JP2009159858A - シームレスカプセル化種子 - Google Patents

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良誠 釜口
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Abstract

【課題】自動播種機を適用することが可能な物理的強度および大きさ(形状)を有し、かつ良好な発芽率を有するシームレスカプセル化種子を提供すること。
【解決手段】最内層、該最内層を覆う外層からなり、該最内層が、植物の種子を含む油状物質で構成され、そして該外層が、親水性物質で構成される、シームレスカプセル化種子を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、園芸植物・野菜・穀類などの種子を内包したシームレスカプセル化種子に関する。より詳しくは、大きさおよび形状が均一で、物理的強度が高く、播種作業を機械化(省力化)するために特に好適に用いられ、さらに良好な発芽率を有する、シームレスカプセル化種子に関する。
従来、野菜などの種子の播種を容易にする(播種作業を省力化する)目的で、種子をコート材でコーティングすることが行われている。しかし、種子をコート材でコーティングする場合は、コートしない場合に比べて、発芽率が低下する場合がある。そのため、発芽率の低下を招来しないコート種子が提案されている(例えば、特許文献1〜4)。
特許文献1には、適度な硬度を有し、かつ良好な発芽率を有するコート種子の提供を目的として、複鎖構造型の粘土鉱物70〜95重量部および疎水剤30〜5重量部を含有する造粒用組成物で造粒コーティングされた造粒コーティング種子が開示されている。しかし、この造粒用組成物(コート材)は、通気性および透水性が不十分であり、疎水剤を含んでいるものの開裂性が悪い。さらに物理的強度が不十分であり、保存時においてコーティングに亀裂が生じる、あるいはコーティングがはがれる場合があり、播種作業が省力化されない。さらに、長期間保存した場合には発芽率の低下を招く。また、被覆造粒時に団粒を生じやすく、加工性も不十分である。
特許文献2には、物理的強度を高め、機械播種適応性を向上させることを目的として、植物種子を皮膜造粒し、その表面に雲母を主体とする層を形成してなるペレット種子が開示されている。しかし、このペレット種子は、光透過性に乏しく、好光性種子に用いることはできない。
特許文献3には、種子表面を皮膜する内層、および該内層に積層されてなる外層の少なくとも2層で形成され、上記内層が複鎖構造型の粘土鉱物を含むことを特徴とするコート種子が開示されている。特許文献3は、十分な強度を有し、かつ乾燥工程等において、コート層が崩壊・剥落せず、製品収率が高いコート種子を提供することを目的としている。
特許文献4には、FRP廃棄物を蒸し焼きにした多孔質の活性炭のコア芯(1)、該コア芯の外周において、摺り潰すか或いは細片化した厨芥残渣とバインダーとからなる養分補給用の内殻(2)、該内殻(2)の周囲において、草木灰や紙穀物等の焼却灰からなる土壌改良用の外殻(3)、およびその周囲において、デンプンやセルロース液などのバインダーが塗布された外被膜(4)の多層構造によってカプセル化された土壌改良、肥料用多層カプセルが開示され、さらに、上記カプセルのコア芯(1)に、種子を内包することが開示されている。
コート種子あるいはペレット種子は、保存時において定形性を保持し、播種時には崩壊するという二面性が求められている。特に、従来のコート種子は、物理的強度が検討されているものの十分ではなく、コート種子同士の衝突によりコート材が損傷する。そのため、物理的に強固な皮膜に包まれていることが多い。また、コート材の崩壊には、種子の発芽も関連し、発芽によってコート材の崩壊が促進されるため、光好性の種子には光透過性の皮膜が好ましく用いられる。さらに、コート種子は、土壌に播種するため、物理的強度が高い皮膜であっても、コート材が生分解性を有しない場合は、コート材が土壌中に滞留してしまう。そのため、使用されるコート材は、生分解性を有することが求められている。
