JP2009155716A - アトマイズ装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ディスクの割れを防止したアトマイズ装置の提供。
【解決手段】アトマイズ装置は、密閉容器1と、この密閉容器内に設置されたガスアトマイズユニット10及び遠心アトマイズユニット20と、予熱部材30と、予熱部材を移動する移動機構40とを備えている。予熱部材30はキャップ形状をなし、原料溶湯の噴霧供給前に、遠心アトマイズユニットの回転ディスク23に非接触状態で被せて回転ディスクを予熱する。移動機構40は、密閉容器を貫通する垂直シャフト42と、水平アーム43と、垂直シャフトを駆動する駆動機構44とを有する。予熱後、駆動機構44により垂直アーム42を上昇させ、次に回動させて予熱部材30を回転ディスク23から離れた位置に退避させる。その後、回転ディスク23を高速回転させた状態で回転ディスクにガスアトマイズユニット10からの原料溶湯の噴霧を供給し、遠心力で飛散させて微粉末を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融された原料を微粉末にするアトマイズ装置および方法に関する。
金属の微粉末は、焼結機械部品、射出成形、金属塗料、金属溶射等、広い用途にわたって需要が拡大している。この微粉末には、微細化すること、粒径を揃えること、球形にすることが要求されている。
特許文献1には、ガスアトマイズ手段と遠心アトマイズ手段を装備したいわゆるハイブリット型のアトマイズ装置を用いることにより、上記要求に答えた金属微粉末の製造方法が開示されている。
上記ガスアトマイズ手段は、不活性ガスを噴射しながら金属溶湯を滴下することにより、原料溶湯を噴霧状にして下方に供給するものである。これにより金属溶湯は、例えば数十ミクロン〜数百ミクロン程度の微粒子(溶滴)となる。
上記遠心アトマイズ手段は、上記ガスアトマイズ手段の下方に配置された回転ディスクと、この回転ディスクを高速回転させる回転駆動部とを有している。
高速回転する回転ディスクの表面温度が金属の融点以上の温度に保たれた状態で、ガスアトマイズ手段からの噴霧が供給されると、溶融金属の微細な液滴は回転ディスクの表面で薄膜状態となり、遠心力で飛散されて凝固し微粉末となる。この微粉末は、球形状をなし、粒径が10ミクロン以下で揃っている。
特許3511082号公報
特許文献1のハイブリット型のアトマイズ装置は優れた性能を有しているが、アトマイズ実行開始時に、室温の回転ディスクが高温の原料溶湯によって熱衝撃を受けるため、割れる可能性があった。
特許文献1において、回転ディスクの表面温度を金属融点温度より高く維持する手段は記載されていないが、ガスアトマイズ手段からのガス噴射を伴わない溶湯供給およびその後のガス噴射を伴う溶湯供給によって、回転ディスクの表面温度を上昇させる場合、所望温度まで上昇させるのに時間がかかり、ひいては微粉末が所望粒径になるまでに時間がかかるため、材料の歩留まりが悪かった。
特に原料の融点が高くなった場合、例えば1000°C以上になった場合、上記の問題が顕著になってくる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様のアトマイズ装置は、(ア)原料溶湯を滴下する溶湯供給部と、(イ)溶湯供給部の下方に配置された回転ディスクと、この回転ディスクを高速回転させる回転駆動部とを有し、上記原料溶湯を回転ディスクの遠心力で吹き飛ばすことにより、微粉末を得る遠心アトマイズ手段と、(ウ)上記遠心アトマイズ手段からの原料溶湯の滴下前に上記回転ディスクを予熱する予熱部材と、(エ)上記予熱部材を、上記回転ディスクに近い予熱位置から、回転ディスクから離れた退避位置へと移動させる移動機構と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、予熱部材により回転ディスクの予熱を行うので、アトマイズの実行開始時点での回転ディスクと原料溶湯の温度差を小さくすることができ、これにより回転ディスクが受ける熱衝撃を小さくして、その寿命を長くしたり、ディスクの割れを防ぐことができる。また、予熱部材は予熱後に回転ディスクから離れた位置へ退避できるので、アトマイズ実行の邪魔にならない。
さらに本発明の他の態様は、(ア)ガスを噴射しながら原料溶湯を滴下することにより、原料溶湯を噴霧状にして下方に供給するガスアトマイズ手段と、(イ)上記ガスアトマイズ手段の下方に配置された回転ディスクと、この回転ディスクを高速回転させる回転駆動部とを有し、上記噴霧状の原料溶湯を回転ディスクの遠心力で吹き飛ばすことにより、微粉末を得る遠心アトマイズ手段とを備えたアトマイズ装置において、さらに(ウ)上記ガスアトマイズ手段からの原料溶湯の噴霧供給前に上記回転ディスクを予熱する予熱部材と、(エ)上記予熱部材を、上記回転ディスクに近い予熱位置から、回転ディスクから離れた退避位置へと移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ガスアトマイズ手段と遠心アトマイズ手段を組み合わせたので、原料微粉末をより一層微細化したり、粒度を揃えたり、球形状にする等、上述したハイブリット構成の利点を、上記本発明の一態様による利点とともに得ることができる。
好ましくは、上記予熱部材は、上記回転ディスクの周囲の少なくとも一部を覆う周壁部と回転ディスクの上方を覆う天井部とを有し下側が開口した本体と、この本体に装備された加熱手段とを備えている。
この構成によれば、予熱部材が回転ディスクの上方および周囲を囲むようにして予熱を行うので、効率良く予熱を行うことができる。具体的には短時間で回転ディスク全体を予熱することができる。
好ましくは、上記予熱部材は、上記回転ディスクの周囲を覆う周壁部と回転ディスクの上方を覆う天井部とを有し下側が開口した本体と、この本体に装備された加熱手段とを備え、上記移動機構は、上記予熱部材を上記予熱位置からその上方位置へと移動させ、さらに当該上方位置から上記退避位置へと水平移動させる。
この構成によれば、予熱部材が回転ディスクの上方および周囲を囲むようにして予熱を行うので、効率良く予熱を行うことができる。具体的には短時間で回転ディスク全体を予熱することができる。
好ましくは、上記予熱部材の加熱手段は、上記本体の周壁部に螺旋状をなして配置されたコイルを含む。
さらに好ましくは、上記加熱手段は、さらに上記本体の天井部に渦巻状をなして配置された他のコイルを含む。
好ましくは、上記移動機構は、垂直シャフトと、この垂直シャフトに一端が固定されて水平に延び他端に上記予熱部材の本体を取り付けた水平アームと、垂直シャフトを上下動させ回動移動させる駆動機構とを備えている。
この構成によれば、比較的簡単な移動機構で予熱部材の退避動作を行うことができる。
好ましくは、上記駆動機構は、垂直シャフトを上下動させる上下動手段と、垂直シャフトを回動させる回動手段と、垂直シャフトの回動を許容しながら垂直アームと上下動手段とを連結する第1連結機構と、垂直シャフトの上下動を許容しながら垂直アームと回動手段とを連結する第2連結機構とを備えている。
この構成によれば、垂直シャフト上下動の機能と回動の機能を分けたので、構成が簡単となり、制御も容易となる。
好ましくは、上記予熱部材の本体の周壁部には、上記回転ディスクの径より大きい切欠が形成されており、上記移動機構は、上記予熱部材を上記予熱位置から上記退避位置へと水平移動させ、この過程で回転ディスクが予熱部材の切欠を通る。
この構成によれば、予熱部材が退避する際に上方向への移動がなく水平移動のみとなるので、溶湯供給部またはガスアトマイズ手段と回転ディスクとの間を狭めることができ、溶湯の温度低下を抑えることができる。特に溶湯がガスアトマイズされる場合には、融点が高温で粘度の高い溶湯を回転ディスク上でより一層薄膜化できる。
好ましくは、上記予熱部材により回転ディスクを予熱している時に、上記回転駆動部が回転ディスクを低速回転させる。
この構成によれば、予熱部材の切欠による回転ディスクの温度むらを無くすことができる。
好ましくは、上記移動機構は、垂直シャフトと、この垂直シャフトに一端が固定されて水平に延び他端に上記予熱部材の本体を取り付けた水平アームと、垂直シャフトを回動させる駆動機構とを備えている。
この構成によれば、移動機構の構成を簡略化することができる。
好ましくは、さらに、上記ガスアトマイズ手段と上記遠心アトマイズ手段を収容する密閉容器を備え、上記垂直シャフトはこの密閉容器の上壁を気密に貫通して上方に突出し、上記水平アームは上記垂直シャフトの下端部に固定されて密閉容器内に配置され、上記垂直シャフトの密閉容器から突出した上端部に、上記駆動機構が連結されている。
この構成によれば、密閉容器の密閉状態を維持し、駆動機構を密閉容器外に配置した状態で予熱部材の退避動作を行うことができる。
なお、上記密閉容器内を真空にするか不活性ガスを充填して低酸素にした状態で、不活性ガスで噴霧を行った時には、原料の微粉末の酸素濃度を低く抑えることができる。
さらに本発明は、原料溶湯を滴下することにより、原料溶湯を下方の回転ディスクに供給し、この回転ディスクを高速回転させることにより、上記原料溶湯を遠心力で吹き飛ばして微粉末を得るアトマイズ方法において、上記原料溶湯の供給前に予熱部材を近接させて上記回転ディスクを予熱し、予熱後にこの予熱部材を回転ディスクから離れた位置に退避させ、この状態で上記原料溶湯の供給と回転ディスクの高速回転を実行することを特徴とする。
上記方法によれば、予熱部材により回転ディスクの予熱を行うので、アトマイズの実行開始時点での回転ディスクと原料溶湯の温度差を小さくすることができ、これにより回転ディスクが受ける熱衝撃を小さくして、その寿命を長くしたり、ディスクの割れを防ぐことができる。また、予熱部材は予熱後に回転ディスクから離れた位置へ退避できるので、アトマイズ実行の邪魔にならない。
好ましくは、上記原料溶湯をガスを噴射しながら滴下することにより、噴霧状にして回転ディスクに供給する。
これによれば、ガスアトマイズと遠心アトマイズを組み合わせたので、原料微粉末をより一層微細化したり、粒度を揃えたり、球形状にする等の利点を得ることができる。
好ましくは、上記予熱により上昇する回転ディスクの表面温度は、原料の溶湯温度未満である。
本発明によれば、円滑かつ良好なアトマイズを実行できるとともに、回転ディスクの長寿命化および熱衝撃による割れを防止できる。
以下、本発明の第1実施形態に係わるアトマイズ装置を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、アトマイズ装置は、密閉容器1と、この密閉容器1内に設置されたガスアトマイズユニット10(ガスアトマイズ手段;溶湯供給部)および遠心アトマイズユニット20(遠心アトマイズ手段)と、予熱部材30と、この予熱部材30を移動するための移動機構40とを主たる構成要素として備えている。
上記密閉容器1は、お椀型の上下の容器半体1a,1bを連結することにより構成されている。上記密閉容器1には、粉末回収ポット、フィルタ(図示しない)を介して真空ポンプ2が接続されており、所定の真空度を維持できるようになっている。
下側の容器半体1bの底部中央には回収口(図示しない)が形成され、この回収口には後述するようにして製造された微粉末を回収するための回収ボックス(図示しない)が着脱可能に装着されている。なお、この回収ボックスに吸引手段が接続されており、後述するアルゴンガス(不活性ガス)を回収するようになっている。
上側の容器半体1aの中央には装着口1xが形成され、この装着口1xには、上記ガスアトマイズユニット10が気密をなして装着されている。
上記ガスアトマイズユニット10は、密閉容器1の装着口1xを塞ぐ有底円筒形状の容器11と、この容器11の上部開口を気密に閉じる蓋12とを有している。この容器11内も真空ポンプ2により所定の真空度を維持できるようになっている。
上記容器11には、有底円筒形状の坩堝13が収容され、その周囲に配置された誘導コイル14により、坩堝13内の原料が高周波誘導加熱により溶融されるようになっている。 坩堝13は、図4に示されているように、容器11の底部に載置されている。
図4に示されているように、上記容器11の底部中央には装着口11aが形成されており、この装着口11aには、2つの部材を溶接してなる円盤形状のガスノズル部材15が、気密をなして嵌め込まれ固定されている。
上記ガスノズル部材15の中央には、挿入口15aと、この挿入口15aの下端に連なる円形の凹部15bが形成されている。さらにガスノズル部材15には、環状のガス溜まり室15cが形成されるとともに、上記挿入口15aの近傍に複数のノズル穴15dが形成されている。
上記複数のノズル穴15dは、周方向に等しい角度間隔で離れ、垂直をなす中心軸線に対して同角度で傾斜しており、上記ガス溜まり室15cと、凹部15bの空間とを連ねるようになっている。ノズル穴15dの軸線は、ガスノズル部材15の中心軸線と、ガスノズル部材15の下方において交わっている。
上記ガスノズル部材15の下面には管形状の継手16が溶接されていて、上記ガス溜まり室15cに連なるようになっている。継手16にはガスホース(図示しない)の一端が接続されている。このガスホースは、密閉容器1を気密に貫通し、その他端が高圧のアルゴンガス源(不活性ガス源、図示しない)に接続されている。
上記坩堝13の底部中央の装着口13aには、溶湯ノズル部材17が装着されている。この溶湯ノズル部材17は、下方に垂直に突出する小径の凸部17aを有している。この凸部17aは、上記ガスノズル部材15の中央の挿入口15aに嵌り、その下端は、上記ノズル穴15dより若干下方に位置して上記凹部15bに臨んでいる。
さらに上記溶湯ノズル部材17は、その上端部に形成された弁座17bと、この弁座17bに連なり中心軸線に沿って延びるノズル穴17cとを有している。このノズル穴17cは、上記凸部17aの下端面に開口している。
上記弁座17bには、細長く垂直に延びる弁18の下端部が着座するようになっている。この弁18はその上端部に連結された開閉機構により上下動され、ノズル穴17cの開閉動作を行うようになっている。
図1に示すように、上記遠心アトマイズユニット20は、上記ガスアトマイズユニット10と同軸をなしてその真下に配置されている。遠心アトマイズユニット20は、複数の脚(図示しない)により、密閉容器1の下側の容器半体1bに浮いた状態で支持されている。
図1、図4に示すように、上記遠心アトマイズユニット20は、基台21と、基台21の上端部に設置されたモータを含む回転駆動部22と、この回転駆動部22の出力シャフト22aに固定された回転ディスク23と、カバー24とを有している。
回転ディスク23の材質は、溶湯温度と原料溶湯との濡れ性などを考慮して決定する。例えば、原料が1,150℃程度の融点を持つFe基金属ガラスであれば、Si、Al、O、Nからなるファインセラミックスのサイアロン、融点が230℃のスズであれば炭素鋼S25Cなどが使用できる。
回転ディスク23は水平をなし、その上面は水平な平坦面でもよいし、円錐状好ましくは、頂角が170°以上180°未満の円錐形状をなしていてもよい。
上記カバー24は、上端に向かって先細をなす円錐部24aと、この円錐部24aの上端の平板形状をなす頂部24bとを有しており、この頂部24bの中央に形成された穴24cに、上記回転駆動部22の出力シャフト22aが挿通されている。カバー24は、回転ディスク23を露出した状態で、回転駆動部22と基台21を覆っている。
図1、図4に示すように、上記予熱部材30は、本体としてのキャップ31を有している。このキャップ31は、2重壁構造をなす短円筒形状の周壁部31aと、2重壁構造をなす円盤形状の天井部31bとを有し、下側が開口した形状をなしている。
このキャップ31の周壁部31aの内部には、その内壁部分の外周を螺旋状に巻くようにして第1コイル33(加熱手段)が設けられている。また、天井部31bには、その下壁部分の下面に第2コイル34(加熱手段)が設けられている。本実施形態では、これらコイル33,34は、抵抗発熱線(電熱線)からなる。
上記第1コイル33には、熱電対35が接している。同様に第2コイル34にも熱電対(図示しない)が接している。
上記電熱コイル33,34に接続された給電コード33a,34aおよび熱電対35に接続された信号コード35aは、途中まで後述する水平アーム43に支持され、上記密閉容器1に気密に装着されたサポート(図示しない)を、気密に貫通して外部に導出されている。
上記移動機構40は、上記予熱部材30を図4に示す予熱位置、図5に示す上方位置、および退避位置へと順に移動させ、これとは逆に退避位置、上方位置、予熱位置へと順に移動させるものである。
図1に示すように、上記移動機構40は、密閉容器1の上側の容器半体1aを気密に貫通する垂直のサポート41と、このサポート41に上下方向スライド可能かつ気密に支持された断面円形の垂直シャフト42と、このシャフト42の下端部に一端が固定されて水平に延びる水平アーム43と、上記垂直シャフト42の上端部に連結されてこの垂直アーム42を上下動させ回動させる駆動機構44とを有している。
垂直シャフト42の大部分と水平アーム43が密閉容器41内に配置され、駆動機構44は密閉容器1外に配置されている。
上記水平アーム43の他端には、L字形のブラケット43aを介して上記予熱部材30のキャップ31の天井部31bが固定されている。
上記駆動機構44は、上下動用シリンダ45(上下動手段)と、回動用シリンダ46(回動手段)と、上下動用シリンダ45を垂直シャフト42の上端部に連結する第1連結機構50と、回動用シリンダ46を垂直シャフト42の上端部に連結する第2連結機構60とを有している。
以下、駆動機構44について図2、図3を参照しながら詳述する。固定フレーム3には、ベースプレート47が固定され、このベースプレート47にはブラケット48を介して上記上下動用シリンダ45が取り付けられている。
上記上下動用シリンダ45のロッド45aは垂直に上方に突出しており、このロッド45aには、上記第1連結機構50を介して垂直シャフト42の上端部が連結されている。この第1連結機構50は、垂直シャフト42の回動を許容しながら、上下動用シリンダ45の上下方向の駆動力を垂直シャフト42に伝達するようになっている。
上記第1連結機構50は、上記ロッド45aに固定され垂直シャフト42に向かって水平に延びる支持プレート51と、この支持プレート51の先端部に固定された連結プレート52を有している。
上記連結プレート52にはスリット52aが形成されており、このスリット52aに上記垂直シャフト42の上端ねじ部42aが挿入されている。このねじ部42aにナット53,54が間隔をおいて螺合固定されている。これらナット53,54間に上記連結プレート52が挟まれており、これにより上下動用シリンダ45の駆動で垂直シャフト42が上下動するようになっている。ナット53,54の間隔は連結プレート52の厚みより若干大きく、これにより、垂直シャフト42は連結プレート52に対して回動可能となっている。
上記回動用シリンダ46は、一端(シリンダ部の基端側)が固定フレーム3に水平回動可能に連結されている。回動用シリンダ46のロッド46aは水平に延びており、このロッド46aには、上記第2連結機構60を介して垂直シャフト42の上端部が連結されている。この第2連結機構60は、垂直シャフト42の上下動を許容しながら、回動用シリンダ46からの回動力を垂直シャフト42に伝達するようになっている。
上記第2連結機構60は、上記ロッド46aに固定されてロッド46aの延び方向に延びるリンク61と、一端がこのリンク61の先端に回動可能に連結され、他端が上記垂直シャフト42の上端部に連結されたリンク62とを有している。
上記リンク61の先端側は2股をなしている。上記リンク62は一端側が薄肉部62aをなしており、この薄肉部62aが上記リンク61の2股部に挿入された状態でピン63により回動可能に連結されている。
上記リンク62の他端側の厚肉部62bには、支持穴62cが形成されており、この支持穴62cには上記垂直シャフト42の上端部(ねじ部42aの下の部位)が挿入されている。
上記垂直シャフト42の上端部には軸方向に延びるキー溝42cが形成されており、このキー溝42cには、上記支持穴62cの内周に固定されたキー64が挿入されている。このキー64とキー溝42cの係合により、垂直シャフト42の上下動が許容され、回動用シリンダ46からリンク61,62を介して供給される回動力が垂直シャフト42に伝達されるようになっている。
上記ベースプレート47には、サポート49が固定されており、このサポート49は垂直シャフト42が上下動される際にリンク62が上下動するのを禁じている。
上記シリンダ45,46のストローク(前進、後退位置)はストッパにより決められている。例えば垂直シャフト42にストッパ70が固定されており、このストッパ70がサポート41の上端に当たることにより、上下動用シリンダ45の後退位置すなわち垂直シャフト42の下限位置が決定される。
また、ベース47に設けたストッパ(図示しない)が固定プレート51の上方移動を制限することにより、上下動用シリンダ45の前進位置すなわち垂直シャフト42の上限位置が決定される。
さらに、リンク62の移動を規制する2つのストッパ(図示しない)により回動用シリンダ46のストロークが決定され、ひいては垂直シャフト42の回動位置が決定される。
上記構成をなすアトマイズ装置の作用について説明する。ガスアトマイズユニット10の坩堝13には原料例えば金属チップを入れて高周波誘導加熱を行い、原料を溶融する。本実施形態では1000°C以上の融点を有する原料を溶融する。
なお、原料として金属ガラス、例えば1,150℃程度の融点を持つFe基金属ガラスの微粉末を作る場合には、溶湯温度は1,550℃程度で、また、銅(融点:1,08
3℃)の場合には、溶湯温度は1,400℃程度である。
他方、遠心アトマイズユニット20の回転ディスク23の予熱を行う。図1〜図4はこの予熱工程を示している。予熱工程では、予熱部材30は回転ディスク23に近接した予熱位置にある。具体的には、予熱部材30のキャップ31が回転ディスク23に非接触状態で被せられており、その周壁部31aが回転ディスク23の外周を覆い、その天井部31bが回転ディスク23の上面を覆う。
上記のようにキャップ31が回転ディスク23に被さった状態でコイル33,34に通電され、回転ディスク23が加熱される。キャップ31で被せているので熱が逃げず、しかも周囲と上方から加熱するので、効率良く回転ディスク23を加熱することができる。本実施形態では例えばコイル33,34の温度を例えば950°Cにし、回転ディスク23の表面温度を600〜700°C程度にする。
上記回転ディスク23の予熱の後に、予熱部材30を予熱位置から退避させる。詳述すると、最初に上下動用シリンダ45を駆動し、垂直シャフト42を図2の想像線で示す位置まで上昇させ、予熱部材30を図5の上方位置まで移動する。この上方位置では、予熱部材30の下端は回転ディスク23の上面より上に位置している。
次に、回動用シリンダ46を図3の想像線で示すように駆動させ、垂直シャフト42を90°回動させる。これにより水平アーム43が同方向に回動するため、予熱部材30も図5に示す回転ディスク23の上方位置から退避位置まで水平移動する。その結果、図6に示すように予熱部材30が回転ディスク23の上方から消える。
上記予熱部材30を予熱位置から退避位置まで移動させるのに上記回転ディスク23の温度は低下するが、回転ディスク23全体を加熱しているので、その表面温度の低下は比較的緩やかであり、例えば約18°C/秒で済む。そのため5秒以内に退避させれば、温度低下は100°C未満で済む。
上記のように予熱部材30を退避させた後、図6に示すように遠心アトマイズユニット20の回転駆動部22を駆動させて回転ディスク23を高速回転(例えば数万rpm)させながら、ガスアトマイズユニット10の弁18を上方へ移動させて原料溶湯を溶湯ノズル部材17のノズル穴17cから自重により滴下させ、それから数秒遅れてアルゴンガスを継手管16を介してガス溜まり室15cに供給し、複数のノズル穴15dから噴射する。
上記複数のノズル穴17cは同角度をなして傾斜しているため、上記噴射ガスは点Pに集中し、ここにノズル穴17cからの原料溶湯が供給されるので、原料溶湯は例えば数10ミクロン〜数100ミクロン程度に微細化された粒となり、霧状をなして回転ディスク23の上面に供給される。
なお、上記のように溶湯の滴下をガス噴射より早めるのは、ガスの吹き上げによってノズル穴17cが溶湯による目詰まりを起こすのを防ぐためであるが、この溶湯の滴下によって、回転ディスク23の表面温度を上記予熱温度から原料溶湯温度程度に上昇させることができる。なお、上記溶湯滴下だけで回転ディスク23の表面温度の上昇が不十分な場合には、その後の溶湯噴霧により表面温度を融点以上に上昇させる。
上記のように回転ディスク23の表面温度が原料融点以上に高い状態で噴霧状態の溶融原料が回転ディスク23に供給されると、回転ディスク23の表面の濡れ性が高いので、この溶融原料の微粒子(溶滴)は、回転ディスク23の表面において回転ディスク23の遠心力により10ミクロン程度の薄膜状となり、さらにこの遠心力で飛ばされ、空中で凝固して微粉末となる。
その結果、この微粉末を球形にすることができ、その粒径は、遠心力により例えば10ミクロン程度あるいはそれ以下にすることができるとともに(場合によってはそれ以上の粒子径にしてもよい)、所定範囲に大部分が収まるように揃えることができる。
本実施形態は、融点が比較的低温な原料、例えば金属アルミニウム(融点:660℃)については、溶湯温度1,150℃で、また、スズ(融点:230℃)については、溶湯温度550℃に設定し、コイル温度を適当に設定することにより同様な成果が得られる。なお、溶湯温度が低い場合には、回転ディスク23の表面温度は、溶湯温度と同程度にすることもできる。
上記のように原料溶湯を回転ディスク23に供給する前に予熱を行うことにより、熱衝撃を少なくすることができ、その繰り返しによる割れを防止でき、使用寿命を延ばすことができる。
また、上記回転ディスク23を予熱するため、溶融原料の供給により回転ディスク23の表面温度が所望温度(所望粒径が得られる温度)まで上昇する時間を短縮でき、材料の歩留まりを向上させることができる。
生成された微粉末は密閉容器1の下端の回収ボックスで回収される。なお、回収ボックスには、アトマイズ初期に回転ディスク23の表面温度が原料溶融温度未満の状態で滴下された溶湯の凝固物も含まれるが、これらは分別して排除される。
