JP2009148316A - 分離型内視鏡 - Google Patents

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義晃 伊藤
Kazuhiko Kubota
和彦 久保田
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Abstract

【課題】挿入部側の内蔵物と操作部側の内蔵物とを容易かつ確実に連結することが可能な分離型内視鏡を提供する。
【解決手段】挿入部端部26と操作部端部42とは、挿入部21あるいは操作部41の長手方向に交差する交差方向に相対的に移動させることにより互いに連結可能であり、挿入部内蔵物連結部67a;69a,71a;73a,74a;77a,78a;82u;82d;82l;82rと操作部内蔵物連結部67b;69b,71b;73b,74b;77b,78b;92u;92d;92l;92rとは、挿入部端部26と操作部端部42との連結に連動して互いに連結可能である、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、挿入部と操作部とが互いに連結、分離可能な分離型内視鏡に関する。
内視鏡では、体腔内に挿入される細長い挿入部の基端部に、操作者に保持、操作される操作部が配設されている。そして、分離型内視鏡では、挿入部と操作部とが互いに連結、分離可能となっている。ここで、通常の内視鏡では、感染症等を防止するため、内視鏡の使用毎に、内視鏡全体を充分に洗浄、消毒、滅菌する必要がある。これに対して、分離型内視鏡では、挿入部を使い捨てとすることで、挿入部の洗浄等を省略することが可能である。
特許文献1には、このような分離型内視鏡が開示されている。この分離型内視鏡では、先端部、湾曲作動される湾曲部、及び、長尺で軟性を有する軟性部と、軟性部の基端部に着脱可能な着脱部、及び、操作者に把持、操作される操作部とが先端側から基端側へと連設されており、操作部からユニバーサルコードが延出されている。軟性部の基端部と着脱部とは、軟性部あるいは着脱部の長手方向に相対的に移動させることにより互いに着脱可能である。さらに、湾曲部を湾曲作動させるためのアングルワイヤが湾曲部から軟性部の基端部まで挿通されており、アングルワイヤの基端部は軟性部の基端部内において軟性部の長手方向に進退可能な受動シャフトに連結されている。一方、操作部には湾曲部を湾曲操作するための操作用ノブが配設されており、着脱部内には操作用ノブへの操作によって着脱部の長手方向に進退される駆動シャフトが配設されている。着脱部への軟性部の装着に連動して、受動シャフトの先端部と駆動シャフトの先端部とが互いに当接されて、駆動シャフトの前進により受動シャフトが前進可能となる。また、送気用チューブ、送水用チューブが先端部から軟性部の基端部まで挿通され、軟性部の基端部内のシールコネクタに連結されている。一方、着脱部内のコネクタから送気チューブ、送水チューブが基端側へと延出されており、送気チューブ、送水チューブは着脱部、操作部を挿通されて、ユニバーサルコードへと導入されている。着脱部への軟性部の装着に連動して、軟性部の基端部のシールコネクタと着脱部のコネクタとが互いに連結されて、軟性部側の送気チューブ、送水チューブと着脱部側の送気チューブ、送水チューブとが互いに連結される。
特開2000−14628号公報
特許文献1の分離型内視鏡では、軟性部の基端部と着脱部とを軟性部あるいは着脱部の長手方向に移動させて連結し、軟性部側の内蔵物と着脱部側の内蔵物とを互いに連結するようにしている。このような連結方法では、内蔵物同士を確実に連結することが難しくなっている。また、分離型内視鏡の連結は、比較的頻繁に行われるため、容易に行えることが好ましい。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、挿入部側の内蔵物と操作部側の内蔵物とを容易かつ確実に連結することが可能な分離型内視鏡を提供することである。
本発明の第1実施態様では、分離型内視鏡は、挿入部と操作部とを具備し、前記挿入部は、前記操作部側に設けられている挿入部端部と、前記挿入部内に挿通されている挿入部内蔵物と、前記挿入部端部において前記挿入部内蔵物に設けられている挿入部内蔵物連結部と、を有し、前記操作部は、前記挿入部側に設けられている操作部端部と、前記操作部内に挿通されている操作部内蔵物と、前記操作部端部において前記操作部内蔵物に設けられている操作部内蔵物連結部と、を有し、前記挿入部端部と前記操作部端部とは、前記挿入部あるいは前記操作部の長手方向に交差する交差方向に相対的に移動させることにより互いに連結可能であり、前記挿入部内蔵物連結部と前記操作部内蔵物連結部とは、前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して互いに連結可能である、ことを特徴とする。
本発明の第2実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部は、湾曲作動される湾曲部を有し、前記操作部は、前記湾曲部を操作するための操作部材を有し、前記挿入部内蔵物は、前記挿入部の長手方向に進退可能であり進退操作されて前記湾曲部を湾曲作動させる線状部材を有し、前記挿入部内蔵物連結部は、前記線状部材の基端部に設けられている線状部材連結部を有し、前記操作部内蔵物は、前記操作部の長手方向に進退可能であり前記操作部材への操作によって進退される駆動部材を有し、前記操作部内蔵物連結部は、前記駆動部材の先端部に設けられている駆動部材連結部を有し、前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の一方の部材連結部は、係合部を有し、他方の部材連結部は、前記係合部と係合されて前記駆動部材の進退を前記線状部材に伝達可能とする係合受部を有する、ことを特徴とする。
本発明の第3実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部は、観察画像を得るための観察ユニットを有し、前記挿入部内蔵物は、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する挿入部コードを有し、前記挿入部内蔵物連結部は、前記挿入部コードの基端部に設けられている挿入部コード連結部を有し、前記操作部内蔵物は、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する操作部コードを有し、前記操作部内蔵物連結部は、前記操作部コードの先端部に設けられている操作部コード連結部を有し、前記挿入部コード連結部と前記操作部コード連結部との内の一方のコード連結部は、雄型コネクタを有し、前記雄型コネクタは、前記コードと接続されている雄型コネクタ接続端部と、前記交差方向に突出している雄型コネクタ連結端部と、を有し、他方のコード連結部は、雌型コネクタを有し、前記雌型コネクタは、前記コードと接続されている雌型コネクタ接続端部と、前記交差方向に開口し前記雄型コネクタ連結端部が挿入可能な雌型コネクタ連結端部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第4実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部は、前記挿入部の先端部に設けられている開口部を有し、前記挿入部内蔵物は、前記開口部に連通している挿入部チューブを有し、前記挿入部内蔵物連結部は、前記挿入部チューブの基端部に設けられている挿入部チューブ連結部を有し、前記操作部内蔵物は、操作部チューブを有し、前記操作部内蔵物連結部は、前記操作部チューブの先端部に設けられている操作部チューブ連結部を有し、前記開口部、前記挿入部チューブ及び前記操作部チューブは、送気、送水、吸引の内のいずれかの用途に用いられ、前記挿入部チューブ連結部と前記操作部チューブ連結部との内の一方のチューブ連結部は、連通部を有し、前記連通部は、前記チューブと連通している連通部接続端部と、前記交差方向に突出している連通部連結端部と、を有し、他方のチューブ連結部は、孔部を有し、前記孔部は、前記チューブと連通している孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記連通部連結端部が挿入可能な孔部連結端部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第5実