JP2009160457A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電飾演出又は鏡面部に移される反射模様演出の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】本発明に係るパチンコ遊技機に備えた電飾装置32では、装飾用凹面鏡34Aが凸面鏡体35C及びLED39に対して直動するので、装飾用凹面鏡34Aと凸面鏡体35C及びLED39との相対位置関係を変化させることができ、装飾用凹面鏡34Aで反射される光模様を変化させることができる。具体的には、装飾用凹面鏡34Aに照射されるリング状の光模様の大きさ及び光度を変化させることができ、電飾の趣向性を向上させることができる。また、電飾装置32は、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに駆動されるように構成されたので、表示装置134での特別図柄13A,13B,13Cの変動表示に連携して電飾装置32による光演出を行うことができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、パチンコ遊技機に代表される遊技機に関する。
従来、この種の遊技機に備えられた電飾装置では、筒体部の内部にランプを備え、筒体部の周側面の側方に鏡面部を配設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電飾装置では、ランプが点灯することにより、筒体部の前端面及び周側面が照明され、筒体部の周側面を透過したランプの光が、鏡面部により前方に向けて反射される。このようにしてランプによる直接照明と間接照明とを行っている。
また、その他の従来技術としては、投影型液晶表示装置において、画像を表示する透過型液晶表示パネルに光を照射し、透過型液晶表示パネルを透過した光を互いに異なる方向に反射する多面鏡と、この多面鏡によって反射された反射光を、さらに互いに異なる方向へと反射する他の多面鏡とを備え、他の多面鏡からの反射光を、互いに異なる場所に設けられたスクリーンに投影するものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開平7−328181号公報(第2頁、第6図)
特開平7−218893号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の遊技機では、電飾装置に備えた鏡面部とランプとが共に固定されており、鏡面部とランプとの相対位置が常に一定であるため、鏡面部で反射されるランプの光の態様が一定となり、電飾の趣向性に欠けていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電飾演出又は鏡面部に移される反射模様演出の趣向性を向上させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、発光体と、発光体から受けた光を反射又は透光する光装飾部材と、発光体と光装飾部材との相対位置が変化するように発光体及び光装飾部材のうち少なくとも何れか一方を駆動する電気的駆動手段とを備えてなる電飾装置を有したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、発光体又は光装飾部材は電気的駆動手段により往復駆動されるように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備え、発光体又は光装飾部材の往復駆動方向を、遊技盤の厚さ方向に向けたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、電気的駆動手段を遊技状態に応じて制御する制御手段を備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、光装飾部材は、発光体から光を受けて反射する第1光装飾部材と、第1光装飾部材から反射光を受ける第2光装飾部材とからなるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の遊技機において、第2光装飾部材のうち第1光装飾部材から反射光を受ける部分に複数の凹凸を設けたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載の遊技機において、第1光装飾部材と発光体との間に第2光装飾部材を配置し、第2光装飾部材に、発光体から第1光装飾部材に光を照射するための光挿通孔を貫通形成したところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の遊技機において、第1光装飾部材は、光挿通孔を通過して照射された発光体からの光を、照射方向とは異なる方向に反射すると共に、第2光装飾部材に照射するように構成されたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載の遊技機において、第2光装飾部材は、凹面鏡構造をなし、光挿通孔は、第2光装飾部材の中心部に配置されたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項5乃至9の何れかに記載の遊技機において、電気的駆動手段は、第1光装飾部材又は第2光装飾部材の何れか一方を駆動するところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機において、遊技状態に応じて動作する変動遊技部を備え、変動遊技部は、発光体或いは光装飾部材の少なくとも何れか一方と連動するように構成したところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項11に記載の遊技機において、電飾装置と変動遊技部とを透明なカバーで覆ったところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項11又は12に記載の遊技機において、電飾装置と変動遊技部とを隣り合わせにして設けたところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項1乃至13の何れかに記載の遊技機において、遊技状態を表示する表示装置と電飾装置とを隣り合わせにして設けたところに特徴を有する。
