JP2009161114A - 弾性クローラ - Google Patents

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Akihiro Usami
明宏 宇佐美
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Abstract

【課題】 外周面と内周面とを反転して使用可能とした弾性クローラにおいて、弾性クローラの外周面又は内周面のどちらを接地面として使用する場合でも、同じ抗張体を芯金の翼部で受けることができる弾性クローラを提供する。
【解決手段】 翼部15が芯金9のクローラ厚さ方向Cの中心からクローラ内周側Xにオフセットして設けられた芯金9と、翼部15が芯金9のクローラ厚さ方向Cの中心からクローラ外周側Yにオフセットして設けられた芯金9とを、クローラ周方向Bで交互に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外周面と内周面とを反転して使用可能な弾性クローラに関するものである。
従来、クローラ周方向に一定ピッチをもって配置された多数の芯金と、この芯金を被覆する弾性被覆体とから無端状に形成されたクローラ本体を備え、このクローラ本体の外周面側及び内周面側にそれぞれ接地ラグを設けて、外周面と内周面とを反転して(表裏を反転して)使用可能としたリバーシブルタイプの弾性クローラがある(特許文献1参照)。
実開昭52−160934号公報
前記従来の弾性クローラにあっては、芯金はクローラ幅方向の中央部から左右両側に延出する翼部を備えており、この翼部は、芯金及び弾性クローラのクローラ厚さ方向の略中心に位置している。
また、一般的に、弾性クローラには、スプロケットから芯金に伝達された駆動力をクローラ本体の全体に伝達するためにクローラ周方向全周にわたるように弾性被覆体に埋設された抗張体が設けられ、この抗張体は、該抗張体を芯金の翼部で受けるために、芯金の翼部を外囲いするように翼部のクローラ外周側に配置されて弾性被覆体に埋設される。
従来のリバーシブルタイプの弾性クローラに抗張体を設けるにあたって、芯金の翼部のクローラ外周側に抗張体を配設すると、弾性クローラをクローラ厚さ方向で反転させて内周面側を接地面として使用する場合に、すべての芯金の翼部が抗張体のクローラ外周側に位置することとなり、芯金の翼部で抗張体を受けることができないという問題がある。
また、弾性クローラの外周面又は内周面のどちらを接地面として使用する場合でも、芯金の翼部で抗張体を受けることができるようにするためには、芯金の翼部のクローラ外周側とクローラ内周側との両方に抗張体を配設する必要があるが、そうすると、部材の増加につながってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決した弾性クローラを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、クローラ周方向に一定ピッチをもって配設された多数の芯金と、この芯金を被覆する弾性被覆体とから無端状に形成されたクローラ本体を備え、前記芯金はクローラ幅方向の中央部からクローラ幅方向両側に延出された翼部を有し、前記クローラ本体の外周面側及び内周面側にそれぞれ接地ラグを設けて、外周面と内周面とを反転して使用可能とした弾性クローラにおいて、
前記翼部が芯金のクローラ厚さ方向の中心からクローラ内周側にオフセットして設けられた芯金と、前記翼部が芯金のクローラ厚さ方向の中心からクローラ外周側にオフセットして設けられた芯金とを、クローラ周方向で交互に配置したことを特徴とする。
また、スチールコード又は高強度有機繊維コードをクローラ幅方向に並設してなる抗張体を備え、この抗張体を弾性被覆体の翼部埋設領域に埋設してもよい。
また、クローラ周方向の全周にわたるように弾性被覆体に埋設された抗張体をクローラ本体のクローラ幅方向両側に設け、クローラ周方向で隣接する芯金のうち一方の芯金の翼部が抗張体のクローラ内周側に位置し、他方の芯金の翼部が抗張体のクローラ外周側に位置するよう設けられるのがよい。
本発明によれば、翼部が芯金のクローラ厚さ方向の中心からクローラ内周側にオフセットして設けられた芯金と、翼部が芯金のクローラ厚さ方向の中心からクローラ外周側にオフセットして設けられた芯金とを、クローラ周方向で交互に配置したので、各芯金の翼部のクローラ厚さ方向中心側に抗張体を配設することにより抗張体のクローラ内周側及びクローラ外周側の両方に翼部が位置することとなり、弾性クローラの外周面又は内周面のどちらを接地面として使用する場合でも、同じ抗張体を芯金の翼部で受けるよう構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5において、1は、農業機械や建設機械等の走行車両の走行部に採用されるクローラ式走行装置であり、該クローラ式走行装置1は、進行前後一側に配置されたスプロケット2と、進行方向前後他側に配置されたアイドラ3と、これらスプロケット2とアイドラ3との間に配置された複数の転輪4とをトラックフレーム5に支持すると共に、これらスプロケット2,アイドラ3,転輪4にわたって巻き掛けられた無端帯状の弾性クローラ6とを備えて構成されている。
