JP2009157132A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】設置状況に応じて操作部の位置を自由に変更することを可能とし、設置自由度を向上させるプロジェクタの提供。
【解決手段】プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2と、DVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転自在に連結させる連結機構4と、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構5とを備える。連結機構4は、プロジェクタ本体2に固定される板状部材41と、この板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3に回転自在に取り付けられる回転部材42とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2と、DVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転自在に連結させる連結機構4と、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構5とを備える。連結機構4は、プロジェクタ本体2に固定される板状部材41と、この板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3に回転自在に取り付けられる回転部材42とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成された画像光を拡大投射するプロジェクタ本体と、このプロジェクタ本体に画像情報を出力する画像出力装置とを備えるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、画像出力装置(DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤー)の上に、プロジェクタ本体が区画部材を介して載置されている。そして、DVDプレーヤーの背面には、DVDを投入するためのDVD投入部や、音声を出力するスピーカなどが設けられている。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、画像出力装置(DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤー)の上に、プロジェクタ本体が区画部材を介して載置されている。そして、DVDプレーヤーの背面には、DVDを投入するためのDVD投入部や、音声を出力するスピーカなどが設けられている。
ところで、このような画像出力装置と、プロジェクタ本体とが一体化されたプロジェクタは、主に家屋等における室内で用いられ、プロジェクタの使用者は、室内の広さや、スクリーンの大きさ及び設置場所などに応じて、自身の前方、後方、側方など様々な場所にプロジェクタを設置して使用している。
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、DVD投入部の位置がプロジェクタの投射側とは反対側に固定されているため、プロジェクタの使用者は、例えば、自身の後方や、側方などの場所にプロジェクタ設置した場合に、操作部の位置が遠くなり、操作性が低下するという問題があった。
本発明の目的は、設置状況に応じて操作部の位置を自由に変更することを可能とし、設置自由度を向上させるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を拡大投射するプロジェクタ本体と、前記プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置とを備えるプロジェクタであって、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置は、互いに対向して配置され、前記プロジェクタ本体と前記画像出力装置の間に介在して前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を連結させる連結機構を備え、前記連結機構は、前記プロジェクタ本体または前記画像出力装置のいずれか一方に固定される板状部材と、前記板状部材に固定されるとともに、前記プロジェクタ本体または前記画像出力装置のいずれか他方に取り付けられ、前記板状部材を、前記他方に対して回転自在とさせる回転部材とを備え、前記板状部材を前記他方に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構を備えることを特徴とする。
ここで、画像出力装置としては、例えば、DVDプレーヤー、ビデオプレーヤー、テレビチューナーなどが挙げられる。
このような構成によれば、連結機構は、板状部材と、回転部材とを備えるので、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを回転自在とさせることができる。すなわち、例えば、プロジェクタ本体を上方側、画像出力装置を下方側に対向して配置し、板状部材をプロジェクタ本体に固定し、回転部材を画像出力装置に取り付けることで、プロジェクタを設置した状態において、上方側に配置されたプロジェクタ本体を下方側に配置された画像出力装置に対して回転させることができる。
このような構成によれば、連結機構は、板状部材と、回転部材とを備えるので、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを回転自在とさせることができる。すなわち、例えば、プロジェクタ本体を上方側、画像出力装置を下方側に対向して配置し、板状部材をプロジェクタ本体に固定し、回転部材を画像出力装置に取り付けることで、プロジェクタを設置した状態において、上方側に配置されたプロジェクタ本体を下方側に配置された画像出力装置に対して回転させることができる。
したがって、例えば、画像出力装置にDVD投入部などの操作部や、DVDの動作状態を表示する表示部などが設けられている場合には、プロジェクタの使用者は、画像出力装置における操作部等が設けられた面を自身の方向に向けてプロジェクタを設置し、プロジェクタ本体による画像光の投射方向をスクリーン等の投射面の方向に向けることができる。すなわち、プロジェクタの使用者は、プロジェクタの設置状況に応じて操作部等の位置を自由に変更することができる。
さらに、プロジェクタは、板状部材を、他方に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構を備えるので、プロジェクタ本体を、画像出力装置に対して所定の回転位置に位置決めすることができる。
したがって、例えば、所定の回転位置を、画像出力装置における操作部等が設けられた面を自身の方向に向けてプロジェクタを設置したときに、プロジェクタ本体による画像光の投射方向をスクリーン等の投射面の方向に向けることができる位置とすることにより、プロジェクタの利便性を向上させることができる。
したがって、例えば、所定の回転位置を、画像出力装置における操作部等が設けられた面を自身の方向に向けてプロジェクタを設置したときに、プロジェクタ本体による画像光の投射方向をスクリーン等の投射面の方向に向けることができる位置とすることにより、プロジェクタの利便性を向上させることができる。
本発明では、前記位置決め機構は、前記板状部材の回転中心を中心とする仮想円の円周に沿って複数設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、画像出力装置にDVD投入部などの操作部等が設けられている場合には、所定の回転位置を、画像出力装置における操作部等が設けられた面と、プロジェクタ本体による画像光の投射方向とが同側となる第1回転位置と、反対側となる第2回転位置とすることにより、プロジェクタの使用者は、プロジェクタの設置状況に応じて操作部等の位置を容易に変更することができる。
このような構成によれば、例えば、画像出力装置にDVD投入部などの操作部等が設けられている場合には、所定の回転位置を、画像出力装置における操作部等が設けられた面と、プロジェクタ本体による画像光の投射方向とが同側となる第1回転位置と、反対側となる第2回転位置とすることにより、プロジェクタの使用者は、プロジェクタの設置状況に応じて操作部等の位置を容易に変更することができる。
すなわち、プロジェクタの使用者は、自身の後方の場所にプロジェクタを配置した場合には、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを第1回転位置で位置決めし、自身の前方の場所にプロジェクタを配置した場合には、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを第2回転位置で位置決めすることで、画像出力装置における操作部等の位置を自身に近くすることができ、操作性を向上させることができる。
