JP2009160769A - サーマルプリンタ - Google Patents

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敏行 田村
Yozo Kobayashi
陽三 小林
Kengo Tsuchida
健吾 土田
Yuichiro Hatanaka
雄一郎 畠中
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Abstract

【課題】 消耗品が大径化した場合でも複雑な構造を必要とせずに精度の高い印字結果を得ることができるサーマルプリンタを提供すること。
【解決手段】 サーマルプリンタ1の印刷媒体の搬送方向上流側に回動可能にユニット保持部材30を支持する。このユニット保持部材30にサーマルヘッド51が固定されたヘッドユニットを取付ける。そしてユニット保持部材30をサーマルヘッド51がプラテンローラ12と対向する位置で本体に固定し、サーマルヘッド51の発熱素子群52の配列方向がプラテンローラ12の軸方向と略平行となり、発熱素子群52とプラテンローラ12とが当接する位置でヘッドユニットを本体に固定する。このとき、サーマルヘッド51をプラテンローラ12の方向に付勢してサーマルヘッド51とプラテンローラ12との間に搬送された印刷媒体を加圧狭持せしめる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サーマルヘッドを有するサーマルプリンタに関する。
サーマルヘッドを有するサーマルプリンタにおいては、サーマルヘッドとプラテンローラの位置関係が画質に及ぼす影響が大きい。例えばサーマルヘッドからの熱エネルギにより融解したインクを印字媒体に転写することで印字するサーマルプリンタでは、サーマルヘッドとプラテンローラとの位置関係により、印字がかすれたり、尾引きが生じたりする。
上記サーマルプリンタの印字機構について説明する。図7は、上記サーマルプリンタの印字機構の模式図である。サーマルヘッド81の所定位置には、発熱素子群82がライン状に配設されている。このサーマルヘッド81は、ヘッドブラケット83に固定され、受容紙ロール84から送出された印字媒体である受容紙85及びリボン供給リール86から送出された熱転写リボン87が、サーマルヘッド81及びプラテンローラ88の間に加圧狭持されて搬送される。このとき、サーマルヘッド81に印加電圧を加えて発熱素子群82を発熱させると、熱エネルギにより融解した熱転写リボン87のインクが受容紙85に転写される。熱転写に使用された熱転写リボン87は、その後受容紙85から剥離されてリボン巻取りリール89に巻回される。
図8は、図7に示した印字機構を用いたサーマルプリンタ80の概略構成側面図である。上記サーマルヘッド81を装着したヘッドブラケット83は、一端に左右一対の突出部91aが形成されたブラケット取付金具91に装着され、所定位置に左右一対のヘッド位置固定用軸90が設けられている。ブラケット取付金具91は、その一端がヘッド固定フック92と共にブラケット取付軸93を支点としてブラケット取付部材94に回動自在に支持され、他端には突出部91aを保持する凹部94aが形成されている。そして、ブラケット取付部材94は、ユニット取付軸97によりプラテンフレーム96に回動開閉自在に固定されている。プラテンフレーム96には、上記プラテンローラ88がプラテンローラ軸95により回動自在に支持され、ヘッド位置固定用軸90を案内する左右一対のガイド部98が設けられている。
図9は、図8に示したサーマルプリンタ80のサーマルヘッドユニットを回動させてプラテンフレーム96に固定した状態を示す概略構成側面図である。ガイド部98は、ヘッドブラケット83に固定されたサーマルヘッド81とプラテンローラ88との位置関係が印字に最適となるようにヘッド位置固定用軸90を誘導して位置決めする。ヘッドユニットを閉じた状態では、図示したように左右一対のヘッド固定フック92がそれぞれヘッド固定ピン99に掛止されてサーマルヘッドユニットがプラテンフレーム96に対し固定される。ヘッド固定フック92は、容易にヘッド固定ピン99との固定が解除されないように、ブラケット取付部材94に設置されたフック付勢ばね100によりブラケット取付部材94との固定側が引張られ、他端がヘッド固定ピン99方向へ付勢されている。サーマルヘッド81は、ヘッド固定フック92がヘッド固定ピン99に掛止されたときにはブラケット取付金具91とブラケット取付部材94との間の所定位置に設けられた左右一対のヘッド圧用ばね101によってプラテンローラ88に対し付勢される。このヘッド圧用ばね101による付勢によって受容紙ガイド部材102上を搬送された受容紙85と熱転写リボン87とは、サーマルヘッド81とプラテンローラ88との間に加圧狭持される。(例えば、特許文献1参照)