図7は本発明の第2実施形態に係わる予熱部材31を示す。この予熱部材31は、第1実施形態と同様に周壁部31aと天井部31bを有するが、この周壁部31aの一部に切欠31xを有する点が第1実施形態と異なる。
上記切欠31xは、予熱部材31の中心から見て、水平アーム43と直交する方向に位置し、水平アーム43が退避位置へ回動する方向と逆の方向に位置している。切欠31xは、回転ディスク23の径より大きい幅寸法Wを有している。
この実施形態でも第1実施形態と同様の移動機構が用いられるが、垂直シャフトを上下動する構成は省かれる。
予熱時には、回転ディスク23は低速(例えば毎秒10〜100回転)で回転される。これにより、上記切欠31xがあっても回転ディスクに温度むらが生じるのを回避することができる。
予熱が終了した時には、予熱部材31を上方へ移動することなく、予熱位置と同一高さのまま垂直シャフトを回動させ、水平アームを水平旋回させることにより、予熱部材31を退避位置へと移動させる。この予熱部材31の水平移動の際に、回転ディスク23が切欠31xを通過する。
なお、切欠31xの位置は、予熱部材31の中心から見て水平アーム43の長手方向に配置させてもよい。この場合、水平アームは一旦長手方向に移動させてから回動させることになり、移動機構は第1実施形態と異なる構成のものが用いられる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。例えばガスアトマイズユニットの代わりに、溶湯供給部から溶湯を回転ディスクに滴下するようにしてもよい。この場合には、溶湯は噴霧状にならずに回転ディスクに供給され、遠心アトマイズによってのみ微粒子化される。特にスズなどの低温融点の原料の場合には、10μm程度の微細な粉末を得るにはハイブリッドアトマイズ法で、それよりも大きな粉末を得るには遠心アトマイズ法が採用されるであろう。
上記実施形態において、予熱部材における天井側のコイルを省いてもよい。また、コイルは電熱コイルではなく、高周波誘導コイルであってもよい。
予熱部材の本体の形状はキャップ形状が最適であるが、他の形状であってもよい。
噴射するガスは窒素等の他の不活性ガスを用いてもよい。
密閉容器内を真空にする代わりに不活性ガス雰囲気にしてアトマイズを実行してもよい。
本発明は、材料は金属以外であってもよい。
本発明の第1実施形態をなすアトマイズ装置の要部を、一部断面にして示す側面図である。 同アトマイズ装置における予熱部材の移動機構の要部を一部断面にして示す側面図である。 同移動機構の要部を示す平面図である。 同アトマイズ装置の要部の拡大縦断面図であり、予熱部材で回転ディスクを予熱している状態を示す。 同予熱部材を上方へ移動させた状態を示す図4相当図である。 同予熱部材を退避位置へ退避させた状態を示す図4相当図である。 本発明の第2実施形態を示す回転ディスクと予熱部材の概略構成を示す平断面図である。
符号の説明
1 密閉容器
10 ガスアトマイズユニット(ガスアトマイズ手段;溶湯供給部)
15a ガスノズル穴
17a 溶湯ノズル穴
20 遠心アトマイズユニット(遠心アトマイズ手段)
22 回転駆動部
23 回転ディスク
30 予熱部材
31 キャップ(本体)
31a 周壁部
31b 天井部
31x 切欠
33,34 コイル(加熱手段)
40 移動機構
42 垂直シャフト
43 水平アーム
44 駆動機構
45 上下動用シリンダ(上下動手段)
46 回動用シリンダ(回動手段)
50 第1連結機構
60 第2連結機構

Claims (15)

  1. (ア)原料溶湯を滴下する溶湯供給部と、
    (イ)溶湯供給部の下方に配置された回転ディスクと、この回転ディスクを高速回転させる回転駆動部とを有し、上記原料溶湯を回転ディスクの遠心力で吹き飛ばすことにより、微粉末を得る遠心アトマイズ手段と、
    (ウ)上記遠心アトマイズ手段からの原料溶湯の滴下前に上記回転ディスクを予熱する予熱部材と、
    (エ)上記予熱部材を、上記回転ディスクに近い予熱位置から、回転ディスクから離れた退避位置へと移動させる移動機構と、
    を備えたことを特徴とするアトマイズ装置。
  2. (ア)ガスを噴射しながら原料溶湯を滴下することにより、原料溶湯を噴霧状にして下方に供給するガスアトマイズ手段と、
    (イ)上記ガスアトマイズ手段の下方に配置された回転ディスクと、この回転ディスクを高速回転させる回転駆動部とを有し、上記噴霧状の原料溶湯を回転ディスクの遠心力で吹き飛ばすことにより、微粉末を得る遠心アトマイズ手段と、
