JP2009150919A - 露光装置及び基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光領域の変化に応じて照明光学系を最適に制御し、光源となるランプの寿命に起因するランニングコストを低減することができ、且つ省エネルギーな露光装置及び基板の製造方法を提供する。
【解決手段】照明光学系70は、複数の光源部73と、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータ74A,74Bと、を備え、複数の光源部73は、選択されるインテグレータ74A,74Bに応じて、各ランプの点灯と消灯を切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、露光装置及び基板の製造方法に関し、より詳細には、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを露光転写するのに好適な露光装置及び基板の製造方法に関する。
従来、フラットパネルディスプレイ装置のカラーフィルタ等のパネルを製造する装置として、種々の露光装置が考案されている。例えば、分割逐次近接露光装置では、基板より小さいマスクをマスクステージで保持すると共に基板をワークステージで保持して両者を近接して対向配置した後、ワークステージをマスクに対してステップ移動させて各ステップ毎にマスク側から基板にパターン露光用の光を照射することにより、マスクに描かれた複数のパターンを基板上に露光転写して、一枚の基板に複数のパネルを製作する。また、スキャン露光装置では、一定速度で搬送されている基板に対して、露光用の光をマスクを介して照射し、基板上にマスクのパターンを露光転写する。
近年、ディスプレイ装置は次第に大型化されつつあり、例えば、第8世代(2200mm×2500mm)のパネルを4回の露光ショットで製造する場合、一回の露光領域は、1300mm×1120mmとなり、6回の露光ショットで製造する場合、一回の露光領域は、1100mm×750mmとなる。従って、露光装置においても露光領域の拡大が求められており、使用される光源の出力も高める必要がある。このため、照明光学系として、複数の光源を用いて、光源全体の出力を高めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
また、複数の光源を備えた露光装置において、最初に、露光領域に必要な光量を照射するために必要な個数より多くの個数の光源を使用し、所定時間が経過する毎に、光源の使用時間の経過による光量の低下を補うだけの未使用の光源を、順次追加使用することで、定照度制御を図ったものが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、他の照明光学系としては、単一の光源を使用し、露光領域の面積やアスペクト比が変化する毎にインテグレータを切り替えることで、面積やコア断面の大きさが小さな露光領域において露光面照度を高くし、装置のスループットを向上する技術が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2004−361746号公報 特開2006−278907号公報 特開2005−227465号公報 特開平03−165023号公報
ところで、特許文献4に記載のインテグレータでは、インテグレータを切り替えることで、入射開口角が変化する。そのため、面積やアスペクト比が大きい領域を露光する場合と比べて、面積やアスペクト比が小さい領域を露光する場合には、インテグレータの入射開口角が小さくなり、この開口角より大きな角度から入射された光は、インテグレータに取り込むことができず、効率的な照射ができなかった。
また、複数の光源を使用する照明光学系について記載された特許文献1及び2では、個々の光源を点灯・消灯することについてなんら考慮されていない。さらに、特許文献3に記載の照明光学系では、定照度制御のために個々に点灯を行うことが開示されているが、露光領域の変化による光源の制御についてはなんら記載されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、露光領域の変化に応じて照明光学系を最適に制御し、光源となるランプの寿命に起因するランニングコストを低減することができ、且つ省エネルギーな露光装置及び基板の製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 被露光材としての基板を保持する基板保持部と、
前記基板と対向するようにマスクを保持するマスク保持部と、
発光部と該発光部から発生された光に指向性をもたせて射出する反射光学系をそれぞれ含む複数の光源部と、該複数の光源部から射出された光束が入射されるインテグレータと、を有する照明光学系と、
を備え、前記基板に対して前記照明光学系からの光を前記マスクを介して照射する露光装置であって、
前記インテグレータは、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータを備え、
前記複数の光源部は、選択される前記インテグレータに応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする露光装置。
