JP2009155140A - 単結晶SiC膜の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単結晶SiC基板の表面にSi融液層を当接させた状態で熱処理を行うことで単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法において、単結晶SiC基板と多結晶SiC基板との位置ずれを抑制して単結晶SiC基板の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させる単結晶SiC膜の製造方法を提供する。
【解決手段】単結晶SiC基板と炭素原料供給板とを含む積層構造を容器6a内に収納し、この容器6aを密閉容器7内に収納して熱処理を行う。この際、容器6aにおける上記積層構造を収容したときに単結晶SiC基板4および炭素原料供給板1a,1bの面内方向に平行な方向の内形寸法と、単結晶SiC基板4および炭素原料供給板1a,1bにおける容器6aに収容したときに上記内形寸法の方向に平行な方向の外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶SiC膜の製造方法に関するものである。
SiC(炭化ケイ素;シリコンカーバイト)は、(i)耐熱性、機械的強度に優れている、(ii)放射線に強い、(iii)不純物の添加によって電子や正孔の価電子制御を容易に行える、(iv)禁制帯幅が広い、といった特性を備えていることなどから、次世代のパワーデバイス、高周波デバイス用の半導体材料として期待されている。
しかしながら、単結晶SiC基板には、熱の影響によって基底面転位、螺旋転位、マイクロパイプ等の結晶欠陥が内在しやすく、また、核生成に起因する結晶粒界が発生しやすいという問題がある。
このため、SiCエピタキシャル成長法として現在主流である気相成長法で単結晶SiC基板上に単結晶SiCからなる活性層を生成すると、単結晶SiC基板に内在する結晶欠陥等が活性層に伝播してしまうという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1〜3には、単結晶SiC基板と多結晶SiC基板との間に金属Si(シリコン)融液を介在させた状態で熱処理を行うことによって単結晶SiCをエピタキシャル成長させる液相エピタキシャル技術(以降、MSE(Metastable Solvent Epitaxy;準安定溶媒エピタキシャル法)法という)が開示されている。なお、特許文献1〜3に開示されている単結晶SiCの生成方法は、マイクロパイプ欠陥を抑制した、平坦度の高い単結晶SiCを実現でき、しかも成長速度が速いという利点を有している。
WO2002/099169号公報(公開日:2002年12月12日) 特開2005−126248号公報(公開日:2005年5月19日) 特開2005−126249号公報(公開日:2005年5月19日)
しかしながら、上記特許文献1〜3の技術では、単結晶SiC基板と多結晶SiC基板との間に挟持される金属Si融液は構造的に不安定なので、成長過程において単結晶SiC基板と多結晶SiC基板との位置ずれが発生し、単結晶SiCの成長領域が不均一になって単結晶SiCの基板面に単結晶SiC膜が形成されない未形成領域が生じるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、単結晶SiC基板と炭素原料供給板とを含む積層構造を容器内に収納し、上記単結晶SiC基板の表面にSi融液層を当接させた状態で熱処理を行うことにより、上記単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法であって、単結晶SiC基板と多結晶SiC基板との位置ずれを抑制して単結晶SiC基板の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させることができる単結晶SiC膜の製造方法を提供することにある。
本発明の単結晶SiC膜の製造方法は、上記の課題を解決するために、少なくとも単結晶SiC基板と炭素原料供給板とを含む積層構造を第1容器内に収納し、この第1容器を、内部を密閉することが可能な第2容器内に収納し、上記単結晶SiC基板の表面にSi融液層を当接させた状態で熱処理を行うことにより、上記単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法であって、上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にすることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を2.0mm以下にすることにより、Si融液層によって積層構造を構成する各部材の積み重ね状態が不安定になっても、第1容器によって単結晶SiC基板および炭素原料供給板の面内方向への移動を規制し、単結晶SiC基板および炭素原料供給板の位置ずれを抑制できる。これにより、単結晶SiC基板の略全面に、未成長領域を生じさせることなく単結晶SiC膜を成長させることができる。また、上記の差を0.5mm以上にすることにより、上記積層構造を第1容器に容易に収納することができる。また、熱処理によって単結晶SiC基板に割れが生じることを抑制できる。
