JP2009147881A - カレントミラー回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロセスの変動があったとしても、ヒューズトリミングを用いてミラーされた出力電流量を微調整することで精度の良いカレントミラー比が得られるカレントミラー回路の構成を提供する
【解決手段】 ミラー比1:100のカレントミラー回路において第2のMOSトランジスタのゲート幅を第1のMOSトランジスタの90倍で構成し、第1のMOSトランジスタの20倍分を細かく分割して第3のMOSトランジスタ群として第2のMOSトランジスタに並列に接続し、第3のMOSトランジスタ群に直列にトリミング工程にて切断可能なヒューズを接続することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カレントミラー回路のミラー比ずれを抑制するカレントミラー回路の構成に関する。
従来のカレントミラー回路の基本的な回路の構成図を図7に示す。図に示すように、P型のMOSトランジスタ301、302とから構成されるものが知られている。MOSトランジスタ301は、ソースが電源304に接続され、かつ、そのゲート307とドレインが接続され、その共通接続部が接地されている。また、MOSトランジスタ302は、ゲート308がMOSトランジスタ301のゲートに接続され、そのソースは電源304に接続され、そのドレインは接地されている。通常これらのトランジスタのゲートを構成するゲート電極は多結晶シリコンからなり、各端子間は図7に示すように全てメタル配線312によって接続されている。
このような構成からなるカレントミラー回路では、MOSトランジスタ301のソースに、入力電流i1が電流源304から供給される。また、MOSトランジスタ302のソースに流れる出力電流i2は、ゲートに印加される電圧により制御される。入力電流i1と出力電流i2の比i2/i1(カレントミラー比)は、MOSトランジスタ301、302のトランジスタサイスW/Lの比で決定されるように他のパラメータは共通にしてある。ここで、WはMOSトランジスタのゲート幅、LはMOSトランジスタのゲート長である。例えば、カレントミラーを構成するMOSトランジスタ301、302のサイズ比が1:100であるならば、MOSトランジスタ301に流れる電流の100倍の電流がMOSトランジスタ302に流れるような構成になっている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−175343号公報
ところが、カレントミラー比i2/i1は、MOSトランジスタのサイズで決定されるのであるが、製造プロセスの変動により、カレントミラー比i2/i1が所望の値よりもずれることが往々にしてある。そのずれの量もミラー比が大きいほど大きくなることがある。その原因として、製造プロセス中で受けるゲートへのチャージの影響による閾値電圧のずれが挙げられる。これはカレントミラーを構成する隣り合うMOSトランジスタのゲートが、メタル配線によって接続されるまでは、電位的に浮いた状態であり、さらにゲート面積が異なることで、チャージの影響の受け易さが異なる為である。また、ソース、ドレインを形成する際には、イオンがシリコン基板の結晶軸に沿ってチャネリングしないように、斜めイオン注入することが一般的である。これによりゲートとソース、あるいはゲートとドレインのオーバーラップ容量が異なり、隣接したトランジスタの特性が変動する。
本発明は、上記の背景の下になされたものであり、プロセスの変動があったとしても、ヒューズトリミングを用いてミラーされた出力電流量を微調整することで精度の良いカレントミラー比が得られるカレントミラー回路の構成を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段を用いた。
1.入力電流が入力される第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第2のMOSトランジスタとからなり、前記入力電流をミラーし、N倍の電流を出力するミラー比が1:N(Nは正の数)であるカレントミラー回路であり、前記第2のMOSトランジスタのゲート幅を前記第1のMOSトランジスタの(N−M)倍(M<N)で構成し、ゲート幅の総和が2Mとなる第3のMOSトランジスタ群を前記第2のMOSトランジスタに並列に接続し、前記第3のMOSトランジスタ群のおのおののトランジスタには直列に接続されたトリミング工程にて切断可能なヒューズを有するカレントミラー回路とした。
