JP2009160249A - 内視鏡洗浄滅菌装置、内視鏡洗浄滅菌システム、内視鏡洗浄滅菌方法 - Google Patents

内視鏡洗浄滅菌装置、内視鏡洗浄滅菌システム、内視鏡洗浄滅菌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡の滅菌に使用された熱エネルギを有効利用する。
【解決手段】洗浄済みの内視鏡が収容されている収容槽9内に蒸気供給口26から高温高圧蒸気を供給して内視鏡を滅菌する。内視鏡の滅菌終了後、収容槽9の外表面に近接して配置された冷却路73内に水を流し、収容槽9と内視鏡8とを冷却する。収容槽9の冷却により昇温された温水は、回収路76により温水タンク77内に貯える。温水は、次回の内視鏡の洗浄や、その他の用途に利用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡を洗浄し、高温高圧蒸気で滅菌する内視鏡洗浄滅菌装置、内視鏡洗浄滅菌システム、内視鏡洗浄滅菌方法に関する。
生体の体腔内の検査や治療に使用される医療用の内視鏡は、内視鏡を介した院内感染を防止するため、使用後に洗浄され、消毒または滅菌されている。内視鏡の洗浄及び滅菌を効果的かつ効率的に行うため、内視鏡の洗浄工程と滅菌工程とを自動的に行うことができる内視鏡洗浄滅菌装置等が利用されている。
洗浄工程は、内視鏡を収容した収容槽内に水と洗剤とを供給して内視鏡を洗浄する。滅菌工程は、洗浄後に収容槽内に高温高圧蒸気を供給して内視鏡を滅菌している。滅菌終了後の内視鏡及び収容槽は高温状態となる。従来は、内視鏡及び収容槽が自然冷却するまで内視鏡を使用することはできなかった。
滅菌終了後の内視鏡をすぐに使用できるようにするため、内視鏡の冷却を行う滅菌方法が発明されている(例えば、特許文献1参照)。この発明では、内視鏡の外表面及び内部管路に送風を行って冷却している。
特開2004−121404号公報
しかし、内視鏡を送風により強制冷却すると、内視鏡の滅菌に使用した大きな熱エネルギが有効利用されない。また、冷却のための追加エネルギが必要となるので、エネルギの利用効率という観点から見て無駄が多い。
本発明の目的は、内視鏡の滅菌に使用された熱エネルギを有効利用できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の内視鏡洗浄滅菌装置は、内視鏡が収容された洗浄槽内に水を供給して内視鏡を洗浄する洗浄手段と、洗浄済みの内視鏡が収容された滅菌槽内に高温高圧蒸気を供給して内視鏡を滅菌する滅菌手段と、滅菌終了後に滅菌槽を水で冷却する水冷手段と、水冷手段で使用して昇温された温水を貯える貯水手段とを備えている。
洗浄時に、貯水手段に貯えられた温水を滅菌槽内に供給する第1温水供給手段を設けてもよい。
貯水手段は、温度成層型の蓄熱槽であり、外部から蓄熱槽へ水を供給する注水手段と、蓄熱槽から水冷手段へ冷水を供給する冷水供給手段とを備えている。
貯水手段から外部へ温水を供給する第2温水供給手段を設けてもよい。
水冷手段は、滅菌槽の外表面に近接して配置されて、冷却用の水が流動される流動路を用いることができる。
なお、洗浄槽及び滅菌槽は、それらを兼用する1つの収容槽で兼用してもよい。
洗浄槽、滅菌槽、洗浄手段、滅菌手段、水冷手段及び貯水手段は、1つの筐体に収容しえもよいし、貯水手段を筐体とは別に設けてもよい。また、洗浄槽、洗浄手段及び貯水手段は1つの筐体に収容し、滅菌槽及び水冷手段は、筐体とは別に設けてもよい。更には、滅菌槽、滅菌手段、水冷手段及び貯水手段は1つの筐体に収容し、洗浄槽及び洗浄手段は、筐体とは別に設けてもよい。
本発明の内視鏡洗浄滅菌システムは、内視鏡が収容された洗浄槽内に水を供給して内視鏡を洗浄する洗浄手段と、洗浄済みの内視鏡が収容された滅菌槽内に高温高圧蒸気を供給して内視鏡を滅菌する滅菌手段と、滅菌終了後に滅菌槽を水で冷却する水冷手段と、水冷手段で使用して昇温された温水を貯える貯水手段とを有しており、洗浄手段、滅菌手段及び貯水手段のうち、少なくとも1つの手段を複数備えている。
洗浄時に、貯水手段に貯えられた温水を滅菌槽内に供給する第1温水供給手段を設けてもよい。
前記貯水手段として、温度成層型の蓄熱槽を用い、外部から蓄熱槽へ水を供給する注水手段と、蓄熱槽から水冷手段へ冷水を供給する冷水供給手段とを設けてもよい。
貯水手段から外部へ温水を供給する第2温水供給手段を設けてもよい。
水冷手段として、滅菌槽の外表面に近接して配置され、冷却用の水が流動される流動路を用いることができる。
洗浄槽、滅菌槽、洗浄手段、滅菌手段及び冷却手段が1つの筐体に収容された内視鏡洗浄滅菌装置を複数台設けてもよい。
複数台の内視鏡洗浄滅菌装置のそれぞれに、洗浄槽と滅菌槽を兼用する1つの収容槽を設けてもよい。
貯水手段は、少なくとも1台の貯水装置であり、複数台の内視鏡洗浄滅菌装置によって共用してもよい。
洗浄槽及び洗浄手段が1つの筐体に収容された内視鏡洗浄装置と、滅菌槽、滅菌手段及び冷却手段が1つの筐体に収容された内視鏡滅菌装置とを有し、内視鏡洗浄装置及び内視鏡滅菌装置の少なくとも1つを複数台設けてもよい。
貯水手段は、少なくとも1台の貯水装置であり、複数台の内視鏡洗浄装置または内視鏡滅菌装置によって共用してもよい。
本発明の内視鏡洗浄滅菌方法は、内視鏡を洗浄する洗浄工程と、洗浄済みの内視鏡を高温高圧蒸気で滅菌する滅菌工程と、内視鏡が収容された槽を水で冷却し、この冷却により昇温された温水を貯える冷却工程を備えている。貯えた温水は、洗浄工程で使用してもよい。
