JP2009155301A - 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸及びその誘導体 - Google Patents

4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸及びその誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2009155301A
JP2009155301A JP2007337975A JP2007337975A JP2009155301A JP 2009155301 A JP2009155301 A JP 2009155301A JP 2007337975 A JP2007337975 A JP 2007337975A JP 2007337975 A JP2007337975 A JP 2007337975A JP 2009155301 A JP2009155301 A JP 2009155301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trifluoromethylindole
acetic acid
plant growth
compound
derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007337975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5201660B2 (ja
Inventor
Masato Katayama
正人 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2007337975A priority Critical patent/JP5201660B2/ja
Publication of JP2009155301A publication Critical patent/JP2009155301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5201660B2 publication Critical patent/JP5201660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

【課題】植物成長調節作用を有する新規4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、そのエステル誘導体や金属塩及びその用途を提供する。
【解決手段】式1の一般式(式中、Rは水素、アルキル基、アルケニル基、又は金属塩を示す)で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸とその誘導体の調製方法及びこれらを有効成分とする植物の根の形成を強く促進する作用を有する植物成長剤。
【化1】
Figure 2009155301

【効果】強力な発根促進活性を有し、大量合成が可能であり、低濃度で、強いオーキシン活性を示す新規化合物及び該化合物を有効成分とする新規植物成長調節剤を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規植物成長調節剤に関するものであり、更に詳しくは、植物成長調節作用を有する新規4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、その誘導体及びその発根促進剤としての用途に関するものである。本発明は、植物の発根を顕著に促進するなどの強い植物成長活性を有し、かつ大量合成も可能な新規トリフルオロメチルインドール酢酸化合物及びその用途を提供するものである。
4−(3−インドール)酪酸を活性本体とした発根促進剤が、オキシベロン、セラデックス(Seradix)やホルモディン(Hormodin)の商品名として、また、α−ナフタレンアセトアミドを活性成分とするものが、ルートンの商品名で知られている。また、関連した植物成長作用を有するインドール−3−酢酸(IAA)及びその誘導体(インドール−3−酢酸メチルエステル、インドール−3−アセトアミドなど)は、植物に対して様々な生物活性を示したり、その成長を制御したりすることが古くから知られている。
また、例えば、ケトール不飽和脂肪酸や上述のインドール−3−酪酸やIAAを有効成分とする植物の発根促進剤や植物成長促進剤が提案されている。しかし、それらの物質は、光、植物体内酵素や熱などによる分解の容易さなどから、必ずしも満足できる発根促進作用や植物成長作用を発揮しているとは言い難い(特許文献1及び2、非特許文献1参照)。また、置換インドール酢酸類の合成には、Fischerのインドール合成法(非特許文献2−5参照)が良く知られているが、従来の植物成長剤や合成法には、一般に、収量が低く、実用化のための大量合成は難しいという問題がある。
更に、出発原料の置換ヒドラジン、アミン、あるいはニトロ化合物を得ることも困難な場合も多い。また、ヨードアニリンアシル誘導体からの置換インドール酢酸化合物又は置換ベンゾフラニル酢酸化合物の合成方法が知られているが(特許文献3)、これらの製法においても、様々な置換ヨードアニリンアシル誘導体自体を合成することは、極めて困難である。
ところで、世界の人口は、現在66億人を越え、毎年約7千数百万人ずつ増加していると推定されている。この人口増加に伴い、二酸化炭素などの温室効果ガスの大気中濃度の増加による地球温暖化が深刻化し、その温暖化に伴う異常気象による耕作面積の減少などにより、作物の生産が減少しつつある、そして、このままの状態が続けば、近い将来、人口に見合う食糧の供給は困難であることが予想されている。
更には、人口増加に伴うエネルギー消費の増加によるエネルギー問題も深刻化しつつある。従って、食糧として利用される作物の増収やエネルギー源としてのバイオマスの生産増加、地球温暖化の最大の原因である二酸化炭素の吸収源の増加や排出量の減少は、極めて重要で緊急の課題となっている。
