JP2009160360A - 粘着式テープパット - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類などのごみを付着して取り除く小型扁平な携帯用の粘着式テープパットを提供する。
【解決手段】一本のテープ3,4の外側は粘着物を塗布した粘着面とし、内側はテフロンなどの非粘着物を塗布した剥離面とする。このテープ3、を一枚の板5に粘着面を外側にして巻きつけ、もうひとつの板6をテープ4の粘着面を内側にして巻き取り用に使用する。2枚の板を重ねると、使用済み後は、全体を薄い扁平の形状にまとめられ、ハンドバックに入れるなど収納しやすい形状にまとめることが出来る。また、粘着面を保護するカバー1,2を取り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】一本のテープ3,4の外側は粘着物を塗布した粘着面とし、内側はテフロンなどの非粘着物を塗布した剥離面とする。このテープ3、を一枚の板5に粘着面を外側にして巻きつけ、もうひとつの板6をテープ4の粘着面を内側にして巻き取り用に使用する。2枚の板を重ねると、使用済み後は、全体を薄い扁平の形状にまとめられ、ハンドバックに入れるなど収納しやすい形状にまとめることが出来る。また、粘着面を保護するカバー1,2を取り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は粘着テープでごみを取り除く装置に関するものである。
粘着テープ式のごみ取り機が普及している。これは粘着性のロール紙を転がしてゴミを取り粘着力がなくなると紙を一枚めくって新しくするものである。しかし携帯用を考えたときロール方式では嵩張るのでもっと薄い小型の物が求められる。従来このような目的の装置としてたとえば実用新案登録第3065576号のようなものが知られている。粘着材を塗布したシートを複数枚重ねたパットで衣類などを軽くたたきごみを吸着して取り除き、使用済みのシートは一枚めくって捨てるのである。薄型にまとめられるので持ち歩きの携帯ごみ取りとして便利である。
この欠点は使用済みの後のシートをその都度捨てるので、近くにゴミ箱が無いときなどはシートの処置に困る。また、ハンドバックなどに入れて持歩いたり、自動車の中に保管するときなどに粘着面が他のものに引っ付かないように保護する必要があることである。
本発明ではシートではなく一本のテープを使用する。テープの外側は粘着物を塗布した粘着面とし、内側はテフロンなどの非粘着物を塗布して剥離面とするものであるが、一般に掃除用粘着テープとして市販されているのと同じ粘着テープである。このテープを短冊状の一枚の板(供給板と呼ぶ)に巻きつけて扁平なロール紙(供給テープと呼ぶ)とし、もうひとつの板(巻取り板と呼ぶ)に巻きつけて使用済みテープの巻取用に使用して同じように扁平なロール紙(巻取りテープと呼ぶ)とする。供給テープと巻取りテープは重ねると本発明の粘着テープパットとなり、それによって全体を薄い扁平の形状にまとめ、ハンドバックに入れるなど収納しやすい形状にまとめることが出来る。
当然供給板はテープの粘着面を外側にして巻き、巻取り板はテープの粘着面を内側にして巻き、両者を重ね合わせる。すると一番下にはテープの粘着面があり、一番上には剥離面が来る。中間は粘着面と剥離面が相対して接しているが、両者は完全な無接着性かと言うとそうではなく、かなりの粘着力でくっついている。ゆえに一体のパットとして使用可能である。
当然供給板はテープの粘着面を外側にして巻き、巻取り板はテープの粘着面を内側にして巻き、両者を重ね合わせる。すると一番下にはテープの粘着面があり、一番上には剥離面が来る。中間は粘着面と剥離面が相対して接しているが、両者は完全な無接着性かと言うとそうではなく、かなりの粘着力でくっついている。ゆえに一体のパットとして使用可能である。
供給テープと巻取りテープは常に重ねて一体的に取り扱うので、巻取り板が供給板の幅の半分以下であると都合がよい。たとえば巻取り板の幅が供給板の約半分だとすると、巻き取りは1回転で供給テープの半分をめくることが出来る。もし足らなければ後半分をまわして1,5回転巻き取れば新しい供給テープ面とその反対側に巻取りテープが重なることになる。すなわち1回転、または1,5回転のいずれかを選べば常に巻取りテープは供給テープの幅のうちに納まるように位置を選ぶことが出来る。
これを用いて衣服などのごみの付着したところを粘着面で軽くたたくと、ごみを粘着面に付着させて取り除くことが出来る。ごみが吸着不能になって吸着面を交換するには巻取り板を180度回転してごみ付きのテープを巻き取る。供給テープはあたらしい粘着面が現れ、巻取りテープにはごみ付きのテープが巻きとられる。ごみは巻き取られたテープの内側に付着している。従って外観からは見えないだけでなく、手で触れることも出来ないようになって清潔である。