(2) 前記複数のインテグレータは、同じ光学機能を持ったレンズエレメントを複数備えたフライアイインテグレータによってそれぞれ構成され、該各フライアイインテグレータに使用される前記レンズエレメントは、入射開口角が互いに異なり、
前記複数の光源部は、選択される前記レンズエレメントの入射開口角に応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする(1)に記載の露光装置。
(3) 前記複数のインテグレータは、コア断面の大きさ、材質、構成の少なくとも一つがそれぞれ異なるロッドインテグレータによってそれぞれ構成され、
前記複数の光源部は、選択される前記インテグレータのコア断面の大きさと前記インテグレータの入射開口角の少なくとも一方に応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする(1)に記載の露光装置。
(4) 被露光材としての基板を保持する基板保持部と、前記基板と対向するようにマスクを保持するマスク保持部と、発光部と該発光部から発生された光に指向性をもたせて射出する反射光学系をそれぞれ含む複数の光源部と、該複数の光源部から射出された光束が入射され、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータと、を有する照明光学系と、を備える露光装置を使用する基板の製造方法であって、
前記複数のインテグレータのいずれかを選択する工程と、
前記選択されるインテグレータに応じて、前記複数の光源部の各発光部の点灯と消灯を切り替える工程と、
前記基板に対して前記照明光学系からの光を前記マスクを介して照射する工程と、
を備えることを特徴とする基板の製造方法。
本発明の露光装置及び基板の製造方法によれば、照明光学系は、複数の光源部と、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータと、を備え、複数の光源部は、選択されるインテグレータに応じて、各発光部の点灯と消灯を切り替える。これにより、露光領域の変化に応じて照明光学系を最適に制御し、光源となるランプの寿命に起因するランニングコストを低減することができる。また、本発明の照明光学系の最適な制御によって、消費電力を抑えることができ、省エネルギーにも寄与することができる。
以下、本発明の露光装置及び基板の製造方法に係る各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、第1実施形態の分割逐次近接露光装置PEは、マスクMを保持するマスクステージ10と、ガラス基板(被露光材)Wを保持する基板ステージ20と、パターン露光用の光を照射する照明光学系70と、を備えている。
なお、ガラス基板W(以下、単に「基板W」と称する。)は、マスクMに対向配置されており、このマスクMに描かれたパターンを露光転写すべく表面(マスクMの対向面側)に感光剤が塗布されている。
マスクステージ10は、中央部に矩形形状の開口11aが形成されるマスクステージベース11と、マスクステージベース11の開口11aにX軸,Y軸,θ方向に移動可能に装着されるマスク保持部であるマスク保持枠12と、マスクステージベース11の上面に設けられ、マスク保持枠12をX軸,Y軸,θ方向に移動させて、マスクMの位置を調整するマスク駆動機構16と、を備える。
マスクステージベース11は、装置ベース50上に立設される支柱51、及び支柱51の上端部に設けられるZ軸移動装置52によりZ軸方向に移動可能に支持され(図2参照。)、基板ステージ20の上方に配置される。
図3に示すように、マスクステージベース11の開口11aの周縁部の上面には、平面ベアリング13が複数箇所配置されており、マスク保持枠12は、その上端外周縁部に設けられるフランジ12aを平面ベアリング13に載置している。これにより、マスク保持枠12は、マスクステージベース11の開口11aに所定のすき間を介して挿入されるので、このすき間分だけX軸,Y軸,θ方向に移動可能となる。
また、マスク保持枠12の下面には、マスクMを保持するチャック部14が間座15を介して固定されている。このチャック部14には、マスクMのマスクパターンが描かれていない周縁部を吸着するための複数の吸引ノズル14aが開設されており、マスクMは、吸引ノズル14aを介して図示しない真空式吸着装置によりチャック部14に着脱自在に保持される。また、チャック部14は、マスク保持枠12と共にマスクステージベース11に対してX軸,Y軸,θ方向に移動可能である。
マスク駆動機構16は、マスク保持枠12のX軸方向に沿う一辺に取り付けられる2台のY軸方向駆動装置16yと、マスク保持枠12のY軸方向に沿う一辺に取り付けられる1台のX軸方向駆動装置16xと、を備える。
Y軸方向駆動装置16yは、マスクステージベース11上に設置され、Y軸方向に伸縮するロッド16bを有する駆動用アクチュエータ(例えば、電動アクチュエータ等)16aと、ロッド16bの先端にピン支持機構16cを介して連結されるスライダ16dと、マスク保持枠12のX軸方向に沿う辺部に取り付けられ、スライダ16dを移動可能に取り付ける案内レール16eと、を備える。なお、X軸方向駆動装置16xも、Y軸方向駆動装置16yと同様の構成を有する。
