JP2009156323A - 制御弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 油圧アクチュエータの主制御弁をパイロット操作弁によって操作する制御弁装置を、コスト低減を図りながら油圧アクチュエータと油圧装置とに圧油供給することができ、しかもパイロット操作弁の作動不良を回避することができるものにする。
【解決手段】 油圧アクチュエータ11を制御する主制御弁33と、主制御弁33を操作するパイロット操作弁34a,34bと、主制御弁33とパイロット操作弁34a,34bとが組み込まれた油圧ブロック32とを備えている。主制御弁33に圧油供給する第一給油路40から油圧アクチュエータ11とは異なる油圧装置7に圧油供給する第二給油路61を備えている。パイロット操作弁34a,34bのタンクポートTをタンク8に連通させるよう油圧ブロック32に穿設した排油路45を備えてある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧アクチュエータを制御する主制御弁と、前記主制御弁を操作するパイロット操作弁と、前記主制御弁と前記パイロット操作弁とが組み込まれた油圧ブロックとを備えた制御弁装置に関する。
上記の制御弁装置として、従来、たとえば特許文献1に記載された制御弁機構があった。
特許文献1に記載された制御弁機構は、リフトシリンダに操作油路を介して接続している制御弁(主制御弁に相当)と、この制御弁の一方のパイロット操作部に接続された上昇パイロット弁(パイロット操作弁に相当)と、前記制御弁の他方のパイロット操作部に接続された下降パイロット弁(パイロット操作弁に相当)とを備えている。
前記制御弁と前記上昇パイロット弁と前記下降パイロット弁とは、油圧ブロックの内部に設けられている。
特開2003−262204号公報(段落〔0021〕、図3)
上記した制御弁装置において、主制御弁に圧油供給する第一給油路に連通した第二給油路を備えさせ、主制御弁によって制御する油圧アクチュエータと異なる油圧装置に前記第二給油路によって圧油を供給させると、油圧ポンプを共用するなどによるコスト低減を図りながら油圧アクチュエータと油圧装置とに圧油を供給することができる。
上記した従来の制御弁装置の技術を採用して油圧アクチュエータと油圧装置とへの圧油供給を可能にすると、パイロット操作弁に作動不良が発生する場合があった。
つまり、従来の制御弁装置では、パイロット操作弁は、これのタンクポートから油圧ブロックのドレン油路に排油する。すると、前記第二給油路によって油圧装置に圧油供給する場合、第二給油路に油圧装置に供給するべく発生した油圧が第一給油路と主制御弁とを介して油圧ブロックのドレン油路に影響してドレン油路の内圧が上昇し、この内圧がパイロット操作弁のタンクポートに影響してパイロット操作弁に背圧が作用することがあった。
本発明の目的は、コスト低減を図りながら油圧アクチュエータと油圧装置とに対する圧油供給を行うことができ、しかもパイロット操作弁の作動不良を回避することができる制御弁装置を得ることにある。
本第1発明は、油圧アクチュエータを制御する主制御弁と、前記主制御弁を操作するパイロット操作弁と、前記主制御弁と前記パイロット操作弁とが組み込まれた油圧ブロックとを備えた制御弁装置において、
前記主制御弁に圧油供給する第一給油路から前記油圧アクチュエータとは異なる油圧装置に圧油供給する第二給油路を備え、
前記パイロット操作弁のタンクポートをタンクに連通させるよう前記油圧ブロックに穿設した排油路を備えてある。
本第1発明の構成によると、主制御弁に圧油供給する第一給油路の圧油を、第二給油路によって第一給油路から取り出して油圧アクチュエータとは異なる油圧装置に供給することができる。パイロット操作弁のタンクポートからの排油を油圧ブロックに穿設の排油路によってタンクに戻すことにより、油圧装置に圧油供給するべく第二給油路に発生する油圧がパイロット操作弁のタンクポートに影響しないようにしながら、パイロット操作弁の排油をタンクに戻すことができる。
従って、油圧ポンプを共用した安価な供給手段によって油圧アクチュエータと油圧装置とに対する圧油供給を行うことができる。しかも、油圧装置への圧油供給のためにパイロット操作弁に背圧が掛かることを回避でき、パイロット操作弁をスムーズかつ的確に作動させて油圧アクチュエータの制御を精度よく行うことができる。
本第2発明では、前記第一給油路から減圧弁を介して前記パイロット操作弁にパイロット油圧を供給するパイロット油路と、前記減圧弁のドレンポートを前記排油路に連通させるよう前記油圧ブロックに穿設した減圧弁ドレン油路とを備えてある。
