JP2009154805A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調ケースの大型化を招くことなく、エンジン自動停止中の空調維持機能を高めることができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】コントロールユニットは、車室内の温度が安定している場合には(ステップS1でYES)、ポンプを駆動して蓄冷用媒体の蓄冷処理を行う(ステップS2)。具体的には、蓄冷用媒体がエバポレータとタンクとの間で循環することにより、蓄冷用媒体をエバポレータに流れている冷媒を利用して蓄冷する。そして、コントロールユニットは、エンジンが自動停止している場合には(ステップS5でYES)、ポンプを駆動して蓄冷用媒体の放冷処理を行う(ステップS6)。具体的には、蓄冷済みの蓄冷用媒体をエバポレータとタンクとの間で循環させることにより空調用空気を冷却する。
【選択図】図4

Description

本件発明は、エンジン停止中であっても空調用空気を冷却する機能を備えた車両用空調装置に関する。
近年、二酸化炭素の排出量削減のために、信号待ち等でエンジンを自動的に停止する機能を備えた車両が普及してきている。このような車両に設置される車両用空調装置としては、例えば特許文献1に記載された車両用空調装置が提案されている。
この車両用空調装置は、エンジン4の駆動中は、エバポレータ(冷房用熱交換器)9の内部を流れる冷媒を利用して蓄冷用媒体93に蓄冷する。そして、エンジン4の停止に連動してコンプレッサー1が停止すると、蓄冷用媒体93の放冷を利用して空調用空気を冷却するように構成されている。これによって、従来の車両用空調装置は、コンプレッサー1が停止しても、空調機能を一定時間維持することが可能になっている。
特許3972501号公報
しかしながら、従来の車両用空調装置では、エバポレータ9の内部に蓄冷用媒体93が収容されている。そこで、エンジン自動停止後の空調維持機能を高めるには、蓄冷用媒体93の量を増やすことが必要になる。すると、エバポレータ9が大型になるため、エバポレータ9を収容する空調ケース10も大型化してしまう問題があった。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、空調ケースの大型化を招くことなく、エンジン自動停止中の空調維持機能を高めることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本件発明の請求項1に記載の車両用空調装置は、エンジンの駆動中に、冷媒を用いて空調用空気を冷却して、使用済みの前記冷媒を前記エンジンと連動して駆動しているコンプレッサーに送るように構成されたエバポレータを空調ケース内に備えている車両用空調装置において、前記エバポレータに、蓄冷用媒体用の流路を設け、前記空調ケースの外側で、前記流路に、当該蓄冷用媒体を貯留するタンクを接続するとともに、このタンクと前記流路とにポンプを接続し、このポンプを駆動することにより、前記エンジンの駆動中は、前記蓄冷用媒体を前記タンクと前記エバポレータとの間で循環させながら前記冷媒を利用して蓄冷し、前記コンプレッサーの停止中は、蓄冷済みの前記蓄冷用媒体を前記タンクと前記エバポレータとの間で循環させることにより前記空調用空気を冷却することを特徴としている。
かかる構成において、請求項1に記載の車両用空調装置は、蓄冷用媒体の量を増やすにはタンクを大型にすれば良いので、エバポレータを大型にしなくても良い。
また、本件発明の請求項2に記載の車両用空調装置は、請求項1に記載の車両用空調装置において、車室内の温度が安定したと判断した場合に、前記ポンプを駆動して前記蓄冷用媒体の蓄冷処理を開始するポンプ駆動手段を備えたことを特徴としている。
かかる構成において、請求項2に記載の車両用空調装置は、車室内の温度が安定するまでは冷媒を空調用空気の冷却処理に集中させるため、車室内の温度を速く安定させることが可能になる。
また、本件発明の請求項3に記載の車両用空調装置は、請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記タンクにおいて前記蓄冷用媒体を貯留する内部空間を取り囲む部分に断熱構造を施し、前記蓄冷用媒体の蓄冷処理中にその温度が所定温度以下になったと判断した場合に、前記ポンプの駆動を停止して前記蓄冷用媒体の蓄冷処理を終了するポンプ駆動停止手段を備えたことを特徴としている。