本発明によれば、滅菌後の槽を水冷して得た温水を破棄せずに貯えるので、冷却に使用した熱エネルギを有効利用することができる。貯えた温水は、内視鏡の洗浄、その他の用途に利用することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。図1及び図2に示す内視鏡洗浄滅菌装置(以下、洗浄滅菌装置と呼ぶ)2は、検査に使用された内視鏡の洗浄工程及び滅菌工程を自動で行う。洗浄工程は、洗浄液を用いて内視鏡を洗浄し、水を用いて内視鏡をすすぐ。滅菌工程は、高温高圧の蒸気で内視鏡を滅菌する。
洗浄滅菌装置2は、箱状の装置本体5と、装置本体5の上部にヒンジ6で開閉自在に取り付けられた蓋7とを備えている。蓋7によって開閉される装置本体5の上面には、使用後の内視鏡8が収容される収容槽9が設けられている。収容槽9は、例えばステンレス等の耐熱性、耐蝕性等に優れた金属板で形成されている。
蓋7及び収容槽9は、高温高圧蒸気に耐え得るように形成されている。また、詳しくは図示しないが、滅菌時の収容槽9内の圧力によって蓋7が開放されないようにロックするロック機構が設けられている。
装置本体5の上面手前には、操作パネル12、および表示パネル13が配されている。操作パネル12は、上記各種工程の内容に関する設定や洗浄開始/停止、消毒液注入作業などを指示するための多数のボタンからなる。表示パネル13には、例えば液晶ディスプレイ(LCD)が用いられ、各種設定画面、処理の残り時間、トラブル発生時の警告メッセージ等が表示される。
収容槽9内には、供給ポート16、チャンネル洗浄ポート17、小物洗浄かご18、廃液口19、排気口20、気密試験ポート21等が設けられている。
供給ポート16は、収容槽9の側面角部に配されている。供給ポート16は、収容槽9内に水、洗剤(例えば、液状酵素洗剤等)、高温高圧蒸気をそれぞれ供給する給水口24、洗剤供給口25、蒸気供給口26からなる。給水口24及び供給口25、26は、収容槽9内に先端が向くように屈曲されたパイプにより形成されている。
収容槽9に収容された内視鏡8は、給水口24から供給された水と、洗剤供給口25から供給された洗剤とが混合された洗浄液で洗浄される。内視鏡8の洗浄後には、給水口24から供給された水で内視鏡8のすすぎが行われる。洗浄後の内視鏡8は、蒸気供給口26から供給された高温高圧蒸気で滅菌される。
内視鏡8は、手元操作部29が収容槽9の側面に設けられたチャンネル洗浄ポート17の近傍に載置される。挿入部30及びユニバーサルコード31は、収容槽9の底面中央に配された小物洗浄かご18の周辺に巻き回された状態で収容槽9内に収容される。
チャンネル洗浄ポート17には、チューブカプラである吸引チャンネル用カプラ34、送気・送水チャンネル用カプラ35、鉗子チャンネル用カプラ36が設けられている。各カプラ34〜36は、チューブ37〜39を介して、手元操作部29の吸引ボタンの装着口40、送気・送水ボタンの装着口41、および鉗子口42に接続されている。
チャンネル洗浄ポート17は、各カプラ34〜36及びチューブ37〜39を経由して、水、洗浄液、圧縮エア、アルコール、高温高圧蒸気等を内視鏡8の内部管路である吸引チャンネル、送気・送水チャンネル、鉗子チャンネル内に供給する。
小物洗浄かご18は、例えば上部が開口された円形のかごであり、内視鏡8の手元操作部29から取り外された吸引ボタン45、送気・送水ボタン46、鉗子口キャップ47等の小物部品が収容される。小物洗浄かご18の下には、収容された小物部品に水等を吹きかける洗浄ノズル48が設けられている。
廃液口19は、収容槽9の底面角部に設けられている。廃液口19は、収容槽9から使用済みの水、洗浄液を廃液として排出する。排気口20は、収容槽9の側面に設けられている。排気口20は、洗浄中の収容槽9内の空気と、滅菌終了後の収容槽9内の高温高圧蒸気とを装置本体5外に排気する。
気密試験ポート21は、収容槽9の側面に設けられている。気密試験ポート21は、内視鏡8の気密試験に使用され、内視鏡8のコネクタ部51に装着された防水キャップ(図示せず)に接続されて、内視鏡8内に送気を行う。
図3は、装置本体5内で水、洗剤、洗浄液、空気、高温高圧蒸気等が流動する配管系統を示している。収容槽9の下面には、ラバーヒータ54が取り付けられている。ラバーヒータ54は、収容槽9に貯えられた洗浄液または水を加熱する。
収容槽9内には、上述の供給ポート16等の他に、水、洗浄液の液面を検出するフロートタイプの液面センサ(以下、LSと省略する)57と、水、洗浄液または高温高圧蒸気の温度を計測する温度センサ(以下、TEと省略する)58等が設けられている。符号59,60は、排気口20の通路20aに接続された電磁弁とエアフィルタ(以下、AFと省略する)である。電磁弁59は、滅菌時に閉じられて高温高圧蒸気の排出を防止する。AF60は、排出蒸気から雑菌等を除去する。
符号63は、装置本体5の外部に露呈されて水道水の蛇口に接続される給水路である。給水路63には、蛇口側から電磁弁64、異物や細菌を捕捉するウォータフィルタ(以下、WFと省略する)65が設けられている。給水路63は、WF65の直後で洗浄給水路66、冷却給水路67、蒸気給水路68に分岐されている。洗浄給水路66は、電動三方弁69を介して給水口24に接続されている。
