JP2009148473A - 荷電粒子ビーム照射システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シンクロトロンから出射されるイオンビームの強度を、ビーム輸送系の各機器及び照射装置を動作させることなく調整することができる荷電粒子ビーム照射システムを提供する。
【解決手段】荷電粒子ビーム発生装置1からイオンビームが出射される第1ビーム輸送系4の途中に高速ステアラ装置(ビームダンパー装置)100を設置し、そのビームダンパー装置100に、ビームダンパーに当てるイオンビームの線量を計測する線量モニタ装置を設け、照射装置15A〜15Dに輸送せずにイオンビームの強度を計測できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は荷電粒子ビーム照射システム照射システムに係り、特に、陽子及び炭素イオン等の荷電粒子ビームを患部に照射して治療する粒子線治療装置に適用するのに好適な荷電粒子ビーム照射システムに関する。
がん等の患者の患部に陽子及び炭素イオン等の荷電粒子ビーム(イオンビーム)を照射する治療方法が知られている。この治療に用いる荷電粒子ビーム照射システム(粒子線出射装置或いは荷電粒子ビーム出射装置)は、荷電粒子ビーム発生装置を備え、荷電粒子ビーム発生装置で加速されたイオンビームは、第1ビーム輸送系及び回転ガントリーに設けられた第2ビーム輸送系を経て回転ガントリーに設置された照射装置に達する。イオンビームは照射装置より出射されて患者の患部に照射される。荷電粒子ビーム発生装置としては、例えば、荷電粒子ビームを周回軌道に沿って周回させる手段、共鳴の安定限界の外側で荷電粒子ビームのベータトロン振動を共鳴状態にする手段、及び荷電粒子ビームを周回軌道から取り出す出射用デフレクターを備えたシンクロトロン(円形加速器)が知られている(例えば、特許文献1)。
照射装置は、上記イオンビーム発生装置から導かれたイオンビームを、患者の体表面からの深さ及び患部形状に合わせて整形して、治療用ベッド上の患者の患部に照射する。照射装置では、一般に、二重散乱体法(非特許文献1の2081頁、図35)、ウォブラ法(非特許文献1の2084頁、図41)、ビームスキャニング法(特許文献2,非特許文献1の2092頁及び2093頁)のいずれかのビーム照射法にてイオンビームを患部に照射する。
患部は、通常、患者の体内でイオンビームの進行方向にある程度の厚みを持っている。このような患部の厚み全域にわたってイオンビームを照射するには、イオンビームの進行方向にある程度広く一様な吸収線量範囲(拡大ブラックピーク(Spread-Out Bragg Peak)以下、SOBPと称す)を形成するように、イオンビームのエネルギーを制御しなければならない。所望のSOBPを形成するためのエネルギー制御手段として、レンジ・モジュレーション・ホイール(Range Modulation Wheel、以下、RMWと記述)を採用する照射方法が提唱されている(非特許文献1の2077頁、図30)。RMWは、イオンビームが通過する領域の厚みが時間的に変化するように楔型形状のエネルギー吸収体を周方向に複数個配置した回転構造体であり、RMWの回転によりイオンビーム進行方向(RMWの軸方向)の厚みが増大または減少する構成を有する。このようなRMWを用いた照射方法を、RMW照射法という。
一方、荷電粒子照射システムにおいては、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームのうち照射装置に輸送されない不要の荷電粒子ビームが発生する場合があり、その不要のビームを処理するため、第1ビーム輸送系にビームダンパー装置を設けることが考えられている(特許文献3)。
米国特許5,363,008号 特許第259629号公報 米国特許5,260,581号明細書 レビュー オブ サイエンティフィック インスツルメンツ64巻8号(1993年8月)の第2074〜2093頁(REVIEW OF SCIENTIFIC INSTRUMENTS VOLUME 64 NUMBER 8(AUGUST 1993)P2074−2093) プロシーディング オブ シンポジウム オン アクセレレータ アンド リレーティット テクノロジー フォー アプリケーション 7巻(2005年6月)の第35頁〜36頁(Proceedings of the Symposium on Accelerator AND Related Technology for Application VOLUME 7(June,2005)P35−36)
シンクロトロンは、前段加速器から入射されたイオンビームを所望のエネルギーまで加速して出射する。シンクロトロンは、入射、加速、出射及び減速を一つの運転サイクルとし、この運転サイクルを繰り返して運転される。そのため、シンクロトロンへのイオンビームの供給は、サイクロトロンと異なり、一運転サイクルにおいて入射時のみである。シンクロトロンで加速されたイオンビームの蓄積量は、加速終了時を最大として出射制御の時間経過に伴い減少していく(非特許文献1)。さらに、出射用高周波電極に印加する高周波信号の振幅(電圧)とシンクロトロンから出射されるビーム強度との関係は、シンクロトロン内のイオンビームの蓄積量も影響することが知られており、所望の強度のイオンビームを出射することは容易ではない。
従来は、イオンビームに印加する出射用高周波信号によるイオンビームの拡散を考慮した出射過程をモデル化し、要求されたビーム強度信号により出射された粒子数から、シンクロトロン内を周回するイオンビームの強度を推定し、これに基づく高周波信号の振幅変調関数を決めるパターンを最適化することで、対応する強度パターンを求めて出射ビーム強度を制御する方法が提案されている(例えば、非特許文献2)。しかし、出射ビームの強度は、必ずしも、想定された強度パターンになることはなく、例えば、一様構造のビーム出射パターンを得ようとしても、一様構造とはいえない、時間構造をもった強度パターンとなっている。
また、ビーム強度を測定する線量計が、照射装置側にあり、シンクロトロンから出射されたビームを輸送系、ガントリ、照射装置を経て、線量計でビームを計測しないとビームの強度が計れなかった。