2.第1のMOSトランジスタのゲートと第2のMOSトランジスタのゲートと第3のMOSトランジスタ群のゲートが多結晶シリコンで形成され、直接前記多結晶シリコンで接続されることを特徴とするカレントミラー回路とした。
3.多結晶シリコンで直接接続されたゲート部にヒューズを接続し、ヒューズの片側を基板に接地することを特徴とするカレントミラー回路とした。
4.ヒューズは、トリミング工程において切断することを特徴とするカレントミラー回路とした。
以上述べたように本発明は、プロセスの変動があったとしても、ミラーされた出力電流量をヒューズトリミングにて微調整することで精度の良いカレントミラー比が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。先ず、本実施形態に係るカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの一般的な製造方法の概要を図2から図6に基づいて説明する。図2に示すように支持基板201上にウエル202を形成し、LOCOS法によりフィールド絶縁膜203、例えば膜厚数千Åの熱酸化膜を形成した後、MOSトランジスタを形成する領域の絶縁膜を除去し、チャネル形成部204を形成する。その後、図3に示すように、犠牲酸化膜205を支持基板201上に例えば15nm成長させた後、チャネル形成部204へ閾値調整するためのイオン注入を行う。次に、図4に示すように、犠牲酸化膜205をフッ酸(HF)系の溶液にてエッチングした後、ゲート絶縁膜206を例えば数十nm成長させ、次いで、ゲート絶縁膜206上に多結晶シリコン207を堆積し、プリデポあるいはイオン注入により不純物を導入し、パターニングを行うことによりゲート電極となる多結晶シリコンゲート207が形成される。続いて、図5において多結晶シリコンゲート207の両端にドレインおよびソース高濃度領域208、209を形成するために、例えばボロンを1×1014〜1×1016atoms/cm2のドーズ量でイオン注入する。次いで、図6に示すように、層間絶縁膜210を200nm〜800nm程度の膜厚を堆積させ、ソース高濃度領域209およびドレイン高濃度領域208領域と配線の接続をするためのコンタクトホール211を形成する。
次に、配線メタルをスパッタ等で堆積し、パターニングを行うと、メタル212とドレインおよびソース高濃度領域208、209表面がコンタクトホール211を通して接続される。
このような製造工程を通して形成されたカレントミラー回路の構成の一実施例を図1に示す。ここではミラー比を1:100とする。従来のカレントミラー回路と異なる点は、図1に示すように、第1のMOSトランジスタ101とMOSトランジスタ101のゲート幅の90倍となる第2のMOSトランジスタ102で構成し、第1のMOSトランジスタのゲート幅の20倍分を細かく分割して第3のMOSトランジスタ群103として第2のMOSトランジスタに並列に接続する。したがって、第3のMOSトランジスタ群103における各トランジスタのゲート幅の和は第1のMOSトランジスタのゲート幅の20倍分となっている。そして第3のMOSトランジスタ群103を構成する各々のトランジスタに直列にヒューズ213を介することで、ヒューズトリミングで第3のMOSトランジスタ群103を選択できるようにする。狙いである100倍に対し、基本となるMOSトランジスタ102のゲート幅を90倍とし、20倍分をトリミング選択することで、全体的に低くなった場合、高くなった場合の双方に対して微調整することが可能となる。
第3のMOSトランジスタ群103の分割方法に関しては、上記実施例では1:100としたが、任意のミラー比に対して応用することが可能である。即ち、ミラー比が1:N(Nは正の数)であれば、第2のMOSトランジスタのゲート幅をN−M(M<N)とし、2Mを第3のMOSトランジスタ群103に割り振れば良い。この場合の割り振り方の例としては、例えば、MOSトランジスタ101のゲート幅の0.1倍のMOSトランジスタで全て構成しても良いし、MOSトランジスタ101のゲート幅の1/8倍、1/4倍、1/2倍、1倍、2倍、4倍のMOSトランジスタの組み合わせで構成してもよい。ただし、MOSトランジスタ101、102およびMOSトランジスタ群103のゲート長は同じ長さとし、レイアウト構成は比較的同じように形成しておくことが望ましい。また、例えば、ゲート幅が1/8倍と小さいMOSトランジスタに対しては、しきい値電圧が1倍のMOSトランジスタ101のしきい値電圧と近い値になるように、しきい値電圧の狭チャネル効果を考慮し、1倍のMOSトランジスタ101のゲート幅を選定する必要がある。
