JP2009141004A - コイル部品及びケース並びにコイル部品の製造方法 - Google Patents

コイル部品及びケース並びにコイル部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009141004A
JP2009141004A JP2007313668A JP2007313668A JP2009141004A JP 2009141004 A JP2009141004 A JP 2009141004A JP 2007313668 A JP2007313668 A JP 2007313668A JP 2007313668 A JP2007313668 A JP 2007313668A JP 2009141004 A JP2009141004 A JP 2009141004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
case
partition
ceiling
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007313668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4678401B2 (ja
Inventor
Satoru Kyoseki
悟 去石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007313668A priority Critical patent/JP4678401B2/ja
Publication of JP2009141004A publication Critical patent/JP2009141004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4678401B2 publication Critical patent/JP4678401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】ケース内部に仕切り部を設けた構成において、インダクタンス素子の接着の際に従来よりも接着剤を流動させやすく均一化を図りやすいコイル部品及びケース並びにコイル部品の製造方法を提供する。
【解決手段】天井部14内面に形成された仕切り部16A〜16Dによってケース10内部は第1室21及び第2室22に区画され、第1室21と第2室22との境界の一部において天井部14内面が露出しており、この部分が第1室21と第2室22との連通路26となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LAN等に用いられる信号用パルストランスとして好適なコイル部品及びそれに用いられるケース並びにコイル部品の製造方法に関する。
底部(基板対向側)が開放されたケースにトロイダルトランスを収容した表面実装型電子部品パッケージが従来から知られている(下記特許文献1〜6)。ケース内部には側壁間をわたす均一高さの仕切り(特許文献1のFig.10の符号36)が形成されている。
米国特許第6,297,721号公報 米国特許第5,656,985号公報 米国特許第6,297,720号公報 米国特許第6,320,489号公報 米国特許第6,344,785号公報 米国特許第6,662,431号公報
ケースに収容されたトロイダルトランスは一般に樹脂等によってケースに接着されるが、従来のような仕切りをケースに形成すると、仕切りの両側にトロイダルトランスを収容して接着する場合に接着剤の流動が仕切りによって妨げられて均一化が図りにくい。そうすると接着剤の偏りやバラツキを防止するためにより多くの接着剤が必要となり好ましくない。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、ケース内部に仕切り部を設けた構成において、インダクタンス素子の接着の際に従来よりも接着剤を流動させやすく均一化を図りやすいコイル部品及びケース並びにコイル部品の製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、コイル部品である。このコイル部品は、
側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画されたケースと、
前記第1室及び前記第2室にそれぞれ収容され、前記天井部内面に接着剤で固定されたインダクタンス素子とを備え、
前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部内面が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成している。
第1の態様のコイル部品において、前記仕切り部は、向かい合う前記側壁部の各々から前記天井部に跨って形成されているとよい。
第1の態様のコイル部品において、前記仕切り部は、前記ケース長手方向の異なる位置に2つに分けて形成されているとよい。
第1の態様のコイル部品において、前記連通路が前記第1室と前記第2室との境界の略中央に形成されているとよい。
第1の態様のコイル部品において、前記仕切り部の角部が面取りされているとよい。