スプロケット2,アイドラ3,転輪4は、左右方向Aの軸芯回りに回転可能であり、弾性クローラ6は、クローラ幅方向を左右方向Aに一致させてスプロケット2,アイドラ3,転輪4に巻き掛けられていて、スプロケット2を左右軸回りに回転駆動させることにより、該スプロケット2から弾性クローラ6に駆動力が伝達されて該弾性クローラ6が周方向Bに循環回走する。
前記弾性クローラ6は、図1〜4に示すように、無端帯状のクローラ本体7と、このクローラ本体7のクローラ内周側X及びクローラ外周側Yに設けられた接地ラグ8とを備えてなり、外周面と内周面とを反転して使用可能としたリバーシブルタイプの弾性クローラ6である。
クローラ本体7は、クローラ周方向Bに一定ピッチをもって且つクローラ周方向B全周にわたるように配設された多数の芯金9と、この芯金9を被覆すると共にクローラ周方向Bで隣り合う芯金9同士を相互に連結する弾性被覆体10とから無端帯状に形成されていると共に、弾性被覆体10に埋設された抗張体11及び補強層12を有する。
このクローラ本体7には、左右方向A中央側で且つクローラ周方向Bで隣り合う芯金9間に位置していて、スプロケット2の駆動歯2a(図6参照)を挿入すべくクローラ内周側Xからクローラ外周側Yにかけて貫通する係合孔13が設けられている。
芯金9は、図1〜4、図7,8に示すように、弾性クローラ6の左右方向A中央側に位置する中央部14と、この中央部14から左右両側に延出された左右の翼部15とから主構成されている。
芯金9の中央部14は、スプロケット2の駆動歯2aに接当して該スプロケット2から駆動力を受けるスプロケット係合部16と、このスプロケット係合部16の左右両側に設けられていてスプロケット2,アイドラ3及び転輪4に係合して脱輪(弾性クローラ6の外れ)を防止する係合突起17とを有する。
本実施形態では、クローラ周方向Bに隣り合う芯金9の一方のスプロケット係合部16から他方のスプロケット係合部16にわたって係合孔13とされている。
左右の係合突起17は、芯金9のクローラ外周側Y及びクローラ内周側Xの両方に設けられていて、スプロケット係合部16よりもクローラ外周側Y又はクローラ内周側Xに突出するように形成されている。
また、クローラ内周側Xの係合突起17のクローラ内周側X(頂部側)及びクローラ外周側Yの係合突起17のクローラ外周側Y(頂部側)は、スプロケット係合部16よりもクローラ周方向B前後に突出されており、例えば、左右の係合突起17の頂面が転輪4の転動面18とされる。
左右の翼部15は、スプロケット係合部16のクローラ周方向Bに関する幅と同幅に形成され、芯金9のクローラ厚さ方向C中心(弾性クローラ6のクローラ厚さ方向Cの中心)からクローラ厚さ方向C一方にオフセットして設けられている。
この芯金9をクローラ周方向Bに配設するにあたって、クローラ周方向Bで隣接する一方の芯金9に対して他方の芯金9はクローラ厚さ方向Cで反転させた状態で配置されており、したがって、当該弾性クローラ6の芯金9は、翼部15が芯金9のクローラ厚さ方向Cの中心からクローラ内周側Xにオフセットして設けられた芯金9と、翼部15が芯金9のクローラ厚さ方向Cの中心からクローラ外周側Yにオフセットして設けられた芯金9とをクローラ周方向Bで交互に配置している。
弾性被覆体10は、ゴム又は樹脂等のゴム様弾性材によって形成され、本実施形態では、芯金9の左右の翼部15を被覆すると共にクローラ周方向Bで隣り合う翼部15を相互に連結するように設けられている。
したがって、本実施形態では左右の弾性被覆体10が芯金9によって連結されている。
なお、芯金9のスプロケット係合部16及び係合突起17も弾性被覆体10で被覆するようにしてもよく、弾性被覆体10を弾性クローラ6の左右方向一端から他端にわたって一体物としてもよい。
接地ラグ8は、左右の各弾性被覆体10のクローラ外周側Y及びクローラ内周側Xの両方に設けられ、各芯金9の翼部15に対応する位置に設けられている。したがって、接地ラグ8は、クローラ周方向Bに一定ピッチをもって且つクローラ周方向B全周にわたるように設けられている。
なお、本実施形態では、クローラ内周側Xの接地ラグ8とクローラ外周側Yの接地ラグ8とは、同一形状で形成されているが、クローラ内周側Xの接地ラグ8とクローラ外周側Yの接地ラグ8とで、形状又は突出高さの異なる接地ラグ8を採用してもよい。
