JP2009146088A - 静電結合型信号送受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量を介した非接触伝送路での信号の減衰、多少の容量変動における受信側電圧の変動を防ぎ、信号の変復調処理が不要とし、伝送レートに依存しない非接触伝送が可能とした静電結合型信号送受信回路を提供する。
【解決手段】表示部10を有する表示パネル基板200と、表示パネル基板200に表示データを供給する送信基板100と、送信基板100と表示パネル基板200の間に形成される静電容量からなる非接触伝送路を介して表示データを伝送する。送信基板100は外部信号を電圧信号に変換する送信信号処理回路と送信用静電電極を備え、表示パネル基板は受信用静電電極とインピーダンス変換回路16と受信信号処理回路を備える。送信用静電電極4,5と受信用静電電極14,15との間に絶縁部材を介在させて静電容量を構成する。受信用静電電極14,15で得た電圧信号をインピーダンス変換して受信信号処理回路11に供給して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルへの表示情報を信号現側から非接触で伝送するための静電結合型信号送受信回路に関し、特に低消費電力が要求される携帯型の情報端末に好適なものである。
液晶パネルや有機ELパネルなどの表示パネルへの表示情報を表示信号源から電気的に非接触で伝送することで、表示パネルに取り付ける配線材が省略でき、パネル実装のコスト削減と工程の簡略化が期待できる。また、表示パネルの応用範囲の拡大に寄与する。
この種の技術に関しては、薄膜トランジスタ(TFT)で構成されたアクティブマトリクス型の表示装置において、外部システムから非接触伝送路を介して画像データを受信、処理し表示するものが特許文献1に開示がある。この文献における上記非接触伝送路は表示装置側に設けた電極と送信側に設けた電極とを近接配置した静電容量結合構造を用いている。
特開2005−301219号公報
非接触伝送路を介した通信方式として、上記の静電容量結合(又は、静電誘導、単に静電結合とも称する)以外に、電磁誘導および電磁波を利用するものが挙げられる。電磁波や電磁誘導を用いるものは、表示信号をより高い周波数の搬送波を用いて変調し、復調する必要がある。このため、表示パネル側の回路素子には高い処理性能(応答速度)が要求され、表示パネル上の薄膜トランジスタ(TFT)で実現するのは困難である。また、回路の消費電力も大きい。そして、電磁誘導では、表示パネル上に伝送チャネルごとに共振用のコイルとキャパシタを形成する必要があり、実装面積の増大を招く。
一方、静電結合は、伝送用電極のみで構成できるため、面積は小さくてすむ。しかし、送受信間の容量の変動、送信側の直流オフセットの変動に受信条件(受信側に発生する電圧、伝送レート)が影響を受けやすいため、実用化が困難であった。
本発明は、静電容量を介した非接触伝送路での信号の減衰、多少の容量変動における受信側電圧の変動を防ぎ、信号の変復調処理が不要とし、伝送レートに依存しない非接触伝送が可能とした静電結合型信号送受信回路を提供することにある。
本発明の静電結合型信号送受信回路は、表示部を有する表示パネル基板と、前記表示部に表示する表示データを前記表示パネル基板に供給する送信基板と、前記送信基板と前記表示パネル基板の間に形成される静電容量からなる非接触伝送路を介して前記表示データを伝送する。
そして、前記送信基板は、絶縁基板と、該絶縁基板上に形成されて外部信号源からの前記表示データを電圧信号に変換処理する送信信号処理回路と、送信用静電電極を備え、
前記表示パネル基板は、絶縁基板と、該絶縁基板上に形成された受信用静電電極と、TFTで構成されたインピーダンス変換回路と、TFTで構成された受信信号処理回路を備え、
前記送信用静電電極と前記受信用静電電極とで静電結合電極対を形成し、該静電結合電極対を構成する前記送信用静電電極と前記受信用静電電極の間に絶縁部材を介在させて前記静電容量を構成してなり、
前記受信用静電電極で得られる前記電圧信号を、前記インピーダンス変換回路を通して前記受信信号処理回路に供給して前記表示データを再生し、これを前記表示部に表示することを特徴とする。
本発明では、送信基板と表示パネル基板にそれぞれ形成した静電結合用電極対(送信用静電電極と受信用静電電極)で表示パネルの絶縁層を挟んで静電容量を構成し、その静電容量を介して非接触伝送路を構成する。表示パネル側の電極(受信用静電電極)で得た電圧信号をただちにインピーダンス変換回路を通して受信信号処理回路に入力する。