本発明では、前記位置決め機構は、前記板状部材の回転中心を中心として点対称となる2箇所に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、板状部材を、板状部材の回転中心を中心として点対称となる2箇所で位置決めすることができるので、1箇所だけに凹部および凸部を設けた場合と比較してバランスよく位置決めすることができ、3箇所以上に凹部および凸部を設けた場合と比較して部品点数を削減することができる。
このような構成によれば、板状部材を、板状部材の回転中心を中心として点対称となる2箇所で位置決めすることができるので、1箇所だけに凹部および凸部を設けた場合と比較してバランスよく位置決めすることができ、3箇所以上に凹部および凸部を設けた場合と比較して部品点数を削減することができる。
本発明では、前記位置決め機構は、前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられる凹部および凸部が嵌合することで位置決めし、前記凸部は、前記凹部が設けられた前記板状部材または前記他方に対して近接する方向に付勢されることが好ましい。
このような構成によれば、凹部および凸部が嵌合している状態において、凸部は凹部が設けられた板状部材または他方に対して近接する方向に付勢されるので、この付勢力に抗して板状部材に回転力を加えることで、板状部材を他方に対して回転させることができる。そして、板状部材を回転させて凹部および凸部が対向する状態になったときには、凹部および凸部が嵌合し、板状部材を他方に対して位置決めすることができる。したがって、位置決め機構の構成を簡素化することができる。
本発明では、前記凹部は、前記凸部に向かって突出する突出部に設けられ、前記突出部および前記凸部の突出量は、前記板状部材および前記他方の離間寸法よりも小さいことが好ましい。
このような構成によれば、突出部および凸部の突出量は、板状部材および他方の離間寸法よりも小さいので、凹部および凸部が対向しない状態では、突出部および凸部は、板状部材および他方に当接することがない。したがって、板状部材を他方に対してスムーズに回転させることができるとともに、突出部および凸部の磨耗を抑制することができ、プロジェクタの長寿命化を図ることができる。
本発明では、前記板状部材の回転を規制する回転規制機構を備え、前記回転規制機構は、前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられ、互いに当接することで前記板状部材の回転を規制する当接部を備え、前記各当接部は、前記板状部材が前記所定の回転位置に位置決めされた状態で間隙を有する位置に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、板状部材の当接部と、他方の当接部とは、板状部材が所定の回転位置に位置決めされた状態で間隙を有する位置に設けられているので、板状部材が所定の回転位置に位置決めされた状態において当接することがない。したがって、各当接部の磨耗を抑制することができ、プロジェクタの長寿命化を図ることができる。
本発明では、前記位置決め機構は、前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられる凹部および凸部が嵌合することで位置決めし、前記凹部は、前記板状部材の回転中心を中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなり、前記凸部は、前記凹部が設けられた前記板状部材または前記他方に対して近接する方向に付勢され、前記間隙は、前記接線方向における前記凹部の両端縁間の半分の距離をD1とし、前記板状部材の回転中心から前記各当接部までの距離をD2とし、前記板状部材の回転中心から前記凹部までの距離をD3としたときに、D1×D2/D3で算出される距離よりも小さいことが好ましい。
このような構成によれば、凹部および凸部が嵌合することで位置決めされている状態において、板状部材に回転力を加えて回転させたときに、凹部の接線方向における端縁に凸部が接する前に各当接部が互いに当接する。
ここで、凸部は凹部が設けられた板状部材または他方に対して近接する方向に付勢され、凹部は板状部材の回転中心を中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなっているので、板状部材は、加えられている回転力を取り除くと、凹部および凸部が嵌合するように回転する。すなわち、凹部および凸部が嵌合することで位置決めされている状態に戻る。したがって、プロジェクタの利便性を向上させることができる。
ここで、凸部は凹部が設けられた板状部材または他方に対して近接する方向に付勢され、凹部は板状部材の回転中心を中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなっているので、板状部材は、加えられている回転力を取り除くと、凹部および凸部が嵌合するように回転する。すなわち、凹部および凸部が嵌合することで位置決めされている状態に戻る。したがって、プロジェクタの利便性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、プロジェクタ1を前方側から見た斜視図であり、図2は、プロジェクタ1を後方側から見た斜視図である。なお、図1〜図2では、説明の便宜上、プロジェクタ1の後方側から前方側に向かう方向をX軸とし、このX軸に直交する2軸をそれぞれY軸(水平軸)およびZ軸(垂直軸)とする。以下の図面についても同様である。
プロジェクタ1は、図1〜図2に示すように、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を拡大投射するプロジェクタ本体2と、プロジェクタ本体2に画像情報を出力するDVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転自在に連結させる連結機構4と、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構5と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転を規制する回転規制機構9とを備える。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、プロジェクタ1を前方側から見た斜視図であり、図2は、プロジェクタ1を後方側から見た斜視図である。なお、図1〜図2では、説明の便宜上、プロジェクタ1の後方側から前方側に向かう方向をX軸とし、このX軸に直交する2軸をそれぞれY軸(水平軸)およびZ軸(垂直軸)とする。以下の図面についても同様である。
プロジェクタ1は、図1〜図2に示すように、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を拡大投射するプロジェクタ本体2と、プロジェクタ本体2に画像情報を出力するDVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転自在に連結させる連結機構4と、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構5と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転を規制する回転規制機構9とを備える。
プロジェクタ本体2は、図1および図2に示すように、DVDプレーヤー3の上方側(+Z軸方向側)に載置され、略直方体状に形成された上方側筐体21と、上方側筐体21の前面(+X軸方向側の面)に露出する投射レンズ22と、上方側筐体21の上面(+Z軸方向側の面)の後方側(−X軸方向側)に設けられた操作パネル23とを備える。この操作パネル23は、プロジェクタ1の起動・調整等の操作およびDVDプレーヤー3の再生・停止等の操作を実施するためのものである。DVDプレーヤー3は、このDVD操作パネル23が操作されることで、DVDプレーヤー3に挿入された記録媒体に記録された画像情報等の再生・停止等を実施する。なお、投射レンズ22については後に詳述する。
画像出力装置としてのDVDプレーヤー3は、デジタルデータとして画像情報等が記録されたDVD等の記録媒体を再生することで、記録媒体に記録された画像情報等を、画像ケーブル(図示略)を介してプロジェクタ本体2に出力するものである。このDVDプレーヤー3は、図1および図2に示すように、プロジェクタ本体2の下方側(−Z軸方向側)に配置され、略直方体状に形成された下方側筐体31と、下方側筐体31の前面の略中央部分に設けられたDVD挿抜口32と、DVD挿抜口32の下方側に設けられたDVD動作表示部33と、下方側筐体31の背面(−X軸方向側の面)に設けられたインタフェースカバー34およびインレットコネクタ35とを備える。
DVD挿抜口32は、DVD等の記録媒体が挿入されるスロットインタイプの挿入部であり、DVDプレーヤー3は、このDVD挿抜口32に挿入された記録媒体に記録された画像情報等を再生する。また、DVD挿抜口32の側方には、記録媒体を排出する為の排出スイッチ32Aが取り付けられている。
DVD動作表示部33は、DVDプレーヤー3の再生・停止等の状態を表示する部分であり、使用者は、このDVD動作表示部33を見ることで記録媒体の再生・停止等の状態を確認することができる。
DVD動作表示部33は、DVDプレーヤー3の再生・停止等の状態を表示する部分であり、使用者は、このDVD動作表示部33を見ることで記録媒体の再生・停止等の状態を確認することができる。