特開2004―122495号公報
上記のような構成のサーマルプリンタでは、印字の高速化が進むにつれて受容紙や感熱紙等の消耗品が、一度の交換で多数枚印字できるように大径化する。かかる場合、プラテンフレームからサーマルヘッドユニットを開放した際に、プラテンフレームとサーマルヘッドユニットとの間には容易に消耗品を交換できるスペースを設ける必要があるため、プラテンフレームをサーマルヘッドユニットに回動開閉自在に固定する固定軸がサーマルヘッドとプラテンローラとの対向位置から遠方に設けられていなければならない。このようにプラテンフレームをサーマルヘッドユニットに回動開閉自在に固定する固定軸がサーマルヘッド及びプラテンローラから遠方に設けられる場合には、該固定軸の水平度などに生じた微小誤差がサーマルヘッドとプラテンローラとの位置関係に及ぼす影響が増大することとなる。すなわち、プラテンローラに対するサーマルヘッドの押圧,プラテンローラとサーマルヘッドとの位置及び角度の関係が崩れ、印字が乱れるという問題が生じる。そのためサーマルヘッドの位置を調整するために複雑な機構が必要となり、価格的な問題やプリンタの小型化が不利であるという問題が生じていた。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、消耗品が大径化した場合でも複雑な構造を必要とせずに精度の高い印字結果を得ることができるサーマルプリンタを提供することである。
本発明は、ライン状に発熱素子群が配列されたサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに対向して配置されたプラテンローラとの間に搬送された印刷媒体に対して前記発熱素子群の発熱により印刷を行うサーマルプリンタにおいて、前記プラテンローラを前記印刷媒体の搬送方向下流側で回転可能に支持し、前記印刷媒体を前記印刷媒体の搬送方向上流側に収容してなる本体と、前記サーマルヘッドが固定されたヘッドユニットと、前記印刷媒体の搬送方向上流側にて該本体に回動可能に支持されたユニット保持部材と、前記ヘッドユニットを前記ユニット保持部材に取付けるユニット取付機構と、このユニット取付機構により前記ヘッドユニットが取付けられた前記ユニット保持部材を前記サーマルヘッドが前記プラテンローラと対向する位置で前記本体に固定する保持部材固定手段と、この保持部材固定手段により前記本体に固定された前記ユニット保持部材に取付けられた前記ヘッドユニットを、前記サーマルヘッドの発熱素子群配列方向が前記プラテンローラの軸方向と略平行となり、前記サーマルヘッドの発熱素子群と前記プラテンローラとが当接する位置で前記本体に固定するユニット固定手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラの方向に付勢し、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に搬送された前記印刷媒体を加圧狭持せしめるヘッド付勢手段と、を具備したものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、消耗品が大径化した場合でも複雑な構造を必要とせずに精度の高い印字結果を得ることができるサーマルプリンタを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態にかかるサーマルプリンタ1のサーマルヘッドユニット50を開放した状態における概略構成側面図、図2は、当該サーマルプリンタ1のサーマルヘッドユニット50を閉じた状態における概略構成側面図、図3は、図1の側面図に示した矢印E方向から見たサーマルヘッドユニット50の概略構成正面図である。以下、これらの図を用いて、サーマルプリンタ1の構成を具体的に説明する。