このため、装置の建設段階では、照射装置完成まで待たなければ、シンクロトロンからの出射ビームのビーム強度の調整ができなかった。さらに、装置完成後も、出射ビームの強度の不具合が発生した場合、シンクロトロンの出射ビームが不具合なのか、シンクロトロン以降の何らかの機器が不調であるのかが簡単には分からず、調査に時間がかかった。
第1ビーム輸送系にビームダンパー装置を設置したシステム(特許文献3)においては、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームに不要のビームが発生した場合は、そのビームをビームダンパー装置に送り、処理することができる。しかし、従来のシステムでは、そのビームダンパー装置は不要のビームを捨てるだけのために用いられていた。
本発明の目的は、シンクロトロンから出射されるイオンビームの強度を、ビーム輸送系の各機器及び照射装置を動作させることなく調整することができる荷電粒子ビーム照射システムを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、荷電粒子ビーム発生装置からイオンビームが出射される第1ビーム輸送系の途中にビームダンパー装置を設置し、そのビームダンパー装置に、ビームダンパーに当てる荷電粒子ビームの線量を計測する線量モニタ装置を設け、照射装置に輸送せずにイオンビームの強度を計測できるようにしたことにある。
線量モニタ装置を設けたビームダンパー装置は、好ましくは、シンクロトロンの直後に設置することで、ビームダンパー装置に到達するイオンビームがビーム輸送系の多くの機器を経由しない構成とする。
本発明によれば、シンクロトロンから出射されるイオンビームの強度を、ビーム輸送系の各機器及び照射装置を動作させることなく調整することができる。
これにより出射ビーム強度の変動要因を的確に把握した精度のよい調整が可能となる。
また、何らかの予期せぬ出射ビームの変動が発生した場合に、その変動要因がシンクロトロン側の要因によるのかまたは、ビーム輸送系、照射装置、その他の機器によるものなのかの切り分けが可能となり、変動要因対策の時間の節約及び精度の向上が期待できる。
更に、装置の建設段階では、照射装置完成まで待つことなく、シンクロトロンからの出射ビームのビーム強度の調整を実施することができ、荷電粒子ビーム照射システムの早期の立ち上げが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムは、荷電粒子ビーム発生装置1、荷電粒子ビーム発生装置1の下流側に接続された第1ビーム輸送系4、この第1ビーム輸送系4から分岐するようにそれぞれ設けられた第2ビーム輸送系5A,5B,5C,5D、切替え電磁石(経路切替え装置)6A,6B,6C、及び照射野形成装置である照射装置15A,15B,15C,15Dを備えている。第1ビーム輸送系4は、第2ビーム輸送系5A,5B,5C,5Dのそれぞれにイオンビームを導く共通のビーム輸送系である。第2ビーム輸送系5A,5B,5C,5Dは照射装置15A,15B,15C,15D毎に設けられたビーム輸送系であり、照射装置15A,15B,15C,15Dは治療室2A,2B,2C,2Dに配置されている。本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムは、具体的には陽子線治療システムである。
荷電粒子ビーム発生装置1は、イオン源(図示せず)、前段加速器(例えば線形加速器)11及び主加速器であるシンクロトロン12を有する。シンクロトロン12は、高周波印加装置31及び高周波加速空胴(加速装置)32をイオンビームの周回軌道上に設置している。高周波印加装置31は、高周波印加用の一対の電極(図示せず)を備え、高周波印加用電極は出射用の高周波供給装置33に接続される。高周波供給装置33は、高周波発振器(出射用高周波電源)34、印加電圧制御装置(出射ビーム強度制御装置)35、インターロック用スイッチ(開閉装置)36、照射制御用スイッチ(開閉スイッチ)37を備える。インターロック用スイッチ(開閉装置)36は、インターロック信号により開けられ、通常時は閉じている。照射制御用スイッチ(開閉スイッチ)37はビーム出射開始信号により閉じられ、ビーム出射停止信号により開けられる。高周波印加装置31は、印加電圧制御装置35、スイッチ35,36を介して、高周波発振器34から出射用の高周波電圧の供給を受ける。高周波加速空胴32に高周波電力を印加する高周波電源(図示せず)が、別途設けられる。
イオン源で発生したイオン(例えば、陽イオン(または炭素イオン))は前段加速器11で加速される。前段加速器11から出射されたイオンビーム(荷電粒子ビーム)はシンクロトロン12に入射される。荷電粒子ビーム(粒子線)であるイオンビームは、高周波電源からの高周波電力の印加によって高周波加速空胴32内に発生する電磁場に基づいてエネルギーを与えられて加速される。シンクロトロン12内を周回するイオンビームは、設定されたエネルギー(例えば100〜200MeV)まで加速された後、出射用高周波電源である高周波発振器34からの高周波を開閉スイッチ37を閉じることによって、出射用高周波印加装置31より周回しているイオンビームに印加される。このため、安定限界内で周回しているイオンビームは、安定限界外に移行し、出射用デフレクタを通って出射される。イオンビームの出射の際には、シンクロトロン12に設けられた四極電磁石13及び偏向電磁石14に導かれる電流が電流設定値に保持され、安定限界もほぼ一定に保持されている。開閉スイッチ37を開け、出射用高周波印加装置31への高周波電力の印加を停止することによって、シンクロトロン12からのイオンビームの出射が停止される。
シンクロトロン12から出射されたイオンビームは、第1ビーム輸送系4より高速ステアラ装置100(後述)を経由して、下流側へ輸送される。第1ビーム輸送系4は、ビーム経路3、ビーム経路3にビーム進行方向上流側より配置された四極電磁石18、シャッタ8、偏向電磁石17、四極電磁石18、切替え電磁石6A、ビーム経路61、ビーム経路3にビーム進行方向上流側より配置された四極電磁石19、切替え電磁石6B、四極電磁石20、切替え電磁石6Cを備えている。第1ビーム輸送系4に出射されたイオンビームは切替え電磁石6A,6B,6Cの励磁、非励磁の切り替えによる偏向作用の有無によって、第2ビーム輸送系5A,5B,5C,5Dのいずれかに選択的に導入される。