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部は、湾曲作動される湾曲部と、観察画像を得るための観察ユニットと、前記挿入部の先端部に設けられている送気用の送気開口部と、前記挿入部の先端部に設けられている送水用の送水開口部と、前記挿入部の先端部に設けられている吸引用の吸引開口部と、を有し、前記操作部は、前記湾曲部を操作するための操作部材を有し、前記挿入部内蔵物は、前記挿入部の長手方向に進退可能であり進退操作されて前記湾曲部を湾曲作動させる線状部材と、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する挿入部コードと、前記送気開口部に連通されている送気用の挿入部送気チューブと、前記送水開口部に連通されている送水用の挿入部送水チューブと、前記吸引開口部に連通されている吸引用の挿入部吸引チューブと、を有し、前記挿入部内蔵物連結部は、前記線状部材の基端部に設けられている線状部材連結部と、前記挿入部コードの基端部に設けられている挿入部コード連結部と、前記挿入部送気チューブの基端部に設けられている挿入部送気チューブ連結部と、前記挿入部送水チューブの基端部に設けられている挿入部送水チューブ連結部と、前記挿入部吸引チューブの基端部に設けられている挿入部吸引チューブ連結部と、を有し、前記操作部内蔵物は、前記操作部の長手方向に進退可能であり前記操作部材への操作によって進退される駆動部材と、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する操作部コードと、送気用の操作部送気チューブと、送水用の操作部送水チューブと、吸引用の操作部吸引チューブと、を有し、前記操作部内蔵物連結部は、前記駆動部材の先端部に設けられている駆動部材連結部と、前記操作部コードの先端部に設けられている操作部コード連結部と、前記操作部送気チューブの先端部に設けられている操作部送気チューブ連結部と、前記操作部送水チューブの先端部に設けられている操作部送水チューブ連結部と、前記操作部吸引チューブの先端部に設けられている操作部吸引チューブ連結部と、を有し、前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の一方の部材連結部は、係合部を有し、他方の部材連結部は、前記係合部と係合されて前記駆動部材の進退を前記線状部材に伝達可能とする係合受部を有し、前記挿入部コード連結部と前記操作部コード連結部との内の一方のコード連結部は、雄型コネクタを有し、前記雄型コネクタは、前記コードと接続されている雄型コネクタ接続端部と、前記交差方向に突出している雄型コネクタ連結端部と、を有し、他方のコード連結部は、雌型コネクタを有し、前記雌型コネクタは、前記コードと接続されている雌型コネクタ接続端部と、前記雄型コネクタ連結端部が挿入可能な雌型コネクタ連結端部と、を有し、前記挿入部送気チューブ連結部と前記操作部送気チューブ連結部との内の一方の送気チューブ連結部は、送気連通部を有し、前記送気連通部は、前記送気チューブと連通している送気連通部接続端部と、前記交差方向に突出している送気連通部連結端部と、を有し、他方の送気チューブ連結部は、送気孔部を有し、前記送気孔部は、前記送気チューブと連通している送気孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記送気連通部連結端部が挿入可能な送気孔部連結端部と、を有し、前記挿入部送水チューブ連結部と前記操作部送水チューブ連結部との内の一方の送水チューブ連結部は、送水連通部を有し、前記送水連通部は、前記送水チューブと連通している送水連通部接続端部と、前記交差方向に突出している送水連通部連結端部と、を有し、他方の送水チューブ連結部は、送水孔部を有し、前記送水孔部は、前記送水チューブと連通している送水孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記送水連通部連結端部が挿入可能な送水孔部連結端部と、を有し、前記挿入部吸引チューブ連結部と前記操作部吸引チューブ連結部との内の一方の吸引チューブ連結部は、吸引連通部を有し、前記吸引連通部は、前記吸引チューブと連通している吸引連通部接続端部と、前記交差方向に突出している吸引連通部連結端部と、を有し、他方の吸引チューブ連結部は、吸引孔部を有し、前記吸引孔部は、前記吸引チューブと連通している吸引孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記吸引連通部連結端部が挿入可能な吸引孔部連結端部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第6実施態様では、分離型内視鏡は、前記連通部連結端部と前記孔部連結端部との間に介設されるシール部材をさらに具備する、ことを特徴とする。
本発明の第7実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部端部は、挿入部係止部を有し、前記操作部端部は、操作部係止部を有し、前記挿入部係止部と前記操作部係止部とは、前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して互いに係止可能である、ことを特徴とする。
本発明の第8実施態様では、分離型内視鏡は、前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して前記係合部と前記係合受部とが互いに係合されるように前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の少なくとも一方の部材連結部を進退方向について位置決めする位置決め機構をさらに具備する、ことを特徴とする。
本発明の第9実施態様では、分離型内視鏡は、前記位置決め機構は、前記線状部材連結部あるいは前記駆動部材連結部に形成されている貫通孔と、前記貫通孔に挿通可能であって、前記挿入部端部と前記操作部端部との内、前記貫通孔が形成されている部材連結部が配置されている端部に支持される棒状部材と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第10実施態様では、分離型内視鏡は、前記位置決め機構は、前記線状部材連結部あるいは前記駆動部材連結部に形成されている凹部と、前記挿入部端部と前記操作部端部との内、前記凹部が形成されている部材連結部が配置されている端部に支持されている付勢部材と、前記付勢部材によって前記凹部が形成されている部材連結部へと付勢され前記凹部と係止可能な係止部材と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第1実施態様の分離型内視鏡では、挿入部端部と操作部端部とを交差方向に相対的に移動させて互いに連結することにより、挿入部内蔵物と操作部内蔵物とが互いに連結されるようになっているため、挿入部内蔵物と操作部内蔵物とを容易かつ確実に連結することが可能となっている。
本発明の第2実施態様の分離型内視鏡では、挿入部本体と操作部本体との連結に連動して、挿入部の線状部材と操作部の駆動部材とが互いに連結されるようになっているため、線状部材と駆動部材との連結を容易かつ確実に行うことが可能となっている。
本発明の第3実施態様の分離型内視鏡では、挿入部本体と操作部本体との連結に連動して、挿入部の挿入部コードと操作部の操作部コードとが互いに連結されるようになっているため、挿入部コードと操作部コードとの連結を容易かつ確実に行うことが可能となっている。
本発明の第4実施態様の分離型内視鏡では、挿入部本体と操作部本体との連結に連動して、挿入部の挿入部チューブと操作部の操作部チューブとが互いに連結されるようになっているため、挿入部チューブと操作部チューブとの連結を容易かつ確実に行うことが可能となっている。
本発明の第5実施態様の分離型内視鏡では、挿入部本体と操作部本体との連結に連動して、内視鏡で主に必要となる全ての挿入部内蔵物と操作部内蔵物とが互いに連結されるようになっているため、挿入部と操作部との連結を非常に容易かつ確実に行うことが可能となっている。
本発明の第6実施態様の分離型内視鏡では、シール部材によって、挿入部チューブと操作部チューブとの連結部分が外部に対してシールされると共に、挿入部チューブ連結部と操作部チューブ連結部とが互いに係止され、挿入部端部と操作部端部との不必要な分離が防止されている。