また、上記の差を1.0mm以上2.0mm以下にしてもよい。
上記の構成によれば、上記積層構造の第1容器内への収納をさらに容易にすることができる。また、単結晶SiC基板に割れが生じることを確実に防止することができる。
また、上記積層構造は、単結晶SiC基板における一方の面側に配置された第1の炭素原料供給板と単結晶SiC基板における一方の面側に配置された第2の炭素原料供給板とを有する構成であってもよい。
上記の構成によれば、単結晶SiC基板の両面に単結晶SiC膜を成長させることができる。
また、上記積層構造は、上記単結晶SiC基板と上記炭素原料供給基板との間にSi板が挿入された構造であってもよい。
上記の構成によれば、熱処理によってSi板の一部または全部を融解させることにより、単結晶SiC基板の表面にSi融液層を容易に当接させることができる。また、上記特許文献1〜3のように積層構造の外形寸法と第1容器の内形寸法との差が大きい場合に比べて、成長雰囲気に晒されるSi融液の表面積を小さくできるので、Siの蒸発量を抑制することができ、均一な結晶を有する単結晶SiC膜を長時間にわたって安定して成長させることができる。
また、上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記Si板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を、上記第1容器の内形寸法と上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の外径寸法との差についての上記数値範囲と同じ範囲内にしてもよい。
上記の構成によれば、Si板の一部が融解して積層構造を構成する各部材の積み重ね状態が不安定になっても、第1容器によって単結晶SiC基板、炭素原料供給板、およびSi板の面内方向への移動を規制し、これら各部材同士の位置ずれを抑制できる。これにより、単結晶SiC基板上に生成される単結晶SiC膜の均一性をさらに高めることができる。
また、上記第1容器として、カーボンからなる容器を用いてもよい。上記の構成によれば、熱処理時に容器が変形したり単結晶SiC膜の成長に悪影響を及ぼしたりすることを防止し、単結晶SiC膜を適切に成長させることができる。
以上のように、本発明の単結晶SiC膜の製造方法は、上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にする。
これにより、単結晶SiC基板の略全面に、未成長領域を生じさせることなく単結晶SiC膜を成長させることができる。また、上記積層構造を第1容器に容易に収納することができる。また、熱処理によって単結晶SiC基板に割れが生じることを抑制できる。
本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる単結晶SiC膜の製造工程を説明するための説明図である。
この図に示すように、本実施形態では、まず、炭素原料供給板1a、Si板2a、スペーサー3a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、スペーサー3b、炭素原料供給板1b、重石5を下から上に向かって積層した積層構造を容器(第1容器)6aに収容し、上記積層構造を収容した容器6aを密閉容器(第2容器)7に収納して密閉容器7内を密閉した。
炭素原料供給板1aは、熱処理時に単結晶SiC基板4の表面(主に下面)に炭素を供給するためのものである。本実施形態では炭素原料供給板1aとして多結晶SiC基板の表面を鏡面に研磨加工し、表面に付着した油類、酸化膜、金属等を洗浄等によって除去したものを用いた。ただし、炭素原料供給板1aの材質は、これに限るものではなく、単結晶SiC基板4の表面に炭素を供給できるものであればよい。例えば、炭素基板、ポーラスSiC基板、焼結SiC基板、非晶質SiC基板などを用いてもよい。
Si(シリコン)板2aは、熱処理時に単結晶SiC基板4の表面(主に下面)にSi融液層を形成するためのものである。
スペーサー3aは、単結晶SiC基板4とSi板2aとの間隔を規定し、それによって熱処理時に単結晶SiC基板4とSi板2aとの間に形成されるSi融液層の厚さ(単結晶SiC基板11および炭素原料供給板24の基板面に垂直な方向の厚さ)を規定するものである。これにより、単結晶SiCの成長膜(単結晶SiCエピタキシャル膜)の厚さを成長面全面に亘って均一にできるようになっている。
単結晶SiC基板4としては、従来から公知の単結晶SiC基板(例えば市販されている単結晶SiC基板など)を用いることができる。本実施形態では、<11−20>方向に8°のoff角を設けた4H−SiC基板を用いた。なお、本実施形態では、単結晶SiC膜を形成する前に単結晶SiC基板4における単結晶SiC膜を形成する側の面をCMP法(化学的機械研磨法)によって平坦化処理し、研磨痕などを除去した。