サーマルプリンタ1は、本体としてプラテンローラ軸11により回動自在に支持されたプラテンローラ12を有するプラテンフレーム10とプラテンフレーム10に供給する受容紙2が巻回された受容紙ロール21を収納した用紙ホルダ20とを備え、用紙ホルダ20には、サーマルヘッド51などを有するサーマルヘッドユニット50を装着したユニット保持部材30がユニット取付部材固定軸31により回動自在に固定されている。さらに、ユニット保持部材30は、図示しないダンパーにより矢印A方向に付勢されており、サーマルヘッドユニット50は、消耗品である受容紙ロール21の交換などが容易に行えるようにユニット取付部材固定軸31から十分な距離をとってユニット保持部材30に固定されている。
プラテンフレーム10には、左右一対のガイド部14(第1のガイド部)が形成されており、このガイド部14に対してプラテンローラ12側には左右一対のガイド部13(第2のガイド部)が形成されている。さらにユニット保持部材30との固定に用いる左右一対の保持部材固定ピン15、サーマルヘッドユニット50との固定に用いる左右一対のユニット固定ピン16及びユニット後部固定フック17が設置されている。ユニット後部固定フック17は、フック固定軸18により回動自在に取付けられ、フック固定ばね19によってその先端が矢印D方向に付勢されている。
ユニット保持部材30には、サーマルヘッドユニット50を装着する際に使用するヘッド保持部34が形成され、左右一対の保持部材固定フック32がフック固定軸33により回動自在に取付けられている。該フック32は、フック付勢ばね39によりその上端が引張られて矢印B方向に付勢されている。また、ユニット保持部材30の上部には、リボン供給リール36及びリボン巻取りリール35が回転自在に支持されており、リボン供給リール36から送出された熱転写リボン4は、リボンガイドローラ37に案内されてサーマルヘッド51の下方を通過した後にリボン巻取りリール35に巻取られる。
サーマルヘッド51は、長方形の薄板状をなしており、その下面には、熱転写リボン4に熱を供給するための発熱素子群52が、該ヘッド51の長手方向に沿ってライン状に配設されている。
サーマルヘッドユニット50は、上記サーマルヘッド51のほか、該ヘッド51を支持固定するヘッドブラケット53、該ブラケット53のサーマルヘッド51を支持固定する面と対をなす面に取り付けられるブラケット取付金具54、および該取付金具54を介してヘッドブラケット53を回動自在に支持するブラケット取付部材55を備えている。
ヘッドブラケット53には、長手方向の両側面の所定位置にヘッド位置固定用軸59(第2の位置決め軸)が設置されている。ブラケット取付金具54には、短手方向一端の長手方向両側面に突出部54aが形成され、短手方向他端の長手方向両側面に貫通孔を有する固定部54bが形成されている。ブラケット取付部材55には、短手方向一端の長手方向両端にコの字型の凹部55aが形成され、短手方向他端の長手方向両側面にユニット後部固定軸58(第1の位置決め軸)が設置された一対の固定部55bが形成され、さらにこの凹部55aと固定部55bとの間の長手方向両端に固定部54bと略同径の貫通孔を有する一対の固定部55cが形成されている。
そして、サーマルヘッド51は、ヘッドブラケット53に、その長手方向を略同一として取付けられ、ヘッドブラケット53は、ブラケット取付金具54にその長手方向を略同一として取付けられている。ブラケット取付金具54の左右の固定部54bに設けられた貫通孔には、ユニット固定フック56に設けられた貫通孔とともにそれぞれブラケット取付軸57を挿通して、ブラケット取付金具54及びユニット固定フック56がブラケット取付部材55に対し回動自在に支持されている。ユニット固定フック56は、フック付勢ばね40によりその上端が引張られて矢印C方向に付勢されている。ブラケット取付金具54がブラケット取付部材55に取付けられたとき、突出部54aは、凹部55aの凹形状内に位置するようになっており、ブラケット取付金具54のブラケット取付軸57を支点とした回動方向への移動を、その凹形状内を突出部54aが移動できる範囲内に制限する。ブラケット取付部材55とブラケット取付金具54との間には、サーマルヘッドユニット50を閉じたときにサーマルヘッド51がプラテンローラ12に対して付勢されるようにヘッド圧用ばね61が設けられている。
かかる構成のサーマルヘッドユニット50は、ヘッド保持部34とブラケット取付部材55の上方に取り付けたヘッドユニットホルダ60とユニット保持部材30の下方に設置された左右一対のヘッドユニット固定ばね38からなるヘッドユニット取付機構によってユニット保持部材30に着脱自在となっている。該取付機構により、発熱素子群52とプラテンローラ12とがユニット保持部材30の回動の略同一円周上に位置し、発熱素子群52の配列方向とプラテンローラ12の回転軸方向とが略平行となるようにサーマルヘッドユニット50がユニット保持部材30に取り付けられる。