インタフェースカバー34の内部には、図示は省略するが、例えば、プロジェクタ1に外部から画像情報を入力するための画像入力端子などの各種インタフェースコネクタが設けられており、インタフェースカバー34は、これらのインタフェースコネクタを保護する。そして、このインタフェースカバー34を開放することで、各種インタフェースコネクタを利用することができる。なお、インタフェースカバー34は省略してもよい。
インレットコネクタ35は、AC電源ケーブルを外部から接続するためのコネクタであり、インタフェースカバー34に覆われることなく露出している。
すなわち、各種インタフェースコネクタおよびインレットコネクタ35は、下方側のDVDプレーヤー3に設けられている。
インレットコネクタ35は、AC電源ケーブルを外部から接続するためのコネクタであり、インタフェースカバー34に覆われることなく露出している。
すなわち、各種インタフェースコネクタおよびインレットコネクタ35は、下方側のDVDプレーヤー3に設けられている。
図3はプロジェクタ本体2の概略構成を示す図である。
プロジェクタ本体2は、図3に示すように、画像投射手段6と、冷却装置7と、電源装置8とを備える。
画像投射手段6は、平面視略L字形状を有し、入力される画像情報に基づく画像光を形成して拡大投射するものである。この画像投射手段6は、光源装置61と、照明光学装置62と、色分離光学装置63と、リレー光学装置64と、光学装置65と、投射レンズ22とを備える。
プロジェクタ本体2は、図3に示すように、画像投射手段6と、冷却装置7と、電源装置8とを備える。
画像投射手段6は、平面視略L字形状を有し、入力される画像情報に基づく画像光を形成して拡大投射するものである。この画像投射手段6は、光源装置61と、照明光学装置62と、色分離光学装置63と、リレー光学装置64と、光学装置65と、投射レンズ22とを備える。
光源装置61は、照明光学装置62に向けて光束を射出するものである。この光源装置61は、一対の電極611A間で放電発光が行われる光源ランプ611と、主反射鏡612と、平行化レンズ613とを備える。
光源ランプ611から放射された光束は、主反射鏡612により射出方向を揃えて集束光として射出される。そして、主反射鏡612により射出された集束光は、平行化レンズ613によって平行化され、照明光学装置62に向けて射出される。
なお、本実施形態では、主反射鏡612を楕円面リフレクタとして構成しているが、光源ランプ611から射出された光束を略平行化して反射するパラボラリフレクタとして構成してもよい。この場合には、平行化レンズ613を省略した構成とすることができる。
光源ランプ611から放射された光束は、主反射鏡612により射出方向を揃えて集束光として射出される。そして、主反射鏡612により射出された集束光は、平行化レンズ613によって平行化され、照明光学装置62に向けて射出される。
なお、本実施形態では、主反射鏡612を楕円面リフレクタとして構成しているが、光源ランプ611から射出された光束を略平行化して反射するパラボラリフレクタとして構成してもよい。この場合には、平行化レンズ613を省略した構成とすることができる。
照明光学装置62は、第1レンズアレイ621、第2レンズアレイ622、偏光変換素子623、および重畳レンズ624を備える。光源装置61から射出された光束は、第1レンズアレイ621によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ622の近傍で結像する。そして、第2レンズアレイ622から射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が偏光変換素子623の入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子623にて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子623から直線偏光光として射出された複数の部分光束は、重畳レンズ624を介して光学装置65の後述する3枚の液晶パネル651上で重畳する。
色分離光学装置63は、2枚のダイクロイックミラー631,632、および反射ミラー633を備え、これらのダイクロイックミラー631,632と、反射ミラー633とにより照明光学装置62から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する。
リレー光学装置64は、入射側レンズ641、リレーレンズ643、および反射ミラー642,644を備え、色分離光学装置63で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置65の後述する赤色光側の液晶パネル651Rまで導く。
リレー光学装置64は、入射側レンズ641、リレーレンズ643、および反射ミラー642,644を備え、色分離光学装置63で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置65の後述する赤色光側の液晶パネル651Rまで導く。
光学装置65は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光(カラー画像)を形成する。この光学装置65は、3つの液晶パネル651(赤色光側の液晶パネルを651R、緑色光側の液晶パネルを651G、青色光側の液晶パネルを651Bとする)と、各液晶パネル651の光路前段側に配置される入射側偏光板652と、各液晶パネル651の光路後段側に配置される射出側偏光板653と、クロスダイクロイックプリズム654とを備える。
3つの入射側偏光板652は、色分離光学装置63で分離された各色光のうち、偏光変換素子623で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
3つの液晶パネル651は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、入力される画像情報に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板652から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
3つの射出側偏光板653は、液晶パネル651を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。
3つの液晶パネル651は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、入力される画像情報に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板652から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
3つの射出側偏光板653は、液晶パネル651を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。
クロスダイクロイックプリズム654は、射出側偏光板653から射出された各色ごとの変調光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム654は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を有し、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル651Gから射出され、射出側偏光板653を介した色光を透過し、液晶パネル651R,651Bから射出され、射出側偏光板653を介した各色光を反射する。これにより、各色光が合成されてカラー画像が形成される。
投射レンズ22は、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成され、クロスダイクロイックプリズム654で形成されたカラー画像を拡大投射する。
投射レンズ22は、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成され、クロスダイクロイックプリズム654で形成されたカラー画像を拡大投射する。
冷却装置7は、プロジェクタ本体2の内部を冷却するものである。この冷却装置7は、光源装置61の光束射出方向とは反対側(−Y軸方向側)に設けられた冷却ファン71と、投射レンズ22の両側(Y軸方向両側)に設けられた冷却ファン72,73とを備える。
各冷却ファン71〜73は、所定の駆動電圧で駆動され、光源装置61および投射レンズ22を含むプロジェクタ本体2の各部を冷却する。
電源装置8は、光源装置61の前方側(+X軸方向側)に取り付けられ、インレットコネクタ35に接続されたAC電源ケーブルを介して供給されるAC電源をDC電源に変換してプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3に供給する。
各冷却ファン71〜73は、所定の駆動電圧で駆動され、光源装置61および投射レンズ22を含むプロジェクタ本体2の各部を冷却する。
電源装置8は、光源装置61の前方側(+X軸方向側)に取り付けられ、インレットコネクタ35に接続されたAC電源ケーブルを介して供給されるAC電源をDC電源に変換してプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3に供給する。