本第2発明の構成によると、第一給油路の圧油を、パイロット油路と減圧弁とによって第一給油路から取り出すとともに低圧のパイロット圧油にしてパイロット操作弁に供給することができる。減圧弁のドレン油を油圧ブロックに穿設の減圧弁ドレン油路によって前記排油路に流入させるから、油圧装置に圧油供給するべく第二給油路に発生する油圧が減圧弁のドレンポートに影響しないようにしながら、減圧弁のドレン油をタンクに戻すことができる。
従って、油圧ポンプを共用した安価な供給手段によって油圧アクチュエータと油圧装置とに対する圧油供給を行うことができるものでありながら、かつ第一給油路からパイロット油圧を得る構造簡単なパイロット圧供給手段によって主制御弁のパイロット操作を行うものでありながら、油圧装置への圧油供給のために減圧弁に背圧が掛かることを回避して減圧弁を適切に作動させ、主制御弁に油圧変化が少ない安定したパイロット油圧を供給して主制御弁を精度よく操作できる高品質の制御弁装置を得ることができる。
本第3発明では、前記主制御弁のタンクポートを前記排油路に連通させてある。
本第3発明の構成によると、主制御弁のタンクポートからの排油を前記排油路に流入させ、この排油路によって抵抗が少ない状態で迅速にタンクに戻すことができる。
従って、主制御弁の排油をタンクに迅速に戻して油圧アクチュエータをスムーズに作動させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る制御弁装置が装備された乗用型田植機の側面図である。この図に示すように、この乗用型田植機は、左右一対の操向操作および駆動自在な前車輪1,1と、左右一対の駆動自在な後車輪2,2と、車体前部に設けたエンジン3を有した原動部と、車体後部に設けた運転座席4を有した運転部とが装備された自走車を備え、この自走車の車体フレーム5の後部にリンク機構6を介して連結された苗植付け装置10を備えている。
この乗用型田植機は、複数条の苗植付け作業を行う。
つまり、前記自走車は、車体前部に設けた静油圧式無段変速装置7とミッションケース8とを備え、前記エンジン3の出力を前記静油圧式無段変速装置7によって前進駆動力と後進駆動力とに変換し、変換後の駆動力を、前記ミッションケース8を介して前記前車輪1と前記後車輪2とに伝達する。前記自走車は、前記エンジン3の出力を前記ミッションケース8と、回転軸9を介して前記苗植付け装置10に伝達する。
前記リンク機構6は、このリンク機構6の苗植付け装置側部材にシリンダロッドが連結された油圧シリンダ11によって車体フレーム5に対して上下に揺動操作され、前記苗植付け装置10を、これの植付け機体12の下部に設けてある接地フロート13が田面に接地した下降作業状態と、前記接地フロート13が田面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。苗植付け装置10を下降作業状態にして自走車を走行させると、苗植付け装置10は、前記植付け機体12の後部に植付け機体横方向に並べて設けてある複数の苗植付け機構14によって苗植付けを行う。すなわち、植付け機体12の前部に設けてある苗載せ台15が、苗植付け機構14の苗植え運動に連動させて植付け機体横方向に往復移送され、各苗植付け機構14が、苗載せ台15に載置されたマット状苗からブロック苗を取り出し、取り出したブロック苗を下降搬送して田面の前記接地フロート13によって整地された箇所に植付ける。
図2は、自走車と苗植付け装置10とにわたって設けた昇降制御装置20の概略図である。この図に示すように、前記昇降制御装置20は、前記接地フロート13と、この接地フロート13の植付け機体12に対する揺動姿勢を検出する姿勢検出センサ21と、この姿勢検出センサ21に連係された制御手段22と、この制御手段22に連係された本発明の実施例に係る制御弁装置30とを備えて構成してある。
図2に示すように、前記接地フロート13は、これの後端側に固定された連結ブラケット13aを備えている。この連結ブラケット13aと、植付け機体12に支持されたフロート支軸16から延出した支持アーム17とが連結ピン18を介して相対回転自在に連結されており、前記接地フロート13は、これの後端側に位置する前記連結ピン18の植付け機体横向きの軸芯まわりに植付け機体12に対して上下揺動する。
つまり、前車輪1や後車輪2の耕盤の凹部や突部への入り込みや乗り上がりによって自走車が耕盤に対して昇降や前後傾斜し、植付け機体12が田面に対して昇降して苗植付け機構14の苗植え深さが変化すると、接地フロート13の前端側が接地反力やフロート重量によって植付け機体12に対して上下揺動する。すなわち、接地フロート13の植付け機体12に対する上下揺動姿勢を知ることにより、苗植付け機構12の苗植え深さを検出できる。
前記姿勢検出センサ21は、前記接地フロート13の前端側にリンク23を介して操作アーム21aが連動された回転操作自在なポテンショメータによって構成してある。
前記制御弁装置30は、前記原動部に前記エンジン3によって駆動される状態で設けた油圧ポンプ31と、前記油圧シリンダ11とに接続されており、前記油圧ポンプ31から供給される圧油を前記油圧シリンダ11に供給してこの油圧シリンダ11を苗植付け装置10の上昇側に操作し、あるいは前記油圧シリンダ11から排油してこの油圧シリンダ11を苗植付け装置10の下降側に操作する。
前記制御手段22は、前記姿勢検出センサ21による検出情報と、設定苗植え深さとして設定された設定検出揺動姿勢とを基に前記制御弁装置30を操作することにより、姿勢検出センサ21による検出揺動姿勢が設定検出揺動姿勢となるよう、前記制御弁装置30に前記油圧シリンダ11の制御を行わせる。
つまり、昇降制御装置20は、姿勢検出センサ21による接地フロート13の検出揺動姿勢を基にした制御手段22による制御弁装置30を介しての油圧シリンダ11の制御によって苗植付け機構10の苗植え深さが設定深さまたはほぼ設定深さになるよう苗植付け装置10を車体フレーム5に対して昇降制御し、自走車の耕盤に対する昇降や前後傾斜にかかわらず苗植え深さをほぼ一定にする。
図3は、前記制御弁装置30の油圧回路図である。この図に示すように、前記制御弁装置30は、前記ミッションケース8に付設した油圧ブロック32を備える他、この油圧ブロック32に組み込まれた主制御弁33と一対のパイロット操作弁34a,34bと減圧弁35とパイロット形逆止弁36とロック弁37とを備えて構成してある。
前記主制御弁33のポンプポートは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るブロック内の第一給油路40と、前記油圧ブロック32と前記油圧ポンプ31とにわたって設けた配管で成るブロック外の給油路41とを介して前記油圧ポンプ31に接続されている。前記主制御弁33のシリンダポートは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成る操作油路42と、前記油圧ブロック32と前記油圧シリンダ11とにわたって設けた配管で成るブロック外の操作油路43とを介して前記油圧シリンダ11に接続されている。前記主制御弁33のタンクポート33tは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るブロック内の主制御弁用の排油路44と、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るパイロット操作弁用の排油路45の主排油路部45aと、前記油圧ブロック32と前記ミッションケース8とにわたって設けた配管で成るブロック外の共用排油路46とを介してタンクとして利用している前記ミッションケース8に連通している。
前記パイロット形逆止弁36と前記ロック弁37とは、前記ブロック内の操作油路42に、パイロット形逆止弁36が主制御弁33とロック弁37との間に位置する状態で設けてある。前記パイロット形逆止弁36のパイロット操作部は、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るパイロット油路47を介して前記主制御弁33の出力ポートに接続されている。
前記一対のパイロット操作弁34a,34bの入力ポートは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るパイロット油路48を介して前記第一給油路40に連通している。前記一対のパイロット操作弁34a、34bの一方のパイロット操作弁34aの出力ポートは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成るパイロット操作油路49を介して前記主制御弁33の上昇操作側のパイロット操作部33aに連通している。前記一対のパイロット操作弁34a,34bの他方のパイロット操作弁34bの出力ポートは、前記油路ブロック32に穿設した油路孔で成るパイロット操作油路50を介して前記主制御弁33の下降操作側のパイロット操作部33bに連通している。前記一対のパイロット操作弁34a,34bのタンクポートTは、前記パイロット操作弁用の排油路45と、前記ブロック外の共用排油路46とを介して前記ミッションケース8に連通している。前記パイロット操作弁用の排油路45は、各パイロット操作弁34a,34bのタンクポートTに連通した枝排油路45bと、前記主排油路45aとによって構成してある。
