JP2009154336A - 樹脂成形品の成形装置、および樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾が施された装飾部を有する金属製部品をインサート成形する場合に、成形型に対する金属製部品の位置ずれを抑え、樹脂成形品において装飾部の位置のばらつきや、バリの発生を防止し得る、樹脂成形品の成形方法、および樹脂成形品の成形装置を提供する。
【解決手段】樹脂成形品の成形装置は、装飾が施された装飾部21と、装飾部に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部22とを備える金属製部品20をインサート成形する。成形装置は、金属製部品のインサート部を配置するとともに溶融樹脂材料60を注入するキャビティ51が形成された成形型と、金属製部品の装飾部が配置される凹所52と、キャビティに注入される溶融樹脂材料の一部を凹所に導く凹所用流路53と、を有している。そして、凹所に導いた溶融樹脂材料が有する圧力Pによって、金属製部品を、装飾部からインサート部に向かう方向に沿って押圧する。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂成形品の成形装置、および樹脂成形品の成形方法に関する。
樹脂成形品を成形する技術として、射出成形技術が広く知られている(特許文献1参照)。また、金属製部品を成形型内に配置した後に、キャビティに溶融樹脂材料を注入することにより、金属製部品をインサート成形した樹脂成形品を成形することも広く行われている。
特開平7−246635号公報
装飾が施された装飾部を有する金属製部品をインサート成形する場合には、金属製部品の一部を樹脂材料と一体化させ、装飾部が樹脂成形品の外観に現れるようにする。装飾部に傷が付くことがないように、成形型と金属製部品における装飾部との間のクリアランスを、他の部位に比べて比較的大きい寸法に設定する必要がある。クリアランスを比較的大きく設定することにより、成形型に対する金属製部品の位置ずれが生じやすくなる。このため、樹脂成形品において装飾部の位置がばらついたり、バリの発生が多くなったりする虞がある。
本発明の目的は、装飾が施された装飾部を有する金属製部品をインサート成形する場合に、成形型に対する金属製部品の位置ずれを抑え、樹脂成形品において装飾部の位置のばらつきや、バリの発生を防止し得る、樹脂成形品の成形方法、および樹脂成形品の成形装置を提供することにある。
本発明は、装飾が施された装飾部と、前記装飾部に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部とを備える金属製部品をインサート成形した樹脂成形品を成形するための成形装置であって、
前記金属製部品の前記インサート部を配置するとともに溶融樹脂材料を注入するキャビティが形成された成形型と、
前記成形型に形成され前記金属製部品の前記装飾部が配置される凹所と、
前記成形型に形成され前記キャビティに注入される溶融樹脂材料の一部を前記凹所に導く凹所用流路と、を有し、
前記凹所に導いた溶融樹脂材料が有する圧力によって、前記金属製部品を、前記装飾部から前記インサート部に向かう方向に沿って押圧してなる樹脂成形品の成形装置である。
また、本発明は、装飾が施された装飾部と、前記装飾部に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部とを備える金属製部品をインサート成形した樹脂成形品を成形するための成形方法であって、
前記金属製部品の前記インサート部を、成形型に形成されたキャビティに配置し、前記金属製部品の前記装飾部を、前記成形型に形成された凹所に配置する配置工程と、
前記成形型を閉じ、キャビティに溶融樹脂材料を注入するとともに前記キャビティに注入される溶融樹脂材料の一部を凹所用流路を介して前記凹所に導く充填工程と、を有し、
前記凹所に導いた溶融樹脂材料が有する圧力によって、前記金属製部品を、前記装飾部から前記インサート部に向かう方向に沿って押圧した状態でインサート成形してなる樹脂成形品の成形方法である。
本発明によれば、装飾が施された装飾部を有する金属製部品をインサート成形する場合に、溶融樹脂材料の射出圧によって装飾部を成形型に対して押し付けているので、成形型に対する金属製部品の位置ずれを抑え、樹脂成形品において装飾部の位置のばらつきや、バリの発生を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)は、金属製部品をインサート成形した樹脂成形品10としての自動車の鍵を示す正面図、図1(B)(C)は、それぞれ、図1(A)の1B−1B線に沿う断面図、図1(A)の1C−1C線に沿う断面図、図1(D)は、図1(A)に示される第1と第2の部品20、30を示す正面図である。