この静電結合用電極対からなる非接触伝送路を少なくとも2路以上(静電結合用電極対を2対以上)、好ましくは3路用意し、その内1つを参照用信号用とし、残りを表示データ信号の伝送用とする。送信側の信号処理回路(映像信号出力回路)は、ハイレベル(Hレベル)、ローレベル(Lレベル)およびオフセットレベルの3値の電圧値を出力する。上記受信信号処理回路は、パルス論理−レベル論理回路変換回路と従来のレベル論理で駆動される画像処理回路で構成される。
本発明によれば、(1)受信基板である表示パネル基板において、受信用静電電極に近接してインピーダンス変換回路を置くことで、静電容量を介した非接触伝送路での信号の減衰、多少の容量変動における受信側電圧の変動が抑制される。(2)表示データ信号から参照信号(基準信号)を分離することで、信号の変復調が不要となる。また、伝送レートの高低またデータの有無に依存しない非接触伝送が可能となる。(3)送信基板から出力される信号に含まれる直流成分(オフセット成分)の変動で表示パネル側の入力マージンが低下するのを、その変動を予め用意したオフセットレベルの電圧でキャンセルすることで防ぐことができる。(4)従来のパネル回路にパルス−レベル変換回路を追加するのみで非接触伝送型の表示パネルを実現できる。
本発明によれば、送信基板と表示パネル基板を接続するフラットケーブル基板が不要となる。表示パネル基板に表示部に形成、または搭載した液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの低消費電力化に好適であるが、屋外設置用大型ディスプレイを構成する単位ディスプレイにも適用可能である。
以下、本発明の最良の実施形態を実施例を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1を説明するための表示装置の概略構成図である。この表示装置は、本発明にかかる静電結合型信号送受信回路を搭載している。図1(a)は表示パネル基板200、図1(b)は送信基板100を示す。先ず、表示パネル基板200は、ガラスを好適とする絶縁基板201上に表示部10が形成又は搭載されている。ここでは、表示部10は液晶表示装置を想定している。さらに、絶縁基板201上には、複数の受信用静電電極14および15、各受信用静電電極14に接続したインピーダンス変換回路16、受信信号処理回路11が形成されている。なお、受信用静電電極15は他の受信用静電電極に対して共通の電位を維持するためのもので、インピーダンス変換回路は接続していない。
一方、送信基板100を構成する絶縁基板101の上に、外部の信号源からの表示用信号(表示データ信号とも称する)DATAを入力して処理する送信信号処理回路1、信号線2と裏面接地電極3とで構成された伝送線路(マイクロストリップライン)、複数の送信用静電電極4および5が形成されている。送信基板100の送信用静電電極4および5を、表示パネル基板200の受信用静電電極14および15に対向させて積層する。このとき、絶縁基板201が送信用静電電極4および5と受信用静電電極14および15とのそれぞれで構成される静電結合電極対のそれぞれの絶縁部材となる。
ここでは、1つの伝送信号を信号毎に割り当てた1つの誘導電極と全信号に割り当てた共通電極で伝送する場合(非平衡伝送)を想定している。以下、各構成要素について、表示データ信号の流れとともに説明する。送信基板100では、外部信号源から供給される表示パネル基板200に伝送するべき表示データを送信信号処理回路1にて生成し、基板101上の伝送線路を介して静電誘導電極4,5にて電界を発生させる。非平衡伝送の場合、図1(b)に示すように伝送線路は信号線2と共通電位線(グランド電極3)を対にして構成され、マイクロストリップラインと呼ばれる。なお、送信信号処理回路1と静電誘導電極4,5の間隔が伝送される信号の最高周波数成分の波長より充分短い場合は、明示的な伝送線路はなくてもよい。
前記したように、送信基板100上の送信用静電電極4,5、表示パネル基板200上の受信用静電電極14,15および表示パネルを構成する絶縁性基板201で結合用の静電容量を構成する。表示パネル基板200側の受信用静電電極に静電誘導された電圧は、直ちにインピーダンス変換回路16に入力され、その後信号処理回路11に出力される。
