JP2009157793A - 隊列走行システム - Google Patents

隊列走行システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009157793A
JP2009157793A JP2007337344A JP2007337344A JP2009157793A JP 2009157793 A JP2009157793 A JP 2009157793A JP 2007337344 A JP2007337344 A JP 2007337344A JP 2007337344 A JP2007337344 A JP 2007337344A JP 2009157793 A JP2009157793 A JP 2009157793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
height
traveling
information
processing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007337344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840353B2 (ja
Inventor
Koji Inoue
浩司 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2007337344A priority Critical patent/JP4840353B2/ja
Publication of JP2009157793A publication Critical patent/JP2009157793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840353B2 publication Critical patent/JP4840353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができるようにする。
【解決手段】自車位置を検出する現在地検出部と、自車10の走行状態を表す車両情報を検出する車両情報検出部47と、周辺車両11からの周辺車両情報を取得する周辺車両情報取得処理手段と、自車位置、車両情報及び周辺車両情報に基づいて隊列を編成する隊列編成処理手段と、編成された隊列で隊列走行を行う隊列走行処理手段と、前方を走行する直近の周辺車両11の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置49を作動させ、自車10の高さ変量を変更する高さ調整処理手段とを有する。自車10の高さ変量が変更されるので、自車10の前方を走行する直近の周辺車両11の投影面内に自車を置くことができる。自然風及び走行風によって自車が受ける風圧を低くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、隊列走行システムに関するものである。
従来、高速道路等の自動車専用道路において、車車間通信を利用したり、ネットワーク通信システムを利用したりして、複数の車両が隊列を編成して走行する隊列走行システムが提供されている。
例えば、ネットワーク通信システムを利用して複数の車両を走行させる場合、管理センタにネットワークサーバが配設され、該ネットワークサーバは、各車両の位置、車速等の車両情報を取得し、該車両情報に基づいて各車両の隊列を編成し、各車両は編成された隊列で隊列走行を行うようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−338117号公報
しかしながら、前記従来の隊列走行システムにおいては、隊列が編成されたときに、ホストになる車両が隊列走行の操作上の問題から先頭を走行するようになっていたり、各運転者の意図等によって隊列が編成されたりするので、隊列の全体の消費エネルギーが大きくなってしまう。
本発明は、前記従来の隊列走行システムの問題点を解決して、隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができる隊列走行システムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の隊列走行システムにおいては、自車の現在地を表す自車位置を検出する現在地検出部と、自車の走行状態を表す車両情報を検出する車両情報検出部と、通信部を介して隊列走行の対象となる周辺車両からの周辺車両情報を取得する周辺車両情報取得処理手段と、自車位置、車両情報及び周辺車両情報に基づいて隊列を編成する隊列編成処理手段と、編成された隊列で隊列走行を行う隊列走行処理手段と、自車の前方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する高さ調整処理手段とを有する。
本発明の他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の後方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する。
本発明の更に他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高より高い場合、自車の車高と自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高とを等しくする。
本発明の更に他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高以下である場合、自車の最低地上高を自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高以上にする。