ところで、特許文献5には、再分化可能な植物細胞組織を、最内層、内皮層、および外層の三層またはそれ以上の層構造を有するシームレスカプセルに封入した人工種子であって、該内皮層が硬化油を主成分とする内皮膜で構成され、該外層が生分解性を有する外皮膜である人工種子が開示されている。しかし、この種子は、「再分化可能な植物細胞組織」を用いることを目的とし、そのため、最内層を液体培地とし、三層またはそれ以上の層構造を有することを特徴としている。特許文献5の人工種子においては、植物細胞組織は、最内層の培地に含まれており、最内層、内皮膜、および外皮膜からなるシームレスカプセルは、無菌性を保つ必要がある。そのため、各層の原料について滅菌処理を行い、無菌環境でカプセル調製を行う必要がある。したがって、工業化には多大なコストと大規模な設備が必要である。また、シームレスカプセルの調製方法の原理から、硬化油脂層が必須である。
上記のコート種子、または植物細胞組織を内包したシームレスカプセル以外にも、物理的強度が高く、かつ良好な発芽率を有するコート種子またはカプセル化種子が求められている。
特許第2520309号公報 特開2000−37109号公報 特開2001−190107号公報 特開平7−33569号公報 特開2001−245543号公報
本発明の目的は、自動播種機を適用することが可能な物理的強度および大きさ(形状)を有し、かつ良好な発芽率を有する球形のシームレスカプセル化種子を提供することにある。
本発明の目的はまた、封入する種子に応じて、光透過性、崩壊性、酸素透過性、生分解性などの特性に優れた層構造を有する球形のシームレスカプセル化種子を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った。その結果、植物の種子を油状物質で構成される最内層、および親水性物質で構成される外層の二層で皮膜し、外表面を乾燥させて得られるシームレスカプセル化種子が、自動播種機を適用することが可能な物理的強度および大きさ(形状)を有し、かつ良好な発芽率を有することを見出した。特に、外層を生分解性を有する物質(好ましくはタンパク質、多糖類、生分解性プラスチックなど)で構成することによって、光透過性、崩壊性、酸素透過性、生分解性などに優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明のシームレスカプセル化種子は、最内層、および該最内層を覆う外層からなり、該最内層が、植物の種子を含む油状物質で構成され、そして該外層が、親水性物質で構成される。
ある実施態様においては、上記油状物質は、−30℃〜60℃の融点を有する。
ある実施態様においては、上記外層は、生分解性を有する物質で構成される。
ある実施態様においては、上記生分解性を有する物質は、タンパク質、多糖類、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも1種である。
本発明のシームレスカプセル化種子は、一定の物理的強度および大きさ(形状)を有する。したがって、従来取扱いが不便であった微小な種子(1mm以下の不揃いな種子)であっても、シームレスカプセルの中に封入することによって、種子の取り扱いが容易になり、自動播種機の適用が可能になるなどの播種作業の機械化(省力化)が可能となる。さらに、本発明のシームレスカプセル化種子は、無処理の種子(シームレスカプセル化していない種子)または従来のコート種子に比べて、長期保存した場合(例えば、6カ月保存した場合)においても優れた発芽率を有する。本発明のシームレスカプセル化種子は、種子を含む最内層を、光透過性、酸素透過性、生分解性などの物質(皮膜)でなる外層で被覆することも可能である。例えば、光透過性の皮膜を用いることによって、好光性の種子であっても非常に高い発芽率を維持できる。本発明のシームレスカプセル化種子は、従来のシームレスカプセルの製造装置をそのまま利用して製造することができ、複雑な操作を必要とせず、さらに非無菌下で製造することが可能であるため、安価に提供される。
本発明のシームレスカプセル化種子は、植物の種子を含む油状物質で構成される最内層、および該最内層を覆う外層からなる。本発明のシームレスカプセル化種子の断面模式図を図1に示す。最内層は、植物の種子を含み、種子を水や酸素から程よく遮断し、種子の酸化や生命活動を抑制する油脂(コーン油など)で満たされている。外層は、光透過性を有し、高い物理的強度を保ち、酸素の透過を抑制している。