本発明の第7実施態様の分離型内視鏡では、挿入部端部と操作部端部との連結に連動して、挿入部の挿入部係止部と操作部の操作部係止部とが互いに係止されるようになっているため、挿入部係止部と操作部係止部との係止を容易かつ確実に行うことが可能となっており、挿入部係止部と操作部係止部との係止により、挿入部端部と操作部端部との不必要な分離が防止されている。
本発明の第8実施態様の分離型内視鏡では、挿入部端部と操作部端部との連結に連動して係合部と係合受部とが互いに係合されるように、位置決め機構によって線状部材連結部又は駆動部材連結部を位置決めしているため、係合部と係合受部との係合を円滑に行うことが可能となっている。
本発明の第9実施態様の分離型内視鏡では、棒状部材を線状部材連結部あるいは駆動部材連結部の貫通孔に挿通し、棒状部材を挿入部端部あるいは操作部端部によって支持することにより、線状部材連結部又は駆動部材連結部を位置決めするようになっている。
本発明の第10実施態様の分離型内視鏡では、挿入部端部あるいは操作部端部に支持されている付勢部材によって係止部材を付勢して、係止部材を線状部材連結部あるいは駆動部材連結部の凹部に係止することにより、線状部材連結部又は駆動部材連結部を位置決めするようになっている。
以下、本発明の各実施形態を図面を参照して説明する。
図1Aから図13は、本発明の第1実施形態を示す。
図1A、図1B、図2、図12Aを参照し、分離型内視鏡の概略構成について説明する。
分離型内視鏡は、体腔内に挿入される細長い挿入部21を有する。挿入部21では、先端硬性部22、上下左右に湾曲作動される湾曲部23、長尺で可撓性を有する可撓管部24、挿入部端部としての挿入部連結部26が先端側から基端側へと連設されている。
先端硬性部22の先端面部には観察窓27が配設されており、観察窓27の基端側には観察ユニットが配設されている。観察ユニットは、照明光を発生する照明ユニットと、観察像を撮像する撮像ユニットとから形成されており、観察窓27を介して観察対象の照明、撮像を行う。観察ユニットから挿入部コード28aが延出されており、挿入部コード28aは観察ユニットを駆動するための駆動信号や観察像の画像信号等を伝送するための多数の信号線によって形成されている。また、先端硬性部22の先端面部には、観察窓27への送気、送水を行う送気開口部、送水開口部としての送気ノズル29、送水ノズル31が配設されている。送気ノズル29、送水ノズル31の内端部から、挿入部送気チューブ32a、挿入部送水チューブ33aが基端側へと延出されている。さらに、先端硬性部22の先端面部には、吸引と処置具の突出とに兼用される吸引開口部としてのチャンネル開口34が形成されている。チャンネル開口34の内端部から、吸引と処置具の挿通とに兼用される挿入部チャンネルチューブ36aが基端側へと延出されている。挿入部コード28a、挿入部送気チューブ32a、挿入部送水チューブ33a、挿入部チャンネルチューブ36aは、挿入部21に挿通されて、挿入部連結部26まで延びている。なお、挿入部チャンネルチューブ36aは、挿入部21の基端部において、処置具挿通用端部と吸引用端部とに分岐されている。処置具挿通用端部は、挿入部21の基端部に突設されている処置具挿通口金37の内端部に接続されている。
湾曲部23の先端部から、湾曲部23を上下左右に湾曲作動させるための線状部材としてのU,D,L,Rアングルワイヤ38u,38d,38l,38r(以下、適宜、単にアングルワイヤ38と示す)が基端側へと延出されている。アングルワイヤ38は、挿入部21に挿通されて、挿入部連結部26まで延びている。アングルワイヤ38は、挿入部21においてワイヤガイド39に挿通され、挿入部21の長手方向に進退自在である。そして、Uアングルワイヤ38uの前進、後退とDアングルワイヤ38dの後退、前進とにより、湾曲部23が上方向、下方向に湾曲作動され、Lアングルワイヤ38lの前進、後退とRアングルワイヤ38rの後退、前進とにより、湾曲部23が左方向、右方向に湾曲作動される。
一方、分離型内視鏡は、操作者に把持、操作される操作部41を有する。操作部41では、操作部端部としての操作部連結部42、操作者に操作される操作部本体43が先端側から基端側へと連設されており、操作部本体43からユニバーサルコード44が延出されている。ユニバーサルコード44の延出端部は、ビデオプロセッサ、送気装置、送水装置、吸引装置等の周辺装置に接続される。なお、操作部本体43には、周辺装置を操作するための操作スイッチ40が配設されている。
ビデオプロセッサ、送気装置、送水装置、吸引装置には、ユニバーサルコード44に挿通されている操作部コード28b、操作部送気チューブ32b、操作部送水チューブ33b、操作部チャンネルチューブ36bが接続される。操作部コード28b、操作部送気チューブ32b、操作部送水チューブ33b、操作部チャンネルチューブ36bは、ユニバーサルコード44から操作部41に導入されて、操作部連結部42まで延びている。
操作部本体43には、湾曲部23を上下、左右に湾曲作動させるための操作部材としてのUD湾曲操作ノブ45ud、LR湾曲操作ノブ45lr(以下、適宜、単に湾曲操作ノブ45と示す)が配設されている。UD湾曲操作ノブ45udとLR湾曲操作ノブ45lrとは、互いに共軸に配置され、自身の中心軸を中心として回転可能である。UD湾曲操作ノブ45udのUD軸部46udは操作部本体43内へと延びており、UD軸部46udの内端部にはUDピニオン47udが外挿固定されている。UDピニオン47udには、駆動部材としてのUラック部材48uのUラック部49u、駆動部材としてのDラック部材48dのDラック部49dが噛合されている。Uラック部材48u、Dラック部材48dは、UDピニオン47udに対して互いに対称に配置され、操作部41の長手方向に進退可能に支持されている。UD湾曲操作ノブ45udの一方向、逆方向への回転により、Uラック部材48uが前進、後退され、Dラック部材48dが後退、前進される。同様に、LR軸部46lr、LRピニオン47lr、駆動部材としてのLラック部材48l、Lラック部49l、駆動部材としてのRラック部材48r、Rラック部49rが配設されている。
図3から図13を参照して、挿入部連結部26及び操作部連結部42を説明する。
図3から図7、図11を参照し、挿入部連結部26本体と操作部連結部42本体との連結分離機構について説明する。
挿入部連結部26では、挿入部21の長手方向に直交する断面が肉薄凹状のカバー51が挿入部21の長手方向に延びている。凹状をなすカバー51の開口側が、基端側、及び、挿入部21の長手方向に直交する一方向へと開放されている。以下、当該一方向を挿入部21の連結方向、当該一方向の逆方向を挿入部21の分離方向、挿入部21の長手方向及び連結分離方向に直交する方向を挿入部21の幅方向と称する。カバー51の分離方向側の外壁の内面の中心部分には、連結方向へと突出し、幅方向に延びている肉厚の突壁部52が形成されている。突壁部52の幅方向の中央部は窪んでおり、当該中央部の底部には円柱状の挿入部係止部としての係止部53aが連結方向へと突設されている。係止部53aには係止O−リング54が外挿固定されている。なお、カバー51内では、係止部53aよりも基端側において、挿入部隔壁部56aが幅方向に延びている。
操作部連結部42では、操作部41の長手方向に直交する断面が肉薄凹状のシャーシ57が操作部41の長手方向に延びている。凹状をなすシャーシ57の開口側が、操作部41の長手方向に直交する一方向へと開放されている。以下、当該一方向を操作部41の連結方向、当該一方向の逆方向を操作部41の分離方向、操作部41の長手方向及び連結分離方向に直交する方向を操作部41の幅方向と称する。シャーシ57の先端側は長板状をなし、両側部に側壁が立設されている。シャーシ57の基端部は、連結方向に突出されている台状部58をなしている。シャーシ57の側壁外面及び台状部58側面には、挿入部連結部26のカバー51の側壁内面が嵌合される。なお、側壁には、カバー51の挿入部隔壁部56aが嵌合される切欠部59が形成されている。シャーシ57とカバー51とが互いに嵌合されることで、シャーシ57の外壁及びカバー51によって、操作部本体43のハウジングと一体的に連結されている把持部ハウジングが形成される。把持部ハウジングによって、操作者に把持される把持部61が形成される。また、シャーシ57の先端側の中心部分には、円筒状の操作部係止部としての係止受部53bが連結方向に突設されている。シャーシ57とカバー51とを互いに嵌合、嵌合解除することで、係止受部53bに挿入部連結部26の係止部53aが挿抜可能である。係止受部53bに係止部53aが挿入されると、係止部53aに外挿固定されている係止O−リング54の作用により、係止受部53bと係止部53aとが互いに係止され、カバー51とシャーシ57とが互いに係止される。