そして、マスク駆動機構16では、1台のX軸方向駆動装置16xを駆動させることによりマスク保持枠12をX軸方向に移動させ、2台のY軸方向駆動装置16yを同等に駆動させることによりマスク保持枠12をY軸方向に移動させる。また、2台のY軸方向駆動装置16yのどちらか一方を駆動することによりマスク保持枠12をθ方向に移動(Z軸回りの回転)させる。
さらに、マスクステージベース11の上面には、図1に示すように、マスクMと基板Wとの対向面間のギャップを測定するギャップセンサ17と、チャック部14に保持されるマスクMの取り付け位置を確認するためのアライメントカメラ18と、が設けられる。これらギャップセンサ17及びアライメントカメラ18は、移動機構19を介してX軸,Y軸方向に移動可能に保持され、マスク保持枠12内に配置される。
また、マスク保持枠12上には、図1に示すように、マスクステージベース11の開口11aのX軸方向の両端部に、マスクMの両端部を必要に応じて遮蔽するアパーチャブレード38が設けられる。このアパーチャブレード38は、モータ、ボールねじ、及びリニアガイド等からなるアパーチャブレード駆動機構39によりX軸方向に移動可能とされて、マスクMの両端部の遮蔽面積を調整する。なお、アパーチャブレード38は、開口11aのX軸方向の両端部だけでなく、開口11aのY軸方向の両端部に同様に設けられている。
基板ステージ20は、図1及び図2に示すように、基板Wを保持する基板保持部21と、基板保持部21を装置ベース50に対してX軸,Y軸,Z軸方向に移動する基板駆動機構22と、を備える。基板保持部21は、図示しない真空吸着機構によって基板Wを着脱自在に保持する。基板駆動機構22は、基板保持部21の下方に、Y軸テーブル23、Y軸送り機構24、X軸テーブル25、X軸送り機構26、及びZ−チルト調整機構27と、を備える。
Y軸送り機構24は、図2に示すように、リニアガイド28と送り駆動機構29とを備えて構成され、Y軸テーブル23の裏面に取り付けられたスライダ30が、装置ベース50上に延びる2本の案内レール31に転動体(図示せず)を介して跨架されると共に、モータ32とボールねじ装置33とによってY軸テーブル23を案内レール31に沿って駆動する。
なお、X軸送り機構26もY軸送り機構24と同様の構成を有し、X軸テーブル25をY軸テーブル23に対してX方向に駆動する。また、Z−チルト調整機構27は、くさび状の移動体34,35と送り駆動機構36とを組み合わせてなる可動くさび機構をX方向の一端側に1台、他端側に2台配置することで構成される。なお、送り駆動機構29,36は、モータとボールねじ装置とを組み合わせた構成であってもよく、固定子と可動子とを有するリニアモータであってもよい。また、Z-チルト調整機構27の設置数は任意である。
これにより、基板移動機構22は、基板保持部21をX方向及びY方向に送り駆動するとともに、マスクMと基板Wとの対向面間のギャップを微調整するように、基板保持部21をZ軸方向に微動且つチルト調整する。
基板保持部21のX方向側部とY方向側部にはそれぞれバーミラー61,62が取り付けられ、また、装置ベース50のY方向端部とX方向端部には、計3台のレーザー干渉計63,64,65が設けられている。これにより、レーザー干渉計63,64,65からレーザー光をバーミラー61,62に照射し、バーミラー61、62により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光とバーミラー61,62により反射されたレーザー光との干渉を測定して基板ステージ20の位置を検出する。
図2に示すように、照明光学系70は、発光部としての超高圧水銀ランプ71と、このランプ71から発生された光に指向性をもたせて射出する反射光学系としての反射鏡72と、をそれぞれ含む複数の光源部73と、複数の光源部73から射出された光束が入射されるインテグレータ74(74A,74B)と、インテグレータ74を切替えるための切替装置75と、選択されるインテグレータ74A,74Bに応じて、各光源部73のランプ71の点灯と消灯を切り替える光学制御部76と、インテグレータ74の出射面から出射された光路の向きを変える凹面鏡77と、複数の光源部73とインテグレータ74との間に配置されて照射された光を透過・遮断するように開閉制御する露光制御用シャッター78と、を備える。
なお、照明光学系70において、160Wの超高圧水銀ランプ71を使用した場合、第6世代のフラットパネルを製造する露光装置では374個の光源部、第7世代のフラットパネルを製造する露光装置では572個の光源部、第8世代のフラットパネルを製造する露光装置では、774個の光源部が必要とされるが、本実施形態では、説明を簡略化するため、5段×7列の35個の光源部43を有するものとして説明する。
超高圧水銀ランプ71と反射鏡72とを備える複数の光源部73は、所定の曲面、例えば、球面に沿った形状を有する支持体79にそれぞれ支持されている。なお、支持体79の曲面形状は、使用されるインテグレータ74のうち、入射開口角が最大の後述するレンズエレメント82に対して全てのランプ71の光が入射できるように設計されている。