前記抗張体11は、左右の各弾性被覆体10内(芯金9の翼部埋設領域)に、クローラ周方向Bに沿ってクローラ周方向B全周にわたるように埋設されていると共に、弾性被覆体10(クローラ本体7)のクローラ厚さ方向Cの中心を通るように埋設されていて、クローラ周方向Bで隣接する芯金9の一方の芯金9の翼部15が抗張体11のクローラ外周側Yに位置し、他方の芯金9の翼部15が抗張体11のクローラ内周側Xに位置するよう構成されている。
この抗張体11は、スプロケット2を介して芯金9に伝達された駆動力を弾性クローラ6の他の部分に伝達する機能、及び弾性クローラ6に加えられるクローラ周方向Bの張力に耐える機能を持ち、例えば、有端の1本の抗張力コードをクローラ周方向Bに1周巻回すると共に端部同士を重ね合わせたものを左右方向Aに多数本並設して構成されている。
抗張力コードとしては、鋼製フィラメントを数本撚ったものをさらに数束撚り合わせたスチールコードや、アラミド等の高強度の樹脂フィラメントから構成される高強度有機繊維コードが採用される。
前記補強層12は、キャンバスによって構成され、前記抗張体11をクローラ厚さ方向Cで挟むように、且つクローラ周方向Bに沿ってクローラ周方向B全周にわたるように弾性被覆体10に埋設されている。
また、この補強層12は、クローラ内周側Xにオフセットされた翼部15とクローラ外周側Yにオフセットされた翼部15の間を通るように配設されている。
前記構成の弾性クローラ6にあっては、翼部15を芯金9のクローラ厚さ方向C中心からクローラ厚さ方向C一方にオフセットして設けると共に、クローラ周方向Bで隣接する一方の芯金9に対して他方の芯金9をクローラ厚さ方向Cで反転させた状態で配置することにより、抗張体11をクローラ周方向Bで隣接する芯金9の一方の芯金9の翼部15と他方の芯金9の翼部15との間を通すことができ(抗張体11が弾性被覆体10(クローラ本体7)のクローラ厚さ方向Cの中心を通るように該抗張体11弾性被覆体10に埋設でき)、これによって、弾性クローラ6の外周面又は内周面のどちらを接地面として使用する場合でも、同じ抗張体11を芯金9の翼部15で受けることができ、表裏の区別無く同じように弾性クローラ6が使用可能とされている。
図5のD−D線矢視断面図である。 図5のE−E線矢視断面図である。 図5のF−F線矢視断面図である。 (a)は弾性クローラの平面図、(b)は弾性クローラの側面図である。 クローラ式走行装置の側面図である。 スプロケットと弾性クローラの噛み合い部分の側面概略図である。 (a)は芯金の平面図、(b)は芯金の正面図、(c)は芯金の底面図である。 (a)は芯金の側面図、(b)は図7のG−G線矢視断面図である。
符号の説明
7 クローラ本体
9 芯金
10 弾性被覆体
11 抗張体
14 中央部
15 翼部
A クローラ幅方向(左右方向)
B クローラ周方向
C クローラ厚さ方向
X クローラ内周面側
Y クローラ外周面側

Claims (3)

  1. クローラ周方向(B)に一定ピッチをもって配設された多数の芯金(9)と、この芯金(9)を被覆する弾性被覆体(10)とから無端状に形成されたクローラ本体(7)を備え、前記芯金(9)はクローラ幅方向(A)の中央部(14)からクローラ幅方向(A)両側に延出された翼部(15)を有し、前記クローラ本体(7)の外周面側(Y)及び内周面側(X)にそれぞれ接地ラグ(8)を設けて、外周面と内周面とを反転して使用可能とした弾性クローラにおいて、
    前記翼部(15)が芯金(9)のクローラ厚さ方向(C)の中心からクローラ内周側(X)にオフセットして設けられた芯金(9)と、前記翼部(15)が芯金(9)のクローラ厚さ方向(C)の中心からクローラ外周側(Y)にオフセットして設けられた芯金(9)とを、クローラ周方向(B)で交互に配置したことを特徴とする弾性クローラ。
  2. スチールコード又は高強度有機繊維コードをクローラ幅方向に並設してなる抗張体(11)を備え、この抗張体(11)を弾性被覆体(10)の翼部埋設領域に埋設したことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. クローラ周方向(B)の全周にわたるように弾性被覆体(10)に埋設された抗張体(11)をクローラ本体(7)のクローラ幅方向(A)両側に設け、クローラ周方向(B)で隣接する芯金(9)のうち一方の芯金(9)の翼部(15)が抗張体(11)のクローラ内周側(X)に位置し、他方の芯金(9)の翼部(15)が抗張体(11)のクローラ外周側(Y)に位置するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
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