これらの作物の増収や温暖化の防止のための森林の回復の要件の一つとして、作物や樹木の発根を促進させることが不可欠であることが挙げられる。特に、地球温暖化によると考えられる洪水、干魃、異常乾燥、猛暑、冷夏、厳冬などの様々な異常気象で、甚大な災害が毎年世界各地で頻発している。これらのことから、その温暖化の最大の原因である二酸化炭素の大気中の含有量を早急に減少させる必要がある。環境に負荷を掛けないで、その二酸化炭素を吸収・固定化させる最も確実で地球に優しい方法として、植林による森林の再生が挙げられる。
森林を早急に増やすための植林では、如何に短時間に効率よく苗木を調製するかが鍵となるが、その最も簡便で有用な方法は、植物の発根促進剤を利用した苗木の大量生産である。更に、植林する場合、単一、あるいは僅か数種類の樹木のみを大量植林することは、地球上の生態系を保護する面からも避けなければならないことであり、そのために、多種多様の樹木や他の植物を早急に増やす必要がある。
ところが、既存の発根促進剤である、4−(3−インドール)酪酸(IBA)を活性成分とするオキシベロン、セラディックス(Seradix)やホルモディン(Hormodin)、また、α−ナフタレンアセトアミドを活性成分とするルートン、あるいはIAAなどでは、植物が全く発根しない場合や、たとえ発根しても、その発根率が極めて低い場合も多く、更には、環境負荷の面からも、極低濃度で強力な発根促進活性を有する新規な発根促進剤の出現が強く望まれている。
また、これらの既存の化合物については、本来有する様々な植物成長作用を利用した植物成長剤としての多面的利用にも限界があり、新たな植物成長剤の出現も望まれている。また、新規な植物成長剤の製造に当たっては、実用的な大量合成法の確立が極めて重要であり、大量合成ができなければ、当該植物成長剤の植林用苗木の大量生産への利用は不可能である。
特開2007−167055号公報 特許第3026155号公報 特開平7−324073号公報 M.Katayama,Biosci.Biotechnol,Biochem.,64,808−815(2000) B.Robinson,Chem.Rev.,63,373−401(1963) B.Robinson,Chem.Rev.,69,227−250(1969) H.Ishi,Y.Murakami,K.Hosoya,H.Takeda,Y.Suzuki and N.Ikeda,Chem.Pharm.Bull.,21,1481−1494(1973) H.Ishi,Acc.Chem.Res.,14,275−283(1981)
このような状況の中で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、植物成長活性を有する新規化合物の創製を目的として鋭意研究を重ねた結果、植物の発根を顕著に促進するなどの強い植物成長活性を有し、かつ大量合成も可能な特定のフルオロメチルインドール酢酸化合物を開発することに成功し、本発明を完成するに至った。本発明は、植物の発根を顕著に促進するなどの強い植物成長活性を有し、かつ大量合成も可能な新規植物成長剤を提供することを目的とするものである。更に、本発明は、植物成長調節作用を有する新規4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、その誘導体及びその発根促進剤としての用途を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)下記の式1で示される一般式
Figure 2009155301
(式中、Rは、水素、アルキル基、アルケニル基、又は金属塩を示す)で表される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体。
(2)前記(1)に記載の一般式で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体化合物を有効成分とすることを特徴とする植物成長調節剤。
(3)前記(1)に記載の一般式で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体化合物を有効成分とすることを特徴とする発根促進剤。
(4)ブラックマッペ挿し穂の発根促進作用を有する、前記(3)に記載の発根促進剤。
(5)白菜の下胚軸の成長を抑制する作用を有する、前記(3)に記載の発根促進剤。
(6)4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体を有効成分として1×10−7〜1×10−2Mの濃度の範囲で含む、前記(2)又は(3)に記載の植物成長調節剤又は発根促進剤。
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、植物成長活性を有する新規化合物であって、下記の式1で示される一般式(式中、Rは、水素、アルキル基、アルケニル基、又は金属塩を示す。)で表される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、その誘導体及び用途の点に特徴を有するものである。本発明の化合物群は、大量合成が可能であり、これらは、植物の発根を顕著に促進するなどの強い植物成長活性有する。
Figure 2009155301
本発明の上記一般式で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、及びその誘導体(以下、式1の化合物という)は、例えば、下記の式2の反応によって合成することができる(式2において、Rは、アルキル基、アルケニル基、又は金属塩を示す)。
Figure 2009155301
4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、及びその誘導体は、式2に示すような行程によって製造される。即ち、2−トリフルオロメチル−6−ニトロトルエン(3)を、ジメチルホルムアミド中でジメチルホルムアミドジメチルアセタールと加熱して得られる(4)で示される化合物を、還元剤、好ましくはラネーニッケル−ヒドラジンを用いて還元・環化を行うと、(5)で示される化合物4−トリフルオロメチルインドールが得られる。
