JP2009141678A - デジタルフォトフレームおよびその画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動的に画像の表示を制御し、効率的な画像の閲覧を可能とするデジタルフォトフレームとその画像表示方法を提供。
【解決手段】デジタルフォトフレーム1は、電子的に書換え可能な画像表示部12と、画像ファイルを格納するためのメモリ16と、画像表示部12およびメモリ16に接続され、メモリ16に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示部12で表示する再生部22と、再生部22に接続され、画像ファイルのデータに対して少なくとも部分的にモノクロ変換を行う画像変換部18とからなる。再生部22は、メモリ16から読み出した画像ファイルの撮影日を参照して、その作成日から現在までの経過時間が所定の値を超える場合に、その画像ファイルのデータを画像変換部18によって少なくとも部分的にモノクロ変換を施してから、画像表示部12で表示する。
【選択図】図2
【解決手段】デジタルフォトフレーム1は、電子的に書換え可能な画像表示部12と、画像ファイルを格納するためのメモリ16と、画像表示部12およびメモリ16に接続され、メモリ16に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示部12で表示する再生部22と、再生部22に接続され、画像ファイルのデータに対して少なくとも部分的にモノクロ変換を行う画像変換部18とからなる。再生部22は、メモリ16から読み出した画像ファイルの撮影日を参照して、その作成日から現在までの経過時間が所定の値を超える場合に、その画像ファイルのデータを画像変換部18によって少なくとも部分的にモノクロ変換を施してから、画像表示部12で表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、デジタル画像データを表示する電子式の写真立て、すなわちデジタルフォトフレームと、そのデジタルフォトフレームへ画像データを効果的に表示する方法に関するものである。
近年の銀塩カメラからデジタルカメラへの移行に呼応するように、フォトフレームも電子式のものが普及し始めている。この電子式フォトフレーム、いわゆるデジタルフォトフレームは、液晶表示装置などの画像表示装置と、多数のデジタル画像データを格納可能なフラッシュメモリ等の記録媒体と、それらの制御装置を備え、保存されている画像データから任意に選んだ一枚を表示したり、スライドショー、すなわち複数の画像を順次自動的に切り換えながら表示したりすることができる。
しかしながら、これまでのデジタルフォトフレームは、ユーザが選択して別の画像すなわちフレームに切り換えるまでは、1つの画像を表示し続けるか、スライドショーを行い続けていた。例えば、ユーザが読書をしていてフォトフレームを見ていなくとも、スライドショーが行われていたり、あるいは、ユーザが1つの画像をよく観たいと思っていても、次の画像へと切り替わったりしていた。
デジタルフォトフレームは、パソコンのように特定の画像を検索して探し出して表示するというような使用は期待されていない。その意味では、従来のデジタルフォトフレームでは、画像の切り替え操作という点で、使い勝手の良いものではなかった。
さらに、メモリの大容量化で保存できる画像も増え、その効率的な閲覧方法が必要となっている。しかし、現在、必ずしもそれが効果的に行われているとは言えなかった。また、省電力の要求に応えるべく、効果的で効率的な電源管理も求められている。
本件発明との関連において、従来の技術を調査した結果を述べておく。特開2006-352542公報(特許文献1)には、ビデオ再生装置について、撮影した視聴者の顔情報とあらかじめ登録されたその視聴者の正面顔の顔情報とを照合する技術が示されている。照合結果が不一致を示すなら、ビデオの再生を停止し、照合結果が再び一致したときには、停止した箇所からコンテンツの続きを再生することで、確実にコンテンツを視聴させようとするものである。これは自動車運転免許の更新時において、講義ビデオを確実に視聴させることが目的となっている。
また、特開2002-335501公報(特許文献2)には、携帯型表示装置について、人物像の顔を検出して、表示部のバックライトを点灯する技術が示されている。これは携帯電話機のカメラに顔が写っていれば、とにかく点灯させようとするもので、肌色成分の有無をチェックして被写体が人物であるか否かを判定している。この場合、まるで電話機とは別の方向を向いていても、やはり人物像の顔が検出されたとして、バックライトは点灯される。
特開2006-352542公報
特開2002-335501公報
以上のように、デジタルフォトフレーム以外の分野において、さまざまな工夫が行われているが、デジタルフォトフレームの特性に合った効果的な表示方法は未だ提案されていない。
本発明は、ユーザに煩わしい操作を要求することなく、自動的に画像の表示を制御し、効率的な画像の閲覧を可能とするデジタルフォトフレームとその画像表示方法を提供することを目的とする。また、デジタルフォトフレームに適した電源管理方法を提供することを目的とする。
本発明によるデジタルフォトフレームは、電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、画像ファイルを格納するための蓄積手段と、画像表示手段および蓄積手段に接続され、蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示手段で表示する再生手段と、再生手段に接続され、画像ファイルのデータに対して少なくとも部分的にモノクロ変換を行う画像変換手段と、現在を表示する計時手段とを含み、再生手段は、蓄積手段から読み出した画像ファイルの作成時を参照して、その作成時から計時手段の表示する現在までの経過時間が所定の値より大きい場合に、その画像ファイルのデータに画像変換手段によって少なくとも部分的にモノクロ変換を施してから、画像表示手段で表示することを特徴とする。
ここで「少なくとも部分的にモノクロ変換を行う」なる記載は、元の画像データの輝度成分Yは変えずに、色差成分の0ではない一定割合(100%まで)を特定の単色(例えばセピア色)の色差成分へ置き換えることを意味する。
