JP2009145929A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の処理機構を操作者が操作するのに適切な操作誘導を円滑に実現することができる自動取引装置を提供する。
【解決手段】装置本体に備えられている処理機構を撮影する撮影手段と、操作状況に対応する処理機構の画像情報を記憶する記憶手段と、前記撮影手段が撮影した撮影情報と前記画像情報に基づいて現在の操作状況を認識する認識手段を備えた自動取引装置を構成することで、操作者に対して次に行うべき操作を円滑に誘導するなどの適切な案内を施す。
【選択図】図1

Description

この発明は、撮影手段が撮影した画像から自動取引装置の係員操作内容を認識し、係員の操作誘導や係員操作内容の記録を行う手段に関する。
自動取引装置で紙幣詰りなどの障害が発生した際に、係員は操作マニュアルに記載されている手引書やイラストの内容に従って障害復旧操作を行っている。
近年、装置本体に備えられている処理機構の取っ手(以下操作レバーと称す)に係員誘導用のランプ(操作手順表示器)を実装し、操作レバー部のランプ点灯と係員画面へのガイダンス表示により障害発生時の係員の操作を誘導する機能を備えた自動取引装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1によれば、操作レバーに実装されたランプを点灯させることにより、係員の操作を操作対象のレバーに誘導することができ、操作に不慣れな係員でも解り易く操作することができる。
しかし、操作レバーの数が非常に多い処理機構の場合は、操作レバー毎に1個のランプを実装していたのでは、ランプの数が多くなるため、組立工数や、ランプ制御の点で不利になる。また、板金を曲げただけの小さな操作レバーではランプを実装すること自体が難しい。
また、自動取引装置の障害状況に応じた操作内容を係員操作パネルに表示し、係員操作を誘導案内する例が知られている(例えば特許文献2参照)。この方式は、各処理機構から報告される障害情報を元に、表示する画面内容を選択し、その状況に応じた適切な画像を表示案内して係員操作を誘導するというものである。この特許文献2によれば、装置の障害状況に応じた操作説明内容を表示案内するため、係員は画像で示された部位の操作レバーを操作すればよく、手引書を開く面倒がない。
しかし、複雑な処理機構の場合、操作説明画面の画像は、全体を重視して処理機構全体を大まかに撮影するか、細部を重視して拡大画面にするかのどちらかとなる。大まかに表す縮小画面にすると細部が解り辛く、拡大画面にするとその部位が全体のどの部分なのか解り辛い。また、警告情報を知らせる場合、その警告は係員画面に表示せざるを得ず、係員が警告表示を見逃すおそれがあるという課題があった。このようなことから、係員に対して現在の処理機構がどのようになっているのかを分かり易く把握することができる装置の開発が望まれていた。
特許第3134521号 特開平11−203539号
そこでこの発明は、装置本体に備えられている処理機構の現在の操作状況がどうなっているかを容易に認識することができる自動取引装置を提供することを目的とする。
この発明は、装置本体に備えられている処理機構を撮影する撮影手段と、操作状況に対応する処理機構の画像情報を記憶する記憶手段と、前記撮影手段が撮影した撮影情報と前記画像情報に基づいて現在の操作状況を認識する認識手段を備えた自動取引装置であることを特徴とする。
自動取引装置に備えた撮影手段により処理機構を撮影した際に、その撮影した画像から処理機構の外観形状や変位位置などを識別することにより、操作者が行った操作内容を認識する。この認識結果により運用目的に応じた適切な処置を施すことができる。例えば、操作者に対して次に行うべき操作を円滑に誘導するなどの案内を施すことができる。
この発明によれば、自動取引装置に実装した撮影手段が撮影した画像から、認識対象となる処理機構の引き出し状況やレバー操作状況などの現在の操作状況を認識することができ、この認識結果から自動取引装置の運用目的に応じた適切な処置を施すことができる。
以下、図1から図11を参照して、この発明の一実施形態を説明する。