かかる構成において、請求項3に記載の車両用空調装置は、蓄冷用媒体の蓄冷処理にかかる時間が短縮されるため、冷媒を空調用空気の冷却処理に集中させる時間を長くすることが可能になる。
本件発明の請求項1に記載の車両用空調装置では、空調ケースの外側で、エバポレータにタンクとポンプを接続して、ポンプを駆動することにより、エバポレータとタンクとの間で蓄冷用媒体を循環させて、エンジン自動停止中における空調空気を冷却するようにした。したがって、蓄冷用媒体の量を増やすには、タンクを大型にすれば良いので、エバポレータを大型にしなくても良い。よって、請求項1に記載の車両用空調装置は、空調ケースの大型化を招くことなく、エンジン自動停止中の空調維持機能を高めることができる。
また、本件発明の請求項2に記載の車両用空調装置では、車室内の温度が安定したと判断した場合に蓄冷用媒体の蓄冷処理を開始するようにした。これにより、請求項2に記載の車両用空調装置は、車室内の温度が安定するまで、冷媒を空調用空気の冷却処理に集中させるため、車室内の温度を速く安定させることが可能になる。よって、請求項2に記載の車両用空調装置は、エンジン駆動中の空調効率を高めることができる。
また、本件発明の請求項3に記載の車両用空調装置では、タンクに断熱構造を施し、蓄冷処理中に蓄冷用媒体の温度が所定温度以下になったと判断した場合に蓄冷処理を終了するようにした。これにより、蓄冷用媒体の蓄冷処理にかかる時間が短縮されるため、冷媒を空調用空気の冷却処理に集中させる時間が長くなる。よって、請求項3に記載の車両用空調装置は、エンジン駆動中の空調効率を高めることができる。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
図1は、本件発明の一実施の形態を示す車両用空調装置1のブロック図である。この車両用空調装置1は、空調装置本体2と、冷却サイクル3と、蓄冷用媒体循環手段4と、コントロールユニット5とを中心にして構成されている。
空調装置本体2は、空調ケース21を備えている。空調ケース21の上流端には、複数の導入口211が設けられている。この導入口211は、内気(車室内の空気)の導入口と、外気(車外の空気)の導入口とから構成されている。また、空調ケース21内には、導入口211の近傍にインテークドア(図示せず)が設けられている。このインテークドアは、双方の導入口を切り替えて開閉するものである。
空調ケース21の下流端には、複数の吹出口212が前席や足元等に向けて設けられている。また、空調ケース21内には、複数の吹出口用ドア(図示せず)が設けられている。各吹出口用ドアは、各吹出口212を開閉するものである。
さらに、空調ケース21内には、ファン22と、エバポレータ(冷房用熱交換器)23と、ヒータコア(暖房用熱交換器)24と、エアミックスドア25とが設けられている。
ファン22は、導入口211から内気や外気を取り込んで、これらを空調用空気として下流側に送るものである。
エバポレータ23は、ファン22よりも下流側に設けられている。このエバポレータ23は、ファン22から送られてくる空調用空気を冷却するものである。
ヒータコア24は、エバポレータ23よりも下流側に設けられている。このヒータコア24は、エンジン冷却水(温水)を内部に通すことにより、ファン22から送られてくる空調用空気を暖めるものである。
エアミックスドア25は、エバポレータ23とヒータコア24との間に設けられている。このエアミックスドア25は、エバポレータ23側またはヒータコア24側に駆動して、ヒータコア24に送られてくる空調用空気の量を調整するものである。
さらに、空調ケース21内には、EVAP吹出温度センサ26と、HVAC吹出温度センサ27とが設けられている。
EVAP吹出温度センサ26は、エバポレータ23によって冷却された空調用空気の温度を検出するものである。HVAC吹出温度センサ27は、吹出口212から車室内に吹き出される空調風の温度を検出するものである。
一方、冷却サイクル3は、コンプレッサー31と、コンデンサ32と、リキッドタンク33と、膨張弁34と、エバポレータ23とが連結されて形成されている。
コンプレッサー31はエンジン6の駆動に連動して駆動される。このコンプレッサー31は、エバポレータ23から冷媒配管(図示せず)を通して低圧低温の気体として送られてくる冷媒を高圧高温の気体にしてコンデンサ32に送るものである。
コンデンサ32は、後方に設けられた冷却ファン(図示せず)からの送風や車の走行風によってコンプレッサー31からの高圧高温の気体を凝縮点まで冷却し高圧中温の液体にしてリキッドタンク33へ送るものである。
リキッドタンク33は、コンデンサ32からの高圧中温の液体に含まれる水分やゴミを取り除き、冷媒を円滑に供給できるように溜めつつ、膨張弁34へ送るものである。
膨張弁34は、リキッドタンク33から送られてくる高圧中温の液体を急激に膨張させて低圧低温の液体(冷媒)にし、冷媒配管を通してエバポレータ23に送るものである。
ここで、エバポレータ23の構造について説明する。図2は、エバポレータ23の模式断面図である。エバポレータ23は、エバポレータ本体231と、フィン232とを備えている。
エバポレータ本体231は、複数のチューブ233から構成されている。各チューブ233は断面I字状に形成されている。各チューブ233の上下部は横に結合されている。これにより、チューブ233、233間には、空調用空気用の流路234が形成されている。この流路234に前記フィン232が設けられている。
さらに、各チューブ233は二重構造を有している。さらに、各チューブ233の上下部は、隣接するチューブ233との隣接部分が開口している。これにより、エバポレータ本体231全体が二重構造を有している。具体的には、エバポレータ本体231の外側部分には蓄冷用媒体A用の流路235が形成されている。また、エバポレータ本体231の内側部分には冷媒B用の流路236が形成されている。
蓄冷用媒体A用の流路235の入口側と出口側とには、接続管235a、235bが形成されている。冷媒B用の流路236の入口側と出口側とには、接続管236a、236bが形成されている。入口側の接続管236aは冷媒配管を介して膨張弁34(図1参照)に接続している。出口側の接続管236bは冷媒配管を介してコンプレッサー31(図1参照)に接続している。
一方、図1に示すように、蓄冷用媒体循環手段4は、タンク41と、ポンプ42とを備えている。図3は、タンク41の模式断面図である。このタンク41の内部空間41aには蓄冷用媒体Aが貯留される。さらに、タンク41において外壁41b(内部空間41aを取り囲む部分)には、真空断熱構造等の断熱構造が施されている。
また、タンク41には、流入口と流出口が設けられている。流入口には流入管411が接続されている。この流入管411は、エバポレータ23の蓄冷用媒体A用の流路235の出口側の接続管235bに接続している。また、流出口には流出管412が接続されている。この流出管412は、ポンプ42に接続している。
また、図1に示すように、タンク41の内部には、蓄冷用媒体温度センサ43が設けられている。この蓄冷用媒体温度センサ43は、タンク41内の蓄冷用媒体の温度を検出するものである。
また、図1に示すように、ポンプ42は、タンク41とエバポレータ23とをつなぐように配置されている。これを具体的に説明すると、ポンプ42の吸込側がタンク41の流出管412に接続している。そして、ポンプ42の吐出側が、エバポレータ23の蓄冷用媒体A用の流路235の入口側の接続管235aに接続している。
一方、コントロールユニット5は、ファン22およびポンプ42の動作を制御するものである。このコントロールユニット5は、CPU、処理手順や各種データ等が記憶されたROM、処理中のデータ等を記憶するRAM等を備えている。なお、本件発明にかかる制御手段等は、このコントロールユニット5に備えられている。
コントロールユニット5の入力側には、外気センサ51と、内気センサ52と、日射センサ53と、EVAP吹出温度センサ26と、HVAC吹出温度センサ27と、蓄冷用媒体温度センサ43とが接続している。外気センサ51は、車外温度を検出するものである。内気センサ52は、車室内温度を検出するものである。日射センサ53は、日射量を検出するものである。
さらに、コントロールユニット5の入力側には、車両停止判断ブロック56の出力側が接続している。車両停止判断ブロック56の入力側は、エンジン6に接続している。この車両停止判断ブロック56は、エンジン6が停止しているか否かを判断して、その判断信号をコントロールユニット5に出力するものである。
さらに、コントロールユニット5の入力側には、操作部(図示せず)が接続されている。この操作部は、インストルメントパネルに設けられている。操作部には、各種のスイッチが設けられている。各種のスイッチは、空調装置1の開始スイッチ、空調モードの選択スイッチ等である。
また、コントロールユニット5の出力側には、ファン制御装置54の入力側と、ポンプ制御装置55の入力側とが接続している。ファン制御装置54の出力側にはファン22が接続している。ポンプ制御装置55の入力側にはポンプ42が接続している。
以上のように構成されている車両用空調装置1において、本件発明にかかる制御処理を図4に示すフローチャートを用いて説明する。この制御処理は、乗員がエンジン6を始動して、空調装置1の開始スイッチをONにして、冷房モードを選択すると開始される。
まず、通常の空調制御処理が行われる。これを簡単に説明すると、ファン22によって導入口211から外気や内気が吸い込まれて、これらが空調用空気としてエバポレータ23の空調用空気用の流路234に送られる。この流路234に送られた空調用空気は、エバポレータ23の冷媒B用の流路236を流れる冷媒Bによって冷却されて、空調風として吹出口212から車室内に吹き出される。
このような空調制御処理を継続した状態で、次に、コントロールユニット5は、内気センサ52から車室内の温度が安定しているか否かを判断する(ステップS1)。
コントロールユニット5は、車室内の温度が安定していると判断した場合には(ステップS1でYES)、ポンプ42を駆動して蓄冷用媒体Aの蓄冷処理を行う(ステップS2)。この蓄冷処理は、タンク41内の蓄冷用媒体Aがエバポレータ23の蓄冷用媒体A用の流路235に送り込まれる。これにより、蓄冷用媒体Aは、エバポレータ23とタンク41との間で循環する。このときに、エバポレータ23内の冷媒B用の流路236には冷媒Bが流れている。したがって、蓄冷用媒体Aは、この冷媒Bを利用して蓄冷される。
次に、コントロールユニット5は、蓄冷用媒体温度センサ43から、タンク41内の蓄冷用媒体Aの温度が所定温度以下であるか否かを判断する(ステップS3)。ここで、所定温度とは、空調用空気の冷却に最低限必要な温度であり、任意に設定することが可能である。
コントロールユニット5は、蓄冷用媒体温度センサ43から、タンク41内の蓄冷用媒体Aの温度が所定温度以下である場合には(ステップS3でYES)、ポンプ42の駆動を停止する(ステップS4)。これによって、蓄冷用媒体Aの蓄冷処理が終了する。
次に、コントロールユニット5は、車両停止判断ブロック56から、信号待ち等でエンジン6が自動的に停止(アイドリングストップ)しているか否かを判断する(ステップS5)。
コントロールユニット5は、エンジン6が停止していると判断した場合には(ステップS5でYES)、ポンプ42を駆動して蓄冷用媒体Aの放冷処理を行う(ステップS6)。この放冷処理は、タンク41内の蓄冷済みの蓄冷用媒体Aがエバポレータ23の蓄冷用媒体A用の流路235に送り込まれる。これにより、蓄冷済みの蓄冷用媒体Aは、エバポレータ23とタンク41との間で循環する。このとき、ファン22によって空調用空気がエバポレータ23の空調用空気用の流路234を通って吹出口212へ送られている。このため、空調用空気は、循環している蓄冷用媒体Aの放冷によって冷却されて吹出口212から冷房風として吹き出される。
次に、コントロールユニット5は、HVAC吹出温度センサ27から、吹出口212の冷房風の温度が所定温度以上であるか否かを判断する(ステップS7)。この所定温度は、自由に設定することが可能である(例えば12℃)。
コントロールユニット5は、吹出口212の冷房風の温度が所定温度以上であると判断した場合には(ステップS7でYES)、エンジン6を始動させる(ステップS8)。
次に、コントロールユニット5は、ポンプ42の駆動を停止して(ステップS9)、ステップS1の処理に戻る。以上説明した制御処理(ステップS1〜ステップS9)は、車両用空調装置がONになっている間は繰り返して行われる。なお、ステップS8の処理とステップS9の処理の順序は逆でも良い。