図示する自動車の鍵10は、金属材料から形成された第1と第2の部品20、30と、第1と第2の部品20、30の一部と一体化した樹脂部40とを有し、第1と第2の部品20、30を射出成形によりインサート成形した樹脂成形品である。第1の部品20(金属製部品に相当する)は、装飾が施された装飾部21と、装飾部21に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部22とを備えている。第2の部品30(他の金属製部品に相当する)は、鍵を形成するための金属片であり、鍵溝が形成される鍵部31と、樹脂材料と一体化されるインサート部32を備えている。
第1の部品20の装飾部21は、円弧形状を有し、キーホルダなどを挿通するための通孔23が形成されている。装飾部21は、美観を高めるために、塗装による装飾が施されている。塗装は、特に限定されないが、例えば、亜鉛めっきである。亜鉛めっきは、樹脂材料に対する離型性を備えている。第1の部品20のインサート部22には、樹脂材料との係合を高めるために、複数の凹所24を設けている。第2の部品30のインサート部32には、樹脂材料との係合を高めるために、凹部33および丸孔34を設けている。
樹脂部40には、電子ID11(トランスポンダーチップ)が内蔵されている。射出成形時に、電子ID11を収納するための収納凹所41を形成している。電子ID11を収納凹所41に挿入した後、収納凹所41の開口42に蓋部材43を取り付けている。
図2(A)(B)(C)は、樹脂成形品10の成形装置における成形型50の要部を示す断面図であって、図2(A)は、開いた状態の成形型50を示す断面図、図2(B)は、型締めした状態の成形型50を示す断面図、図2(C)は、溶融樹脂材料60を注入した状態を示す断面図である。図3は、成形型50の下型54を示す平面図である。
図2および図3を参照して、樹脂成形品10の成形装置は、概説すれば、第1の部品20のインサート部22を配置するとともに溶融樹脂材料60を注入するキャビティ51が形成された成形型50と、成形型50に形成され第1の部品20の装飾部21が配置される凹所52と、成形型50に形成されキャビティ51に注入される溶融樹脂材料60の一部を凹所52に導く凹所用流路53と、を有している。そして、凹所52に導いた溶融樹脂材料60が有する圧力P(図2(C)、図3参照)によって、第1の部品20を、装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧している。以下、詳述する。
成形型50は、下型54と、下型54に対して相対的に接近離反移動自在な上型55と、型開閉方向に対して直交する方向に移動自在なスライドブロック56(図3参照)と、を有している。下型54の成形面および上型55の成形面のそれぞれは、樹脂成形品10の外形形状に合致する凹凸形状を有している。図示例では、上型55が下型54に対して接近離反移動することにより、上下型54、55は開閉する。上下型54、55を閉じることにより、第1の部品20のインサート部22を配置するとともに溶融樹脂材料60を注入するキャビティ51が形成される。キャビティ51には、第2の部品30のインサート部32も配置される。
下型54には、第1の部品20の装飾部21が配置される第1の凹所52(凹所52に相当する)を設けている。第1の部品20を下型54にセットしたり、射出成形後の樹脂成形品10を下型54から取り出したりするときに、装飾部21が型面に対して擦れ合うと、装飾部21に傷が付いてしまう。装飾部21に傷が付くことを防止するために、成形型50と第1の凹所52内の装飾部21との間のクリアランスC(図2(B)参照)は、他の部位に比べて比較的大きい寸法に設定してある。なお、図2においては、理解の容易のために、クリアランスCの大きさを誇張して示してある。
下型54にはまた、第2の部品30の鍵部31が配置される第2の凹所57を設けている。射出成形後の樹脂成形品10を下型54から取り出すために、成形型50と第2の凹所57内の鍵部31との間にもクリアランスが設けられているが、成形型50と装飾部21との間のクリアランスCに比べてひじょうに小さい寸法に設定されている。第2の部品30は単純な板形状であり精度良く製作することができるので、クリアランスを小さくできるからである。さらに、クリアランスが小さくて傷が付いたとしても、その傷は側方の剪断面に付くので、目立たないからである。第2の部品30は、段差部35と、鍵部31の先端36とを、上下型54、55によって挟持して固定している(図3参照)。