なお、種々の学術文献、特許文献などの記述において、アルギン酸カルシウム、カラギーナン、ファーセレラン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、ジェランガム、ゼラチン、寒天、デンプン、カードランなどの単一球のビーズをカプセルと表記している場合があるが、このようなカプセルは、後の製法でも明らかになるように、本発明のシームレスカプセルとは全く異なるものである。そして、例えば、特許文献2〜4において、播種作業の省力化や発芽率の向上のために植物の種子の周囲に粘土鉱物や肥料等の固形物を単層もしくは多層化したコート種子が記載されているが、このようなコート種子においても、製法の点で、本発明のシームレスカプセル化種子とは全く異なるものであることが明らかである。本発明のシームレスカプセル化種子で用いられるシームレスカプセルとは、好ましくは表面が乾燥されており、湿潤アルギン酸ゲル、寒天ゲル、ジェランガムゲルなどとは異なるものである。
本発明に用いられる最内層に含まれる植物の種子は、特に限定されず、園芸植物、野菜、穀類などの種子などが用いられる。この植物の種子は、好光性および嫌光性のいずれであってもよい。植物の種子の大きさも特に制限されない。シームレスカプセル化種子に用いられる植物の種子の粒径は0.01〜10mm、好ましくは0.1〜5mmである。
好光性の植物の種子としては、例えば、ペチュニア、カンパニュラ、マトリカリア、トルコギキョウ、ベゴニア、コリウス、キンギョソウ、インパチェンス、アゲラタム、ひな菊、スワンデージー、アリッサム、ジギタリス、マツバボタン、アイスランドポピー、ロベリア、ヒナゲシ、ネメシア、カルセオラリア、パンジー、サルビア、コチョウラン、カトレア、パフィオペディルム、バニラ、タバコ、キャベツ、白菜、チンゲン菜、青ネギ、玉ネギ、レタス、ブロッコリー、ダイコン、野沢菜、ニンジン、トマト、ビートなどの種子が好ましく用いられる。
嫌光性の植物の種子としては、例えば、エスコルチア、ガザニア、キンセンカ、シクラメン、シノグロッサム、スイトピー、シザンサス、チトニア、デルフィニウム、ニゲラ、ネモフィラ、ニチニチソウ、ファセリア、フロックス、ラークスパー、ラミウム、ルピナス、ワスレナグサ、カラマツ、スギ、メタセコイア、ヒノキ、カツラ、シラカンバ、ユキヤナギ、ニシキギなどの種子が挙げられる。
本発明に用いられる最内層は、上記植物の種子を含む油状物質で構成される。この油状物質は、好ましくは−30℃〜60℃、より好ましくは−20℃〜40℃の融点を有する非親水性溶媒であり、シームレスカプセル化種子製造時において油状(液状)であればよい。シームレスカプセル化種子保存時または播種時においては、液状であっても固形であってもよい。したがって、この油状物質は、例えば、製造時の温度に応じて、その種類を適宜設定し得る。例えば、通常、15℃〜60℃、好ましくは15℃〜40℃、より好ましくは20℃〜40℃で液状となる油脂が好適に用いられるが、寒冷地では4℃〜20℃で液状となる油脂が好適に用いられ、あるいは熱帯地方では25℃〜60℃で液状となる油脂が好適に用いられる。
上記油状物質としては、例えば、油脂類、脂肪酸エステル類、炭化水素(脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素など)、鎖状エーテル、高級アルコール、テルペン類、ステロール類、シリコーン類、蜜蝋誘導体、およびリン脂質類などが挙げられる。これらの物質は、単独で、あるいは2以上を組み合わせて用いられる。
油脂類としては、大豆油、米油、胡麻油、パーム油、コーン油、ピーナッツ油、綿実油、椰子油、菜種油、オリーブ油、カカオ脂、牛脂、豚脂、馬油、鯨油、マーガリン、ショートニング、水添油脂などが挙げられる。
脂肪酸エステル類としては、酢酸エチル、酪酸エチル、グリセリン脂肪酸エステル(脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリド、脂肪酸トリグリセリドなど)、糖の脂肪酸エステル(蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなど)などが挙げられる。脂肪酸エステルまたは糖の脂肪酸エステルに用いられる脂肪酸は、中鎖脂肪酸(具体的には、炭素数が8〜12の脂肪酸)、長鎖脂肪酸(具体的には、炭素数が14〜18の脂肪酸)が好ましく用いられるが、これらに限定されない。
脂肪酸類としては、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸などが挙げられる。
炭化水素としては、石油エーテル、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素およびその誘導体(ハロアルカンなど);およびベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素およびその誘導体が挙げられる。