前記減圧弁35は、前記パイロット油路48に設けてある。この減圧弁35のドレンポート35dは、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔で成る減圧弁ドレン油路51と、この減圧弁ドレン油路51が連通している前記パイロット操作弁用の主排油路45aと、前記ブロック外の共用排油路46とを介して前記ミッションケース8に連通している。
つまり、制御弁装置30は、油圧ポンプ31によって第一給油路40に供給された油圧をパイロット油路48によって第一給油路40から取り出して前記減圧弁35によって減圧し、低圧になった油圧をパイロット油路48によってパイロット油圧として一対のパイロット操作弁34a,34bに供給する。
制御弁装置30は、前記ロック弁37が閉じ状態に人為的に切り換え操作されることにより、主制御弁33と油圧シリンダ11との連通が絶たれてオフ状態に切り換わり、前記ロック弁37が開き状態に人為的に切り換え操作されることにより、主制御弁33と油圧シリンダ11とが連通してオン状態に切り換わる。
制御弁装置30は、オン状態において、前記一対のパイロット操作弁34a,34bの電磁操作部に前記制御手段22によって操作信号が付与されて一方のパイロット操作弁34aが駆動状態に切り換え操作され、他方のパイロット操作弁34bが中立状態に切り換え操作されると、前記油圧シリンダ11を苗植付け装置10の上昇側に操作する。
すなわち、一方パイロット操作弁34aがパイロット油路48からのパイロット油圧を主制御弁33の上昇操作部33aに供給し、他方のパイロット操作弁34bがパイロット操作油路50の油圧をパイロット弁用の排油路45に排出し、主制御弁33が上昇操作状態に切り換え操作される。すると、主制御弁33が第一給油路40からの油圧をブロック内の操作油路42とブロック外の操作油路43とを介して油圧シリンダ11に供給して油圧シリンダ11を短縮側(苗植付け装置10の上昇側)に操作する。
このとき、他方のパイロット操作弁34aによってパイロット弁用の排油路45に排出されたパイット圧油を、この排油路45によって共用排油路46に排出し、この共用排油路46からミッションケース8に戻す。
制御弁装置30は、他方のパイロット操作弁34bが駆動状態に切り換え操作され、一方のパイロット操作弁34aが中立状態に切り換え操作されると、油圧シリンダ11を苗植付け装置10の下降側に操作する。
すなわち、他方のパイロット操作弁34bがパイロット油路48からのパイロット油圧を主制御弁33の下降操作部33bに供給し、一方のパイロット操作弁34aがパイロット操作油路49の油圧をパイロット弁用の排油路45に排出し、主制御弁33が下降操作状態に切り換え操作される。すると、パイロット油路47が主制御弁33からのパイロット油圧をパイロット形逆止弁36に供給してこのパイロット形逆止弁36が開き状態に切り換わり、主制御弁33が油圧シリンダ11の圧油を主制御弁用の排油路44に排出して油圧シリンダ11を伸長側(苗植付け装置10の下降側)に操作する。
このとき、一方のパイロット操作弁34aによってパイロット弁用の排油路45に排出されたパイット圧油を、この排油路45によって共用排油路46に排出し、この共用排油路46からミッションケース8に戻す。
制御弁装置30は、一対のパイロット操作弁34a,34bが中立状態に切り換え操作されると、油圧シリンダ11を苗植付け装置昇降停止の状態に操作する。
すなわち、一方のパイロット操作弁34aがパイロット操作油路49のパイロット油圧をパイロット弁用の排油路45に排出し、他方のパイロット操作弁34bがパイロット操作油路50のパイロット油圧をパイロット弁用の排油路45に排出し、主制御弁33がこれの復元力によって中立状態に切り換わる。すると、主制御弁33が操作油路42を閉じて油圧シリンダ11をロック状態(苗植付け装置昇降停止の状態)に操作する。
