてYes)、CPU4030は、さらに、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が、所定のダブルタップタイムアウト時間未満か否かを判定する(ステップS2202)。ダブルタップタイムアウト時間とは、1回目のタップ操作を検出してから、2回目のタップ操作を開始するまでの時間の上限を定めるしきい値である。CPU4030は、1回目のタップ操作を検出した後に、2回目のタップ操作を検出せずにダブルタップタイムアウト時間が経過した場合は、2回目のタップ操作が行なわれず1回だけタップ操作が行なわれたと判断する。
具体的には、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のダブルタップタイムアウト時間未満であれば(ステップS2202においてYes)、CPU4030は、移動モードを移行せずに現在のパッド待機モードを維持する。
一方、上記ステップS2202において、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のダブルタップタイムアウト時間以上であれば(ステップS2202においてNo)、つまり、パッドモードがパッド入力モードからパッド待機モードに移行してからダブルパッドタイムアウト時間が経過するまでパッド入力が検出されなかった場合、CPU4030はパッド待機モードに移行する際のタップ操作の後ダブルパッドタイムアウト時間が経過するまでの間に2回目のタップ操作が行なわれていないと判断し、メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数を判定する。メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数が1であれば(ステップS2203においてYes)、CPU4030は、画面座標値においてタップ操作に対応する機能を実行する(ステップS2204)。そして、CPU4030は、移動モードをパッド待機モードから指示器座標値移動モードに変更する(ステップS2205)。
メモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数が1でなければ(ステップS2203においてNo)、CPU4030は、移動モードを移行せずに現在のパッド待機モードを維持する。
一方、上記ステップS2201において、現在時刻とパッド入力最終時刻との差分が所定のパッドタイムアウト時間以上であると判定されると(ステップS2201においてNo)、つまり、パッドモードがパッド入力モードからパッド待機モードに移行してからパッドタイムアウト時間が経過するまでパッド入力が検出されなかった場合、上記ステップS1502と同様に、CPU4030は、移動モードをパッド待機モードから指示器座標値移動モードに変更する(ステップS2206)。以上でパッドタイムアウト検出処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
以上のように、第2の実施の形態では、ユーザは、指示器1030によるタップ操作とダブルタップ操作とを利用して、所望の機能を2種類実行させることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態にかかる装置の構成もまた第1の実施の形態に示されたものと同じである。また、第3の実施の形態にかかるコンピュータ1040も、第2の実施の形態と同様に、メモリ4040には、タップ回数を記憶する記憶領域が含まれるものとする。さらに、第3の実施の形態にかかるコンピュータ1040では、メモリ4040に、後述する静止カウントを記憶する記憶領域も含まれているものとする。以下では、コンピュータ1040の処理の流れにおいて、第1の実施の形態における処理および/または第2の実施の形態における処理と異なる部分について説明する。
図20〜図22は、指の静止検出に対応した、コンピュータ1040の第3の実施の形態にかかる処理の流れを示すフローチャートである。
図20は、上記ステップS905で実行される第3の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。図20を参照して、CPU4030は、ステップS3001〜S3006において、上記ステップS2001〜S2006と同様の処理を行なう。第3の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理では、CPU4030は、ステップS3006で、上記ステップS2006と同様にメモリ4040の所定領域に記憶されているタップ回数を0に設定した後に、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントを0に設定する(ステップS3007)。「静止カウント」は、後述する処理において、CPU4030が指の静止時間を計測するために用いられる。その後、ステップS3008,S3009において、各々、上記ステップS2007,S2008と同様の処理が行なわれる。以上で第3の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図21は、パッド入力モードにおいてパッドによる入力があった場合に上記ステップS1204で実行される、第3の実施の形態にかかる画面座標値更新処理の流れを示すフローチャートである。図21を参照して、CPU4030は、上記ステップS1401と同様に、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値とメモリ4040の所定領域に記憶されている最終パッド座標値とを用いて、画面座標値を更新する(ステップS3101)。そして、上記ステップS1402と同様に、更新後の画面座標値の位置にポイントマーク1050を表示するために、ディスプレイ1010に対して座標値と制御信号とを出力する(ステップS3102)。