第1の態様のコイル部品において、
前記仕切り部は前記ケース短手方向と略平行であり、
前記インダクタンス素子は、それぞれ環状コアに巻線を施してなるパルストランス及びコモンモードチョークコイルの組であり、
前記パルストランス及び前記コモンモードチョークコイルは、前記環状コアが前記ケース短手方向と略平行になるように前記ケース長手方向に並べて縦置きされ、前記コモンモードチョークコイルが前記パルストランスよりも前記仕切り部側に位置しているとよい。
第1の態様のコイル部品において、前記連通路の幅aは、前記第1室と前記第2室との境界の長さbに対して b/5≦a≦2b/3 の範囲内であるとよい。
第1の態様のコイル部品において、前記仕切り部は、前記天井部からの高さhが前記側壁部の高さgに対して g/3≦h≦2g/3 の範囲内であるとよい。
本発明の第2の態様は、コイル部品ケースである。このケースは、
側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画されたコイル部品ケースであり、
前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成している。
本発明の第3の態様は、コイル部品の製造方法である。この方法は、
側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画され、前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成しているケースを用い、
前記第1室及び前記第2室の各々にインダクタンス素子を収容する工程と、
収容した前記インダクタンス素子を接着剤で前記天井部内面に固定する工程とを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、天井部内面に形成された仕切り部によってケース内部が第1室及び第2室に区画され、前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部内面が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成しているため、ケース内部に仕切り部を設けた構成において、インダクタンス素子の接着の際に従来よりも接着剤を流動させやすく均一化を図りやすい。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係るコイル部品100の底面図である。図2は、図1に示されるコイル部品100の回路図である。図3は、図1に示されるケース10の概略斜視図(上側が底面)である。図4は、図1に示されるインダクタンス素子(送信側パルストランス52T等)の環状コアの形状説明図((A)は断面図、(B)は斜視図)である。図5は、図1のV-V'断面図である。
コイル部品100は、ケース10内にインダクタンス素子としてそれぞれ環状コア(図4参照、材質は例えばフェライト)にポリウレタン被覆銅線等の巻線を施してなる送信側パルストランス52Tと、送信側コモンモードチョークコイル54Tと、受信側パルストランス52Rと、受信側コモンモードチョークコイル54Rとを収容したものである。各インダクタンス素子は、図2に示される回路を成すように結線される。
図1及び図3に示されるように、ケース10は、方形枠を成す側壁部12A〜12Dと、側壁部12A〜12Dの上方を覆う天井部14とを有し、所定本数(図では16本)のピン端子20が設けられている。側壁部12A,12Cはケース10長手方向と平行で互いに向かい合い、側壁部12B,12Dはケース10短手方向と平行で互いに向かい合っている。なお、ケース10は例えば液晶ポリマーを材料とし、ピン端子20は例えばリン青銅にSnメッキを施したものである。
天井部14内面に形成された仕切り部16A〜16D(例えば板状)によってケース10内部は第1室21及び第2室22に区画されている。好ましくは、仕切り部16A,16Bはケース10長手方向の異なる位置に側壁部12Aから天井部14に跨ってケース10短手方向と略平行に形成され、仕切り部16C,16Dはケース10長手方向の異なる位置に側壁部12Cから天井部14に跨ってケース10短手方向と略平行に形成される。ここで、仕切り部16A,16Cはケース10長手方向位置が同じであり、仕切り部16B,16Dもケース10長手方向位置が同じである。なお、図3に示されるように、仕切り部16A〜16Dの角部は丸みを帯びるように面取りされている。なお、側壁部12A〜12D、天井部14及び仕切り部16A〜16Dは、例えば樹脂成形で一体に形成されている。
第1室21と第2室22との境界の一部において天井部14内面が露出しており、この部分が第1室21と第2室22との連通路26となっている。連通路26は好ましくは図1及び図3に示されるように第1室21と第2室22との境界の中央(ケース10短手方向中央)に位置する。