また、図7に示すように、各光源部73には、ランプ71に電力を供給する点灯電源80が個々に接続されており、各点灯電源80の制御回路81は、光学制御部76に接続されている。
図5及び図6に示すように、インテグレータ74A,74Bは、同じ光学機能を持ったレンズエレメント82A,82Bを複数備えたフライアイインテグレータによってそれぞれ構成されている。各レンズエレメント82A,82Bは、それぞれ長尺な略直方体の形状を有し、それぞれ密着するように束ねられている。また、全てのレンズエレメント82A,82Bの全ての入射面82A1,82B1が略同一平面となるように配置され、また、全ての出射面82A2,82B2が略同一平面となるように配置されている。
さらに、インテグレータ74A,74Bは、それぞれ異なる構成を有し、各レンズエレメント82A,82Bのアスペクト比は、露光領域のエリアのアスペクト比(縦/横比)に対応して決定されている。即ち、本実施形態において、露光領域が1300mm×1120mm(アスペクト比:0.86)の場合、レンズエレメント82Aのアスペクト比を0.86とし、露光領域が1100mm×750mm(アスペクト比:0.68)の場合、レンズエレメント82Bのアスペクト比を0.68としている。
また、アスペクト比が小さいものほど、レンズエレメント82A,82Bの長辺側に対して短辺側の入射開口角が小さくなる。従って、レンズエレメント82Bの短辺側の開口角θ2は、レンズエレメント82Aの短辺側の開口角θ1よりも小さくなる(θ1>θ2)。このため、インテグレータ74Bは、その入射開口角以上の角度から入射される光を取り込むことができない。
なお、レンズエレメント82A,82Bの各入射面82A1,82B1は、出射面82A2,82B2を介して照射面に投影されるという結像関係がある。このため、入射開口角(発散角)θ1,θ2を適宜選定することにより、露光領域を設定することができる。入射開口角θ1,θ2は、入射面82A1,82B1、出射面82A2,82B2の曲率、ロッドレンズの長さL1,L2により決定できる。
また、各光源部73から出射された光は、それぞれインテグレータ74A,74Bの入射面に向かって進むに従って発散する発散光であり、これらの発散光は、インテグレータ74A,74Bの入射面に入射される。光源部73のうち外側に配置された光源部73から発せられた光の入射領域は歪んだ円形(図示せず)となるが、全ての光源部73から発せられた光を重ね合わせると、入射領域の形状は全体として円形に近づく。なお、発散光の各々が入射面に入射する領域の大きさを入射面よりも小さくすることで、発散光の全てが入射面に入射され、光源から発せられた光を有効に活用することができる。なお、本実施形態の発散光は、従来(例えば、特開平11−338162号公報)に比べて発散角が小さなものであればよく、各ランプからの発散光は略平行光もしくは、それに近い発散光が好ましい。
光学制御部76は、切替装置75によって選択されたインテグレータ74A,74Bの開口角θ1,θ2に応じて、各ランプ71の点灯と消灯を切り替えるように、制御回路81へランプ点灯信号を送信する。
このように構成された露光装置PEでは、照明光学系40において、露光時に露光制御用シャッター44が開制御されると、超高圧水銀ランプ71から照射された光が、インテグレータ74A,74Bの入射面に入射され、各レンズエレメント82A,82Bの出射面まで導かれて、該出射面から発せられる。さらに、インテグレータ74A,74Bの出射面から発せられた光は、凹面鏡30によってその進行方向が変えられるとともに平行光に変換される。そして、この平行光は、マスクステージ10に保持されるマスクM、さらには基板ステージ20に保持される基板Wの表面に対して略垂直にパターン露光用の光として照射され、マスクMのパターンPが基板W上に露光転写される。
ここで、図7(a)に示すように、1300mm×1120mmの露光領域を露光する場合には、切替装置75によって、この露光領域のアスペクト比に対応するレンズエレメント82Aを備えたインテグレータ74Aが選択される。このため、光学制御部76は、切替装置75からの切替信号に応じて、全てのランプ71を点灯するように制御回路81にランプ信号を送信する。これにより、全ての点灯電源80がオンされて、全てのランプ71が点灯される。
一方、図7(b)に示すように、1100mm×750mmの露光領域を露光する場合には、切替装置75は、この露光領域のアスペクト比に対応するレンズエレメント82Bを備えたインテグレータ74Bに切り替えられる。この場合、短辺側の入射開口角θ2は、レンズエレメント82Aの入射開口角θ1よりも小さくなることから、その入射開口角θ2以上の角度から入射される両端側の光源部73からの光は取り込むことができない。このため、光学制御部76は、切替装置75からインテグレータ74Bが選択されたという切替信号に応じて、列方向における両端側のランプ71を消灯し、これらの間のランプ71を点灯するように各制御回路81にランプ信号を送信する。これにより、両端側のランプ71の点灯電源80がオフされて、両端側のランプ71が消灯される。従って、インテグレータ74B内に光を入射できる光源部73のランプ71のみが点灯するので、効率的なランプ71の点灯を可能とし、ランプの寿命を延ばすことができ、露光装置のランニングコストも下げることができる。また、効率的なランプ71の点灯制御により、消費電力を抑えることができ、省エネルギーにも寄与することができる。
なお、フライアイインテグレータとしては、本実施形態のようにレンズエレメントの長さを変えることで所望のアスペクト比を与えるものの他、出射側のレンズエレメントの曲率を変える等、他の手法によってアスペクト比を与えるものであってもよい。また、各フライアイインテグレータのレンズエレメントの数は、同一でも異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、複数のインテグレータを、レンズエレメントを複数備えたフライアイインテグレータによってそれぞれ構成したが、複数のインテグレータは、コア断面の大きさ、材質、構成の少なくとも一つがそれぞれ異なるロッドインテグレータによってそれぞれ構成されてもよい。
例えば、図8に示す変形例のように、照明光学系70は、コア断面の大きさがそれぞれ異なる複数のロッドインテグレータ90A,90Bを備え、切替装置75は、露光領域に応じてこれらロッドインテグレータ90A,90Bを切り替える。また、これらロッドインテグレータ90A,90Bと凹面鏡77間には、リレーレンズ、視野絞り、コンデンサーレンズ等の少なくとも一つによって構成される結像光学系93が、ロッドインテグレータ90A,90Bの切り替えと関係なく、固定配置されている。
図8(b)及び(c)に示すように、ロッドインテグレータ90Aは、入射された光束を透過させる断面矩形の細長いロッドレンズ91と、ロッドレンズ91の側面に輪帯状に密着配置されたクラッド92とを有しており、ロッドインテグレータ90A内の全反射角度は、入射開口角と出射開口角の両方と略等しい関係を有する。このロッドインテグレータ90Aは、入射された光束を全反射させながら内部に通して射出させることにより、光束の光量分布を均一化し、かつ、光束の断面形状をロッドレンズ91の断面形状と相似な形状に成形するものである。なお、ロッドインテグレータ90Bも、コア断面の大きさを除いて同様の構成である。また、クラッド92が空気である場合も含む。さらに、ロッドレンズ91及びクラッドの断面形状は任意で、図8(d)及び(e)に示すような形状であってもよい。
ここで、コア断面の小さなロッドインテグレータ90Aを使用する場合には、このコア断面から外れた位置に入射される両端側の光源部73からの光は取り込むことができない。従って、図9に示すように、この変形例においても、複数の光源部73は、選択されるロッドインテグレータ90A,90Bのコア断面の大きさに応じて、各ランプ71の点灯と消灯の切り替えを行い、効率的なランプ71の点灯を行うことができる。
また、他の変形例として、ロッドインテグレータ90A,90Bは、コアとクラッドの各材質や構成がそれぞれ異なるように構成されてもよく、コアとクラッドの材質の組合せを変えることで屈曲率が変化し、同時に、ロッドインテグレータ90A,90B内の全反射角度及びロッドインテグレータ90A,90Bの入射開口角が変化する。
このため、入射開口角の小さなロッドインテグレータを使用する場合には、その入射開口角以上の角度から入射される両端側の光源部73からの光を取り込むことができない。従って、この他の変形例においても、複数の光源部73は、選択されるロッドインテグレータの各材質や構成に応じて、各ランプ71の点灯と消灯の切り替えを行い、効率的なランプ71の点灯を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る近接スキャン露光装置について、図10〜図15を参照して説明する。
近接スキャン露光装置101は、図13に示すように、マスクMに近接しながら所定方向に搬送される略矩形状の基板Wに対して、パターンPを形成した複数のマスクMを介して露光用光Lを照射し、基板WにパターンPを露光転写する。即ち、該露光装置101は、基板Wを複数のマスクMに対して相対移動しながら露光転写が行われるスキャン露光方式を採用している。なお、本実施形態で使用されるマスクのサイズは、350mm×250mmに設定されており、パターンPのX方向長さは、有効露光領域のX方向長さに対応する。
近接スキャン露光装置101は、図10及び図12に示すように、基板Wを浮上させて支持すると共に、基板Wを所定方向(図において、X方向)に搬送する基板搬送機構120と、複数のマスクMをそれぞれ保持し、所定方向と交差する方向(図において、Y方向)に沿って千鳥状に二列配置される複数のマスク保持部171を有するマスク保持機構170と、複数のマスク保持部171の上部にそれぞれ配置され、露光用光Lを照射する照明光学系としての複数の照射部180と、複数の照射部180と複数のマスク保持部171との間にそれぞれ配置され、照射部180から出射された露光用光Lを遮光する複数の遮光装置190と、を備える。