下型54には、溶融樹脂材料60をキャビティ51に導くキャビティ用流路58(図3参照)と、キャビティ51に注入される溶融樹脂材料60の一部を第1の凹所52に導く凹所用流路53(図2および図3を参照)と、を設けている。
凹所用流路53は、キャビティ用流路58から分岐して形成している。ここで、凹所用流路53の流路長L1を、キャビティ用流路58のうち凹所用流路53への分岐点からキャビティ51までの流路長L2よりも短い寸法に設定してある。溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する前に、溶融樹脂材料60を第1の凹所52に注入し、第1の部品20を装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧するためである。キャビティ用流路58の断面積および凹所用流路53の断面積も同等にするのが好ましい。流路長L1、L2の長さのみに基づいて、溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する前に、溶融樹脂材料60を凹所52に注入することができるからである。
図3を参照して、第1の凹所52への溶融樹脂材料60の流入口となるゲート59は、装飾部21に沿って伸びる形状を有している。ゲート59を幅広に形成することにより、溶融樹脂材料60の圧力Pによって、装飾部21を安定して押し付けることができるからである。
前述したように、装飾部21は円弧形状を有しているので、円弧の長さの中央の部位に向けて溶融樹脂材料60を導くことが好ましい。装飾部21の円弧の長さの中央の部位に向けて樹脂を射出することによって、装飾部21の円弧形状の左右から溶融樹脂材料60の圧力Pが自動的に均等に掛かることになる。これにより、装飾部21の横ズレを防止することができるからである。
装飾部21は、塗装による装飾が施され、塗装が、樹脂材料に対する離型性を備えている。したがって、樹脂成形品10を成形型50から取り出した後、装飾部21を押え付けていた樹脂材料を装飾部21から簡単に除去することができる。
スライドブロック56は、圧縮空気などの流体圧により作動する流体圧シリンダ70によって、型開閉方向に対して直交する方向に移動自在に設けている。スライドブロック56は、樹脂部40に形成する収納凹所41の内形形状に合致した外形形状を有している。射出成形時にはスライドブロック56を前進移動し、溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する。これにより、樹脂部40に収納凹所41が形成される。射出成形後に型を開くときには、スライドブロック56は後退移動する。
次に、実施形態に係る樹脂成形品10の成形方法の工程について説明する。
まず、第1の部品20のインサート部22をキャビティ51に配置し、第1の部品20の装飾部21を第1の凹所52に配置する(配置工程)。また、第2の部品30のインサート部32をキャビティ51に配置し、第2の部品30の鍵部31を第2の凹所57に配置する。
次に、成形型50を閉じ、キャビティ用流路58を介してキャビティ51に溶融樹脂材料60を注入するとともにキャビティ51に注入される溶融樹脂材料60の一部を凹所用流路53を介して第1の凹所52に導く(充填工程)。射出成形時にはスライドブロック56を前進移動している。そして、第1の凹所52に導いた溶融樹脂材料60が有する圧力Pつまり射出圧Pによって、第1の部品20を、装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧する。この状態で、第1と第2の部品20、30を、インサート成形する。
キャビティ51に注入した溶融樹脂材料60が硬化したのち、スライドブロック56を後退移動する。スライドブロック56により、樹脂部40に収納凹所41を形成する。その後、成形型50を開き、下型54から、第1と第2の部品20、30がインサート成形された樹脂成形品10としての鍵を取り出す。
本実施形態の樹脂成形品10の成形方法および樹脂成形品10の成形装置では、溶融樹脂材料60の射出圧Pによって装飾部21を成形型50に対して押し付けているので、成形型50と第1の凹所52内の装飾部21との間のクリアランスCを他の部位に比べて比較的大きい寸法に設定しても、成形型50に対する第1の部品20の位置ずれが生じることがない。したがって、樹脂成形品10において装飾部21の位置がばらつかず、バリの発生も抑えることができる。しかも、第1の部品20の装飾部21に型締めの傷が残ることもない。図1(A)において、符号L3の寸法バラツキを小さく抑えることができる。
凹所用流路53の流路長L1を、キャビティ用流路58のうち凹所用流路53への分岐点からキャビティ51までの流路長L2よりも短い寸法に設定してあるので、溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する前に、溶融樹脂材料60を第1の凹所52に注入し、第1の部品20を装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧している。したがって、キャビティ51に溶融樹脂材料60を注入するときには、装飾部21と成形型50との合わせ部に隙間がないので、バリの発生をより一層抑えることができる。
ゲート59を装飾部21に沿って伸びる幅広に形成してあるので、溶融樹脂材料60の射出圧Pによって、装飾部21を安定して押し付けることができる。
装飾部21の円弧の長さの中央の部位に向けて樹脂を射出しているので、装飾部21の円弧形状の左右から溶融樹脂材料60の射出圧Pが均等に掛かり、装飾部21の横ズレを防止することができる。
装飾部21は樹脂材料に対する離型性を備えているので、装飾部21に離型剤を塗布しなくても、装飾部21を押え付けていた樹脂材料を装飾部21から簡単に除去することができる。
溶融樹脂材料60の射出圧Pによって成形型50に押え付ける第1の部品20の他に、別個の第2の部品30をインサート成形することができる。第2の部品30として鍵を形成するための金属片を適用することにより、優れた意匠の鍵を形成することができる。
図4は、樹脂成形品10を2個取りする下型80を示す平面図であり、図1〜図3に示した部材と共通する部材には同じ符号を付してその説明は一部省略する。
図4に示すように、本発明は、複数個(図示例では、2個)の樹脂成形品10を同時に成形する成形装置に適用することができる。下型80には、溶融樹脂材料60を2箇所のキャビティ51に導く1本のキャビティ用流路58と、2つのキャビティ51に注入される溶融樹脂材料60の一部を2箇所の第1の凹所52に導く2本の凹所用流路53と、を設けている。1本のキャビティ用流路58の末端は、2本に分岐され、それぞれのキャビティ51に溶融樹脂材料60を導いている。この場合においても、凹所用流路53の流路長L1を、キャビティ用流路58のうち凹所用流路53への分岐点からキャビティ51までの流路長L2よりも短い寸法に設定する。溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する前に、溶融樹脂材料60を第1の凹所52に注入し、第1の部品20を装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧するためである。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜改変することができる。
例えば、凹所用流路53の流路長L1を、キャビティ用流路58のうち凹所用流路53への分岐点からキャビティ51までの流路長L2よりも短い寸法に設定したが、この場合に限定されるものではない。キャビティ用流路58および凹所用流路53のそれぞれにバルブを設け、バルブの開閉動作を制御することによって、溶融樹脂材料60をキャビティ51に注入する前に、溶融樹脂材料60を第1の凹所52に注入し、第1の部品20を装飾部21からインサート部22に向かう方向に沿って押圧するようにしてもよい。
装飾部21の形状は円弧形状に限定されるものではなく、適宜の形状を採用することができることは言うまでもない。
装飾部21に装飾を施すための塗装が樹脂材料に対する離型性を備えている例を説明したが、装飾部21に離型剤を塗布する形態でも良い。離型剤には、例えば、ワックス、金属石けん、シリコーン系離型剤を用いることができる。その他にも、熱可塑性および熱硬化性樹脂を材料とする離型剤を用いることも可能である。
第1と第2の部品20、30をインサート成形した樹脂成形品10を示したが、本発明は、装飾が施された装飾部21を備える少なくとも1つの金属性部品をインサート成形する樹脂成形品に広く適用することがでる。装飾が施された装飾部21を備える金属性部品を複数個インサート成形する樹脂成形品にあっては、複数個の金属性部品におけるそれぞれの装飾部21を射出圧Pによって押え付ければよい。