鎖状エーテルとしては、ジプロピルエーテル、エチルt−ブチルエーテルなどが挙げられる。
高級アルコールとしては、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコールなどが挙げられる。
テルペン類としては、樟脳油、薄荷油、α−ピネン、D−リモネンなどが挙げられる。
上記油状物質の中でも、種子への熱虐待に対する防止、種子の保存安定性、および容易な製剤化の観点から、特に、中鎖脂肪酸または長鎖脂肪酸のトリグリセリドまたはジグリセリドが好適に用いられる。
上記最内層には、必要に応じて、さらにグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチンなどの乳化剤を含んでもよい。これらは単独で、あるいは2以上を組み合わせて用いられる。
本発明に用いられる外層(外皮膜)は、親水性物質で構成される。親水性物質としては、例えば、タンパク質、多糖類、および生分解性プラスチックが挙げられる。これらは、それぞれ単独で、あるいは2以上を組合わせて用いられる。種子がカプセル外に発芽する際の障害が取り除かれるという観点から、親水性物質は、水で膨潤し、さらに生分解性を有する物質であることが好ましい。生分解性とは土壌に播種したときに微生物その他の物により分解され、あるいは資化されることを意味する。土壌汚染しない観点からも、外皮膜を生分解性を有する物質で構成することは有効である。上記親水性物質の中で、生分解性を有する物質としては、例えば、タンパク質、多糖類、および生分解性プラスチックである。
タンパク質は、特に制限されない。例えば、ゼラチン、コラーゲンなどが挙げられる。
多糖類としては、ゲルを形成する多糖が好ましく用いられる。このような多糖類としては、寒天、カラギーナン、アラビアガム、ジェランガム、キサンタンガム、ペクチン、アルギン酸などが挙げられるが、これらに限定されない。
生分解性プラスチックとしては、ポリ乳酸、ポリヒドロキシ酪酸、それらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。
上記外皮膜の中でも、乾燥後、酸素バリアー性が高くなるゼラチンが特に好ましい。
上記外皮膜は、皮膜の性質を変えることを目的として、さらに必要に応じて、上記生分解性の物質に加えて、遮光剤、皮膜増強剤、可塑剤、着色剤、架橋剤などを添加してもよい。
遮光剤は、嫌光性の植物の種子の発芽促進を目的として用いられる。遮光剤としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化第二鉄(三二酸化鉄)、二酸化珪素、炭酸カルシウム、タルク、および雲母が挙げられる。遮光剤は、単独で、あるいは2以上を組合わせて用いられる。遮光剤は、外層組成物中の全固形分重量を基準として0.1重量%〜40重量%、好ましくは0.1重量%〜20重量%の割合で懸濁される。
皮膜増強剤としては、次の化合物が挙げられる:ブドウ糖、果糖、ガラクトースなどの単糖類;ショ糖、麦芽糖、トレハロース、カップリングシュガーなどの二糖類またはオリゴ糖;プルランなどの多糖類;およびエリスリトール、ソルビトール、マルチトール(還元麦芽糖水飴)、ラクチトール、パラチニット、キシリトール、マンニトール、ガラクチトールなどの糖アルコール。皮膜増強剤は、単独で、あるいは2以上を組合わせて用いられる。皮膜増強剤は、外層組成物の全固形分重量を基準として0.1重量%〜50重量%、好ましくは0.5重量%〜30重量%の割合で含有される。
可塑剤としては、グリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの多価アルコールが好適である。可塑剤は、単独で、あるいは2以上を組合わせて用いられる。可塑剤は、外層組成物の全固形分重量を基準として1重量%〜40重量%、好ましくは5重量%〜30重量%の割合で含有される。
着色剤は、特に限定されず、目的に応じて所望の着色剤が適宜用いられる。例えば、赤色2号などのタール色素、β−カロチンなどが挙げられる。