本発明の更に他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高と自車の後方を走行する直近の周辺車両の最低地上高とが異なる場合、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高より高くならない範囲で、自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高と自車の後方を走行する直近の周辺車両の最大最低地上高との中間に自車の最低地上高を置く。
本発明によれば、隊列走行システムにおいては、自車の現在地を表す自車位置を検出する現在地検出部と、自車の走行状態を表す車両情報を検出する車両情報検出部と、通信部を介して隊列走行の対象となる周辺車両からの周辺車両情報を取得する周辺車両情報取得処理手段と、自車位置、車両情報及び周辺車両情報に基づいて隊列を編成する隊列編成処理手段と、編成された隊列で隊列走行を行う隊列走行処理手段と、自車の前方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する高さ調整処理手段とを有する。
この場合、自車の前方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて高さ調整装置が作動させられ、自車の高さ変量が変更されるので、自車の前方を走行する直近の周辺車両の投影面内に自車を置くことができる。したがって、自然風及び走行風によって自車が受ける風圧を低くすることができ、隊列の全体が受ける空気抵抗を最も小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができる。
本発明の他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の後方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する。
この場合、自車の投影面内に自車の後方を走行する直近の周辺車両を置くことができる。したがって、自然風及び走行風によって自車の後方を走行する直近の周辺車両が受ける風圧を低くすることができ、隊列の全体が受ける空気抵抗を最も小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができる。
本発明の更に他の隊列走行システムにおいては、さらに、前記高さ調整処理手段は、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高以下である場合、自車の最低地上高を自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高以上にする。
この場合、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高以下である場合、自車の最低地上高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高と等しくされるので、自車の下方を通過する空気の量を多くすることができる。したがって、自車を空気によって上方に持ち上げることができるので、自車の各車輪と道路との間に発生する摩擦による負荷を小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを一層小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における隊列走行システムの概念図である。
図において、10は当該車両である自車、11は該自車10の周辺に存在し、隊列走行の対象となる車両、すなわち、周辺車両、14は自車10の全体の制御を行う制御部、51はネットワーク通信システムの管理を行う管理センタ、63はネットワークであり、前記自車10、周辺車両11、管理センタ51、ネットワーク63等によって隊列走行システムが構成される。
前記自車10は、自車10の現在地を自車位置として、自車10の方位を自車方位として検出する現在地検出部としてのGPSセンサ15、操作者である運転者が操作することによって所定の入力を行うための入力部としての操作部34、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に通知する出力部としての表示部35、通信端末として機能する送受信部としての通信部38、自車10の走行状態を表す走行状態情報等の車両情報を検出する車両情報検出部47、自車10が置かれた環境を表す環境情報、自車10の周辺の状態を表す周辺情報等を検出する周辺情報検出部48、自車10の車高及び最低地上高(車両における車輪以外の部分、すなわち、車両本体の最も低い部分の高さ)で表される車両の高さを調整する高さ調整装置49等を備え、前記GPSセンサ15、操作部34、表示部35、通信部38、車両情報検出部47、周辺情報検出部48、高さ調整装置49等が制御部14に接続される。なお、前記周辺車両11も、自車10と同様に、制御部14、GPSセンサ15、操作部34、表示部35、通信部38、車両情報検出部47、周辺情報検出部48、高さ調整装置49等を備える。前記GPSセンサ15は、自車位置及び自車方位のほかに時刻を検出する。なお、GPSセンサ15とは独立させて方位センサを配設することによって自車方位を検出することができる。
前記車両情報検出部47は、車速を検出する車速検出部としての図示されない車速センサ、自車10の重量(総重量)を検出する重量検出部としての図示されない重量センサ、平均燃費を検出する燃費検出部としての図示されない燃費センサ、航続が可能な距離を表す航続距離を検出(ガソリン等の残量、バッテリ残量等によって検出することができる。)する航続距離検出部としての図示されない航続距離センサ、車高を検出する第1の高さ検出部としての図示されない車高センサ、最低地上高を検出する第2の高さ検出部としての図示されない最低地上高センサ等を備える。前記車速、重量、平均燃費、航続距離、車高、最低地上高等によって車両情報が構成される。