図4は、プロジェクタ1を前方側から見た分解斜視図である。
連結機構4は、図4に示すように、プロジェクタ本体2の底板24に固定される板状部材41と、この板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3の天板36に回転自在に取り付けられる回転部材42と、この回転部材42を天板36に取り付ける複数の分割円環部材43とを備える。
なお、図4では、上方側筐体21から露出する投射レンズ22(図1参照)や、下方側筐体31に設けられたDVD挿抜口32(図1参照)等の各部については図示を省略している。
連結機構4は、図4に示すように、プロジェクタ本体2の底板24に固定される板状部材41と、この板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3の天板36に回転自在に取り付けられる回転部材42と、この回転部材42を天板36に取り付ける複数の分割円環部材43とを備える。
なお、図4では、上方側筐体21から露出する投射レンズ22(図1参照)や、下方側筐体31に設けられたDVD挿抜口32(図1参照)等の各部については図示を省略している。
板状部材41は、平面視略十字形状に形成される板状の部材であり、略直交して四方に延出する4つの端部を有している。この板状部材41の略中央位置には、回転部材42が複数のネジ44にて固定されている。
また、板状部材41の各端部には、先端側の両端または一端に、複数の孔41Bが形成されている。ここで、上方側筐体21の底板24には、板状部材41の部材側開口部41A(図5参照)と対向する位置に、固定側開口部24Aが形成され、各孔41Bと対向する位置に、板状部材41を固定するための複数の雌ネジ孔(図示略)が形成されている。そして、板状部材41は、各孔41Bを介して底板24の雌ネジ孔に、ネジ(図示略)を螺合することで、上方側筐体21に固定されている。
また、板状部材41の各端部には、先端側の両端または一端に、複数の孔41Bが形成されている。ここで、上方側筐体21の底板24には、板状部材41の部材側開口部41A(図5参照)と対向する位置に、固定側開口部24Aが形成され、各孔41Bと対向する位置に、板状部材41を固定するための複数の雌ネジ孔(図示略)が形成されている。そして、板状部材41は、各孔41Bを介して底板24の雌ネジ孔に、ネジ(図示略)を螺合することで、上方側筐体21に固定されている。
回転部材42は、略円筒形状の回転部材本体421と、この回転部材本体421の両端に、軸方向と略直交して外側に向かって延出して設けられる部材側延出部422および取付側延出部423(図5参照)とを備える。
ここで、下方側筐体31の天板36には、絞り加工が施されることで、上方側に向かって突出する略円盤状の台座361が略中央位置に形成され、台座361における部材側開口部41Aと対向する位置には、略円形の取付側開口部361Aが形成されている。すなわち、部材側開口部41A、取付側開口部361A、固定側開口部24Aは、それぞれ対向して形成されている。
また、取付側開口部361Aの周縁には、分割円環部材43を固定するための雌ネジ孔361Bが4箇所に形成されている。そして、回転部材42は、板状部材41に固定された状態で取付側開口部361Aに上方側から挿通される。
ここで、下方側筐体31の天板36には、絞り加工が施されることで、上方側に向かって突出する略円盤状の台座361が略中央位置に形成され、台座361における部材側開口部41Aと対向する位置には、略円形の取付側開口部361Aが形成されている。すなわち、部材側開口部41A、取付側開口部361A、固定側開口部24Aは、それぞれ対向して形成されている。
また、取付側開口部361Aの周縁には、分割円環部材43を固定するための雌ネジ孔361Bが4箇所に形成されている。そして、回転部材42は、板状部材41に固定された状態で取付側開口部361Aに上方側から挿通される。
分割円環部材43は、回転部材本体421の外径と略同じ内径を有する平板状の円環部材を2つの部分に分割した部材であり、回転部材42を取付側開口部361Aに挿通した状態における天板36と、取付側延出部423との空間と略同じ厚さに形成されている。また、分割円環部材43には、天板36の雌ネジ孔361Bと対向する位置に、天板36に固定するための孔43Aが各2箇所に形成されている。
そして、分割円環部材43は、天板36と、取付側延出部423との空間に回転部材本体421を挟み込むように挿入され、各孔43Aを介して雌ネジ孔361Bに、ネジ431(図6参照)を螺合することで固定されている。すなわち、分割円環部材43は、回転部材42が取付側開口部361Aに挿通された状態において、互いに組み合わされることで回転部材本体421に当接し、取付側開口部361Aの周縁に固定される。
そして、分割円環部材43は、天板36と、取付側延出部423との空間に回転部材本体421を挟み込むように挿入され、各孔43Aを介して雌ネジ孔361Bに、ネジ431(図6参照)を螺合することで固定されている。すなわち、分割円環部材43は、回転部材42が取付側開口部361Aに挿通された状態において、互いに組み合わされることで回転部材本体421に当接し、取付側開口部361Aの周縁に固定される。
天板36の周縁には、複数の孔36Aが形成されている。また、下方側筐体31には、側面の上端から内側に向かって延出する天板取付部311が形成され、この天板取付部311には、天板36を固定するための複数の雌ネジ孔311Aが複数の孔36Aと対向する位置に形成されている。そして、天板36は、複数の孔36Aを介して雌ネジ孔311Aに、ネジ(図示略)を螺合することで、下方側筐体31に固定される。
位置決め機構5は、台座361の周縁における前方側および後方側の2箇所位置に、上方側に向かって突出する突出部51A,51Bと、板状部材41における前方側および後方側の2箇所位置に取り付けられた板バネ52A,52Bとを備える。
突出部51A,51Bは、略円筒状の軸部(図示略)と、この軸部の一端に形成された略半球状の部分とを有する2つのピン511A,511Bで構成されている。そして、各ピン511A,511Bは、台座361に形成された孔(図示略)に軸部が嵌め込まれることで、半球状の部分が台座361の上方側に突出するように取り付けられている。また、各ピン511A,511Bは、Y軸方向に沿って所定の間隔で配置され、凹部512A,512Bを形成している。したがって、凹部512A,512Bは、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなる。
突出部51A,51Bは、略円筒状の軸部(図示略)と、この軸部の一端に形成された略半球状の部分とを有する2つのピン511A,511Bで構成されている。そして、各ピン511A,511Bは、台座361に形成された孔(図示略)に軸部が嵌め込まれることで、半球状の部分が台座361の上方側に突出するように取り付けられている。また、各ピン511A,511Bは、Y軸方向に沿って所定の間隔で配置され、凹部512A,512Bを形成している。したがって、凹部512A,512Bは、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなる。
板バネ52A,52Bは、弾性材料からなる部材であり、略中央部分に下方側に向かって突出する略半円筒状の凸部521A,521Bを備える。そして、板バネ52A,52Bは、凸部521A,521Bが上方側に向かって押圧されることで弾性変形し、凸部521A,521Bを下方側に向かって付勢する。すなわち、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bが設けられた天板36に対して近接する方向に付勢される。
ここで、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、取付側開口部361Aの中心、すなわち、板状部材41の回転中心P(図9参照)を中心とする仮想円の円周に沿って設けられている。また、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心として点対称となる2箇所に設けられている。
ここで、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、取付側開口部361Aの中心、すなわち、板状部材41の回転中心P(図9参照)を中心とする仮想円の円周に沿って設けられている。また、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心として点対称となる2箇所に設けられている。
そして、凹部512A,512Bおよび凸部521A,521Bが嵌合することで、板状部材41は、天板36に対して位置決めされる。
なお、本実施形態では、凹部512Aおよび凸部521Aが嵌合し、凹部512Bおよび凸部521Bが嵌合した状態の板状部材41の位置を第1回転位置とし、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合し、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合した状態の板状部材41の位置を第2回転位置とする。
