JP2018152809A - 表示制御装置、表示制御装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】HDR画像の表示レンジの変更による明るさ変化の有無をユーザに通知する。【解決手段】HDR画像よりダイナミックレンジの低い液晶表示パネル205には、HDR画像を液晶表示パネル205のレンジで表示する通常表示と、HDR画像の一部を、その階調を変更して表示する拡大表示を選択可能である。拡大表示において階調の調整がある場合、制御部210は、液晶表示パネル205の画面に、階調調整の有無を示す通知を表示する。【選択図】 図2

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体に関し、表示画像の明るさを表示ダイナミックレンジに応じて変更するシステムにおける表示制御装置、表示制御装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体に関する。
近年、JPEGの8ビット階調の画像よりも階調表現が幅広い10ビット〜16ビットの画像フォーマット(High Dynamic Range画像:HDR画像)が提案されている。
特許文献1には、HDR画像の拡大表示時にも、表示範囲外の画像の階調範囲を考慮した明るさで拡大部分を表示する技術が開示されている。
特許第4530277号公報
しかし、HDR画像の階調に対して表示装置の性能には限界があり、再生においてHDR画像の広い階調を表示できないという問題がある。これに対し、広い階調を表示するため再生時にγカーブを変えるなど階調ビット数を圧縮することでHDR画像を表示し、結果的に実際よりも低コントラストな画像として表示することが提案されている。しかし、この方法では、低輝度の黒つぶれや高輝度の白飛びが生じない一方、コントラスト表現が実際と異なるため画像全体のメリハリが無い画像に見える問題がある。
画像再生で拡大をしたときに通常のコントラストで表示する技術も知られている。しかし、この技術でも、部分的に表示可能な階調にシフトして表示すると、拡大位置を移動して表示する階調領域のシフトが生じる場合に、画像の露出がわからなくなる問題がある。
特許文献1に記載の技術では、表示範囲外の画像の階調範囲を考慮することで拡大部分の露出を判断できるようにしている。しかし、HDR画像の方が表示装置よりダイナミックレンジが広い場合には、拡大部分が黒くつぶれたり白く飛んだりしてしまう。これでは、ユーザが拡大表示に望む画像細部の確認が不可能な状況に遭遇することになる。
本発明は、このような不都合を解消し、ユーザへの状況通知を可能にした表示制御装置、表示制御装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体を提示することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る表示制御装置は、画像を、表示可能なダイナミックレンジが前記画像よりも低い表示手段に、第1の表示倍率で表示する第1の表示状態から、前記画像の一部を前記第1の表示倍率よりも表示倍率の高い第2の表示倍率で前記表示手段に表示する第2の表示状態に切り替える切替手段と、前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられた際に、前記画像を表示する階調を調整する調整手段と、前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられたことに伴って前記調整手段によって階調の調整が行われた際に、該階調の調整を行ったことを示す通知表示を行うように制御する表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像の一部を全体表示のときよりも高い表示倍率で表示する場合において階調の調整が行われたときに、その旨をユーザに通知するようにしたので、ユーザが明るさ変化の有無等を明確に認識できるようになる。
本発明の一実施例であるデジタルカメラの背面図である。 図1に示すデジタルカメラの概略構成ブロック図である。 本実施例の警告通知の表示例である。 本実施例のイベントループ処理のフローチャートである。 本実施例の再生表示処理のフローチャートである。 本実施例の拡大再生表示処理のフローチャートである。 本実施例の表示レンジ通知処理のフローチャートである。 本実施例のOKボタンのハンドラ処理のフローチャートである。 本実施例の明ボタン・暗ボタンのハンドラ処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る表示制御装置の一実施例を適用したレンズ交換式デジタルカメラ100の背面図を示し、図2はその概略構成ブロック図を示す。
モードダイヤル101は、カメラ100の撮影モードを選択するためのモードダイヤルである。モードダイヤル101の操作ダイヤル表面には、各種設定を手動で行うマニュアル露出モードや露出を絞り優先で行うAvモードの表記とともに、撮影目的に適した設定を自動で行う簡単撮影モードを選択するアイコンが並んで表記されている。モードダイヤル101の操作ダイヤルを回転させて所望のモードを選択することで、カメラ100の撮影モードを選択できる。
光学ファインダ102を通して、ユーザまたは撮影者は、撮影レンズの視野内の光学像を直接目で見て確認できる。光学ファインダ102は、構図を決める際に利用される。光学ファインダ102の視野内には、ファインダ内表示装置103が配置されている。
液晶表示装置104は、LV(ライブビュー)画像及び再生画像を表示可能な表示手段であり、これらの画像にGUI(Graphical User Interface)のグラフィック・シンボル表示を重ねて表示することができる。液晶表示装置104の画面には、階調ビット数が8bitを超えるハイ・ダイナミック・レンジ画像であるHDR画像105を表示できる。詳細は後述するが、第1の表示倍率でHDR画像全体を液晶表示装置104に表示する第1の表示状態と、HDR画像の一部を前記第1の表示倍率よりも表示倍率の高い第2の表示倍率で表示する第2の表示状態を選択可能である。また、液晶表示装置104の画面には、表示中の画像の輝度ヒストグラムを表示するヒストグラム表示領域106を設定できる。
表示切替えボタン108は、画像再生時の情報表示の切り替えを指示する手段である。十字キー109は、液晶表示装置104のGUIの操作に用いる操作部材である。画像再生ボタン111は、画像再生を指示する手段である。画像拡大ボタン112は、再生画像の拡大表示を指示する手段である。
図2を参照して、カメラ100の構成と基本動作を説明する。カメラ100は、カメラ本体220と、カメラ本体220に着脱可能な交換レンズである撮影レンズ214からなる。
MPU212は、カメラ100全体を統括制御する制御用マイクロプロセッサである。MPU212は、ROM、フラッシュメモリまたはEEPROMなどの不揮発性メモリ、RAMのような揮発性メモリ、及び各種I/O回路で構成されるワンチップマイコンである。図2では、MPU212とその他の回路のインタフェースの詳細は省略してある。例えば、MPU212とICU211は、シリアル通信インタフェースにより接続されている。
カメラ本体220の撮像素子200は、撮影レンズ214による被写体光学像を電気信号に変換する素子であり、例えば、CMOS撮像素子からなる。撮影レンズ214には、MPU212と通信する制御用マイクロプロセッサ(LPU)からなるレンズ制御部213が組み込まれている。レンズ制御部213は、MPU212は、からの指示に従い、撮影レンズ214のフォーカレンズ、絞り及び手ぶれ補正光学系を駆動すると共に、撮影レンズ214のフォーカス情報をMPU212に通知する。
レリーズボタン110には、レリーズボタン110の半押しでオンになるスイッチ(SW)215と、全押しでオンになるスイッチ(SW)216が組み込まれている。MPU212は、スイッチ(SW)215がオンになると、測光・測距動作を開始し、SW216のオンで、静止画撮影を実行する。
信号処理部201は、撮像素子200から連続した画像データを取得するセンサ制御とデータ転送を行なう。光学ファインダ撮影モードではレリーズボタン110が押されてから1回画像を取得するのに対し、LV(ライブビュー)撮影モードでは連続した画像を取得する。
DSP(デジタルシグナルプロセッサ))204は、信号処理部201から出力される画像データを現像処理する現像処理部として機能し、液晶表示パネル205のダイナミックレンジに合わせてHDR画像の階調を調整する。詳細は後述するが、本実施例では、HDR画像をそのダイナミックレンジより低いレンジの液晶表示パネル205に通常表示する場合(第1の表示倍率の第1の表示状態)と、HDR画像の一部を拡大表示する場合(第2の表示倍率の第2の表示状態)とがある。DSP204は、それぞれの場合に応じた階調調整処理を実行する。
液晶表示パネル(LCD)205は、液晶表示装置104を構成する。液晶表示パネル205は、信号処理部201またはDSP204の出力画像データに応じた画像を表示画面に表示し、同時にGUI209からのビットマップデータも表示可能である。グリッド線はここに表示される。タッチパネル206は、液晶表示パネル205の表示画面上に重ねて配置され、ユーザのタッチ操作とそのタッチ座標位置を検出するデバイスである。HDR画像は階調ビット数が10bit〜14bitであるのに対し、液晶表示パネル205で表示できる画像の階調は8bitである。
メモリ管理装置(MMU)207は、信号処理部201及びDSP204によるRAM202の同時的な利用を管理する。例えば、メモリ管理装置(MMU)207は、ある信号処理装置が参照しているRAM202の領域を他の信号処理装置が書き換えてしまうことのないように管理する。
記録媒体203は、各種のメモリカードからなり、カメラ本体220に着脱可能な媒体、または、カメラ本体220に内蔵される媒体からなる。記録制御部208は、記録媒体203へのデータ読み書きを制御する。この実施例では、記録媒体203には、圧縮符号化された動画データ及び静止画データなどが記録される。
GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)209は、DSP204の出力画像データに重ねて表示するアイコン及び枠等のビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段である。特徴的には、GUI209は、拡大表示中であることを示すアイコン及び明るさシフト表示を生成する。
制御部210は、MPU212からのレンズ情報を受け取り、ICU211を構成する各部の動作を制御する。例えば、制御部210は、DSP204による画像データの現像完了に合わせて、液晶表示パネル205に現像済みの画像データを転送する。なお、制御部210とGUI209はデバイスとして別である必要はない。本実施例では、制御部210がHDR画像の拡大部分の表示明るさを求める処理を実行し、GUI209が描画処理を行っているが、両者の果たすべき機能をプログラムとして1チップのマイコンで実現させても良い。
INFOスイッチ217は、表示切替えボタン108を構成するスイッチであり、再生画像の情報表示の形態を切り替えるユーザ操作に応じてオンとなる。PLAYスイッチ218は画像再生ボタン111を構成するスイッチであり、画像再生のユーザ操作に応じてオンとなる。MAGスイッチ219は画像拡大ボタン112を構成するスイッチであり、再生画像の拡大を指示するユーザ操作に応じてオンとなる。
図3は、液晶表示装置104(液晶表示パネル205)に表示される警告表示例を示す。表示画像例301は、液晶表示装置104に再生表示されるHDR画像である。ここでは、拡大せず全体を表示しており、これを通常再生と呼ぶ。HDR画像は階調ビット数が多ビット(10bit〜14bit)であるのに対し、DSP204が階調調整手段として、液晶表示パネル205で表示可能な階調(8bit)に落としている。この処理の結果、例えば、白に近い明るい部分と黒に近い暗い部分の階調が失われて、いわゆるトビとツブレがある状態での表示となる。このようなトビとツブレを避けるために、コントラストを変換することもある。表示画像例301は、撮影時の設定及び画像のファイル名などの情報を表示しない、情報なしモードで表示されている。
ユーザが画像拡大ボタン112を押すことにより、表示画像例302に示すように、拡大表示に遷移する。このための拡大操作は、例えば、画像拡大ボタン112を押し、十字キー109で倍率を変更する操作であるが、タッチ操作で拡大縮小する方法でもよい。ここでは、画像拡大ボタン112を押すと5倍拡大になるものとして説明する。
表示画像例302で示す拡大画面に切り替わると、MPU212は、元の画像(表示画像例301)の表示が、情報なしモードであっても、ヒスト表示303を、ユーザへの通知または警告として表示する。拡大表示では、拡大範囲の階調幅を液晶表示パネル205の階調幅に合わせて表示しなおすので、見た目の明るさが変わることがある。JPEG画像であれば拡大画面で露出も確認できるが、HDR画像では露出を拡大表示で判断できない。そこで、本実施例では、HDR画像の拡大表示の場合に、所定の警告を表示してユーザに通知する。
通常コントラストで表示することが重要なのは、拡大表示はピントの確認に用いられることがあるからである。通常再生ではコントラスト変換での表示もよいとしたが、いわゆる「眠い」画像となる。その結果、コントラスト変換は、ピント確認など細部を見る拡大表示には適さない。
ヒスト表示303は、斜線がかかっているHDR画像のヒストグラム表示内に液晶表示パネル205のダイナミックレンジ幅を斜線なしで表示するように構成されている。これにより、ユーザが、いま見ている画像部分がHDR画像の広いダイナミックレンジ内のどの階調部分に位置するかを区別して認識できる。そして、斜線がかかった部分のヒストグラムにより、ユーザは、液晶表示パネル205の階調幅を超えてトビまたはツブレになっている部分の階調残りを知ることができる。
ヒスト表示303の別例304〜307を説明する。ヒスト警告304は、表示画像例302で示す拡大画面に切り替わるときに表示される通知表示の別形態である。三角枠に!マークを入れた警告が追加されている。
ヒストD+表示305は、高輝度階調優先(D+)またはオートライティングオプティマイザ(ALO)機能オンで撮影された画像であることを示す。すなわち、高輝度階調優先で撮影されるか、オートライティングオプティマイザ(ALO)機能をオンにして撮影される画像を拡大表示する場合に、その旨をユーザに通知する。ヒスト警告304の!マークに代えて、D+とALOの文字列が二列で表示される。
ヒストOK表示306は、ヒスト表示303にOKボタンを追加したものである。この拡大範囲を表示している階調幅を、今後このHDR画像を液晶表示パネル205で通常再生するときの表示設定に登録することを、OKボタンの操作で指示できる。ユーザがOKボタンをタッチすると、MPU212は、液晶表示パネル205に現に拡大表示する部分を通常再生したときに適切な階調で表示できるよう、対応する画像ファイルに階調幅の設定を登録する。
ヒスト明暗表示307は、ヒスト表示303に、拡大範囲を液晶表示パネル205で表示し得る暗い方の限界として設定する暗ボタンと、明るい方の限界として設定する明ボタンを追加したものである。明ボタンと暗ボタンは明部暗部指定手段として使用される。ある拡大範囲でいずれかのボタンをユーザがタッチすると、MPU212は、その拡大範囲の階調を液晶表示パネル205の階調幅の下限(暗)または上限(明)に設定する。これは、拡大範囲を利用して液晶表示パネル205で表示する際に、低輝度限界にしたい箇所及び高輝度飽和にしたい箇所を指定するような場合に便利である。MPU212は、対応する画像ファイルに階調幅の設定を登録する。画像ファイルに登録された階調幅の情報は、通常再生、及び、HDR画像からJPEG画像を生成する処理など、階調ビット数の少ない画像への変換処理全般で利用できる。
図4は、ユーザ操作に対するスイッチイベントループのフローチャートを示す。図4における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
S401では、MPU212は、ユーザのカメラ操作を検知して操作ボタンに応じた処理を行うループ処理を開始する。
S402では、MPU212は、現在のカメラの動作状態を取得する。測光中、再生表示状態、拡大再生表示状態及び各種設定状態などの状態のいずれであるかを取得する。同じ操作ボタンがこれら状態に応じて異なる機能に割り当てられる場合がある。
S403では、MPU212は、操作手段108,109,111,112の操作によるスイッチ215、216、218、219のオンに基づく操作イベントを取得する。
S405では、MPU212は、取得した状態とイベントをテーブル406に照合して、実行すべき処理を決定し、各処理に分岐する。待機状態で画像再生ボタン111を押されたとき、MPU212は、S407で、画像の再生表示処理を実行する。再生状態で画像拡大ボタン112を押されたとき、MPU212は、S408で、画像の拡大再生表示処理を実行する。
図5を参照して、再生表示処理(S407)を説明する。図5は、再生表示処理(S407)を実現するサブルーチンのフローチャートを示す。図5における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
S501では、MPU212は、再生表示処理(S407)を開始する。
S502では、MPU212は、再生すべき画像を記録媒体203から読み込む。このとき読み込む画像ファイルには、画像の素性を示すヘッダが含まれており、数値化された画像データがHDR画像かどうかを示す情報が記録されている。
S504では、MPU212は、HDR画像かどうかを判定する。HDR画像の場合(Y)、MPU212は、S505に進み、そうでない場合、S506に進む。S505では、MPU212は、HDR画像データの表示を準備し、S506では、通常の画像データの表示を準備する。
S507では、MPU212は、準備された画像データを液晶表示パネル205に供給して画像を表示させる。このとき、MPU212は、通常表示かHDR表示か、HDR表示であれば液晶表示パネル205にどの階調領域を表示するようにしたかといった表示情報を記録媒体203に記録する。
図6を参照して、拡大再生表示処理(S408)の詳細を説明する。図6は、拡大再生表示処理(S408)を実現するサブルーチンのフローチャートを示す。図6における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
S601では、MPU212は、拡大再生表示処理(S408)のサブルーチンの実行を開始する。
S602では、MPU212は、再生表示で記録した階調領域情報を記録媒体203から読み込む。
S604では、MPU212は、表示すべき画像がHDR画像か否かを判定する。HDR画像の場合(Y)、S605に進み、そうでない場合、S606に進む。
S605では、MPU212は、HDR拡大表示の画像データを準備する。S607では、MPU212は、表示レンジ通知処理を実行する。この処理の詳細は後述する。
S606では、MPU212は、通常拡大表示の画像データを準備する。
S608では、MPU212は、準備された画像データを液晶表示パネル205に出力することで、対応する画像を表示させる。
図7を参照して、本実施例における警告表示とGUI操作の動作を説明する。図7は、表示レンジ通知処理(S607)を実現するサブルーチンのフローチャートを示す。図7における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
S701では、MPU212は、表示レンジ通知処理(S607)のサブルーチンの実行を開始する。
S702では、MPU212は、記録媒体203から、拡大表示する画像が通常画像かHDR画像かどうかの情報を取得し、カメラ設定値からアイコン表示の設定情報を取得する。
S705では、MPU212は、S702で取得した情報に基づき、通常画像かHDR画像かで分岐処理する。通常画像の場合、図7に示す処理を終了し、HDR画像の場合、カメラ表示設定に応じてS706〜S711に進む。則ち、カメラ表示設定がヒストグラム表示の場合、S706に進む。ヒストグラム警告表示の場合、S707に進む。ALO/D+警告表示の場合、S708に進む。ヒストグラム階調OK表示の場合、S709に進む。ヒストグラム明暗設定表示の場合、S711に進む。
S706では、MPU212は、拡大画像に重ねるためのヒスト表示303の形態のグラフィックデータをGUI209に準備させる。
S707では、MPU212は、拡大画像に重ねるためのヒスト警告304の形態のグラフィックデータをGUI209に準備させる。
S708では、MPU212は、拡大画像に重ねるためのヒストD+表示305の形態のグラフィックデータをGUI209に準備させる。
S709では、MPU212は、拡大画像に重ねるためのヒストOK表示306の形態のグラフィックデータをGUI209に準備させる。S710では、MPU212は、画面上のOKボタンのタッチ領域にタッチ操作が行われたらOKボタンタッチハンドラが起動するように設定する。すなわち、OKボタンに相当する領域のタッチ検出を有効化する。
S711では、MPU212は、拡大画像に重ねるためのヒスト明暗表示307の形態のグラフィックデータをGUI209に準備させる。S712では、MPU212は、画面上の明ボタン及び暗ボタンのタッチ領域にタッチ操作が行われたら、それぞれ明ボタンタッチハンドラ及び暗ボタンタッチハンドラが起動するように設定する。
S713で、MPU212は、液晶表示パネル205に準備したグラフィックデータを表示させる。
図7に示す表示処理ののちにタッチ操作が行われた場合のタッチハンドラ処理を、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、ヒストOK表示306のOKボタンがタッチされたときに呼び出されるOKボタンハンドラのフローチャートである。図8における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
ユーザがヒストOK表示306のOK領域をタッチすると、MPU212は、S801で、図8に示す処理を開始する。S802では、MPU212は、液晶表示パネル205での表示に現在使用している階調設定を、対応する画像のHDR画像ファイルヘッダに記録する。
図9は、ヒスト明暗表示307の明ボタンまたは暗ボタンがタッチされたときに呼び出される明ボタン暗ボタンハンドラのフローチャートである。図9における各処理は、MPU212が内蔵するROMに格納されたプログラムをワークメモリに展開して実行することにより実現される。
ユーザがヒスト明暗表示307の明ボタンか暗ボタンの領域にタッチすると、MPU212は、S901で、図9に示す処理を開始する。
S902では、MPU212は、いずれのボタンのタッチ領域にタッチされたかを判定する。明ボタンの場合、S903に進み、暗ボタンの場合、S904に進む。
S903では、MPU212は、液晶表示パネル205の高輝度限界に、現在表示している拡大表示範囲の高輝度階調を対応させる設定を、対応する画像のHDR画像ファイルヘッダに記録する。
S904では、MPU212は、液晶表示パネル205の低輝度限界に、現在表示している拡大表示範囲の低輝度階調を対応させる設定を、対応する画像のHDR画像ファイルヘッダに記録する。
なお、MPU212が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を交換レンズ式デジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、HDR画像を再生表示する機器であれば、製品名称の如何を問わず適用可能である。例えば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダ、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などがある。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (10)

  1. 画像を、表示可能なダイナミックレンジが前記画像よりも低い表示手段に、第1の表示倍率で表示する第1の表示状態から、前記画像の一部を前記第1の表示倍率よりも表示倍率の高い第2の表示倍率で前記表示手段に表示する第2の表示状態に切り替える切替手段と、
    前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられた際に、前記画像を表示する階調を調整する調整手段と、
    前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられたことに伴って前記調整手段によって階調の調整が行われた際に、該階調の調整を行ったことを示す通知表示を行うように制御する表示制御手段と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1の表示状態においては前記通知表示は行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられたことに伴って前記調整手段による階調の調整が行われない場合には、前記第2の表示状態に切り替えられても前記通知表示を行わないように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は更に、前記画像と共に該画像の輝度ヒストグラムを表示し、前記通知表示として前記輝度ヒストグラムに対する表示を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 更に、所定の操作に応じて、前記第2の表示状態での前記調整手段による階調設定を記憶する手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記通知表示と共に明部暗部指定手段を表示し、
    更に、前記第2の表示状態での階調設定を明部暗部指定手段の指定に応じて記憶する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記通知表示が、表示中の階調部分と表示されていない階調部分を区別した表示を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 画像を、表示可能なダイナミックレンジが前記画像よりも低い表示手段に、第1の表示倍率で表示する第1の表示状態から、前記画像の一部を前記第1の表示倍率よりも表示倍率の高い第2の表示倍率で前記表示手段に表示する第2の表示状態に切り替える切替ステップと、
    前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられた際に、前記画像を表示する階調を調整手段で調整する調整ステップと、
    前記第1の表示状態から前記第2の表示状態に切り替えられたことに伴って前記調整手段により階調の調整が行われた際に、該階調の調整を行ったことを示す通知表示を行うステップと
    を有することを特徴とする表示制御装置の方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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