請求項15の発明に係る遊技機は、前方を向いて遊技者に対面する装飾用凹面鏡と、装飾用凹面鏡の中心軸上に配された中心部材と、装飾用凹面鏡と中心部材との何れか一方を他方に対して軸方向に相対的に往復駆動させる駆動部とからなる鏡面装飾装置を有したところに特徴を有する。
請求項16の発明は、請求項15に記載の遊技機において、装飾用凹面鏡の外側に嵌合した筒部を設け、装飾用凹面鏡の後面から突出したスライド軸を、筒部の奥部に備えた奥壁に往復動可能に貫通させたところに特徴を有する。
請求項17の発明は、請求項16に記載の遊技機において、駆動部は、電気モータと、電気モータの回転軸に設けられて、所定の回転位相になったときにスライド軸を前方に押圧するカムと、装飾用凹面鏡を後方に付勢する付勢手段とからなるところに特徴を有する。
請求項18の発明は、請求項17に記載の遊技機において、スライド軸は、少なくとも2つ以上設けられ、それら2つ以上のスライド軸を受部材で連結し、カムにて受部材を押圧するように構成したところに特徴を有する。
請求項19の発明は、請求項16乃至18の何れかに記載の遊技機において、装飾用凹面鏡の中心に中心貫通孔を形成し、中心部材は、中心貫通孔に通されかつ奥壁から起立したところに特徴を有する。
請求項20の発明は、請求項19に記載の遊技機において、中心部材は、奥壁から起立しかつ中心貫通孔の周方向に沿って分散配置された複数の脚部と、それら脚部の先端に設けられて奥壁側を向いた中心鏡面部とからなり、奥壁のうち脚部に囲まれた部分には、中心貫通孔を通して中心鏡面部に光を照射する発光体が備えられたところに特徴を有する。
請求項21の発明は、請求項20に記載の遊技機において、中心鏡面部は、凸面鏡構造をなしたところに特徴を有する。
請求項22の発明は、請求項20又は21に記載の遊技機において、奥壁の一部は、回路基板で構成され、発光体は、回路基板に実装された素子であるところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、発光体と光装飾部材との何れか一方が電気的駆動手段にて駆動されて相対位置が変化し、これに伴って光装飾部材で反射又は透光される光の態様が変化し、電飾演出の趣向性が向上する。
[請求項2の発明]
請求項2の構成では、発光体又は光装飾部材は往復駆動されるので、発光体又は光装飾部材の位置変化と共に、光装飾部材で反射又は透光される光の態様が変化し、電飾演出の趣向性が向上する。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、発光体又は光装飾部材が遊技盤の厚さ方向に往復駆動されるので、発光体又は光装飾部材の駆動態様に奥行き感をもたせて、光の態様に変化を出すことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、電気的駆動手段は遊技状態に応じて制御されるので、遊技状態に応じた電飾演出を行うことができる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、発光体からの光が第1から第2の光装飾部材に反射し、その第2光装飾部材に照射される光の態様にて電飾演出を行うことができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、第2光装飾部材に設けた複数の凹凸によって、光が乱反射し、趣向性の高い電飾演出を行うことができる。
[請求項7の発明]
請求項7の構成によれば、発光体からの光が第2光装飾部材に設けた光挿通孔を通過して第1光装飾部材に照射され、さらにその第1光装飾部材から第2の光装飾部材に向けて光が照射されて、第2の光装飾部材にて光模様を映し出すことができる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、発光体からの光を発光体に向けて反射することなく、第2光装飾部材に光模様を映し出すことができる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成によれば、第2光装飾部材は凹面鏡構造をなすと共に、光挿通孔は、第2光装飾部材の中心部に配置されたので、第2光装飾部材において、光挿通孔を中心とした光模様を映し出すことができる。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、電気的駆動手段により第1光装飾部材又は第2光装飾部材の何れか一方が駆動され、これら第1光装飾部材又は第2光装飾部材の位置変化と共に、その第2光装飾部材に映し出される光模様の変化を楽しむことができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明は、発光体又は光装飾部材と変動遊技部とが連動するので、変動遊技部と電飾装置とが連携した演出を行うことができる。なお、ここで、電気的駆動手段を、発光体及び光装飾部材の何れか一方と変動遊技部との共通の駆動源とすることで、別々に駆動源を設けた場合に比べて、省スペース化が図られかつ、製品コストを抑えることができる。