Si板2bは、熱処理時に単結晶SiC基板4の表面(主に上面)にSi融液層を形成するためのものである。
スペーサー3bは、Si板2bと炭素原料供給板1bとの間隔を規定するものである。
炭素原料供給板1bは、熱処理時に単結晶SiC基板4の表面(主に上面)に炭素を供給するためのものである。炭素原料供給板1bとしては、炭素原料供給板1aと同様のものを用いることができる。本実施形態では炭素原料供給板1bとして、炭素原料供給板1aと同様、多結晶SiC基板の表面を鏡面に研磨加工し、表面に付着した油類、酸化膜、金属等を洗浄等によって除去したものを用いた。
重石5は、炭素原料供給板1a、Si板2a、スペーサー3a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、スペーサー3b、炭素原料供給板1bに適度な荷重を付与することにより、Si板2aと単結晶SiC基板4との間隔、およびSi基板2bと炭素原料供給板1bとの間隔をスペーサーの厚さに制御するためのものである。本実施形態では、重石5としてカーボンからなるブロックを用いた。ただし、重石5の材質はこれに限るものではなく、熱処理時の変形量が無視できる程度である材質であればよい。例えば、Taなどの高融点金属を用いてもよい。
容器(サセプタ)6aは、炭素原料供給板1a、Si板2a、スペーサー3a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、スペーサー3b、炭素原料供給板1b、重石5を下から上に向かって積層したものを収容するとともに、熱処理時に単結晶SiC基板4と他の材料との水平方向についての相対位置がずれることを抑制するためのものである。なお、本実施形態では、容器6aとしてカーボン製のものを用いた。ただし、容器6aの材質はこれに限るものではなく、熱処理時の変形量が無視できる程度である材質であればよい。例えば、Taなどの高融点金属を用いてもよい。また、本実施形態では、容器6aとして上面が開口しているものを用いたが、これに限らず、容器6aの上面に容器6a内を密閉するための蓋(図示せず)を設けてもよい。
密閉容器7は、容器6aを収容してこの密閉容器7の内部を密閉し、熱処理時に蒸発したSiによって密閉容器7の内部を単結晶SiC板4の表面に単結晶SiC膜を成長させるための成長雰囲気に保持するためのものである。具体的には、密閉容器7は、容器本体7aと蓋7bとを備えており、蓋7bを閉めることによって内部を密閉できるようになっている。本実施形態では、密閉容器7としてカーボン製のものを用いた。ただし、密閉容器7の材質はこれに限るものではなく、例えばTaなどの高融点金属を用いてもよい。また、密閉容器7の形状およびサイズは、熱処理時に容器内を単結晶SiC膜の成長雰囲気に保つことができる形状およびサイズであればよい。
なお、本実施形態では、炭素原料供給板1a、Si板2a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、炭素原料供給板1b、および重石5として、基板面法線方向から見た形状が一辺20mmの正方形になるように切断加工したものを用い、これら各材料の面内方向の周縁部(端部)が鉛直方向に揃うように積み重ねた。また、容器6aとして、開口部の形状が一辺21mmの正方形であるものを用いた。
ただし、炭素原料供給板1a、Si板2a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、炭素原料供給板1b、および重石5の形状および寸法はこれに限るものではない。例えば、単結晶SiC基板4として市販のものを用い、この単結晶SiC基板4の形状に合わせたものを用いてもよい。また、容器6aの形状および寸法は、炭素原料供給板1a、Si板2a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、および炭素原料供給板1b(以下、成長材料と称する)の積層構造の形状および寸法に応じて、この積層構造の容器6aへの出し入れを行うことができ、かつ熱処理時にSiが溶解した状態において各成長材料同士の位置ずれを許容範囲内に抑制できるように適宜設定すればよい。具体的には、容器6aの形状および寸法は、上記積層構造(上記各成長材料)の周縁部(基板面法線方向から見た周縁部)の外形寸法と当該外形寸法の方向に平行な方向の容器6aの内形寸法との差が0.5mm以上2.0mm以下となるように設定すればよい。
また、本実施形態では、スペーサー3a,3bとして、多結晶SiC板を単結晶SiC基板4の基板面に平行な断面が一辺5mmの正方形になるように切断加工し、厚さ(単結晶SiC基板4の基板面法線方向の厚さ)が30μm±10μmになるように機械研磨したものを用いた。なお、スペーサー3a,3bの断面形状および断面寸法はこれに限るものではなく、単結晶SiC基板4とSi板2aとの間隔およびSi基板2bと炭素原料供給板1bとの間隔を適切に規定できる形状および寸法であればよい。また、スペーサー3a,3bの厚さについても上記の厚さに限るものではなく、これら各スペーサーと同じ層に形成されるSi融液層の所望厚さに応じて適宜設定すればよい。ただし、単結晶SiC膜の成長速度を速めるためには、100μm以下であることが好ましい。また、スペーサー3aの材質は多結晶SiCに限るものではなく、熱処理時の変形量が無視できる程度である材質であればよい。例えば、Taなどの高融点金属や、カーボンなどを用いてもよい。