架橋剤は、外皮膜の強度を高める目的で用いられる。特に外皮膜にタンパク質が含まれる場合に好適に使用される。架橋剤としては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、グリオキサール、グルタルアルデヒド、シンナムアルデヒド、バニリルアルデヒド、アセトン、エチルメチルケトン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、カリウムミョウバン、アンモニウムミョウバン、酵素(トランスグルタミナーゼなど)などが挙げられる。例えば、アルデヒド、ケトンなどの架橋剤は、アルギニン、リジン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸において、α−アミノ基以外の塩基性部位と反応することによってシッフ塩基またはエナミンを生じさせ、架橋を行う。ミョウバンなどの架橋剤は、グルタミン酸、アスパラギン酸などの酸性アミノ酸において、α−カルボキシル基以外のカルボキシル基とイオン結合を形成することによって架橋を行う。そして酵素(トランスグルタミナーゼ)は、グルタミンのアミノ基とリジンなどに存在する1級アミノ基とを縮合させることにより架橋を行う。
架橋剤による外皮膜の架橋は、例えば、外皮膜を、架橋剤を含む液に浸漬させることによって行われる。具体的には、湿状態のシームレスカプセル化種子を、架橋剤を0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜2質量%含む水溶液に浸漬させる。この水溶液の量は、シームレスカプセル化種子を浸漬できる量であれば、特に制限されないが、例えば、シームレスカプセル化種子の質量の10〜100倍程度である。浸漬時間は、架橋剤の種類に応じて適宜設定される。例えば、アルデヒド、ケトン、ミョウバンなどの場合、10〜300秒である。酵素の場合、1〜300分である。浸漬後は、通常、シームレスカプセル化種子から架橋剤を除去するため、水で十分洗浄される。
本発明のシームレスカプセル化種子は、当業者がシームレスカプセルを製造する際に通常用いる方法で製造される。シームレスカプセルの製造方法は、例えば、特開昭59−131355号公報および特開平11−79964号公報に記載されている。さらに、シームレスカプセルを連続生産する方法は、例えば、特開昭58−22062号公報、特開平3−52639号公報、および特開平7−069867号公報に記載されている。これらのシームレスカプセルの製造方法は、すでに工業的大量生産に使用されている方法であるため、本発明のシームレスカプセル化種子の大量生産は容易である。
シームレスカプセルは、例えば、図2に示すカプセル製造装置を用いて、液中滴下法により製造される。この装置においては、定常速度で流下するキャリア流体2(液状油)中に、同心二重ノズル1が吐出口を下向きにして配置されている。封入すべき植物種子を含む内容物32(植物種子を含む最内層組成物)をこの同心二重ノズル1における最も内側のノズル(内側ノズル11)から、そして外層組成物31を外側のノズル(外側ノズル12)からそれぞれ同時に一定速度で射出すると、キャリア流体2と外層組成物31との間に作用する界面張力によって、球状の継目のないカプセル(シームレスカプセル3)を連続的に製造することができる。
具体的には、植物の種子(例えばトルコギキョウ)を、常温(25℃)で液状の中鎖脂肪酸または長鎖脂肪酸のトリグリセリド(またはジグリセリド)に懸濁したものをカプセルの内容物(最内層)とし、外皮膜(外層)を適切な濃度の上記生分解性物質の溶液(例えば、22質量%ゼラチン溶液)として、二重管ノズルのシームレスカプセル製造機を用いて液中滴下法により造粒する。このとき、内容物(内容液)中に種子が1個またはそれ以上入るようにポンプを調節する。得られた種子入り湿カプセルをドラム乾燥することにより乾燥カプセル化種子が得られる。乾燥は、種子が発芽活性を失わないように、必要であれば低温で行われる。
得られるカプセル化種子の粒径は、植物の種子のサイズによっても異なるが、0.5mm〜20mmである。より好ましくは、1mm〜12mmである。カプセルに封入する種子の数は、種子の大きさにもよるが、1個から数個まで可能であることから、発芽率を考慮し、カプセル化種子として適した性質を与えることが出来る数を封入するとよい。植物にもよっても異なるが、1個から30個、より好ましくは1〜4個である。
本発明のシームレスカプセル化種子は、継ぎ目がないため、サイズや皮膜の厚みが均一である。そのため、大きさおよび形状が均一であり、高い発芽勢が得られる。また、高い硬度を有する外皮膜(外層)を調製できるため、運搬時および自動播種機による播種時において、破損を受けることがなく、そのため、ロスが少なく播種作業の省力化が可能である。また、保存温度が常温(25℃程度)ならば、90%以上の発芽能力を維持したまま6カ月以上保存することが可能である。保存温度が4℃程度ならば、90%以上の発芽能力を維持したまま12カ月以上保存することが可能である。
