JP2009142364A - 回転式椅子 - Google Patents

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JP2009142364A JP2007320652A JP2007320652A JP2009142364A JP 2009142364 A JP2009142364 A JP 2009142364A JP 2007320652 A JP2007320652 A JP 2007320652A JP 2007320652 A JP2007320652 A JP 2007320652A JP 2009142364 A JP2009142364 A JP 2009142364A
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Hideaki Matsueda
秀明 松枝
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Abstract

【課題】本発明は、椅子の回転位置が椅子の中心より後方にズラした機構とすることによりテーブルに当接することなく椅子の反転を行うことができる回転式椅子を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、左右回転自在とされるターンテーブル30と、基盤2上に、一体的に形成される座部9と背もたれ部10が脚体4によって支持される椅子本体1とから構成され、ターンテーブル30上に、椅子本体1の中心が該ターンテーブル30の回転中心と異なるような状態で基盤2が取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は回転式椅子に関する。詳しくはテーブルから椅子を引くことなく座ったままで向きを変えることができる回転式椅子に係るものである。
高齢者あるいは身体の不自由な人がテーブル上での作業を行う場合には、本人が自力で椅子を後方に引きながら立ち上がることができないために、例えば図7に示されるような椅子が提案されている。この椅子は、安定して接地可能な脚体101とこの脚体101に支持された座102および背103とを具備するものであって、座102を脚体101に水平旋回可能に支持させ、背103を座102の後方およびいずれかの一側方において、脚体101に固定するように形成されるとともに、その上端を肘掛けとして使用できるような構成とされている(特許文献1参照)。
特開2000−125970号公報(要約書、第1図)
しかしながら前記椅子では、座のみが回転することで座ったままの状態で回転を行うものであるが、上半身をしっかり固定しておかなければ腰が回りやすくなり安定した座りが確保できない問題がある。
また、前記座に対しては垂直方向への荷重がかかるように常に水平状態で支持されるためにリクライニング機構を取り入れることができず、高齢者あるいは身体の不自由な人に対して正常な姿勢での着座を要求されることになる。
一方、リクライニング式の椅子を回転できる技術も提案されている。このリクライニング椅子は、図8に示すように脚体を中心に椅子本体105を回転できる機構とするものであるが、高齢者あるいは身体の不自由な人の場合にはテーブル106に椅子本体105をできるだけ近づけるために、椅子本体105を回転させて椅子本体105から立ち上がる場合に背もたれ107がテーブル106縁に当接して充分な回転が行えないためにテーブルから椅子を引かなければ立ち上がることができない問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、椅子の回転軸を椅子の中心よりズラすことによりテーブルに当接することなく椅子の回転を行うことができる回転式椅子を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る回転式椅子は、回転自在に構成されたターンテーブルと、該ターンテーブル上に取り付けられた基盤と、該基盤上に取り付けられた椅子本体とを備える回転式椅子において、前記椅子本体は、前記基盤上における前記ターンテーブルの回転中心とは異なる位置に取り付けられている。
ここで、椅子本体が、ターンテーブルの回転中心とは異なる位置、すなわちテーブルに対して着座した場合に、ターンテーブルの回転中心よりテーブル側に椅子本体の中心が位置するように取り付けられることにより、椅子本体の背もたれ部がテーブルに当接するまでの回転角度を大きくとることが可能となることにより椅子本体に座った状態から立ち上がることが可能となる。
また、座部と脚体との間に、長さ調整自在に構成された第1の伸縮支持杆が連結枢支されることにより臀部と腰および背中がずれることなくリクライニングすることが可能となる。
また、前座部と脚体との間に、長さ調整自在に構成された第2の伸縮支持杆が連結枢支されることにより高齢者あるいは身体の不自由な人の足の屈曲に応じて所望の角度にて調整することが可能となる。
また、ターンテーブルの回転を停止するブレーキが基盤の裏面に設けられるとともに、ブレーキの制御を行う制御部が座部に座った状態で操作可能な位置に取り付けられることにより高齢者あるいは身体の不自由な人でも任意の位置での椅子本体の停止が可能となる。
本発明の回転式椅子によれば、椅子本体がターンテーブルの回転中心とは異なる位置に取付けられているために、テーブルに接した状態から回転角度を大きくとることができ、テーブルに邪魔されることなく座った状態から立ち上がることが可能となる。
また、座部と背もたれ部とが一体としてリクライニングすることにより臀部と腰および背中がずれることなく傾動することができ、常に頭位置を保持することが可能となる。
更に前座フレームを高齢者あるいは身体の不自由な人の足の屈曲に応じて所望の角度にて調整することが可能となることによりリクラニング機構と合せて高齢者あるいは身体の不自由な人が窮屈な姿勢をすることなく座ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1に、本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための側面図、図2に、本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための正面図、図3に、本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための平面図、図4に、本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための底面図を示す。
ここで示す回転式椅子は、回転自在な構成とされるターンテーブル30と、このターンテーブル上に取り付けられる木製の基盤2と、この基盤上に取り付けられる椅子本体1とから構成される。
椅子本体1は、基盤2の左右側に脚体支持部3、3が立設され、これらの脚体支持部3、3に左右一対のスチール製角パイプより形成された脚体4、4がボルト・ナットなどの締結金具5によって締結固定されている。
これらの脚体4、4の下端には、金属製パイプより形成されるリクライニング支持フレーム6が横架され、その中央の前後位置にそれぞれ連結枢支部7が配置されている。
ここで、脚体4、4の上端には、座部と背もたれが一体的に折り曲げ形成された座部・背もたれフレーム8が回動自在な状態で連結枢支されている。これらの座部・背もたれフレーム8は、その先端手前において脚体4と枢支ピン23によって連結枢支される座部9とこの座部9に対して略90度の角度を持って折り曲げ形成される背もたれ部10より構成されている。
また、座部・背もたれフレーム8の折り曲げ部分および上部には補助フレーム11がそれぞれ横架されている。そしてこの座部・背もたれフレーム8の背もたれ部10の中途に肘掛け部12が取り付けられている。
この肘掛け部12は、その基端下部に設けられる連結支持部13の上下に沿って連結用ネジ孔14が穿孔されると共に、連結支持部13の下部には肘角度調整用ネジ孔15が円弧状に複数個穿孔されている。そして座部・背もたれフレーム8の背もたれ部10の中途に、その上下方向に沿って肘高さ調整用ネジ孔16が穿孔されている。そこで肘掛け部12の連結支持部13の連結用ネジ孔14と背もたれ部10の肘高さ調整用ネジ孔16とを合わせた状態で締結ネジ17によって取り付けると共に、肘掛け部12が水平状となるような連結支持部13の肘角度調整用ネジ孔15を選択し、この肘角度調整用ネジ孔15と背もたれ部10の肘高さ調整用ネジ孔16とを合わせた状態で締結ネジ17によって取り付けられている。
次に、座部・背もたれフレーム8の折り曲げ部分に横架される補助フレーム11の中央部分に連結枢支部7Aが取り付けられる。そして脚体4、4の下端に横架するリクライニング支持フレーム6の中央に設けられる連結枢支部7と補助フレーム11の中央部分に設けられる連結枢支部7Aを第1の伸縮支持杆18によって連結枢支されている。
この第1の伸縮支持杆18は、連結枢支部7、7Aにそれぞれ連結枢支されるターンボルト19、19にターンバックル20が螺合連結され、このターンバックル20を回転させることによってターンボルト19、19が前後方向に移動し、その結果第1の支持ターンバックル18全長長さを自在に調整できる機構とされている。
したがって、第1の伸縮支持杆18全長長さを調整することにより座部・背もたれフレーム8のリクライニング角度を自在に調整することができるのである。
一方、座部・背もたれフレーム8の座部9の先端には、前座部21が上下方向に回動自在な状態で連結枢支されている。そして前座部21の先端側の裏面中央に連結枢支部7Bが配置され、この連結枢支部7Bと前記脚体4、4の下端に横架するリクライニング支持フレーム6の中央に設けられる連結枢支部7は第2の支持ターンバックル22によって連結枢支されている。
したがって、第2の伸縮支持杆22のターンバックル20を回転させることによってターンボルト19、19が前後方向に移動し、その結果第2の伸縮支持杆22全長長さを自在に調整でき、これにより前座部21の角度調整を自在に行うことが可能となるのである。
なお、座部・背もたれフレーム8および前座フレーム22には着脱自在とされる背シートおよび座シート(図示せず。)を取り付けられるものとする。これらのシートは、全体にメッシュ生地を採用し、背シート芯材は通気性、クッション性に優れた部材を使用し、座面の芯材はウレタン製と低反発ウレタンが使用されている。
次に、図4に示すように、基盤2はターンテーブル30の回転中心Cより異なる位置、すなわちテーブルに対して着座する場合に、ターンテーブル30の回転中心Cよりテーブル側に椅子本体1の中心が位置するように取り付けられ、更にターンテーブル30よりはみ出した基盤2先端の両側裏面にはキャスター39がそれぞれ取り付けられている。そこでターンテーブル30は、図5に示すように、環状の固定枠31内に、回転板32を嵌め入れ、この固定枠31の内周面と回転板32との間にベアリング33、33、・・を配列し、回転盤32を回転自在な機構とされている。
ここで、回転板32に基盤2が固着されることによって固定枠31が床面に載置された状態で回転板32と基盤2が一体として回転する。そして基盤2の裏面には環状の固定枠31の外周面に圧接可能とされるブレーキ34が取り付けられており、ブレーキ34は圧接パット35および制御部36とから構成され、圧接パットは制御部36に取り付けられたバネなどの付勢力によって常時固定枠31の外周面からは離れた状態とされている。
また、制御部36には遠隔操作用ワイヤー37の一端が連結され、その基端は座部・背もたれフレーム8の座部10の一端に取り付けられる操作レバー38に連結される。したがって、操作レバー38によって遠隔操作用ワイヤー37を引くことにより付勢力に抗しながら圧接パット35が固定枠31の外周面に圧接して椅子本体1の回転を停止させることが可能となるものである。
以上の構成よりなる本発明の回転式椅子では、図6(A)(B)でそれぞれ示すように、テーブルに対して着座する場合に、椅子本体1はターンテーブル30の回転中心Cよりテーブル側に椅子本体の中心が位置するように取り付けられ、テーブルAに対して肘掛け部12が当接する状態でテーブルA下部に椅子本体1が配置される。
ここで、図6(B)に示すように、椅子本体1を回転させる場合にはターンテーブル30の回転中心Cに対して椅子本体1を公転させることになる。したがって、椅子本体1の回転半径が従来のように椅子の中心において回転させる場合に比べて大きくなり、椅子本体1の背もたれ部10がテーブルAに当接するまでの回転角度を大きくとることが可能となり、椅子本体1の回転を停止させ、椅子本体1に座った状態から立ち上がらせることが可能となるものである。
また、第1の伸縮支持杆18を回転させることにより座部9と背もたれ部10が一体として所望角度で傾動するとともに、第2の伸縮支持杆を回転させることにより前座部21が高齢者あるいは身体の不自由な人の脚の屈曲に応じて所望の角度にて調整することができることで、全身が同一姿勢のまま傾動するティルトと、股関節を屈曲・伸展させつつ骨盤部、体幹部および頭部が傾動するリクライニングの両方に対応可能な機構とされるものである。
また、座った状態でターンテーブル30の回転を座部9横に配置された制御部36によって停止することができるために、高齢者あるいは身体の不自由な人でも任意の位置での停止が安全かつ、容易に行うことが可能となって安定した座り姿勢が確保できるとともに、立ち上がり、あるいは座り込みの際には停止した椅子本体、主に肘掛け部を手すりとして用いつつ安全な動作ができる。
本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための側面図である。 本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための正面図である。 本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための平面図である。 本発明を適用した回転式椅子の一例を説明するための底面図である。 図4における部分拡大説明図である。 本発明を適用した回転式椅子の作用説明図である。 従来の回転式椅子の一例を示す説明図である。 従来の回転式椅子の作用説明図である。
符号の説明
1 椅子本体
2 基盤
3 脚体支持部
4 脚体
5 締結金具
6 リクライニング支持フレーム
7 連結枢支部
8 座部・背もたれフレーム
9 座部
10 背もたれ部
11 支持フレーム
12 肘掛け部
13 連結支持部
14 連結用ネジ孔
15 肘角度調整用ネジ孔
16 肘高さ調整用ネジ孔
17 締結ネジ
18 第1の伸縮支持杆
19 ターンボルト
20 ターンバックル
21 前座部
22 第2の伸縮支持杆
23 枢支ピン
30 ターンテーブル
31 固定枠
32 回転板
33 ベアリング
34 ブレーキ
35 圧接パット
36 制御部
37 遠隔操作用ワイヤー
38 操作レバー
39 キャスター

Claims (4)

  1. 回転自在に構成されたターンテーブルと、
    該ターンテーブル上に取り付けられた基盤と、
    該基盤上に取り付けられた椅子本体とを備える回転式椅子において、
    前記椅子本体は、前記基盤上における前記ターンテーブルの回転中心とは異なる位置に取り付けられた
    ことを特徴とする回転式椅子。
  2. 前記椅子本体は、
    座部と、
    該座部と連設された背もたれ部と、
    前記座部を支持する脚体とを備え、
    前記座部と前記脚体との間に、長さ調整自在に構成された第1の伸縮支持杆が連結枢支された
    ことを特徴とする請求項1記載の回転式椅子。
  3. 前記座部の先端に前座部を連結枢支し、該前座部と前記脚体との間に、長さ調整自在に構成された第2の伸縮支持杆が連結枢支された
    ことを特徴とする請求項2記載の回転式椅子。
  4. 前記ターンテーブルの回転を停止するブレーキが前記基盤の裏面に設けられるとともに、該ブレーキの制御を行う制御部が前記椅子本体に座った状態で操作可能な位置に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の回転式椅子。
JP2007320652A 2007-12-12 2007-12-12 回転式椅子 Pending JP2009142364A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022173318A1 (en) 2021-02-13 2022-08-18 Dfm Społka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością Seat swivel mechanism for upholstered furniture

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