JP5040620B2 - 通信システム並びに通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触により近距離の無線通信を行なう通信システム並びに通信装置に係り、特に、自ら電波の発生源を持たない通信端末(トランスポンダ)が無線で通信相手となる装置(リーダライタ)へデータを送信する非接触の通信システム並びに通信装置に関する。
さらに詳しくは、本発明は、電極間の小さい静電容量をカップラとして信号を通す静電結合方式による非接触通信を行なう通信システム並びに通信装置に係り、特に、安価で且つ簡易に構成され、低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において静電結合方式の非接触通信を行なう通信システム並びに通信装置に関する。
自ら電波の発生源を持たない通信端末が無線で通信相手となる装置へデータを送信する通信システムとしてRFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる非接触通信システムが知られている。RFIDの他の呼び方として、IDシステム、データ・キャリア・システムなどがあるが、世界的に共通なのがRFIDシステム、略してRFIDである。日本語に訳すると「高周波(無線)を使用した認識システム」となる。
RFIDシステムは多くの非接触ICカードに適用されている。ICカード・システムは、トランスポンダとしてのIC(Integrated Circuit)カードと、ICカードからの情報の読み出しや、又はICカードへの情報の書込みを行なう装置(以下、「リーダライタ」と呼ぶ)から成る。かかるICカード・システムは、ICカードとリーダライタ間で非接触により情報の読み書きを行なうことから利便性が高く、最近では、非接触伝送のICカードとして、乗車券や定期券、コンビニエンスストアでの支払いなど、その利用範囲は拡大している。
非接触伝送は、伝送距離に応じて、密着型(0〜2mm以下)、近接型(0〜10cm以下)、近傍型(0〜70cm以下)の3種類に分類することができ、それぞれISO/IEC15693、ISO/IEC14443、ISO/IEC15693などの国際規格によって規定されている。例えばJRの電子乗車券に適用されている非接触ICカードは近接型に属し、伝送距離は212kbpsと比較的低速度である。また、密着型の非接触ICカードの国際規格であるISO/IEC10536では、送信キャリアを使い変調回路及び復調回路を有するため構造が複雑となり、且つ、伝送速度が9600bpsと比較的遅いなどの短所がある。
また、密着型の非接触伝送には、誘導結合又は静電結合のどちらかが使用される。後者の静電結合方式は、電極間の小さい静電容量をカップラとして信号を通す方式である。例えば、ベースバンド信号をマンチェスタ符号化して広域の周波数スペクトラムに変換することで高速通信を実現した通信システムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
ここで、マンチェスタ符号は、2進値“0”を送るときはビット区間の中央でハイ・レベルからロー・レベルに変化させ、一方、2進値“1”を送るときは逆にビット区間の中央でロー・レベルからハイ・レベルに変化させる。言い換えれば、マンチェスタ符号は2倍の帯域に広げることで伝送信号のDC成分をなくしている。このため、上記の通信システムでは、マンチェスタ符号化によって送受信の伝送速度が2倍に変換され、高価で高速に動作する回路が要求されることや、低いデータ速度では受信波形のレベルが小さくなり動作が不安定になる、といった欠点がある。
特開2005−79783号公報
本発明の目的は、自ら電波の発生源を持たない通信端末(トランスポンダ)が無線で通信相手となる装置(リーダライタ)へデータを好適に送信することができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、電極間の小さい静電容量をカップラとして信号を通す静電結合方式による非接触通信を好適に行なうことができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、安価で且つ簡易に構成され、低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において静電結合方式の非接触通信を行なうことができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、静電結合方式により密着型の非接触伝送を行なう通信システムであって、
送信用電極と、前記送信用電極に送信データのベースバンド信号を印加する手段を備えた送信装置と、
受信用電極と、前記受信用電極に現れた受信信号をベースバンド信号に2値化復調する復調手段を備えた受信装置と、
を備え、
前記送信用電極と前記受信用電極が密着した際に、コンデンサ結合回路と等価となる静電容量カップラを構成して、
該電極間に生じる微小容量を通して信号を伝達する、ことを特徴とする通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
近年、非接触伝送のICカードの利用範囲が拡大してきている。例えば、伝送距離が短い密着型の非接触ICカードの国際規格としてISO/IEC10536が挙げられるが、送信キャリアを使い変調回路及び復調回路を有するため構造が複雑となり、且つ、伝送速度が9600bpsと比較的遅いなどの短所がある。