図1は金融機関等で使用される現金自動預払機(以下ATM)2に、操作監視・誘導機構(以下、単に誘導機構)10を取り付けた一例を示す斜視図である。図2は誘導機構10とその周辺の制御構成図、図3は照明手段として備えられるスポットライト300の外観斜視図、図4はスポットライト300の要部断面図を示している。
誘導機構10は、誘導制御部100、カメラ200、スポットライト300から構成されている。
カメラ200は、CCDカメラ等が撮影手段の一例として用いられる。このカメラ200は画像を正確に取得できるようにATM2の上部両側に2台設置されている。このカメラ200はATM2の処理機構として内蔵されている各ATM内蔵装置が稼動する範囲を撮影し、撮影した画像データを図2に示すように、誘導制御部100内のメモリ101に送信する。
スポットライト300は、ATM2の上部両側から照射できるようにATM2の上部両側にカメラ200に隣接して2台設置されている。このスポットライト300は照射範囲の狭いLED301の集合体であり、集合されているLED301が全ての操作領域に区分して照射できるように半球面上に格子状に配列して構成されている。そして、図3に示すように、格子状に区画して設けられたLED301の一つを選択することにより、可動部がなくとも所望の範囲に光を照射することができる構造を有している。
これにより、誘導制御部100からの指示により操作対象部位500にスポットライト300が光を照射して係員が次に操作する部位を誘導できるようにしている。照射光は通常の操作色(例えば緑または白色)と、警告色(例えば赤色)の2色とする。この場合、警告色の光を照射して係員に手挟みの注意を促すことができる。警告照射に際しては、色の変更だけでなく、光の点滅によっても警告させることができる。
誘導案内手段として備えられる誘導制御部100は、認識手段としての形状認識部120、出力変更手段としての点灯LED指示部130、履歴取得手段としての係員ID取得部140及び操作履歴記録部150からなる(図2参照)。
形状認識部120は、ATM内蔵装置の3D形状情報121を保持しており、カメラ200で撮影したATM内蔵装置の画像から装置カバーエッジ、操作レバー、操作ラベルといった特徴点を抽出し、画像上の特徴点の位置から装置ユニットの実際の引出量や搬送路の開閉角度を計算し、装置各部の操作状態を認識し、その状態を装置状態記憶部122に記録する。なお、装置状態記憶部122では3D形状情報に限らず、2次元画像を記憶して認識するようにしてもよい。
ATM全体制御部20からATM内蔵装置が所定の状態になったか否かの応答要求がある場合は、現在の装置状態記憶部122の内容をチェックし、ATM内蔵装置が所定の状態になっていれば、形状認識部120はATM全体制御部20に報告する。
点灯LED指示部130は、ATM全体制御部20から「紙幣装置のレバー1」などと指定された操作部位コードと、形状認識部120の現在の装置状態記憶部122で得られた現在の装置状態の情報から実際の照射方向を計算し、対応するLED301を発光させる。これにより、係員が次に行うべき操作位置が照光されて係員に対する次の操作を光により誘導できる。また、点灯LED指示部130は、注意状態データ131を持っており、現在の装置状態記憶部122の現在の装置状態が「係員操作に注意を要する状態」となった場合、ATM全体制御部20の指示がなくとも警告光を照射する。
係員ID取得部140は、係員のIDを取得する部位であり、係員の非接触IDカード401をID識別装置として備えられるIDリーダ400にかざすことで、非接触IDカード401のID番号が読み取られる。ID番号が読み取られると、その係員の情報に応じて係員はATM2を操作できるようになる。
操作履歴記録部150では、形状認識部120の認識結果から「後扉開」や「紙幣装置引き出し」といったATM操作を認識し、後扉が開いている間、ID番号別でATM操作内容と時刻を記録する。なお、この実施例では、図1に示すように、カメラ200と、スポットライト300は2台ずつ配置したものを示したが、要求される識別精度や、対象装置によっては台数を変更して1台または複数台備えてもよい。
また、係員に対する誘導案内は、光による照明誘導だけでなく、音声ガイダンスを併用して案内してもよい。さらに、ATM2に備えられている係員パネル21に操作対象部位の拡大画像を表示させれば、補助的に誘導案内することができる。この場合は、スポットライト300による点灯誘導と係員パネル21による画像誘導とを併用できるため、係員の誘導案内が一層容易になる。また、係員パネル21に図形を明瞭に拡大表示できるほか、詳細な文字などを表示して明確に案内することができる。