第2ビーム輸送系5Aは、第1輸送系4のビーム経路3に接続されて治療室2A内に配置された照射装置15Aに連絡されるビーム経路62、及びビーム経路62にビーム進行方向上流側より配置された偏向電磁石21A、四極電磁石22A、シャッタ7A、偏向電磁石23A、四極電磁石24A、偏向電磁石25A、偏向電磁石26Aを備える。
第2ビーム輸送系5B、第2ビーム輸送系5Cも第2ビーム輸送系5Aと同様に構成されている。これら第2ビーム輸送系5B及び5Cにおいて、第2ビーム輸送系5Aの構成要素と同等のものには同じ参照数字の添え字Aに代え、添え字B,Cを付して示している。第4ビーム輸送系5Dは、第1輸送系4のビーム経路61に接続されて治療室2D内に配置された照射装置15Dに連絡されるビーム経路65、及びビーム経路65にビーム進行方向上流側より配置された四極電磁石27,28、シャッタ7Dを備える。
第1ビーム輸送系4を経由して第2ビーム輸送系5Aへ導入されたイオンビームは、該当する電磁石の励磁によりビーム経路62を通って照射装置15Aへと輸送される。第2ビーム輸送系5B,5C,5Dについても同様に、イオンビームは各ビーム経路62或いはビーム経路61,65を通って照射装置15B,15C,15Dにそれぞれ輸送される。
照射装置15A〜15Cは、治療室2A〜2Cにそれぞれ設置された回転ガントリー(図示せず)に取り付けられている。照射装置15Dは固定式である。
照射装置15A〜15Cは、横方向(イオンビーム進行方向に直角な方向)に一様な線量分布を形成するため、二重散乱体法によりイオンビームを横方向に広げ、患部に照射するものである。また、照射装置15A〜15Cは、所望のSOBPを形成するためのエネルギー制御手段としてレンジ・モジュレーション・ホイール(RMW)を備えるとともに、RMWの回転中にRMWを透過するイオンビームが所定の角度範囲でON/OFF制御されるものである。このようなイオンビームのON/OFF制御のため、照射装置15A〜15Cは、RMWの回転角度を検出する手段(例えばエンコーダ)と、RMWを透過したイオンビームの線量(照射線量)を検出する線量計を有し、その角度情報と照射線量情報は加速・照射制御装置200(後述)に出力される。
また、本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムは、第1ビーム輸送系4に設けられた高速ステアラ装置(ビームダンパー装置)100を備え、高速ステアラ装置100を制御することにより、第1輸送系4に出射されたイオンビームを後続の第2ビーム輸送系5B,5C,5Dに輸送したり、高速ステアラ装置100に捨てたりすることができる。高速ステアラ装置100は、第1ビーム輸送系4のシンクロトロン12の直後に設置することで、高速ステアラ装置100に到達するイオンビームがビーム輸送系の多くの機器を経由しない構成とする。
図2は高速ステアラ装置100の構成の詳細を示す図である。
高速ステアラ装置100は、第1ビーム輸送系4のビーム経路3の途中に設けられた高速ステアラ(HSST)電磁石102と、この高速ステアラ電磁石102から分岐したビーム経路103に設置されたビームダンパー104とを有している。高速ステアラ(HSST)電磁石102はビームを高速に曲げるステアリング電磁石であり、例えば、100%通電時、ちょうどビームダンパー104にビームを当てることができる。また、0%通電時は、ビームを曲げないで、そのまま後続の輸送系にビームを通過させることができる。高速ステアラ電磁石102の100%通電から0%通電への切替或いは0%通電から1000%通電への切替は、高速ステアラ電源装置101により、高速に、例えば500μ秒以内で行うことができる。このように高速ステアラ装置100において、高速ステアラ(HSST)電磁石102の100%通電時にビームをビームダンパー104にビームを当てることによりビームを捨てることができる。
また、本発明の高速ステアラ装置100は、ビーム経路103のビームダンパー104の手前に設置された線量計105と、線量計105からの計測信号を入力する線量計測装置106とを有し、線量計測装置106において線量計105からの計測信号を処理することで、ビームダンパー104に当たるビームの線量を計測することができる。また、線量計測装置106は、そのビームの線量を積算し、その増分(線量値の単位時間当たりの変化量)を演算することでビーム強度を計測することができる。線量計105と線量計測装置106は線量モニタ装置を構成する。
次に、図1に戻り、本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムにおける制御系を説明する。本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムは、制御系として、中央制御装置150、この中央制御装置150に接続された加速・照射制御装置200、中央制御装置150と加速・照射制御装置200に接続された端末制御装置300を備える
中央制御装置150は、治療計画装置400で決められる患者の患部に適切な照射野を形成するための照射条件(ビーム照射方向、SOBP幅、照射線量、最大照射深さ、照射野サイズ等)を読み込み、機器の種類、設置位置、設置角度、ビームエネルギー、ビーム照射量の目標値等の運転パラメータを選択するものである。また、中央制御装置150は、メモリを備え、治療に必要な情報(ビームエネルギー、出射用高周波の印加電圧ゲインパターン、RMWの各回転角度、目標線量、回転ガントリー角度、散乱体種類、リッジフィルタ種類、レンジシフタ挿入量等)を保存する。
加速・照射制御装置200は、第1制御部200a及び第2制御部200bを含む複数の制御部を有している。
第1制御部200aは、中央制御装置150のメモリに保存された情報と、照射装置15A〜15DからのRMWの角度情報や照射線量情報等に基づいてビーム出射開始信号及びビーム出射停止信号を生成し、このビーム出射開始信号及びビーム出射停止信号を開閉スイッチ37に出力する。すなわち、第1制御部200aは、照射装置15A〜15DからのRMWの角度情報と照射線量情報等に基づいて、シンクロトロン12からのイオンビームの出射開始及び出射停止を制御する第1制御装置を構成する。このようにシンクロトロン12からのイオンビームの出射開始及び出射停止を制御することにより、照射対象内のイオンビーム進行方向(深さ方向)における線量分布を所望の分布に制御することができる。この制御内容は特開2006−239404号公報及び特開2007−222433号公報に詳しい。