上記のように構成されたカレントミラー回路のヒューズカットの選択方法に関して以下説明する。あらかじめ、開発時に上記のように構成されたカレントミラー回路をヒューズ213を1本1本切って測定しておき、その値を補正係数としてトリミングプログラムに反映させておく。そして所望の電圧帯製品として出荷する為に実施されるICの電気特性の初期測定時の結果を基にヒューズ213のトリミングを実施するという従来方法を利用する。なお、この追加するトリミングプログラムは、通常検出電圧等を所望の値にトリミングする為のプログラムに付け足すだけなので、簡単に反映させることが可能である。この方法を用いることで精度の良いカレントミラー比が得られる。
次に、図4の製造工程において、カレントミラーを構成する隣り合うMOSトランジスタ101と102のゲート207を直接多結晶シリコン207で接続する。このように工夫することによって、プロセス中、例えば、メタル配線211形成前の平坦化時、あるいは配線メタル212をスパッタ等で形成、パターニングを行う時に生じるチャージの影響を均等に両MOSトランジスタ101および102のゲート207部に配分することが可能になるので、閾値電圧のずれも低減できる。
また、直接基板と接続されるようなヒューズ213をLOCOS法により形成されたフィールド絶縁膜203上に多結晶シリコン207で形成し、多結晶シリコン207で直接接続されたゲート電極部207に接続することで、プロセス中でゲート電極部207が受けるチャージを基板201へ効率良く逃がす効果がある。半導体ウエハの製造工程が終了すれば、ヒューズ213の役目は終了となるので、その後のトリミング工程時に切断しておけば、ICの性能に問題を生じさせることは無い。
この他に、ゲート保護ダイオードを多結晶シリコン207で直接接続されたゲート電極部207とコンタクトホール211を介して接続することで、チャージを効率良く逃がすこともできるので、チャージの影響を緩和することも可能である。上記の様にレイアウトを工夫することで、製造ばらつきを抑制し、さらには、製造ばらつきが抑制される分、トリミング精度を保持しつつ第3のMOSトランジスタ群103の縮小化が図れる。
本発明の半導体装置の第一の実施例を示す回路図 半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 従来の半導体装置の回路図
符号の説明
101、301 第1のMOSトランジスタ
102、302 第2のMOSトランジスタ
103 第3のMOSトランジスタ
104、304 電流源
201 支持基板
202 ウエル
203 フィールド絶縁膜
204 チャネル形成部
205 犠牲酸化膜
206 ゲート絶縁膜
207、307、308 多結晶シリコンゲート(ゲート電極)
208 ドレイン高濃度領域
209 ソース高濃度領域
210 層間絶縁膜
211 コンタクトホール
212、312 メタル配線
213 ヒューズ

Claims (4)

  1. 入力電流が入力される第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第2のMOSトランジスタとからなり、前記入力電流をミラーし、N倍の電流を出力するミラー比が1:N(Nは正の数)であるカレントミラー回路において、前記第2のMOSトランジスタのゲート幅を前記第1のMOSトランジスタの(N−M)倍(M<N)で構成し、ゲート幅の総和が2Mとなる第3のMOSトランジスタ群を前記第2のMOSトランジスタに並列に接続し、前記第3のMOSトランジスタ群のおのおののトランジスタには直列に接続されたトリミング工程にて切断可能なヒューズを有するカレントミラー回路。
  2. 前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第3のMOSトランジスタ群のゲートは多結晶シリコンで形成され、これらのゲートは前記多結晶シリコンを延伸した多結晶シリコンで接続される請求項1記載のカレントミラー回路。
  3. 前記多結晶シリコンで直接接続された前記ゲートにさらに接地用ヒューズを接続し、前記接地用ヒューズの他方の側を基板に接地した請求項2記載のカレントミラー回路。
  4. 前記接地用ヒューズは、トリミング工程において切断される請求項3記載のカレントミラー回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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