[請求項12の発明]
請求項12の構成によれば、電飾装置と変動遊技部とを覆う透明なカバーを備えたので、電飾装置と変動遊技部とを視認可能な状態にして、それら電飾装置及び変動遊技部を保護できると共に、遊技球の転動方向が電飾装置及び変動遊技部によって変化されるのを防ぐことができる。
[請求項13の発明]
請求項13の構成は、電飾装置と変動遊技部とを隣り合わせにして設けたことで、電飾装置による光演出と変動遊技部による演出とに一体感を持たせることができる。
[請求項14の発明]
請求項14の構成では、遊技状態を表示する表示装置と電飾装置とを隣り合わせにして設けたことで、表示装置における表示演出と電飾装置による光演出とに一体感を持たせることができる。
[請求項15の発明]
請求項15の構成によれば、装飾用凹面鏡とその中心軸上に配された中心部材とが相対的に往復駆動され、装飾用凹面鏡に映された模様が変化する。これにより、今までにない動的な反射模様演出を提供することができ趣向性が向上する。また、装飾用凹面鏡を遊技者側に向けたので、反射模様を認識しやすくなる。
[請求項16の発明]
請求項16の構成によれば、装飾用凹面鏡の後面に備えたスライド軸を装飾用凹面鏡に嵌合した筒部に往復動可能に貫通させたことで、装飾用凹面鏡を安定して往復駆動させることができる。
[請求項17の発明]
請求項17の構成によれば、カムが所定の回転位相になったときにスライド軸がカムに押圧されて装飾用凹面鏡が前方に移動し、カムが所定の回転位相からずれると、付勢手段の付勢力にて装飾用凹面鏡を移動する。これにより、装飾用凹面鏡を前後に往復駆動させることができる。
[請求項18の発明]
請求項18の構成によれば、カムは受部材と共に装飾用凹面鏡を押圧して直線移動させることができる。また、その受部材によってスライド軸の奥壁からの離脱防止が図られる。
[請求項19の発明]
請求項19の構成によれば、中心部材は装飾用凹面鏡に映されて反射模様の像を構成すると共に、装飾用凹面鏡に形成された中心貫通孔に通されて、装飾用凹面鏡を往復動させるための案内の役割も果たす。
[請求項20の発明]
請求項20の構成によれば、中心部材には、奥壁から起立しかつ中心貫通孔の周方向に沿って配置された複数の脚部が備えられたので、装飾用凹面鏡を脚部を軸として往復駆動させることができる。また、複数の脚部の先端には、中心鏡面部が奥壁側を向くように設けられ、その奥壁のうち、前記複数の脚部で囲まれた部分に発光体を備えたので、中心貫通孔を通して中心鏡面部に光を照射することができる。
[請求項21の発明]
請求項21の構成によれば、中心鏡面部は凸面鏡構造をなしたので、中心鏡面部が平面鏡構造の場合に比べて、発光体からの光が装飾用凹面鏡の広い範囲に向けて放射され、大きなリング状の光模様が装飾用凹面鏡に映し出される。
[請求項22の発明]
請求項22の構成によれば、筒部の奥壁の一部を回路基板で構成することで、発光体としての素子を奥壁に実装して一体化することができる。従って、回路基板以外のもので奥壁を構成して、発光体を奥壁と別に設けた場合に比較して、省スペース化が図られる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技機の背面図 遊技盤の正面図 枠体の斜視図 電飾ユニットの分解斜視図 電飾ユニットの側断面図 電飾ユニットの側断面斜視図 電飾装置の主要部の分解斜視図 往復可動部材、中心部材及び筒部の分解斜視図 電飾ユニットの平断面図 電飾ユニットの平断面斜視図 電飾ユニットの分解斜視図 (A)装飾用凹面鏡が最も前方に位置した状態の電飾装置の側断面図、(B)装飾用凹面鏡が筒部の奥壁側に位置した状態の電飾装置の側断面図 (A)装飾用凹面鏡が最も前方に位置した状態の電飾装置の正面図、(B)装飾用凹面鏡が筒部の奥壁側に位置した状態の電飾装置の正面図 他の実施例(3)における装飾用凹面鏡の斜視図
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、遊技領域R1の内部に表示電飾装置13が備えられている。
表示電飾装置13は、遊技領域R1において向かって若干右寄りに偏在され、表示電飾装置13の左側端部とガイドレール12との間には、風車17とサイドランプ22とが並んで設けられている。表示電飾装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち始動入賞口14を挟んだ左右の両側には、上下に袖入賞口20及び落とし入賞口21が設けられ、始動入賞口14と左右の袖入賞口20,20の間には、始動ゲート18,18が設けられている。さらに、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
なお、パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aの上面には、上皿27Aから下皿27Bに遊技球を移動するためのボタン29が設けられ、上皿27Aの奥部には、スピーカ59Sが備えられている。さらに、図2に示すように、パチンコ遊技機の後面の所定箇所には、電源基盤75と、遊技の制御に係るメイン制御回路50、ランプ制御回路55、音声制御回路56、表示制御回路70、払出制御回路58が設けられている。
次に所要の各部位について、図3以降を参照しつつ詳説する。