また、前記周辺情報検出部48は、自車10の周辺の風速を検出する風速検出部としての図示されない風速センサ、自車10の周辺の風圧を検出する風圧検出部としての図示されない風圧センサ、自車10が走行している道路の形状を検出する道路形状検出部としての図示されない道路形状センサ、路面の状態を検出する路面状態検出部としての図示されない路面状態検出センサ、自車10の周辺の被検出物、例えば、前記周辺車両11を検出するとともに、周辺車両11までの距離、例えば、前方を走行している周辺車両11と自車10との車間距離を検出し、算出するレーザレーダ、ミリ波レーダ等の図示されないレーダ、超音波センサ等を備える。さらに、前記周辺情報検出部48は、自車10の周辺の被撮影物を撮影する撮像装置としての図示されないカメラを備える。前記風速、風圧、道路の形状、路面の状態、被検出物、車間距離、被撮影物等によって周辺情報が構成される。
そして、前記高さ調整装置49は、図示されない車高調整アクチュエータ、車高調整サスペンション、車高変更アップライト等を備え、高さ調整装置49を作動させることによって、車高、最低地上高等を高さ変量として調整することができる。
また、前記制御部14は、自車10の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用される第1の記録装置としてのRAM32、制御用のプログラムのほか、各種のデータが記録された第2の記録装置としてのROM33等を備える。
前記操作部34は、運転者が操作することによって、制御部14において各種の機能を実現させるためのものであり、制御部14とは独立させて配設されたリモコン、キーボード、マウス等のほかに、制御部14のパネル、筐(きょう)体等に形成されたボタン、キー、スイッチ、ダイヤル等の各種の操作要素から成る。また、前記表示部35としてはディスプレイが使用される。なお、操作部34及び表示部35として、操作部の機能を併せて有するタッチパネルを使用することができ、該タッチパネルにおいては、画面にキー、スイッチ、ボタン等の操作要素を画像で表示し、操作要素をタッチすることによって、所定の入力操作を行うことができる。
本実施の形態において、前記RAM32には、自車10が走行する経路及び各地点を通過する時刻等が走行スケジュールとして記録される。また、ROM33には、自車10特有のデータである車両属性情報が記録される。該車両属性情報には、自車10の投影面の情報(車高、車幅、全長、面積等。)、使用される燃料の種類を表す燃料種別、燃料消費率、駆動装置の種類(ガソリン機関、ディーゼル機関、モータ駆動装置、ハイブリッド駆動装置等)が記録される。
前記通信部38は、前記管理センタ51から送信された、周辺車両11の現在地を表す他車位置、車両情報、周辺情報、車両属性情報等の周辺車両情報のほかに、現況の交通情報、一般情報等の各種の情報を受信する。そのために、前記通信部38は、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等から電波ビーコン、光ビーコン等を受信するための図示されないビーコンレシーバ、FM放送局からFM多重放送を受信するための図示されないFM受信機等を備える。なお、前記交通情報には、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況情報等が含まれ、一般情報には、ニュース、天気状況、天気予報等が含まれる。
また、前記管理センタ51は、ネットワークサーバ53、該ネットワークサーバ53に接続された図示されない通信部、情報記録部としての図示されないデータベース等を備え、前記ネットワークサーバ53は、ネットワーク63を介して、各周辺車両11の周辺車両情報を収集し、自車10に送信する。
さらに、前記通信部38は、周辺車両11から周辺車両情報を車車間通信で直接受信することができる。
なお、前記隊列走行システム、制御部14、CPU31、ネットワークサーバ53等は、単独で、又は二つ以上組み合わせることによってコンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。また、RAM32、ROM33等によって記録媒体が構成される。そして、演算装置として、CPU31に代えてMPU等を使用することもできる。
ところで、前記構成の自車10及び周辺車両11においては、車車間通信を利用したり、ネットワーク通信システムを利用したりして、隊列を編成して走行することができるようになっている。
そのために、車車間通信を利用する場合、前記CPU31の図示されない周辺車両情報取得処理手段は、周辺車両情報取得処理を行い、自車位置、車両情報、周辺情報等を読み込むとともに、通信部38を介して周辺車両11から送信された周辺車両情報を読み込む。次に、前記CPU31の図示されない隊列編成処理手段は、隊列編成処理を行い、前記自車位置、車両情報、周辺情報及び周辺車両情報に基づいて隊列を編成し、隊列編成情報を形成し、各周辺車両11に送信する。そして、前記CPU31の図示されない隊列走行処理手段は、隊列走行処理を行い、前記隊列編成情報に基づいて編成された隊列で隊列走行を行う。
また、ネットワーク通信システムを利用する場合、前記ネットワークサーバ53の図示されない周辺車両情報取得処理手段は、周辺車両情報取得処理を行い、ネットワーク63を介して、自車位置及び他車位置、車両情報、周辺情報、周辺車両情報等を取得し、前記ネットワークサーバの図示されない隊列編成処理手段は、隊列編成処理を行い、前記他車位置、車両情報、周辺情報、周辺車両情報等に基づいて隊列を編成し、隊列編成情報を形成し、自車10及び各周辺車両11に送信する。
そして、前記CPU31の図示されない隊列走行処理手段は、隊列走行処理を行い、通信部38及びネットワーク63を介して隊列編成情報を読み込み、該隊列編成情報に基づいて編成された隊列で隊列走行を行う。
ところが、隊列が編成されたときに、ホストになる車両が隊列走行の操作上の問題から先頭を走行するようになっていたり、各運転者の意図によって隊列が編成されたりすると、隊列の全体の消費エネルギーが大きくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、隊列が編成されたときの自車10の最低地上高を調整することによって、消費エネルギーを小さくするようにしている。
次に、前記構成の隊列走行システムの動作について説明する。
図2は本発明の実施の形態における隊列走行システムの動作を説明するフローチャート、図3は本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第1の図、図4は本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第2の図、図5は本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第3の図、図6は本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第4の図である。
図3〜6において、10は自車、11は周辺車両、61は前記自車10の前方を走行する直近の周辺車両11、すなわち、前車、62は自車10の後方を走行する直近の周辺車両11、すなわち、後車である。この場合、矢印で示されるように、自車10の前方から風が吹いているか、又は無風であるとする。
まず、前記CPU31の図示されない道路判定処理手段は、道路判定処理を行い、周辺情報検出部48において道路形状センサによって検出された道路の形状を読み込み、所定の距離だけ直線区間(コーナが少ない区間)が続くかどうかを判断する。そして、山岳地帯等のように、コーナが多く、直線区間が続かない場合は、処理を終了する。
なお、本実施の形態においては、道路形状センサによって道路の形状を検出するようになっているが、図示されないナビゲーション装置が配設されている場合、ナビゲーション装置のデータ記録部に記録された道路データを読み出し、該道路データに属する曲率に基づいて道路の形状を検出することができる。
そして、所定の距離だけ直線区間が続く場合、前記道路判定処理手段は、走行している道路が隊列走行によって消費エネルギーを小さくするのに適していると判断し、CPU31の図示されない自車位置判定処理手段は、自車位置判定処理を行い、GPSセンサ15によって検出された自車位置及び周辺車両情報のうちの他車位置を読み込み、自車位置及び他車位置に基づいて、自車10が隊列の先頭を走行中であるかどうかを判断する。
自車10が隊列の先頭を走行していない場合、CPU31の図示されない高さ変量取得処理手段は、高さ変量取得処理を行い、自車10の車高及び最低地上高、並びに前記周辺車両情報のうちの周辺車両11の車高及び最低地上高を取得する。
続いて、CPU31の図示されない後車判定処理手段は、後車判定処理を行い、後車62が走行しているかどうかを判断する。後車62が走行していない場合、CPU31の図示されない高さ判定処理手段は、高さ判定処理を行い、自車10の最低地上高L10と前車61の最低地上高L61とを比較する。そして、各最低地上高L10、L61が異なる場合、CPU31の図示されない高さ調整処理手段は、高さ調整処理を行い、高さ調整装置49を作動させて、前車61の最低地上高L61に自車10の最低地上高L10を近づける。
そして、CPU31の図示されない高さ設定処理手段は、自車10の車高H10と前車61の車高H61とを比較し、自車10の車高H10が前車61の車高H61より高いかどうかを判断する。そして、自車10の車高H10が前車61の車高H61より高い場合、前記高さ調整処理手段は、自車10の車高H10と前車61の車高H61とが等しくなるように、自車10の最低地上高L10を設定する。続いて、前記高さ調整処理手段は、自車10の最低地上高L10が設定された最低地上高になるように高さ調整装置49を作動させる。
また、自車10の車高H10が前車61の車高H61以下である場合、前記高さ設定処理手段は、図4に示されるように、自車10の最低地上高L10が前車61の最低地上高L61以上になるように、自車10の最低地上高L10を設定する。続いて、前記高さ調整処理手段は、自車10の最低地上高L10が設定された最低地上高になるように高さ調整装置49を作動させる。
このように、高さ調整装置49が作動させられて、前車61の最低地上高L61に自車10の最低地上高L10が近づけられ、自車10の車高H10が前車61の車高H61より高い場合、自車10の車高H10と前車61の車高H61とが等しくされ、自車10の車高H10が前車61の車高H61以下である場合、自車10の最低地上高L10が前車61の最低地上高L61以上にされるので、前車61の投影面内に自車10を置くことができ、自然風及び走行に伴って受ける風、すなわち、走行風の流れ方向において自車10を前車61より下流側の陰に置くことができる。したがって、自然風及び走行風によって自車10が受ける風圧を低くすることができ、隊列の全体が受ける空気抵抗を最も小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができる。
また、自車10の最低地上高L10が高くされるので、自車10の下方を通過する空気の量を多くすることができる。したがって、自車10を空気によって上方に持ち上げることができるので、自車10の各車輪と道路との間に発生する摩擦による負荷を小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを一層小さくすることができる。
一方、図5及び6に示されるように、後車62が走行している場合、CPU31の図示されない周辺車両状況判定処理手段は、周辺車両状況判定処理を行い、周辺車両情報のうちの前車61の最低地上高L61及び後車62の最低地上高L62を読み込み、前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とを比較し、前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とが等しいかどうかを判断する。前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とが等しい場合、前述されたように、前記高さ設定処理手段は、自車10の車高H10と前車61の車高H61とが等しくなるように、また、自車10の最低地上高L10が前車61の最低地上高L61以上になるように、自車10の最低地上高L10を設定する。
また、図6に示されるように、前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とが異なる場合、前記高さ設定処理手段は、自車10の車高H10が前車61の車高H61より高くならない範囲で、前車61の最低地上高L61と後車62の最大最低地上高Lmax62(最低地上高L62を最も高くしたときの最低地上高)との中間に自車10の最低地上高L10を設定する。続いて、前記高さ調整処理手段は、自車10の最低地上高L10が設定された最低地上高になるように高さ調整装置49を作動させる。
このように、前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とが等しい場合は、高さ調整装置49が作動させられて、自車10の車高H10と前車61の車高H61とが等しくなるように、また、自車10の最低地上高L10が前車61の最低地上高L61以上になるように、自車10の最低地上高L10が設定されるので、前車61の投影面内に自車10を置くことができ、自然風及び走行風の流れ方向において自車10を前車61より下流側の陰に置くことができる。そして、前車61の最低地上高L61と後車62の最低地上高L62とが等しくない場合、自車10の車高H10が前車61の車高H61より高くならない範囲で、前車61の最低地上高L61と後車62の最大最低地上高Lmax62との中間に自車10の最低地上高L10が置かれるので、自車10の投影面内に後車62を置くことができ、自然風及び走行風の流れ方向において自車10を前車61より下流側の陰に、後車62を自車10より下流側の陰に置くことができる。したがって、自然風及び走行風によって自車10及び後車62が受ける風圧を低くすることができ、隊列の全体が受ける空気抵抗を最も小さくすることができる。その結果、隊列の全体の消費エネルギーを小さくすることができる。
また、自車10及び後車62の最低地上高L10、L62が高くされるので、自車10及び後車62の下方を通過する空気の量を多くすることができる。したがって、自車10及び後車62を空気によって上方に持ち上げることができるので、自車10及び後車62の各車輪と道路との間に発生する摩擦による負荷を小さくすることができ、不必要にダウンフォースを車両に与えることがなくなり、ころがり抵抗を小さくすることができる。その結果、各車両の燃費を良くすることができ、隊列の全体の消費エネルギーを一層小さくすることができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 直線区間が続くかどうかを判断する。直線区間が続く場合はステップS2に進み、続かない場合は処理を終了する。
ステップS2 隊列の先頭を走行中であるかどうかを判断する。隊列の先頭を走行中である場合は処理を終了し、隊列の先頭を走行していない場合はステップS3に進む。
ステップS3 周辺車両11の車高及び最低地上高を取得する。
ステップS4 後車62が走行しているかどうかを判断する。後車62が走行している場合はステップS5に、後車62が走行していない場合はステップS6に進む。
ステップS5 前車61の最低地上高L61及び後車62の最低地上高L62が等しいかどうかを判断する。前車61の最低地上高L61及び後車62の最低地上高L62が等しい場合はステップS8に、異なる場合はステップS7に進む。
ステップS6 前車61の最低地上高L61に自車10の最低地上高L10を近づける。
ステップS7 自車10の車高H10が前車61の車高H61より高くならない範囲で前車61の最低地上高L61と後車62の最大最低地上高Lmax62との中間に自車10の最低地上高L10を設定し、処理を終了する。
ステップS8 自車10の車高H10が前車61の車高H61より高いかどうかを判断する。自車10の車高H10が前車61の車高H61より高い場合はステップS9に、自車10の車高H10が前車61の車高H61以下である場合はステップS10に進む。
ステップS9 自車10の車高H10が前車61の車高H61と等しくなるように自車10の最低地上高L10を設定し、処理を終了する。
ステップS10 自車10の最低地上高L10が前車61の最低地上高L61以上になるように自車10の最低地上高L10を設定し、処理を終了する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における隊列走行システムの概念図である。 本発明の実施の形態における隊列走行システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第3の図である。 本発明の実施の形態における隊列走行の形態を示す第4の図である。
符号の説明
10 自車
11 周辺車両
15 GPSセンサ
31 CPU
38 通信部
47 車両情報検出部
48 周辺情報検出部
49 高さ調整装置
51 管理センタ
63 ネットワーク

Claims (5)

  1. 自車の現在地を表す自車位置を検出する現在地検出部と、自車の走行状態を表す車両情報を検出する車両情報検出部と、通信部を介して隊列走行の対象となる周辺車両からの周辺車両情報を取得する周辺車両情報取得処理手段と、自車位置、車両情報及び周辺車両情報に基づいて隊列を編成する隊列編成処理手段と、編成された隊列で隊列走行を行う隊列走行処理手段と、自車の前方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する高さ調整処理手段とを有することを特徴とする隊列走行システム。
  2. 前記高さ調整処理手段は、自車の後方を走行する直近の周辺車両の車両属性情報に基づいて、高さ調整装置を作動させ、自車の高さ変量を変更する請求項1に記載の隊列走行システム。
  3. 前記高さ調整処理手段は、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高より高い場合、自車の車高と自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高とを等しくする請求項1に記載の隊列走行システム。
  4. 前記高さ調整処理手段は、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高以下である場合、自車の最低地上高を自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高以上にする請求項1に記載の隊列走行システム。
  5. 前記高さ調整処理手段は、自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高と自車の後方を走行する直近の周辺車両の最低地上高とが異なる場合、自車の車高が自車の前方を走行する直近の周辺車両の車高より高くならない範囲で、自車の前方を走行する直近の周辺車両の最低地上高と自車の後方を走行する直近の周辺車両の最大最低地上高との中間に自車の最低地上高を置く請求項1に記載の隊列走行システム。
JP2007337344A 2007-12-27 2007-12-27 隊列走行システム Expired - Fee Related JP4840353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337344A JP4840353B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 隊列走行システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337344A JP4840353B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 隊列走行システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009157793A true JP2009157793A (ja) 2009-07-16
JP4840353B2 JP4840353B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=40961721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337344A Expired - Fee Related JP4840353B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 隊列走行システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840353B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157794A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Equos Research Co Ltd 隊列走行システム
JP2014211714A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社デンソー 隊列走行システム
EP2830919A4 (en) * 2012-03-27 2016-10-19 Scania Cv Ab APPARATUS AND METHOD FOR IMPROVING THE USE OF FUEL DURING THE RUNNING CIRCULATION BEFORE A VEHICLE
US11325595B2 (en) 2019-05-24 2022-05-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05170008A (ja) * 1991-12-18 1993-07-09 Toyota Motor Corp 車両用走行制御装置
JPH08241495A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 安全走行制御システム
JPH08314541A (ja) * 1995-03-14 1996-11-29 Toyota Motor Corp 車両走行誘導システム
JPH10261195A (ja) * 1997-03-21 1998-09-29 Fujitsu Ten Ltd 車両群形成制御装置および方法
JP2000311294A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Honda Motor Co Ltd 移動体通信装置
JP2001185189A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2001357491A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Mazda Motor Corp 隊列走行統括制御装置及び隊列走行制御装置
JP2003276502A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Denso Corp 眩光軽減装置
JP2005199969A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Toyota Motor Corp 車高調整装置
JP2007283837A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05170008A (ja) * 1991-12-18 1993-07-09 Toyota Motor Corp 車両用走行制御装置
JPH08241495A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 安全走行制御システム
JPH08314541A (ja) * 1995-03-14 1996-11-29 Toyota Motor Corp 車両走行誘導システム
JPH10261195A (ja) * 1997-03-21 1998-09-29 Fujitsu Ten Ltd 車両群形成制御装置および方法
JP2000311294A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Honda Motor Co Ltd 移動体通信装置
JP2001185189A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2001357491A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Mazda Motor Corp 隊列走行統括制御装置及び隊列走行制御装置
JP2003276502A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Denso Corp 眩光軽減装置
JP2005199969A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Toyota Motor Corp 車高調整装置
JP2007283837A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157794A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Equos Research Co Ltd 隊列走行システム
EP2830919A4 (en) * 2012-03-27 2016-10-19 Scania Cv Ab APPARATUS AND METHOD FOR IMPROVING THE USE OF FUEL DURING THE RUNNING CIRCULATION BEFORE A VEHICLE
JP2014211714A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社デンソー 隊列走行システム
US11325595B2 (en) 2019-05-24 2022-05-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840353B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3721311B1 (en) Real-time lane change selection for autonomous vehicles
JP4992705B2 (ja) 隊列走行システム
JP4930367B2 (ja) 隊列走行システム
CN109074730B (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
US9643603B2 (en) Travel controller, server, and in-vehicle device
Golias et al. Classification of driver-assistance systems according to their impact on road safety and traffic efficiency
JP2018076027A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP5245876B2 (ja) エコ運転支援装置、エコ運転支援方法
US10460185B2 (en) Roadside image tracking system
JP7170637B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
US11555711B2 (en) Systems and methods for augmented reality in a vehicle
JP6460420B2 (ja) 情報表示装置、情報表示方法、および情報表示プログラム
CN102729996A (zh) 用于运行机动车的方法、装置
CN115123257B (zh) 路面减速带位置识别方法、装置、车辆、存储介质及芯片
JP4840353B2 (ja) 隊列走行システム
EP4180297A1 (en) Automatic driving control method and apparatus
CN103129556A (zh) 行驶辅助系统
JP4225352B2 (ja) 追従制御装置
US20240336111A1 (en) Emergency Heating System for Electric Vehicle (EV) Running out of Power
JP2020165688A (ja) 制御装置、制御システム、および制御方法
US20240236494A1 (en) Method and Apparatus for Controlling Angle of View of Vehicle-Mounted Camera, and Vehicle
JP2006273230A (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
CN115222791B (zh) 目标关联方法、装置、可读存储介质及芯片
CN115116161A (zh) 车辆数据采集方法、装置、存储介质以及车辆
WO2021199320A1 (ja) 制御装置、鞍乗型車両、制御装置の動作方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4840353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees