JP2009144518A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不燃物質であるアッシュの堆積の影響を考慮に入れることで、パティキュレートフィルタにおけるPM堆積量をより精度よく推定できる内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】PMのパティキュレートフィルタ(DPF)への堆積量を示す特性線21、23において、アッシュの堆積量が大きくなるほど、初期点20を図示上方に移す平行移動を行い、初期点20と遷移点22との間の距離を短くし、特性線23の傾きを大きくする補正を行う。なお補正後の初期点20におけるDPFの圧損値P1はDPFの完全再生時における圧損値とする。またアッシュの堆積状態に応じて、傾き補正係数k1によって特性線23の傾きをさらに大きくする補正も行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
今日、環境保護意識の高まりのなかで内燃機関に対してすぐれた排気浄化性能が求められている。特にディーゼルエンジンにおいては、エンジンから排出される黒煙などのいわゆる排気微粒子(または粒子状物質、パティキュレートマター、PM)の除去がより一層の普及にために重要である。この目的のために排気管の途中にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)が装備されることが多い。
DPFがPMを捕集することにより排気中のPMは大部分が除去されるが、DPF内にPMが堆積し続ける一方では、DPFは目詰まりを起こしてしまうので、堆積されたPMを燃焼して除去することで、DPFを再生する必要がある。DPF内に堆積したPMを燃焼するためにシリンダ内でのメイン噴射後のポスト噴射などの手法が採られる。
DPFの再生のために燃料が消費されるので、頻繁なDPF再生は燃費の悪化を招いてしまう。一方DPF再生の回数が少なすぎると、堆積量が過剰となり再生処理において昇温し過ぎてDPFが破損する可能性がある。したがってDPF再生は適切な時期に行わなければならない。そのためにDPFにおけるPMの堆積量を何らかの方法でできるだけ正確に推定し、その推定値がDPF再生を必要とするレベルに達したら再生を実行するシステムの開発が必要である。
下記特許文献1には、パティキュレートフィルタへの排気微粒子の堆積量の増大による通気抵抗の増大で、パティキュレートフィルタの入口と出口との間の圧力の差である差圧(圧損)が増大することを利用して、この差圧を検出し、検出差圧が所定値を超えると再生すべき時期だと判断する技術が開示されている。
特開平7−332065号公報
発明者は、PM堆積量とDPF圧損(差圧)との関係は、一般に図11に示された関係となる(あるいは近似される)との知見を得ている。すなわち、内燃機関の運転が続いてDPFへのPM堆積が進行するに従って、PM堆積量とDPF圧損とを示す点は図11に示された初期点20から第1特性線21(特性線)上を図示右上へ移動し、さらに遷移点22に達すると以後は第2特性線23(特性線)上を図示右上へ移動する。
第1特性線21はDPFのフィルタ壁の気孔内にPMが堆積する段階に対応し、第2特性線23はフィルタ壁の壁面上にPMが堆積する段階に対応する。フィルタ壁の壁内にPMが堆積する場合は壁面上に堆積する場合よりも排気ガスの流路を新たに狭める度合いが大きく、それにより圧損値を高めるので、第1特性線21は第2特性線23よりも図示のとおり傾きが大きい。なお傾きはDPF圧損の増分とPM堆積量の増分との比とする。
図11に示された特性を予め求めておけば、DPF圧損値を得ることでDPF内のPMの堆積量が推定できる。こうして推定されたPM堆積量が再生を必要とするレベルに達した度に、DPFを再生すればよい。
図11の点24に達したときにPM堆積量が過剰と判断されてDPF再生が開始されたとすると、図11の点線のようにその後のPM堆積量とDPF圧損は推移する。すなわちPM堆積量とDPF圧損の値は、まず直線25に沿って減少し、遷移点26後は直線27に沿って減少して初期点20へ戻る。
直線25はフィルタ壁の壁面上に堆積したPMが燃焼している段階であり、したがって直線25は第1特性線21と傾きが等しい。また直線27はフィルタ壁の気孔内に堆積したPMが燃焼している段階であり、したがって直線27は第2特性線23と傾きが等しい。以上のように図11に示された平行四辺形の(あるいは近似される)特性によって、PM堆積時およびPM燃焼時のPM堆積量とDPF圧損との値は推移する。