画像ファイルの「作成時」とは、画像ファイルを作成した時を意味し、これには、画像ファイルに含まれる画像を撮影した時、すなわち「撮影時」も含まれる。とくに注意すべきは、この文脈において「時」とは、時点を特定する時刻を含む場合は勿論、時刻を含まない日付、曜日、月、季節または年のみの場合をも包含する、広義に解釈する。
このような構成により、過去の写真データをセピア色で表現することでユーザは直感的に写真の撮影時期の古さを認識することができる。また、画像を観ている時間から、そのユーザは、さらによく観ようとしているのか否かを判断し、それによってオリジナルの画像へ切り換えることで効率的な画像の閲覧が可能となる。
本発明の別の態様によれば、画像表示方法は、電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、画像表示手段および蓄積手段に接続され、蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示手段で表示する再生手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、複数の画像ファイルを順次切り換えながら表示するスライドショーを実行するにあたって、同じ画像ファイルを再度表示する場合、効果処理を行ってから表示することを特徴とする。
このような構成により、スライドショーの2巡目に画像変換を行うことにより、変化の富んだ表示となり、ユーザを飽きさせないスライドショーが可能となる。また、画像を観ている時間から、そのユーザは、さらによく観ようとしているのか否かを判断し、それによってオリジナルの画像へ切り換えることで効率的な画像の閲覧が可能となる。
本発明のさらに別の態様によれば、画像表示方法は、電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、画像表示手段および蓄積手段に接続され、蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、デジタル撮像手段で撮影した撮影データを取得し、その撮影データに撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、複数の画像ファイルを順次切り換えながら表示するスライドショーを実行するにあたって、再生手段は、判断データから、前記人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、その人が画像表示手段を見ていると推定された場合には、表示されている画像ファイルの切り換えを中断することを特徴とする。
このような構成により、デジタルフォトフレームでのスライドショー中にユーザが気になった画像があれば、ユーザに煩わしい操作を要求することなく、自動的に停止させじっくり鑑賞させることができ、効率的な画像の閲覧につながる。
本発明のさらに別の態様によれば、画像表示方法は、電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、画像表示手段および蓄積手段に接続され、蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、デジタル撮像手段で撮影した撮影データを取得し、その撮影データに撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、再生手段は、判断データから、前記人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、その人が画像表示手段を見ていると推定された場合には、所定の時間を経て、再度その人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、その人が画像表示手段を見ていないと推定された場合には、表示されている画像ファイルを別の画像ファイルで置き換えることを特徴とする。
このような構成により、誰かが画像を観ている場合、その時に表示されている画像の表示を継続し、その画像を観ているユーザがいなくなった場合には、表示画像を別のものに置き換え、しかも、常に画像は、見られてから切り替わるので効率的な表示が可能となる。
本発明のさらに別の態様によれば、画像表示方法は、電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、画像表示手段および蓄積手段に接続され、蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、デジタル撮像手段で撮影した撮影データを取得し、その撮影データに撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの電源管理方法であって、判断データから、前記人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、その人が画像表示手段を見ていないと推定された場合には、所定の時間を経て、再度、その人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、その人が画像表示手段を見ていないと推定された場合には、画像表示手段の電源をオフにすることを特徴とする。
このような構成により、ユーザが画像を観ている場合には画像の表示を開始するともに、ユーザが画像を観ているにも拘らず、画像表示手段の電源を切ってしまったりすることのないデジタルフォトフレームの電源管理が実現する。
本発明によれば、ユーザに煩わしい操作を要求することなく、自動的に画像の表示を制御し、効率的な画像の閲覧を可能とするデジタルフォトフレームが実現する。また、デジタルフォトフレームに適した電源管理が実現する。
次に添付図面を参照して本発明によるデジタルフォトフレームの実施例を詳細に説明する。なお、以下の説明において本発明に直接関係のない部分は、図示およびその説明を省略する。