また、密着型の非接触伝送には、誘導結合又は静電結合のどちらかが使用される。後者の静電結合方式において、ベースバンド信号をマンチェスタ符号化して広域の周波数スペクトラムに変換して通信する通信システムについて提案がなされているが、マンチェスタ符号化によって送受信の伝送速度が2倍に変換され、高価で高速に動作する回路が要求されることや、低いデータ速度では受信波形のレベルが小さくなり動作が不安定になる、といった欠点がある。
これに対し、本発明によれば、密着型の非接触通信システムにおいて、送信側と受信側にそれぞれ配置した平板電極を対向させて形成される静電容量をカップラとして用い、送信側は直接ベースバンド信号を送信側の電極に加え、一方の受信側では受信側の電極に伝達された送信波形をヒステリシス特性を有するコンパレータで2値化復調するように構成されている。
本発明に係る通信システムは、例えば、送信側はICカードなどのトランスポンダに相当するとともに、受信側はリーダライタに相当し、静電結合方式により密着型の非接触伝送を行なう。そして、送受信側にそれぞれ配置された一対の電極からなる静電容量カップラは、コンデンサ結合回路と等価であり、電極間に生じる微小容量を通じて信号を伝達することができる。
ここで、微小容量の静電容量カップラはハイパス・フィルタと等価の周波数特性を持ち、静電容量カップラを通過する2値の矩形波であるベースバンド信号は微分波形に変形され受信側の電極に受信信号として現れる。
したがって、受信側では、静電容量カップラを通して前記受信用電極に伝達された送信波形を、ヒステリシス特性を有するコンパレータを用いて2値化復調することができる。
静電容量カップラを通して得られる受信信号は、送信信号の変化点で微分信号が発生する。そして、ヒステリシス特性を有するコンパレータからなる復調手段は、シンボル時間にわたる受信信号の(電圧)レベルではなくレベルが反転するエッジしか見ていないので、変復調性能は伝送レートに依存せず、コンパレータの応答特性次第である。よって、高速で動作するコンパレータを用いれば低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において静電結合方式の非接触通信が実現する。
本発明によれば、自ら電波の発生源を持たない通信端末(トランスポンダ)が無線で通信相手となる装置(リーダライタ)へデータを好適に送信することができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、電極間の小さい静電容量をカップラとして信号を通す静電結合方式による非接触通信を好適に行なうことができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、安価で且つ簡易に構成され、低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において静電結合方式の非接触通信を行なうことができる、優れた非接触の通信システム並びに通信装置を提供することができる。
本発明に係る通信システムは、静電結合方式により非接触を行なうが、マンチェスタ符号化などを行なわず、ベースバンド信号を直接伝送するように構成されているので、送信キャリア発生回路や変調回路、復調回路が不要であり、且つ送受信双方においてデジタル信号処理回路が不要であることから、頗る低コストで且つ簡素に構成することができる。
また、本発明は、密着型の非接触伝送を行なう通信システムに適用することで、低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において動作することができる。送信データは、連続、バーストに関係なく動作可能である。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、カード(若しくはトランスポンダ)とリーダライタの電極間の小さい静電容量をカップラとして信号を通す静電結合方式による非接触通信を行なう通信システムに関するものであり、特に、密着型の非接触伝送を行なう通信システムに好適に適用することができる。
図1には、本発明の幾つかの応用例を模式的に示している。図示の例ではリーダライタ500は、パーソナル・コンピュータ(PC)400に外付け接続される入出力装置として構成され、例えばUSBやI2CなどのインターフェースによってPCに接続され、その上部表面の内側にはカップラとして動作する電極510が埋設されている。
一方、トランスポンダの一例は、カップラとして動作する電極210が埋設された非接触ICカード200である。また、トランスポンダの他の例は、ICカード機能を搭載したデジタルスチルカメラ100やデジタルビデオカメラ300であり、例えばカメラ本体の底面内側にはカップラとして動作する電極110又は310が埋設されている。いずれの場合であっても、電極110、210、又は310をリーダライタ500側の電極510と対向するように密着させて配置する(例えば、デジタルスチルカメラ100やデジタルビデオカメラ300をリーダライタ500上に載せる)ことによって、電極間で静電結合作用が働き、費接触データ伝送を行なうことができる。例えば、デジタルスチルカメラ100やデジタルビデオカメラ300を用いた場合には、外部記憶媒体(若しくは画像ソース)として、撮影した静止画又は動画像データを高速でPC400に転送し、あるいは逆にPC400内に蓄積されたデータをこれら外部記憶媒体に書き込むことができる。
以下では、トランスポンダ機能を搭載したデジタルスチルカメラ100からリーダライタ500経由でPC400へスチル画像データを転送する実施形態について説明する。