次に、ホルムアルデヒドとジメチルアミン、酢酸で得られるシッフ塩基の溶液に、上記(5)で示される4−トリフルオロメチルインドールを加え、氷冷下で反応すると、(6)で示されるアミン化合物の3−ジメチルアミノメチル−4−トリフルオロメチルインドールを得ることができ、更に、このアミン化合物(6)のメタノール溶液をシアン化カリウム水溶液に加えて、溶解後、氷冷下でヨウ化メチルの添加、撹拌によって、(7)で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−アセトニトリルを得ることができる。
続いて、ニトリル(7)をメタノールに溶解した後、氷冷下で塩化水素ガスを通じ、室温の戻しながら撹拌し、更に、反応物のメタノール水溶液に加えて撹拌することによって、(2a)で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸メチルエステルを得ることができる。更に(2a)で示されるメチルエステルのメタノール溶液に水酸化ナトリウム水溶液を加えて、撹拌して加水分解することにより、(1)で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4−CF−IAA)を得ることができる。
メチル以外のエステル類は、ニトリル(7)の加メタノール分解によってメチルエステルを得た反応において、メタノールの代わりに他のアルコールを用いることによって得ることが可能であり、また、4−CF−IAA(1)を、酸触媒や縮合剤を用いるエステル化法によっても得ることが可能である。
式(1)で示される化合物を植物成長調節剤として使用する場合、使用目的に応じて、そのまま使用したり、又はその効果を助長若しくは安定化するために、農薬などで通常用いられる補助剤や天然植物抽出液などと混合して、液剤、粉剤、粒剤、水和剤、乳剤又はフロアブル剤のような製剤形態にして使用することができる。
これらの製剤は、実際の使用においては、直接そのまま使用するか、又は水で所定の濃度に希釈して使用することができる。式(1)で示される本発明の化合物は、通常、1×10−7〜1×10−2Mの濃度の範囲で使用することができるが、この範囲に限定されるものではない。
本発明により、次のような効果が奏される。
(1)植物の発根を顕著に促進するなどの強い植物成長調節作用を有する新規4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、そのエステル誘導体及びその金属塩を提供することができる。
(2)植物の根の形成を強く促進する新規化合物を提供することができる。
(3)本発明の化合物群は、低濃度で、強いオーキシン活性を有し、白菜の下胚軸の成長を強く抑制する作用を有する。
(4)本発明の化合物群は、大量合成が可能である。
(5)植物の発根を促進するなどの強い植物成長活性を有し、かつ大量合成が可能な新規トリフルオロメチルインドール酢酸化合物及びその用途を提供することができる。
次に、製造例及び実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の製造例及び実施例によって何ら限定されるものではない。
製造例1
4−トリフルオロメチルインドール(5)の製造
本製造例では、式2の反応式により、4−トリフルオロメチルインドール(5)を合成した。2−メチル−3−ニトロベンゾトリフリオリド(93.3g,455mmol)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(108g、910mmol)及びジメチルホルムアミド(149ml)の混合物を、窒素下、110℃で22時間加熱した。室温に冷却後、減圧下で溶媒を除去し、濃褐色油状物139gを得た。この油状物をジイソプロピルエーテルに溶解し、水洗し、水相をジイソプロピルエーテルで2回抽出した後、有機相を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して、褐色油状物(4)を128g得た。
これを、そのまま精製することなく、メタノール500mlに溶解、冷却し、ラネーニッケル50mlを加え、反応系を水素置換し、水素圧を3kgf/cm以下に保って、徐々に室温に戻しながら水素添加した。水素の吸収が止まった時点で冷却し、新たにラネーニッケル5mlを加えて、同様に水素添加を行った。反応後、反応液をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣に、ヘキサン−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒300mlと水200mlを加え、水相を同混合溶媒で2回抽出した。
これらを合わせた有機相を、0.1N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄した後、活性炭1gと硫酸マグネシウムを加えて脱水、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、褐色油状物76.8gを得た。これを減圧蒸留(0.5mmHg,63−68℃)して、4−トリフルオロメチルインドール(5)56.4g(出発原料からの収率67.0%)を得た。得られた本微紫色透明油状物の物性は、以下に示す通りであった。
H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− )::6.64(1H,dq,=3.2,1.5Hz),7.26(1H,dd,=8.1,7.4,0.8Hz),7.40(1H,dq,=7.4,0.9Hz),7.57(1H,dd,=3.2,1.4Hz),7.73(1H,dq,=8.1 0.8Hz),10.80(1H,broad s).