なお、本実施形態では、凹部512Aおよび凸部521Aが嵌合し、凹部512Bおよび凸部521Bが嵌合した状態の板状部材41の位置を第1回転位置とし、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合し、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合した状態の板状部材41の位置を第2回転位置とする。
回転規制機構9は、板状部材41に設けられた部材側当接部91と、天板36に設けられた固定側当接部92A,92Bとを備える。
部材側当接部91は、板状部材41において+Y軸方向に延出する端部に、絞り加工が施されることで、下方側に向かうに従ってY軸方向の幅が狭くなるように形成されている。
固定側当接部92A,92Bは、取付側開口部361AのY軸方向両側に形成される略三角柱状の部分であり、−X軸方向側の面は、Z軸方向に沿って形成されている。
部材側当接部91は、板状部材41において+Y軸方向に延出する端部に、絞り加工が施されることで、下方側に向かうに従ってY軸方向の幅が狭くなるように形成されている。
固定側当接部92A,92Bは、取付側開口部361AのY軸方向両側に形成される略三角柱状の部分であり、−X軸方向側の面は、Z軸方向に沿って形成されている。
部材側当接部91と、固定側当接部92A,92Bは、互いに当接することで板状部材41の回転を規制する。具体的に、固定側当接部92Aは、プロジェクタ本体2における投射レンズ22と、DVDプレーヤー3におけるDVD挿抜口32とが同側にある状態、すなわち、図1の状態において、−X軸方向側の面が部材側当接部91に当接し、上方側から見て時計回り方向(図4中矢印A)への板状部材41の回転を規制する。また、固定側当接部92Bは、投射レンズ22と、DVD挿抜口32とが反対側にある状態(図11参照)において、−X軸方向側の面が部材側当接部91に当接し、反時計回り方向(図4中矢印B)への板状部材41の回転を規制する。
〔板状部材および回転部材の詳細構成〕
図5は、板状部材41および回転部材42の分解斜視図である。
板状部材41の各端部における先端側の略中央位置には、図5に示すように、それぞれ孔411が形成され、これらの孔411には、下方側に突出する略半球形状のスペーサ45がそれぞれ嵌め込まれている。スペーサ45はPOM(ポリアセタール)等の動摩擦係数の低い樹脂で成形されている。
図5は、板状部材41および回転部材42の分解斜視図である。
板状部材41の各端部における先端側の略中央位置には、図5に示すように、それぞれ孔411が形成され、これらの孔411には、下方側に突出する略半球形状のスペーサ45がそれぞれ嵌め込まれている。スペーサ45はPOM(ポリアセタール)等の動摩擦係数の低い樹脂で成形されている。
また、板状部材41においてX軸方向に延出する各端部における先端側の各角部には、延出方向に沿って鍔部が形成され、この鍔部には、前述した板バネ52A,52Bを取り付けるための孔412が2箇所に形成されている。ここで、板バネ52A,52Bには、各孔412と対向する位置に、雌ネジ孔522が2箇所に形成されている。そして、板バネ52A,52Bは、各孔412を介して各雌ネジ孔522に、各ネジ46を螺合することで取り付けられる。
さらに、板状部材41の略中央位置には、略円形の部材側開口部41Aが形成され、この部材側開口部41Aの周縁には、回転部材42を固定するための雌ネジ孔413が4箇所に形成されている。
さらに、板状部材41の略中央位置には、略円形の部材側開口部41Aが形成され、この部材側開口部41Aの周縁には、回転部材42を固定するための雌ネジ孔413が4箇所に形成されている。
回転部材42の部材側延出部422は、部材側開口部41Aの内径よりも大きい外径に形成され、この部材側延出部422には、板状部材41の雌ネジ孔413と対向する位置に、回転部材42を固定するための孔422Aが4箇所に形成されている。
回転部材42の取付側延出部423は、部材側開口部41Aおよび取付側開口部361Aの内径よりも小さい外径に形成されている。
そして、回転部材42は、部材側開口部41Aに上方側から挿通され、各孔422Aを介して各雌ネジ孔413に、各ネジ44を螺合することで固定される。
回転部材42の取付側延出部423は、部材側開口部41Aおよび取付側開口部361Aの内径よりも小さい外径に形成されている。
そして、回転部材42は、部材側開口部41Aに上方側から挿通され、各孔422Aを介して各雌ネジ孔413に、各ネジ44を螺合することで固定される。
図6は、天板36および連結機構4を示す縦断面図である。
板状部材41および回転部材42は、図6に示すように、取付側開口部361Aに上方側から挿通される。各スペーサ45は、板状部材41と台座361の間で挟まれるように配置され、板状部材41と台座361の隙間を確保するとともに、プロジェクタ本体2を支持する。
ここで、上方側筐体21の内部と、下方側筐体31の内部とは、取付側開口部361A、固定側開口部24A、および回転部材42とにより連通している。そして、DVDプレーヤー3から出力される画像情報をプロジェクタ本体2に伝送するための画像ケーブルや、電源装置8にAC電源を供給するための電源ケーブル等の信号線は、これらの取付側開口部361A、固定側開口部24A、および回転部材42を介して接続されている。
板状部材41および回転部材42は、図6に示すように、取付側開口部361Aに上方側から挿通される。各スペーサ45は、板状部材41と台座361の間で挟まれるように配置され、板状部材41と台座361の隙間を確保するとともに、プロジェクタ本体2を支持する。
ここで、上方側筐体21の内部と、下方側筐体31の内部とは、取付側開口部361A、固定側開口部24A、および回転部材42とにより連通している。そして、DVDプレーヤー3から出力される画像情報をプロジェクタ本体2に伝送するための画像ケーブルや、電源装置8にAC電源を供給するための電源ケーブル等の信号線は、これらの取付側開口部361A、固定側開口部24A、および回転部材42を介して接続されている。
〔位置決め機構、および回転規制機構の詳細構成〕
図7は、図1および図4と同様に、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態における位置決め機構5および回転規制機構9を示す図である。図8は、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態において、プロジェクタ1を前方側から見た側面図である。図9は、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態における天板36を示す図である。
プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態では、図7および図8に示すように、凹部512Aと、凸部521Aとが嵌合するとともに、図示は省略するが、凹部512Bと、凸部521Bとが嵌合する。
なお、図8に示すように、突出部51Aおよび凸部521Aの突出量は、板状部材41および天板36の離間寸法よりも小さい。また同様に、突出部51Bおよび凸部521Bの突出量は、板状部材41および天板36の離間寸法よりも小さい(図示略)。
図7は、図1および図4と同様に、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態における位置決め機構5および回転規制機構9を示す図である。図8は、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態において、プロジェクタ1を前方側から見た側面図である。図9は、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態における天板36を示す図である。
プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態では、図7および図8に示すように、凹部512Aと、凸部521Aとが嵌合するとともに、図示は省略するが、凹部512Bと、凸部521Bとが嵌合する。
なお、図8に示すように、突出部51Aおよび凸部521Aの突出量は、板状部材41および天板36の離間寸法よりも小さい。また同様に、突出部51Bおよび凸部521Bの突出量は、板状部材41および天板36の離間寸法よりも小さい(図示略)。
また、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態では、図9に示すように、部材側当接部91は、固定側当接部92A側に位置している。ここで、固定側当接部92Aは、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態で部材側当接部91に対して間隙Wを有する位置に形成されている。この間隙Wは、各ピン511Aにおける先端間の半分の距離をD1(回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向における凹部512Aの両端縁間の半分の距離をD1)とし(図8参照)、回転中心Pから固定側当接部92Aまでの距離をD2とし、回転中心Pから凹部512Aまでの距離をD3としたときに、D1×D2/D3で算出される距離よりも小さい。例えば、距離D1を1mmとし、距離D2を5cm、距離D3を10cmとすれば、間隙Wは、0.5mm未満とされる。