本発明のシームレスカプセル化種子は、セルトレイや圃場に播種し、水を散布することで、例えば、外層を構成する外皮膜がゼラチンであれば、ゼラチン層が膨潤し、かつ土壌微生物の作用で分解される。外皮膜の分解を促すために、酵素分解処理を施すことも可能である。例えば、外皮膜素材がタンパク質であればタンパク質分解酵素、デンプン(多糖類)であれば糖質分解酵素、あるいは生分解性プラスチックであればエステル分解酵素を利用して分解(崩壊)を促すことができる。カプセル種子の皮膜が崩壊した後、種子に水または酸素が供給され、発芽にいたる。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されないことはいうまでもない。
以下の実施例で得られたシームレスカプセル化種子について、強度(圧縮強度)、発芽率、および摩損度を以下の試験により測定し、評価した。
(1)強度(圧縮強度)試験
硬度レオメーターCR−200D(株式会社サン科学製)にNo.1の感圧軸(直径10mm)をセットし、圧縮による強度試験を行った。シームレスカプセル化種子20個について測定し、その平均値を算出して強度とした。
(2)発芽率試験
セルトレイに培土(Metro-Mix350、Scotts社製)を所定量充填した後、シームレスカプセル化種子100粒を播種し、霧状の散水を1日に3回行った。播種してから14日後に、発芽した種子の数を計測し、種子100粒に対する発芽種子の割合を発芽率(%)として算出した。なお、シームレスカプセル化種子に用いられる種子の種類に応じて、上記試験を以下のような条件に変更して行った。すなわち嫌光性の植物の種子を用いる場合は、暗黒条件下で上記の試験を行った。木本種子を用いる場合は、播種してから28日後の発芽率を測定した。
(3)摩損度試験
日本薬局方第十五局「錠剤の摩損度試験法」に記載の装置、すなわち内径約287mmおよび深さ約38mmの透明で、かつ内面が滑らかなプラスチック製のドラムに、シームレスカプセル化種子を投入し、25回転/分の回転数で100回転させた(約4分間)。投入前後のシームレスカプセル化種子の質量を精秤し、以下の式を用いて摩損度(%)を算出した。
摩損度(%)={(投入前質量)−(投入後質量)}/(投入前質量)×100
(実施例1)
表1に示す組成により外層組成物および最内層組成物(トルコギキョウ種子(Fメロウバイオレット、直径約0.3mm)1質量%含有)をそれぞれ調製した。次いで、図2に示す同心二重ノズルを備えたカプセル製造装置を準備し、キャリア流体2として15℃に冷却した植物油を循環させた。この装置の外側ノズルから55℃に加温した外層組成物を、そして内側ノズルから最内層組成物を、形成される二層複合ジェットが一定速度(0.5m/秒)となるように、キャリア流体2中に射出し、種子入り湿カプセルを得た。
この種子入り湿カプセルを25℃、50%RHの条件下において、通気回転乾燥機を用いて乾燥させ、シームレスカプセル化種子を得た(試験例1)。得られたシームレスカプセル化種子の粒径は2mmであった。
Figure 2009159858
他方、疎水性粒子として、シラスバルーン、パーライト、珪藻土、およびゼオライトのそれぞれを用いてコート種子(それぞれコート種子1〜4とする)を以下のようにして調製した。まず、疎水性粒子80gと、ポリビニルピロリドン(PVP、水溶性バインダー)を10W/V%含む水溶液20gとを混合し、コート材を調製した。次いで、直径50cmの傾斜回転パン型造粒機に、トルコギキョウ種子(Fメロウバイオレット)0.1gを投入し、次いで、造粒機のパンを約30rpmで回転させながら、コート材を徐々に投入した。得られた造粒物を所定条件下で乾燥させ、コート種子を得た(それぞれ比較試験例1〜4)。コート材の組成(乾燥質量換算)を表2に示す。
Figure 2009159858
上記のようにして得られたシームレスカプセル化種子(試験例1)およびコート種子(比較試験例1〜4)の強度、発芽率、および摩損度を上記試験により測定した。結果を表3に示す。
Figure 2009159858
表3の結果から、試験例1のシームレスカプセル化種子は、比較試験例1〜4の従来のコート種子に比べて、高い強度を有し、摩損しにくく、そして発芽率に優れていることがわかる。
(実施例2〜8)