次に、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値とメモリ4040の所定領域に記憶されている最終パッド座標値との距離が所定の静止距離未満であれば(ステップS3103においてYes)、CPU4030は指がタッチパッド上で静止していると判断し、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントを1インクリメントする(ステップS3104)。上記所定の静止距離は、最終のパッド入力にかかる最終パッド座標値から上記パッド入力にかかる現在パッド座標値までの距離が指が静止しているとみなせる程度の、十分に短い距離である。
CPU4030は、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントを参照し、記憶されている静止カウントが所定の静止カウントしきい値未満であれば(ステップS3105においてYes)、上記パッド入力にかかる現在時刻をパッド入力最終時刻としてメモリ4040の所定領域に記憶する(ステップS3106)。また、上記パッド入力にかかる現時パッド座標値を最終パッド座標値としてメモリ4040に記憶する(ステップS3107)。
一方、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントが所定の静止カウントしきい値以上であれば(ステップS3105においてNo)、すなわち、一定時間以上指がタッチパッド上で静止していると判断されると、CPU4030は、予め規定されている、指の静止に対応した機能を実行する(ステップS3108)。そして、移動モードを指示器座標値移動モードに変更する(ステップS3109)。
上記ステップS3103において、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値と記憶されている最終パッド座標値との距離が所定の静止距離以上であれば(ステップS3103においてNo)、CPU4030は指がタッチパッド上で静止していないと判断し、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントを0に設定する(ステップS3110)。その後、CPU4030は、上記ステップS3106以降の処理を実行する。以上で画面座標値更新処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
図22は、パッド待機モードにおいてパッドによる入力があった場合に上記ステップS1207で実行される、第3の実施の形態にかかるパッド再入力開始処理の流れを示すフローチャートである。図22を参照して、CPU4030は、始めに、パッドモードをパッド入力モードに設定する(ステップS3201)。次に、メモリ4040の所定領域に記憶されている静止カウントを0に設定する(ステップS3202)。さらに、上記パッド入力にかかる現在時刻を、パッド入力開始時刻およびパッド入力最終時刻としてメモリ4040に記憶する(ステップS3203)。また、上記パッド入力にかかる現在パッド座標値を、最終パッド座標値としてメモリ4040に記憶する(ステップS3204)。以上でパッド再入力開始処理が終了し、処理が上記ステップS906に移行する。
以上のように、第3の実施の形態によれば、ユーザは、指示器1030によるタップ操作、ダブルタップ操作、および指の静止を利用して、所望する機能を3種類実行できる。なお、本システムにおいて、上記操作を組み合わせることで、ユーザが指示する機能を4種類以上実行できるようにすることも可能である。具体的には、タッチパッド上で指が一定時間静止していることを検出すれば、CPU4030は、ディスプレイ1010上に実行可能な機能の一覧を表示させる。上記処理によって、表示された機能の位置に画面座標値が設定され、その位置でタップ操作がなされたことを検出すれば、CPU4030は、表示された機能を実行する。これにより、ユーザが指示の機能を複数種類実行できる。
なお、以上の実施の形態においては、赤外線LED1020a,1020bおよび撮像情報演算部3020が、指示器1030の指定している画面上の位置を算出するために用いられる構成であるが、本発明において指示器1030の指定している画面上の位置を算出するために用いられる構成はこれらに限定されず、指示器1030の指定している画面上の位置を算出できる構成であれば他の構成であってもよい。例えば、上記特許文献1に開示されているように、ディスプレイ側に予め規定したタイミングで発光する発光素子を設け、指示器に光電変換素子を設け、上記予め規定したタイミングと光電変換素子からの上記発光素子に対応した信号が検出されたタイミングとに基づいて指示器の軸のディスプレイにおける位置を算出する構成が挙げられる。
また、以上の実施の形態では、指示器1030での処理をなるべく少なくするために、現在LED座標値と現在パッド座標値とを用いた処理がコンピュータ1040によって行なわれている。しかしながら、コンピュータ1040によって行なわれている処理において、ポイントマークを表示する処理およびユーザが指示する機能を実行する処理以外の、一部または全部の処理を指示器1030側で行なう構成であってもよい。具体的に、これらの処理を行なう回路等のハードウェアを指示器1030に組み込んでもよい。なお、すべての処理を指示器1030に組み込んだ場合、第1座標値算出手段と第2座標値入力手段と第2座標値算出手段と機能入力手段と機能算出手段と画面座標値算出手段とを含んだ指示器1030が構成される。この場合、通信部3030からは、画面座標値と、ユーザが指示する機能を識別するデータとがコンピュータ1040に送信される。コンピュータ1040は受信した画面座標値の位置にポイントマークを表示するとともに、受信したデータからユーザが指示する機能を識別し、その機能を実行する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態にかかる指示システムの構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる指示システムに含まれる指示器の概観の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる指示システムに含まれる指示器の内部構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる指示システムに含まれるコンピュータのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 パッド座標値算出回路の処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理回路の処理の流れを示すフローチャートである。 マイコンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態にかかる指示システムに含まれるコンピュータの、状態遷移を示す図である。 実施の形態にかかる指示システムに含まれるコンピュータにおける処理の概要を示すフローチャートである。 初期化処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。 パッド座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるタップ検出処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる画面座標値更新処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるパッドタイムアウト検出処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるパッド再入力開始処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるタップ検出処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるパッドタイムアウト検出処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる指示器座標値移動処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる画面座標値更新処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかるパッド再入力開始処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1010 ディスプレイ、1020a,1020b 赤外線LED、1030 指示器、1040 コンピュータ、1050 ポイントマーク、3010 ユーザ入力演算部、3011 タッチパッドユニット、3012 パッド座標値算出回路、3020 撮像情報演算部、3021 赤外線フィルタ、3022 レンズ、3023 撮像素子、3024 画像処理回路、3030 通信部、3031 マイコン、3032 通信モジュール、3033 メモリ、4010 キーボード、4020 マウス、4030 CPU、4040 メモリ、4050 固定ディスク、4060 光ディスクドライブ、4061 CD−ROM、4070 FDドライブ、4071 フレキシブルディスク、4080 無線通信モジュール、4090 出力インタフェース。

Claims (12)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像して得られた画像データを解析し、前記画像データの所定位置に対応する、前記撮像手段で撮像されたディスプレイ上の位置を示す第1座標値を算出する第1座標値算出手段と、
    ユーザ操作を受け付ける第2座標値入力手段と、
    前記ユーザ操作に基づいて、前記第2座標値入力手段における前記ユーザ操作に関連する位置を示す第2座標値を算出する第2座標値算出手段と、
    前記第1座標値と前記第2座標値とに基づいて、前記ディスプレイ上の指定位置を示す画面座標値を算出する画面座標値算出手段とを備える、指示器。
  2. 機能を指定するため入力操作を受け付ける機能入力手段と、
    前記機能入力手段で受け付けた前記入力操作の内容に基づいて、前記機能を特定する機能算出手段とをさらに備える、請求項1に記載の指示器。
  3. 前記画面座標値算出手段は、移動モードとして第1座標値移動モードと第2座標値移動モードとを有し、前記第2座標値移動モードはさらに内部モードとして内部入力モードと内部待機モードとを有し、
    前記画面座標値算出手段は、
    現在の移動モードと、前記移動モードにおいて受け付けた前記入力操作または前記ユーザ操作とに基づいて、前記現在のモードから移行する次の移動モードを判定する移動モード判定手段と、
    前記第1座標値移動モードにおいて、前記第1座標値に基づいて前記画面座標値を算出する処理である第1座標値移動処理を実行する第1座標値移動処理手段と、
    前記第2座標値移動モードにおいて、前記第2座標値に基づいて前記画面座標値を算出する処理である第2座標値移動処理を実行する第2座標値移動処理手段とを含む、請求項2に記載の指示器。
  4. 前記第1座標値移動処理手段は、
    前記第1座標値移動モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けない場合に、前記第1座標値を前記画面座標値とし、
    前記第1座標値移動モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けた場合に、前記移動モードを前記第1座標値移動モードから前記第2座標値移動モードに設定し、前記内部モードを前記内部入力モードに設定し、前記ユーザ操作に基づいて算出された前記第2座標値を最終第2座標値として記憶する処理を実行する、請求項3に記載の指示器。
  5. 前記第2座標値移動処理手段は、
    前記内部モードを判定する内部モード判定手段と、
    前記内部入力モードの際に実行する内部入力モード処理手段と、
    前記内部待機モードの際に実行する内部待機モード処理手段とを含む、請求項4に記載の指示器。
  6. 前記内部入力モード処理手段は、
    前記内部入力モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けない場合に、前記内部モードを前記内部入力モードから前記内部待機モードに変更し、