また、第1制御部200aは、中央制御装置150のメモリに保存された出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを高周波供給装置33の印加電圧制御装置35に出力する。印加電圧制御装置35は、その出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを自身のメモリに保存し、出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを設定する。更に、第1制御部200aは、ビーム照射時の異常を判定し、照射異常時にインターロック信号をスイッチ36に出力する。
第2制御部200bは、高速ステアラ装置100の電源装置101に接続され、電源装置101を制御することで高速ステアラ電磁石102の通電量の切替を制御するとともに、高速ステアラ装置100の線量計測装置106に接続され、線量計105及び線量計測装置106において計測した線量値やビーム強度を入力し、メモリに保存(記録)する。また、その保存した線量値及びビーム強度を端末制御装置300に出力する。
加速・照射制御装置200のその他の制御部は、中央制御装置150のメモリに保存されたその他の情報に基づいて、イオンビーム発生装置1を構成する高周波加速空胴32等のその他の機器及びその制御装置のパラメータを設定しかつそれらを制御する。
端末制御装置300は、モニタ300aと、モニタ300aに表示されるユーザインターフェースを通じて所定の入力を行うキーボードやマウス等の入力装置300bとを有している。また、端末制御装置300は、加速・照射制御装置200の第2制御部200bのメモリに保存した線量計測装置106からの線量値やビーム強度を入力し、モニタ200aに表示可能である。これにより加速・照射制御装置200の第2制御部200bと端末制御装置300は、線量モニタ装置である線量計105及び線量計測装置106により計測したイオンビームの線量値やビーム強度を記憶し、管理する照射管理装置を構成する。
また、端末制御装置300は、荷電粒子ビーム照射システムの実際の運転に先立って、高速ステアラ装置100に設けた線量計105及び線量計測装置106で計測したビーム強度を第2制御部200bを介して入力し表示することで、印加電圧制御装置35に設定するための印加電圧ゲインパターンを作成するのに使用される。この目的のため、端末制御装置300及び加速・照射制御装置200の第2制御部200bは下記の機能を有している。
(1)事前に用意した暫定的な印加電圧ゲインパターンを入力すると、その印加電圧ゲインパターンを印加電圧制御装置35に設定する(第1手段)。
(2)シンクロトロン12からのビーム出射開始の指示が与えられると、その暫定的な印加電圧ゲインパターンに基づいて印加電圧制御装置35を作動させ、そのときシンクロトロン12から出射されたイオンビームをビームダンパー104に当てるようステアリング電磁石102を制御し、イオンビームを線量計105及び線量計測装置106(線量モニタ装置)に計測させる(第2手段)。
(3)線量モニタ装置により計測したイオンビームの線量値を表示する(第3手段)。
(4)前記暫定的な印加電圧ゲインパターンに対する調整操作が入力されると、その暫定的な印加電圧ゲインパターンを調整し、調整後の印加電圧ゲインパターンを印加電圧制御装置35に再設定する(第4手段)。
すなわち、端末制御装置30と加速・照射制御装置200の第2制御部200bは、線量モニタ装置である線量計105及び線量計測装置106の計測値を用いて印加電圧制御装置35に設定するための印加電圧ゲインパターンを作成する印加電圧ゲインパターン作成装置を構成する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
シンクロトロン12の運転は、図3(A)に示すように、イオンビームの入射・捕獲、イオンビームを設定されたエネルギーまで高める加速、目標のエネルギーになったイオンビームの出射、及び減速が繰返される。これら入射・捕獲、加速,出射、及び減速(シンクロトロン12の一つの運転サイクル)の制御は加速するイオンビームのエネルギーに合わせて規定される。シンクロトロン12の周回軌道を周回するイオンビームが目標のエネルギーまで加速される。その後、出射の期間で、高周波供給装置33を起動して高周波印加装置31を作動させ、前記の出射用高周波を印加することで、シンクロトロン12からイオンビームを後続の第1ビーム輸送系4に出射する。これによりシンクロトロン12は、後続の第2ビーム輸送系5A〜5Dに接続された各治療室2A〜2Dの照射装置15A〜15Dに対して出射制御区間にイオンビームを供給できる。
シンクロトロン12を周回するイオンビームのビーム強度(周回ビームの蓄積電荷量)は、シンクロトロン12の運転動作(図3(A))に合わせて、図3(B)に示すように変化する。シンクロトロン12にイオンビームが入射されて捕獲されると、ビーム強度は徐々に高められる。加速制御の初期には空間電荷効果等によってイオンビームが損失されるため、ビーム強度が減衰するが、加速中期から加速後期まではほぼ一定のビーム強度となる。シンクロトロン12では加速終了時のビーム強度が蓄積電荷量と等価であるため、イオンビームをシンクロトロン12から出射することによって、周回ビームの強度は徐々に減衰する。本実施の形態では、イオンビームの出射及び出射停止を繰返すため、ビーム強度も階段状に変化する。これは、周回するイオンビームの強度はイオンビームの出射制御によりシンクロトロン12外に供給されることで減衰し、出射制御を停止している際にはシンクロトロン12外に供給されないため減衰しない。出射制御区間に出射しきれずにシンクロトロン12内に残留したイオンビームは、その後の減速制御により、低いエネルギーまで減速されて消滅する。