IR(νmax KBr(cm−1)):3442,1624,1586,1508,1442,1419,1368,1346,1318,1272,1191,1164,1117,1078,1053,939,897,830,800,755,726,609,487.
MS(relative intensity,%)m/z:185(M,100),166(29),158(7),138(10),135(29),116(5),107(6),89(12),68(9),63(11). Anal.Found:C,58.39;H,3.06;N,7.68%. Calcd.for CN:C,58.38;H,3.27;N,7.57%.
製造例2
3−ジメチルアミノメチル−4−トリフルオロメチルインドール(6)の製造
本製造例では、式2の反応式により、3−ジメチルアミノメチル−4−トリフルオロメチルインドールを合成した。冷却した酢酸40mlに、50%ジメチルアミン水溶液31.3g(0.35mol)を20℃以下で滴下して加え、更に、この溶液に37%ホルマリン26.7g(0.32mol)を7℃以下で滴下して加え、同温で30分間撹拌した。続いて、この溶液に製造例1で合成した4−トリフルオロメチルインドール(5)55.4g(0.299mol)の酢酸15ml溶液を、5℃以下で約1.5時間かけて滴下し、徐々に室温に戻しながら一晩撹拌した。
反応後、水330mlを加え、ヘキサンとtert−ブチルメチルエーテル(MTBE)(1:1)で2回処理し、水相を冷却しながら24%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にし、MTBEで2回抽出した。一緒にした有機相を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮して微褐色結晶66.5gを得た。この結晶をヘキサンとMTBE(2:1)で分散洗浄して、3−ジメチルアミノメチル−4−トリフルオロメチルインドール(6)の白色粉末結晶57.0g(収率78.6%)を得た。得られた化合物の物性は、以下の通りであった。
Mp.134−135℃. H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− ):2.27(6H,s),3.59(2H,dq,=1.1,1.1Hz),7.23(1H,ddq,=8.1,7.4,0.8Hz),7.44(1H,dq,=7.4,0.8Hz),7.53(1H,s),7.72(1H,dq,=8.1,0.8Hz),10.73(1H,broad s).
IR(νmax KBr(cm−1)):3113,2954,2830,1468,1429,1373,1318,1280,1199,1162,1112,1073,996,942,860,821,796,763,725.
MS(relative intensity,%)m/z:242(M,43),198(100),178(11),169(13),151(20),147(12),129(6),101(4),75(6),58(7). Anal.Found:C,59.51;H,5.28;N,11.64%. Calcd.for C1213:C,59.50;H,5.41;N,11.56%.