図3から図7、図11から図12Bを参照して、挿入部コード28aと操作部コード28bとの連結分離機構について説明する。
挿入部連結部26のカバー51内では、挿入部コード28aの連結分離機構は分離方向側に配置されている。挿入部隔壁部56aの先端面には、幅方向の一側端部から中央部まで挿入部コード受部63aが延設されている。挿入部隔壁部56aの基端面の幅方向中央部からコネクタ台部64が基端側へと延設されている。挿入部隔壁部56aの幅方向中央部及びコネクタ台部64には、挿入部コード挿通孔65aが挿入部隔壁部56aの先端面から長手方向に延設されている。コネクタ台部64の基端部には、挿入部コード連結部としての雄型コネクタ67aが配設されている。雄型コネクタ67aの外端部には、連結方向に突出する雄型コネクタ連結端部としての電気連結部70aが形成されている。一方、雄型コネクタ67aの内端部は、挿入部コード挿通孔65aへと開放され、雄型コネクタ接続端部を形成している。挿入部コード28aは、挿入部21からカバー51内に導入され、カバー51の一側方で突壁部52と外壁との間を通って先端部から挿入部隔壁部56aまで延び、挿入部コード受部63aにガイドされ、挿入部コード挿通孔65aに挿通され、雄型コネクタ67aの内端部に接続されている。
操作部本体43内では、幅方向の一側方及び他側方において夫々側方隔壁66a,66bが長手方向に延びており、先端側において先端側隔壁66cが幅方向に延びている。先端側隔壁66cは、台状部58と一体化されている。先端側隔壁66c及び台状部58には、溝状の操作部コード受部63bが形成されている。即ち、操作部コード受部63bは、先端側隔壁66cにおいて幅方向の一側端部から中央部まで延び、先端側隔壁66c及び台状部58において先端側へと延びている。台状部58の幅方向中央部には、操作部コード連結部としての雌型コネクタ67bが埋設されている。雌型コネクタ67bの外端部には、連結方向に開口し、雄型コネクタ67aの電気連結部70aが挿抜自在な、雌型コネクタ連結端部としての電気連結口70bが形成されている。一方、雌型コネクタ67bの内端部は、操作部コード受部63bに開放され、雌型コネクタ接続端部を形成している。操作部コード28bは、ユニバーサルコード44から操作部本体43内へと導入され、操作部本体43の一側方で基端側から側方隔壁66aと外壁との間を通って先端側へと延び、操作部コード受部63bにガイドされて、雌型コネクタ67bに接続されている。
操作部連結部42本体と挿入部連結部26本体とを互いに連結、分離することで、雌型コネクタ67bに雄型コネクタ67aが挿抜可能である。
図3から図6、図8、及び、図11を参照して、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32bとの連結分離機構について説明する。
挿入部連結部26のカバー51内では、挿入部送気チューブ32aの連結分離機構は分離方向側に配置されている。挿入部隔壁部56aの基端面の幅方向一側端部から送気送水台部68が基端側へと延設されている。挿入部隔壁部56aの幅方向一側端部及び送気送水台部68には、送気連通部接続端部としての挿入部送気孔69aが、挿入部隔壁部56aの先端面から長手方向に延設されている。送気送水台部68の基端部には、送気連通部連結端部としての送気連結管71aが連結方向に突設されている。送気連結管71aには、送気O−リング72が外挿固定されている。送気連結管71aの内端部は、挿入部送気孔69aに接続されている。挿入部送気孔69aと送気連結管71aとによって、挿入部送気チューブ連結部としての送気連通部が形成されている。挿入部送気チューブ32aは、挿入部21からカバー51内に導入され、カバー51の一側方で突壁部52と外壁との間を通って先端部から挿入部隔壁部56aまで延び、挿入部送気孔69aに挿入され、挿入部隔壁部56aに固定されている。
操作部連結部42では、台状部58の幅方向一側端部において、送気孔部接続端部としての操作部送気孔69bが、台状部58の基端面から長手方向に延設されている。台状部58の幅方向一側端部には、連結方向に開口する送気孔部連結端部としての送気連結口71bが穿設されている。送気連結口71bの内端部は、操作部送気孔69bに接続されている。操作部送気孔69bと送気連結口71bとによって、操作部送気チューブ連結部としての送気孔部が形成されている。操作部送気チューブ32bは、ユニバーサルコード44から操作部本体43内へと導入され、操作部本体43の一側方で側方隔壁66aと外壁との間を通って基端側から先端側へと延び、挿入部送気孔69aに挿入され、台状部58に固定されている。
操作部連結部42本体と挿入部連結部26本体とを互いに連結、分離することで、送気連結口71bに送気連結管71aが挿抜可能である。送気連結口71bに送気連結管71aが挿入されると、送気連結管71aに外挿固定されている送気O−リング72の作用により、送気連結口71bと送気連結管71aとの連結部分が外部に対してシールされると共に、送気連結口71bの内壁と送気連結管71aとが互いに係止される。
図3から図6、図8、及び、図11を参照し、挿入部送水チューブ33aと操作部送水チューブ33bとの連結分離機構について説明する。当該連結分離機構は、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32bとの連結分離機構と同様の構成を有する。即ち、当該連結分離機構は、送水連通部接続端部としての挿入部送水孔73a及び送水連通部連結端部としての送水連結管74a、送水O−リング76、送水孔部接続端部としての操作部送水孔73b及び送水孔部連結端部としての送水連結口74bを有し、挿入部送水孔73aと送水連結管74aとにより挿入部送水チューブ連結部としての送水連通部が形成され、操作部送水孔73bと送水連結口74bとによって操作部送水チューブ連結部としての送水孔部が形成される。そして、挿入部送水チューブ33aと操作部送水チューブ33bとの連結分離機構の各構成要素は、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32bとの連結分離機構の各構成要素に対して幅方向に隣接して配置されている。
図3から図6、図9、及び、図11を参照し、挿入部チャンネルチューブ36aと操作部チャンネルチューブ36bとの連結分離機構について説明する。当該連結分離機構は、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32bとの連結分離機構、挿入部送水チューブ33aと操作部送水チューブ33bとの連結分離機構と同様の構成を有し、挿入部連結部26及び操作部連結部42において、これら連結分離機構とは反対側となる幅方向の他側方に配置されている。当該連結分離機構は、チャンネル台部80、吸引連通部接続端部としての挿入部チャンネル孔77a及び吸引連通部連結端部としてのチャンネル連結管78a、チャンネルO−リング79、吸引孔部接続端部としての操作部チャンネル孔77b及び吸引孔部連結端部としてのチャンネル連結口78bを有し、挿入部チャンネル孔77aとチャンネル連結管78aとにより挿入部吸引チューブ連結部としての吸引連通部が形成され、操作部チャンネル孔77bとチャンネル連結口78bとによって操作部吸引チューブ連結部としての吸引孔部が形成される。
図3から図6、図9から図13を参照し、アングルワイヤ38とラック部材48との連結分離機構について説明する。