図1(A)は、金属製部品をインサート成形した樹脂成形品としての自動車の鍵を示す正面図、図1(B)(C)は、それぞれ、図1(A)の1B−1B線に沿う断面図、図1(A)の1C−1C線に沿う断面図、図1(D)は、図1(A)に示される第1と第2の部品を示す正面図である。 図2(A)(B)(C)は、樹脂成形品の成形装置における成形型の要部を示す断面図であって、図2(A)は、開いた状態の成形型を示す断面図、図2(B)は、型締めした状態の成形型を示す断面図、図2(C)は、溶融樹脂材料を注入した状態を示す断面図である。 成形型の下型を示す平面図である。 樹脂成形品を2個取りする下型を示す平面図である。
符号の説明
10 自動車の鍵(樹脂成形品)、
11 電子ID、
20 第1の部品(金属製部品)、
21 装飾部、
22 インサート部、
30 第2の部品(他の金属製部品)、
31 鍵部、
32 インサート部、
40 樹脂部、
41 収納凹所、
50 成形型、
51 キャビティ、
52 第1の凹所(凹所)、
53 凹所用流路、
54 下型、
55 上型、
56 スライドブロック、
57 第2の凹所、
58 キャビティ用流路、
59 ゲート、
60 溶融樹脂材料、
70 流体圧シリンダ、
80 下型、
P 射出圧(溶融樹脂材料が有する圧力)、
L1 凹所用流路の流路長、
L2 キャビティ用流路のうち凹所用流路への分岐点からキャビティまでの流路長。

Claims (8)

  1. 装飾が施された装飾部と、前記装飾部に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部とを備える金属製部品をインサート成形した樹脂成形品を成形するための成形装置であって、
    前記金属製部品の前記インサート部を配置するとともに溶融樹脂材料を注入するキャビティが形成された成形型と、
    前記成形型に形成され前記金属製部品の前記装飾部が配置される凹所と、
    前記成形型に形成され前記キャビティに注入される溶融樹脂材料の一部を前記凹所に導く凹所用流路と、を有し、
    前記凹所に導いた溶融樹脂材料が有する圧力によって、前記金属製部品を、前記装飾部から前記インサート部に向かう方向に沿って押圧してなる樹脂成形品の成形装置。
  2. 前記凹所用流路が、溶融樹脂材料を前記キャビティに導くキャビティ用流路から分岐して形成され、
    前記凹所用流路の流路長が、前記キャビティ用流路のうち前記凹所用流路への分岐点から前記キャビティまでの流路長よりも短い寸法である、請求項1に記載の樹脂成形品の成形装置。
  3. 前記凹所への溶融樹脂材料の流入口となるゲートが、前記装飾部に沿って伸びる形状を有している請求項1または請求項2に記載の樹脂成形品の成形装置。
  4. 前記金属製部品の前記装飾部が、円弧形状を有し、円弧の長さの中央の部位に向けて溶融樹脂材料を導く請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の樹脂成形品の成形装置。
  5. 前記金属製部品の前記装飾部が、塗装による装飾が施され、前記塗装が、樹脂材料に対する離型性を備えている請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の樹脂成形品の成形装置。
  6. インサート成形されるとともに前記金属製部品とは別個の他の金属製部品をさらに有している請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の樹脂成形品の成形装置。
  7. 前記他の金属製部品が、鍵を形成するための金属片である請求項6に記載の樹脂成形品の成形装置。
  8. 装飾が施された装飾部と、前記装飾部に連続し樹脂材料と一体化されるインサート部とを備える金属製部品をインサート成形した樹脂成形品を成形するための成形方法であって、
    前記金属製部品の前記インサート部を、成形型に形成されたキャビティに配置し、前記金属製部品の前記装飾部を、前記成形型に形成された凹所に配置する配置工程と、
    前記成形型を閉じ、キャビティに溶融樹脂材料を注入するとともに前記キャビティに注入される溶融樹脂材料の一部を凹所用流路を介して前記凹所に導く充填工程と、を有し、
    前記凹所に導いた溶融樹脂材料が有する圧力によって、前記金属製部品を、前記装飾部から前記インサート部に向かう方向に沿って押圧した状態でインサート成形してなる樹脂成形品の成形方法。
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