製造例3
4−トリフルオロメチルインドール−3−アセトニトリル(7)の製造
本製造例では、式2の反応式により、4−トリフルオロメチルインドール−3−アセトニトリルを合成した。シアン化カリウム(33.0g、0.51mol)を水(57ml)に溶解し、メタノール(740ml)を加えて良く撹拌した後、製造例2で合成した4−トリフルオロメチル−3−ジメチルアミノメチルインドール(6)(57.0g、0.235mol)を加えて溶解した。氷冷下でヨウ化メチル(118.5g、0.78mol)を滴下して加え、温度を徐々に室温に戻しながら一晩撹拌した。
更に、シアン化カリウム(3.30g、0.051mol)を加えて一晩撹拌した後、水(1L)を加え、MTBE(600ml)で抽出し、水相をMTBEとヘキサン(1:1)の混合溶媒400mlで抽出後、合一した有機相を水、飽和食塩水で洗浄し、活性炭1gと硫酸マグネシウムを加えて、脱水、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、4−トリフルオロメチルインドール−3−アセトニトリル(7)の白色粉末結晶を51.3g(収率97.6%)得た。得られた化合物の物性は、以下の通りであった。
Mp.121−122℃. H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− ):4.01(2H,dq,=1.4,0.6Hz),7.33(1H,ddq,=8.2,7.6,0.8Hz),7.53(1H,dq,=7.6,0.8Hz),7.72(1H,s),7.81(1H,dq,=8.2,0.8Hz),11.01(1H,broad s).
IR(νmax KBr(cm−1)):3346,2256,1430,1365,1314,1212,1188,1158,1133,1113,1069,946,823,796,755,721,629,605,577,486.
MS(relative intensity,%)m/z:224(M,100),223(79),205(11),198(67),176(17),155(47),151(9),127(6),77(7),75(6),60(6). Anal.Found:C,58.83;H,3.02;N,12.58%. Calcd.for C11:C,58.93;H,3.15;N,12.50%.
製造例4
4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4−CF−IAA)(1)の製造
本製造例では、式2の反応式により、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸を合成した。4−トリフルオロメチルインドール−3−アセトニトリル(51.3g、229mmol)の乾燥メタノール(205ml)溶液に、塩化水素ガス(濃硫酸500mlに塩酸280mlを滴下して発生させ、濃硫酸に通じて乾燥させた)を、5℃以下に保持しながら通じ、塩化水素発生が終了した時点で徐々に室温に戻しながら5時間撹拌した。
反応物を冷メタノール820mlと水4.1g(0.23mol)の混合物に加えて、一晩室温で撹拌した。続いて、還流下で1時間加熱後、減圧下でメタノールを除去し、残渣を水650mlに加えて生じた結晶を、冷却、濾集、水洗し、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸メチルエステル(4−CF−IAA Me)(1)の薄褐色湿結晶87.8gを得た。
これを未乾燥のままメタノール(510ml)に溶解し、24%水酸化ナトリウム水溶液38.1g(230mmol)を加えて、一晩室温で撹拌した後、減圧下でメタノールを除去し、残渣に水500mlを加えて、tert−ブチルメチルエーテル−ヘキサンの混合溶媒100mlと50mlで各1回洗浄した。水相に活性炭2.5gを加えて、半時間撹拌し、活性炭を濾別除去した。濾液を濃塩酸でpHを8〜9に調整し、再度、活性炭2.5gを加え、半時間撹拌し、活性炭を濾別除去した。
続いて、濾液を冷却しながら濃塩酸を少しずつ加えてpHを2〜3に調整して、冷却後、得られた結晶を濾集、水洗、乾燥して、酢酸エチル−−ヘキサンから再結晶化して4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4−CF−IAA)(1)の白色粉末結晶43.1g(収率77.4%)を得た。得られた化合物の物性は、以下に示す通りであった。
Mp:206−208℃(decompose). H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− ):3.86(2H,dq,=1.0,1.0Hz),7.24(1H,ddq,=8.2,7.4,0.8Hz),7.45(1H,dq,=7.4,0.8Hz),7.57(1H,s),7.74(1H,dq,=8.2,0.8Hz)),10.80(1H,broad s).
IR spectrum(νmaxKBr(cm−1)):3357,1708,1426,1312,1226,1208,1185,1158,1131,1100,1074,778,745,630.
Mass spectrum(70eV,relative intensity(%)):m/z:243(M,100),224(4),198(100),178(36),176(18),151(72),147(19),129(23),128(13),101(12),75(12),60(10). Anal.Found:C,54.33;H,3.10;N,5.83%. Calcd.for C11NO:C,54.33;H,3.32;N,5.76%.
