JP2009143289A - 操作者識別装置 - Google Patents

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Satoru Hasegawa
哲 長谷川
Koji Okuda
幸治 奥田
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Abstract

【課題】車載装置を操作する者を精度良く識別することができる操作者識別装置を提供する。
【解決手段】操作者識別装置3は、運転者座席11と同乗者座席12の間に近赤外線4によって透過照明を行うことができる近赤外線LEDモジュール30が設けられたアームレスト13を有し、車両1の天井には、このアームレスト13を撮像する近赤外線カメラ31が設けられている。アームレスト13の前方に設けられたスイッチ部14を操作する者がいるとき、操作者識別装置3は、撮像された画像データを2値化処理してラベリング処理を行い、第1及び第2の連結成分63、64を解析することによって、スイッチ部14を操作する者が、運転者2Aなのか同乗者2Bなのかを識別することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載装置を操作する者が、運転者か、同乗者かを識別することができる操作者識別装置に関する。
従来の技術として、車両の運転者座席と助手席の前方に設けられ、車載装置の操作項目を表示する表示操作部と、表示操作部と表示操作部へ伸ばされた運転者の左手、及び助手席着座者の右手を共に視野にいれて撮像可能に車両中心線上である運転者座席と助手席の中心に設けられた遠赤外線カメラと、遠赤外線カメラで撮像した画像データを処理して操作者を判別する画像処理部と、を備えた操作者判別装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この操作者判別装置によれば、画像データから抽出された操作者の手の重心が、画像内に設定された基準線の左側領域にあるか右側領域にあるかによって操作者を判別し、その判別結果と車両の走行状態に基づいて表示操作部に表示された操作項目の許可範囲を制限することができる。
また、従来の技術として、車両のインナーミラーに設けられたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラと、CMOSカメラによって撮像された画像データに対して強調処理、消去処理及び抽出処理を行う画像処理制御部と、を備えた操作者判定装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この操作者判定装置によれば、CMOSカメラによって車両に搭載されたコントローラを操作した乗員の腕を撮像し、画像処理制御部は、この撮像によって得られた画像データに対して上記の処理を行う。処理の結果、助手席側乗員の腕と推定された画素が残り、この残された画素が、助手席乗員の腕と判定された場合、画像処理制御部は、コントローラを操作した乗員が助手席の乗員であると判定する。また、この操作者判定装置は、CMOSカメラに替えて、人体が発する遠赤外線を感知可能な遠赤外線カメラを使用することもできる。
特開2004−067031号公報 特開2002−133401号公報
しかし、従来の操作者判別装置は、熱い飲料の入った容器、高温の電子機器、直射日光によって熱せられた物体などの、高温の物体が操作部の近傍に存在するとき、及び、オクルージョン、すなわち、遠赤外線カメラと操作者の手の間に物体が存在するとき、操作者の手の判別精度が悪化する可能性があった。また、従来の操作者判別装置では、遠赤外線カメラは、運転者座席と助手席の間に設置されるため、後部座席からの視界を遮る可能性があった。また、従来の操作者判別装置に用いる遠赤外線カメラは高価で入手しにくいという問題があった。
また、従来の操作者判定装置は、乗員の腕と背景の反射率に差が少ないとき、腕の検出が困難であるという問題があった。また、オクルージョン、すなわち、遠赤外線カメラと操作者の手の間に物体が存在するとき、腕の検出が困難であった。また、遠赤外線カメラを用いた場合、やはり熱い飲料の入った容器、高温の電子機器、直射日光によって熱せられた物体などの、高温の物体が操作部の近傍に存在するとき、操作者の腕の判別制度が悪化する可能性があった。また、遠赤外線カメラを用いた場合、やはり遠赤外線カメラは高価で入手しにくいという問題があった。
従って本発明の目的は、車載装置を操作する者を精度良く識別することができる操作者識別装置を提供する。