挿入部連結部26では、U,D,L,Rアングルワイヤ38u,38d,38l,38rの基端部に、挿入部21の長手方向に沿って配置される棒状のU,D,L,R係合部材81u,81d,81l,81r(以下、適宜、単に係合部材81と示す)が連結されている。U,D,L,R係合部材81u,81d,81l,81rの基端部は、線状部材連結部としてのU,D,L,R係合部82u,82d,82l,82r(以下、適宜、単に係合部82と示す)を形成している。U,D,L,R係合部82u,82d,82l,82rは、先端側のU,D,L,R細径部83u,83d,83l,83r(以下、適宜、単に細径部83と示す)と、基端側のU,D,L,R太径部84u,84d,84l,84r(以下、適宜、単に太径部84と示す)とから形成されている。そして、カバー51の突壁部52には、U,D,L,Rワイヤガイド部86u,86d,86l,86r(以下、適宜、単にワイヤガイド部86と示す)をなす貫通孔が長手方向に貫通形成されており、挿入部隔壁部56aには、U,D,L,R係合部材ガイド部87u,87d,87l,87r(以下、適宜、単に係合部材ガイド部87と示す)をなす貫通孔が長手方向に貫通形成されている。挿入部連結部26内に導入されたアングルワイヤ38は、突壁部52のワイヤガイド部86に進退自在に挿通されている。なお、アングルワイヤ38が可撓管部24内で挿通されているワイヤガイド39も挿入部連結部26に導入されており、ワイヤガイド39の基端部は突壁部52の先端面に固定されている。アングルワイヤ38の基端部の係合部材81は、挿入部隔壁部56aの係合部材ガイド部87に進退自在に挿通されている。
ここで、挿入部連結部26のカバー51内において、上述したように、コードの連結分離機構、チューブの連結分離機構は、分離方向側に配置されているのに対して、アングルワイヤ38の連結分離機構は連結方向側に配置されている。U,L,R,Dアングルワイヤ38u,38l,38r,38d、U,L,R,Dワイヤガイド部86u,86l,86r,86d、U,L,R,D係合部材81u,81l,81r,81d、U,L,R,D係合部材ガイド部87u,87l,87r,87dは、夫々、幅方向の他側方から一側方へと並設されている。そして、チャンネル連結管78a、U,L係合部82u,82l、雄型コネクタ67a、R,D係合部82r,82d、送気連結管71a、送水連結管74aは、連結分離方向に互いに重なることなく配置され、アングルワイヤ38が中立位置にある場合には、幅方向に順に整列される。
そして、位置決め機構として、カバー51の外壁、挿入部隔壁部56a、及び、当該挿入部隔壁部58aに挿通されている各係合部材81には、夫々、位置決め孔88が幅方向に貫通形成されている。位置決め孔88には、挿入部側ピン部材89aの棒状部材としてのピン部91が挿通可能である。係合部材81を中立位置に配置し、挿入部側ピン部材89aのピン部91を、カバーの外壁51、挿入部隔壁部56a及び各係合部材81の位置決め孔88に挿通しておくことで、係合部材81を中立位置に位置決め、保持することが可能である。
操作部連結部42では、U,D,L,Rラック部材48u,48d,48l,48rの先端部には、操作部41の長手方向に沿って配置される駆動部材連結部としての棒状のU,D,L,R係合受部92u,92d,92l,92r(以下、適宜、単に係合受部92と示す)が形成されている。U,D,L,R係合受部92u,92d,92l,92rの分離方向側には、連結方向側に窪み長手方向に延びている先端側のU,D,L,R細溝部93u,93d,93l,93r(以下、適宜、単に細溝部93と示す)と、基端側のU,D,L,R太溝部94u,94d,94l,94r(以下、適宜、単に太溝部94と示す)とが形成されている。係合受部92の細溝部93、太溝部94には、夫々、係合部材81の細径部83、太径部84が収容可能である。そして、先端側隔壁66c及びシャーシ57の基端部の台状部58には、U,D,L,R係合受部ガイド部96u,96d,96l,96r(以下、適宜、単に係合受部ガイド部96と示す)が長手方向に延設されている。即ち、係合受部ガイド部96は、先端側隔壁66cにおいて貫通孔状をなし、台状部58において連結方向側に窪む深溝状をなしている。係合受部92は、係合受部ガイド部96において操作部41の長手方向に進退自在に支持されている。
ここで、U,L,R,D係合受部92u,92l,92r,92d、U,L,R,D係合受部ガイド部96u,96l,96r,96dは、夫々、幅方向の他側方から一側方へと並設されている。そして、チャンネル連結口78b、U,L係合受部92u,92l、雌型コネクタ67b、R,D係合受部92r,92d、送気連結口71b、送水連結口74bは、連結分離方向に互いに重なることなく配置され、湾曲操作ノブ45が中立位置にある場合には、幅方向に順に整列される。
そして、位置決め機構として、操作部本体43の外壁、両側方隔壁66a,66b、各係合受部92には、夫々、位置決め孔88が幅方向に貫通形成されている。位置決め孔88には、操作部側ピン部材89bのピン部91が挿通可能である。湾曲操作ノブ45を操作して、係合受部92を中立位置に配置して、操作部側ピン部材89bのピン部91を、操作部本体43の外側から、操作部本体43の外壁、両側方隔壁66a,66b、各係合受部92の位置決め孔88に挿通しておくことで、係合受部92を中立位置に位置決め、保持することが可能である。
図12A、図12Bに示されるように、アングルワイヤ38の係合部材81の係合部82とラック部材48の係合受部92とが中立位置に配置されている場合に、操作部連結部42本体と挿入部連結部26本体とを互いに連結、分離することで、係合部82の細径部83、太径部84を係合受部92の細溝部93、太溝部94に挿抜して、係合部82と係合受部92とを互いに係合、係合解除することが可能である。
図13に示されるように、係合部82は、係合受部92において進退方向に進退自在である。詳細に説明すると、細溝部93と太溝部94との間の段差面に太径部84の先端面が当接されている状態で、長手方向について、細径部83の先端の段差面と係合受部92の先端面とは、長さl1だけ離間しており、太径部84の基端面と太溝部94の基端面とは、長さl1よりも長い長さl2だけ離間している。即ち、細溝部93と太溝部94との間の段差面に太径部84の先端面が当接されている状態から、係合部82は係合受部92に対して長さl1だけ後退可能である。
そして、ラック部材48が後退された場合には、係合受部92の太溝部94と細溝部93との間の段差面に太径部84の先端面が当接され、太径部84が基端側へと引っ張られて係合部材81が後退されて、アングルワイヤ38が後退され、湾曲部23が一方向に湾曲される。湾曲部23の一方向への湾曲により、逆方向への湾曲に用いられるアングルワイヤ38は、引っ張られて前進される。一方で、逆方向への湾曲に用いられるラック部材48は、ラックピニオン機構の特性により、前進される。ここで、係合受部92において係合部82が後退不能であると、湾曲部23の湾曲によるアングルワイヤ38の前進量よりもラック部材48の前進量が大きい場合には、アングルワイヤ38が必要以上に前進されて、アングルワイヤ38に弛みが生じてしまう。本実施形態では、係合受部92において係合部82が長さl1だけ後退することが可能であり、このような弛みを防止している。
次に、本実施形態の分離型内視鏡の連結、分離方法について説明する。
分離型内視鏡を連結する際には、挿入部側ピン部材89aのピン部91を挿入部連結部26の位置決め孔88に挿通して、係合部材81を中立位置に位置決め保持し、操作部側ピン部材89bのピン部91を操作部連結部42の位置決め孔88に挿通して、係合受部92を中立位置に位置決め保持する。そして、挿入部連結部26と操作部連結部42とを挿入部21あるいは操作部41の連結方向に相対的に移動させ、挿入部連結部26のカバー51を操作部連結部42のシャーシ57に嵌合させる。この際、挿入部連結部26の係止部53a、電気連結部70a、送気連結管71a、送水連結管74a、チャンネル連結管78a、U,D,L,R係合部82u,82d,82l,82rは、夫々、操作部連結部42の係止受部53b、電気連結口70b、送気連結口71b、送水連結口74b、チャンネル連結口78b、U,D,L,R係合受部92u,92d,92l,92rに挿入される。このようにして、挿入部コード28aと操作部コード28b、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32b、挿入部送水チューブ33aと操作部送水チューブ33b、挿入部チャンネルチューブ36aと操作部チャンネルチューブ36b、アングルワイヤ38とラック部材48とが互いに連結される。加えて、係止O−リング54、送気O−リング72、送水O−リング76、チャンネルO−リング79の作用により、係止部53aと係止受部53b、送気連結管71aと送気連結口71bの内壁、送水連結管74aと送水連結口74bの内壁、チャンネル連結管78aとチャンネル連結口78bの内壁とが互いに係止され、挿入部連結部26と操作部連結部42が互いに係止される。