しかし図11の特性はアッシュの存在を考慮に入れていない。アッシュとは、エンジンオイルのなかのカルシウム成分と、エンジンオイル中や燃料中の硫黄成分とが結合した物質であり、安定的で燃焼しにくい特性を有する。このアッシュがDPFに堆積することによって、すすと触媒との接触を阻害するので、すすの燃焼にとって障害となる。
またPMとともにアッシュもDPFに堆積すれば、アッシュの存在は圧損の真値を図11の値よりも押し上げる要因となる。したがって、アッシュを考慮していない図11を用いるとPMの堆積量の推定値の精度が低く留まってしまう。アッシュの堆積を考慮にいれて図11の特性線を補正すれば、より精度よくPM堆積量が推定できるが、上記特許文献1を含めて従来文献では、こうした補正は考慮されていない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、アッシュの堆積の影響を考慮に入れることで、パティキュレートフィルタにおけるPM堆積量をより精度よく推定できる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するために、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、排気通路の途中に配置されて粒子状物質を捕集する捕集器と、その捕集器における入口側と出口側との圧力差である圧損を計測する圧損計測手段と、前記捕集器における前記圧損と、前記捕集器における粒子状物質の堆積量との間の特性を記憶する特性記憶手段と、その特性記憶手段に記憶された前記特性を、不燃物質であるアッシュの前記捕集器への堆積量に応じて補正する補正手段と、その補正手段によって補正された前記特性と前記圧損計測手段によって計測された前記圧損とから前記粒子状物質の前記捕集器における堆積量の推定値を算出する推定手段と、その推定手段によって算出された推定値が所定の閾値よりも大きくなると前記捕集器に堆積した前記粒子状物質を燃焼して前記捕集器を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
これにより本発明に係る内燃機関の排気浄化装置では、不燃物質であるアッシュの捕集器への堆積量に応じて捕集器の圧損と特性記憶手段に記憶された粒子状物質の堆積量との特性を補正するので、アッシュの堆積を考慮に入れて補正された特性によって、より精度良く粒子状物質の堆積量が推定できる。そして、その推定値に基づいて捕集器への粒子状物質の堆積量を推定して、それが所定値を超えたら捕集器を再生するので、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって堆積量の推定値が真値より過大となって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、堆積量の推定値が真値よりも過小となって再生時に過昇温して捕集器が破損することの回避できる排気浄化装置が実現できる。
また前記補正手段は、前記再生手段によって前記粒子状物質の堆積量がゼロとなるように前記捕集器が再生された時点で前記圧損計測手段によって計測された前記捕集器の前記圧損である完全再生後圧損に応じて前記特性を補正するとしてもよい。
これにより、完全再生後の捕集器の圧損を用いて捕集器における粒子状物質の堆積特性を補正する。後述するようにアッシュの堆積量は完全再生後の捕集器の圧損と相関を有する。よって、簡易に計測できる完全再生後の捕集器の圧損を計測することによりアッシュの堆積量の情報を得て粒子状物質の堆積特性を補正するので、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記特性記憶手段に記憶された前記特性は、前記捕集器における前記粒子状物質の堆積量と前記捕集器の圧損とを2つの座標軸とした平面上における、前記堆積量がゼロの点である初期点から伸びた特性線からなり、前記補正手段は、前記特性線の前記初期点の前記圧損が前記完全再生後圧損となるように、前記特性線を平行移動する補正を行う初期点補正手段を備えたとしてもよい。
これにより、アッシュ堆積量と相関を有する完全再生後の捕集器の圧損を用いて、粒子状物質の堆積特性における特性線の初期点を補正する。よって完全再生するたびに、アッシュの堆積を反映して増加した圧損値へと初期点を移動させるので、アッシュの堆積を正確に反映した特性線に補正される。よって、この特性線を用いて粒子状物質の堆積量を推定することによって、適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、その2つの部分の境界点を遷移点として、前記補正手段は、前記完全再生後圧損が大きいほど、前記遷移点を前記初期点に近づける補正をおこなう遷移点補正手段を備えたとしてもよい。
これにより、アッシュ堆積量と相関を有する完全再生後の捕集器の圧損を用いて、粒子状物質の堆積特性における遷移点を初期点に近づけるように補正するので、後述するように、捕集器の壁内にアッシュが堆積して、その分粒子状物質が壁内に堆積しなくなる現象を正確に反映した特性線に補正される。よってアッシュの堆積を反映した特性線により、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、その2つの部分の境界点を遷移点として、前記補正手段は、前記完全再生後圧損が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくする補正をおこなう傾き補正手段を備えたとしてもよい。
これにより、アッシュ堆積量と相関を有する完全再生後の捕集器の圧損を用いて、粒子状物質の堆積特性における特性線の傾きを補正するので、後述するように、捕集器の壁面上に粒子状物質とともにアッシュが堆積して、その分圧損値を押し上げる現象を正確に反映した特性線に補正される。よってアッシュの堆積を反映した特性線により、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記特性記憶手段に記憶された前記特性を、不燃物質であるアッシュの前記捕集器の排気通路側壁と排気通路下流端面壁とへの堆積比率に応じて補正する第2補正手段をさらに備え、前記推定手段において用いられる前記特性は、前記補正手段と第2補正手段とによって補正された前記特性であるとしてもよい。
これにより、補正手段によるアッシュの堆積量に基づく補正に加えて、第2補正手段によってアッシュの側壁と下流端面壁への堆積比率に基づく補正も行う。それにより、さらに精度よくアッシュの堆積比率の影響を考慮にいれた特性によって粒子状物質の堆積量を推定できるので、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、その2つの部分の境界点を遷移点として、前記第2補正手段は、前記アッシュの前記排気通路側壁への堆積比率が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくするとしてもよい。
これにより、前記捕集器の排気通路側壁と排気通路下流端面壁とへのアッシュの堆積比率を用い、その排気通路側壁への堆積比率が大きいほど特性線の傾きを大きくする補正をおこなうので、後述するように、捕集器の排気通路側壁へのアッシュの堆積の比率が大きい場合に、側壁へのアッシュの堆積によって圧損値が押し上げられる現象を正確に反映した特性線に補正される。よって、この特性線を用いて適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記第2補正手段は、前記捕集器において前記粒子状物質が前記再生手段によらずに燃焼する状態である自燃運転の時間と前記自燃運転ではない非自燃運転と時間のうち、自燃運転の時間比率が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくする補正をおこなうとしてもよい。
これにより、捕集器において粒子状物質が再生手段によらずに燃焼する状態である自燃運転と自燃運転ではない非自燃運転との時間比率は、後述するようにアッシュの堆積比率と相関を有するので、アッシュの堆積比率を示す情報を簡易に得ることができる。これを用いて第2補正手段によってアッシュの堆積比率を正確に反映した特性線に補正できる。よって、その特性線によって適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記排気通路に配置されて排気温度を計測する排気温度計測手段と、前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記排気温度計測手段によって計測された排気温度によって推定する第1時間比率推定手段とを備え、前記堆積比率推定手段で用いられる前記時間比率は、前記第1時間比率推定手段によって推定された前記時間比率であるとしてもよい。
これにより、自燃運転と非自燃運転との時間比率を、排気温度によって推定するので、簡易に計測できる排気温度を用いて時間比率を精度よく求めることができる。そして、この時間比率から第2補正手段によって特性線を補正できる。よって簡易にかつ適切に補正された特性を用いて、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記内燃機関の回転数を計測する回転数計測手段と、前記内燃機関のアクセルの開度を計測するアクセル開度計測手段と、前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記回転数計測手段によって計測された内燃機関の回転数と前記アクセル開度計測手段によって計測されたアクセルの開度とから推定する第2時間比率推定手段とを備え、前記堆積比率推定手段で用いられる前記時間比率は、前記第2時間比率推定手段によって推定された前記時間比率であるとしてもよい。
これにより、自燃運転と非自燃運転との時間比率を、運転領域内において内燃機関の回転数とアクセル開度とを用いて推定するので、簡易に計測できる数値を用いて時間比率を精度よく求めることができる。そして、この時間比率から第2補正手段によって特性線を補正できる。よって簡易にかつ適切に補正された特性線を用いて、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
また前記内燃機関は自動車に搭載されており、その自動車の速度を計測する車速計測手段と、前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記車速計測手段によって計測された前記自動車の速度から推定する第3時間比率推定手段とを備え、前記堆積比率推定手段で用いられる前記時間比率は、前記第3時間比率推定手段によって推定された前記時間比率であるとしてもよい。
これにより、自燃運転と非自燃運転との時間比率を、車速を用いて推定するので、簡易に計測できる車速値を用いて精度よく時間比率を求めることができる。そして、この時間比率から第2補正手段によって特性線を補正できる。よって簡易にかつ適切に補正された特性線を用いて、より適切なタイミングで捕集器の再生ができる。したがって再生が頻繁すぎて燃費が悪化することも、真の堆積量が過大で再生時に過昇温して捕集器が破損することも回避できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置1の実施例の概略図である。
排気浄化装置1は、例えば4気筒のディーゼルエンジン2(以下では単にエンジンと称する)に対して構成されているとする。エンジン2に接続された吸気管3からエンジン2に空気が供給される。吸気管3にはエアフロメータ4が配置され、吸気量が計測される。また吸気管3には吸気スロットル12が配置され、この開度が調節されることによってエンジン2に供給される吸気量が増減する。
エンジン2にはインジェクタ13が装備されてシリンダ内に燃料が供給される。またエンジン2に接続された排気管5へ排気が排出される。電子制御装置10(ECU)によりインジェクタ13によるエンジン2への燃料噴射や、吸気スロットル12の開度調節などが制御される。ECU10は各種演算をおこなうCPUやその作業領域のRAM、各種情報の記憶を行うメモリ11などを有する構造とする。
排気管5の途中にディーゼルパティキュレートフィルタ6(DPF)が配置されている。DPF6には酸化触媒が担持されており、いわゆる酸化触媒付きDPF(C―DPF)である。DPF6の入口側と出口側とにはそれぞれ排気温度センサ7、8が配置されて、それぞれの位置における排気温度が計測される。またDPF6の入口側と出口側における排気圧の差である差圧(圧損、DPF圧損)を計測する差圧センサ9も装備されている。エアフロメータ4、排気温度センサ7、8、差圧センサ9の計測値はECU10へ送られる。
さらに排気浄化装置1は、エンジン回転数センサ14、アクセル開度センサ15を備える。さらに排気浄化装置1およびエンジン2は自動車に搭載されて駆動力を供給するとし、車速センサ16を備える。エンジン回転数センサ14はエンジン2に装備されて、エンジン2の回転数、あるいは単位時間あたりの回転数を計測してECU10へ送る。アクセル開度センサ15は、使用者によるアクセルへの入力の度合いを計測し、ECU10へ送る。車速センサ16は周知のとおり例えばトランスミッションなどに装備されて車速を計測してECU10へ送る。
DPF6は例えば代表的な構造として、いわゆるハニカム構造において入口側と出口側とを交互に目詰めした構造とすればよい。エンジン2の運転中に排出される排気には粒子状物質(PM)が含まれ、このPMはDPF6の上記構造のDPF壁を排気が通過するときに、このDPF壁の内部あるいは表面に捕集される。DPF6に堆積したPMの堆積量が十分大きくなった度ごとに、堆積したPMを燃焼することによって除去し、DPF6を再生しなければならない。DPF6の再生のための方法として、例えばインジェクタ13からメイン噴射後のタイミングでポスト噴射をおこなうといった手法が用いられる。
本発明においては前述の図11のPM堆積特性を、アッシュの堆積量および堆積状態に応じて補正する。これによってPM堆積量の推定精度を向上させる。補正の全体的な概要は図2に図示されたものであり、補正のための処理手順は図3のフローチャートに示されている。以下でその詳細を説明する。図3に示された手順がECU10によって実行されるとすればよい。
まず手順S10でDPF6が再生中であるかどうかが判断される。再生中の場合(S10:YES)はS20へ進み、再生中でない場合(S10:NO)はこのフローを終了する。
S20ではDPF6の完全な再生が完了したかどうかが判断される。ここで完全な再生とはDPF6に堆積したPMを全て燃焼して、PM堆積量をゼロに戻すことを意味する。完全な再生が完了している場合(S20:YES)は、S30へ進み、完了していない場合(S20:NO)は完全な再生が完了するまで、S20の処理を繰り返す。
上記のとおりS30に進んだ時点では、DPF6の完全再生が終了した状態である。S30ではDPF6の圧損を計測する。これは差圧センサ9で計測すればよい。
次にS40ではPM自燃時間比率を算出する。ここでPM自燃時間比率とは、PM自燃運転状態にある時間の総運転時間に対する比率のこととする。そしてPM自燃運転状態とは、エンジン2から排出される排気温度が高いことによって、DPF6にPMが堆積しつつ、同時にPMが燃焼する状態とする。PM自燃運転状態になる排気温度としては、例えば摂氏550度以上が目安となる。以下では温度の単位は全て摂氏とする。
S40ではECU10にタイマ機能を装備しておき、エンジン2の総運転時間を計測しておき、さらにPM自燃運転時間を計測しておいて、PM自燃運転時間と総運転時間との比を算出すればよい。後述するように、PM自燃運転状態ではDPF6へのアッシュの堆積状態に特徴があるので、PM堆積特性の補正に際してそれを考慮する必要がある。
PM自燃運転時間の計測としては例えば、以下の3とおりの方法があげられる。まず第1の方法は、排気温度を用いる方法である。上述のとおり、排気温度が550度以上の場合PM自燃運転状態になるとすれば、排気温度が550度以上のときの運転時間の総計をPM自燃時間とすればよい。排気温度は排気温度センサ7、8(センサ)で計測すればよい。その際、センサ7、8の計測値の平均を排気温度としてもよい。またセンサ7、8の計測値からDPF6内部の温度を推定するモデルを求めておいて、それで得られた推定値を排気温度としてもよい。また550度を閾値とするのでなく、使用する装置構成に対して予めPM自燃運転状態となる排気温度を求めておいて、それを使用してもよい。
第2の方法は、エンジン回転数とアクセル開度とを用いる方法である。図8に示されたようなエンジン回転数とアクセル開度とを座標軸とするエンジン2の運転状態を示す平面上で、高負荷、高回転でPM自燃運転状態となる領域を求めておき、この領域内にはいっている運転時間の総計をPM自燃時間とすればよい。エンジン回転数はエンジン回転数センサ14により求めればよい。アクセル開度はアクセル開度センサ15によって求めればよい。
第3の方法は、エンジン2が搭載されている自動車の車速を用いる方法である。車速が速ければ排気温度が高いことが想定されるので、車速値が大きいかどうかはPM自燃運転状態かそうでないかの目安を与える。PM自燃運転状態となる車速を予め求めておけばよい。例えば車速が時速150キロ以上の運転時間をPM自燃時間とすればよい。車速は車速センサ16で計測すればよい。
次にS50でPM堆積特性線の補正のための初期点、ヒステリシス、傾き、傾き補正係数を算出する。アッシュが堆積していない状態でのPM堆積特性線を図2の図示下側の特性線21、23とする。そしてアッシュの堆積によって補正された特性線を図2の図示上側の特性線21、23とする。図2のとおり、補正前の初期点20におけるDPF6の圧損はP0である。つまりP0はDPF6に何も堆積していない条件下での圧損である。
なお以下で述べる補正で完全再生後の圧損が用いられるが、この理由は、一般に完全再生後はPMは全て燃焼されてアッシュのみが堆積した状態となるので、圧損値がアッシュの堆積量を示すこととなる。よって図4に示されているように、アッシュ堆積量に対して完全再生後の圧損が単調増加の関係を有するので、完全再生後の圧損がアッシュ堆積量を示す指標となるからである。
まず初期点20を補正する。DPF6の完全再生後の圧損をP1とする。このとき補正後の特性線の初期点20を図2に示すように圧損がP1の点となるように特性線全体を図示上方へ平行移動する。これにより最新のアッシュの堆積量に対応した初期点20を有する特性線21、23へと補正される。
次にヒステリシスを補正する。ヒステリシスとは初期点20を通り特性線23と同じ傾きの線と、特性線23の間の距離つまり図2に示されるH0あるいはH1の値である。ヒステリシスの値は図5により算出される。図5に示されるように、完全再生後の圧損に対してヒステリシスの値は単調減少となる。
この理由を図9を用いて説明する。図9は、DPF6のフィルタ壁の断面の拡大図である。アッシュの堆積量が増加することによってフィルタ壁の気孔内へのアッシュの堆積量も増加する。これによりPMがフィルタ壁内に堆積する余地が小さくなる。したがって壁内へのPM堆積量がより少ない状態でPMの壁内への堆積が飽和することとなる。そして上述のとおり、第1特性線21はフィルタ壁内へのPM堆積に対応する特性線である。したがって結局、DPF6におけるアッシュの堆積量が大きくなるにつれて、第1特性線21は短くなり、ヒステリシスは小さくなる。以上より図5に示される傾向が得られる。
図5では完全再生後の圧損がP0のときのヒステリシスがH0、P1のときがH1となっている。そしてH1はH0よりも小さい値である。これによって図2のように第1特性線21の長さが短く補正される。
次に第2特性線23の傾きが補正される。第2特性線の傾きは図6により算出される。図6に示されるように、完全再生後の圧損に対して第2特性線23の傾きの値は単調増加となる。この理由を図10を用いて説明する。
図10はアッシュ、PMがともに堆積した状態でのDPF6の断面図である。エンジン2の運転によってアッシュ、PMが堆積していくが、DPF6の再生が行われるごとにPMのみが燃焼し、アッシュのみが残っていく。したがって何回かのDPF再生が行われた後にはアッシュが低層に堆積して、その上にPMが堆積する状態となる。そして一般にアッシュは、通常排気流の影響でDPF6の下流端面により多く堆積する傾向がある。
よって、より下流端面側に堆積したアッシュによって、DPF6の軸方向長がより短くなったことと同じ影響が現れる。したがって結局、こうしたアッシュの堆積が多いほど、同じPM堆積量でも、フィルタ壁の壁面上により厚くPMが堆積する。したがって同じPM堆積量でも、圧損値はより大きくなる。これは第2特性線23の傾きをより大きくすることと等価である。これにより図6が得られる。
図6では完全再生後の圧損がP0のときの第2特性線23の傾きがθ0、P1のときがθ1となっている。そしてθ1はθ0よりも大きい値である。これによって第2特性線23の傾きがより大きく補正される。
さらにS40で求めたPM自燃運転比率に従って、第2特性線23の傾きが補正される。このさらなる補正は図7に従う。図7に示された傾き補正係数が図6で求めた傾き値に乗算されて、第2特性線23の最終的な補正後の傾き値が算出される。図7の示されているように、傾き補正係数はPM自燃運転比率に対して単調増加となる。この理由を以下に説明する。
PM自燃運転状態においては、上述のとおり、PMがDPF6に堆積しながら同時に燃焼する。この状態では、PMがDPF6のフィルタ壁の壁面上に薄く定常的に堆積していく傾向が見られる。アッシュは通常PMに付着してDPF6へ流通してくるので、アッシュもフィルタ側壁上に堆積していく。つまり、アッシュのDPFの側壁への堆積量と下流端面への堆積量との比率をアッシュ堆積比率とすると、PM自燃時間比率が大きいほど、アッシュの側壁への堆積比率が大きくなる。
PMと一緒にアッシュもフィルタ壁面上に堆積していくと、同じPM堆積量でも、アッシュの堆積分だけ圧損値を押し上げることとなる。上述のように、フィルタ壁面上への堆積は第2特性線23に対応する。よって結局PM自燃運転比率が高くなることによって、第2特性線23の傾きが増加する。以上より図7が得られる。
上述のS40で算出されたPM自燃運転比率がR1であったとし、図7のとおりPM自燃運転比率がR1のときの傾き補正係数をk1とする。このk1と図6で求めたθ1との積が、第2特性線23の最終的な補正後の傾き値となる。
最後にS60で、S50で求めたヒステリシス、傾き、傾き補正係数を用いてPM堆積特性線が補正される。これにより図2の図示上側の特性線が得られる。以上が図3である。
この補正された特性線21、23を用いて、ECU10でDPF6へのPM堆積量を推定する。そしてPM堆積量の推定値が所定の閾値を越えたら、例えばインジェクタ13からポスト噴射を行ってDPFを再生すればよい。アッシュの堆積を考慮に入れることによって補正された特性線を用いるので、より正確にPM堆積量が推定できる。
予め使用する装置構成に対して図5、6、7あるいはさらに図8の特性、PM自燃運転状態となる排気温度や車速の閾値を求めておいてメモリ11に記憶しておき、S50でそれを呼び出して用いればよい。
なお上では第1特性線21および第2特性線23を直線としたが、これが直線近似であり、真の特性は図12のように曲線である場合もある。この場合、上記説明でヒステリシスつまり初期点20と遷移点22との間の距離を小さくする補正は、例えば図12に示されたような曲線である第1特性線にそって遷移点22を初期点20に近づける補正としてもよい。また第2特性線23の傾きを大きくする補正は、例えば図12に示された曲線である第2特性線23上の1点における接線30の傾きを大きくするように第2特性線23を補正することとすればよい。
上記実施例で、S40の手順が第1時間比率計測手段、第2時間比率計測手段、第3時間比率計測手段を構成する。S50、S60の手順が補正手段、初期点補正手段、遷移点補正手段、傾き補正手段、第2補正手段を構成する。
本発明の実施形態における内燃機関の排気浄化装置の概略構成図。 補正の全体を示す概要図。 PM堆積特性補正処理のフローチャート。 完全再生後の圧損とアッシュ堆積量との関係を示す図。 ヒステリシスと完全再生後の圧損との関係を示す図。 第2特性線の傾きと完全再生後の圧損との関係を示す図。 傾き補正係数とPM自燃運転比率との関係を示す図。 全運転領域内におけるPM自燃運転領域を示す図。 DPFへのアッシュの堆積の様子を示す図。 DPFへのアッシュの堆積の様子を示す図。 DPFへのPM堆積特性線を示す図。 DPFへのPM堆積特性線を示す図。
符号の説明
1 排気浄化装置
2 ディーゼルエンジン(内燃機関)
3 吸気管
5 排気管
6 ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF、捕集器)
7、8 排気温度センサ(排気温度計測手段)
9 差圧センサ(圧損計測手段)
10 電子制御装置(ECU、推定手段)
11 メモリ(特性記憶手段)
13 インジェクタ(再生手段)
14 エンジン回転数センサ(回転数計測手段)
15 アクセル開度センサ(アクセル開度計測手段)
16 車速センサ(車速計測手段)
21 第1特性線(特性線)
23 第2特性線(特性線)

Claims (11)

  1. 排気通路の途中に配置されて粒子状物質を捕集する捕集器と、
    その捕集器における入口側と出口側との圧力差である圧損を計測する圧損計測手段と、
    前記捕集器における前記圧損と、前記捕集器における粒子状物質の堆積量との間の特性を記憶する特性記憶手段と、
    その特性記憶手段に記憶された前記特性を、不燃物質であるアッシュの前記捕集器への堆積量に応じて補正する補正手段と、
    その補正手段によって補正された前記特性と前記圧損計測手段によって計測された前記圧損とから前記粒子状物質の前記捕集器における堆積量の推定値を算出する推定手段と、
    その推定手段によって算出された推定値が所定の閾値よりも大きくなると前記捕集器に堆積した前記粒子状物質を燃焼して前記捕集器を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記補正手段は、前記再生手段によって前記粒子状物質の堆積量がゼロとなるように前記捕集器が再生された時点で前記圧損計測手段によって計測された前記捕集器の前記圧損である完全再生後圧損に応じて前記特性を補正する請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記特性記憶手段に記憶された前記特性は、前記捕集器における前記粒子状物質の堆積量と前記捕集器の圧損とを2つの座標軸とした平面上における、前記堆積量がゼロの点である初期点から伸びた特性線からなり、
    前記補正手段は、前記特性線の前記初期点の前記圧損の値が前記完全再生後圧損となるように、前記特性線を平行移動する補正を行う初期点補正手段を備えた請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、
    前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、
    その2つの部分の境界点を遷移点として、
    前記補正手段は、前記完全再生後圧損が大きいほど、前記遷移点を前記初期点に近づける補正をおこなう遷移点補正手段を備えた請求項2または3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、
    前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、
    その2つの部分の境界点を遷移点として、
    前記補正手段は、前記完全再生後圧損が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくする補正をおこなう傾き補正手段を備えた請求項2ないし4のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記特性記憶手段に記憶された前記特性を、不燃物質であるアッシュの前記捕集器の排気通路側壁と排気通路下流端面壁とへの堆積比率に応じて補正する第2補正手段をさらに備え、
    前記推定手段において用いられる前記特性は、前記補正手段と第2補正手段とによって補正された前記特性である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記特性線において、前記圧損の増分と前記堆積量の増分との比を傾きとして、
    前記特性線は傾きの異なる2つの部分を有し、
    その2つの部分の境界点を遷移点として、
    前記第2補正手段は、前記アッシュの前記排気通路側壁への堆積比率が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくする
    補正をおこなう請求項6に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記第2補正手段は、前記捕集器において前記粒子状物質が前記再生手段によらずに燃焼する状態である自燃運転の時間と前記自燃運転ではない非自燃運転の時間のうち、自燃運転の時間比率が大きいほど、前記特性線における2つの部分のうちで前記初期点よりも遠い方の部分の傾きを大きくする補正をおこなう請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 前記排気通路に配置されて排気温度を計測する排気温度計測手段と、
    前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記排気温度計測手段によって計測された排気温度によって推定する第1時間比率推定手段とを備え、
    前記第2補正手段で用いられる前記時間比率は、前記第1時間比率推定手段によって推定された前記時間比率である請求項8に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  10. 前記内燃機関の回転数を計測する回転数計測手段と、
    前記内燃機関のアクセルの開度を計測するアクセル開度計測手段と、
    前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記回転数計測手段によって計測された内燃機関の回転数と前記アクセル開度計測手段によって計測されたアクセルの開度とから推定する第2時間比率推定手段とを備え、
    前記第2補正手段で用いられる前記時間比率は、前記第2時間比率推定手段によって推定された前記時間比率である請求項8に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  11. 前記内燃機関は自動車に搭載されており、
    その自動車の速度を計測する車速計測手段と、
    前記自燃運転と非自燃運転との時間比率を、前記車速計測手段によって計測された前記自動車の速度から推定する第3時間比率推定手段とを備え、
    前記第2補正手段で用いられる前記時間比率は、前記第3時間比率推定手段によって推定された前記時間比率である請求項8に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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