図2は、図1におけるインピーダンス変換回路16の構成例を説明する回路図である。このインピーダンス変換回路16はプルアップ抵抗18とMOS‐FETで図示のように構成されるバッファ回路17からなる。プルアップ抵抗18が数MΩ以上の場合、バッファ回路17のMOS‐FETのゲート−ソース間に生じる電圧は、静電結合部20の受信用静電電極の結合容量と、当該電極からMOS‐FETまでの配線における電圧Vssとの間に生じる浮遊容量+FETのゲート電極の浮遊容量の比で決定される。よって、配線の浮遊容量とゲート電極の容量は、結合容量と比べて充分低いことが重要である。よって、受信用静電電極とインピーダンス回路(MOS‐FETのゲート)間の距離は最小になるように配置され、かつこのゲート電極の大きさはプロセスの最小寸法で構成される。
インピーダンス変換回路16から受信信号処理回路11への出力信号は表示パネル基板200内の長い伝送線路を伝播させることができるため、受信信号処理回路11の配置は比較的自由となる。
図3は、本発明における静電結合に最適な信号の定義を説明する波形図である。まず、図3(a)に示すように、Hレベル(VH)、Lレベル(VL)およびオフセット電圧(Voff)の3種類の電圧レベルで構成された単位パルスを定義する。このHレベルとLレベルは、実装する回路に依存する値である。一方、オフセット電圧Voffは、以下の式で定義された値である。Hレベル(VH)の幅をTH、Lレベル(VL)の幅をTLとする。

(VHH+VLL)/(TH+TL)・・・・・(1)
上記で定義した単位パルスを用いて、論理を図3(b)に示したように定義する。表示信号(データ信号)に対して参照信号として単位パルスを一定の間隔で生成したクロック信号CLを表示信号の一つとして伝送する。このクロック信号CLのパルスの間にデータ信号のパルスがある場合を論理値“1”、ない場合を論理値“0”と定義する。実際、クロック信号CLのパルス間にデータパルスがあるかどうかはクロックパルス周期一周期分経過しないと判別できない。このため図3(b)で示すように、論理値が確定するのは次のクロックパルス周期である。
パルスの生成と、レベル論理からパルス論理への変換は送信基板100の送信信号処理回路1で行い、図3(c)に示すようなパルス信号からレベル論理を復元するのは表示パネル基板200の受信信号処理回路11で行う。
図3(d)に示すように、クロック信号CLの周期を延長したり、クロック信号CLの伝送を停止することで、その時点での論理状態が維持される。このため、表示データの伝送だけでなく、表示パネル基板200に対しての動作モード指定など静的な制御も可能となる。
また、図3(e)に示すように、クロック信号周期CLTが短い場合は上述の単位パルスを発生させる必要は無く、矩形波で無信号時にオフセット電圧が維持されていれば良い。
図4は、静電結合を用いた伝送回路のレベル変動を説明する図である。一般に、図4(a)に示すような静電結合を用いた伝送回路の場合、従来のレベル論理に基づく電圧信号は、伝送に際して結合容量の大きさに応じて変化する。表示パネル基板200側のプルアップ抵抗Rと結合容量Cで決定される時定数より信号の周期Tが短い場合、受信側の電圧波形は図4(b)のように形が崩れるもののレベル論理は伝送される。一方、周期Tが時定数より長い場合は、図4(c)に示すようにパルス状になり、レベル論理は維持できない。
図5は、静電結合における直流オフセットの変動を説明する波形図である。静電結合では、直流オフセットの変動という問題が生じる。ここでは、図5(a)に示したように、繰り返し波形VDTと無信号状態が入れ替わり存在する場合を想定する。この信号の交流成分および直流成分、即ち直流オフセットVOTは図5(b)のようになる。受信側である表示パネル基板200側では、図5(c)に示すように各々の成分が結合容量を介して伝播する。結果として、図5(d)のような合成波形の電圧信号VDRが入力されることになる。このように矩形波の電圧レベルの最大値または最小値が時間的に変化するため、受信信号処理回路などの後段回路での論理値を決定する閾値のマージンが大きく低下する。
上記に基づき、本発明では、図3(a)に示す単位パルスを定義することで直流オフセットの変動を解決した。図3(b)に示すパルス論理に基づくレベル論理−パルス論理の変換で、静電結合によるレベル論理に基づく電圧信号がパルス状になる問題を解決したものである。
図6は、送信基板側のレベル論理−パルス論理変換を実現する単位パルス発生回路の一例と動作電圧波形図である。図6(a)に示した送信基板100側のレベル論理−パルス論理変換を実現する単位パルス発生回路は、主に2つの単安定マルチバイブレータ21,22で構成される。回路の動作について、図6(b)に示した各電圧波形図と合わせて説明する。各部の波形は丸で囲んだ数字で対応させてある。
