JP2009153608A - 浴室外縁の水返し突条 - Google Patents

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秀和 安田
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Abstract

【課題】人造大理石製の浴槽や床パンに一体成形される水返し突条であってもその肉厚を増加させることなく高い強度を確保することのできる浴室外縁の水返し突条を提供する。
【解決手段】注型成形による人造大理石製の床パン3又は浴槽2の縁部に亙って立設した浴室外縁の水返し突条1である。水返し突条1の内部にガラス繊維材5で成る補強層4を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室外縁の水返し突条に関するものである。
従来から、浴室ユニットには浴室外縁を構成する床パン又は浴槽の縁部から壁パネルを載置して立設させる構造のものが知られているが、この床パン又は浴槽の縁部には上方に突出した水返し突条を該縁部に亙って設け、床パン又は浴槽と壁パネルとの間から浴水が浴室外に漏れ出ることを防止している(たとえば特許文献1,2)。ここで、水返し突条は、床パン本体又は浴槽本体から上方に突出した部位であり、床パンや浴槽の搬送中などにぶつけたりし易く、破損させないために高い強度が必要である。
ところで、床パン又は浴槽2は、浴室の見栄えの良さから、注型成形による人造大理石で製造されることがある。この場合、水返し突条1も注型成形にて床パン本体又は浴槽本体2aと一体に製造されるのであるが、FRPなどに比べて人造大理石は硬く脆い性質を有しており、水返し突条1に破損させないための強度を備えさせるには、図3のように床パン本体又は浴槽本体2aに比べて厚みを持たせて形成しなければならなく、このように水返し突条1の肉厚を増加させることによると、浴室の部屋面積がそれだけ小さくなってしまうものであった。
なお、従来技術として、図4のように、水返し突条1を一体に成形しない注型成形物の浴槽2や床パンに対して、別体物である水返し突条部材20をビス(図示せず)にて取り付けることで、浴槽2や床パンに水返し突条1を形成させることも行われていた。なお、図中8は壁パネル、17はシリコン、18はパッキンである。しかしながら、このものは、図3のような浴槽2や床パンに一体成形で水返し突条1を設けたものに比べると、浴水の止水性は格段に落ちるものであるばかりか、通常注型成形で浴槽2や床パンを製造する工数に、水返し突条部材20を浴槽2や床パンに取り付けに使用したビスの個数に応じた工数が増えるものであり、製造性もきわめて悪く、到底採用できるものではなかった。
特開2003−64895号公報 特開2003−259999号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、人造大理石製の浴槽や床パンに一体成形される水返し突条であってもその肉厚を増加させることなく高い強度を確保することのできる浴室外縁の水返し突条を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係る浴室外縁の水返し突条にあっては、注型成形による人造大理石製の床パン3又は浴槽2の縁部に亙って立設した浴室外縁の水返し突条1において、該水返し突条1の内部にガラス繊維材5で成る補強層4を設けたことを特徴とする。
これによると、水返し突条1の内部に設けたガラス繊維材5で成る補強層4によって水返し突条1の強度補強ができるから、人造大理石製の床パン3又は浴槽2に設けた水返し突条1であっても、肉厚を増やすことなく高い強度を確保することができ、その結果、浴室の部屋面積を広く採ることができる。
本発明にあっては、浴室外縁の水返し突条が人造大理石製であっても、高い強度を確保して、その厚み寸法を抑え、浴室の部屋面積の縮小を避けることができる、といった利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の浴室は、図2のように、防水パン7の外縁に沿って壁パネル8を立設して壁パネル8の上端に天井パネル(図示せず)を架設することで形成される浴室ユニット6で構成されている。ここで、防水パン7は、浴槽2と床パン3とで構成されている。床パン3は、洗い場床部9と、洗い場床部9から立ち上がるエプロン部10とで構成されている。浴槽2は、凹状の入浴槽部11の上縁からフランジ部12が外方へ延出され、床パン3に隣接して配設される。浴槽2のフランジ部12における洗い場隣接側の縁部には垂下片13が垂設され、この垂下片13が床パン3のエプロン部10の上端に設けた結合段部14に水密的に結合することで、防水パン7が形成される。