図2には、デジタルスチルカメラ100の画像データはメモリ120にあらかじめ記憶されている状態において、その画像データをPC400に取り込むまでの流れを示している。
デジタルスチルカメラ100のメモリ120内の画像データつまり送信データは、送信アンプ130で適正レベルに増幅される。この送信アンプ130の出力は送信信号として静電容量カップラ600に加えられる。
静電容量カップラ600はデジタルスチルカメラ100側の電極と、リーダライタ500側の電極から構成され、電極間に生じる微小容量を通して信号が伝達されるためコンデンサ結合回路と等価である。但し、静電容量カップラ600の結合容量は非常に小さいため、これを通過するベースバンドの送信信号はハイパス・フィルタ(HPF)通過後の波形と同じような微分波形に変形して受信信号としてリーダライタ500側の電極に現れ、次段の2値化回路で受信信号をNRZ(Non Return to Zero)形式のベースバンド信号に2値化復調され、この復調信号がPC400に取り込まれる。
図3は静電容量カップラを示し、対向して配置された電極110と電極510間の容量は電極サイズ、電極間の距離及び電極間の誘電率で求めることができる。図示の例では、電極110電極510とも10mm角の電極サイズを持ち電極間隔は2mmである。図3中の端子Aと端子B間(すなわち静電容量カップラ600)の容量は、単純に、以下の平板コンデンサの容量計算式(1)で求まる。
但し、Cは容量[F]、e0は真空での誘電率、esは比誘電率(空気の場合は約1)、Sは電極板の面積[m2]、Dは電極間の距離[m]である。S=10×10[mm2]、D=2[mm]、e0=8.85419e-12[F/m]、e0≒1を上式(1)に代入すると、静電容量カップラ600の容量は、下式(2)に示す通り、0.44[pF]となる。但し、ここでは電極間は空気の誘電率としている。
図4には、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの構成を図解している。静電容量カップラ600は、信号ライン側の電極110及び510が対をなすとともに、グランド側の電極111及び511も対をなし、それぞれが静電容量結合を形成していることを示している。図4の例ではデジタルスチルカメラ100側及びリーダライタ500側共に不平衡タイプの入出力形式で構成されているが、平衡タイプであっても本質的な違いはない。
図6には、図4中の送信信号、受信信号、及び2値化回路520の出力信号を時間軸で表わしている。リーダライタ500側2つの電極510及び511間に発生する受信信号は、図6に示した通り送信信号を微分した信号波形になり、このままの状態ではデータとして扱えない。そこで、2値化回路520に入力して2値化復号することによって、送信信号とは符号反転した2値化出力信号が得られる。
図5には、リーダライタ500内の2値化回路520の構成例を示している。図示の2値化回路520は、コンパレータ521と抵抗R3及びR4で構成され、ヒステリシス特性を持った電圧比較回路である。
コンパレータ521の出力Voutは、抵抗R3及びR4で分圧された後、コンパレータ521の非反転入力端子Vin(+)に加えられる。また、受信信号はコンパレータ521の反転入力端子Vin(−)へ加えられ、その電圧が非反転入力端子Vin(+)の電圧レベルと比較される。そして、反転入力端子の入力電圧Vin(−)の方が非反転入力端子の入力電圧Vin(+)より大きいときには、コンパレータ521の出力端子VoutからはVo−が出力されるが、逆に反転入力端子の入力電圧Vin(−)の方が小さいときにはコンパレータ521の出力端子VoutからVo+が出力される。
ところで、コンパレータ521において反転入力電圧Vin(−)と比較される非反転入力電圧Vin(+)は、コンパレータ521の出力電圧Voutに依存する。すなわち、コンパレータ521出力電圧VoutがVo+のときには非反転入力電圧Vin(+)は次式(3)で表されるVth+の値になり、逆に出力電圧VoutがVo−のときには非反転入力電圧Vin(+)は次々式(4)で表されるVth−の値になり、コンパレータ521はヒステリシス特性を持つ。
図6からも分かるように、コンパレータ521の反転入力電圧Vin(−)と非反転入力電圧Vin(+)の電圧が大小逆転する時間のt1〜t2の期間において、コンパレータ521の出力電圧Voutは変化し、それ以外の時間では出力電圧Voutをホールドすることで2値化を実現している。コンパレータ521の出力電圧Voutは送信信号の反転であるが、後段にロジックレベルへ変換用の反転アンプを配置し(図示しない)、受信データとしてPC400へ送られる。
図7には、送信信号(デジタルスチルカメラ100のベースバンドの信号)の一例と、この送信信号が静電容量カップラ600を通してリーダライタ500の電極510に現れる受信信号と、受信信号を2値化回路520で復調した2値化出力信号を示している。同図において、Tはデータの1シンボル時間を表わしている。静電容量カップラ600を通して得られる受信信号は、送信信号の変化点で微分信号が発生するので、基本的にシンボル時間Tに影響を受けない。つまり、データ速度に関係なく伝送できることを示している。
ヒステリシス特性が与えられているコンパレータ521は、シンボル時間にわたる受信信号の(電圧)レベルではなくレベルが反転するエッジしか見ていないので、変復調性能は伝送レートに依存せず、コンパレータの応答特性次第である。よって、低速のデータから高速のデータにわたる連続した広い許容範囲において静電結合方式の非接触通信が実現するという訳である。
図8には、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの構成例を示している。図示の回路は、バランス型の送信アンプとヒステリシス付きコンパレータで構成されている。
また、図9には、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの他の構成例を示している。図示の回路は、バランス型の送信アンプと受信アンプ及びヒステリシス付きコンパレータで構成されている。
図8並びに図9に示したいずれの回路例も、同様の動作を行なう応用回路であり、本発明に該当することを理解されたい。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本発明に係る通信システムは、密着型の非接触伝送において、低速から高速に至る幅広いデータ速度の範囲で動作することができる。また、受信信号は、送信信号の変化点で発生する微分信号で構成されるが、送信データは連続又はバーストのいずれに依らず動作することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の幾つかの応用例を模式的に示した図である。 図2は、デジタルスチルカメラ100内のメモリ120に蓄積されたスチル画像データを静電結合を利用してPC400に転送するための構成を模式的に示した図である。 図3は、対向して配置されたデジタルスチルカメラ100側の電極110とリーダライタ500側の電極510によって構成される静電容量カップラ600の構成を示した図である。 図4は、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの構成を示した図である。 図5は、リーダライタ500内の2値化回路520の構成例を示した図である。 図6は、図4中の送信信号、受信信号、及び2値化回路520の出力信号を時間軸で表わしたタイミングチャートである。 図7は、送信信号(デジタルスチルカメラ100のベースバンドの信号)の一例と、この送信信号が静電容量カップラ600を通してリーダライタ500の電極510に現れる受信信号と、受信信号を2値化回路520で復調した2値化出力信号を示した図である。 図8は、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの構成例を示した図である。 図9は、送信側としてのデジタルスチルカメラ100内の送信アンプ130から受信側であるリーダライタ500内の2値化回路520までの構成例を示した図である。
符号の説明
100…デジタルスチルカメラ
110…電極
111…電極
120…メモリ
130…送信アンプ
200…非接触ICカード
210…電極
300…デジタルビデオカメラ
310…電極
400…パーソナル・コンピュータ(PC)
500…リーダライタ
511…電極
510…電極
520…2値化回路
521…コンパレータ
600…静電容量カップラ

Claims (3)

  1. 静電結合方式により密着型の非接触伝送を行なう通信システムであって、
    送信用電極と、前記送信用電極に送信データのベースバンド信号を印加する手段を備えた送信装置と、
    受信用電極と、前記受信用電極に現れた受信信号をベースバンド信号に2値化復調する復調手段を備えた受信装置と、
    を備え、
    前記送信用電極と前記受信用電極が密着した際に、コンデンサ結合回路と等価となる静電容量カップラを構成して、前記送信用電極と前記受信用電極間に生じる微小容量を通して信号を伝達
    前記復調手段は、前記静電容量カップラを通して前記受信用電極に伝達された受信信号を反転入力端子Vin(−)に加えるとともに、出力Voutを所定の分圧比で分圧した後に非反転入力端子Vin(+)に加え、反転入力電圧Vin(−)と非反転入力電圧Vin(+)を比較して前記受信信号を2値化復調する、ヒステリシス特性を有するコンパレータである、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて送信装置として動作する通信装置であって、
    送信データを蓄積するメモリと、
    送信データのベースバンド信号を適正なレベルに増幅する送信アンプと、
    該増幅されたベースバンドが印加される送信用電極と、
    を備え、
    前記送信用電極は、密着するように対向して配置された前記受信装置の受信用電極と静電結合して静電容量カップラを構成して、前記送信用電極と前記受信用電極間に生じる微小容量を通して信号を伝達する、
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて受信装置として動作する通信装置であって、
    密着するように対向して配置された前記受信装置の受信用電極と静電結合して静電容量カップラを構成するための受信用電極と、
    前記送信用電極と前記受信用電極間に生じる微小容量を通して前記受信用電極に伝達された受信信号をベースバンド信号に2値化復調する復調手段と、
    を具備し、
    前記復調手段は、前記静電容量カップラを通して前記受信用電極に伝達された受信信号を反転入力端子Vin(−)に加えるとともに、出力Voutを所定の分圧比で分圧した後に非反転入力端子Vin(+)に加え、反転入力電圧Vin(−)と非反転入力電圧Vin(+)を比較して前記受信信号を2値化復調する、ヒステリシス特性を有するコンパレータである、
    ことを特徴とする通信装置。
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