シンクロトロン12より第1ビーム輸送系3に出射されたビーム強度は、図3(C)に示すように、通常、時間構造(時間の経過と共に変化する特性)を持っている。図3(C)に示す出射ビーム強度の変化は、高周波供給装置33の電圧制御装置35に、図4に示すように、出射用高周波の印加電圧が一定(即ち、印加電圧のゲインが一定)となるような出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを設定した場合のものである。すなわち、出射初期には、シンクロトロン12で周回しているビーム強度が大きいため、シンクロトロン12から取り出されるビーム強度も高いが、イオンビームの出射によりシンクロトロン12で周回しているビーム強度が図3(B)のように減衰するにしたがって、出射用高周波の印加電圧が一定であると、シンクロトロン12から取り出されるビーム強度も徐々に時間的に下がる傾向がある。
それに対して、図5のように、高周波供給装置33の電圧制御装置35に設定される出射用高周波の印加電圧ゲインを徐々に上げるパターンとし、出射用高周波の印加電圧を時間的に増加させることにより、出射ビームの強度を一定にすることが可能である。
従来は、出射用高周波の印加電圧ゲインパターンは、各治療室2A〜2Dの照射装置15A〜15Dに設置された線量計からの線量値を計測して、調整していた。
本発明では、シンクロトロン12と第1ビーム輸送系3及び高速ステアラー装置100を利用することで、シンクロトロン12からの出射ビームの調整が可能となる。
すなわち、高速ステアラ電磁石102を100%通電することで、ビームダンパー104にビームを当て、その手前の線量計105と線量計測装置106により出射ビームの強度を計測することにより、図5のように、高周波供給装置33の電圧制御装置35に設定される出射用高周波印加電圧ゲインパターンを調整することができ、これによりシンクロトロン12からの出射ビーム強度を一定とすることができる。
本実施の形態における出射用高周波印加電圧ゲインパターンの調整手順は次のようである。
まず、事前に用意した暫定的な印加電圧ゲインパターンを端末制御装置300のモニタ300a及び入力装置300bを用いて入力し、その暫定的な印加電圧ゲインパターンを加速・照射制御装置200の第2制御部200bを介して印加電圧制御装置35に設定する。次いで、前段加速器11からシンクロトロン12にイオンビームを導入し、このイオンビームをシンクロトロン12内で所望のエネルギーまで加速する。次いで、シンクロトロン12の運転サイクルの出射制御区間において、端末制御装置300のモニタ300a及び入力装置300bを用いてシンクロトロン12からのビーム出射開始の指示を与える。加速・照射制御装置200の第2制御部200bは、その指示を受けると、暫定的な印加電圧ゲインパターンを設定した印加電圧制御装置35を作動させると同時に、そのときシンクロトロン12から出射されたイオンビームを高速ステアラ装置100のビームダンパー104に当てるよう高速ステアラ電源装置101を制御し、イオンビームを線量計105及び線量計測装置106に計測させる。このとき、第2制御装置200bは、線量計105及び線量計測装置106で計測した線量値やビーム強度を入力し、メモリに保存(記録)すると同時に、そのビーム強度を端末制御装置300に出力する。端末制御装置300はそのビーム強度データを数値或いはグラフ(例えば、図4の上図に示すように時間関数のグラフ)でモニタ300aに表示する。操作者は、モニタ300aに表示されたビーム強度データをから、印加電圧ゲインパターンの調整の要、不要を判断し、調整が必要であると判断した場合は、端末制御装置300のモニタ300a及び入力装置300bを用いて、暫定的な印加電圧ゲインパターンを調整し、調整後の印加電圧ゲインパターンを加速・照射制御装置200の第2制御部200bを介して印加電圧制御装置35に再設定する。この点順を繰り返すことで、高周波供給装置33の電圧制御装置35に設定される出射用高周波印加電圧ゲインパターンを所望のパターンに調整し、シンクロトロン12からの出射ビーム強度を一定とすることができる。
このように構成した本実施の形態によれば、次の効果が得られる。
従来は、シンクロトロン12からの出射ビーム強度の調整について、各治療室2A〜2Dの照射装置15A〜15Dに設置された線量計からの計測値を用いて調整していたため、本来のシンクロトロン12の出射ビーム強度が不明なまま、末端の線量計により計測して、出射用高周波印加電圧ゲインパターンを調整していた。その結果、各治療室2A〜2Dの照射装置15A〜15Dまで経由する様々な機器の影響を受けた結果の出射用高周波印加電圧ゲインパターンを得ていたことになる。
本実施の形態によれば、高速ステアラー装置100内の線量計105及び線量計測装置106の計測により出射用高周波印加電圧ゲインパターンを調整することが可能となり、出射ビーム強度の変動要因を的確に把握した精度のよい調整が可能となる。
また、何らかの予期せぬ出射ビームの変動が発生した場合に、その変動要因がシンクロトロン12側の要因によるのかまたは、第1及び第2ビーム輸送系4,5A〜5D、照射装置15A〜15D、その他の機器によるものなのかの切り分けが可能となり、変動要因対策の時間の節約及び精度の向上が期待できる。
更に、装置の建設段階では、照射装置完成まで待つことなく、シンクロトロン12からの出射ビームのビーム強度の調整を実施することができ、荷電粒子ビーム照射システムの早期の立ち上げが可能となる。
本発明の第2の実施の形態を図6〜図8用いて説明する。
図6は本実施の形態による荷電粒子ビーム照射システムの全体構成を示す図である。図中、図1に示した部分と同様のものには同じ符号を付している。本実施の形態は、ビームスキャニング照射、特にスポットスキャニング照射法によりイオンビームを患部に照射する方式のシステムに本発明を適用した場合のものである。