浴槽2及び床パン3において隣接縁部以外の縁部は、防水パン7、つまり壁パネル8が立設する浴室の外縁を構成するものであり、これら縁部には上方に突出した水返し突条1が各縁部に亙って形成されている。浴槽2や床パン3は注型成形にて形成されるものであり、各水返し突条1も浴槽2の浴槽本体2aや床パン3の床パン本体3a(それぞれ水返し突条1以外の部位を言う)と一体に成形される。
図1には本例の浴槽2の要部の縦断面を示す。本例の浴槽2は、注型成形による人造大理石製のものであり、つまり成形型のキャビティに人造大理石の材料となるアクリル系又はポリエステル系の注型用樹脂15を充填することで製造される。
ここで、浴槽2の縁部に設ける水返し突条1は、背景技術の項で述べたように、搬送時などにぶつけ易く、人造大理石製であればその脆さからきわめて破損のし易い部位であるが、本例の水返し突条1には、従来技術のようにその肉厚寸法を増やすことなく、破損に耐え得る高い強度を備える工夫が施されている。
すなわち、本例の水返し突条1の内部にはガラス繊維材5で成る補強層4を設けてある。ガラス繊維材5にはガラスクロスまたはガラスマットを好適に用いることができる。このような本例の浴槽2は、成形型の水返し突条成形キャビティ部にガラス繊維材5を配置した後に、成形型のキャビティ全体に注型用樹脂15を充填し硬化させる、といったインサート成形で製造されるものである。この製造方法は、通常注型成形で浴槽2や床パン3を製造する工数に、ガラス繊維材5を成形型内に配置するといった工数が1つ増えるだけであり、図4の従来技術で例示した注型成形物の浴槽2や床パン3に別体物である水返し突条部材20をビスにて取り付けるといった、ビスの使用個数に応じた工数を必要とする製造方法に比べて、格段に製造性が良いのは言うまでもない。
なお、本例の補強層4は水返し突条1にのみ設けられ、浴槽本体2aには設けられていないが、ガラス繊維材5の裁断サイズを調整することで、壁パネル8の荷重を支える壁パネル載置部16となる浴槽2の縁部域など、強度が必要な部位に補強層4を適宜設けることも可能である。また図1では浴槽2について説明したが、注型成形による人造大理石製の床パン3に設ける水返し突条1にも、同様にガラス繊維材5で成る補強層4を同様の製造方法によって設けることができるのは言うまでもない。
このように人造大理石製の床パン3や浴槽2に設けた水返し突条1は、内部に設けたガラス繊維材5で成る補強層4によって強度補強されるのであり、つまり注型成形の人造大理石製の床パン3や浴槽2にあっても少なくとも水返し突条1ではFRPと同様の層構成とすることができるのであって強度補強ができるから、水返し突条1の肉厚を増やすことなく、むしろ水返し突条1の肉厚を浴槽本体2aの肉厚よりも薄手にしたとしても、高い強度を備えることができるのである。したがって、強度を確保するために従来技術のように水返し突条1の肉厚を増やすことによる浴室の部屋面積の縮小を回避できて、浴室の部屋面積を広く採ることができたのである。
なお、上記実施形態では浴槽2や床パン3に設けた水返し突条1について説明したが、図示はしないがたとえば浴槽2の脇に配置して壁パネル8を載置する別部材のフランジ部材などに設ける水返し突条1においても、該フランジ部材が注型成形の人工大理石製であれば先のガラス繊維材5で成る補強層4を適用することができるのは言うまでもない。
本発明の実施の形態の例の浴槽の要部の縦断面図である。 同上の浴室ユニットの要部の分解斜視図である。 従来技術の例の浴槽の要部の縦断面図である。 従来技術の他例の浴槽の要部の縦断面図である。
符号の説明
1 水返し突条
2 浴槽
2a 浴槽本体
3 床パン
3a 床パン本体
4 補強層
5 ガラス繊維材
6 浴室ユニット
15 注型用樹脂
16 壁パネル載置部

Claims (1)

  1. 注型成形による人造大理石製の床パン又は浴槽の縁部に亙って立設した浴室外縁の水返し突条において、該水返し突条の内部にガラス繊維材で成る補強層を設けたことを特徴とする浴室外縁の水返し突条。
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