    前記内部入力モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けた場合に、前記ユーザ操作に基づいて算出された前記第2座標値と前記最終第2座標値との差分を定数倍した結果を前記画面座標値に加算した結果を新たな画面座標値に設定し、前記最終第2座標値を前記ユーザ操作に基づいて算出された前記第2座標値に更新する処理を実行する、請求項5に記載の指示器。
  7. 前記内部待機モード処理手段は、
    前記内部待機モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けず、かつ、前記内部待機モードに移行してからの経過時間が所定時間を超過した場合に、前記移動モードを前記第2座標値移動モードから前記第1座標値移動モードに設定し、
    前記内部待機モードにおいて、前記第2座標値入力手段において前記ユーザ操作を受け付けた場合に、前記内部モードを前記内部待機モードから前記内部入力モードに設定し、前記ユーザ操作に基づいて算出された前記第2座標値を前記最終第2座標値として記憶する処理を実行する、請求項6に記載の指示器。
  8. 指示器と座標処理装置とを含む指示システムであって、
    ディスプレイ上の位置を指定する指定手段と、
    前記指定手段で指定された前記ディスプレイ上の位置を示す情報に基づいて前記位置を示す第1座標値を算出する第1座標値算出手段と、
    ユーザ操作を受け付ける第2座標値入力手段と、
    前記ユーザ操作に基づいて、前記第2座標値入力手段における前記ユーザ操作に関連する位置を示す第2座標値を算出する第2座標値算出手段と、
    前記第1座標値と前記第2座標値とに基づいて、前記ディスプレイ上の指定位置を示す画面座標値を算出する画面座標値算出手段と、
    機能を指定するため入力操作を受け付ける機能入力手段と、
    前記入力操作を示す情報に基づいて、前記機能を特定する機能算出手段と、
    前記画面座標値で示される前記ディスプレイ上の指定位置に、所定のマークを表示させるための処理、および前記機能を実行する処理を行なう表示手段とを備え、
    前記指示器は、
    前記指定手段、前記第1座標算出手段、前記第2座標値入力手段、前記第2座標値算出手段、前記画面座標値算出手段、前記機能入力手段、および前記機能算出手段のうちの、少なくとも前記指定手段、前記第2座標値入力手段、前記第2座標値算出手段、および前記機能入力手段と、
    前記座標処理装置に対して情報を送信する送信手段とを備え、
    前記座標処理装置は、
    前記表示手段と、
    前記第1座標値算出手段、前記画面座標値算出手段、および前記機能算出手段のうちの、前記指示器の備えていない手段と、
    前記送信手段で前記指示器から送信される情報を受信する受信手段とを備える、指示システム。
  9. 前記指示器は、
    前記指定手段と、前記第2座標値入力手段と、前記第2座標値算出手段と、前記機能入力手段と、前記送信手段とを備え、
    前記送信手段は、前記指定手段で指定された前記ディスプレイ上の位置と、前記第2座標値算出手段で算出された前記第2座標値と、前記機能入力手段での入力操作で指定された前記機能を表わす情報とを前記座標処理装置に対して送信し、
    前記座標処理装置は、
    前記表示手段と、前記第1座標値算出手段と、前記画面座標値算出手段と、前記機能算出手段と、前記受信手段とを備え、
    前記受信手段は、前記送信手段で前記指示器から送信される、前記ディスプレイ上の位置と、前記第2座標値と、前記機能を表わす情報とを受信する、請求項8に記載の指示システム。
  10. 前記指示器は、
    前記指定手段と、前記第1座標算出手段と、前記第2座標値入力手段と、前記第2座標値算出手段と、前記機能入力手段と、前記送信手段とを備え、
    前記送信手段は、前記第1座標値算出手段で算出された前記第1座標値と、前記第2座標値算出手段で算出された前記第2座標値と、前記機能入力手段での入力操作で指定された前記機能を表わす情報とを前記座標処理装置に対して送信し、
    前記座標処理装置は、
    前記表示手段と、前記画面座標値算出手段と、前記機能算出手段と、前記受信手段とを備え、
    前記受信手段は、前記送信手段で前記指示器から送信される、前記第1座標値と、前記第2座標値と、前記機能を表わす情報とを受信する、請求項8に記載の指示システム。
  11. 前記指示器は、
    前記指定手段と、前記第1座標算出手段と、前記第2座標値入力手段と、前記第2座標値算出手段と、前記機能入力手段と、前記機能算出手段と、前記送信手段とを備え、
    前記送信手段は、前記第1座標値算出手段で算出された前記第1座標値と、前記第2座標値算出手段で算出された前記第2座標値と、前記機能算出手段で算出された前記機能を表わす情報とを前記座標処理装置に対して送信し、
    前記座標処理装置は、
    前記表示手段と、前記画面座標値算出手段と、前記受信手段とを備え、
    前記受信手段は、前記送信手段で前記指示器から送信される、前記第1座標値と、前記第2座標値と、前記機能を表わす情報とを受信する、請求項8に記載の指示システム。
  12. 前記指示器は、
    前記指定手段と、前記第1座標算出手段と、前記第2座標値入力手段と、前記第2座標値算出手段と、前記画面座標値算出手段と、前記機能入力手段と、前記機能算出手段と、前記送信手段とを備え、
    前記送信手段は、前記画面座標値算出手段で算出された前記画面座標値と、前記機能算出手段で算出された前記機能を表わす情報とを前記座標処理装置に対して送信し、
    前記座標処理装置は、
    前記表示手段と、前記受信手段とを備え、
    前記受信手段は、前記送信手段で前記指示器から送信される、前記画面座標値と、前記機能を表わす情報とを受信する、請求項8に記載の指示システム。
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