    を備えたアトマイズ装置において、さらに
    (ウ)上記ガスアトマイズ手段からの原料溶湯の噴霧供給前に上記回転ディスクを予熱する予熱部材と、
    (エ)上記予熱部材を、上記回転ディスクに近い予熱位置から、回転ディスクから離れた退避位置へと移動させる移動機構と、
    を備えたことを特徴とするアトマイズ装置。
  3. 上記予熱部材は、上記回転ディスクの周囲の少なくとも一部を覆う周壁部と回転ディスクの上方を覆う天井部とを有し下側が開口した本体と、この本体に装備された加熱手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイズ装置。
  4. 上記予熱部材は、上記回転ディスクの周囲を覆う周壁部と回転ディスクの上方を覆う天井部とを有し下側が開口した本体と、この本体に装備された加熱手段とを備え、
    上記移動機構は、上記予熱部材を上記予熱位置からその上方位置へと移動させ、さらに当該上方位置から上記退避位置へと水平移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイズ装置。
  5. 上記予熱部材の加熱手段は、上記本体の周壁部に螺旋状をなして配置されたコイルを含むことを特徴とする請求項4に記載のアトマイズ装置。
  6. 上記加熱手段は、さらに上記本体の天井部に渦巻状をなして配置された他のコイルを含むことを特徴とする請求項5に記載のアトマイズ装置。
  7. 上記移動機構は、垂直シャフトと、この垂直シャフトに一端が固定されて水平に延び他端に上記予熱部材の本体を取り付けた水平アームと、垂直シャフトを上下動させ回動させる駆動機構とを備えたことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のアトマイズ装置。
  8. 上記駆動機構は、垂直シャフトを上下動させる上下動手段と、垂直シャフトを回動させる回動手段と、垂直シャフトの回動を許容しながら垂直アームと上下動手段とを連結する第1連結機構と、垂直シャフトの上下動を許容しながら垂直アームと回動手段とを連結する第2連結機構とを備えていることを特徴とする請求項7に記載のアトマイズ装置。
  9. 上記予熱部材の本体の周壁部には、上記回転ディスクの径より大きい切欠が形成されており、
    上記移動機構は、上記予熱部材を上記予熱位置から上記退避位置へと水平移動させ、この過程で回転ディスクが予熱部材の切欠を通ることを特徴とする請求項3に記載のアトマイズ装置。
  10. 上記予熱部材により回転ディスクを予熱している時に、上記回転駆動部が回転ディスクを低速回転させることを特徴とする請求項9に記載のアトマイズ装置
  11. 上記移動機構は、垂直シャフトと、この垂直シャフトに一端が固定されて水平に延び他端に上記予熱部材の本体を取り付けた水平アームと、垂直シャフトを回動させる駆動機構とを備えたことを特徴とする請求項9または10に記載のアトマイズ装置。
  12. さらに、上記ガスアトマイズ手段と上記遠心アトマイズ手段を収容する密閉容器を備え、上記垂直シャフトはこの密閉容器の上壁を気密に貫通して上方に突出し、上記水平アームは上記垂直シャフトの下端部に固定されて密閉容器内に配置され、上記垂直シャフトの密閉容器から突出した上端部に、上記駆動機構が連結されていることを特徴とする請求項7,8または11に記載のアトマイズ装置。
  13. 原料溶湯を滴下することにより、原料溶湯を下方の回転ディスクに供給し、この回転ディスクを高速回転させることにより、上記原料溶湯を遠心力で吹き飛ばして微粉末を得るアトマイズ方法において、
    上記原料溶湯の供給前に予熱部材を近接させて上記回転ディスクを予熱し、予熱後にこの予熱部材を回転ディスクから離れた位置に退避させ、この状態で上記原料溶湯の供給と回転ディスクの高速回転を実行することを特徴とするアトマイズ方法。
  14. 上記原料溶湯をガスを噴射しながら滴下することにより、噴霧状にして回転ディスクに供給することを特徴とする請求項13に記載のアトマイズ方法。
  15. 上記予熱により上昇する回転ディスクの表面温度は、原料の溶湯温度未満であることを特徴とする請求項13または14に記載のアトマイズ方法。
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