このようにすることによってテープを供給板から巻取板に順次巻き取りながらごみ取り作業を続ける事が出来る。テープが終了すると全て一括してごみ箱に捨てる。
途中では使用済みのテープの切れ端は発生しないのでたびたび捨てる手間はなくなり最後に一括して捨てられるので便利である。
途中では使用済みのテープの切れ端は発生しないのでたびたび捨てる手間はなくなり最後に一括して捨てられるので便利である。
又、供給テープと同じ大きさのカバー上下2枚を連結しておくと、装置を使用しないときはこのカバーを使ってテープの粘着面を覆うことが出来る。従ってハンドバックなどに収納するときに、中でテープが他の物に引っ付かないように保護することも可能である。
テープの粘着面は供給テープの一面全部と反対の面の巻取りテープで覆われた部分以外のむき出しの部分の2箇所が存在する。装置を使用しないでしまっておくときはこの2箇所をカバーで覆いう必要がある。カバーは2枚で構成し両開きの構造とするのが便利である。
テープの粘着面は供給テープの一面全部と反対の面の巻取りテープで覆われた部分以外のむき出しの部分の2箇所が存在する。装置を使用しないでしまっておくときはこの2箇所をカバーで覆いう必要がある。カバーは2枚で構成し両開きの構造とするのが便利である。
供給テープ、巻取テープ、カバーは使い捨てにするのが便利であるが、そのためにこれらの材料は廃棄しやすいもので作るのが環境にやさしいものとなる。
したがって紙、布、木などが理想的であるが、性能面からはプラスチックなども使える。
したがって紙、布、木などが理想的であるが、性能面からはプラスチックなども使える。
図1はテープパットの外観図である。カバー1,2で内部の供給テープと巻取りテープを覆っている。又図2カバーを両開きに開いた状態であり、供給テープ3と巻取りテープ4が見える。図3はそれを下から見たところであり、供給テープの粘着面でごみを吸着する。
図4はテープの巻取り構造を示す断面図である。
テープは一面を粘着面とし、他面を剥離面とする。図2に示すように全体は上下2つの巻きテープより構成されており、上面の巻取テープ4は巻取板6の周辺にテープの剥離面を外側にして粘着面は内側にしてテープを巻いてある。一方、下の供給テープ3は供給板5の周辺にテープの粘着面を外側にして剥離面を内側にして巻いてある。
図4はテープの巻取り構造を示す断面図である。
テープは一面を粘着面とし、他面を剥離面とする。図2に示すように全体は上下2つの巻きテープより構成されており、上面の巻取テープ4は巻取板6の周辺にテープの剥離面を外側にして粘着面は内側にしてテープを巻いてある。一方、下の供給テープ3は供給板5の周辺にテープの粘着面を外側にして剥離面を内側にして巻いてある。
図4において、テープは供給テープ、巻取りテープともにテープは最外周と最内周の1周しか図示してないが、供給板5にテープの一端7を接着固定し、粘着面を外になるようにしてテープ全長を巻き取る。巻き数は用途にとって異なるが10巻きから30巻き程度が普通である。テープの最後の一端8は巻取板6に粘着面を内側にして接着固定する。
図4は巻取テープを何巻きが巻き取った後の図を示しているが、供給テープ3と巻取りテープ4は図4のように重ね合わせる。すると、最上面の巻取りテープ4は剥離面を上にしており、最下面の供給テープ3は粘着面を下にしている。中間のテープ9はそれらをつないでいる。この状態で供給テープ3と巻取テープ4の両方を重ねたまま掌で握り下面の粘着面で衣類、絨毯など被掃除物を軽くたたいてごみを取ることが出来る。
図4は巻取テープを何巻きが巻き取った後の図を示しているが、供給テープ3と巻取りテープ4は図4のように重ね合わせる。すると、最上面の巻取りテープ4は剥離面を上にしており、最下面の供給テープ3は粘着面を下にしている。中間のテープ9はそれらをつないでいる。この状態で供給テープ3と巻取テープ4の両方を重ねたまま掌で握り下面の粘着面で衣類、絨毯など被掃除物を軽くたたいてごみを取ることが出来る。
ごみが付着しないほどにテープの粘着面の粘着力がなくなると、図4において巻取テープ4を供給テープの左端を中心にして半時計方向に1回転させると巻取テープは供給テープの下に来て上面にテープの粘着面が現れ、下面にはテープの剥離面があらわれる。結果的にテープは供給テープから巻取テープに半回転分巻き取られたことになる。そして丁度最初の状態を裏返したのと同じ状態になっているので今度は上面を使ってごみ取りをする、すなわち新しい粘着面が現れてごみ取りを再開することが出来る。
これを繰り返してごみ取りをすることが出来るが、テープを使い終わってあららしいテープがなくなると、全体を一括して廃棄する。
これを繰り返してごみ取りをすることが出来るが、テープを使い終わってあららしいテープがなくなると、全体を一括して廃棄する。
図1のカバー1,2は供給板5の端の部分に接着して固定する。カバーは折り曲げることが出来る材料、たとえば紙布、プラスチックのシートなどで作り、テープが付着しないようにカバーの内側は剥離材を塗布する。
カバーは少なくとも供給版の付け根のところでは上下に曲げることが出来る。使わないときは図1のように閉じており、使うときは図2のように広げる。
カバーは少なくとも供給版の付け根のところでは上下に曲げることが出来る。使わないときは図1のように閉じており、使うときは図2のように広げる。
カバーは供給板と別部品である必要は無く、たとえば厚い紙を使って一体で作ってもよく、カバーの構造、材料については限定するものではない。
又、供給テープは供給板に巻き取るのではなく、中空の扁平ロールとしてつくり供給板に差し込む構造とすることもできる。扁平ロールの方が作りやすい場合もあるためである
又、供給テープは供給板に巻き取るのではなく、中空の扁平ロールとしてつくり供給板に差し込む構造とすることもできる。扁平ロールの方が作りやすい場合もあるためである
テープパットの使用が進むと供給テープは薄くなり巻取りテープは2倍の速さで厚くなってゆくので、結果的にテープパットは段々厚くなり、カバーは閉じにくくなる。
カバーの先端部に2枚のカバーを閉じておくフックがあると便利である。紙製のカバーに互いに引っ掛けるフックを設ける。
カバーの先端部に2枚のカバーを閉じておくフックがあると便利である。紙製のカバーに互いに引っ掛けるフックを設ける。
本発明では携帯に便利な薄型の粘着性テープパットを提供することが出来た。全体が使い捨ての器具であるから環境に優しく処分しやすいが良い。その点からは全てを紙製にするのが理想的である。
1、2 カバー
3 供給テープ
4 巻取りテープ
3 供給テープ
4 巻取りテープ
Claims (4)
- 扁平な板に粘着面を外側にして粘着テープの一端から巻き取った供給テープと、扁平な板に粘着面を内側にして粘着テープの他の端から巻きとった巻取りテープと、供給テープと巻取りテープを包む2枚のカバーからなり、該カバーは供給テープの供給板に固定され、供給テープと巻取りテープを背中合わせに重ねて使用し、供給板の幅は少なくとも巻取り板の幅の2倍以上であることを特徴とする粘着テープの掃除用具。
- カバーにはフック機能を有する。
- 供給テープは中空の扁平な筒であって供給板に押し込んであることを特徴とする請求項1の粘着テープ掃除用具。
- カバー、粘着テープ、ロールの真、などすべての基材が紙で出来ていることを特徴とする請求項1の粘着テープ掃除用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008027030A JP2009160360A (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 粘着式テープパット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008027030A JP2009160360A (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 粘着式テープパット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009160360A true JP2009160360A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40963641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008027030A Pending JP2009160360A (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 粘着式テープパット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009160360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107618693A (zh) * | 2016-07-15 | 2018-01-23 | 戴宇 | 对表面产生效应的装置、方法及其批量应用的装置和方法 |
EP3537569A1 (en) | 2009-07-07 | 2019-09-11 | Sony Corporation | Contactless power receiving apparatus, power receiving method for contactless power receiving apparatus and contactless power supplying system |
-
2008
- 2008-01-09 JP JP2008027030A patent/JP2009160360A/ja active Pending
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