ユニット保持部材30を所定位置まで閉じると、左右のヘッド位置固定用軸59がそれぞれ左右のガイド部13に案内され、また、左右のユニット後部固定軸58がそれぞれ左右のガイド部14に嵌入することで発熱素子群52とプラテンローラ12とが印字に最適な位置関係を構成するようになっている。
前述の通り、ユニット保持部材30は図示しないダンパーによって矢印A方向に付勢されている。このダンパーの付勢によるユニット保持部材30の矢印A方向への回動は、保持部材固定フック32を保持部材固定ピン15に掛止させることによって制動される。このとき、ユニット取付機構によりユニット保持部材30に取付けられたサーマルヘッドユニットのサーマルヘッド51が、プラテンローラ12と対向する位置に位置決めされる。すなわち、保持部材固定ピン15及び保持部材固定フック32は、保持部材固定手段を構成する。
一方、サーマルヘッドユニット50は、左右のヘッド位置固定用軸59がそれぞれ左右のガイド部13によって所定位置に案内されて左右のユニット後部固定軸58がそれぞれ左右のガイド部14に嵌入した状態において、左右のユニット固定フック56をそれぞれ左右のユニット固定ピン16に掛止させ、左右のユニット後部固定フック17をそれぞれ左右のユニット後部固定軸58に掛止させることで、サーマルヘッド51の発熱素子群52とプラテンローラ12とが当接する位置でプラテンフレーム10に対して固定される。すなわち、ガイド部13とガイド部14とユニット後部固定軸58とヘッド位置固定用軸59とユニット後部固定フック17とは、ユニット固定手段を構成する。このときユニット後部固定軸58は、ユニット後部固定フック17によりガイド部14の下部に圧着された状態になるようにユニット後部固定軸58,ユニット後部固定フック17及びガイド部14の形状等が調整されている。
このようにサーマルヘッドユニット50をプラテンフレーム10に対して固定した状態では、ブラケット取付部材55からの押圧を受けてヘッド圧用ばね61が縮み、ブラケット取付金具54及びヘッドブラケット53を介してサーマルヘッド51がプラテンローラ12に対して付勢される(ヘッド付勢手段)。このとき、受容紙ガイド部材3上を搬送された受容紙2及び熱転写リボン4は、サーマルヘッド51とプラテンローラ12との間に加圧狭持される。
次に、サーマルヘッドユニットをユニット保持部材30に装着するためのヘッドユニット取付機構について説明する。図4は、図3の正面図に示したサーマルヘッドユニット50をユニット保持部材30から取外した状態の概略構成正面図、図5及び図6は、ヘッドユニット取付機構を具体的に説明するための模式図である。
ヘッドユニットホルダ60は、ブラケット取付部材55との取付面の上方向に延出した被保持部60a,60bを有し、その先端部には抜け止め機構60c,60dが形成されている。ヘッド保持部34の下方には、ユニット保持部材30の長手方向と略同一方向にその長手方向を有する長孔34aが形成されており、その短手方向の両端にはガイドレール34b,34cが形成されている。
さて、抜け止め機構60c,60dは、長孔34aに挿入される際にガイドレール34b,34cに当接することでそれぞれ図5中の矢印F,Gの方向に加圧されて被保持部60a,60bが該方向に撓むこととなる。そのため、抜け止め機構60c,60dはその配置間隔よりも幅が小さい長孔34aを通過することができる。抜け止め機構60c,60dが完全に長孔34aを通過した後にはその撓みが解消され、サーマルヘッドユニット50をユニット保持部材30から取外そうとしても抜け止め機構60cの下部がガイドレール34bの上面に、抜け止め機構60dの下部がガイドレール34cの上面にそれぞれ当接するため取外せなくなる。
ヘッドユニットホルダ60をヘッド保持部34から取外すには、ヘッド保持部34の上部から抜け止め機構60c,60dを対向する方向に加圧して被保持部60a,60bを撓ませ、ガイドレール34b,34cを通過させる。
抜け止め機構60c,60dを除いた被保持部60a,60bの延出方向幅は、ガイドレール34b,34cの同方向幅に比して大きく形成され、長孔34aの長手方向幅は、被保持部60a,60bの同方向幅に比して大きく形成されている。これにより、被保持部60a,60bは、取付けられたヘッド保持部34内を長孔34aの長手方向及び自身の延出方向に変位自在となる。