始動ゲート18は、門形構造をなしかつ検出スイッチを内蔵し、始動ゲート18を通過した遊技球が検出スイッチにて検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた検出スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示電飾装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示電飾装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで累積カウントされる。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた検出スイッチ33が遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
図4に示すように、表示電飾装置13には、表示装置134と電飾ユニット25とが横並びにして設けられ、これら表示装置134と電飾ユニット25とは共に枠体23に固定されている。
枠体23は、遊技盤11に形成された図示しない取付窓に嵌め込まれて固定されている。枠体23の上辺部分は遊技盤11から前方に突出しており、これにより、枠体23の前面を遊技球が流下しないように規制している。枠体23の上辺部分の中央には、斜め上方を向いて開放したワープ孔23Wが形成されている。また、枠体23の下辺部分には、遊技球が遊転可能な球遊転部23Uが形成されている。そして、前記ワープ孔23Wに転入した遊技球は、枠体23の上辺及び右側辺の内部経路を通過して枠体23の球遊転部23Uに案内される。
枠体23の内側部分には、左寄りに偏在した位置に矩形窓134Kが形成され、その矩形窓134Kには、アクリル板134Aが張られている。そして、矩形窓134Kの後方に、表示装置134が配置されている。
表示装置134は、液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)で構成され、遊技者はアクリル板134Aを通して表示装置134の前面の表示画面のみを見ることができる。表示装置134の表示画面には、図3に示すように、通常は、左、中、右の3つの特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、表示装置134に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示装置134のうち、特別図柄13A,13B,13Cの表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた検出スイッチが遊技球の通過を検出したときに、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。また、普通図柄表示領域が変動表示している間に始動ゲート18を通過した遊技球は4つまで累積カウントされ、後述する電飾ユニット25に設けたカウント表示用LED33の点灯数で表示される。
図4に示すように、電飾ユニット25は、枠体23のうち前記矩形窓134Kの右隣に配置されている。そして、電飾ユニット25の前面が枠体23の奥部に位置し(図には表れず)、その電飾ユニット25の前面が、透明なカバー26にて覆われている。カバー26は、例えば、アクリルで構成され、一端が開放した扁平筐体状になっており、その開放端をカバー26の前面に宛って枠体23に固定され、枠体23の上辺部分の前面とカバー26の端面とがほぼ面一状態になっている。
図5には、電飾ユニット25の前面を構成する前面板41が示されている。前面板41における下方部分には、演出窓30を貫通形成されており、その演出窓30の奥側には変動遊技部60が設けられている。
変動遊技部60は、ベース体63の上面をドームハウジング62にて覆って構成され、そのドームハウジング62の前面口62Aを前記演出窓30に重ね合わせた状態で取り付けらている。
ドームハウジング62の内部には、回転部材61が収容されている。回転部材61には、円板64を上下に貫通した軸体65が備えられている。そして、この軸体65を中心として円板64を3等配するリブ66が円板64上に起立しており、これらリブ66にて区画された各領域には、図示しないキャラクター人形が載置されている。また、軸体65は、両端部をベース体63とドームハウジング62とに軸支されると共に、軸体65のうちドームハウジング62から上方に突出した部分に、回転動力を受けて回転部材61が回転する。
ドームハウジング62の前面口62Aには、左右両開きの回動扉67,67が備えられている。各回動扉67の一側部に備えた扉軸67Jは、図6に示すように、それぞれベース体63と前面板41とに軸支されている。そして、ソレノイド駆動される駆動機構部を、扉軸67Jの下端部に備えたカム部67Kに摺接させることで、回動扉67,67が所定のタイミングで開閉して、遊技者がドームハウジング62の内部を見ることができる。
より具体的には、これら回動扉67,67は、通常は閉じられて演出窓30の中央部分を塞いでいる(図3における右側の回動扉67の状態)。これにより、キャラクター人形の一部が、回動扉67にて隠されている。そして、所定の条件となると、回動扉67,67が開き(図3における左側の回動扉67の状態)、キャラクター人形(図示せず)の全身を見ることができる。
また、図7に示すように、ベース体63にソレノイド63Sが内蔵されており、回動扉67,67が開いたときに、キャラクター人形がソレノイド駆動にて、上下に揺動するようになっている。