入力信号の立ち上がり(Lレベル→Hレベル)で1段目のマルチバイブレータ21が起動する。ここで、Hレベルの出力時間THが決定される。このマルチバイブレータ21の出力がLレベルに復帰すると、今度は2段目のマルチバイブレータ22が起動し、Lレベルに起動時間が決定される。これら2つのマルチバイブレータが起動している間、トライステートバッファ23は制御信号によりHレベルおよびLレベルを出力する。それ以外の期間では、トライステートバッファ23はハイインピーダンス状態となり、オフセット抵抗Roを介してオフセット電圧VOFFが出力される。
図7は、図6の単位パルス発生回路を用いたレベル論理ーパルス論理回路の一構成例を説明する図である。データ信号DATAは一旦フリップフロップ回路25に保持され、クロック信号CLの立ち上がりとともに出力される。その後データ信号は遅延回路26を通じて単位パルス生成回路18Aに入力される。クロック信号CLも単位パルス生成回路18Bに入力される。その後、静電結合部20に供給される。
図8は、表示パネル基板側のパルス論理―レベル論理変換回路の一構成例と動作をを説明する図である。図8(a)は表示パネル側のパルス論理―レベル論理変換回路の一例、図8(b)は示した各電圧波形図である。図8(a)の回路の動作について、図8(b)に示した各電圧波形図と合わせて説明する。表示パネル基板側で誘起されたデータ信号DATAおよびクロック信号CLはバッファ(ここではインピーダンス変換回路32)で2値のデジタル信号に変換された後、変換回路16に入力される。
この回路は、主に2つのD−フリップフロップ回路33、34で構成される。1段目のリセット付きD−フリップフロップ回路33はデータ信号の立ち上がり(Lレベル→Hレベル)によりHレベルを出力し、2段目のD−フリップフロップ回路34に伝送する。2段目のフリップフロップでは、クロック信号CLの立ち上がりで入力レベルを読み取り、出力する。2段目のフリップフロップの出力レベルがHレベルである場合は、クロック信号CLの論理値がHであるため、ANDゲートを通じて直ちに1段目のフリップフロップをリセットする。
この変換回路は構成が単純であるが、データ入力のタイミングに制限がある。即ち、クロック信号がHレベルである期間は、データ信号の立ち上がりを検出することができない点である。
図9は、本発明の実施例2を説明するための表示装置の概略構成図である。図1と同様に非接触伝送路を介して表示信号を送信する送信基板と受信を実現する表示パネルの構成を示す。図1と同一機能部分には同一符号を付してある。図9では、1つの伝送信号を信号毎に割り当てた2つの誘導電極で伝送する場合(平衡伝送)を想定している。
送信基板100での動作は実施例1とほぼ同様である。平衡伝送の場合、伝送線路2は信号線とその反転信号を1対(2本)の伝送線路で構成され、その構造は伝送方向に対して全く対称である。なお、信号処理回路と静電誘導電極の間隔が伝送される信号の最高周波数成分の波長より充分短い場合は、明示的な伝送線路はなくてもよい。静電誘導電極による結合容量の構成、表示パネル側でのインピーダンス変換回路の構成や配置の条件は実施例1と同様である。
図10は、送信基板側のレベル論理―パルス論理変換回路の別の構成例の説明図である。図10に示すようにトライステートバッファ31の制御信号を、データ信号DATA(レベル論理)、クロック信号CL(レベル論理)を出力するタイミングに合わせてFPGA(Field Programmable Grid Array)30等の順序回路で出力する。
図11は、本発明の実施例3を説明するための表示パネル基板に設けるパルス論理―レベル論理変換回路の他の構成例と動作波形図である。図11(a)は表示パネル基板200側のパルス論理−レベル論理変換回路の別の例である。前記したように、実施例1で示した図8(a)の変換回路は、データ入力についてタイミングの制限があった。これに対し、図11に示した回路は、クロック信号CLの論理状態に依存せずデータ入力の立ち上がりを検出することが可能である。
この変換回路16は、主に3つのD−フリップフロップ331、332、34で構成される。回路の動作について、図11(b)に示した各電圧波形図と合わせて説明する。表示パネル基板200側で誘起されたデータ信号DATAおよびクロック信号CLはバッファ(本構成例ではインピーダンス変換回路)で2値のデジタル信号に変換した後、本変換回路16に入力される。1段目のリセット付きD−フリップフロップ回路331はデータ信号DATAの立ち上がり(Lレベル→Hレベル)によりHレベルを出力し、2段目のフリップフロップに伝送する。2段目のD−フリップフロップ34では、クロック信号の立ち上がりで入力レベルを読み取り、出力する。1段目のフリップフロップの出力レベルがHレベルである場合は、残りの1つのリセット付きD−フリップフロップ332においてクロック信号の立ち上がりで1段目のフリップフロップをリセットする。
本発明の実施例1を説明するための表示装置の概略構成図である。 図1におけるインピーダンス変換回路16の構成例を説明する回路図である。 本発明における静電結合に最適な信号の定義を説明する波形図である。 静電結合を用いた伝送回路のレベル変動を説明する図である。 静電結合における直流オフセットの変動を説明する波形図である。 送信基板側のレベル論理−パルス論理変換を実現する単位パルス発生回路の一例と動作電圧波形図である。 図6の単位パルス発生回路を用いたレベル論理―パルス論理回路の一構成例を説明する図である。 表示パネル基板側のパルス論理―レベル論理変換回路の一構成例と動作をを説明する図である。 本発明の実施例2を説明するための表示装置の概略構成図である。 送信基板側のレベル論理―パルス論理変換回路の別の構成例の説明図である。 本発明の実施例3を説明するための表示パネル基板に設けるパルス論理―レベル論理変換回路の他の構成例と動作波形図である。
符号の説明
100・・・送信基板、101・・・絶縁基板、1・・・送信信号処理回路、2・・・信号線(マイクロストリップライン)、3・・・裏面接地電極、4・・・送信用静電電極、200・・・表示パネル基板、201・・・絶縁基板、10・・・表示部、受信信号処理回路、14,15・・・受信用静電電極、16・・・インピーダンス変換回路、17,32・・・バッファ回路、18・・・プルアップ抵抗、19・・・単位パルス生成回路、20・・・静電結合部、21,22・・・単安定マルチバイブレータ、23,31・・・トライステートバッファ、24・・・ORゲート、25,34・・・D−フリップフロップ、26・・・遅延回路、30・・・FPGA、33,331、332・・・リセット付きD−フリップフロップ、35・・・ANDゲート、40・・・パルス論理−レベル論理変換回路。

Claims (5)

  1. 表示部を有する表示パネル基板と、前記表示部に表示する表示データを前記表示パネル基板に供給する送信基板と、前記送信基板と前記表示パネル基板の間に形成される静電容量からなる非接触伝送路を介して前記表示データを伝送する静電結合型信号送受信回路であって、
    前記送信基板は、絶縁基板と、該絶縁基板上に形成されて外部信号源からの前記表示データを電圧信号に変換処理する送信信号処理回路と、送信用静電電極を備え、
    前記表示パネル基板は、絶縁基板と、該絶縁基板上に形成された受信用静電電極と、インピーダンス変換回路と、受信信号処理回路を備え、
    前記送信用静電電極と前記受信用静電電極とで静電結合電極対を形成し、該静電結合電極対を構成する前記送信用静電電極と前記受信用静電電極の間に絶縁部材を介在させて前記静電容量を構成してなり、
    前記受信用静電電極で得られる前記電圧信号を、前記インピーダンス変換回路を通して前記受信信号処理回路に供給して前記表示データを再生し、これを前記表示部に表示することを特徴とする静電結合型信号送受信回路。
  2. 請求項1において、
    前記静電結合電極対を構成する前記絶縁部材が、前記表示パネル基板を構成する前記絶縁基板であることを特徴とする静電結合型信号送受信回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記静電結合電極対は複数対有し、その一対の静電結合電極対で参照信号を伝送し、残りの静電結合電極対で前記表示データを伝送することを特徴とする静電結合型信号送受信回路。
  4. 請求項1又は2において、
    前記静電結合電極対は3対有し、その第1の静電結合電極対で2値の表示データを伝送し、第2の静電結合電極対でクロック信号を伝送し、第3の静電結合電極対で基準電位を伝送することを特徴とする静電結合型信号送受信回路。
  5. 請求項1において、
    前記受信信号処理回路は、パルス論理―レベル論理変換により表示データを再生することを特徴とする静電結合型信号送受信回路。
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