次に、単結晶SiC膜の製造工程について説明する。まず、上記のように、炭素原料供給板1a、Si板2a、スペーサー3a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、スペーサー3b、炭素原料供給板1b、重石5を下から上に向かって積層したものを、容器(サセプタ)6a内に収容し、さらにこの容器6aを密閉容器7内に収容してこの密閉容器7内を密閉した。
次に、密閉容器7の内部を1×10−2Pa以下の圧力まで減圧した後(真空引きを行った後)、この圧力状態を保持して密閉容器7内の温度を図示しない加熱手段(昇温速度および降温速度をプログラム制御可能な温度調節器)によって所定の成長温度(本実施形態では1800℃)まで20℃/分で昇温させた。そして、所定の成長温度に到達した後、この温度状態を30分間維持した。そして、30分間経過後、密閉容器7内の温度を1420℃まで20℃/分で降温させた。1420℃から室温までは自然冷却した。これにより、単結晶SiC基板4の両面に、20μm〜30μmの単結晶SiC膜(4H−SiCSiCエピタキシャル膜)を形成できた。
次に、容器6aの内形寸法と各成長材料(各炭素原料供給板、各Si板、および単結晶SiC基板)の積層構造の外径寸法の差と、熱処理時における成長材料同士の位置ずれの抑制効果との関係について調べた実験結果について説明する。
図2は、内形寸法が異なる複数種類の容器6aを用いることにより、容器6aの内形寸法と上記積層構造の外形寸法との差(容器6aの内形寸法とこの内形寸法の計測位置に対応する位置の上記各成長材料の外形寸法との差)を変化させた場合の、成長材料同士の位置ずれの程度、および単結晶SiC膜の成長状況を調べた結果を示す説明図である。なお、容器6aの形状および寸法が異なる以外は、上記した条件と同様である。
この図に示すように、容器6aの内形寸法と上記積層構造(上記各成長材料)の外径寸法との差が0.5mm未満の場合、成長部材を容器6aに収納する際、滑らかに挿入することが困難であった。また、上記の差が0.5mm未満の場合、成長時(熱処理時)に単結晶SiC基板4に割れが発生してしまった。
また、上記の差が0.5mmの場合、成長部材を容器6aに収納する際、やや挿入しにくかったものの問題なく収容できた。また、熱処理時に単結晶SiC基板4に稀に割れが発生してしまったものの、割れ発生の頻度は実用上問題ない程度であった。また、上記の差が0.5mmの場合、熱処理時における上記成長材料同士の位置ずれを0.5mm以下に抑制することができ、単結晶SiC基板4の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させることができた。
また、上記の差が1.0mm以上の場合、成長部材を容器6aに収納する際、容易に挿入できた。特に、上記の差が2.0mm以上の場合には極めて容易に挿入できた。また、上記の差が1.0mm以上の場合には熱処理時に単結晶SiC基板4の割れは発生しなかった。
また、上記の差が1.0mm、1.5mm、2.0mmの場合、熱処理時における成長材料同士の位置ずれをそれぞれ0.7±0.1mm、1.0±0.2mm、1.5±0.3mmに抑制することができ、単結晶SiC基板4の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させることができた。
また、上記の差が2.5mmの場合、成長部材同士の位置ずれが2.0mm以上となり、単結晶SiC基板4上に未成長領域が若干生じてしまった。
また、上記の差が3.0mm以上の場合、成長部材同士の位置ずれが2.5mm以上となり、単結晶SiC基板4上に未成長領域が多数生じてしまった。
これらの実験結果から、容器6a内への上記積層構造の収納を容易に行うとともに、単結晶SiC基板4に割れを生じさせないためには、上記の差を0.5mm以上にすることが好ましく、1.0mm以上にすることがより好ましいことがわかる。また、成長部材同士の位置ずれを抑制して単結晶SiC基板4の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させるためには、上記の差を2.0mm以下にすることが好ましいことがわかる。