製造例5
4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸メチルエステル(4−CF−IAA Me)(2a)の製造
本製造例では、式2の反応式により、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸メチルエステルを合成した。本エステルは、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4−CF−IAA)(1)の製造過程で得ることができる。4−CF−IAAの合成過程で得られた湿結晶を乾燥後、酢酸エチル−−ヘキサン(2:5)を溶媒としたシリカゲルドライカラムを行い、tert−ブチルメチルエーテル−n−ヘキサン(1:1)の混合溶媒で2回分散洗浄して、白色結晶の4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸メチルエステル(4−CF−IAA)(2a)を得た。得られた化合物の物性は、以下に示す通りであった。
Mp:121−122℃. H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− ):3.65(3H,s),3.87(2H,s),7.25(1H,dd,=8.2,7.4Hz),7.45(1H,dq,=7.4,0.8Hz),7.55(1H,s),7.75(1H,dq,=8.2,0.8Hz),10.81(1H,broad s).
IR(νmaxKBr(cm−1)):3301,1728,1440,1364,1346,1305,1218,1201,1159,1138,1108,1072,1052,995,948,765,746.
MS(relative intensity,%)m/z:257(M,72),210(8),198(100),178(12),169(7),151(28),147(10),129(12),101(6),73(8),60(9). Anal.Found:C,55.84;H,3.78;N,5.43%. Calcd.for C1210NO:C,56.04;H,3.92;N,5.45%.
製造例6
4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸エチルエステル(4−CF−IAA Et)(2b)の製造
本製造例では、式2の反応式により、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸エチルエステルを合成した。4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4.86g、20.0mmol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液に、エタノール(4.60g、100.0mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(5.75g,30.0mmol)、ジメチルアミノピリジン(245mg、2.0mmol)及びトリエチルアミン(3.84g,30.0mmol)を加え、室温で8時間撹拌した。
反応液を塩酸で中和した後、減圧下で濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、塩酸、水及び飽和食塩水で洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られたエチルエステルの粗結晶を酢酸エチル−−ヘキサンから再結晶化して、4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸エチルエステル(4−CF−IAA Et)(2b)(4.0g、収率73.8%)を得た。得られた化合物の物性は、以下に示す通りであった。
Mp:81℃. H−NMR(300MHz,ppm,TMS)(acetone− ):1.23(3H,t,=7.1Hz),3.85(2H,dq,=1.0,1.0Hz),4.13(2H,q,=7.1Hz),7.25(1H,ddq,=8.4,7.4,0.8Hz),7.45(1H,dq,=7.4,0.8Hz),7.55(1H,s),7.75(1H,dq,=8.4,0.8Hz),10.79(broad s).
IR(νmaxKBr(cm−1)):3298,3142,2984,1717,1624,1508,1425,1375,1364,1342,1313,1200,1186,1163,1136,1105,1074,1051,1026,951,827,772,762,745,727,644.
MS(70eV,relative intensity(%)):m/z:271(M,20),198(100),178(6),176(4),151(12),147(3),129(4),101(3),89(4),77(3),74(6)
4−CF−IAAの金属塩誘導体は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの金属水酸化物と水中で等モル量で塩を調製することができる。式1で示される化合物を植物成長調節剤として使用する場合、使用目的に応じて、そのまま使用するか、又はその効果を助長若しくは安定化するために、農薬などで通常用いられる補助剤と混合して、液剤、粉剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤又は乳剤のような製剤形態にして使用することもできる。
これらの製剤は、実際の使用においては、直接そのまま使用するか、又は水で所定の濃度に希釈して使用することもできる。式1で示される化合物は、通常、1×10−7〜1×10−2Mの濃度の範囲で使用することができるが、この範囲に限定されるものではない。
以下、実施例(試験例)により本発明を具体的に説明する。
試験例1