分離型内視鏡を分離する際には、挿入部連結部26と操作部連結部42とを挿入部21あるいは操作部41の分離方向に相対的に移動させ、挿入部連結部26のカバー51と操作部連結部42のシャーシ57との嵌合を解除する。この際、挿入部連結部26の係止部53a、電気連結部70a、送気連結管71a、送水連結管74a、チャンネル連結管78a、U,D,L,R係合部82u,82d,82l,82rは、夫々、操作部連結部42の係止受部53b、電気連結口70b、送気連結口71b、送水連結口74b、チャンネル連結口78b、U,D,L,R係合受部92u,92d,92l,92rから抜去される。このようにして、挿入部コード28aと操作部コード28b、挿入部送気チューブ32aと操作部送気チューブ32b、挿入部送水チューブ33aと操作部送水チューブ33b、挿入部チャンネルチューブ36aと操作部チャンネルチューブ36b、アングルワイヤ38とラック部材48とが互いに分離される。
従って、本実施形態の分離型内視鏡は次の効果を奏する。
挿入部連結部26と操作部連結部42とを連結方向に相対的に移動させて互いに連結することにより、内視鏡で主に必要となる全ての挿入部内蔵物と操作部内蔵物とが互いに連結されるようになっているため、挿入部21と操作部41との連結を非常に容易かつ確実に行うことが可能となっている。
また、係止O−リング54の作用により、係止部53aと係止受部53bとが係止されるのに加えて、送気O−リング72等の作用により、送気連結管71aと送気連結口71bの内壁と等が互いに係止されることにより、挿入部連結部26と操作部連結部42とが互いに係止されるようになっている。このため、挿入部連結部26と操作部連結部42との不必要な分離が防止される。
さらに、挿入部側ピン部材89aのピン部91を挿入部連結部26の位置決め孔88に挿通し、操作部側ピン部材89bのピン部91を操作部連結部42の位置決め孔88に挿通することにより、アングルワイヤ38の係合部82及びラック部材48の係合受部92を中立位置に位置決めして保持することができ、挿入部連結部26と操作部連結部42との連結に際して、係合部82と係合受部92との係合を円滑に行うことが可能となっている。
図14から図16Bは、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態の分離型内視鏡は、第1実施形態とは異なる位置決め機構を有する。
即ち、挿入部連結部26では、アングルワイヤ38の係合部材81の分離方向側に、凹部98が形成されている。そして、カバー51の挿入部隔壁部56aには、収容孔99がカバー51の外面から係合部材ガイド部87まで連結方向に穿設されている。収容孔99には、プランジャ101が収容され、固定されている。プランジャ101では、係止部材としてのボール部材102が付勢部材としての圧縮ばね103によって係合部材81へと付勢されている。係合部材81の凹部98に、ボール部材102が係合可能である。係合部材81を中立位置に配置することで、ボール部材102が圧縮ばね103の付勢により係合部材81の凹部98に係止され、係合部材81が中立位置に位置決め、保持される。
操作部連結部42においても、同様な位置決め機構が用いられている。即ち、係合受部92では、太溝部94の基端側に、凹部98が形成されている。先端側隔壁66cには、収容孔99が先端側隔壁66cの分離方向側の面から係合受部ガイド部96まで連結方向に穿設されており、収容孔99にプランジャ101が収容され、固定されている。プランジャ101では、ボール部材102が圧縮ばね103によって係合受部92へと付勢されており、係合受部92の凹部98に、ボール部材102が係合可能である。湾曲操作ノブ45を操作して、係合受部92を中立位置に配置することにより、プランジャ101のボール部材102が圧縮ばね103の付勢により係合受部92の凹部98に係止されて、係合受部92が中立位置に位置決め、保持される。
図17から図19は、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態の分離型内視鏡は、第1実施形態とは異なる係止部53a、係止受部53bを有する。
即ち、挿入部連結部26のカバー51の側壁内面に、長手方向に延びている突起状の係止部53aが形成されている。係止部53aは、両側壁の先端側及び基端側に夫々形成されている。一方、操作部連結部42のシャーシ57の側壁外面に、長手方向に延びている突起状の係止受部53bが形成されている。係止受部53bは、両側壁の先端側及び基端側に夫々形成されている。カバー51とシャーシ57とが互いに嵌合されている状態では、係止部53aは係止受部53bの連結方向側に近接して配置され、係止部53aと係止受部53bとが互いに係止される。
挿入部連結部26のカバー51を操作部連結部42のシャーシ57に嵌合させる際には、係止部53aが係止受部53bを越えて連結方向側へと移動され、係止部53aと係止受部53bとが互いに係止される。この結果、カバー51とシャーシ57とが互いに係止され、挿入部連結部26と操作部連結部42とが互いに係止される。
一方、挿入部連結部26のカバー51を操作部連結部42のシャーシ57から取り外す際には、係止部53aが係止受部53bを越えて分離方向側へと移動され、係止部53aと係止受部53bとの係止が解除される。この結果、カバー51とシャーシ57との係止が解除され、挿入部連結部26と操作部連結部42との係止が解除される。
上述した実施形態では、挿入部、操作部の連結分離方向は挿入部、操作部の長手方向に直交する直交方向となっているが、長手方向に交差する交差方向としてもよい。この場合、電気連結部、送気連結管、送水連結管、チャンネル連結管、第1実施形態の係止部は交差方向に突出することとなり、電気連結口、送気連結口、送水連結口、チャンネル連結口、第1実施形態の係止受部は交差方向に開口することとなる。また、係合部材の細径部、太径部の先端面、基端面、ラック部材の細溝部、太溝部の先端面、基端面を当該交差方向に傾斜させるようにしてもよい。なお、挿入部、操作部の連結分離方向が直交方向に近くなるほど、挿入部内蔵物と操作部内蔵物とを容易かつ確実に連結することが可能となるという効果が顕著に発揮される。
また、挿入部連結部における電気連結部、送気連結管、送水連結管、チャンネル連結管の配置、及び、操作部連結部における電気連結口、送気連結口、送水連結口、チャンネル連結口の配置については、挿入部あるいは操作部の幅方向に整列するような配置となっているが、挿入部あるいは操作部の連結分離方向に互いに重ならなければどのような配置であってもよい。
本発明の第1実施形態の分離型内視鏡を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の先端部を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡を分離状態で示す透視斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の挿入部連結部を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の挿入部連結部を示す下面図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の操作部連結部を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の操作部連結部を示す上面図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の連結部本体の連結分離機構、コードの連結分離機構を示す一部断面斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の送気チューブの連結分離機構を示す一部断面斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡のチャンネルチューブの連結分離機構を示す一部断面斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡のアングルワイヤとラック部材との連結分離機構を示す一部断面斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡を連結状態で示す透視斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡のコードの連結分離機構、アングルワイヤとラック部材との連結分離機構を分離状態で示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡のコードの連結分離機構、アングルワイヤとラック部材との連結分離機構を連結状態で示す斜視図。 本発明の第1実施形態の分離型内視鏡の係合部と係合受部との係合状態を示す斜視図。 本発明の第2実施形態の分離型内視鏡のアングルワイヤとラック部材との連結分離機構を示す一部断面斜視図。 本発明の第2実施形態の分離型内視鏡の位置決め機構を示す断面図。 本発明の第2実施形態の分離型内視鏡のコードの連結分離機構、アングルワイヤとラック部材との連結分離機構を分離状態で示す斜視図。 本発明の第2実施形態の分離型内視鏡のコードの連結分離機構、アングルワイヤとラック部材との連結分離機構を連結状態で示す斜視図。 本発明の第3実施形態の分離型内視鏡の挿入部連結部を示す斜視図。 本発明の第3実施形態の分離型内視鏡の操作部連結部を示す斜視図。 本発明の第3実施形態の分離型内視鏡の連結部本体の連結分離機構を示す一部断面側面図。