以上のように、本実施形態では、単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1a,1bとを含む積層構造をこの積層構造に応じた形状を有する容器6aに収納し、さらにこの容器6aを密閉容器7に収納して熱処理を行うことにより、上記単結晶SiC基板4の表面にSi融液層を当接させた状態(単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1aとの間、および単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1bとの間にSi融液層を介在させた状態)で熱処理を行い、上記単結晶SiC基板4上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法であって、容器6aにおける上記積層構造を収容したときに単結晶SiC基板4および炭素原料供給板1a,1bの面内方向に平行となる方向の内形寸法と、単結晶SiC基板4および炭素原料供給板1a,1bにおける容器6aに収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にする。
これにより、容器6a内への上記積層構造の収納を容易に行うとともに、単結晶SiC基板に割れが生じることを抑制しつつ、積層構造を構成する成長部材同士の位置ずれを抑制して単結晶SiC基板の基板面の略全面に単結晶SiC膜を成長させることができる。
つまり、上記特許文献1〜3の技術では、容器と各成長材料との間隔が広かったので、熱処理時にSi板が融解すると、Si板の体積や様態が大きく変化するため、各成長部材を積み重ねた状態が不安定になり、成長部材同士の位置ずれが大きくなる結果、単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜の未成長領域が多数生じてしまっていた。
これに対して、本実施形態では、上記の差を2.0mm以下にすることにより、Si板が融解して各成長部材を積み重ねた状態が不安定になっても、容器6aによって各成長部材の面内方向(基板面平行方向)への移動を規制して成長部材同士の位置ずれを抑制できる。これにより、単結晶SiC基板の略全面に、未成長領域を生じさせることなく単結晶SiC膜を成長させることができる。
また、上記の差を0.5mm以上にすることにより、単結晶SiC基板に割れが生じることを抑制できる。なお、単結晶SiC基板に割れが生じることを確実に防止するためには、上記の差を1.0mm以上にすることが好ましい。
また、本実施形態では、容器6aの内形寸法と積層構造を構成する各成長材料(各炭素原料供給板、単結晶SiC基板4、各Si基板)の外径寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にしているが、これに限らず、少なくとも、容器6aの内形寸法と、熱処理を行う前の単結晶SiC基板4および炭素原料供給板1a,1bにおける外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にすれば、単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1a,1bとの位置ずれを抑制し、単結晶SiC基板の略全面に単結晶SiC膜を成長させることができる。また、単結晶SiC基板4における上記の差を1.0mm以上にすることにより、単結晶SiC基板に割れが生じることを確実に防止できる。
また、容器6aの内形寸法と各成長材料と外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にすることにより、融解したSiを容器内に留まらせるとともに、成長雰囲気に晒されるSi融液の表面積を小さくできるので、Siの蒸発量を抑制できる。これにより、均一な結晶を有する単結晶SiC膜を安定して成長させることができる。
また、本実施形態では、単結晶SiC基板4の両面に単結晶SiC膜を成長させる構成について説明したが、これに限らず、単結晶SiC基板4の片面のみに単結晶SiC膜を成長させる構成としてもよい。また、上記積層構造の構成は図1に示した構成に限るものではない。例えば、単結晶SiC基板4の下面側のみに単結晶SiC膜を成長させる場合には、単結晶SiC基板4よりも上段側に備えられる炭素原料供給板1bおよびSi板2bの両方または片方を省略してもよい。また、単結晶SiC基板4の上面側のみに単結晶SiC膜を成長させる場合には、単結晶SiC基板4よりも下段側に備えられる炭素原料供給板1aおよびSi板2aの両方または片方を省略してもよい。また、単結晶SiC基板4における一方の面のみに単結晶SiC膜を成長させる場合、成長させる面は上面側であっても下面側であってもよい。
また、各成長材料(炭素原料供給板1a、Si板2a、単結晶SiC基板4、Si基板2b、炭素原料供給板1b)およびスペーサー3a,3bを積み重ねる順序は上記した例に限るものではなく、熱処理時に単結晶SiC基板4における単結晶SiC膜を成長させる面とそれに対向する部材との間にSi融液が介在する構成であればよい。
また、本実施形態ではSi板2aと単結晶SiC基板4との間にスペーサー3aを配置し、Si板2bと炭素原料供給板1bとの間にスペーサー3bを配置しているが、スペーサー3a,3bの配置はこれに限るものではない。例えば、スペーサー3aを炭素原料供給板1aとSi板2aとの間に配置してもよい。また、スペーサー3bを単結晶SiC基板4とSi板2bとの間に配置してもよい。また、スペーサー3a,3bの一方または両方を省略してもよい。