以上説明したように、本実施の形態の車両用空調装置1では、空調ケース21の外側で、エバポレータ23にタンク41とポンプ42を接続して、ポンプ42を駆動することにより、エバポレータ23とタンク41との間で蓄冷用媒体Aを循環させて、エンジン自動停止中における空調空気を冷却するようにした。これにより、蓄冷用媒体Aの量を増やすには、タンク41を大型にすれば良いので、エバポレータ23を大型にしなくても良い。よって、本実施の形態の車両用空調装置1は、空調ケース21の大型化を招くことなく、エンジン自動停止中の空調維持機能を高めることができる。
また、本実施の形態の車両用空調装置1では、車室内の温度が安定したと判断した場合に蓄冷用媒体Aの蓄冷処理を開始するようにした。これにより、この車両用空調装置1は、車室内の温度が安定するまで、冷媒Bを空調用空気の冷却処理に集中させるため、車室内の温度を速く安定させることが可能になる。よって、本実施の形態の車両用空調装置1は、エンジン駆動中の空調効率を高めることができる。
また、本実施の形態の車両用空調装置1では、タンク41に断熱構造を施し、蓄冷処理中に蓄冷用媒体Aの温度が所定温度以下になったと判断した場合に蓄冷処理を終了するようにした。これにより、蓄冷用媒体Aの蓄冷処理にかかる時間が短縮されるため、冷媒Bを空調用空気の冷却処理に集中させる時間が長くなる。よって、本実施の形態の車両用空調装置1は、エンジン駆動中の空調効率をさらに高めることができる。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、この実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
以上説明したように本件発明の車両用空調装置は、空調ケースの大型化を招くことなく、エンジン自動停止中の空調維持機能を高めることができる。したがって、本件発明の車両用空調装置は、エンジン自動停止中に空調用空気を冷却する車両用空調装置の技術分野で十分に利用することができる。
本件発明の一実施の形態を示す車両用空調装置のブロック図である。 同実施の形態を示すエバポレータの模式縦断面図である。 同実施の形態を示すタンクの模式縦断面図である。 同実施の形態の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両用空調装置
6 エンジン
21 空調ケース
23 エバポレータ
31 コンプレッサー
41 タンク
41a 内部空間
41b 外壁
42 ポンプ
235 蓄冷用媒体用の流路
A 蓄冷用媒体
B 冷媒

Claims (3)

  1. エンジンの駆動中に、冷媒を用いて空調用空気を冷却して、使用済みの前記冷媒を前記エンジンと連動して駆動しているコンプレッサーに送るように構成されたエバポレータを空調ケース内に備えている車両用空調装置において、
    前記エバポレータに、蓄冷用媒体用の流路を設け、前記空調ケースの外側で、前記流路に、当該蓄冷用媒体を貯留するタンクを接続するとともに、このタンクと前記流路とにポンプを接続し、
    このポンプを駆動することにより、前記エンジンの駆動中は、前記蓄冷用媒体を前記タンクと前記エバポレータとの間で循環させながら前記冷媒を利用して蓄冷し、前記コンプレッサーの停止中は、蓄冷済みの前記蓄冷用媒体を前記タンクと前記エバポレータとの間で循環させることにより前記空調用空気を冷却することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 車室内の温度が安定したと判断した場合に、前記ポンプを駆動して前記蓄冷用媒体の蓄冷処理を開始するポンプ駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記タンクにおいて前記蓄冷用媒体を貯留する内部空間を取り囲む部分に断熱構造を施し、前記蓄冷用媒体の蓄冷処理中にその温度が所定温度以下になったと判断した場合に、前記ポンプの駆動を停止して前記蓄冷用媒体の蓄冷処理を終了するポンプ駆動停止手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
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