符号の説明
21…挿入部、23…湾曲部、26…挿入部端部(挿入部連結部)、28a;32a;33a;36a;38u;38d;38l;38r…挿入部内蔵物、28a…挿入部コード、32a;33a;36a…挿入部チューブ、32a…挿入部送気チューブ、33a…挿入部送水チューブ、36a…挿入部吸引チューブ(挿入部チャンネルチューブ)、38u;38d;38l;38r…線状部材、38u…Uアングルワイヤ、38d…Dアングルワイヤ、38l…Lアングルワイヤ、38r…Rアングルワイヤ、28b;32b;33b;36b;48u;48d;48l;48r…操作部内蔵物、28b…操作部コード、32b;33b;36b…操作部チューブ、32b…操作部送気チューブ、33b…操作部送水チューブ、36b…操作部吸引チューブ(操作部チャンネルチューブ)、48u;48d;48l;48r…駆動部材、48u…Uラック部材、48d…Dラック部材、48i…Rラック部材、48r…Lラック部材、29;31;34…開口部、29…送気開口部(送気ノズル)、31…送水開口部(送水ノズル)、34…吸引開口部(チャンネル開口)、41…操作部、42…操作部端部(操作部連結部)、45ud;45lr…操作部材、45ud…UD湾曲操作ノブ、45lr…LR湾曲操作ノブ、53a…挿入部係止部、53b…操作部係止部、67a;69a,71a;73a,74a;77a,78a;82u;82d;82l;82r…挿入部内蔵物連結部、67a…挿入部コード連結部(雄型コネクタ)、69a,71a;73a,74a;77a,78a…挿入部チューブ連結部、69a,71a…挿入部送気チューブ連結部、73a,74a…挿入部送水チューブ連結部、77a,78a…挿入部吸引チューブ連結部(挿入部チャンネルチューブ連結部)、70a…雄型コネクタ連結端部(電気連結部)、69a,71a;73a,74a;77a,78a…連通部、69a,71a…送気連通部、73a,74a…送水連通部、77a,78a…吸引連通部、69a;73a;77a…連通部接続端部、69a…送気連通部接続端部(挿入部送気孔)、73a…送水連通部接続端部(挿入部送水孔)、77a…吸引連通部接続端部(挿入部チャンネル孔)、71a;74a;75a…連通部連結端部、71a…送気連通部連結端部(送気連結管)、74a…送水連通部連結端部(送水連結管)、78a…吸引連通部連結端部(チャンネル連結管)、82u;82d;82l;82r…線状部材連結部、82u…U係合部、82d…D係合部、82l…L係合部、82r…R係合部、67b;69b,71b;73b,74b;77b,78b;92u;92d;92l;92r…操作部内蔵物連結部、67b…操作部コード連結部(雌型コネクタ)、69b,71b;73b,74b;77b,78b…操作部チューブ連結部、69b,71b…操作部送気チューブ連結部、73b,74b…操作部送水チューブ連結部、77b,78b…操作部吸引チューブ連結部(操作部チャンネルチューブ)、70b…雌型コネクタ連結端部(電気連結口)、69b,71b;73b,74b;77b,78b…孔部、69b,71b…送気孔部、73b,74b…送水孔部、77b,78b…吸引孔部(チャンネル孔部)、69b;73b;77b…孔部接続端部、69b…送気孔部接続端部(操作部送気孔)、73b…送水孔部接続端部(操作部送水孔)、77b…吸引孔部接続端部(操作部チャンネル孔)、71b;74b;78b…孔部連結端部、71b…送気孔部連結端部(送気連結口)、74b…送水孔部連結端部(送水連結口)、78b…吸引孔部連結端部(チャンネル連結口)、92u;92d;92l;92r…駆動部材連結部、92u…U係合受部、92d…D係合受部、92l…L係合受部、92r…R係合受部、72;76;79…シール部材、72…送気O−リング、76…送水O−リング、79…チャンネルO−リング、88,91;98,102,103…位置決め機構、88…貫通孔(位置決め孔)、91…棒状部材(ピン部)、98…凹部、102…係止部材(ボール部材)、103…付勢部材(圧縮ばね)。

Claims (13)

  1. 挿入部と操作部とを具備し、
    前記挿入部は、前記操作部側に設けられている挿入部端部と、前記挿入部内に挿通されている挿入部内蔵物と、前記挿入部端部において前記挿入部内蔵物に設けられている挿入部内蔵物連結部と、を有し、
    前記操作部は、前記挿入部側に設けられている操作部端部と、前記操作部内に挿通されている操作部内蔵物と、前記操作部端部において前記操作部内蔵物に設けられている操作部内蔵物連結部と、を有し、
    前記挿入部端部と前記操作部端部とは、前記挿入部あるいは前記操作部の長手方向に交差する交差方向に相対的に移動させることにより互いに連結可能であり、
    前記挿入部内蔵物連結部と前記操作部内蔵物連結部とは、前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して互いに連結可能である、
    ことを特徴とする分離型内視鏡。
  2. 前記挿入部は、湾曲作動される湾曲部を有し、
    前記操作部は、前記湾曲部を操作するための操作部材を有し、
    前記挿入部内蔵物は、前記挿入部の長手方向に進退可能であり進退操作されて前記湾曲部を湾曲作動させる線状部材を有し、
    前記挿入部内蔵物連結部は、前記線状部材の基端部に設けられている線状部材連結部を有し、
    前記操作部内蔵物は、前記操作部の長手方向に進退可能であり前記操作部材への操作によって進退される駆動部材を有し、
    前記操作部内蔵物連結部は、前記駆動部材の先端部に設けられている駆動部材連結部を有し、
    前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の一方の部材連結部は、係合部を有し、他方の部材連結部は、前記係合部と係合されて前記駆動部材の進退を前記線状部材に伝達可能とする係合受部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分離型内視鏡。
  3. 前記挿入部は、観察画像を得るための観察ユニットを有し、
    前記挿入部内蔵物は、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する挿入部コードを有し、
    前記挿入部内蔵物連結部は、前記挿入部コードの基端部に設けられている挿入部コード連結部を有し、
    前記操作部内蔵物は、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する操作部コードを有し、
    前記操作部内蔵物連結部は、前記操作部コードの先端部に設けられている操作部コード連結部を有し、
    前記挿入部コード連結部と前記操作部コード連結部との内の一方のコード連結部は、雄型コネクタを有し、前記雄型コネクタは、前記コードと接続されている雄型コネクタ接続端部と、前記交差方向に突出している雄型コネクタ連結端部と、を有し、他方のコード連結部は、雌型コネクタを有し、前記雌型コネクタは、前記コードと接続されている雌型コネクタ接続端部と、前記交差方向に開口し前記雄型コネクタ連結端部が挿入可能な雌型コネクタ連結端部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分離型内視鏡。
  4. 前記挿入部は、前記挿入部の先端部に設けられている開口部を有し、
    前記挿入部内蔵物は、前記開口部に連通している挿入部チューブを有し、