本試験例では、ブラックマッペ挿し穂を用いた発根試験を行った。ブラックマッペ種子を赤玉土に播種後、インキュベーターで25℃、1週間(16時間7,000ルクス、8時間3,500ルクスの光下)生育させて得られた幼植物を、先端部から約8cmの長さに切り、得られた挿し穂の切り口から約4cmを試験サンプルの展着剤(ダイン)入り水溶液に3時間浸漬した。続いて、処理した挿し穂の浸漬部を流水でよく洗った後、水100mlのみを入れた腰高シャーレに入れ、25℃のインキュベーター中で2週間間生育させて、発生した根数をカウントした。
対照区は、挿し穂を展着剤のみを添加した水溶液に3時間浸漬した後、試験サンプルと同様に処理した。尚、試験サンプルとしては、上述の製造例で得た4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸を用い、1×10−4M濃度の水溶液を使用した。また、比較例として、IAA及び4−(3−インドール)酪酸(IBA)も1×10−4M濃度の展着剤添加水溶液を用いた。本試験は、5回繰り返して行った。尚、腰高シャーレ中の試験水は、3日毎に交換した。その結果を表1に示した。
Figure 2009155301
上記表1の結果から明らかなように、本発明化合物の4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸(4−CF−IAA)は、オーキシン活性の一つである発根作用の試験において、ブラックマッペの挿し穂に対して市販の発根促進剤、オキシベロンなどの活性本体である4−(3−インドール)酪酸(IBA)を顕著に上回る強力な発根促進活性を有することが示された。更に、4−CF−IAAによって、ブラックマッペ挿し穂に形成した根は、IBAや対照区に比較して太く、しっかりしたものであった。
試験例2
本試験例では、白菜を用いた下胚軸成長抑制活性試験を行った。白菜(品種:錦秋)種子を水道水で充分洗った後、蒸留水で濯ぎ、シャーレ中の蒸留水を充分湿らせた脱脂綿上に均一に播き、25℃で約24時間インキュベートした。少し根が出た状態の種子10個を、直径6cmのシャーレに試験サンプルの5ml水溶液を染み込ませた濾紙(φ5.5cm)上に置床し、暗黒下3日間インキュベートした後、下胚軸の長さを測定した。試験サンプルは、上記製造例で得た化合物を所定の濃度に調整して使用した。また、比較例として、インドール−3−酢酸(IAA)を所定の濃度に調整して使用した。本試験は5回繰り返して行った。その結果を表2に示す。
Figure 2009155301
上記表2のオーキシン活性の一つである白菜の下胚軸成長抑制作用試験の結果から明らかなように、本発明化合物は、対照のインドール−3−酢酸やインドール−3−酪酸を顕著に上回る強い下胚軸成長抑制作用を示した。この結果は、本発明の化合物が、従来のインドール−3−酢酸やインドール−3−酪酸よりも低濃度で顕著に強いオーキシン活性を有することを示すものであり、新規植物成長剤として利用可能であることを示すものである。
以上詳述したように、本発明は、植物成長調節作用を有する新規4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、その誘導体及びその発根促進剤としての用途に係るものであり、本発明により、強力な植物の発根促進活性を有する新規植物成長調節剤を提供することができる。本発明の化合物群は、低濃度で、強いオーキシン活性を示し、また、白菜の下胚軸の成長を強く抑制する作用を有する。本発明は、大量合成が可能であり、植物の根の形成を強く促進する新規インドール−3−酢酸系の化合物及び新規植物成長促進剤を提供するものとして有用である。

Claims (6)

  1. 下記の式1で示される一般式
    Figure 2009155301
    (式中、Rは、水素、アルキル基、アルケニル基、又は金属塩を示す)で表される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体。
  2. 請求項1に記載の一般式で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体化合物を有効成分とすることを特徴とする植物成長調節剤。
  3. 請求項1に記載の一般式で示される4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体化合物を有効成分とすることを特徴とする発根促進剤。
  4. ブラックマッペ挿し穂の発根促進作用を有する、請求項3に記載の発根促進剤。
  5. 白菜の下胚軸の成長を抑制する作用を有する、請求項3に記載の発根促進剤。
  6. 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸、又はその誘導体を有効成分として1×10−7〜1×10−2Mの濃度の範囲で含む、請求項2又は3に記載の植物成長調節剤又は発根促進剤。
JP2007337975A 2007-12-27 2007-12-27 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸 Expired - Fee Related JP5201660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337975A JP5201660B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337975A JP5201660B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009155301A true JP2009155301A (ja) 2009-07-16
JP5201660B2 JP5201660B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=40959692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337975A Expired - Fee Related JP5201660B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5201660B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5165154B2 (ja) * 2010-04-27 2013-03-21 日本製紙株式会社 細胞分化促進剤およびその用途