なお、固定側当接部92Bは、固定側当接部92Aと同様に、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態で部材側当接部91に対して間隙Wを有する位置に形成されている。
なお、固定側当接部92Bは、固定側当接部92Aと同様に、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態で部材側当接部91に対して間隙Wを有する位置に形成されている。
〔プロジェクタの回転動作〕
次に、プロジェクタ1の回転動作について、図10〜図12を参照して説明する。
図10は、プロジェクタ1において、DVDプレーヤー3に対してプロジェクタ本体2を回転させている状態を示す図である。図11は、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態を示す図である。図12は、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態における位置決め機構5および回転規制機構9を示す図である。
次に、プロジェクタ1の回転動作について、図10〜図12を参照して説明する。
図10は、プロジェクタ1において、DVDプレーヤー3に対してプロジェクタ本体2を回転させている状態を示す図である。図11は、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態を示す図である。図12は、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態における位置決め機構5および回転規制機構9を示す図である。
プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態、すなわち、図1に示す状態において、プロジェクタ本体2を、上方側から見て時計回りに回転させるように所定の回転力を付加すると、板状部材41は、プロジェクタ本体2の底板24に固定されているので、プロジェクタ本体2の回転に伴って、上方側から見て時計回り方向(図7中矢印A)に所定の回転力が付加される。
そして、板状部材41の回転により、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bにて上方側に向かって押圧されながら、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向に沿って移動する。しかしながら、板状部材41が距離D1(図8参照)だけ移動する前に、部材側当接部91と、固定側当接部92Aとが互いに当接する。したがって、板状部材41の回転が規制されるとともに、プロジェクタ本体2の回転が規制される。
なお、部材側当接部91には、固定側当接部92A,92Bと当接する部分に、固定側当接部92A,92Bと当接した際の衝撃を吸収するためのダンパー材(図示略)が取り付けられている。
そして、板状部材41の回転により、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bにて上方側に向かって押圧されながら、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向に沿って移動する。しかしながら、板状部材41が距離D1(図8参照)だけ移動する前に、部材側当接部91と、固定側当接部92Aとが互いに当接する。したがって、板状部材41の回転が規制されるとともに、プロジェクタ本体2の回転が規制される。
なお、部材側当接部91には、固定側当接部92A,92Bと当接する部分に、固定側当接部92A,92Bと当接した際の衝撃を吸収するためのダンパー材(図示略)が取り付けられている。
また、この際、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bが設けられた天板36に対して近接する方向に付勢され、各ピン511A,511Bは略半球状に形成されているので、板状部材41は、加えられている回転力を取り除くと、凹部512Aおよび凸部521Aが嵌合するとともに、凹部512Bおよび凸部521Bが嵌合するように回転する。すなわち、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態に戻る。
また、プロジェクタ1が第1回転位置で位置決めされている状態において、プロジェクタ本体2を、上方側から見て反時計回りに回転させるように所定の回転力を付加すると、板状部材41は、プロジェクタ本体2の底板24に固定されているので、プロジェクタ本体2の回転に伴って、上方側から見て反時計回り方向(図7中矢印B)に所定の回転力が付加される。
そして、板状部材41の回転により、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bにて上方側に向かって押圧されながら、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向に沿って移動する。凸部521Aが板バネ52Aの付勢力に抗して各ピン511Aの先端を越えるとともに、凸部521Bが板バネ52Bの付勢力に抗して各ピン511Bの先端を越えると、図10に示すように、プロジェクタ本体2は回転を開始する。
なお、プロジェクタ本体2を、DVDプレーヤー3に対して回転させると、天板36を下方側筐体31に固定するためのネジ362が露出する。
そして、板状部材41の回転により、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bにて上方側に向かって押圧されながら、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向に沿って移動する。凸部521Aが板バネ52Aの付勢力に抗して各ピン511Aの先端を越えるとともに、凸部521Bが板バネ52Bの付勢力に抗して各ピン511Bの先端を越えると、図10に示すように、プロジェクタ本体2は回転を開始する。
なお、プロジェクタ本体2を、DVDプレーヤー3に対して回転させると、天板36を下方側筐体31に固定するためのネジ362が露出する。
プロジェクタ本体2が、第2回転位置の近傍まで回転すると、凸部521A,521Bは、凹部512A,512Bにて上方側に向かって押圧されながら、回転中心Pを中心とする仮想円の接線方向に沿って移動する。
そして、凸部521Aが板バネ52Aの付勢力に抗して各ピン511Bの先端を越えるとともに、凸部521Bが板バネ52Bの付勢力に抗して各ピン511Aの先端を越えると、図示は省略するが、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合するとともに、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合し、図11および図12に示すように、プロジェクタ1は、第2回転位置で位置決めされている状態となる。
そして、凸部521Aが板バネ52Aの付勢力に抗して各ピン511Bの先端を越えるとともに、凸部521Bが板バネ52Bの付勢力に抗して各ピン511Aの先端を越えると、図示は省略するが、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合するとともに、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合し、図11および図12に示すように、プロジェクタ1は、第2回転位置で位置決めされている状態となる。
また、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態において、上方側から見て反時計回り方向(図12中矢印B)に回転力が更に付加されると、板状部材41が距離D1だけ移動する前に、部材側当接部91と、固定側当接部92Bとが互いに当接する。したがって、板状部材41の回転が規制されるとともに、プロジェクタ本体2の回転が規制される。
また、この際、板状部材41は、加えられている回転力を取り除くと、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合するとともに、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合するように回転する。すなわち、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態に戻る。
また、この際、板状部材41は、加えられている回転力を取り除くと、凹部512Aおよび凸部521Bが嵌合するとともに、凹部512Bおよび凸部521Aが嵌合するように回転する。すなわち、プロジェクタ1が第2回転位置で位置決めされている状態に戻る。
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、次のような効果がある。