冷却給水路67は、電磁弁72を介して冷却路73に接続されている。冷却路73は、熱伝導率の高い金属性のパイプを例えばコイル状に屈曲させて吸熱面積を大きくした通路であり、収容槽9の側面に近接または接触し、かつ側面全周を取り囲むように設けられている。この冷却路73には、内視鏡8の滅菌後に水が流動される。冷却路73とこれを流れる水により、収容槽9とこれに収容されている内視鏡8とが間接的に冷却される。
冷却路73の他端は、回収路76に接続されている。回収路76は、温水タンク77に接続されている。冷却路73を通過した水は、収容槽9の熱を吸熱して温水となり、回収路76を通って温水タンク77に貯えられる。温水タンク77は、貯えた温水が放熱しにくくなるように、断熱材等で覆われている。
温水タンク77には、ウォーターポンプ(以下、WPと省略する)79と電磁弁80とが設けられた内部温水供給路81と、外部温水供給路82とが設けられている。内部温水供給路81は、洗浄給水路66に接続され、内視鏡8の洗浄時に給水口24に温水を供給する。外部温水供給路82は、洗浄滅菌装置2の外部に温水を供給する給水路である。温水タンク77に貯えられた温水は、洗浄やそれ以外の様々な用途に利用することができる。
温水タンク77には、温水の貯水量と温度を測定する水量センサ83、水温センサ84が設けられている。これらのセンサによる測定結果は、例えば表示パネル13に表示されるので、温水の有無や温度を容易に確認することができる。
蒸気給水路68は、電磁弁85を介して蒸気発生部86に接続されている。蒸気発生部86は、例えばボイラであり、蒸気給水路68から供給された水を圧縮及び加熱して、例えば130°C、2気圧の高温高圧蒸気を生成する。蒸気発生部86で生成された高温高圧蒸気は、電磁弁87が設けられた蒸気供給路88を通って蒸気供給口26から収容槽9内に吐出される。
洗剤供給口25には、洗剤供給路91が接続されている。洗剤供給路91の他端は、洗剤が収容された洗剤タンク92に接続されている。洗剤供給路92には、洗剤タンク92から洗剤を汲み上げるWP93が接続されている。
廃液口19には、装置本体5の外まで繋がるように設けられた廃液路96が接続されている。廃液路96には、電磁弁97及びWP98が接続されている。電磁弁97が開き、WP98が駆動されると、収容槽9内に収容されている洗浄液または水が、廃液路96を通って洗浄滅菌装置2の外に排出される。
廃液口19には、廃液路96の他に、洗浄工程時に収容槽9に貯えられた洗浄液または水を循環させる循環路101が接続されている。循環路101は、途中で二股に分岐されている。一方の第1分岐循環路102には、WP103及び電動三方弁69が接続されている。
電動三方弁69が循環路101側に切り換えられてWP103が駆動されると、廃液口19から排出された洗浄液または水は、循環路101内を流動して第1分岐循環路102、WP103、電動三方弁69を通って洗浄給水路66に流れ込み、給水口24から収容槽9内に再度供給される。これにより、収容槽9内の洗浄液または水が攪拌されるので、洗浄力及びすすぎ力が向上する。また、洗浄液の濃度勾配を平準化することもできる。
チャンネル洗浄ポート17の各カプラ34〜36と、小物洗浄かご18の洗浄ノズル48には、電磁弁106〜109が設けられた送液・送気路110〜113がそれぞれ接続されている。各送液・送気路110〜113は、1本のチャンネル洗浄路114にまとめられている。チャンネル洗浄路114には、四方弁115が接続されている。
四方弁115の一端側には、アルコール供給路116が接続されている。アルコール供給路116には、電磁弁117、WP118が接続されている。アルコール供給路116の端部は、内視鏡8の内部管路を乾燥させるアルコールが貯留されたアルコールタンク119に繋がっている。
四方弁115には、循環路101の他方の第2分岐循環路120が接続されている。第2分岐循環路120には、WP121が設けられている。WP121は、各工程で収容槽9内に貯えられた液体を吸引し、チャンネル洗浄路114、各送液・送気路110〜113を経てチャンネル洗浄ポート17の各カプラ34〜36と、小物洗浄かご18の洗浄ノズル48とに液体を供給する。
また、四方弁115には、送気路124が接続されている。送気路124には、エアポンプ(以下、APと省略する)125と、2つのAF126、127とが設けられている。AP125は、2つのAF126、127により異物や細菌が捕捉された清浄な空気を圧縮し、この圧縮エアを送気路124内に送風する。圧縮エアは、洗浄及び消毒後に内視鏡8の内部管路から水滴を除去する際に使用される。
更に、チャンネル洗浄路114には、蒸気発生部86に接続された蒸気分岐路130が接続されている。蒸気発生部86で生成された高温高圧蒸気は、蒸気分岐路130を通って内視鏡8の内部管路にも供給される。
気密試験ポート21には、AF132により異物が捕捉されて清浄化された空気をAP133により送気する試験路134が接続されている。なお、冷却路73を除く上記各通路は、水、洗浄液の熱が放熱されないように、外周面が断熱材により覆われている断熱パイプを用いることが好ましい。
図4に示すように、洗浄滅菌装置2は、装置全体を統括的に制御するCPU145を備えている。また、制御プログラムや各種データが記憶されたROM146と、ROM146から読み出された制御プログラムの実行領域であるRAM147とを備えている。