CN105130872A (zh) * 2015-08-25 2015-12-09 江西师范大学 一种3位三氟甲基取代吲哚的制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3242185A (en) * 1963-10-07 1966-03-22 Merck & Co Inc Lower aliphatic acids, salts and derivatives thereof
US3316267A (en) * 1962-01-05 1967-04-25 Merck & Co Inc Indolyl acids
JPH05227845A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Oji Paper Co Ltd 植物のさし木の発根を促進する方法
JPH05301804A (ja) * 1991-10-04 1993-11-16 Basf Corp 植物生長調整剤および植物生長調整法
JPH0625305A (ja) * 1990-11-06 1994-02-01 Fgn Inc 置換ピロール酢酸のエステルおよびアミド
JP2004143048A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Sato Naohiko 植物の発芽、発根促進剤

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3316267A (en) * 1962-01-05 1967-04-25 Merck & Co Inc Indolyl acids
US3242185A (en) * 1963-10-07 1966-03-22 Merck & Co Inc Lower aliphatic acids, salts and derivatives thereof
JPH0625305A (ja) * 1990-11-06 1994-02-01 Fgn Inc 置換ピロール酢酸のエステルおよびアミド
JPH05301804A (ja) * 1991-10-04 1993-11-16 Basf Corp 植物生長調整剤および植物生長調整法
JPH05227845A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Oji Paper Co Ltd 植物のさし木の発根を促進する方法
JP2004143048A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Sato Naohiko 植物の発芽、発根促進剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5165154B2 (ja) * 2010-04-27 2013-03-21 日本製紙株式会社 細胞分化促進剤およびその用途
CN105130872A (zh) * 2015-08-25 2015-12-09 江西师范大学 一种3位三氟甲基取代吲哚的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5201660B2 (ja) 2013-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012043813A1 (ja) ストリゴラクトン様活性を有する新規化合物及びその用途
JPS6118550B2 (ja)
CN112457288B (zh) 一种胡椒酸衍生物及其应用
FR2597866A1 (fr) Derives du pyrazole, procede de preparation de ceux-ci et fongicide les contenant.
CH629077A5 (en) Plant growth regulators
JP5201660B2 (ja) 4−トリフルオロメチルインドール−3−酢酸
JPH1129410A (ja) 花芽形成誘導剤及び花芽形成誘導用キット
JP2010143871A (ja) 果実の成長促進方法
JP4724661B2 (ja) 植物発根誘導剤
WO2011086988A1 (ja) ストリゴラクトン生合成阻害剤
JP2023164356A (ja) オーキシンとアントラニル酸の活性阻害剤
JP3026155B2 (ja) 4−クロロインドール−3−酢酸のエステル類
JPS59139346A (ja) 光学活性n―(1′―メチル―2′―メトキシエチル)―n―クロルアセチル―2,6―ジメチルアニリンの製法
CN104650036B (zh) 6‑取代苯基喹唑啉酮类化合物及其用途
JP2006316014A (ja) 4−クロロインドール−3−酢酸の乳酸誘導体
CN100998328A (zh) 硫醚类化合物植物生长调节剂
JP2010142173A (ja) ラテックスの増産方法
JP2013116855A (ja) ラテックス増産剤及びラテックス増産方法
CN102690246B (zh) 肟醚胺类化合物或其盐、包含肟醚胺类化合物或其盐的组合物及应用
JP3560328B2 (ja) 藻類又は苔の発生抑制剤
JP2018052865A (ja) 植物成長調整剤
CN106748979A (zh) 一种2,4,6‑三氯苯基吡啶乙基醚植物生长调节剂
Katayama et al. Synthesis and biological activities of 4-trifluoromethylindole-3-acetic acid: a new fluorinated indole auxin
JP2526411B2 (ja) イネ科植物用分けつ促進剤
JP2012162476A (ja) ラテックス増産剤及びラテックス増産方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees