JP2007295262A - 画像再生装置及びその制御方法、並びに制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】PCによる画像処理や印刷時に画像の補正が可能かどうか撮影直後に知ることができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】保存された画像を表示する画像表示部と、再生画を拡大または拡大画像をスクロールさせる操作部と、再生画の階調補正を行う画像処理部と、再生画像における輝度のヒストグラムを演算するヒストグラム演算部を有する。そして、保存された画像を前記操作部により前記画像表示部に拡大表示し、拡大表示された画像を前記画像処理部により階調補正し、階調補正された画像のヒストグラムを前記ヒストグラム演算部により求めるとともに、前記画像表示部に表示する。
【選択図】図2
【解決手段】保存された画像を表示する画像表示部と、再生画を拡大または拡大画像をスクロールさせる操作部と、再生画の階調補正を行う画像処理部と、再生画像における輝度のヒストグラムを演算するヒストグラム演算部を有する。そして、保存された画像を前記操作部により前記画像表示部に拡大表示し、拡大表示された画像を前記画像処理部により階調補正し、階調補正された画像のヒストグラムを前記ヒストグラム演算部により求めるとともに、前記画像表示部に表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、デジタルカメラ等の画像再生装置及びその制御方法、並びに前記制御方法を実現するための制御プログラムに関する。
従来のデジタルカメラは、液晶ディスプレイを備え、撮影中の動画を表示したり、記録媒体に記録した画像データからの再生画像(静止画像)を表示したりすることができるように構成されている。しかし、人物の集合撮影や風景などの遠景を撮影した画像に対して撮影物の確認を行う際、小型で解像度(階調表現性)の低い液晶ディスプレイで撮影物を特定することは、困難であった。
このような問題に対処するために、記録された画像を再生する際、撮影画像の一部を拡大表示(ズーム表示)する機能を持つカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、風景など撮影した画像は、空のような輝度の高い個所から暗部の輝度の低い個所が有るのが通常であり、上記提案のような拡大表示機能をもってしても、液晶ディスプレイの階調表現性が低いため、壁などは階調性の有無を確認することはできない。したがって撮影物を特定することは困難である。
また、高い階調表現可能なプリンタ等にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと記す)を介さずダイレクトに印刷を行うような場合では、印刷してからでないと撮影した画像の階調の有無を確認できなかった。
そこで、パソコンやプリンタを用いずに撮影した画像の階調の有無を確認するために、従来では種々の方法が用いられている。例えば、撮影後に画像に対し領域を指定して階調補正を行う方法や、撮影画像のヒストグラムを表示する方法などがある。ヒストグラムの表示法としては、特許文献2では、画像の選択領域のヒストグラムの分布範囲に応じて、ヒストグラムの表示領域を自動的に拡大・縮小させる方法が提案されている。また、特開2003−125240号公報では、特定の選択領域と全体画像のヒストグラムを同時に演算、表示できる方法が提案されている。
特開平10−336494号公報
特開平7−134777号公報
特開2003−125240号公報
しかしながら、上記公報の技術では、例えば拡大画像の階調補正を行う場合、階調補正を行った画像に階調性が残っているかどうかを定量的に判断することができない。また、特許文献2のように、指定領域の表示範囲をただ拡大するだけでは、輝度の分布が狭い場合に、その指定領域に階調性が残っているかどうかを確認することができない。
このように、上記従来技術では、撮影画像に階調性が残っているかどうかを定量的に判断することができないため、パソコン等による画像処理時や印刷時に画像の補正が可能かどうかを撮影直後に知ることはできなかった。
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、ユーザが画像の階調性の有無を定量的に判断することを可能にし、画像処理時や印刷時に画像の補正が可能であるかを簡単に知ることができる画像再生装置及びその制御方法、並びに制御プログラムを提供することである。
本発明は上記目的を達成するため、表示部に画像を表示する画像表示手段と、前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段と、前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像の階調補正を行う階調補正手段と、前記階調補正手段によって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、表示部に画像を表示する画像再生手段と、前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段された表示画像を操作するための操作手段とを有する画像表示再生装置の制御方法であって、前記表示範囲変更操作手段によって操作変更された表示画像の階調補正を行う階調補正工程と、前記階調補正工程によって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示工程とを実行することを特徴とする。
また、本発明は、表示部に画像を表示する画像再生手段と、前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段とを有する画像表示装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像の階調補正を行う階調補正ステップと、前記階調補正ステップによって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画像に階調性が残っているかどうかを視覚的なデータとして定量的にユーザに提供することが可能になる。これにより、ユーザは、画像処理時や印刷時に画像の補正が可能かどうかを容易に確認することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
<画像再生装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像再生装置の構成を示すブロック図である。
<画像再生装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像再生装置の構成を示すブロック図である。
図1において、38は、画像再生装置を構成するデジタルカメラである。デジタルカメラ38は、保護部であるバリア1、撮影レンズ2、絞り機能を備えるシャッタ3、及び光学像を電気信号に変換する撮像素子4を有している。そして、撮像素子4の出力側には、A/D変換器5と画像処理回路6が順次接続されている。A/D変換器5は、撮像素子4のアナログ信号出力をデジタル信号に変換し、画像処理回路6は、A/D変換器5からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
13は絞り機能を備えるシャッタ3を制御する露光制御部である。14は撮影レンズ2の撮影倍率を制御するフォーカス制御部、15は撮影レンズ2のズーミングを制御するズーム制御部、16はバリアである保護部1の動作を制御するバリア制御部である。画像処理回路6は、撮像した画像データに対して所定の演算処理を行う。そして、その演算結果に基づいて、システム制御回路40は、露光制御部13及びフォーカス制御部14に対して次のような処理を行う。即ち、システム制御回路40は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、及びAWB(オートホワイトバランス)処理を行っている。
22はデジタルカメラ38の回転角を検出する傾斜センサであり、ジャイロや圧電素子等からなる。傾斜センサ22から検出した回転角を用いて、システム制御回路40で所定の演算処理を行うことにより、デジタルカメラのブレ量を求めることができる。
18は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。そして、電池の装着の有無や電池残量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御回路40の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。19、20はコネクタ、21はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
11は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、A/D変換器5のデータは画像処理回路6を介してメモリ11に書き込まれる。メモリ11は所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ11に対して行うことが可能となる。また、メモリ11は、システム制御回路40の動作用の定数、変数、プログラムの記憶及び作業領域としても使用することが可能である。
9は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。12は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ11に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ11に書き込む。
32及び35はメモリカードやハードディスク等の記録媒体36とのインタフェース、33及び34はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。26、27、28、29及び30は、システム制御回路40の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
26は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部26には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、及び単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンが配置されている。その他にも、メニュー移動+(プラス)ボタン、及びメニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、及び日付/時間設定ボタン等も配置されている。
27はクイックレビュー・オン/オフスイッチであり、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。28は画像表示オン/オフスイッチであり、表示装置8のオン/オフを設定することができる。シャッタスイッチは2段階ストロークで構成され、29はシャッタスイッチSW2であり、シャッタボタン41の操作完了でオンとなる。そして、シャッタスイッチSW2は、撮像素子4から読み出した信号をメモリ11に書き込む露光処理、画像処理回路6による現像処理、及びメモリ11内の画像データを記録媒体37に書き込む処理という一連の処理の動作開始を指示する。
30はシャッタスイッチSW1であり、シャッタボタン41の操作途中でオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。31はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
8はTFT LCD等から成る表示装置であり、メモリ11に書き込まれた表示用の画像データはドライバ7を介して表示装置8により表示される。表示装置8を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。他に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、及びシャッタスピード表示がある。さらには、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体36の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、等もある。また、光学ファインダ10内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。また、表示装置8は、システム制御回路40の指示により任意に表示をオン/オフすることが可能であり、表示をオフにした場合にはデジタルカメラ38の電力消費を大幅に低減することができる。
23は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。24は通信部23によりデジタルカメラ38を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
<第1の実施の形態に係るメイン処理>
次に、上述のように構成されるデジタルカメラの再生モード時のメイン処理について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
次に、上述のように構成されるデジタルカメラの再生モード時のメイン処理について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
図2は、第1実施の形態に係るデジタルカメラの再生モード時の処理を示すフローチャートである。図3(a),(b),(c)は、表示装置8に表示された再生画像とそのヒストグラムを示す画面図である。
ユーザはまず、ステップS101でデジタルカメラの電源を入れ、次のステップS102でデジタルカメラを再生モードに設定する。さらにステップS103では、画像補正モードに設定するかどうかを選択する。モードの選択はモードダイアル31を用いて行う。
画像補正モードに設定しない場合は、ステップS104へ進んで通常の画像表示を行う。一方、ユーザが画像補正モードに設定することを選択したら、図3(a)に示すように、システム制御部40は、ユーザが選択した画像144の全体のヒストグラム141を表示する。
ユーザが操作部26により、表示装置8に表示された画像144の拡大操作を行い、その拡大画像をスクロールさせると(ステップS105)、システム制御部40の処理は、次のステップS106へ進む。ステップS106において、システム制御部40は、前記拡大/スクロール操作によって表示装置8に表示された画像144のヒストグラムの算出処理を行う。この算出処理で得られたヒストグラム142は、続くステップS107において、図3(b)に示すように、拡大表示前の画像のヒストグラム141と並べて表示装置8に表示される。前記ヒストグラム142は、拡大/スクロール操作に応じて変化して表示装置8に常に表示される。
次のステップS108において、システム制御部40は、拡大/スクロール操作により表示装置8に表示されている画像144の階調補正を行い、そして、ステップS109において、階調補正された画像144のヒストグラムを算出する。即ち、拡大表示された画像を操作部26によりスクロール操作させ、スクロール操作ごとに表示装置8に表示されている画像の階調補正を行うとともに、そのヒストグラムを更新して表示することができる。
その後のステップS110において、システム制御部40は、図3(c)に示すように、静止画全体のヒストグラム141と階調補正前後のヒストグラム142,143を表示装置8に表示する。このとき、階調補正前のヒストグラム142と階調補正後のヒストグラム143を、識別し易いように表示色を変化させたり点線や破線を用いたりして表示させるようにしてもよい。
<階調補正の方法>
次に、本実施の形態に係る階調補正の方法について、図4、図5及び図6を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る階調補正の方法について、図4、図5及び図6を用いて説明する。
図4は、図2のステップS108で実行される階調補正処理の詳細を示すフローチャートである。図5(a),(b)は、階調補正前後の再生拡大画像を示す図である。また、図6は、表示装置8のドライバ7に設定するR・G・B出力信号のBrightレベルとContrastレベルを示す波形図である。
まずステップS201において、画像拡大領域の選択を行う。ここでは、図5(a)に示すような画像が選択されたものとする。次のステップS202では、選択された拡大画像内の最大輝度レベルの検出を行う。この場合、選択された拡大画像内の輝度データは、8bitDATAのA部:40hex、B部:38hex、C部:30hex、D部:28hex、E部:20hexである。したがって、A部:40hexを抽出する。
次にステップS203において、選択された拡大画像内の最低輝度レベルの検出を行う。選択された拡大画像内の最低輝度データは、E部:20hexであるので、E部:20hexを抽出する。その後のステップS204において、階調演算の処理を行う。階調演算処理は、抽出した最大輝度データA部(:40hex)を図5(b)に示すようなAa部(:FFhex)に変換する。さらに、最低輝度データE部(:20hex)を、図5(b)のようなEe部(:00hex)に変換する。
そして、ステップS205へ進み、表示装置8のドライバ7に次のような設定を行う。即ち、図6に示すように、各R・G・B出力信号のBrightレベルとContrastレベルをそれぞれ、最大輝度レベル(FFhex)相当、最低輝度レベル(00hex)相当になるように変更する設定を行い、終了する。
なお、本実施の形態では、表示装置8のドライバ7の各R・G・B出力信号のBrightレベルとContrastレベルをそれぞれ、最大輝度レベル(FFhex)相当、最低輝度レベル(00hex)相当になるように変更する設定を行っている。その他の方法としては、表示装置8のドライバ7に入力する画像データそのものを、図5(b)に示すように、Aa部、Bb部、Cc部、Dd部、Ee部として入力をしても構わない。
<第1の実施の形態の利点>
本実施の形態によれば、指定領域内の拡大画像に対し階調補正を行い、階調補正された領域内画像のヒストグラムを表示することにより、指定領域内の画像に階調が残っているかどうかを視覚的なデータとして定量的にユーザに提供することができる。これにより、ユーザは撮影画像に階調性が残っているかどうかを容易に確認することができ、パソコンによる画像処理時や印刷時に画像の補正が可能かどうかを撮影直後に知ることが可能になる。
本実施の形態によれば、指定領域内の拡大画像に対し階調補正を行い、階調補正された領域内画像のヒストグラムを表示することにより、指定領域内の画像に階調が残っているかどうかを視覚的なデータとして定量的にユーザに提供することができる。これにより、ユーザは撮影画像に階調性が残っているかどうかを容易に確認することができ、パソコンによる画像処理時や印刷時に画像の補正が可能かどうかを撮影直後に知ることが可能になる。
また、階調補正前と階調補正後のヒストグラムを表示させることで、より視認性の向上を図ることが可能になる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、上述した、表示装置8に表示した拡大画像のヒストグラムから階調の有無を確認することが難しい場合には、ヒストグラムを拡大表示して拡大画像の階調の有無を確認し易くしたものである。
第2の実施の形態では、上述した、表示装置8に表示した拡大画像のヒストグラムから階調の有無を確認することが難しい場合には、ヒストグラムを拡大表示して拡大画像の階調の有無を確認し易くしたものである。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラの再生モード時の処理を示すフローチャートである。図8(a)〜(d)は、表示装置8に表示された再生画像とそのヒストグラムを示す画面図である。
第2の実施の形態のステップS301からステップS307までの処理は、上記第1の実施の形態の図2に示すステップS101からステップS107までの処理と同じである。
ユーザの操作を受けて、ステップS307においてシステム制御部40が再生画像(図8(a)参照)の拡大画像のヒストグラムを表示装置8に表示させたら(図8(b)参照)、ステップS308へ進む。ステップS308では、ユーザは前記表示したヒストグラムから拡大画像に階調が残っているかどうかの確認を行う。階調が残っていることが確認できる場合は、ユーザの操作により、システム制御部40は、ステップS310において拡大画像の階調補正を行う。拡大画像の階調補正は第1の実施の形態と同様の方法で行う。
システム制御部40は、拡大画像の階調補正を行ったら、ステップS312へ進んで階調補正後の拡大画像のヒストグラムを算出する。そして、最後にステップS313へ進んで、画像全体及び階調補正前後のヒストグラム(図8(d)の52)を表示装置8に表示する。
前記ステップS308において、ユーザが視覚的に前記ヒストグラムから階調の有無を確認することができない場合は、ステップS309へ進む。ステップS309では、拡大画像のヒストグラムの分布が確認し易くなるように、図8(b)の点線49に示すような任意の輝度範囲でヒストグラム50を拡大表示する(拡大表示後は図8(c)の51)。
この拡大表示処理は、ユーザの操作により前記任意の輝度範囲を設定し、システム制御部40がこれを受けて処理を実行する。このようにヒストグラムを拡大表示することにより、拡大画像の階調補正前に拡大画像の階調補正後のヒストグラムを確認することができる。
この拡大表示処理は、ユーザの操作により前記任意の輝度範囲を設定し、システム制御部40がこれを受けて処理を実行する。このようにヒストグラムを拡大表示することにより、拡大画像の階調補正前に拡大画像の階調補正後のヒストグラムを確認することができる。
ヒストグラムを拡大表示したら、ステップS311へ進んで再度、拡大画像に階調が残っているかどうかの確認を行う。階調が残っている場合は、ステップS310へ進んで前記と同様の処理を行う。階調が残っていない場合は、ステップS305に戻り、画像の表示領域を変更して、ステップS306以降の処理を繰り返す。
なお、上記説明では、拡大画像のヒストグラムの拡大操作は、拡大画像の階調補正を行う前に行ったが、階調補正後に行ってもよい。この場合では、図7のフローチャートにおいて、ステップS308、ステップS309、及びステップS311の処理を除去する。そして、ステップS313の後に拡大画像のヒストグラムの拡大操作を実行する処理を追加し、その後に、ユーザは、階調の有無を確認する。
<第2の実施の形態の利点>
表示装置8に表示した拡大画像のヒストグラム(ステップS307)から階調の有無を確認することが難しい場合でも、ヒストグラムを拡大表示することにより、ユーザは視覚的に画像の階調の有無を確認し易くなる。
表示装置8に表示した拡大画像のヒストグラム(ステップS307)から階調の有無を確認することが難しい場合でも、ヒストグラムを拡大表示することにより、ユーザは視覚的に画像の階調の有無を確認し易くなる。
なお、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記プログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば次のようなものが挙げられる。即ち、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CDROM、CDR、CDRW、DVDROM、DVDRAM、DVDRW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、本発明は、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
1 バリア
2 撮影レンズ
3 シャッタ
4 撮像素子
5 A/D変換器
6 画像処理回路
8 表示装置
9 不揮発性メモリ
11 メモリ
13 露光制御部
14 フォーカス制御部
26 操作部
40 システム制御部
2 撮影レンズ
3 シャッタ
4 撮像素子
5 A/D変換器
6 画像処理回路
8 表示装置
9 不揮発性メモリ
11 メモリ
13 露光制御部
14 フォーカス制御部
26 操作部
40 システム制御部
Claims (8)
- 表示部に画像を表示する画像表示手段と、
前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段と、
前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像の階調補正を行う階調補正手段と、
前記階調補正手段によって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記表示範囲変更手段による表示画像の変更は、前記画像の拡大または拡大した画像の表示位置変更であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像のヒストグラムを算出する手段を有し、
前記ヒストグラム表示手段は、前記階調補正手段による階調補正前のヒストグラムと共に階調補正手段による階調補正後のヒストグラムを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。 - 前記表示範囲変更手段によって変更される前の表示画像のヒストグラムを算出する手段を有し、
前記ヒストグラム表示手段は、前記表示範囲変更手段によって変更される前の表示画像のヒストグラムと共に前記階調補正手段による階調補正後のヒストグラムを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の画像表示装置。 - 前記ヒストグラム表示手段は、前記階調補正手段による階調補正後のヒストグラムを、前記階調補正手段による階調補正前のヒストグラムと異なる色または表示形式で前記表示部に表示することを特徴とする請求項3または4に記載の画像表示装置。
- 前記ヒストグラム表示手段は、所定の輝度範囲を拡大して表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像再生装置。
- 表示部に画像を表示する画像再生手段と、前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段とを有する画像表示装置の制御方法であって、
前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像の階調補正を行う階調補正工程と、
前記階調補正工程によって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示工程とを実行することを特徴とする画像再生装置の制御方法。 - 表示部に画像を表示する画像再生手段と、前記表示部に表示する前記画像の範囲を変更する表示範囲変更手段とを有する画像表示装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
前記表示範囲変更手段によって変更された表示画像の階調補正を行う階調補正ステップと、
前記階調補正ステップによって階調補正が行われた画像のヒストグラムを求めて前記表示部に表示するヒストグラム表示ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010056621A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nikon Corp | 画像処理装置、電子カメラおよび画像処理プログラム |
JP2018152809A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | キヤノン株式会社 | 表示制御装置、表示制御装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体 |
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2006
- 2006-04-25 JP JP2006120702A patent/JP2007295262A/ja active Pending
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