(1)連結機構4は、板状部材41と、回転部材42とを備えるので、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して回転させることができる。また、プロジェクタ1は、位置決め機構5を備えるので、板状部材41を天板36に対して所定の回転位置に位置決めすることができる。したがって、プロジェクタ1の使用者は、プロジェクタ1の設置状況に応じてDVD挿抜口32およびDVD動作表示部33の位置を容易、かつ、自由に変更することができ、プロジェクタ1の利便性を向上させることができる。
(1)連結機構4は、板状部材41と、回転部材42とを備えるので、プロジェクタ本体2をDVDプレーヤー3に対して回転させることができる。また、プロジェクタ1は、位置決め機構5を備えるので、板状部材41を天板36に対して所定の回転位置に位置決めすることができる。したがって、プロジェクタ1の使用者は、プロジェクタ1の設置状況に応じてDVD挿抜口32およびDVD動作表示部33の位置を容易、かつ、自由に変更することができ、プロジェクタ1の利便性を向上させることができる。
(2)位置決め機構5は、プロジェクタ本体2における投射レンズ22と、DVDプレーヤー3におけるDVD挿抜口32とが同側にある状態の板状部材41の位置を第1回転位置とし、投射レンズ22と、DVD挿抜口32とが反対側にある状態の板状部材41の位置を第2回転位置としている。したがって、プロジェクタ1の使用者は、自身の後方の場所にプロジェクタ1を配置した場合には、プロジェクタ本体2と、DVDプレーヤー3とを第1回転位置で位置決めし、自身の前方の場所にプロジェクタ1を配置した場合には、プロジェクタ本体2と、DVDプレーヤー3とを第2回転位置で位置決めすることで、DVD挿抜口32およびDVD動作表示部33の位置を自身に近くすることができ、操作性を向上させることができる。
(3)位置決め機構5は、凹部512A,512Bと、凹部512A,512Bが設けられた天板36に対して近接する方向に付勢される凸部521A,521Bとを備え、凹部512A,512Bおよび凸部521A,521Bが嵌合することで位置決めするので、構成を簡素化することができる。
(4)凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心として点対称となる2箇所に設けられているので、1箇所だけに凹部および凸部を設けた場合と比較してバランスよく位置決めすることができ、3箇所以上に凹部および凸部を設けた場合と比較して部品点数を削減することができる。
(4)凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心として点対称となる2箇所に設けられているので、1箇所だけに凹部および凸部を設けた場合と比較してバランスよく位置決めすることができ、3箇所以上に凹部および凸部を設けた場合と比較して部品点数を削減することができる。
(5)突出部51A,51Bおよび凸部521A,521Bの突出量は、板状部材41および天板36の離間寸法よりも小さいので、凹部512A,512Bおよび凸部521A,521Bが対向しない状態では、突出部51A,51Bおよび凸部521A,521Bは、板状部材41および天板36に当接することがない。したがって、板状部材41を天板36に対してスムーズに回転させることができるとともに、突出部51A,51Bおよび凸部521A,521Bの磨耗を抑制することができ、プロジェクタ1の長寿命化を図ることができる。
(6)部材側当接部91と、固定側当接部92A,92Bとは、板状部材41が第1回転位置または第2回転位置に位置決めされた状態で間隙Wを有する位置に設けられているので、板状部材41が各回転位置に位置決めされた状態において当接することがない。したがって、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bの磨耗を抑制することができ、プロジェクタの長寿命化を図ることができる。
(6)部材側当接部91と、固定側当接部92A,92Bとは、板状部材41が第1回転位置または第2回転位置に位置決めされた状態で間隙Wを有する位置に設けられているので、板状部材41が各回転位置に位置決めされた状態において当接することがない。したがって、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bの磨耗を抑制することができ、プロジェクタの長寿命化を図ることができる。
(7)部材側当接部91と、固定側当接部92Aとが互いに当接した状態、または部材側当接部91と、固定側当接部92Bとが互いに当接した状態において、加えられている回転力を取り除くと、板状部材41は、プロジェクタ1が第1回転位置、または第2回転位置で位置決めされている状態に戻る。したがって、プロジェクタ1の利便性を向上させることができる。
(8)部材側当接部91は、絞り加工が施されることで、下方側に向かうに従ってY軸方向の幅が狭くなるように形成されているので、固定側当接部92A,92Bとの接触範囲が広くなり、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bに加わる衝撃を分散することができ、部材側当接部91および固定側当接部92A,92B磨耗を抑制することができる。また、部材側当接部91には、固定側当接部92A,92Bと当接する部分に、固定側当接部92A,92Bと当接した際の衝撃を吸収するためのダンパー材が取り付けられているので、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bの磨耗を更に抑制することができる。
(8)部材側当接部91は、絞り加工が施されることで、下方側に向かうに従ってY軸方向の幅が狭くなるように形成されているので、固定側当接部92A,92Bとの接触範囲が広くなり、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bに加わる衝撃を分散することができ、部材側当接部91および固定側当接部92A,92B磨耗を抑制することができる。また、部材側当接部91には、固定側当接部92A,92Bと当接する部分に、固定側当接部92A,92Bと当接した際の衝撃を吸収するためのダンパー材が取り付けられているので、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bの磨耗を更に抑制することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、プロジェクタ本体2は、DVDプレーヤー3の上方側に載置されていたが、これとは逆に、画像出力装置を、プロジェクタ本体の上方側に載置するようにしてもよい。
前記実施形態では、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3は、鉛直方向に積層して配置されていたが、例えば、水平方向に隣接して配置されていてもよい。要するに、プロジェクタ本体および画像出力装置は、互いに対向して配置されていればよい。
前記実施形態では、画像出力装置として、DVDプレーヤー3を例示したが、例えば、ビデオプレーヤーなどであってもよく、要するに、プロジェクタ本体に画像情報を出力するものであればよい。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、プロジェクタ本体2は、DVDプレーヤー3の上方側に載置されていたが、これとは逆に、画像出力装置を、プロジェクタ本体の上方側に載置するようにしてもよい。
前記実施形態では、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3は、鉛直方向に積層して配置されていたが、例えば、水平方向に隣接して配置されていてもよい。要するに、プロジェクタ本体および画像出力装置は、互いに対向して配置されていればよい。
前記実施形態では、画像出力装置として、DVDプレーヤー3を例示したが、例えば、ビデオプレーヤーなどであってもよく、要するに、プロジェクタ本体に画像情報を出力するものであればよい。
前記実施形態では、連結機構4は、プロジェクタ本体2に固定された板状部材41と、板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3に取り付けられ、板状部材41を、DVDプレーヤー3に対して回転させる回転部材42とを備えていたが、連結機構は、画像出力装置に固定される板状部材と、板状部材に固定されるとともに、プロジェクタ本体に取り付けられ、板状部材を、プロジェクタ本体に対して回転自在とさせる回転部材とを備えていてもよい。
前記実施形態では、位置決め機構5は、凹部512A,512Bおよび凸部521A,521Bが嵌合することで、位置決めしていたが、これ以外の構成で位置決めしてもよい。また、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心とする仮想円の円周に沿って設けられていたが、これ以外の位置に設けられていてもよい。さらに、また、凹部512A,512B、および凸部521A,521Bは、回転中心Pを中心として点対称となる2箇所に設けられていたが、1箇所であっても、3箇所以上であってもよい。要するに、位置決め機構は、板状部材を他方に対して所定の回転位置に位置決めすることができればよく、どのように構成するかは設計者の自由である。