これら基板搬送機構120、マスク保持機構170、複数の照射部180、及び、遮光装置190は、レベルブロック(図示せず)を介して地面に設置される装置ベース102上に配置されている。ここで、図11に示すように、基板搬送機構120が基板Wを搬送する領域のうち、上方にマスク保持機構170が配置される領域をマスク配置領域EA、マスク配置領域EAに対して上流側の領域を基板搬入側領域IA、露光領域EAに対して下流側の領域を基板搬出側領域OAと称す。
基板搬送機構120は、装置ベース102上に他のレベルブロック(図示せず)を介して設置された搬入フレーム105、精密フレーム106、搬出フレーム107上に配置され、エアで基板Wを浮上させて支持する基板保持部としての浮上ユニット121と、浮上ユニット121のY方向側方で、装置ベース102上にさらに他のレベルブロック108を介して設置されたフレーム109上に配置され、基板Wを把持すると共に、基板WをX方向に搬送する基板駆動ユニット140と、を備える。
浮上ユニット121は、図12に示すように、搬入出及び精密フレーム105,106,107の上面から上方に延びる複数の連結棒122が下面にそれぞれ取り付けられる長尺状の複数の排気エアパッド123(図11参照),124及び長尺状の複数の吸排気エアパッド125a,125bと、各エアパッド123,124,125a,125bに形成された複数の排気孔126からエアを排出するエア排出系130及びエア排出用ポンプ131と、吸排気エアパッド125a,125bに形成された吸気孔127からエアを吸引するためのエア吸引系132及びエア吸引用ポンプ133と、を備える。
また、吸排気エアパッド125a,125bは、複数の排気孔126及び複数の吸気孔127を有しており、エアパッド125a,125bの支持面134と基板Wとの間のエア圧をバランス調整し、所定の浮上量に高精度で設定することができ、安定した高さで水平支持することができる。
基板駆動ユニット140は、図11に示すように、真空吸着により基板Wを把持する把持部材141と、把持部材141をX方向に沿って案内するリニアガイド142と、把持部材141をX方向に沿って駆動する駆動モータ143及びボールねじ機構144と、フレーム109の上面から突出するように、基板搬入領域IAにおけるフレーム109の側方にZ方向に移動可能且つ回転自在に取り付けられ、マスク保持機構170への搬送待ちの基板Wの下面を支持する複数のワーク衝突防止ローラ145と、を備える。
また、基板搬送機構120は、基板搬入側領域IAに設けられ、この基板搬入側領域IAで待機される基板Wのプリアライメントを行う基板プリアライメント機構150と、基板Wのアライメントを行う基板アライメント機構160と、を有している。
マスク保持機構170は、図11及び図12に示すように、上述した複数のマスク保持部171と、マスク保持部171毎に設けられ、マスク保持部171をX,Y,Z,θ方向、即ち、所定方向、交差方向、所定方向及び交差方向との水平面に対する鉛直方向、及び、該水平面の法線回りに駆動する複数のマスク駆動部172と、を有する。
Y方向に沿って千鳥状に二列配置される複数のマスク保持部171は、上流側に配置される複数の上流側マスク保持部171a(本実施形態では、6個)と、下流側に配置される複数の下流側マスク保持部171b(本実施形態では、6個)と、で構成され、装置ベース2のY方向両側に立設した柱部112(図9参照。)間で上流側と下流側に2本ずつ架設されたメインフレーム113にマスク駆動部172を介してそれぞれ支持されている。各マスク保持部171は、Z方向に貫通する開口177を有すると共に、その周縁部下面にマスクMが真空吸着されている。
マスク駆動部172は、メインフレーム113に取り付けられ、X方向に沿って移動するX方向駆動部173と、X方向駆動部173の先端に取り付けられ、Z方向に駆動するZ方向駆動部174と、Z方向駆動部174に取り付けられ、Y方向に駆動するY方向駆動部175と、Y方向駆動部175に取り付けられ、θ方向に駆動するθ方向駆動部176と、を有し、θ方向駆動部176の先端にマスク保持部171が取り付けられている。
複数の照射部180は、図14に示すように、筐体181内に、第1実施形態と同様、超高圧水銀ランプ71と反射鏡72とをそれぞれ含む、2段5列の10個の光源部73A、インテグレータ74(74C,74D)、切替装置75、光学制御部76、凹面鏡77、及び、露光制御用シャッター78、を備えると共に、光源部73Aと露光制御用シャッター78間、及びインテグレータ74と凹面鏡77間に配置される平面ミラー280,281,282を備える。
また、図15に示すように、本実施形態のインテグレータ74Cは、同じ光学機能を持ったレンズエレメント82Cを複数備えたフライアイインテグレータによって構成されているが、図13に示すようなアスペクト比の小さな細長い露光領域を照射するため、各レンズエレメント82Cの形状も第1実施形態のものに比べてより細長い断面形状を有する。なお、図示しないが、切替装置75によって切り替えられる他のインテグレータ74Dは、異なるアスペクト比の露光領域を照射すべく、入射開口角の異なるレンズエレメントを複数備えたフライアイインテグレータによって構成されている。
複数の遮光装置190は、図12に示すように、傾斜角度を変更する一対の板状のブラインド部材208,209を有し、ブラインド駆動ユニット192によって一対のブラインド部材108,109の傾斜角度を変更する。これにより、マスク保持部171に保持されたマスクMの近傍で、照射部180から出射された露光用光Lを遮光するとともに、露光用光Lを遮光する所定方向における遮光幅、即ち、Z方向から見た投影面積を可変とすることができる。
なお、近接スキャン露光装置101には、マスクMを保持する一対のマスクトレー部221をY方向に駆動することで、上流側及び下流側マスク保持部171a,171bに保持されたマスクMを交換するマスクチェンジャー220が設けられると共に、マスク交換の前に、マスクトレー部121に対して浮上支持されるマスクMを押さえつけながら、位置決めピン(図示せず)をマスクMに当接させることでプリアライメントを行うマスクプリアライメント機構240が設けられている。
さらに、図12に示すように、近接スキャン露光装置101には、レーザー変位計260、マスクアライメント用カメラ(図示せず)、追従用カメラ(図示せず)、追従用照明273等の各種検出手段が配置されている。
次に、以上のように構成される近接スキャン露光装置101を用いて、基板Wの露光転写について説明する。なお、本実施形態では、下地パターン(例えば、ブラックマトリクス)が描画されたカラーフィルタ基板Wに対して、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかのパターンを描画する場合について説明する。
近接スキャン露光装置101は、図示しないローダ等によって、基板搬入領域IAに搬送された基板Wを排気エアパッド123からのエアによって浮上させて支持し、基板Wのプリアライメント作業、アライメント作業を行った後、基板駆動ユニット140の把持部材141にてチャックされた基板Wをマスク配置領域EAに搬送する。
その後、基板Wは、基板駆動ユニット140の駆動モータ143を駆動させることで、レール142に沿ってX方向に移動する。そして、基板Wがマスク配置領域EAに設けられた排気エアパッド124及び吸排気エアパッド125a,125b上に移動させ、振動を極力排除した状態で浮上させて支持される。そして、照射部180内の光源から露光用光Lを出射すると、かかる露光用光Lは、マスク保持部171に保持されたマスクMを通過し、パターンを基板Wに露光転写する。
また、当該露光装置101は追従用カメラ(図示せず)やレーザー変位計260を有しているので、露光動作中、マスクMと基板Wとの相対位置ズレを検出し、検出された相対位置ズレに基づいてマスク駆動部172を駆動させ、マスクMの位置を基板Wにリアルタイムで追従させる。同時に、マスクMと基板Wとのギャップを検出し、検出されたギャップに基づいてマスク駆動部172を駆動させ、マスクMと基板Wのギャップをリアルタイムで補正する。
以上、同様にして、連続露光することで、基板W全体にパターンの露光を行うことができる。マスク保持部171に保持されたマスクMは、千鳥状に配置されているので、上流側或いは下流側のマスク保持部171a,171bに保持されるマスクMが離間して並べられていても、基板Wに隙間なくパターンを形成することができる。
また、基板Wから複数のパネルを切り出すような場合には、隣接するパネル同士の間に対応する領域に露光用光Lを照射しない非露光領域を形成する。このため、露光動作中、一対のブラインド部材208,209を開閉して、非露光領域にブラインド部材208,209が位置するように、基板Wの送り速度に合わせて基板Wの送り方向と同じ方向にブラインド部材208,209を移動させる。
ここで、本実施形態においても、各マスクMによって露光される基板Wの露光領域を切り替える場合には、切替装置75によって、新しい露光領域のアスペクト比に対応するレンズエレメントを備えたインテグレータ74C,74Dに切り替えられる。このため、光学制御部76は、第1実施形態と同様に、インテグレータ74C,74Dの入射開口角に応じてランプ71の点灯・消灯を行うように制御回路81にランプ信号を送信する。これにより、使用されるレンズエレメントの入射開口角以上の角度からしか光を入射できない光源部73を消灯させることができ、効率的なランプ71の点灯を可能とし、ランプの寿命を延ばして、露光装置101のランニングコストを下げることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本実施形態は、切替装置によって2つのインテグレータを切り替える構成を説明したが、2つ以上のインテグレータを使用するものであればよく、露光領域のアスペクト比に応じて多数のインテグレータを用意して切り替えるようにしてもよい。