このとき、各パイロット操作弁34a,34bによってパイロット弁用の排油路45に排出されたパイロット圧油を、この排油路45によって共用排油路46に排出し、この共用排油路45からミッションケース8に戻す。さらにこのとき、主制御弁33がパイロット油路47のパイッロット油圧を主制御弁用の排油路44に排出し、パイロット形逆心弁36を閉じ状態に切り換わる。主制御弁33によって主制御弁用の排油路44に排出されたパイロット圧油を、この排油路44によってパイッロット操作弁用の主排油路部45aに排出し、この主排油路部45aと共用排油路46とを介してミッションケース8に戻す。
図3に示すように、前記制御弁装置30は、前記第一給油路40と、前記静油圧式無段変速装置7の作動油補給回路60とに連通した第二給油路61を備えており、前記油圧ポンプ31から前記第一給油路40に供給された圧油を前記静油圧式無段変速装置7に作動油として補給する。
すなわち、前記第二給油路61は、前記油圧ブロック32に穿設した油路孔によって構成してあり、この第二給油路61の上流側端は、前記第一給油路40のリリーフ油路52が連通している箇所と前記主制御弁33との間に連通している。前記第二給油路61は、これの途中で、前記リリーフ油路52のリリーフ弁53よりも下流側に連通している。前記第二給油路61の下流側端は、前記油圧ブロック32と前記静油圧式無段変速装置7とにわたって設けた配管で成るブロック外の給油路62を介して前記作動油補給回路60に連通している。
前記第二給油路61は、前記第一給油路40に連通している箇所と、前記リリーフ油路52に連結している箇所との間に設けたシーケンス弁63を備えている。このシーケンス弁63のパイロット操作部は、高圧選択弁64を有したパイロット操作油路65を介して前記パイロット油路47と前記操作油路42とに接続されている。
主制御弁33が下降操作状態に切り換え操作された場合、前記パイロット操作油路47が前記パイロット油路47から供給されたパイロット油圧をシーケンス弁63に供給してこのシーケンス弁63を閉じ状態に切り換え操作する。第二給油路61は、油圧ポンプ31から第一給油路40に供給された圧油を第一給油路40からリリーフ油路52を介して供給され、この圧油を前記ブロック外の給油路62に供給してこの給油路62から前記作動油補給回路60に供給する。
主制御弁33が中立状態に切り換え操作された場合、前記パイロット操作油路65がシーケンス弁63に対するパイロット操作油圧の供給を停止してシーケンス弁63をこれの復元力によって開き状態に切り換え操作する。すると、第二給油路61は、油圧ポンプ31から第一給油路40に供給された圧油をリリーフ油路52を介さないで供給され、この圧油を前記ブロック外の給油路62に供給してこの給油路62から前記作動油補給回路60に供給する。
〔別実施例〕
上記の実施例に替え、苗植付け装置以外の各種装置を操作対象とする油圧シリンダ、あるいは油圧モータを主制御弁によって制御するよう構成し、かつ静油圧式無段変速装置以外の各種の装置に第二給油路によって圧油を供給するよう構成した制御弁装置を構成する場合であっても、本発明の目的を達成することができる。従って、油圧シリンダ11や油圧モータを総称して油圧アクチュエータ11と呼称し、静油圧式無段変速装置7などを総称して油圧装置7と呼称する。
乗用型田植機の側面図 昇降制御装置の概略図 制御弁装置の油圧回路図
符号の説明
8 タンク
11 油圧アクチュエータ
32 油圧ブロック
33 主制御弁
33t 主制御弁のタンクポート
34a,34b パイロット操作弁
35 減圧弁
35d 減圧弁のドレンポート
45 排油路
48 パイロット油路
T パイロット操作弁のタンクポート

Claims (3)

  1. 油圧アクチュエータを制御する主制御弁と、前記主制御弁を操作するパイロット操作弁と、前記主制御弁と前記パイロット操作弁とが組み込まれた油圧ブロックとを備えた制御弁装置であって、
    前記主制御弁に圧油供給する第一給油路から前記油圧アクチュエータとは異なる油圧装置に圧油供給する第二給油路を備え、
    前記パイロット操作弁のタンクポートをタンクに連通させるよう前記油圧ブロックに穿設した排油路を備えてある制御弁装置。
  2. 前記第一給油路から減圧弁を介して前記パイロット操作弁にパイロット油圧を供給するパイロット油路と、前記減圧弁のドレンポートを前記排油路に連通させるよう前記油圧ブロックに穿設した減圧弁ドレン油路とを備えてある請求項1記載の制御弁装置。
  3. 前記主制御弁のタンクポートを前記排油路に連通させてある請求項1又は2記載の制御弁装置。
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