サーマルヘッドユニット50がユニット保持部材30に装着されたときには、ブラケット取付部材55からの押圧を受けてヘッドユニット固定ばね38が縮み、サーマルヘッドユニット50は、ユニット保持部材30から遠ざかる方向へ付勢される。
ユニット保持部材30を閉じた状態においては、長孔34aの長手方向が受容紙3の搬送方向と一致し、また、ヘッドユニット固定ばね38が縮んで図6のように抜け止め機構60c,60dがガイドレール34b,34cから離接する。このとき、ヘッドユニットホルダ60は、受容紙3の搬送方向及び、自身の延出方向換言するとプラテンローラ12に対して反対方向に変位自在となる。すなわち、サーマルヘッド51がプラテンローラ12に付勢される際の押圧は、ヘッドユニット固定ばね38からの付勢を除いてユニット保持部材30からの影響を受けない。なお、ユニット保持部材30を閉じた状態において、ヘッドユニット固定ばね38がブラケット取付部材55を付勢する押圧は、ヘッド圧用ばね61がブラケット取付金具54を付勢する押圧に比して小さくなるように設定されている。そのため、サーマルヘッド51の長手方向の圧力分布のバランスが崩れにくくなり、略均一に保たれる。
このように、サーマルプリンタ1におけるサーマルヘッドユニット50は、上記ヘッドユニット取付機構によってユニット保持部材30に変位自在に取り付けられる。そして、ユニット保持部材30を閉じてプラテンフレーム10に固定する際には、サーマルヘッド50は、左右一対に設けられたヘッド位置固定用軸59及びガイド部13とユニット後部固定軸58及びガイド部14とに案内されて、発熱素子群52とプラテンローラ12とが印字に最適な位置で当接するように位置決めされる。そのため、例えばユニット保持部材30の支点であるユニット取付部材固定軸31からヘッド保持部34までの距離が長くても該保持部材30の公差を緩く設定できる。また、ヘッド保持部材30がプラテンローラ12の回転軸方向に捩れたときなど、プラテンローラ12とサーマルヘッド51との平行度が乱れた場合であっても、プラテンローラ12の設置位置及び回転軸の角度に対して左右一対のガイド部13,ガイド部14,ユニット後部固定軸58及びヘッド位置固定用軸59を精度良く設ければ、プラテンローラ12とサーマルヘッド51との位置及び角度の関係は常に最適に保たれて印字品質が安定する。
また、ユニット保持部材30は、図示しないレバーを操作することにより保持部材固定フック32,ユニット固定フック56及びユニット後部固定フック17がそれぞれ矢印B,矢印C及び矢印Dの反対方向に付勢されてそれぞれの固定が解除され、前記図示しないダンパーにより矢印A方向へ付勢されて所定位置まで開放する。ユニット保持部材30の開放状態においては、サーマルヘッドユニット50がユニット取付部材固定軸31から十分な距離をとってユニット保持部材30に固定されているため、サーマルヘッドユニット50の取り外しや受容紙ロール21,リボン巻取りリール35及びリボン供給リール36の交換などが容易に行える。
なお、この発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、本実施の形態は熱転写リボンを用いたサーマルプリンタに本発明を適用した例を示したが、感熱紙を用いたプリンタなどの他のサーマルプリンタに本発明を適用してもよい。
この他、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本実施の形態におけるサーマルプリンタのサーマルヘッドユニットを開放した状態の概略構成側面図。 同実施の形態におけるサーマルプリンタのサーマルヘッドユニットを閉じた状態を示す概略構成側面図。 同実施の形態におけるサーマルヘッドユニットの概略構成正面図。 同実施の形態におけるサーマルヘッドユニットをユニット保持部材から取外した状態を示す概略構成正面図。 同実施の形態におけるヘッドユニット取付機構を具体的に説明するための模式図。 同実施の形態におけるヘッドユニット取付機構を具体的に説明するための模式図。 一般的なサーマルプリンタの印字機構を示す模式図。 一般的なサーマルプリンタの概略構成側面図。 一般的なサーマルプリンタの印刷状態における概略構成側面図。
符号の説明