(1)本発明は上記目的を達成するため、運転者及び同乗者から操作可能な位置に設けられた車載装置の操作部を操作する者の腕が表面上部を通過する位置に設けられ、光が透過する光透過性部材によって一部、又は全体が作製されたケースと、前記ケースの内部に設けられ、前記光透過性部材を介して透過照明を行う照明光源と、前記光透過性部材を介して前記照明光源と対向する位置に設けられた撮像部と、前記撮像部によって撮像された画像データの解析を行い、前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行う解析部と、を備えたことを特徴とする操作者識別装置を提供する。
上記した構成によれば、車載装置を操作する者を精度良く識別することができる。
(2)本発明は上記目的を達成するため、運転者及び同乗者から操作可能な位置に設けられた車載装置の操作部を操作する者の腕が上部を通過する位置に設けられ、可視光線を遮断し、かつ、不可視光線が透過する光透過性部材によって一部、又は全体が作製されたケースと、前記ケースの内部に設けられ、格子状に並べられた前記不可視光線を発光する複数の前記発光ダイオードからなり、前記光透過性部材を介して透過照明を行う照明光源と、前記照明光源と対向する前記車両の天井に設けられた撮像部と、前記撮像部によって撮像された画像データの解析を行い、前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行う解析部と、を備え、前記解析部は、前記画像データに対して2値化処理を行い、前記2値化処理を行った前記画像データに対してラベリング処理を行い、前記ラベリング処理によって得られた連結成分の重心の算出を行い、前記算出した前記重心が前記運転者側にあるか前記同乗者側にあるかに基づいて前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行うことを特徴とする操作者識別装置を提供する。
上記した構成によれば、車載装置を操作する者を、さらに精度良く識別することができる。
このような構成によれば、車載装置を操作する者を精度良く識別することができる操作者識別装置を提供することができる。
以下に、本発明の操作者識別装置の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
[実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る操作者識別装置を搭載した車両の概略図である。本実施の形態における後述する操作者識別装置は、車両1に搭載され、一例として、後述する車載装置としてのカーナビゲーション部を操作する者(操作者)の識別を行うものとする。なお、本実施の形態としてカーナビゲーション部を例にとって説明するが、これに限定されず、カーオーディオ等の電子機器に適用されても良い。また、表示部50を運転者2A側及び同乗者側の2画面に分け、それぞれに異なる操作メニューを表示し、スイッチ部14を操作する者を識別することによって、識別された操作する者側の画面に表示された操作メニューのみを操作可能にするようにしても良く、これに限定されない。ここで同乗者とは、運転者2Aの隣に着座する者を指すものとする。
車両1は、図1に示すように、後述するECU(Electronic Control Unit)を搭載する車両本体10と、運転者2Aが着座する運転者座席11と、運転者座席11と後述する同乗者座席との間に設けられ、上蓋130と収納部131とによって構成され、後述する操作者識別装置の近赤外線LED(Light−Emitting Diode)モジュールを上蓋130に有するケースとしてのアームレスト13と、アームレスト13の前方に設けられた後述するナビゲーション部の操作部としてのスイッチ部14と、アームレスト13に対向する車両本体10の天井に設けられ、近赤外線を撮像可能な近赤外線カメラ31と、画像や操作メニュー等を表示する後述するカーナビゲーション部の表示部50と、を備えて概略構成されている。なお、スイッチ部14の位置は、これに限定されず、表示部50の近傍でも良く、これに限定されない。
(操作者識別装置3の構成)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る近赤外線LEDモジュールが設けられたアームレストの概略図であり、図2(b)は、本発明の実施の形態に係る図2(a)のA―A線断面図であり、図3は、本発明の実施の形態に係る操作者識別装置のブロック図である。