図5に示すように、電飾ユニット25の前面板41のうち演出窓30の右下には、ワープ孔23Wに転入した遊技球を球遊転部23Uに吐き出すためのワープ出口23Eが開口している。また、前面板41の上方側部分には、複数のランプ及びLEDが設けられている。具体的には、演出窓30の上部を挟んだ両横には、1対のランプ31,31が設けられている。また、演出窓30の上方には、前記した始動ゲート18を通過した遊技球の累積カウント数を表示するためのカウント表示用LED33が縦並びに4つ設けられている。さらに、カウント表示用LED33の上方には、扇形の扇形開口52が貫通形成されており、その内部には1対のLED53(図3参照)が横並びにして設けられている。
さて、図5に示すように、前面板41のうちカウント表示用LED33を挟んだ両横には、本発明の「電飾装置」兼「鏡面装飾装置」である電飾装置32,32が対をなして設けられている。図8には、電飾装置32を構成する部品の主要部が分解斜視図にして示されている。同図に示された往復可動部材34(本発明の「第2光装飾部材」に相当する)と中心部材35(本発明の「第1光装飾部材」に相当する)と筒部36とは、表面全体に鏡面仕上げが施されている。
筒部36は、一端有底の円筒状をなし、その筒部36の奥壁が回路基板38に宛われている。また、筒部36の後端部(奥壁側の端部)からは、側方に向けて突片36Tが張り出しており、その突片36Tを貫通した螺子にて筒部36が前記回路基板38に固定されている。筒部36の奥壁には、図9に示すように、3つの貫通孔42C,42S,42Sが横並びに形成されている。これらの貫通孔のうち両側の貫通孔42S,42Sの縁部からは回路基板38側に向けてエンボス36B,36B(図10参照)が突出している。そして、一方のエンボス36Bは、回路基板38に形成された丸孔38D(図8参照)に挿通され、他方のエンボス36Bは、回路基板38の側方に配されて、両エンボス36B,36Bの端部が回路基板38の後方に臨んでいる。
筒部36の奥壁の中央に形成された貫通孔42C(図9参照)には、中心部材35が挿通されている。図9に示すように、中心部材35は、円筒状の基端部35Aと、円盤状の凸面鏡体35C(本発明の「中心鏡面部」に相当する)とを同軸上に対向させて、それら基端部35Aと凸面鏡体35Cとの間に3つの脚部35Bを差し渡して接合した構造になっている。なお、3つの脚部35Bは、基端部35A及び凸面鏡体35Cの周方向を3等配した位置に配置されている。
基端部35Aからは側方に向けて突起35T(図8参照)が張り出している。そして、中心部材35を、筒部36の後面側から貫通孔42Cに挿入すると、この突起35Tが貫通孔42Cの縁部に形成した図示しない凹部に係合して、中心部材35の回り止めが図られると共に、突起35Tが回路基板38と筒部36の奥壁との間に挟まれる。これにより、中心部材35が回路基板38から起立して、筒部36の中心に位置した状態に固定される。
回路基板38のうち中心部材35の基端部35Aに囲まれた部分には、LED39(本発明の「発光体」に相当する)が備えられ(図5を参照)、そのLED39からの光が中心部材35の凸面鏡体35Cに照射される。凸面鏡体35Cは、LED39との対向面が円錐形状に隆起しており(図10を参照)、これにより、LED39からの光が放射状に広がって反射される。
往復可動部材34は、図9に示すように円筒形状をなした装飾用凹面鏡34Aから後方に1対のスライド軸34S,34Sを突出させてなる。装飾用凹面鏡34Aの前面は、中心部に向かってすり鉢状に窪んでおり、中心部には、中心貫通孔34H(本発明の「光挿通孔」に相当する)が貫通形成されている。つまり、LED39からの光は、装飾用凹面鏡34Aの中心貫通孔34Hを通過し、凸面鏡体35Cで反射されてから装飾用凹面鏡34Aに照射される構成となる。これにより、装飾用凹面鏡34Aでは、LED39からの光が直接照射されることなく、凸面鏡体35Cによる反射光を利用した光の模様を映し出すことができる。
往復可動部材34は筒部36内に配されて、各スライド軸34S,34Sが、筒部36の前記貫通孔42S,42Sに挿入されると共に、中心貫通孔34Hに中心部材35が挿入されている。そして、これら各スライド軸34S及び中心部材35を案内にして、往復可動部材34が前後、即ち、遊技盤11の厚さ方向に往復動可能となっている。
図10に示すように、両スライド軸34S,34Sは、筒部36の奥壁及び回路基板38を貫通して後方に突出しており、それら両スライド軸34S,34Sの先端の間には、受部材40が差し渡されている。
受部材40は、図9に示すように、長板の両端部に1対のエンボス40Hを備えてなり、それらエンボス40Hにスライド軸34Sの後端部が嵌合されて螺子止めされている。これにより、往復可動部材34の筒部36からの離脱防止が図られている。
図10に示すように、受部材40に備えた各エンボス40Hと、筒部36に備えたエンボス36Bとには、共に内側に段差部が設けられている。そして、各スライド軸34Sにコイルばね68(本発明の「付勢手段」に相当する)を挿通して、そのコイルばね68の両端部が、各エンボス40H,36Bの段差部の間で突っ張り状態になっている。これにより、図10の左側に示した電飾装置32のように、常には、往復可動部材34が筒部36の奥側に位置するように付勢されている。そして、図10の右側に示した電飾装置32のように、往復可動部材34が前方に移動すると、コイルばね68が収縮され、その収縮されたコイルばね68が、各エンボス40H,36B内に収まる。