1…サーマルプリンタ、2…受容紙、4…熱転写リボン、10…プラテンフレーム、12…プラテンローラ、13,14…ガイド部、15…保持部材固定ピン、16…ユニット固定ピン、17…ユニット後部固定フック、20…用紙ホルダ、21…受容紙ロール、30…ユニット保持部材、32…保持部材固定フック、34…ヘッド保持部、50…サーマルヘッドユニット、51…サーマルヘッド、52…発熱素子群、56…ユニット固定フック、60…ヘッドユニットホルダ、

Claims (5)

  1. ライン状に発熱素子群が配列されたサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに対向して配置されたプラテンローラとの間に搬送された印刷媒体に対して前記発熱素子群の発熱により印刷を行うサーマルプリンタにおいて、
    前記印刷媒体を収容し、前記プラテンローラを前記印刷媒体の搬送方向下流側で回転可能に支持してなる本体と、
    前記サーマルヘッドが固定されたヘッドユニットと、
    前記印刷媒体の搬送方向上流側にて該本体に回動可能に支持されたユニット保持部材と、
    前記ヘッドユニットを前記ユニット保持部材に取付けるユニット取付機構と、
    このユニット取付機構により前記ヘッドユニットが取付けられた前記ユニット保持部材を前記サーマルヘッドが前記プラテンローラと対向する位置で前記本体に固定する保持部材固定手段と、
    この保持部材固定手段により前記本体に固定された前記ユニット保持部材に取付けられた前記ヘッドユニットを、前記サーマルヘッドの発熱素子群配列方向が前記プラテンローラの軸方向と略平行となり、前記サーマルヘッドの発熱素子群と前記プラテンローラとが当接する位置で前記本体に固定するユニット固定手段と、
    前記サーマルヘッドを前記プラテンローラの方向に付勢し、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に搬送された前記印刷媒体を加圧狭持せしめるヘッド付勢手段と、
    を具備したことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記ユニット取付機構は、前記ユニット固定手段により前記ヘッドユニットが前記本体に固定される際に前記サーマルヘッドが変位自在となるように前記ヘッドユニットを前記ユニット保持部材に取付けてなることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記ユニット取付機構は、
    前記ユニット保持部材に形成された孔部と、
    前記ヘッドユニットの上方から延出して当該延出方向及び前記印刷媒体の搬送方向に遊びをもって前記孔部に下方から挿入される被保持部と、
    この被保持部の先端部に形成され、前記孔部の周縁上部に係止する抜け止め機構と、
    前記ヘッドユニットと前記ユニット保持部材との間に介在して設けられ、前記ヘッドユニットを前記ユニット保持部材から遠ざける方向へ付勢する弾性体と、
    を具備してなることを特徴とする請求項2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記弾性体が前記ヘッドユニットを付勢する力は、前記ヘッド付勢手段が前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに対して付勢する力よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記ユニット固定手段は、
    前記ヘッドユニットの所定位置の両側面に突出した第1の位置決め軸と、
    前記ヘッドユニットの前記第1の位置決め軸よりも前記ユニット保持部材の支点から遠方側の両側面に突出した第2の位置決め軸と、
    前記第1の位置決め軸を所定位置に案内する第1のガイド部と、
    前記第2の位置決め軸を所定位置に案内する第2のガイド部と、
    前記第1のガイド部に嵌入した前記第1の位置決め軸を固定する固定手段と、
    を具備し、
    前記第1のガイド部と前記第2のガイド部とは、前記発熱素子群を前記プラテンローラと当接する位置に位置決めするように前記ヘッドユニットを案内することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1記載のサーマルプリンタ。
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