表4に示す好光性の種子(トルコギキョウ、ベゴニア、カルセオラリア、ヒナゲシ、パンジー、またはサルビア)をそれぞれ用いたこと、および同心二重ノズルを備えたカプセル製造装置における二層複合ジェットの速度を表4に示すように設定したこと以外は、実施例1と同様にしてシームレスカプセル化種子を得た。得られたシームレスカプセル化種子の粒径を測定し、さらに強度、発芽率、および摩損度を上記試験により測定した。結果を表4に示す。
(実施例9〜12)
表4に示す嫌光性の種子(シクラメンまたはネモフィラ)あるいは木本種子(カラマツまたはヒノキ)をそれぞれ用いたこと、および同心二重ノズルを備えたカプセル製造装置における二層複合ジェット速度を表4に示すように設定したこと以外は、実施例1と同様にしてシームレスカプセル化種子を得た。得られたシームレスカプセル化種子の粒径を測定し、さらに強度、発芽率、および摩損度を上記試験により測定した。結果を表4に示す。
Figure 2009159858
表4の結果から、実施例2〜8の好光性の種子を用いるシームレスカプセル化種子および実施例9〜12の嫌光性の種子または木本種子を用いるシームレスカプセル化種子は、高い強度を有し、摩損しにくく、そして発芽率に優れていることがわかる。
(実施例13:保存安定性)
実施例1で得られたシームレスカプセル化種子(試験例1)、シラスバルーンでコートしたコート種子(比較試験例1)、および無処理の種子(比較試験例5)をそれぞれ暗黒条件下、4℃にて10ヵ月間保存した。その後、セルトレイに培土(Metro-Mix350、Scotts社製)を所定量充填した後、各種子100粒を播種し、霧状の散水を1日に3回行い、1日1回発芽数を測定し、発芽率(%)を求めた。なお、対照例(保存前の種子)として、保存していない新しい種子(新たに購入した種子)を用いて、上記と同様に発芽率を求めた。結果を図3に示す。
図3から明らかなように、10カ月保存したシームレスカプセル化種子(試験例1)は、10カ月保存したシラスバルーンでコートしたコート種子(比較試験例1)および無処理の種子(比較試験例5)に比べて、短期間で発芽し、発芽勢の面でも優れていた。特にシームレスカプセル化種子は10カ月保存したにも関わらず、保存していない新しい種子(対照例)と同様な発芽曲線を示し、発芽勢の面で優れていた。以上のことから、本発明のシームレスカプセル化種子は、保存安定性に優れていることがわかる。
本発明によれば、一定の物理的強度および大きさ(形状)を有するシームレスカプセル化種子が提供される。したがって、従来取扱いが不便であった微小な種子(1mm以下の不揃いな種子)であっても、シームレスカプセルの中に封入することによって、種子の取り扱いが容易になり、自動播種機の適用が可能になるなどの播種作業の機械化(省力化)が可能となる。さらに、本発明のシームレスカプセル化種子は、そのまま保存した無処理の種子に比べて、優れた発芽率を有する。本発明のシームレスカプセル化種子は、従来のシームレスカプセルの製造装置をそのまま利用して製造することができ、複雑な操作を必要とせず、さらに非無菌下で製造することが可能であるため、安価に提供される。
本発明のシームレスカプセル化種子の断面模式図である。 本発明のシームレスカプセルを製造するためのカプセル製造装置の一例を示す模式図である。 本発明のシームレスカプセル化種子(試験例1)、比較試験例1および5、ならびに対照例の発芽の挙動を比較したグラフである。
符号の説明
1 同心二重ノズル
2 キャリア流体
3 シームレスカプセル
11 内側ノズル
12 外側ノズル
31 外層組成物
32 植物種子を含む内容物

Claims (4)

  1. 最内層、および該最内層を覆う外層からなるシームレスカプセル化種子であって、
    該最内層が、植物の種子を含む油状物質で構成され、そして
    該外層が、親水性物質で構成される、シームレスカプセル化種子。
  2. 前記油状物質が、−30℃〜60℃の融点を有する、請求項1に記載のシームレスカプセル化種子。
  3. 前記外層が、生分解性を有する物質で構成される、請求項1または2に記載のシームレスカプセル化種子。
  4. 前記生分解性を有する物質が、タンパク質、多糖類、および生分解性プラスチックからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項3に記載のシームレスカプセル化種子。
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