図1は、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1の外観図である。図1を参照すると、デジタルフォトフレーム1は、画像表示部12と、デジタルカメラ14を備えて、これが筐体10内に一体的に実装されている。画像表示部12は、画像を可視表示する表示画面を有し、本実施例では、一般的な液晶表示パネルからなり、これを背面から照明するバックライト(図示せず)も設けられている。画像表示部12は、本実施例では液晶表示パネルであるが、電子的に書換え可能であれば、液晶パネル以外の可視表示装置を用いてもよい。例えば、有機ELディスプレイを用いてもよく、その場合は、バックライトは不要である。
図2は、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1の動作を説明するためのブロックダイアグラムである。図示の通り、デジタルフォトフレーム1は、メモリ16と、画像変換部18と、画像表示部12と、顔検出部20と、この顔検出部20に接続されたデジタルカメラ14と、再生部22とからなり、それらが図示のように接続されて構成されている。
再生部22は、マイクロプロセッサで構成され、画像変換部18、顔検出部20、画像表示部12およびメモリ16と接続されて、これらと信号をやりとりして、本装置全体の動作を制御するデータ処理装置である。
具体的には、再生部22は、少なくとも次の処理を行う。すなわち、メモリ16に格納されている画像ファイルを読み取り、画像ファイルの内容である画像を画像表示部12に可視表示する。また、画像変換部18に画像ファイルを転送し、画像変換部18でこの画像ファイルを加工し、この加工した画像ファイルの内容を画像表示部12で表示する。この加工処理については、後に説明を行う。この加工処理に関連して、再生部22は、カレンダ機能を備えた計時部(図示せず)を有し、自走クロックの計時により、常時、本装置の現在日時を更新的に保持している。この計時部は、マイクロプロセッサの時計機能でよい。再生部22また、画像表示部12で表示する画像ファイルの選択と、表示タイミングおよび電源の管理も行う。
デジタルカメラ14は、画像表示部12の前方に広がる被写界、すなわちデジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その映像を示す撮影データを顔検出部20へ転送する撮像機能部である。この撮影は、本実施例では、所定の時間間隔、例えば1秒間隔で、周期的に行われる。なお、この撮影周期は、省電力を優先する場合は長めに、逆に反応速度を優先する場合は短めに設定されるが、一般的には0.3〜3秒の範囲、例えば0.5〜2秒の範囲から選択される。この選択は、例えば操作者の手操作によって行われる。顔検出部20は、撮影データをデジタル処理し、その中に、デジタルカメラ14に向かう方向、すなわち本フォトフレーム1の正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する機能部である。
この機能は、ユーザが画像表示部12に表示された画像を観ているかどうかを推定する処理であり、仮に撮影データに人物の顔が含まれていても、それが横向きであれば、本装置10を見ていないと推定する。その判断結果は、再生部22へ送られ、メモリ16内に定義された顔検出フラグ14fを更新する。したがって本実施例では、顔検出フラグ14fは、1秒間隔で更新される。
メモリ16に格納されている画像ファイルのなかから、画像表示部12で表示すべき画像ファイルの選択する処理とその表示タイミング、および画像変換部18での加工処理については、再生部22に含まれるROM(図示せず)に格納されているプログラムによって制御される。この際、顔検出フラグ14fの値と設定されている後述の動作モードが参照される。
次に、デジタルフォトフレーム1の動作を説明する。まず、ユーザは、省電力モードの設定を行う。本装置10は、省電力モードとして、常時ONモード、自動OFFモードおよび自動ON/OFFモードを備えている。ユーザは、これらのモードのいずれかを選択して設定することができる。常時ONモードは、常時何らかの画像を表示するモードである。自動OFFモードは、所定の時間操作がない場合に、画像表示部12の電源を切る。この2つの動作モードは、よく知られたものなので、その詳細な説明を省略する。一方、自動ON/OFFモードでは、デジタルカメラ14で撮影されたユーザの動きを検出して、それに応じて自動で電源の制御を行うものであり、後で詳細を説明する。
また、ユーザは、表示モードの設定を行う。表示モードには固定表示モードと、スライドショーモードと、自動更新モードがある。固定表示モードでは、設定を変更するまでユーザが選択した1つの画像を表示し続けるモードである。スライドショーモードと自動更新モードについては、以下に詳細な説明を行う。
なお、これらの設定は、デジタルフォトフレーム1の側面に設けられた複数のボタンをユーザが操作することによって行われる。しかし、その他の一般的な方法によって行うこともできる。例えば、デジタルフォトフレーム1の背面に設けられたディップスイッチによって、省電力モードの設定を行うようにシステムを構成してもよい。
図3は、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1による画像表示方法において、スライドショーが選択された場合の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザがデジタルフォトフレーム1の表示モードをスライドショーモードに設定すると、ステップS302で、スライドショーを開始する。このスライドショーでは、メモリ16に格納されている画像ファイルが順次表示される。
ステップS304で、デジタルカメラ14は、デジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その映像を表わす撮影データを顔検出部20へ転送する。また、顔検出部20は、撮影データをデジタル処理し、その中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断し、その結果を顔検出フラグ14fに格納する。上述の通り、この撮影は、本実施例では1秒間隔で周期的に行われる。