回路基板38の後側には、図12に示したモータ固定板43が取り付けられている。モータ固定板43は、前面板41後面に螺子止めされ、そのモータ固定板43の上面には、電気モータ44(本発明の「電気的駆動手段」に相当する)が固定されている。
電気モータ44の回転軸は、モータ固定板43を貫通して下面側に突出しており、そこに入力ギヤ44G1が取り付けられている。また、図7に示すように、モータ固定板43の下面において入力ギヤ44G1の側方には、前記変動遊技部60に備えた回転部材61を駆動するための軸体65が突出しており、その軸体65には、カム板45と出力ギヤ44G2とが下から順番に嵌合固定されている。そして、その出力ギヤ44G2が、前記入力ギヤ44G1と噛合している。これにより、電気モータ44の動力でもって、回転部材61と共にカム板45が回転する。
カム板45は、略三角形状をなしており、電気モータ44の回転によってカム板45の角部45Aが前方を向いた場合に中継押出部材46を押圧し、角部45A,45A同士の間の平坦部45Bが前方を向いた場合に中継押出部材46から離間する。
図12に示すように、中継押出部材46は、両端部に回動アーム46A,46Aを備え、それら回動アーム46A,46Aがモータ固定板43の下面に設けたヒンジ部47に連結されている(図6を参照)。これにより、中継押出部材46は、図11に示すように両電飾装置32,32の後方に配設されて、中継押出部材46の両端部が、各電飾装置32,32に備えた受部材40,40の中央部分に対向している。
中継押出部材46のうち左右方向の中間部分には、ローラー保持部49が形成され、その内側にローラー48が回転可能に軸支されている。ローラー保持部49は前後方向に開放しており、ここからローラー48の周面が突出している。そして、このローラー48にカム板45の角部45Aが当接するようになっている。
次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の作用・効果を説明する。
操作ノブ28を操作して、遊技球が連続的に遊技盤11の遊技領域R1における上方部分に弾き出されると、それら遊技球は、障害釘、風車17等に当たって向きを変えられ、ランダムな経路を通って遊技領域R1の下方に向かう。
遊技球が、下方に向かう途中で始動ゲート18を通過すると、普通図柄表示領域24が、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が奇数の場合に、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されて、可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒れ、始動入賞口14が開く。また、各入賞口14,15,20,21に入ると、その遊技球は、遊技盤11の裏側に取り込まれ、代わりに所定数の賞球が上皿27Aに払い出される。
ここで、始動入賞口14に遊技球が入賞した場合には、表示装置134と共に、電飾装置32が駆動される。
表示装置134では、各特別図柄13A,13B,13C(図2参照)が、所定時間に亘ってスクロール表示された後で、順次に停止表示される。そして、3つの特別図柄13A,13B,13Cが、ぞろ目になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド15S(図4参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れて、大入賞口15が開いた「大当たり状態」になる。その大入賞口15が開放しているラウンド中に、大入賞口15内の継続入賞口に遊技球が入ると、そのラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行され、これが最高で15ラウンドまで繰り返される。
さて、電飾装置32が駆動されると、LED39やランプ31が点灯されると共に、電気モータ44から動力を受けて回転部材61が回転し、その回転部材61の軸体65に嵌合されたカム板45も回転する。ここで、回転部材61が回転すると、ベース体63の下面に備えた駆動機構部により回動扉67が前側に開かれる。すると、回転部材61に備えた3つのキャラクター人形の何れかが視認可能となると共に、回転部材61の回転により、視認可能なキャラクター人形が換わる。これにより、遊技者は、このキャラクター人形の変化を楽しむことができる。
さて、カム板45が回転して、そのカム板45の平坦部45Bが中継押出部材46と対向した位相のときは、カム板45と中継押出部材46とが離間する。従って、中継押出部材46にて受部材40は押圧されない。これにより、受部材40がコイルばね68の弾発力にて後方へ押されて、往復可動部材34が筒部36の奥壁側に位置した状態になる。この状態の電飾装置32の断面図が図13(B)に示されており、往復可動部材34に備えた装飾用凹面鏡34A全体の集光部分に、凸面鏡体35Cが配置された状態になる。これにより、LED39からの光は、装飾用凹面鏡34Aの中心貫通孔34Hを通過してから凸面鏡体35Cで反射されて、装飾用凹面鏡34Aの全体に照射される。これを遊技者側から見ると、図14(B)に示すように、中心部材35を中心としたリング状の光模様(反射模様)となり、その光模様が、装飾用凹面鏡34Aのほぼ全体に広がった状態になる。