洗浄滅菌装置2は、CPU145に制御されて表示パネル13を駆動するLCDドライバ148、各電磁弁を駆動する弁ドライバ149、電動三方弁69を駆動するモータドライバ150を備えている。また、各WPを駆動するWPドライバ151、各APを駆動するAPドライバ152、ラバーヒータ54を駆動するヒータドライバ153を備えている。更に、蒸気発生部86を駆動するボイラ制御回路154が設けられている。
次に、洗浄滅菌装置2による内視鏡8の洗浄・滅菌の処理手順を、図5のフローチャートを参照して説明する。内視鏡8は、検査終了後すぐにシンク等で水洗い(予備洗浄)され、付着している汚物等が乾燥して落ちにくくなる前に洗い流される。なお、予備洗浄後すぐに内視鏡8の洗浄を行えるように、洗浄滅菌装置2の電源をオンしておくことが好ましい。
内視鏡8の手元操作部29から吸引ボタン45、送気・送水ボタン46、鉗子口キャップ47等の小物部品が取り外され、小物洗浄かご18に収容される。手元操作部29は、チャンネル洗浄ポート17の近傍に載置され、挿入部30及びユニバーサルコード31は、小物洗浄かご18の周辺に巻き回されて収容槽9内に収容される。
チャンネル洗浄ポート17の吸引チャンネル用カプラ34、送気・送水チャンネル用カプラ35、鉗子チャンネル用カプラ36には、チューブ37〜39がそれぞれ取り付けられる。また、これらのチューブ37〜39は、内視鏡8の吸引ボタンの装着口40、送気・送水ボタンの装着口41、鉗子口42にそれぞれ接続される。
蓋7が閉められてロックされた後、操作パネル12から開始操作がなされると、内視鏡8の洗浄・滅菌が開始される。CPU145は、水量センサ83により温水タンク77内の温水の量を確認する。温水タンク77に温水がある場合には、電磁弁80を開き、WP79を駆動させる。
また、CPU145は、水量センサ83による温水タンク77内の水量確認の結果、温水タンク77内に温水が無い、または少ないときには、水道水で洗浄を行うように制御を切り換える。CPU145は、電磁弁64を開き、電動三方弁69を給水路63側に切り換える。
洗浄給水路66を流れた温水または水は、給水口24から内視鏡8に向けて噴射される。CPU145は、収容槽9への給水開始と同時にWP93を駆動させ、洗剤供給口25から所定量の洗剤を収容槽9内に吐出させる。これにより、収容槽9内には、温水または水と、洗剤とが混合された洗浄液が生成される。
収容槽9内の洗浄液の量は、液面センサ57により検出される。CPU145は、内視鏡8が洗浄液に完全に浸漬されるだけ温水または水が供給されたときに、温水または水の供給を停止させる。電磁弁80が閉じ、WP79が停止されることで温水の供給が停止し、電磁弁64を閉じることで、水の供給が停止される。
CPU145は、ヒータドライバ153を制御してラバーヒータ54を駆動させる。ラバーヒータ54の熱は、収容槽9を介して洗浄液に伝達される。洗浄液の温度は、温度センサ58により検出される。CPU145は、洗浄液が所定の温度を保つようにラバーヒータ54を制御する。なお、収容槽9に温水タンク77の温水が供給されている場合には、水のときに比べて加熱時間が短くなる。
CPU145は、電動三方弁69をWP103側に切り換えてWP103を駆動させる。廃液口19に排出された洗浄液は、循環路101、第1分岐循環路102、洗浄給水路66を流動して再び収容槽9に循環供給される。これにより、収容槽9内の洗浄液が攪拌されて洗浄力が向上する。また、洗浄液の濃度勾配が平準化されるため、収容槽9内の全域で同じ洗浄力を得ることができる。
また、CPU145は、電磁弁106〜109を開き、四方弁115を第2分岐循環路120側に切り換えてWP121を駆動させる。収容槽9内の洗浄液は、廃液口19、循環路101、第2分岐循環路120、チャンネル洗浄路114、各送液・送気路110〜113を流動し、チャンネル洗浄ポート17の各カプラ34〜36、チューブ37〜39を経由して内視鏡8の内部管路に供給される。これにより、内視鏡8の吸引チャンネル、送気・送水チャンネル、鉗子チャンネル内が洗浄される。
CPU145は、所定時間の経過後に電磁弁97を開いてWP98を駆動させる。洗浄工程で使用された洗浄液は、廃液口19、廃液路96を流動して装置本体5の外に排出される。なお、循環路101等の内部に洗浄液が残らないようにするため、WP103、121は洗浄液の排出終了後に駆動が停止される。
洗浄液を内視鏡8から除去するため、すすぎが実施される。CPU145は、再び電磁弁80を開いてWP79を駆動し、または電磁弁64を開く。収容槽9には、内視鏡8が完全に浸漬される量の温水または水が供給される。CPU145は、水の供給後、WP103、121を駆動させて水を循環させ、内視鏡8の外表面と内部管路のすすぎを行う。
CPU145は、所定時間の経過後、すすぎに使用された水を装置本体5の外に排出させる。水の排出終了後、WP103,121の駆動が停止される。
すすぎの終了後、内視鏡8の滅菌工程が開始される。CPU145は、電磁弁64、85を開いて水道水を蒸気発生部86に供給する。蒸気発生部86は、供給された水を加熱及び圧縮して高温高圧蒸気を生成する。また、洗浄中に開放されていた電磁弁59が閉じられ、収容槽9内は完全な密閉状態となる。