図5は紙幣ジャム(紙詰り)障害の回復手順の概略を示すフローチャート、図6〜8はジャム紙幣除去作業中に係員パネル21に表示される画面の表示図、図9はATMにおける警告光の照明例を示す斜視図、図10は図5のフローチャートに対応した具体的な説明図、図11は図10に続く説明図である。
以下、紙幣ジャム障害の回復手順に従って説明する。
最初に、係員1によりIDカード401がIDリーダ400にかざされると(ステップS0)、誘導制御部100はIDリーダ400が読み取ったIDカード401の情報から該IDカード401を識別する(ステップS1)。この場合、誘導制御部100はIDリーダ400が読み取ったID番号を係員ID取得部140に記録する。以降、係員による処理が完了するまでの間、誘導制御部100は形状認識部120で認識された係員による操作内容も合わせて操作履歴記録部150に記録する。そして、誘導制御部100はID番号などの識別情報が適正と識別すると、後扉やATM内蔵装置のロックを解除する(ステップS2)。このロック解除信号は誘導制御部100からATM全体制御部20に送信し、さらにATM2の適宜の表示部に対してロック解除された旨を表示案内し、係員1がATM2の後扉を開けることを許容する。
係員1がATM2の後扉を開けると(ステップS3)、その開けられた後扉開検出信号がATM2からATM全体制御部20と誘導制御部100とに送信される。この後扉開検出信号に基づいてATM全体制御部20はATM2に備えられている表示手段としての係員パネル21に、図6に示すように、障害内容と、紙幣装置700が検出した滞留紙幣の位置801を示した障害発生画面800をヘルプ画面として明瞭に表示させる(ステップS4)。その表示内容を見て係員1が係員ヘルプボタン802を押下すると、その障害復旧作業を開始する(ステップS5)。まず、ATM全体制御部20は照明による係員誘導を開始し、その手順としてATM全体制御部20は誘導制御部100に操作対象部位の形状を認識させ、紙幣装置引出し完了状態と推定すれば報告するように指示し、紙幣装置引出し完了待ち状態に入る。紙幣装置引出し完了待ちの報告要請が指示された誘導制御部100は紙幣装置引出し取っ手701のガイドを開始し(ステップS6)、係員パネル21に、図7に示すように、ジャム紙幣除去手順の最初の障害復旧画面810を拡大して明瞭に表示させるとともに、形状認識部120での認識処理を開始させ、点灯LED指示部130での点灯、追随処理を開始させる。これにより、形状認識部120はカメラ200による撮影によって紙幣装置引出し取っ手701の形状認識を行い。また、点灯LED指示部130によって紙幣装置引出し取っ手701への照明を行う。
次に、係員1が紙幣装置引出し取っ手701を持ち、ATM2の処理機構としての紙幣装置700をATM2の筐体から引き出す作業が開始されると(ステップS7)、係員1が紙幣装置700を引き出している間、誘導制御部100は、カメラ画像から識別した紙幣装置700の物理位置を計算し、紙幣装置引出し取っ手701に照明が追従して当たるようにスポットライト300の照射角度を変更する。これにより、カメラ200で撮影した画像情報から現在の装置位置情報としての紙幣装置700の実際の状態を認識することができる。また、スポットライト300による照明によって、係員が操作を行うべき位置を追従させて終始照明するため、係員は光の誘導によって容易に係員操作を開始できるとともに現在の作業が適正な操作であることが確認でき、操作部位を間違わずに操作できる。また、次の操作へと流動的に移行できる。
誘導制御部100はカメラ画像から紙幣装置700が完全に引き出されたことを検出する終了条件を検出して、該誘導制御部100がカメラ画像の完了条件検出通知を受けると、紙幣装置700が完全に引き出されたことを確認する。そして、形状認識部120にカメラ200による撮影を終了するよう指示し、また点灯LED指示部130に対してもスポットライト300を消灯するように指示する。これにより、カメラ200による撮影が終了し、またスポットライト300が消灯される。さらに、誘導制御部100はATM全体制御部20に対し「紙幣装置引出し完了」を通知する(ステップS8)。
ATM全体制御部20は「紙幣装置引出し完了」の通知を受けると、係員パネル21に、図示しない「搬送路を開く」画面を表示する(ステップS9)とともに、ATM全体制御部20は誘導制御部100に操作対象部位の形状認識を開始させ、「搬送路ツマミ部(レバー部)持上げ」を検知すれば、その旨を報告するように指示し、搬送路ツマミ部持上げ待ち状態に入る。搬送路ツマミ部持上げ待ちの報告要請が指示された誘導制御部100は搬送路ツマミ部のガイドを開始し(ステップS10)、形状認識部120での認識処理を開始させ、点灯LED指示部130での点灯、追随処理を開始させる。これにより、形状認識部120はカメラ200による撮影によって搬送路ツマミ702の形状認識を行い。また、点灯LED指示部130によって図9に示すように、搬送路ツマミ702への照明を行う。
この場合も、係員1が搬送路を開作業する間(ステップS11)、誘導制御部100は、カメラ画像から識別した搬送路ツマミ702の物理位置を計算し、搬送路ツマミ702に照明が追従して当たるようにスポットライト300の照射角度を変更する。これにより、カメラ200で撮影した画像情報から現在の装置位置情報としての搬送路ツマミ702の実際の状態を認識することができる。また、スポットライト300による照明によって、係員が操作を行うべき位置を追従させて終始照明するため、係員は光の誘導によって容易に係員操作を開始できる。
誘導制御部100はカメラ画像から搬送路が開操作されたことを検出する終了条件を検出して、該誘導制御部100がカメラ画像の完了条件検出通知を受けると、係員1が搬送路ツマミ702を持上げて搬送路を開き終わったことを認識する。そして、誘導制御部100は形状認識部120にカメラ200による撮影を終了するよう指示し、また点灯LED指示部130に対してもスポットライト300を消灯するように指示する。これにより、カメラ200による撮影が終了し、またスポットライト300が消灯される。さらに、誘導制御部100はATM全体制御部20に対し「搬送路開」操作の完了を通知する(ステップS12)。
ATM全体制御部20が「搬送路開」の情報を受けると、図8に示すように、詳細な障害復旧のガイダンス画面820を係員パネル21に表示し(ステップS13)、ATM全体制御部20は誘導制御部100に紙幣ジャムが発生した搬送路への照明を開始させ、指示された誘導制御部100は該搬送路のガイドを開始し(ステップS14)、形状認識部120での認識処理を開始させ、点灯LED指示部130での点灯、追随処理を開始させる。係員がジャムを除去し、除去作業完了の意思表示として、除去完了ボタン821を押下すると(ステップS15)、ATM全体制御部20は誘導制御部100に紙幣ジャムが発生した搬送路への照明を終了するよう指示し、誘導制御部100は形状認識部120にカメラ200による撮影を終了するよう指示し、また点灯LED指示部130に対してもスポットライト300を消灯するように指示する。これにより、カメラ200による撮影が終了し、またスポットライト300が消灯される。さらに、誘導制御部100はATM全体制御部20に対し「照明終了処理の完了」を通知する(ステップS16)。
ATM全体制御部20は「照明終了完了」の通知を受けると、係員パネル21に、図示しない「搬送路を閉じる」画面を表示する(ステップS17)とともに、ATM全体制御部20は誘導制御部100に操作対象部位の形状認識を開始させ、「搬送路閉」を検知すれば、その旨を報告するように指示し、搬送路閉待ち状態に入る。搬送路閉待ちの報告要請が指示された誘導制御部100は搬送路閉ツマミ部のガイドを開始し(ステップS18)、形状認識部120での認識処理を開始させ、点灯LED指示部130での点灯、追随処理を開始させる。これにより、形状認識部120はカメラ200による撮影によって搬送路ツマミ702の形状認識を行い。また、点灯LED指示部130によって「搬送路ツマミ」702への照明を行う。
この場合も、係員1が搬送路を閉作業する間(ステップS19)、誘導制御部100は、カメラ画像から識別した搬送路ツマミ702の物理位置を計算し、搬送路ツマミ702に照明が追従して当たるようにスポットライト300の照射角度を変更する。これにより、カメラ200で撮影した画像情報から現在の装置位置情報としての搬送路ツマミ702の実際の状態を認識することができる。また、スポットライト300による照明によって、係員が操作を行うべき位置を追従させて終始照明するため、係員は光の誘導によって容易に係員操作を開始できる。
なお、搬送路を閉じる際、その閉じられる搬送路によっては物が挟まれるおそれがある。このようなことから注意状態データ131には搬送路閉動作を行う可能性がある装置状態が登録されており、形状認識部120で得られた現在状態が注意状態であれば、点灯LED指示部130が注意状態と判断し、「閉まる搬送路の隙間」の方向を計算し、警告照明を点灯する。この場合、スポットライト300から図9に示すように、操作注意部位501に対して赤色の警告色を照明するので、係員は操作注意部位501の部分が危険であることを認識して安全を重視しながら操作することができる。
誘導制御部100はカメラ画像から搬送路が閉操作されたことを認識する終了条件を検出して、該誘導制御部100がカメラ画像の完了条件検出通知を受けると、係員1が搬送路ツマミ702を持って搬送路を閉じたことを認識する。認識後、誘導制御部100は形状認識部120にカメラ200による撮影を終了するよう指示し、また点灯LED指示部130に対してもスポットライト300を消灯するように指示する。これにより、カメラ200による撮影が終了し、またスポットライト300が消灯される。さらに、誘導制御部100はATM全体制御部20に対し「搬送路閉」操作の完了を通知する(ステップS20)。
ATM全体制御部20が「搬送路閉」の情報を受けると、ATM全体制御部20は、ガイダンス画面を係員パネル21に表示し(ステップS21)、ATM全体制御部20は誘導制御部100に操作対象部位の形状認識を開始させ、「紙幣装置収納」を検知すれば、その旨を報告するように指示し、紙幣装置収納待ち状態に入る。紙幣装置収納待ちの報告要請が指示された誘導制御部100は紙幣装置収納のガイドを開始し(ステップS22)、形状認識部120での認識処理を開始させ、点灯LED指示部130での点灯、追随処理を開始させる。これにより、形状認識部120はカメラ200による撮影によって700の形状認識を行い。また、点灯LED指示部130によって紙幣装置700への照明を行う。
この場合も、係員1が紙幣装置を収納するまでの間(ステップS23)、誘導制御部100は、カメラ画像から識別した紙幣装置700の物理位置を計算し、紙幣装置700の手掛け部分を明るく照らし、且つ照明が追従するようにスポットライト300の照射角度を変更する。これにより、カメラ200で撮影した画像情報から現在の装置位置情報としての紙幣装置700の実際の状態を認識することができる。また、スポットライト300による照明によって、係員が操作を行うべき位置を追従させて終始照明するため、係員は光の誘導によって容易に係員操作を開始できる。
誘導制御部100はカメラ画像から紙幣装置700が収納操作されたことを認識する終了条件を検出して、該誘導制御部100がカメラ画像の完了条件検出通知を受けると、係員1により紙幣装置700が収納されたことを認識する。認識後、誘導制御部100は形状認識部120にカメラ200による撮影を終了するよう指示し、また点灯LED指示部130に対してもスポットライト300を消灯するように指示する。これにより、カメラ200による撮影が終了し、またスポットライト300が消灯される。さらに、誘導制御部100はATM全体制御部20に対し紙幣装置収納操作の完了を通知する(ステップS24)。
最後に、係員1がATM2の後扉を閉めると(ステップS25)、後扉とATM内蔵装置のロックが掛かり、その旨の信号がATM2からATM全体制御部20と誘導制御部100とに送信される。この後扉開検出信号に基づいてATM全体制御部20は復旧作業が完了したことを確認して、紙幣ジャム障害の回復作業が終了する。また、これに伴い操作履歴記録部150の記録動作が終了するとともに、係員パネル21の画面を消灯する(ステップS26)。
なお、誘導機構10はATM2の主電源がオフになっていても電源供給されており、ATM2が動作していない場合でも単独で動作する。この場合、ATM全体制御部20との通信は行われず、係員パネル21のガイダンス表示も行われない。係員1によりIDカード401が提示され、ATM2の後扉が開くと、誘導制御部100は、カメラ画像からATM2の後扉開、紙幣装置700の引き出し・収納、搬送路開閉の動きを認識し、後扉が閉じるまで、操作時刻や操作内容を操作履歴記録部150に記録する。さらに、係員1がATM2の操作中に、搬送路などが閉じられる際は物が挟まるといった安全に注意すべき危険要素がある場合は、点灯LED指示部130が当該状態であることを判断して、警告色の照明が該当部位に照射される。このため、係員は安全に作業をすることができる。
また、ID毎に操作履歴記録部150に記録された操作時刻や係員操作内容のデータは、図示しない監視センタに定期的に吸上げられる。これにより、実際に作業を行った係員を識別するとともに、係員毎に作業内容や作業時間の統計情報を蓄積することができる。また、業務時間外の操作を検索して不正操作の有無をチェックしたり、係員操作にかかった時間を計算することができる。よって、係員毎の操作習熟度を管理者により管理することが可能になり、長時間操作が繰り返されている係員に対しては操作教育を施すことができ、係員の操作レベルの底上げを図る用途に使用することもできる。
上述のように、ATMの上部に実装したカメラで撮影した画像から、対象となるATM内蔵装置の引き出し状況やレバー操作状況を識別し、次に係員が操作すべき部位をスポットライトにより照らすことにより、光による誘導を行うことができる。これにより、係員が次に操作すべき操作レバーやツマミの場所を容易に認識でき、機械操作に不慣れな係員であっても、間違うおそれがなくなり、戸惑いや不安感が解消されて全ての係員に対して信頼性の高い係員操作を実現できる。
ATMの操作誘導状態を示す斜視図。 誘導機構とその周辺の制御構成図。 スポットライトの外観斜視図。 スポットライトの要部断面図。 紙幣詰り復旧時の処理手順を示す概略フローチャート。 係員パネルに表示される障害発生画面の表示図。 係員パネルに表示される紙幣処理装置の引出手順を示す表示図。 係員パネルに表示されるジャム紙幣取除手順を示す表示図。 ATMにおける警告光の照射例を示す斜視図。 紙幣詰り復旧時の処理手順を具体的に示す説明図。 図10に続く説明図。
符号の説明
2…ATM
10…誘導機構
20…ATM全体制御部
21…係員パネル
100…誘導制御部
120…形状認識部
121…装置3D形状データ
122…現在の装置状態記憶部
130…点灯LED指示部
140…係員ID取得部
150…操作履歴記録部
200…カメラ
300…スポットライト
301…LED
400…IDリーダ

Claims (5)

  1. 装置本体に備えられている処理機構を撮影する撮影手段と、
    操作状況に対応する処理機構の画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影した撮影情報と前記画像情報に基づいて現在の操作状況を認識する認識手段を備えた
    自動取引装置。
  2. 操作者に次の操作の誘導案内を出力する出力手段を備え、
    前記認識手段の認識結果から現在誘導案内している操作が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合に前記出力手段に次の操作を誘導案内させる誘導案内手段を備えた
    請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記出力手段を、
    前記処理機構の操作部位を照らす照明手段と、
    操作対象部位の拡大画像を表示する表示手段とで構成した
    請求項2記載の自動取引装置。
  4. 前記認識手段による認識結果から安全上注意すべき部位を認識した場合に、その注意が必要な部位に前記照明手段の出力を異ならせた警告照明光を照射する出力変更手段を備えた
    請求項3記載の自動取引装置。
  5. 操作者のIDを識別するID識別装置を備え、前記認識手段の認識結果から操作者が処理機構を操作した操作内容と操作時間を判定し、操作者のID毎に操作内容と操作時間の履歴を取得する履歴取得手段を備えた
    請求項1〜4の何れか1つに記載の自動取引装置。
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