操作者識別装置3は、不可視光線としての近赤外線4を発光する照明光源としての近赤外線LEDモジュール30と、上蓋130を介して近赤外線LEDモジュール30によって透過照明された近赤外線4を撮像する撮像部としての近赤外線カメラ31と、近赤外線カメラ31によって撮像された画像の画像データを解析し、操作する者を識別する解析部としての画像処理部33と、近赤外線モジュール30の点灯・消灯を制御するLED制御部34と、を備えて構成されている。
ECU32は、図3に示すように、画像処理部33と、LED制御部34と、を備えて概略構成されている。また、ECU32は、近赤外線カメラ31の撮像周期を制御している。
(近赤外線LEDモジュール30について)
近赤外線LEDモジュール30は、図2(b)に示すように、可視光線を遮断するように調色され、かつ、近赤外線4を透過するポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂等の光透過性部材によって作製されたアームレスト13の上蓋130に設けられている。また、近赤外線LEDモジュール30は、図2(a)に示すように、アームレスト13の上面のほぼ全体に亘って格子状に設けられ、近赤外線4を発光する複数のLED300を備えて構成されている。LED300は、一例として不可視光線の領域であるおよそ波長850nmの近赤外線4を発光する。なお、LED300の数は、図2(a)に示す数に限定されず、用途に応じて自由に変更可能である。また、LED300は、一例としておよそ波長850nmの近赤外線4を発光するが、これに限定されず、不可視光線の領域の光であり、人体に影響が無い波長領域のものであれば、波長は自由に変更可能である。なお、近赤外線LEDモジュール30は、アームレスト13の全体に設けても良い。
LED300の発光周期は、一例として後述する近赤外線カメラ31の撮像周期の2倍、言い換えるなら、撮像周期に基づいて点灯(発光)と消灯を交互に切り替える周期となっている。よって、近赤外線カメラ31は、LED300の点灯(発光)と消灯を順番に撮像するものとする。なお、LED300の発光周期は、これに限定されず、発光周期と撮像周期を同じ周期にしても良く、これに限定されない。LED300の発光周期を後述する近赤外線カメラ31の撮像周期と一致させることによって、消費電力を削減することができ、撮像周期の2倍とすることで、さらに消費電力を削減することができる。
(近赤外線カメラ31について)
近赤外線カメラ31は、一例として近赤外線4を撮像可能なCCD(Charge−Coupled Device)カメラによって構成され、LED300から発光された近赤外線4を撮像可能であれば良いことから、解像度はLED300の個数程度の低解像度のもので良く、コストを抑えることができる。
近赤外線カメラ31の撮像のタイミングは、一例として、車両1のエンジンが始動されてから撮像を始め、その撮像周期は30分の1秒であるものとするが、これに限定されず、消費電力を抑えるために長い周期としても良い。
(画像処理部33について)
図4は、本発明の実施の形態に係る2値化された2値化画像の概略図である。横軸をX軸、縦軸をY軸とし、図面左側が、矢印で示す車両1の前方(進行方向)である。
画像処理部33は、図4に示すように、近赤外線カメラ31によって撮像された画像の画像データを、個々のLED300を中心とするブロック60に分割し、分割したブロック60毎に予め設定されたしきい値に基づいて後述する2値化処理を行い、2値化画像6を生成する。画像処理部33は、自動2値化処理の方法として、例えば判別識別法、モード法、kittler法、3σ法等を用いて画像データの2値化処理を行う。
図4に示す白抜きで表された透過領域61は、LED300から発光された近赤外線4が、上蓋130を透過して撮像されたブロック60を表しており、塗りつぶされた遮蔽領域62は、近赤外線4が運転者2A又は同乗者の腕によって遮蔽されたことによる影を表している。操作者識別装置3は、透過照明を行うことで、周囲の明るさに左右されることが少なく、また、輝度の差が大きいので、精度の良い2値化画像6を生成することができる。
(LED制御部34について)
LED制御部34は、近赤外線LEDモジュール30のLED300の発光周期等を制御している。
(動作)
以下に本発明の実施の形態における操作者識別装置の動作を図1〜4、及び後述する図5、6を参照し、図7のフローチャートに従って詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る運転者と同乗者の位置関係を表した概略図であり、図6(a)は、本発明の実施の形態に係るLEDを消灯したときの消灯画像の概略図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態に係るLEDを点灯したときの点灯画像の概略図であり、図6(c)は、本発明の実施の形態に係る消灯画像と点灯画像との差分画像の概略図であり、図6(d)は、本発明の実施の形態に係る差分画像を2値化した2値化画像の概略図である。一例として、同乗者座席12に着座する同乗者2Bが、カーナビゲーション部5の表示部50を見ながら、アームレスト13に設けられたスイッチ部14の操作を行う場合について説明する。なお、カーナビゲーション部5は、一例として、運転操作中の運転者2Aによる、目的地入力、目的地及びルート検索等の運転操作に支障をきたす操作を制限するが、同乗者2Bに対しては許可するものとする。また、図6(a)及び(c)における透過領域61の斜線は、LED300が消灯されていることによる、遮蔽領域62との輝度の差が小さいことを表しており、図6(a)及び(b)における反射領域65は、腕に装着された外乱光などに含まれる近赤外線による時計やアクセサリー等の反射によって輝度が高くなった領域を表している。
運転者2Aは、車両1の操作を行い、目的地に向けて走行を開始する。ECU32は、LED制御部34を介して近赤外線LEDモジュール30を制御し、近赤外線LEDモジュール30は、アームレスト13の上蓋130を介して上方に向けて透過照明を行う。近赤外線カメラ31は、近赤外線LEDモジュール30から発光される近赤外線4を撮像周期に従って撮像する。
近赤外線カメラ31は、撮像した画像データを画像処理部33に送信する。画像処理部33は、受信した画像データに対して2値化処理を行い(S1)、図4又は図6(d)に示す2値化画像6を生成する。画像処理部33は、一例として、以下の手順によって画像データの2値化処理を行う。
画像処理部33は、撮像周期に基づいて図6(a)に示す消灯画像6a(透過照明消灯時の画像)、及び図6(b)に示す点灯画像6b(透過照明点灯時の画像)の画像データを近赤外線カメラ31を介して受信する。
消灯画像6aでは、LED300が消灯されているので、透過領域61と遮蔽領域62との輝度の差が小さくなっている。一方、点灯画像6bでは、透過領域61と遮蔽領域62との輝度の差が大きいので、画像処理部33は、消灯画像6aと点灯画像6bとの差分を算出し、図6(c)に示す差分画像6cを生成する。画像処理部33は、差分を算出することによって、例えば時計等の反射で輝度が高かった領域である反射領域65やノイズを減じることができるので、より精度の良い2値化処理を行うことができる。
続いて画像処理部33は、差分画像6cに対して2値化処理を行い図6(d)に示す2値化画像6を生成する。ここで、2値化処理を行うためのしきい値は、背景、対象部がそれぞれほぼ一様な輝度を持つことを利用して、一例として、モード法と呼ばれる濃度ヒストグラムを用いた、背景(透過領域61)と対象物(遮蔽領域62)のピークの谷をしきい値として選択する方法によって行われる。
画像処理部33は、2値化処理が終了したのち、2値化画像6に対してラベリング処理を行う(S2)。ここで言うラベリング処理とは、一例として、2値化画像6に対して走査(例えば図4の2値化画像6のブロック60を上部の左から右、続いて上部から下部へと順番に行う)を行い、遮蔽領域62が見つかったとき、その遮蔽領域62を中心として、「8連結」の領域に遮蔽領域62が存在するか否かを解析する。なお、「8連結」とは、注目するブロック60の上下左右及び斜め方向に位置する隣接するブロック60に対して、注目するブロック60(この場合は、遮蔽領域62)と同じ遮蔽領域62があるか否かを調査することである。また、「4連結」とは、注目するブロック60の上下左右方向に遮蔽領域62があるか否かを調査することであり、この「4連結」に基づいてラベリング処理が行われても良い。
続いて、「8連結」の領域に遮蔽領域62が存在するときは、最初に見つけた遮蔽領域62に付された符号と同じ符号を付し、再び走査を行う。これらを繰り返して図4に示す第1の連結成分63(遮蔽領域62が隣接し、繋がった部分)に対してすべて同じ符号を付す。同様に図4に示す第2の連結成分64に対してすべて同じ符号を付す。
画像処理部33は、2値化画像6に対してラベリング処理を行ったのち、第1及び第2の連結成分63、64が、スイッチ部14が設けられているアームレスト13の先端部(前方)に近い一列目(Y軸方向)のブロック60を含むか否かによって、第1及び第2の連結成分63、64の何れが、操作する者の腕であるのかの識別を行う。図4に示すように第2の連結成分64が、アームレスト13の先端部に近い一列目のブロック60を含むので、画像処理部33は第2の連結成分64に対して重心の算出を行う。
ここで言う重心とは、位置的中心のことである。この重心の算出は、一例として、第2の連結成分64のブロック60に割り当てられた座標の横軸X成分及び縦軸Y成分をそれぞれ加算し、その平均を取ることによって行われ、その算出された重心(x、y)座標にあるブロック60が、図4に示す中心線を基準にして、運転者2A側にあるのか、同乗者2B側にあるのかによって連結成分が、運転者2Aの腕なのか、同乗者2Bの腕なのかを識別する(S3)。
ここで、画像処理部33は、例えば、2値化画像6における第1及び第2の連結成分63、64の面積を算出し、その面積の大小と、上記の処理を合わせて識別を行うようにしても良い。また、画像処理部33は、算出した重心が、スイッチ部14側にあるか否か(上記の場合前方にあるか否か)を識別することで、より精度良く識別することができる。さらに、画像処理部33は、第1及び第2の連結成分63、64に外接する長方形を用いて、この外接する長方形の中心点を重心として用いても良く、第1及び第2の連結成分63、64の周囲長(ブロック60の辺の長さで算出)と面積を用いて、複雑度(円形度とも言う)を算出することで、識別しても良い。また、パターンマッチングやテンプレートマッチング等の画像認識技術を用いても良く、さらに上記の例を組み合わせて使用されても良く、これに限定されない。
また、画像処理部33は、腕の肘の部分を識別し、肘の位置によってスイッチ部14を操作する者を識別するようにしても良い。これらの識別方法は、スイッチ部14がアームレスト13側に無いときにおいても有効である。
画像処理部33は、上記した識別のための処理を行い、第2の連結成分64が、面積も大きく、重心がスイッチ部14に近いことから、同乗者2Bの腕であると識別し、同乗者2Bがスイッチ部14を操作する者であると判断する。
ECU32は、画像処理部33による識別結果に基づいてカーナビゲーション部5を制御して、同乗者2Bに許可された操作メニューを表示部50に表示する。
(効果)
上記した実施の形態によると、不可視光線を透過する部材で作製されたアームレスト13の上蓋130の内部に近赤外線LEDモジュール30を設け、近赤外線カメラ31によって撮像するので、運転者2A、同乗者2B及び図示しない後部座席の乗員の視界を遮る事無く、スイッチ部14を操作する者を精度良く識別することができる。また、近赤外線LEDモジュール30と近赤外線カメラ31の間に識別すべき運転者2A又は同乗者2Bの腕があるので、オクルージョン問題(腕が交差していて、識別すべき操作する者の腕が近赤外線カメラ31から撮像できない等)が無く、また、周囲の明るさに左右されずに、操作する者を精度良く識別することができる。また、腕と背景の反射率の差に影響されにくいことからS/N比が高く、外乱光に影響されない。また、操作者識別装置3は近赤外線カメラ31を用いるので、高温の物体の存在によって識別率が悪化してしまうこともない。さらに、操作者識別装置3の近赤外線カメラ31は、遠赤外線カメラよりも安価であり、LED300の点灯・消灯周期に合わせて撮像を行うので、消費電力を抑制することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の実施の形態に係る操作者識別装置を搭載した車両の概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係る近赤外線LEDモジュールが設けられたアームレストの概略図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る図2(a)のA―A線断面図である。 本発明の実施の形態に係る操作者識別装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る2値化された2値化画像の概略図である。 本発明の実施の形態に係る運転者と同乗者の位置関係を表した概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るLEDを消灯したときの消灯画像の概略図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るLEDを点灯したときの点灯画像の概略図であり、(c)は、本発明の実施の形態に係る消灯画像と点灯画像との差分画像の概略図であり、(d)は、本発明の実施の形態に係る差分画像を2値化した2値化画像の概略図である。 本発明の実施の形態に係るフローチャートである。
符号の説明
1…車両、2A…運転者、2B…同乗者、3…操作者識別装置、4…近赤外線、5…カーナビゲーション部、6…2値化画像、6a…消灯画像、6b…点灯画像、6c…差分画像、10…車両本体、11…運転者座席、12…同乗者座席、13…アームレスト、14…スイッチ部、30…近赤外線LEDモジュール、31…近赤外線カメラ、32…ECU、33…画像処理部、34…LED制御部、50…表示部、60…ブロック、61…透過領域、62…遮蔽領域、63…第1の連結成分、64…第2の連結成分、65…反射領域、130…上蓋、131…収納部、300…LED

Claims (7)

  1. 運転者及び同乗者から操作可能な位置に設けられた車載装置の操作部を操作する者の腕が上部を通過する位置に設けられ、光が透過する光透過性部材によって一部、又は全体が作製されたケースと、
    前記ケースの内部に設けられ、前記光透過性部材を介して透過照明を行う照明光源と、
    前記光透過性部材を介して前記照明光源と対向する位置に設けられた撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像データの解析を行い、前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行う解析部と、
    を備えたことを特徴とする操作者識別装置。
  2. 前記光透過性部材は、可視光線を遮断し、かつ、不可視光線を透過し、
    前記照明光源は、前記不可視光線を発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の操作者識別装置。
  3. 前記照明光源は、格子状に並べられた複数の前記発光ダイオードであることを特徴とする請求項2に記載の操作者識別装置。
  4. 前記ケースは、車両の運転者座席と同乗者座席の間に設けられ、
    前記撮像部は、前記車両の天井に設けられることを特徴とする請求項1に記載の操作者識別装置。
  5. 前記解析部は、前記画像データに対して2値化処理を行い、前記2値化処理を行った前記画像データに対してラベリング処理を行い、前記ラベリング処理によって得られた連結成分の重心の算出を行い、前記算出した前記重心が前記運転者側にあるか前記同乗者側にあるかに基づいて前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行うことを特徴とする請求項1に記載の操作者識別装置。
  6. 運転者及び同乗者から操作可能な位置に設けられた車載装置の操作部を操作する者の腕が上部を通過する位置に設けられ、可視光線を遮断し、かつ、不可視光線が透過する光透過性部材によって一部、又は全体が作製されたケースと、
    前記ケースの内部に設けられ、格子状に並べられた前記不可視光線を発光する複数の前記発光ダイオードからなり、前記光透過性部材を介して透過照明を行う照明光源と、
    前記照明光源と対向する前記車両の天井に設けられた撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像データの解析を行い、前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行う解析部と、
    を備え、
    前記解析部は、前記画像データに対して2値化処理を行い、前記2値化処理を行った前記画像データに対してラベリング処理を行い、前記ラベリング処理によって得られた連結成分の重心の算出を行い、前記算出した前記重心が前記運転者側にあるか前記同乗者側にあるかに基づいて前記操作部を操作する前記者が前記運転者であるか前記同乗者であるかの識別を行うことを特徴とする操作者識別装置。
  7. 前記照明光源は、前記撮像部の撮像周期に基づいて前記透過照明の点灯、又は前記撮像周期に基づいて交互に前記透過照明の前記点灯・消灯、を行うことを特徴とする請求項1または6に記載の操作者識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014167777A1 (ja) * 2013-04-10 2014-10-16 株式会社デンソー 操作装置

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