本実施の形態において、荷電粒子ビーム照射システムは走査電磁石を備えた照射装置15E〜15Hを有し、照射装置15E〜15Hは、走査電磁石電源制御装置500によって図示しない走査電磁石電源を制御することで励磁電流が制御され、イオンビームを横方向に走査する。また、照射装置15A〜15Cは、各照射位置においてイオンビームの移動(走査)を停止して照射し、照射位置における照射線量が目標値に達すると次の照射位置へ移動する。照射位置を次の位置に移動する間、シンクロトロン12からのイオンビームの出射は停止され、照射位置の移動が完了すると、シンクロトロン12からイオンビームが再び出射される。このような走査電磁石の制御とイオンビームのON/OFF制御のため、照射装置15A〜15Dは、イオンビームの線量(照射線量)を検出する線量計と照射位置を検出する位置検出装置を有し、その照射線量情報と位置情報を加速・照射制御装置200Aに出力する。
また、本実施の形態の荷電粒子ビーム照射システムは、制御系として、中央制御装置150A、加速・照射制御装置200A、端末制御装置300A、走査電磁石電源制御装置500を備える。
加速・照射制御装置200Aは、第1制御部200a、第2制御部200b及び第3制御部200cを含む複数の制御部を有している。
第1制御部200aは、中央制御装置150Aのメモリに保存された情報と照射装置15A〜15Dからの照射線量情報と位置情報等に基づいて、ビーム出射開始信号及びビーム出射停止信号を生成し、このビーム出射開始信号及びビーム出射停止信号を開閉スイッチ37に出力することで、シンクロトロン12からのイオンビームの出射開始及び出射停止を制御する(第1制御装置)。第3制御部200cは、中央制御装置150Aのメモリに保存された情報と照射装置15A〜15Dからの照射線量情報と位置情報等に基づいて、照射位置を次の位置に移動するための走査電磁石の励磁電流を決定し、この励磁電流情報を走査電磁石電源制御装置500に出力する。走査電磁石電源制御装置500はその励磁電流情報に基づいて図示しない走査電磁石電源を制御し、走査電磁石の励磁電流を制御する。このようにシンクロトロン12からのイオンビームの出射開始及び出射停止と走査電磁石の励磁電流を制御することにより、照射対象内の横方向(イオンビーム進行方向(深さ方向)に垂直な方向)にイオンビームを走査し、横方向における線量分布を所望の分布に制御することができる。この制御内容は特許第2833602号公報等に詳しい。
第1制御部200aのその他の機能は、第1の実施の形態における第1制御部200aと同じである。
第2制御部200bと端末制御装置300Aは、第1の実施の形態における第2制御部200bと端末制御装置300と同様の機能を有している。
また、本実施の形態において、第2制御部200bは下記の機能を有している。
(1)シンクロトロン12からのイオンビームの出射開始及び出射停止に同期してステアリング電磁石102の励磁を制御し、イオンビームの出射停止時の漏れビーム(後述)をビームダンパー104に当てることで、その漏れビームを線量計105及び線量計測装置106(記線量モニタ装置)に計測させる(第2制御装置)。
(2)シンクロトロン12の運転サイクルにおける出射制御前にシンクロトロン12に蓄積されたイオンビームの一部を捨てビーム(後述)として出射し、かつこれと同時にステアリング電磁石102の励磁を制御してシンクロトロン12から出射した捨てビームをビームダンパー104に当てることで、その捨てビームを線量モニタ装置に計測させる(第3制御装置)。
(3)線量モニタ装置により計測した漏れビーム又は捨てビームの線量値に基づいて印加電圧制御装置35に設定される出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを補正する(印加電圧ゲインパターン補正装置)。
更に、第2制御部200bと端末制御装置300Aは、線量モニタ装置により計測した漏れビーム又は捨てビームの線量値を管理する照射管理装置として機能する。
図7は、スポットスキャニングによりイオンビームを照射する場合のシンクロトロン12の1サイクルの運転を示す図であり、(A)はシンクロトロン12の1運転サイクルにおけるビームエネルギーの変化を示し、(B)はシンクロトロン12の1運転サイクルにおけるシンクロトロン12内を周回するビームの強度変化を示し、(C)は出射制御区間における制御開始前の捨てビームと、出射制御区間のスポット照射におけるイオンビームと、出射制御区間における出射停止時の漏れビームの電流値を示す。図8は、出射制御区間のスポット照射における高速ステアラ装置100内のステアリング電磁石102の制御電流値と(上段)、高速ステアラ装置100内の線量計105で計測される漏れビームの電流値と(中段)、照射装置内の線量計により計測されるスポット照射のビーム電流値(下段)を示す図である。
スポットスキャニングによりイオンビームを照射する場合、出射制御期間の制御開始前に、意図的にシンクロトロン12に蓄積されたビームを出射し、ビームを照射装置15E〜15Hへ輸送せずに、高速ステアラ装置100を用いてビームを廃棄する運転を行うことがある。
このとき、出射制御開始前に、イオンビームを捨てビームとしてシンクロトロン12から取り出すため、その分、シンクロトロン12の蓄積電荷が減少する。図7(B)及び図7(C)に示すように、出射制御開始前の加速終了後において、シンクロトロン12の電荷量は、ある一定の値であるが、意図的に捨てビームを出射するため、出射制御開始前の電荷量が減る。
本実施の形態では、第2制御部200bと端末制御装置300Aの上記第3制御装置及び照射管理装置としての機能が、その捨てビームにより減少した電荷量を高速ステアラ装置100の線量計105及び線量計測装置106に計測させ、端末制御装置300Aのモニタ300aに表示させることにより、その電荷量を評価し、その後の出射期間での照射量を管理することが可能となる。
また、図7(C)に示すように、出射制御期間でのスポット照射において、高周波供給装置33を制御して出射用高周波を印加し、シンクロトロン12からビームを出射するのであるが、この出射制御期間では、出射用高周波を印加していなくても、シンクロトロン12から僅かではあるが、漏れビームが発生する。そのとき、本実施の形態では、第2制御部200bの上記第2制御装置としての機能が、図8の上段に示すように、シンクロトロン12からのイオンビームの出射停止に同期してステアリング電磁石102を100%通電し、漏れビームをビームダンパー104に当てることにより、不要なビームを照射を防ぐことができる。また、第2制御部200bと端末制御装置300Aの上記第3制御装置及び照射管理装置としての機能が、その漏れビームの線量を線量計105で計測し、その漏れビームの線量を端末制御装置300Aのモニタ300aに表示させることにより、更に線量管理を精密に実施することができる。
スポットスキャニング照射では、スポット毎の線量管理をし、スポット位置を走査しながらイオンビームを照射する。シンクロトロン12で照射できるスポット数は、シンクロトロン12で加速された蓄積電荷量で決まるが、上記のように、出射制御期間前に意図的に廃棄される捨てビームの線量や、出射制御期間におけるスポット照射間で漏れビームの線量を監視することにより、スポット照射できる照射量をきめ細かく管理することが可能となる。これによりシンクロトロン12により加速したビームを無駄なく照射できるようになり、電荷量不足を発生することなく、照射効率を向上させることができる。
また、上記のように、出射制御期間前に意図的にビームを捨てビームとして廃棄したり、出射制御期間におけるスポット照射間で漏れビームが発生した場合は、シンクロトロン12内を周回しているイオンビームの強度がその分低下する。これは、シンクロトロン12内を周回しているイオンビームの強度が、電圧制御装置35に設定した出射用高周波の印加電圧ゲインパターンの作成時に予想したビーム強度からずれることを意味し、その出射用高周波の印加電圧ゲインパターンをそのまま使用して出射用高周波の印加電圧を制御したのでは、出射ビームの強度を一定に制御できなくなる。
本実施の形態では、上記のように第2制御部200bの印加電圧ゲインパターン補正装置としの機能により、線量モニタ装置により計測した漏れビーム又は捨てビームの線量値に基づいて印加電圧制御装置35に設定される出射用高周波の印加電圧ゲインパターンが自動的に補正される。これにより漏れビームや捨てビームの影響を受けず、出射ビームの強度を一定にすることができる。
本発明の第1の実施の形態による荷電粒子ビーム照射システムの全体概略構成を示す図である。 高速ステアラ装置の構成の詳細を示す図である。 シンクロトロンの1サイクルの運転を示す図であり、(A)はシンクロトロンの1運転サイクルにおけるビームエネルギーの変化を示し、(B)はシンクロトロンの1運転サイクルにおけるシンクロトロン内を周回するビームの強度変化を示し、(C)は出射制御区間における出射ビーム強度の変化を示す。 出射用高周波の印加電圧が一定(即ち、印加電圧のゲインが一定)となる出射用高周波の印加電圧ゲインパターンと、それによる出射ビーム強度との関係を示す図である。 出射用高周波の印加電圧が徐々に上がる(即ち、印加電圧のゲインが徐々に上がる)出射用高周波の印加電圧ゲインパターンと、それによる出射ビーム強度との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による荷電粒子ビーム照射システムの全体概略構成を示す図である。 スポットスキャニングによりイオンビームを照射する場合のシンクロトロンの1サイクルの運転を示す図であり、(A)はシンクロトロンの1運転サイクルにおけるビームエネルギーの変化を示し、(B)はシンクロトロンの1運転サイクルにおけるシンクロトロン内を周回するビームの強度変化を示し、(C)は出射制御区間における制御開始前の捨てビームと、出射制御区間のスポット照射におけるイオンビームと、出射制御区間における出射停止時の漏れビームの電流値を示す。 出射制御区間のスポット照射における高速ステアラ装置内のステアリング電磁石の制御電流値と(上段)、高速ステアラ装置内の線量計で計測される漏れビームの電流値と(中段)、照射装置内の線量計により計測されるスポット照射のビーム電流値(下段)を示す図である。
符号の説明
1 荷電粒子ビーム発生装置
2A〜2D 治療室
4 第1ビーム輸送系
5A〜5D 第2ビーム輸送系
6A〜6C 切替え電磁石
7A〜7D シャッタ
15A〜15D 照射装置
15E〜15H 照射装置
31 高周波印加装置
32 高周波加速空胴(加速装置)
33 高周波供給装置
34 高周波発振器(出射用高周波電源)
35 印加電圧制御装置(出射ビーム強度制御装置)
36 インターロック用スイッチ(開閉装置)
37 照射制御用スイッチ(開閉スイッチ)
100 高速ステアラ装置(ビームダンパー装置)
101 高速ステアラ電源装置
102 高速ステアラ電磁石(ステアリング電磁石)
104 ビームダンパー
105 線量計(線量モニタ装置)
106 線量計測装置(線量モニタ装置)
150,150A 中央制御装置
200,200A 加速・照射制御装置
200a 第1制御部(第1制御装置)
200b 第2制御部(照射管理装置、印加電圧ゲインパターン調整装置、第2制御装置、第3制御装置、印加電圧ゲインパターン補正装置)
200c 第3制御部
300,300A 端末制御装置(照射管理装置、印加電圧ゲインパターン調整装置)
300a モニタ
300b 入力装置
400 治療計画装置
500 走査電磁石電源制御装置

Claims (9)

  1. 荷電粒子ビームを加速して出射する荷電粒子ビーム発生装置と、
    前記荷電粒子ビーム発生装置に接続され、前記荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを輸送する第1ビーム輸送系と、
    前記荷電粒子ビームを照射する少なくとも1つの照射装置とを備えた荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記第1ビーム輸送系の途中に設けられたステアリング電磁石と、このステアリング電磁石から分岐したビーム経路に設けられたビームダンパーとを有し、前記ステアリング電磁石の励磁制御により、前記荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームのうち前記照射装置に輸送されない荷電粒子ビームを前記ビームダンパーに当てるビームダンパー装置と、
