JP2009161036A - 鉄道車両用外幌 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外皮20と、外皮20内に設けられた空気室40とで構成され、車両50,60同士の互いに対向する連結面10,11の外周部にそれぞれ装着されて外皮20の先端同士が当接することにより隣接する車両50,60間の連結部3を閉塞する外幌1において、空気室40内には軟質材からなる形状保持部材22が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
そこで、低速走行時には空気室内を低圧に維持して、空気室内を収縮する必要があるが、この時、車両間の連結部を閉塞することが困難であるという問題がある。つまり、空気室内が低圧の状態では、車両の変位に対して空気室が変形した後、空気室が元の形状に復元せず、車両間にスペースが生じてしまう。したがって、車両の外観を損ねるとともに、車両間に物が落下してしまう虞もある。
本発明では、本線走行等の高速走行時において空気室内に空気を供給して空気室内の剛性を確保することで、鉄道車両間を閉塞して風切り音の発生を防止することができる。
加えて、空気室内に形状保持部材が設けられているため、構内走行等の低速走行時において、空気室内を低圧にしても空気室の形状を維持することができる。すなわち、空気室内を低圧にしても鉄道車両間を閉塞した状態を維持した上で、カーブ、分岐点等における大きな変位にも柔軟に追従させることができるとともに、空気室が変形した後でも速やかに元の形状に復元させることができる。
この場合、空気室と鉄道車両との間に受け座を介在させることで、空気室の外径を小さくしても隣接する鉄道車両間を閉塞することができる。これにより、鉄道車両用外幌の小型化を図ることができるため、設計の自由度を向上させることができる。
この場合、形状保持部材及び受け座のそれぞれを発泡樹脂で形成することで、形状保持部材及び受け座を柔軟に形成することができる。したがって、構内走行等でのカーブ、分岐点等における大きな変位に対して鉄道車両用外幌が圧縮されて破損することを防ぐことができる。
この場合、空気室及び受け座の形状を保持しながら鉄道車両用外幌を柔軟に変形させることができる。
この場合、形状保持部材の硬度を、受け座の硬度と同等若しくは同硬度よりも軟らかく形成することで、カーブ、分岐点等における大きな変位に対して、受け座ではなく、形状保持部材が積極的に変形することとなる。したがって、追従性を向上させることができる。
図1,2に示すように、外幌(鉄道車両用外幌)1は、新幹線等の高速鉄道用であって、隣接する車両(鉄道車両)50,60の連結部3にて対向する連結面10、11の外周部に装着される。外幌1は、断面視コ字状に一体形成されたものであり、車両50,60の通路2を上方及び両側方の三方向から囲むように配置されている。そして外幌1の先端同士が当接されることにより、車両50,60の連結部3が閉塞され、ほぼ面一の外面形状となる。
そして、保護シート23とエアー膜21との間には、充填材24が設けられている。この充填材24は、上述した形状保持部材22と同様の材質、若しくはそれより硬い材質で構成されていることが好ましい。
まず、本線走行等の高速走行時について説明する。
図3に示すように、高速走行時において、空気室40内には、図示しない空気の給排気手段から空気が供給される。この時の空気室40内の気圧としては、6〜10kPa程度が好ましい。これにより、各車両50,60の連結面10,11に設けられた対向する外幌1同士が拡張して密着し、外幌1の剛性が向上するため、車両50,60間の連結部3に入り込むことを抑えることができる。つまり、高速走行時の走行風による外幌1のバタつきを抑えることができるため、車両50,60間の連結部3で生じる風切り音を防止することができる。
構内走行時においては、曲率の小さいカーブや、分岐等の大きな変位が生じることがあり、この時、上述のように空気室40内に空気を充填した状態を維持していると、各車両50,60間の連結部3の左右部分で距離が変化し、空気室40が圧縮されてしまうとともに、空気室40がこの変位に追従することができず、外幌1が擦れ合い、破損してしまう虞がある。そこで、低速走行時には、図示しない給排気手段により空気室40内の空気を排気し、空気室40内を低圧に維持する。
また、車両の切り離し、メンテナンス等を行う際は、何れかの車両(例えば、車両50,60の何れか)の外幌1を取り外すことで容易に取り外すことができる。
加えて、構内走行等の低速走行時において、空気室40内を低圧にしても空気室40の形状を維持することができる。すなわち、エアー膜21内の内周面21aに形状保持部材22が設けられているため、空気室40内を低圧にしても車両50,60間を閉塞した状態を維持した上で、カーブ、分岐点等における大きな変位にも柔軟に追従させることができる。したがって、高速走行時の風切り音を防止することができるとともに、低速走行時における車両の大きな変位に対しても柔軟に追従することができる。
また、停止時においても車両50,60間の連結部3は閉塞されているため、外観もよく、車両50,60間に物が落下することも防ぐことができる。
本発明の第2実施形態は、外幌の小型化を図り、外皮内に受け座を設けた点で第1実施形態と相違している。なお、前述した第1実施形態と同一部材には同一符号を付し説明は省略する。
これにより、外幌1を車両50,60の幅方向に小型化することができるとともに軽量化を図ることができるため、連結部3における設計の自由度を向上させることができる。例えば、車両50,60間のスペースが広い時や、車両50,60間の通路スペースが大きく外幌1の取付スペースが確保し難い場合等、大径の空気室40が形成困難な場合でも隣接する車両50,60間の連結部3を閉塞することができる。
また、形状保持部材22及び受け座36の双方をポリウレタンフォームに形成することで、形状保持部22材及び受け座36を柔軟に形成することができる。したがって、構内走行等でのカーブ、分岐点等における大きな変位に対して外幌1が圧縮されて破損することを防ぐことができる。
例えば、本実施形態において、外幌を車両の上方及び両側方の三方向から覆うように設けた場合について説明したが、これに限らず、車両の両側方のみを覆う構成としてもよい。また、受け座の形状及び空気室の本数等は適宜設計変更が可能である。
Claims (5)
- 外皮と、該外皮内に設けられた空気室とで構成され、鉄道車両同士の互いに対向する連結面の外周部にそれぞれ装着されて前記外皮の先端同士が当接することにより隣接する前記鉄道車両間の連結部を閉塞する鉄道車両用外幌において、
前記空気室内には軟質材からなる形状保持部材が設けられていることを特徴とする鉄道車両用外幌。 - 前記空気室と前記鉄道車両の前記連結面との間には、前記空気室を前記鉄道車両から離間して保持する受け座が介在されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用外幌。
- 前記形状保持部材と前記受け座とがそれぞれ発泡樹脂で形成されていることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両用外幌。
- 前記発泡樹脂はポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項3記載の鉄道車両用外幌。
- 前記形状保持部材の硬度は、前記受け座の硬度と同等若しくは同硬度よりも軟らかく形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の鉄道車両用外幌。
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Cited By (2)
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CN109159790A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-01-08 | 青岛宏达青田交通设备有限公司 | 自动充放气外风挡及动车组 |
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- 2008-01-07 JP JP2008000278A patent/JP2009161036A/ja active Pending
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