前記実施形態では、板バネ52A,52Bが弾性変形することによる付勢力で凸部521A,521Bを付勢していた。これに対して、例えば、コイルバネ等を設けることで凸部を付勢してもよい。要するに、位置決め機構は、凹部が設けられた板状部材または他方に対して近接する方向に付勢される凸部を備えていればよい。
前記実施形態では、凹部512A,512Bは、凸部521A,521Bに向かって突出する突出部51A,51Bに設けられていたが、板状部材または他方に直接凹部を設けるようにしてもよい。なお、この場合には、凹部および凸部が対向しない状態であっても凸部は板状部材または他方と当接することになるので、板状部材を他方に対して回転させる際に凸部が磨耗しやすくなるという問題がある。したがって、本発明の構成が好ましい。
前記実施形態では、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bは、板状部材41が各回転位置に位置決めされた状態で間隙Wを有する位置に設けられていたが、間隙は設けられていなくてもよい。また、間隙を設ける場合であっても、どの程度の間隙を設けるかは設計者の自由である。
前記実施形態では、凹部512A,512Bは、凸部521A,521Bに向かって突出する突出部51A,51Bに設けられていたが、板状部材または他方に直接凹部を設けるようにしてもよい。なお、この場合には、凹部および凸部が対向しない状態であっても凸部は板状部材または他方と当接することになるので、板状部材を他方に対して回転させる際に凸部が磨耗しやすくなるという問題がある。したがって、本発明の構成が好ましい。
前記実施形態では、部材側当接部91および固定側当接部92A,92Bは、板状部材41が各回転位置に位置決めされた状態で間隙Wを有する位置に設けられていたが、間隙は設けられていなくてもよい。また、間隙を設ける場合であっても、どの程度の間隙を設けるかは設計者の自由である。
前記実施形態では、画像投射手段6は、光源装置61から投射レンズ22に至る形状が平面視略L字形状を有していたが、その他の形状としてもよく、例えば、平面視略U字形状を有するように構成してもよい。
前記実施形態では、プロジェクタ1は、液晶パネル651を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、例えば、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成してもよい。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成してもよい。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、液晶パネルを用いて画像光を形成していたが、例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶パネル以外のデバイスを用いてもよい。なお、この場合には、光束入射側および光束射出側の各偏光板652,653を省略することができる。
前記実施形態では、プロジェクタ1は、液晶パネル651を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、例えば、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成してもよい。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成してもよい。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、液晶パネルを用いて画像光を形成していたが、例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶パネル以外のデバイスを用いてもよい。なお、この場合には、光束入射側および光束射出側の各偏光板652,653を省略することができる。
本発明は、プロジェクタに利用でき、特に、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを備えるプロジェクタに好適に利用することができる。
1…プロジェクタ、2…プロジェクタ本体、3…DVDプレーヤー(画像出力装置)、4…連結機構、5…位置決め機構、9…回転規制機構、41…板状部材、42…回転部材、51A,51B…突出部、91…部材側当接部(当接部)、92A,92B…固定側当接部(当接部)、512A,512B…凹部、521A,521B…凸部。
Claims (7)
- 光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を拡大投射するプロジェクタ本体と、前記プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置とを備えるプロジェクタであって、
前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置は、互いに対向して配置され、
前記プロジェクタ本体と前記画像出力装置の間に介在して前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を連結させる連結機構を備え、
前記連結機構は、
前記プロジェクタ本体または前記画像出力装置のいずれか一方に固定される板状部材と、
前記板状部材に固定されるとともに、前記プロジェクタ本体または前記画像出力装置のいずれか他方に取り付けられ、前記板状部材を、前記他方に対して回転自在とさせる回転部材とを備え、
前記板状部材を前記他方に対して所定の回転位置に位置決めする位置決め機構を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記位置決め機構は、前記板状部材の回転中心を中心とする仮想円の円周に沿って複数設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記位置決め機構は、前記板状部材の回転中心を中心として点対称となる2箇所に設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記位置決め機構は、
前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられる凹部および凸部が嵌合することで位置決めし、
前記凸部は、前記凹部が設けられた前記板状部材または前記他方に対して近接する方向に付勢されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
前記凹部は、前記凸部に向かって突出する突出部に設けられ、
前記突出部および前記凸部の突出量は、前記板状部材および前記他方の離間寸法よりも小さいことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1から請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
前記板状部材の回転を規制する回転規制機構を備え、
前記回転規制機構は、
前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられ、互いに当接することで前記板状部材の回転を規制する当接部を備え、
前記各当接部は、前記板状部材が前記所定の回転位置に位置決めされた状態で間隙を有する位置に設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項6に記載のプロジェクタにおいて、
前記位置決め機構は、
前記板状部材および前記他方にそれぞれ設けられる凹部および凸部が嵌合することで位置決めし、
前記凹部は、前記板状部材の回転中心を中心とする仮想円の接線方向における幅寸法が深さ方向に向かうに従って小さくなり、
前記凸部は、前記凹部が設けられた前記板状部材または前記他方に対して近接する方向に付勢され、
前記間隙は、前記接線方向における前記凹部の両端縁間の半分の距離をD1とし、前記板状部材の回転中心から前記各当接部までの距離をD2とし、前記板状部材の回転中心から前記凹部までの距離をD3としたときに、D1×D2/D3で算出される距離よりも小さいことを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007335567A JP2009157132A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007335567A JP2009157132A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | プロジェクタ |
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JP2007335567A Withdrawn JP2009157132A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | プロジェクタ |
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- 2007-12-27 JP JP2007335567A patent/JP2009157132A/ja not_active Withdrawn
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