    前記ビームダンパー装置に設けられ、前記ビームダンパーに当てる荷電粒子ビームの線量を計測する線量モニタ装置とを有することを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  2. 請求項1記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記線量モニタ装置により計測した荷電粒子ビームの線量値を記憶し、管理する照射管理装置を更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  3. 請求項1記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記荷電粒子ビーム発生装置は、シンクロトロンと、このシンクロトロンに設けられ、シンクロトロンを周回するイオンビームに出射用の高周波を印加する高周波印加装置と、この高周波印加装置に供給される出射用高周波電圧を予め設定された出射用高周波の印加電圧ゲインパターンに基づいて制御して、前記シンクロトロンから前記第1ビーム輸送系に出射される荷電粒子ビームの強度を制御する印加電圧制御装置とを有し、
    前記線量モニタ装置は、前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームのうち前記照射装置に輸送されない荷電粒子ビームの線量を計測することを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  4. 請求項3記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記線量モニタ装置の計測値を用いて前記印加電圧制御装置に設定するための印加電圧ゲインパターンを作成する印加電圧ゲインパターン作成装置を更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  5. 請求項4記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記印加電圧ゲインパターン作成装置は、
    事前に用意した暫定的な印加電圧ゲインパターンが入力されると、その印加電圧ゲインパターンを前記印加電圧制御装置に設定する第1手段と、
    前記シンクロトロンからのビーム出射開始の指示が与えられると、前記暫定的な印加電圧ゲインパターンに基づいて前記印加電圧制御装置を作動させ、そのとき前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームを前記ビームダンパーに当てるよう前記ステアリング電磁石を制御し、前記荷電粒子ビームを前記線量モニタ装置に計測させる第2手段と、
    前記線量モニタ装置により計測した荷電粒子ビームの線量値を表示する第3手段と、
    前記暫定的な印加電圧ゲインパターンに対する調整操作が入力されると、その暫定的な印加電圧ゲインパターンを調整し、調整後の印加電圧ゲインパターンを前記印加電圧制御装置に再設定する第4手段とを有することを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  6. 請求項3記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記シンクロトロンからの前記荷電粒子ビームの出射開始及び出射停止を制御する第1制御装置と、
    前記シンクロトロンからの前記荷電粒子ビームの出射開始及び出射停止に同期して前記ステアリング電磁石の励磁を制御し、前記荷電粒子ビームの出射停止時の漏れビームを前記ビームダンパーに当てることで、その漏れビームを前記線量モニタ装置に計測させる第2制御装置と、
    前記線量モニタ装置により計測した前記漏れビームの線量値を管理する照射管理装置とを更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  7. 請求項3記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記シンクロトロンからの前記荷電粒子ビームの出射開始及び出射停止を制御する第1制御装置と、
    前記シンクロトロンからの前記荷電粒子ビームの出射開始及び出射停止に同期して前記ステアリング電磁石の励磁を制御し、前記荷電粒子ビームの出射停止時の漏れビームを前記ビームダンパーに当てることで、その漏れビームを前記線量モニタ装置に計測させる第2制御装置と、
    前記線量モニタ装置により計測した前記漏れビームの線量値に基づいて前記印加電圧制御装置に設定される出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを補正する印加電圧ゲインパターン補正装置とを更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  8. 請求項2記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記シンクロトロンの運転サイクルにおける出射制御区間における制御開始前に前記シンクロトロンに蓄積された荷電粒子ビームの一部を捨てビームとして出射し、かつこれと同時に前記ステアリング電磁石の励磁を制御して前記シンクロトロンから出射した捨てビームを前記ビームダンパーに当てることで、その捨てビームを前記線量モニタ装置に計測させる第3制御装置と、
    前記線量モニタ装置により計測した前記捨てビームの線量値を管理する照射管理装置とを更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
  9. 請求項2記載の荷電粒子ビーム照射システムにおいて、
    前記シンクロトロンの運転サイクルにおける出射制御区間における制御開始前に前記シンクロトロンに蓄積された荷電粒子ビームの一部を捨てビームとして出射し、かつこれと同時に前記ステアリング電磁石の励磁を制御して前記シンクロトロンから出射した捨てビームを前記ビームダンパーに当てることで、その捨てビームを前記線量モニタ装置に計測させる第3制御装置と、
    前記線量モニタ装置により計測した前記捨てビームの線量値に基づいて前記印加電圧制御装置に設定される出射用高周波の印加電圧ゲインパターンを補正する印加電圧ゲインパターン補正装置とを更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム照射システム。
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