例えば、上記実施形態では、露光装置として分割逐次近接露光装置と走査式近接露光装置とを説明したが、これに限定されず、本発明は、ミラープロジェクション式露光装置、レンズ投影式露光装置にも適用することができる。また、本発明は、一括式、逐次式、走査式等のいずれの露光方法にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る分割逐次近接露光装置を説明するための一部分解斜視図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の正面図である。 マスクステージの断面図である。 (a)は、照明光学系の光源部を示す正面図であり、(b)はその平面図であり、(c)は、その側面図である。 (a)は、照明光学系のインテグレータを示す正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は入射部分の側面図である。 (a)は、照明光学系の他のインテグレータを示す正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は入射部分の側面図である。 露光領域が異なる場合における光源部の点灯・消灯の状態を説明するための図である。 (a)は、本実施形態の変形例に係るロッドインテグレータを有する照明光学系を説明するための図であり、(b)は、ロッドインテグレータ内の光束の様子を示す断面図であり、(c)は、ロッドインテグレータの正面図であり、(d)は、ロッドインテグレータの変形例の断面図であり、(e)は、ロッドインテグレータの他の変形例の断面図である。 本実施形態の変形例に係る露光領域が異なる場合における光源部の点灯・消灯の状態を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる近接スキャン露光装置の全体斜視図である。 近接スキャン露光装置を、照射部等の上部構成を取り除いた状態で示す上面図である。 近接スキャン露光装置のマスク配置領域における露光状態を示す側面図である。 (a)は、マスクとエアパッドとの位置関係を説明するための要部上面図であり、(b)は、その断面図である。 (a)は、近接スキャン露光装置の照射部を説明するための図であり、(b)は、(a)のXIV方向から見た照射部の光源部を示す正面図である。 (a)は、照明光学系のインテグレータを示す正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は入射部分の側面図である。
符号の説明
10 マスクステージ
18 アライメントカメラ
20 基板ステージ
70 照明光学系
74,74A,74B,74C,74D インテグレータ
101 近接スキャン露光装置(露光装置)
120 基板搬送機構
121 浮上ユニット
140 基板駆動ユニット
150 基板プリアライメント機構
160 基板アライメント機構
170 マスク保持機構
171 マスク保持部
172 マスク駆動部
180 照射部
190 遮光装置
M マスク
P パターン
PE 逐次近接露光装置(露光装置)
W ガラス基板(被露光材、基板)

Claims (4)

  1. 被露光材としての基板を保持する基板保持部と、
    前記基板と対向するようにマスクを保持するマスク保持部と、
    発光部と該発光部から発生された光に指向性をもたせて射出する反射光学系をそれぞれ含む複数の光源部と、該複数の光源部から射出された光束が入射されるインテグレータと、を有する照明光学系と、
    を備え、前記基板に対して前記照明光学系からの光を前記マスクを介して照射する露光装置であって、
    前記インテグレータは、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータを備え、
    前記複数の光源部は、選択される前記インテグレータに応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数のインテグレータは、同じ光学機能を持ったレンズエレメントを複数備えたフライアイインテグレータによってそれぞれ構成され、該各フライアイインテグレータに使用される前記レンズエレメントは、入射開口角が互いに異なり、
    前記複数の光源部は、選択される前記レンズエレメントの入射開口角に応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記複数のインテグレータは、コア断面の大きさ、材質、構成の少なくとも一つがそれぞれ異なるロッドインテグレータによってそれぞれ構成され、
    前記複数の光源部は、選択される前記インテグレータのコア断面の大きさと前記インテグレータの入射開口角の少なくとも一方に応じて、前記各発光部の点灯と消灯を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 被露光材としての基板を保持する基板保持部と、前記基板と対向するようにマスクを保持するマスク保持部と、発光部と該発光部から発生された光に指向性をもたせて射出する反射光学系をそれぞれ含む複数の光源部と、該複数の光源部から射出された光束が入射され、それぞれ構成の異なる切替え自在な複数のインテグレータと、を有する照明光学系と、を備える露光装置を使用する基板の製造方法であって、
    前記複数のインテグレータのいずれかを選択する工程と、
    前記選択されるインテグレータに応じて、前記複数の光源部の各発光部の点灯と消灯を切り替える工程と、
    前記基板に対して前記照明光学系からの光を前記マスクを介して照射する工程と、
    を備えることを特徴とする基板の製造方法。
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