電磁弁87が開放されると、高温高圧蒸気は蒸気供給路88を通って蒸気供給口26から収容槽9内に供給される。また、蒸気分岐路130を通った高温高圧蒸気は、チャンネル洗浄路114、各送水・送気路110〜113を通り、チャンネル洗浄ポート17の各カプラ34〜36、チューブ37〜39を経由して内視鏡8の内部管路に供給される。これにより、内視鏡8の外表面と内部管路とが滅菌される。
滅菌終了後、電磁弁87が閉じられる。また、電磁弁59が開放されて、収容槽9内の高温高圧蒸気が外部に放出される。また、電磁弁64、72が開放されて、冷却路73に水が流される。この水が冷却路73を流れる間に収容槽9との間で熱交換を行ない、収容槽9と収容されている内視鏡8とが冷却される。
収容槽9を冷却して昇温された温水は、回収路76をとおって温水タンク77に貯えられる。温水タンク77に貯えられた温水は、次回の内視鏡8の洗浄やすすぎに利用される。また、外部温水供給路82を通して外部利用される。
CPU145は、収容槽9が冷却する所定時間後、または収容槽9の温度が下がったことをセンサ等で確認してから、四方弁115を送気路124側に切り換え、AP125を駆動させて、内視鏡8の内部管路に圧縮エアを送風して水滴を除去する。次いで、四方弁115をアルコール供給路116側に切り換え、電磁弁117を開き、WP118を駆動させて、内部管路をアルコールで乾燥させる。
以上のように、本実施形態の洗浄滅菌装置2は、冷却に使用して昇温された温水を温水タンク77に貯えるので、貯えた温水を内視鏡の洗浄や、その他の用途で外部利用することができる。これにより、消費水量を抑えることができる。また、ラバーヒータ54による昇温時間が短くなるので、消費電力を抑えることができる。更に、送風等による空冷に比べて短時間で内視鏡8が冷却されるので、内視鏡8の稼働率が向上する。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態では、同じ装置、部品等については同符号を用いて詳しい説明を省略する。
図6に示すように、本発明の第2の実施形態は、温水タンク161を別体とした内視鏡洗浄滅菌装置160である。洗浄滅菌装置160は、洗浄滅菌装置2から温水タンク77等を除いた構成を有している。
洗浄滅菌装置160と温水タンク161は、温水供給路163と、温水回収路164とで接続されている。温水供給路163は、温水タンク161に貯えられた温水を洗浄滅菌装置160に供給する。温水回収路164は、洗浄滅菌装置160で収容槽9の冷却に使用して昇温された温水を温水タンク161に回収する。
温水供給路163と洗浄給水路66との間には、給水口24に温水を供給する第2給水路166が設けられている。第2給水路166には、温水タンク161内の温水を汲み上げるWP167と、第2給水路166を開閉する電磁弁168とが接続されている。また、洗浄滅菌装置160内の回収路76は、この回収路76を開閉する電磁弁169を介して温水回収路164に接続されている。温水タンク161には、貯えた温水を外部利用するための外部温水供給路170が設けられている。
第1実施形態の洗浄滅菌装置2は、温水タンク77を内蔵するので、その貯水容量に制限がある。そのため、貯水容量以上の温水が生じたときに、その温水を貯えることができない。しかし、本実施形態の洗浄滅菌装置160によれば、温水タンク161を外部に設けたので、その容量を大きくすることができ、より多くの温水を有効利用することができる。なお、温水タンク161を1台としたが、複数台の温水タンク161を用いてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7に示すように、本実施形態の内視鏡洗浄滅菌システム171は、1台の温水タンク161に接続された温水供給路163、温水回収路164に対し、複数台の洗浄滅菌装置160を接続している。各洗浄滅菌装置160の給水路63には、水道に接続された共同給水路172が接続されている。
内視鏡洗浄滅菌システム171は、各洗浄滅菌装置160で収容槽9を冷却して昇温された温水を温水タンク161に貯えている。温水タンク161に貯えられた温水は、各洗浄滅菌装置160で内視鏡8の洗浄に使用し、また外部利用している。これにより、より多くの温水を有効利用することができる。なお、温水タンク161を1台としたが、複数台の温水タンク161を用いてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図8に示すように、本実施形態の内視鏡洗浄滅菌システム174は、1台の温水タンク161に接続された温水供給路163、温水回収路164に対し、複数台の内視鏡洗浄装置(以下、洗浄装置と呼ぶ)175と、複数台の内視鏡滅菌装置(以下、滅菌装置と呼ぶ)176とを接続している。また、各洗浄装置175及び滅菌装置176の給水路63に、水道に接続された共同給水路172を接続している。
洗浄装置175は、第1実施形態の洗浄滅菌装置2から、冷却路73、蒸気発生部86等の滅菌に関する構成と、温水タンク77等を除いたものである。洗浄装置175は、使用後の内視鏡8が収容される洗浄槽177を備えている。滅菌装置176は、洗浄滅菌装置2から、チャンネル洗浄ポート17、洗剤タンク92等の洗浄に関する構成と、温水タンク77等を除いたものである。滅菌装置176は、洗浄後の内視鏡8が収容される滅菌槽178を備えている。
図9のフローチャートに示すように、洗浄装置175の洗浄槽177に使用済みの内視鏡8が収容される。洗浄槽177には、第2給水路166から温水が供給され、内視鏡8が洗浄、すすぎされる。なお、温水タンク161に温水が無い場合、または少ない場合には、共同給水路172から供給される水道水が使用される。
乾燥が終了した内視鏡8は、洗浄装置175から滅菌装置176の滅菌槽178に移される。そして、共同給水路172から供給された水道水により高温高圧蒸気が生成され、内視鏡8の外表面及び内部管路が滅菌される。滅菌後の滅菌槽178及び内視鏡8は、給水路63から供給された水道水が冷却路73内を流れることにより冷却される。冷却に使用されて昇温された温水は、回収路76及び温水回収路164により温水タンク161内に貯えられる。
この実施形態によれば、洗浄装置175と滅菌装置176とが別体とされた内視鏡洗浄滅菌システムでも、温水を有効利用することができる。なお、温水タンク161に貯えられた温水は、時間の経過とともに温度が下がるので、温水供給路163に湯沸器を接続してもよい。なお、この実施形態では、温水タンク161を1台としたが、複数台の温水タンク161を用いてもよい。また、温水タンク161、洗浄装置175、滅菌装置176で最小の洗浄滅菌システムを構成することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図10に示すように、本実施形態の内視鏡洗浄滅菌システム179では、1台の蓄熱槽180に接続された温水供給路181、温水回収路182、冷水供給路183を利用して、複数台の洗浄装置175及び滅菌装置176を接続している。
温水供給路181は、各洗浄装置175の第2給水路166に接続されており、蓄熱槽180に貯えられた温水を各洗浄装置175に供給する。温水回収路182は、各滅菌装置176の回収路76に接続されており、滅菌槽178を冷却して昇温された温水を温水タンク161に回収する。冷水供給路183は、各洗浄装置175及び滅菌装置176の給水路63に接続されており、蓄熱槽180に貯えられた冷水を供給する。
図11に示すように、蓄熱槽180には、例えば縦型の温度成層型蓄熱槽が用いられている。蓄熱槽180は、縦型の貯水タンク184と、この貯水タンク184の下部に設けられた給水部185及び冷水取出し部186、貯水タンク184の上部に設けられた温水供給部187及び温水取出し部188とを備えている。貯水タンク184内には、水温による密度差を利用して下方に冷水、上方に温水が貯えられる。
給水部185には、水道管に接続された給水路191が接続され、冷水取出し部186には各洗浄装置175及び滅菌装置176に接続された冷水供給路183が接続されている。また、温水供給部187には、各滅菌装置176の回収路76に接続された温水回収路182が接続され、温水取出し部188には各洗浄装置175の第2給水路166に接続された温水供給路181が接続されている。
内視鏡8を洗浄する際には、温水取出し部188及び温水供給路181を利用して貯水タンク184内の温水が各洗浄装置175に供給される。洗浄装置175は、供給された温水を利用して内視鏡8の洗浄、すすぎを行う。
貯水タンク184から温水が供給されると、貯水タンク184内の内圧が下がるため、給水部185から貯水タンク184内に水道水が供給され、貯水タンク184の下方に貯えられる。水道水は少量ずつ給水されるので、貯水タンク184内の温度成層が乱されることはない。
滅菌装置176で内視鏡8を滅菌した後、滅菌槽178を冷却する際には、冷水取出し部186及び冷水供給路183を利用して貯水タンク184内の冷水が各滅菌装置176に供給される。滅菌装置176は、冷却路73に水を流して滅菌槽178を冷却する。なお、貯水タンク184内の冷水が少ないときには、冷水供給路183に接続された給水路191から水道水が滅菌装置176に供給される。
貯水タンク184から冷水が供給されると、給水部185から貯水タンク184内に水道水が供給され、貯水タンク184の下方に貯えられる。このように、貯水タンク184内は、常に水によって満たされている。
滅菌槽178の冷却により昇温された温水は、温水回収路182及び温水供給部187を利用して貯水タンク184内に戻される。このときに、貯水タンク184内の冷水または温水がオーバーフローするが、このオーバーフロー分は冷水取出し部186から冷水供給路183に流れ込むので、貯水タンク184の上部に温水が貯えられる。
また、蓄熱槽180は、温水取出し部188に温水を洗浄装置175以外の外部に供給する外部温水供給路194が設けられている。これにより、内視鏡8の洗浄、すすぎ以外でも貯えられた温水を利用することができる。
以上説明したように、蓄熱槽180に冷水と温水を貯えて内視鏡8の洗浄、すすぎ、滅菌後の冷却に使用するようにしたので、消費水量を抑えることができる。なお、蓄熱槽180では、温水と冷水との間で熱交換が行われるため、温水の温度が低下する。また、温水供給路181が長いので、途中で放熱される。そのため、温水供給路181に湯沸器を接続してもよいし、貯水タンク184内の下部に冷水を昇温させるヒータを組み込んでもよい。
また、蓄熱槽としては、図12に示す、横型のもぐり関型蓄熱槽197を用いてもよい。この蓄熱槽197では、横長の貯水タンク198内に互い違いに設けられた複数のもぐり関199により冷水と温水の温度成層が形成されるので、蓄熱槽180と同様に温水と冷水とを洗浄装置175と滅菌装置176に供給することができる。
次に、本発明の第6、第7の実施形態について説明する。図13に示すように、第6実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置202は、洗浄装置175と滅菌装置176とから構成されており、洗浄装置175内に温水タンク203を内蔵している。滅菌装置176で滅菌槽178を冷却して昇温された温水は、温水回収路204により温水タンク203に回収される。温水タンク203には、温水を外部に供給する温水外部供給路205が設けられている。また、洗浄装置175と滅菌装置176には、水道水を供給する共同給水路206が接続されている。
図14に示すように、第7実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置207は、洗浄装置175と滅菌装置176とから構成されており、滅菌装置176内に温水タンク208を内蔵している。洗浄装置175で内視鏡8を洗浄する際には、温水供給路209により温水タンク208から温水が供給される。温水タンク208には、温水を外部に供給する温水外部供給路210が設けられている。また、洗浄装置175と滅菌装置176には、水道水を供給する共同給水路211が接続されている。
第6実施形態によれば、図8に示す第4実施形態に比べて、洗浄装置175と温水タンク203との間の温水の通路が短くなる。第7実施形態では、第4実施形態よりも滅菌装置176と温水タンク208との間の温水の通路が短くなる。これにより、温水の温度低下を防止することができ、温水をより有効利用することができる。
なお、上記各実施形態では、収容槽、洗浄槽、滅菌槽の外表面に近接して配置された冷却路内に水を流して収容槽、洗浄槽、滅菌槽を冷却したが、冷却路を槽内に配置してもよい。また、収容槽、洗浄槽、滅菌槽の外表面や、内視鏡8に水を直接かけて冷却してもよい。ただし、冷却で使用された温水が汚染される可能性があるので、温水タンク内に貯えられた温水を用いるのではなく、温水の熱で水道水を間接的に昇温させ、この昇温された水道水を内視鏡8の洗浄に使用するのが好ましい。
また、第1〜第3実施形態、第6、第7実施形態において、温水タンクに代えて図11または12に示す蓄熱槽を用いてもよい。
また、内視鏡8が収容された収容槽9内を滅菌前に減圧しないグラビティタイプの洗浄滅菌装置2を例に説明したが、滅菌前に減圧するプレバキュームタイプの洗浄滅菌装置にも本発明を適用することができる。
また、各実施形態の装置には、消毒液を使用する消毒機能が設けられていてもよい。
第1実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置の外観形状を示す斜視図である。 収容槽の構成を示す平面図である。 装置本体内の概略的な配管系統を示す配管図である。 内視鏡洗浄滅菌装置の電気的構成の一部を示すブロック図である。 内視鏡の洗浄、滅菌手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の内視鏡洗浄滅菌システムの構成を示すブロック図である。 第4実施形態の内視鏡洗浄滅菌システムの構成を示すブロック図である。 第4実施形態の内視鏡の洗浄、滅菌手順を示すフローチャートである。 第5実施形態の内視鏡洗浄滅菌システムの構成を示すブロック図である。 縦型の蓄熱槽の構成を示す概略図である。 横型の蓄熱槽の構成を示す概略図である。 第6実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置の構成を示すブロック図である。 第7実施形態の内視鏡洗浄滅菌装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
2,160,202,204 内視鏡洗浄滅菌装置
5 装置本体
8 内視鏡
9 収容槽
24 給水口
26 蒸気供給口
73 冷却路
76 回収路
77,161,184,198,203,207 温水タンク
81,163,181,208 温水供給路
86 蒸気発生部
171,174,179 内視鏡洗浄滅菌システム
175 内視鏡洗浄装置
176 内視鏡滅菌装置
180,197 蓄熱槽

Claims (22)

  1. 内視鏡が収容された洗浄槽内に水を供給して前記内視鏡を洗浄する洗浄手段と、
    洗浄済みの前記内視鏡が収容された滅菌槽内に高温高圧蒸気を供給して前記内視鏡を滅菌する滅菌手段と、
    滅菌終了後に前記滅菌槽を水で冷却する水冷手段と、
    前記水冷手段で使用して昇温された温水を貯える貯水手段とを備えたことを特徴とする内視鏡洗浄滅菌装置。
  2. 前記洗浄時に、前記貯水手段に貯えられた温水を前記滅菌槽内に供給する第1温水供給手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  3. 前記貯水手段は、温度成層型の蓄熱槽であり、
    外部から前記蓄熱槽へ水を供給する注水手段と、
    前記蓄熱槽から前記水冷手段へ冷水を供給する冷水供給手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  4. 前記貯水手段から外部へ温水を供給する第2温水供給手段を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  5. 前記水冷手段は、前記滅菌槽の外表面に近接して配置され、冷却用の水が流動される流動管路であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  6. 前記洗浄槽及び前記滅菌槽は、それらを兼用する1つの収容槽であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  7. 前記洗浄槽、前記滅菌槽、前記洗浄手段、前記滅菌手段、前記水冷手段及び前記貯水手段は、1つの筐体に収容されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  8. 前記洗浄槽、前記滅菌槽、前記洗浄手段、前記滅菌手段及び前記水冷手段は1つの筐体に収容されており、前記貯水手段は、前記筐体とは別に設けられていることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  9. 前記洗浄槽、前記洗浄手段及び前記貯水手段は1つの筐体に収容されており、前記滅菌槽、前記滅菌手段及び前記水冷手段は、前記筐体とは別に設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  10. 前記滅菌槽、前記滅菌手段、前記水冷手段及び前記貯水手段は1つの筐体に収容されており、前記洗浄槽及び前記洗浄手段は、前記筐体とは別に設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌装置。
  11. 内視鏡が収容された洗浄槽内に水を供給して前記内視鏡を洗浄する洗浄手段と、
    洗浄済みの前記内視鏡が収容された滅菌槽内に高温高圧蒸気を供給して前記内視鏡を滅菌する滅菌手段と、
    滅菌終了後に前記滅菌槽を水で冷却する水冷手段と、
    前記水冷手段で使用して昇温された温水を貯える貯水手段とを有しており、
    前記洗浄手段、前記滅菌手段及び前記貯水手段のうち、少なくとも1つの手段を複数備えたことを特徴とする内視鏡洗浄滅菌システム。
  12. 前記洗浄時に、前記貯水手段に貯えられた温水を前記滅菌槽内に供給する第1温水供給手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  13. 前記貯水手段は、温度成層型の蓄熱槽であり、
    外部から前記蓄熱槽へ水を供給する注水手段と、
    前記蓄熱槽から前記水冷手段へ冷水を供給する冷水供給手段とを備えたことを特徴とする請求項11または12記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  14. 前記貯水手段から外部へ温水を供給する第2温水供給手段を備えたことを特徴とする請求項11〜13いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  15. 前記水冷手段は、前記滅菌槽の外表面に近接して配置され、冷却用の水が流動される流動管路であることを特徴とする請求項11〜14いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  16. 前記洗浄槽、前記滅菌槽、前記洗浄手段、前記滅菌手段及び前記冷却手段が1つの筐体に収容された内視鏡洗浄滅菌装置を複数台備えていることを特徴とする請求項11〜15いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  17. 複数台の前記内視鏡洗浄滅菌装置は、それぞれ前記洗浄槽と前記滅菌槽を兼用する1つの収容槽を備えていることを特徴とする請求項16記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  18. 前記貯水手段は、少なくとも1台の貯水装置であり、複数台の前記内視鏡洗浄滅菌装置によって共用されることを特徴とする請求項16または17記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  19. 前記洗浄槽及び前記洗浄手段が1つの筐体に収容された内視鏡洗浄装置と、
    前記滅菌槽、前記滅菌手段及び前記冷却手段が1つの筐体に収容された内視鏡滅菌装置とを有しており、
    前記内視鏡洗浄装置及び前記内視鏡滅菌装置の少なくとも1つを複数台備えていることを特徴とする請求項11〜15いずれか記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  20. 前記貯水手段は、少なくとも1台の貯水装置であり、複数台の前記内視鏡洗浄装置または前記内視鏡滅菌装置によって共用されることを特徴とする請求項19記載の内視鏡洗浄滅菌システム。
  21. 内視鏡を洗浄する洗浄工程と、
    洗浄済みの前記内視鏡を高温高圧蒸気で滅菌する滅菌工程と、
    前記内視鏡が収容された槽を水で冷却し、この冷却により昇温された温水を貯える冷却工程を含むことを特徴とする内視鏡洗浄滅菌方法。
  22. 前記洗浄工程で前記温水を使用することを特徴とする請求項21記載の内視鏡洗浄滅菌方法。
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