    前記挿入部内蔵物連結部は、前記挿入部チューブの基端部に設けられている挿入部チューブ連結部を有し、
    前記操作部内蔵物は、操作部チューブを有し、
    前記操作部内蔵物連結部は、前記操作部チューブの先端部に設けられている操作部チューブ連結部を有し、
    前記開口部、前記挿入部チューブ及び前記操作部チューブは、送気、送水、吸引の内のいずれかの用途に用いられ、
    前記挿入部チューブ連結部と前記操作部チューブ連結部との内の一方のチューブ連結部は、連通部を有し、前記連通部は、前記チューブと連通している連通部接続端部と、前記交差方向に突出している連通部連結端部と、を有し、他方のチューブ連結部は、孔部を有し、前記孔部は、前記チューブと連通している孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記連通部連結端部が挿入可能な孔部連結端部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分離型内視鏡。
  5. 前記挿入部は、湾曲作動される湾曲部と、観察画像を得るための観察ユニットと、前記挿入部の先端部に設けられている送気用の送気開口部と、前記挿入部の先端部に設けられている送水用の送水開口部と、前記挿入部の先端部に設けられている吸引用の吸引開口部と、を有し、
    前記操作部は、前記湾曲部を操作するための操作部材を有し、
    前記挿入部内蔵物は、前記挿入部の長手方向に進退可能であり進退操作されて前記湾曲部を湾曲作動させる線状部材と、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する挿入部コードと、前記送気開口部に連通されている送気用の挿入部送気チューブと、前記送水開口部に連通されている送水用の挿入部送水チューブと、前記吸引開口部に連通されている吸引用の挿入部吸引チューブと、を有し、
    前記挿入部内蔵物連結部は、前記線状部材の基端部に設けられている線状部材連結部と、前記挿入部コードの基端部に設けられている挿入部コード連結部と、前記挿入部送気チューブの基端部に設けられている挿入部送気チューブ連結部と、前記挿入部送水チューブの基端部に設けられている挿入部送水チューブ連結部と、前記挿入部吸引チューブの基端部に設けられている挿入部吸引チューブ連結部と、を有し、
    前記操作部内蔵物は、前記操作部の長手方向に進退可能であり前記操作部材への操作によって進退される駆動部材と、前記観察ユニットについての電気信号を伝送する操作部コードと、送気用の操作部送気チューブと、送水用の操作部送水チューブと、吸引用の操作部吸引チューブと、を有し、
    前記操作部内蔵物連結部は、前記駆動部材の先端部に設けられている駆動部材連結部と、前記操作部コードの先端部に設けられている操作部コード連結部と、前記操作部送気チューブの先端部に設けられている操作部送気チューブ連結部と、前記操作部送水チューブの先端部に設けられている操作部送水チューブ連結部と、前記操作部吸引チューブの先端部に設けられている操作部吸引チューブ連結部と、を有し、
    前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の一方の部材連結部は、係合部を有し、他方の部材連結部は、前記係合部と係合されて前記駆動部材の進退を前記線状部材に伝達可能とする係合受部を有し、
    前記挿入部コード連結部と前記操作部コード連結部との内の一方のコード連結部は、雄型コネクタを有し、前記雄型コネクタは、前記コードと接続されている雄型コネクタ接続端部と、前記交差方向に突出している雄型コネクタ連結端部と、を有し、他方のコード連結部は、雌型コネクタを有し、前記雌型コネクタは、前記コードと接続されている雌型コネクタ接続端部と、前記雄型コネクタ連結端部が挿入可能な雌型コネクタ連結端部と、を有し、
    前記挿入部送気チューブ連結部と前記操作部送気チューブ連結部との内の一方の送気チューブ連結部は、送気連通部を有し、前記送気連通部は、前記送気チューブと連通している送気連通部接続端部と、前記交差方向に突出している送気連通部連結端部と、を有し、他方の送気チューブ連結部は、送気孔部を有し、前記送気孔部は、前記送気チューブと連通している送気孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記送気連通部連結端部が挿入可能な送気孔部連結端部と、を有し、
    前記挿入部送水チューブ連結部と前記操作部送水チューブ連結部との内の一方の送水チューブ連結部は、送水連通部を有し、前記送水連通部は、前記送水チューブと連通している送水連通部接続端部と、前記交差方向に突出している送水連通部連結端部と、を有し、他方の送水チューブ連結部は、送水孔部を有し、前記送水孔部は、前記送水チューブと連通している送水孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記送水連通部連結端部が挿入可能な送水孔部連結端部と、を有し、
    前記挿入部吸引チューブ連結部と前記操作部吸引チューブ連結部との内の一方の吸引チューブ連結部は、吸引連通部を有し、前記吸引連通部は、前記吸引チューブと連通している吸引連通部接続端部と、前記交差方向に突出している吸引連通部連結端部と、を有し、他方の吸引チューブ連結部は、吸引孔部を有し、前記吸引孔部は、前記吸引チューブと連通している吸引孔部接続端部と、前記交差方向に開口し前記吸引連通部連結端部が挿入可能な吸引孔部連結端部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分離型内視鏡。
  6. 前記連通部連結端部と前記孔部連結端部との間に介設されるシール部材をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の分離型内視鏡。
  7. 前記挿入部端部は、挿入部係止部を有し、
    前記操作部端部は、操作部係止部を有し、
    前記挿入部係止部と前記操作部係止部とは、前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して互いに係止可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分離型内視鏡。
  8. 前記挿入部端部と前記操作部端部との連結に連動して前記係合部と前記係合受部とが互いに係合されるように前記線状部材連結部と前記駆動部材連結部との内の少なくとも一方の部材連結部を進退方向について位置決めする位置決め機構をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の分離型内視鏡。
  9. 前記位置決め機構は、前記線状部材連結部あるいは前記駆動部材連結部に形成されている貫通孔と、前記貫通孔に挿通可能であって、前記挿入部端部と前記操作部端部との内、前記貫通孔が形成されている部材連結部が配置されている端部に支持される棒状部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の分離型内視鏡。
  10. 前記位置決め機構は、前記線状部材連結部あるいは前記駆動部材連結部に形成されている凹部と、前記挿入部端部と前記操作部端部との内、前記凹部が形成されている部材連結部が配置されている端部に支持されている付勢部材と、前記付勢部材によって前記凹部が形成されている部材連結部へと付勢され前記凹部と係止可能な係止部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の分離型内視鏡。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の分離型内視鏡の挿入部。
  12. 請求項1から10のいずれか1項に記載の分離型内視鏡の操作部。
  13. 挿入部の挿入部端部と操作部の操作部端部とを挿入部あるいは操作部の長手方向に交差する交差方向に相対的に移動させることにより互いに連結する工程と、
    挿入部端部と操作部端部との連結に連動して、挿入部端部において挿入部内蔵物の基端部に設けられている挿入部内蔵物連結部と操作部端部において操作部内蔵物の先端部に設けられている操作部内蔵物連結部とを互いに連結する工程と、
    を具備することを特徴とする分離型内視鏡の連結方法。
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