ステップS306で、再生部22は、顔検出フラグ14fを参照することにより、撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。正面を向いた人物の顔が含まれていない場合(No)、デジタルフォトフレーム1の画像を誰も見ていないと判断(ステップS308)し、ステップS304へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS306で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれている場合(Yes)、再生部22は、誰かが表示画像を観ていると判断し、ステップS310でスライドショーを中断する。つまり画像送りを中断し、その時に表示されている画像を表示し続ける。
ステップS312に進み、所定の時間のカウント(計時)を行う。この所定の時間とは、ここではスライドショーの画像送りの間隔と同じであるが、別に設定してもよい。所定の時間が経過すると、ステップS314で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。すなわち、まだ画像が見られているかどうかを判断する。ステップS314で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS312へ戻り同じ処理を繰り返す。その間、同一の画像が表示され続ける。ステップS314で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS316で誰も画像を見ていないと判断し画像送りを再開し、ステップS306へ戻り同じ処理を繰り返す。
以上の処理により、デジタルフォトフレームでのスライドショー中にユーザ(鑑賞者)が気になった画像があれば、ユーザに煩わしい操作を要求することなく、自動的にスライドショーを停止させ、じっくり鑑賞させることができ、効率的な画像の閲覧につながる。
図4は、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1による画像表示方法において、スライドショーが選択された場合の動作の別の例を示すフローチャートである。
まず、ユーザがデジタルフォトフレーム1の表示モードをスライドショーモードに設定すると、ステップS402で、スライドショーを開始する。やはり、このスライドショーでは、メモリ16の指定されたフォルダに格納されている画像ファイルを順次表示するが、ここでは、その画像ファイルの撮影時期に応じて、画像データの変換を行ってから表示を行う。この変換は、画像変換部18で行う。
具体的には、画像ファイルの作成日を撮影日として、例えば3年前、5年前など、撮影時期の古さを前述のカレンダ機能により判定し、それに応じて、その古さを感じさせるような処理を行う。例えば、画像表示におけるコントラストを下げ、カラーゲインを下げ(つまりモノクロへ近づけ)、フェードアウトを行うことで、古さを感じさせることができる。
カラーゲインを下げる方法では、モノクロとして白黒でもよいが、より効果的には、白黒よりもセピア色に近づける画像データの変換してから表示を行うと、古さだけでなく、ある種の味わいも出てくる。これを図5Bに示す。これは、図5Aに示す画像表示をセピア色に変換した例を示している。また、ピントが甘いと古い写真のような印象を与える効果があるので、コントラストを低下させたり、白または黒へのフェードアウトの調整をすることも有効である。
完全にセピア色へ変換するには、必要により元の画像データをYUV表色系のデータへ変換して、輝度成分Yは変えずに、色差成分(u、v)をセピア色の色差成分(u'、v')へ置き換えればよい。ここでは、撮影時期からの年数によって色差成分(u、v)の置き換えの割合Rを変えることで、徐々に褪色効果を与え、経時変化を出すようにする。
例えば、作成日からの経過年数Yが3年より新しければ変換を行わず、3乃至5年であれば30%、5乃至10年で50%、10年より古ければ100%の置き換えを行うようにする。または、一年毎に置き換え割合Rを10%づつ増加させ、10年より古ければ100%の置き換えを行うようにしてもよい。さらに、表示すべき画像の色差成分を(U、V)として、以下の式の通り、連続的に変化させてもよい。ここで、min( )は2つの引数の小さい方を返す。
U=u(1−R)+u'R
V=v(1−R)+v'R
R=min(Y、10)/10
U=u(1−R)+u'R
V=v(1−R)+v'R
R=min(Y、10)/10
それと同時に、コントラストやフェードアウトの度合いも調整すると効果的である。すなわち、コントラストを経過年数に合わせて下げ、フェードアウトの調整では、色差成分を経過年数に合わせて小さくしてゆく。
ステップS404で、デジタルカメラ14は、デジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その画像をあらわす撮影データを顔検出部20へ転送する。また、顔検出部20は、撮影データをデジタル処理し、その中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断し、その結果を顔検出フラグ14fに格納する。やはり、この撮影は、本実施例では1秒間隔で周期的に行われる。
ステップS406で、再生部22は、顔検出フラグ14fを参照することにより、撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。正面を向いた人物の顔が含まれていない場合、ステップS408で、デジタルフォトフレーム1の画像を誰も画像を見ていないと判断し、ステップS404へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS406で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれている場合、再生部22は、誰かが画像を観ていると判断し、ステップS410でスライドショーを中断する。つまり画像送りを中断し、その時に表示されている画像を表示し続ける。そこで、ステップS412で所定の時間のカウントを行う。やはり、この所定の時間とは、ここではスライドショーの画像送りの間隔と同じであるが、別に設定してもよい。
所定の時間が経過すると、ステップS414で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。ステップS414で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS416で誰も画像を見ていないと判断して画像送りを再開し、ステップS406へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS414で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、所定の時間の間、誰かが画像を観ていると判断し、その時に表示されている画像の表示を継続する。しかし、表示されている画像がセピア色へ変換されているか否かによって処理を変える。
より詳細には、ステップS418で、表示されている画像がセピア色へ変換されているか否かを判断する。セピア色へ変換されていないと判断した場合、ステップS412へ戻り同じ処理を繰り返す。その間、同一の画像が表示される。
ステップS418で、セピア色へ変換されていると判断した場合、ステップS420でその変換を元に戻してから、ステップS412へ戻り同じ処理を繰り返す。したがって、それまで表示されていたセピア色の画像は、変換する前のオリジナルの画像へ切り替わる。この切替えは、一度に行ってもよいが、経時変化を逆にたどるようにしてもよい。つまり、上述した色差成分UVについてセピア色への置き換えの割合を徐々に0へ近づけるようにしてもよい。
上述の通り、過去の写真データをセピア色で表現することでユーザは直感的に写真の撮影時期の古さを認識することができる。また、画像を観ている時間長から、そのユーザは、さらによく観ようとしているのか否かを判断し、それに応じてオリジナルの画像へ切り換えることで、効率的な画像の閲覧が可能となる。
図6Aおよび図6Bは、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1による画像表示方法において、スライドショーが選択された場合の動作のさらに別の例を示すフローチャートである。
まず、ユーザがデジタルフォトフレーム1の表示モードをスライドショーモードに設定すると、ステップS602で、スライドショーを開始する。ステップS604で、デジタルカメラ14は、デジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その撮影データを顔検出部20へ転送する。また、顔検出部20は、撮影データをデジタル処理し、その中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断し、その結果を顔検出フラグ14fに格納する。やはり、この撮影は1秒間隔で周期的に行われる。
ステップS606で、スライドショーの順序に従って画像を表示する。ステップS608で、メモリ16の指定されたフォルダに格納された画像が、スライドショーによって一巡したかどうかを確認する。一巡していなければ、ステップS606へ戻り、次の画像を表示する。
ステップS608で、メモリ16の指定されたフォルダに格納された画像が、スライドショーによって一巡した場合、二巡目は、画像変換(特殊効果処理)を行ってから各画像を表示することになる。すなわち、ステップS610で、二巡目の画像変換の設定を確認する。この画像変換としては、絵画調、アニメ調、墨絵調等がある。
ステップS612で、画像変換を行った後、スライドショーの順序に従って一枚目から画像を表示する。図6Aのフローは、ここで飛越し記号Aを経て、図6Bに移る。ステップS614で、再生部22は、顔検出フラグ14fを参照することにより、撮影データのなかに正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。正面を向いた人物の顔が含まれていない場合、ステップS616で、デジタルフォトフレーム1の画像を誰も画像を見ていないと判断し、ステップS614を繰り返すことで、同じ画像を表示し続ける。
ステップS614で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれている場合、再生部22は、誰かが画像を観ていると判断し、ステップS618でスライドショーを中断する。つまり画像送りを中断し、その時に表示されている画像を表示し続ける。そこで、ステップS620で所定の時間のカウントを行う。やはり、この所定の時間とは、ここではスライドショーの画像送りの間隔と同じであるが、別に設定してもよい。
所定の時間が経過すると、ステップS620で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。ステップS622で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS624で誰も画像を見ていないと判断して画像送りを再開し、ステップS614へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS622で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、所定の時間の間、誰かが画像を観ていると判断し、ステップS626で、その時に表示されている画像の表示を継続する。しかし、ステップS626では、その時行われている画像変換された画像をオリジナルの画像に戻してから、画像を表示する。そこで、ステップS620へ戻り、同様の処理を行う。
上述の通り、2巡目に画像変換を行うことにより、変化の富んだ表示となり、ユーザを飽きさせないスライドショーが可能となる。また、画像を観ている時間の長さから、そのユーザは、さらによく観ようとしているのか否かを判断し、それによってオリジナルの画像へ切り換えることで効率的な画像の閲覧が可能となる。
なお、ステップS616とステップS624では、スライドショーの順序に従って画像を表示するが、すべての画像が一定の画像変換された状態で一巡した場合、次の一巡は別の画像変換を行ってから表示するようにしてもよい。その場合、より変化の富んだスライドショーが実現する。
図7は、本発明の実施例によるデジタルフォトフレーム1による画像表示方法において、自動更新モードが選択された場合の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザがデジタルフォトフレーム1の表示モードを自動更新モードに設定すると、ステップS702で、デジタルカメラ14は、デジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その撮影データを顔検出部20へ転送する。同時に、変数Nを所定の値、例えば「0」で初期化する。そこで、ステップS704で、その時点で設定されている画像が表示される。
ステップS706で、変数Nが0であるか否かを判断する。この変数Nは、ユーザが表示画像を眺めた頻度を示して、0に初期化される。変数Nが0であれば、ステップS708へ進み、そこで撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。正面を向いた人物の顔が含まれていない場合、ステップS710でデジタルフォトフレーム1の画像をまだ誰も画像を見ていないと判断し、ステップS704へ戻り、同じ画像を表示し続ける。
ステップS708で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれている場合、ステップS714で、再生部22は誰かが画像を観ていると判断し、同じ画像を表示し続ける。次に、ステップS716で変数Nを1だけインクリメントして、ステップS704で、同じ画像を表示し続ける。この場合、変数Nは0ではないので、ステップS710へ進み、再度、撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。
ステップS714で撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS718で所定の時間、例えば2〜3秒間、カウントを行う。
所定の時間が経過すると、ステップS720で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。ステップS720で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS722で画像を観ているユーザがいなくなったと判断し、ステップS722で、表示画像を別のものに置き換える。そこで、ステップS724で、Nを0にリセットしてから、ステップS704へ戻り同じ処理を繰り返す。なお、この所定の時間を0.1〜0.5秒とした場合、ユーザは顔を横に向けることで意図的に次の画像へ切り換えることができる。
ステップS720で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS714で、誰かが画像を観ていると判断し、その時に表示されている画像の表示を継続する。
上述の通り、誰かが画像を観ている場合、その時に表示されている画像の表示を継続し、その画像を観ているユーザがいなくなった場合には、表示画像を別のものに置き換える。したがって、常に画像は、見られてから切り替わるので効率的な表示が可能となる。
以下、本実施例によるデジタルフォトフレーム1の電源管理の特徴を説明する。図8Aおよび図8Bは、本実施例によるデジタルフォトフレーム1が自動ON/OFFモードに設定された場合の動作を説明するフローチャートである。
まず、ステップS802で、ユーザはデジタルフォトフレーム1の電源を入れる。ステップS804で、デジタルフォトフレーム1の再生部22は、省電力モードの設定が自動ON/OFFモードとなっているか否かの確認を行う。省電力モードの設定が自動ON/OFFモードとなっていない場合、飛越し記号Eを経て、フローは終了する。
ステップS804で、省電力モードの設定が自動ON/OFFモードとなっている場合、ステップS806で、デジタルカメラ14は、デジタルフォトフレーム1の前景を撮影し、その撮影データを顔検出部20へ転送する。上述の通り、この撮影は1秒間隔で周期的に行われ、顔検出部20は、撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断し、その結果を顔検出フラグ14fに格納する。
ステップS808で、顔検出部20は撮影データをデジタル処理し、その中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、飛越し記号Bを経て図8Aに移り、ステップS820で、画像表示部12の電源を切る。
図8Aに戻るが、ステップS808で、顔検出部20が撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS810で所定の時間のカウントを行う。この所定の時間とは、人が視線を変えるのに要する時間程度の長さで、この具体例では2秒に設定される。しかし、省電力を優先する場合は短めに、逆に反応速度を優先する場合は長めに設定されるが、一般的には1〜5秒の範囲、例えば1.5〜3秒の範囲から選択される。その後、ステップS812で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。ステップS812で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS814で、その人物が画像を観ていると判断し、ステップS810へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS812で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS816で所定の時間のカウントを行う。この所定の時間は、ステップS810での所定の時間と同一に設定してよい。しかし、必要なら、より最適とするためにこれらの所定の時間を別々に設定してもよい。その後、ステップS818で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを再度判断する。ステップS818で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS810へ戻り同じ処理を繰り返す。ステップS818で、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、飛越し記号Bを経て図8Bに移り、ステップS820で画像表示部12の電源を切る。
ステップS820で、画像表示部12の電源を切った後、ステップS822で所定の時間のカウントを行う。この所定の時間は、例えば1〜3秒である。その後、ステップS824で、省電力モードの設定が自動ON/OFFモードとなっているか否かを判断する。自動ON/OFFモードが解除されていれば、処理を終了する。
ステップS824で、自動ON/OFFモードとなっている場合、ステップS826で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断する。撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、ステップS822へ戻り同じ処理を繰り返す。
ステップS826で、顔検出部20が撮影データの中に正面を向いた人物の顔が含まれていると判断した場合、ステップS828で、画像表示部12の電源を入れる。そこで、飛越し記号Cを経て図8Aに戻り、ステップS806へ戻り同じ処理を繰り返す。
なお、ステップS812およびステップS818の処理は、自動ON/OFFモードをより効果的に行うためのものである。すなわち、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていても、必ずしも、その人物が画像を観ているとは限らない。例えば、たまたま、顔を動かす途中で、その向きが一時的にデジタルフォトフレーム1の方向と一致することもある。そのような場合でも、時間をおいて再度撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれているか否かを判断することで、実際にその人物が画像を観ているかどうかを精度良く確認することができる。
逆に、その人物が画像を観ているにも拘らず、一時的にデジタルフォトフレーム1から視線を逸らすこともある。そのような場合、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれなくなっても、直ちに電源を切るのではなく、所定の時間の後に再度確認を行う。もし、再度、撮影データに正面を向いた人物の顔が含まれていないと判断した場合、その人物は画像を見ていないと判断することは妥当であろう。したがって、その人物が画面を観るのをやめたのかどうか精度良く判断することが可能となっている。
このように、ユーザが画像を観ている場合には画像の表示を開始するとともに、ユーザが画像を観ているにも拘らず、画像表示部12の電源を切ってしまったりすることのないデジタルフォトフレームの電源管理が実現する。
1 デジタルフォトフレーム
10 筐体
12 画像表示部
14 デジタルカメラ
14f 顔検出フラグ
16 メモリ
18 画像変換部
20 顔検出部
22 再生部
10 筐体
12 画像表示部
14 デジタルカメラ
14f 顔検出フラグ
16 メモリ
18 画像変換部
20 顔検出部
22 再生部
Claims (15)
- 電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、
画像ファイルを格納するための蓄積手段と、
前記画像表示手段および蓄積手段に接続され、該蓄積手段に格納されている画像ファイルを読み出して、前記画像表示手段で表示する再生手段と、
該再生手段に接続され、前記画像ファイルのデータに対して少なくとも部分的にモノクロ変換を行う画像変換手段と、
現在を表示する計時手段とを含み、
前記再生手段は、前記蓄積手段から読み出した画像ファイルの作成時を参照して、該作成時から前記計時手段の表示する現在までの経過時間が所定の値より大きい場合に、該画像ファイルのデータに前記画像変換手段によって少なくとも部分的にモノクロ変換を施してから、前記画像表示手段で表示することを特徴とするデジタルフォトフレーム。 - 請求項1に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記モノクロ変換は、セピア色への変換であることを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項1に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記画像変換手段は、前記画像ファイルの変換として、さらにコントラストやフェードアウトも調整することを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項1に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記画像変換手段は、前記画像ファイルのデータの色差成分を、少なくとも部分的にセピア色の色差成分で置き換えることを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項4に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記画像変換手段は、前記画像ファイルのデータの色差成分をセピア色の色差成分で置き換える割合が可変であり、該画像ファイルの作成時から現在までの経過時間が大きいほど、前記割合を大きくすることを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項1に記載のデジタルフォトフレームにおいて、該フレームさらに、
前記デジタルフォトフレームの前景を撮影するデジタル撮像手段と、
該撮像手段で撮影した撮影データを取得し、該撮影データに該撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを前記再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたことを特徴とするデジタルフォトフレーム。 - 請求項6に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記再生手段は、前記判断データから、前記人が画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていると推定された場合には、前記モノクロ変換が施されている画像ファイルのデータを変換前の画像ファイルのデータへ戻して再表示することを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項6に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記再生手段は、前記撮影データに前記撮像手段の方を向いた人の顔が含まれていると判断された場合、所定の時間を経て、再度、該撮影データに前記撮像手段の方を向いた人の顔が含まれていると判断された場合に、該人が前記画像表示手段を見ていると推定することを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 請求項6に記載のデジタルフォトフレームにおいて、前記再生手段は、前記蓄積手段に格納されている画像ファイルを順次表示するスライドショーを行い、前記撮影データに前記撮像手段の方を向いた人の顔が含まれていると判断された場合、スライドショーを中断し、その時に表示されている画像を表示し続けることを特徴とするデジタルフォトフレーム。
- 電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、前記画像表示手段および蓄積手段に接続され、該蓄積手段に格納されている前記画像ファイルを読み出して、前記画像表示手段で表示する再生手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、
前記複数の画像ファイルを順次切り換えながら表示するスライドショーを実行するにあたって、同じ画像ファイルを再度表示する場合、効果処理を行ってから表示することを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。 - 請求項10に記載の方法において、前記効果処理を行って表示された画像ファイルを再度表示する場合、前回の効果処理とは異なる効果処理を施してから表示することを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。
- 電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、前記画像表示手段および蓄積手段に接続され、該蓄積手段に格納されている前記画像ファイルを読み出して、前記画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、該撮像手段で撮影した撮影データを取得し、該撮影データに該撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを前記再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、
前記複数の画像ファイルを順次切り換えながら表示するスライドショーを実行するにあたって、前記再生手段は、前記判断データから、前記人が前記画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていると推定された場合には、前記表示されている画像ファイルの切り換えを中断することを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。 - 請求項12に記載の方法において、前記表示されている画像ファイルの切り換えを中断された後、前記再生手段は、前記判断データから、前記人が前記画像表示手段を見ているかどうかを再度推定し、該人が該画像表示手段を見ていない推定される場合には、前記表示されている画像ファイルの切り換えを再開することを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。
- 電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、前記画像表示手段および蓄積手段に接続され、該蓄積手段に格納されている前記画像ファイルを読み出して、前記画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、該撮像手段で撮影した撮影データを取得し、該撮影データに該撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを前記再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの画像表示方法であって、
前記再生手段は、前記判断データから、前記人が前記画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていると推定された場合には、所定の時間を経て、再度、該人が該画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていないと推定された場合には、前記表示されている画像ファイルを別の画像ファイルで置き換えることを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。 - 電子的に書換え可能に画像を可視表示する画像表示手段と、複数の画像ファイルを格納した蓄積手段と、前記画像表示手段および蓄積手段に接続され、該蓄積手段に格納されている前記画像ファイルを読み出して、前記画像表示手段で表示する再生手段と、前景を撮影するデジタル撮像手段と、該撮像手段で撮影した撮影データを取得し、該撮影データに前記撮像手段の方を向いた人の顔が含まれているか否かを判断し、その判断の結果を示す判断データを前記再生手段へ出力する顔検出手段とを備えたデジタルフォトフレームの電源管理方法であって、
前記判断データから、前記人が前記画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていないと推定された場合には、所定の時間を経て、再度、該人が該画像表示手段を見ているかどうかを推定し、該人が該画像表示手段を見ていないと推定された場合には、該画像表示手段の電源をオフにすることを特徴とするデジタルフォトフレームの画像表示方法。
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-
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- 2007-12-06 JP JP2007316081A patent/JP2009141678A/ja not_active Withdrawn
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