カム板45が回転して、カム板45の角部45Aが中継押出部材46と対向した位相では、カム板45が中継押出部材46を押圧する。これにより、中継押出部材46がヒンジ47を中心として前側に回動し、中継押出部材46の下端部で受部材40を前方に押出す。受部材40が前方に押出されると、往復可動部材34が前方に向かって移動する。そして、往復可動部材34が最も前方に位置した状態では、図13(A)に示すように、往復可動部材34に備えた装飾用凹面鏡34Aにおける中心部の集光部分に、凸面鏡体35Cが配置された状態になる。これにより、LED39からの光は、装飾用凹面鏡34Aの中心貫通孔34Hを通過してから凸面鏡体35Cで反射されて、装飾用凹面鏡34Aの中心部分に照射される。これを遊技者側から見ると、図14(A)に示すように、中心部材35を中心としたリング状の光模様となり、その光模様が、装飾用凹面鏡34Aの中心部分に絞られた状態になる。また、装飾用凹面鏡34Aが筒部36の奥壁側に位置していた場合に比べ、凸面鏡体35Cと装飾用凹面鏡34Aとの間の距離が近いので、装飾用凹面鏡34Aで反射される光がより明るくなる。そして、往復可動部材34が前後に移動する過程で、装飾用凹面鏡34Aに映される光模様の大きさ及び光度が変化し、電飾演出の趣向性を向上させることができる。ここで、中心部材35は、基端部35Aと凸面鏡体35Cとの間に3つの脚部35Bを差し渡した構成となっているので、装飾用凹面鏡34Aを脚部35Bを軸として往復駆動させることができる。また、LED39から光が照射されている場合は、装飾用凹面鏡34Aにそれら脚部35Bの影を映し出すことができ、光が照射されていない場合でも装飾用凹面鏡34Aにそれら脚部35Bを映し出すことができる。
このように、本実施形態によれば、装飾用凹面鏡34Aが凸面鏡体35C及びLED39に対して往復動するので、装飾用凹面鏡34Aと凸面鏡体35C及びLED39との相対位置を変化させることができ、装飾用凹面鏡34Aで反射される光模様(反射模様)を変化させることができる。具体的には、装飾用凹面鏡34Aに照射されるリング状の光模様の大きさ及び光度を変化させることができ、電飾の趣向性を向上させることができる。また、電飾装置32は、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに駆動されるので、表示装置134での特別図柄13A,13B,13Cの変動表示に連携して電飾装置32による光演出を行うことができる。また、1つの電気モータ44によって変動遊技部60と電飾装置32とを駆動するので、これらを別々の電気モータで駆動させた場合に比べて、省スペース化が図られ、製品コストを抑えることができる。さらに、電飾装置32と変動遊技部60と表示装置134とを隣り合わせにして設けたので、電飾装置32による光演出と変動遊技部による演出とに表示装置134による演出とに、一体感を持たせることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、中心部材35とLED39とを固定配置して、往復可動部材34をスライドさせていたが、中心部材35とLED39と往復可動部材34との相対位置が変化すればよく、例えば、中心部材35と往復可動部材34とを固定配置して、LED39をスライドさせてもよいし、LED39と往復可動部材34とを固定配置して、中心部材35をスライドさせてもよい。
(2)前記実施形態においては、電飾装置32は、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに駆動されていたが、大当たり状態となったときに駆動するようにしてもよいし、表示装置134において特別図柄13A,13B,13Cの何れか2つが同じ図柄で停止表示されかつ他の1つが変動表示された所謂リーチ状態時に電飾装置32が駆動されるようにしてもよい。また、その他の遊技状態となったことを契機として駆動させてもよい。
(3)装飾用凹面鏡34の表面は、滑らかな面で構成してもよいし、複数の凹凸を設けてもよい。具体的には、図15に示すように、装飾用凹面鏡34Aの表面に中心貫通孔34Hを中心とした同心円状の凹凸を形成したり、或いは、シボ加工を施してもよく、これらにより光を乱反射させて趣向性を高めることができる。また中心部材35及び往復可動部材34は光を反射するように鏡面仕上げされたものを用いていたが、光を通すレンズ等の透光部材を用いてもよい。
(4)前記実施形態では、電飾装置32を表示装置134を固定した枠体23に設けていたが、遊技盤11の前面を覆うガラス枠や、ガラス枠の前側に配設され、遊技領域R1を囲んだ前面枠に設けてもよい。
(5)前記実施形態では、電飾装置32の光源としてLED39を用いていたが、この限りではなく、電球やエレクトロルミネッセンスを用いてもよい。
(6)前記実施形態では、中心部材35は軸状になって、往復可動部材34を貫通していたが、中心部材が、往復可動部材を貫通しない構成にしてもよい。具体的には、筒部36の前端開口を横切るように支持部材を架け渡し、前記支持部材に中心部材を固定してもよい。
(7)前記実施形態では、LED39の光を最終的に往復可動部材34で反射し、光模様による演出を行う構成であったが、単に、往復可動部材に中心部材の像を映して、それら往復可動部材と中心部材との相対移動によって、往復可動部材に映される像を変化させる構成にしてもよい。具体的には、中心部材を円筒状としてその軸方向で色を異ならせておき、往復可動部材を中心部材の軸方向で移動することで、往復可動部材に映される反射模様が変化する構成にしてもよい。
11…遊技盤
26…カバー
32…電飾装置(鏡面装飾装置)
34…往復可動部材(第2光装飾部材)
34A…装飾用凹面鏡
34H…中心貫通孔(光挿通孔)
34S…スライド軸
35…中心部材(第1光装飾部材)
35B…脚部
35C…凸面鏡体(中心鏡面部)