また、本実施形態では、単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1aとの間、および単結晶SiC基板4と炭素原料供給板1bとの間にSi板2a,2bを配置しているが、これに限らず、熱処理時に単結晶SiC基板4における単結晶Si膜の生成面にSiを供給できる構成であればよい。
また、Si板2a,2bは、例えば炭素原料供給板1a,1b上に形成されたSi膜であってもよい。なお、本明細書における板という表現には膜状の部材も含まれる。
また、本実施形態では、成長温度に保持する時間を30分間としたが、これに限るものではなく、必要とする単結晶SiC膜の膜厚に応じて適宜設定すればよい。なお、実験により、保持時間が10分以上60分以下の範囲内において均一な結晶を有する単結晶SiC膜を安定して形成できることを確認した。
また、上記所定の成長温度は、Siの融点である1420℃以上であれば特に限定されるものではないが、SiCエピタキシャル膜を効率的かつ安定して成長させるためには1500℃以上2300℃以下の範囲内であることが好ましい。
また、本実施形態では、熱処理前に密閉容器7の内部を1×10−2Pa以下の圧力まで減圧した。これにより、密閉容器7内の大気成分を容器外に排出して清浄な雰囲気にすることができる。なお、本実施形態では、真空(1×10−2Pa以下)雰囲気中で熱処理を行ったが、これに限らず、例えば、密閉容器7の内部を1×10−2Pa以下の圧力まで減圧した後、Siの蒸発を抑制するためにArなどの不活性ガスを容器内に導入してから大気圧以下の不活性ガス雰囲気中で熱処理を行ってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、単結晶SiC基板と炭素原料供給板とを含む積層構造を密閉容器内に収納し、上記単結晶SiC基板の表面にSi融液層を当接させた状態で熱処理を行うことにより、上記単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法に適用できる。本発明の製造方法によって生成された単結晶SiC膜は、結晶欠陥等が少なく、均一性が高いので、例えば、発光ダイオード、各種半導体ダイオード、各種電子デバイス等に好適に用いることができる。
本発明の一実施形態にかかる単結晶SiC膜の製造工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態にかかる単結晶SiC膜の製造工程において、容器の内形寸法と成長材料の外形寸法との差を変化させた場合の、成長材料同士の位置ずれの程度、および単結晶SiC膜の成長状況を調べた実験結果を示す説明図である。
符号の説明
1a,1b 炭素原料供給板
2a,2b Si板
3a,3b スペーサー
4 単結晶SiC基板
5 重石
6a 容器
7 密閉容器
7a 容器本体
7b 蓋

Claims (6)

  1. 少なくとも単結晶SiC基板と炭素原料供給板とを含む積層構造を第1容器内に収納し、この第1容器を、内部を密閉することが可能な第2容器内に収納し、上記単結晶SiC基板の表面にSi融液層を当接させた状態で熱処理を行うことにより、上記単結晶SiC基板上に単結晶SiC膜をエピタキシャル成長させる単結晶SiC膜の製造方法であって、
    上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を0.5mm以上2.0mm以下にすることを特徴とする単結晶SiC膜の製造方法。
  2. 上記の差を1.0mm以上2.0mm以下にすることを特徴とする請求項1に記載の単結晶SiC膜の製造方法。
  3. 上記積層構造は、単結晶SiC基板における一方の面側に配置された第1の炭素原料供給板と単結晶SiC基板における一方の面側に配置された第2の炭素原料供給板とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の単結晶SiC膜の製造方法。
  4. 上記積層構造は、上記単結晶SiC基板と上記炭素原料供給基板との間にSi板が挿入された構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の単結晶SiC膜の製造方法。
  5. 上記第1容器における上記積層構造を収容したときに上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の面内方向に平行となる方向の内形寸法と、上記Si板における上記第1容器に収容したときに上記内形寸法の方向に平行となる方向の外形寸法との差を、上記第1容器の内形寸法と上記単結晶SiC基板および上記炭素原料供給板の外径寸法との差についての上記数値範囲と同じ範囲内にすることを特徴とする請求項4に記載の単結晶SiC膜の製造方法。
  6. 上記第1容器として、カーボンからなる容器を用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の単結晶SiC膜の製造方法。
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