36…筒部
38…回路基板
39…LED(発光体)
40…受部材
44…電気モータ(電気的駆動手段)
45…カム板
46…中継押出部材
60…変動遊技部
68…コイルばね(付勢手段)

Claims (22)

  1. 発光体と、
    前記発光体から受けた光を反射又は透光する光装飾部材と、
    前記発光体と前記光装飾部材との相対位置が変化するように前記発光体及び前記光装飾部材のうち少なくとも何れか一方を駆動する電気的駆動手段とを備えてなる電飾装置を有したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光体又は前記光装飾部材は、前記電気的駆動手段により往復駆動されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備え、
    前記発光体又は前記光装飾部材の往復駆動方向を、前記遊技盤の厚さ方向に向けたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記電気的駆動手段を遊技状態に応じて制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記光装飾部材は、前記発光体から光を受けて反射する第1光装飾部材と、前記第1光装飾部材から反射光を受ける第2光装飾部材とからなることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記第2光装飾部材のうち前記第1光装飾部材から反射光を受ける部分に複数の凹凸を設けたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記第1光装飾部材と前記発光体との間に前記第2光装飾部材を配置し、前記第2光装飾部材に、前記発光体から前記第1光装飾部材に光を照射するための光挿通孔を貫通形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機。
  8. 前記第1光装飾部材は、前記光挿通孔を通過して照射された前記発光体からの光を、照射方向とは異なる方向に反射すると共に、前記第2光装飾部材に照射するように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記第2光装飾部材は、凹面鏡構造をなし、
    前記光挿通孔は、前記第2光装飾部材の中心部に配置されたことを特徴とする請求項7又は8に記載の遊技機。
  10. 前記電気的駆動手段は、前記第1光装飾部材又は前記第2光装飾部材の何れか一方を駆動することを特徴とする請求項5乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 遊技状態に応じて動作する変動遊技部を備え、
    前記変動遊技部は、前記発光体或いは前記光装飾部材の少なくとも何れか一方と連動するように構成したことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機。
  12. 前記電飾装置と前記変動遊技部とを透明なカバーで覆ったことを特徴とする請求項11に記載の遊技機。
  13. 前記電飾装置と前記変動遊技部とを隣り合わせにして設けたことを特徴とする請求項11又は12に記載の遊技機。
  14. 遊技状態を表示する表示装置と前記電飾装置とを隣り合わせにして設けたことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の遊技機。
  15. 前方を向いて遊技者に対面する装飾用凹面鏡と、
    前記装飾用凹面鏡の中心軸上に配された中心部材と、
    前記装飾用凹面鏡と前記中心部材との何れか一方を他方に対して軸方向に相対的に往復駆動させる駆動部とからなる鏡面装飾装置を有したことを特徴とする遊技機。
  16. 前記装飾用凹面鏡の外側に嵌合した筒部を設け、
    前記装飾用凹面鏡の後面から突出したスライド軸を、前記筒部の奥部に備えた奥壁に往復動可能に貫通させたことを特徴とする請求項15に記載の遊技機。
  17. 前記駆動部は、電気モータと、
    前記電気モータの回転軸に設けられて、所定の回転位相になったときに前記スライド軸を前方に押圧するカムと、
    前記装飾用凹面鏡を後方に付勢する付勢手段とからなることを特徴とする請求項16に記載の遊技機。
  18. 前記スライド軸は、少なくとも2つ以上設けられ、それら前記2つ以上のスライド軸を受部材で連結し、前記カムにて前記受部材を押圧するように構成したことを特徴とする請求項17に記載の遊技機。
  19. 前記装飾用凹面鏡の中心に中心貫通孔を形成し、前記中心部材は、前記中心貫通孔に通されかつ前記奥壁から起立したことを特徴とする請求項16乃至18の何れかに記載の遊技機。
  20. 前記中心部材は、前記奥壁から起立しかつ前記中心貫通孔の周方向に沿って分散配置された複数の脚部と、それら脚部の先端に設けられて前記奥壁側を向いた中心鏡面部とからなり、
    前記奥壁のうち前記脚部に囲まれた部分には、前記中心貫通孔を通して前記中心鏡面部に光を照射する発光体が備えられたことを特徴とする請求項19に記載の遊技機。
  21. 前記中心鏡面部は、凸面鏡構造をなしたことを特徴とする請求項20に記載の遊技機。
  22. 前記奥壁の一部は、回路基板で構成され、前記発光体は、前記回路基板に実装された素子であることを特徴とする請求項20又は21に記載の遊技機。
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