図1に示されるように、送信側パルストランス52T及び送信側コモンモードチョークコイル54Tは、環状コアがケース10短手方向と略平行になるように第1室21にケース10長手方向に並べて収容(縦置き)され、天井部14内面に接着剤としての注型樹脂(図1では省略)で固定される。送信側コモンモードチョークコイル54Tは送信側パルストランス52Tよりも仕切り部16A〜16D側に位置する。受信側パルストランス52R及び受信側コモンモードチョークコイル54Rは、環状コアがケース10短手方向と略平行になるように第2室22にケース10長手方向に並べて収容され、天井部14内面に接着剤としての注型樹脂(図1では省略)で固定される。受信側コモンモードチョークコイル54Rは受信側パルストランス52Rよりも仕切り部16A〜16D側に位置する。なお、接着剤としての注型樹脂は例えば、ソフトエポキシ等のエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂など、流動性があり硬化後に接着性を有する材料が使用できる。これによる接着固定の様子は図5に例示され、送信側パルストランス52T、送信側コモンモードチョークコイル54T、受信側パルストランス52R及び受信側コモンモードチョークコイル54Rは、注型樹脂60にて天井部14及び側壁12A,12Cに固定される。
本実施の形態のコイル部品100を製造するには下記の工程を踏む。なお、一連の作業は通常、ケース10の天井部14が下になるように保持して行う。
1.収容工程… 図1に示されるように、ケース10の第1室21にインダクタンス素子としての送信側パルストランス52T及び送信側コモンモードチョークコイル54Tを収容し、ケース10の第2室22にインダクタンス素子としての受信側パルストランス52R及び受信側コモンモードチョークコイル54Rを収容する。
2.はんだ付け工程… 図1に示されるように、各インダクタンス素子の巻線端末を所定の端子ピン20に絡げてはんだ付けを行い、図2に示される回路を作成する。なお、はんだ付けには例えばSn系Pbフリー半田を用いる。
3.接着工程… 第1室21及び第2室22に収容された各インダクタンス素子を注型樹脂60(図5参照)にて天井部14内面に接着固定する。
こうして製造されたコイル部品100は、ケース10の天井部14が上になるようにして基板(不図示)に実装される。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 天井部14内面に形成された仕切り部16A〜16Dによってケース10内部は第1室21及び第2室22に区画され、第1室21と第2室22との境界の一部において天井部14内面が露出しており、この部分が第1室21と第2室22との連通路26となっているため、従来のような側壁間をわたす均一高さの仕切り(特許文献1のFig.10の符号36)が形成されている場合と比較して、注型樹脂によるインダクタンス素子の接着固定の際に注型樹脂を流動させやすく均一化を図りやすい。したがって、注型樹脂の使用量削減に有利でコスト低下になる。ここで、連通路26が第1室21と第2室22との境界の中央(ケース10短手方向中央)に位置する場合は、同境界の端に連通路が位置する場合と比較して注型樹脂をより流動させやすく均一化しやすい。
(2) 仕切り部16A〜16Dによってケース10内部にインダクタンス素子の配置領域が2つ区画されるため、仕切り部が存在しない場合と比較してインダクタンス素子の位置決めが容易となる。
(3) 仕切り部16A,16Bが側壁部12Aから天井部14に跨って形成され、仕切り部16C,16Dが側壁部12Cから天井部14に跨って形成されるため、ケース10の機械的強度が高められる。
(4) 仕切り部16A,16Bがケース10長手方向の異なる位置に形成され、仕切り部16C,16Dもケース10長手方向の異なる位置に形成されるため、少なくとも仕切り部16A,16B間の距離(=仕切り部16C,16D間の距離)だけ第1室21及び第2室22のインダクタンス素子間の距離を確保でき、干渉を防止することができる。このような構成は、後述の図6に示す第1室21及び第2室22間の距離cを側壁12A,12Cの厚さの2倍以上確保する必要がある場合には特に有効といえる。
(5) コモンモードチョークコイルよりも干渉が問題となりやすいパルストランスを第1室21及び第2室22のそれぞれにおいてコモンモードチョークコイルよりも仕切り部16A〜16Dから離した配置としているので、送信側パルストランス52T及び受信側パルストランス52R間の距離が大きく確保されて干渉が防止される。
(6) 側壁部12A,12Cのそれぞれにおいて仕切り部がケース10長手方向の異なる位置に2つに分けて形成されているため、第1室21及び第2室22のインダクタンス素子間の距離を同じだけ確保しようとする場合に、分厚い仕切り部が1つだけ形成されている場合と比較して仕切り部に使う材料(つまりケース10に使う材料)を少なくすることができコスト安である。また、注型樹脂とケースとの熱膨張率差などを弾性力でカバーすることも可能となる。
(7) 第1室21と第2室22との境界の一部が連通路26となっているので、仕切り部が同一高さで両側壁部間に連続している場合と比較して、インダクタンス素子をケースに収容する際(あるいは何らかの理由でケースから取り出す際)の作業性が良い。ここで、仕切り部16A〜16Dの角部(連通路26に臨む部分)は丸みを帯びるように面取りされているため、面取りがされない場合と比較してインダクタンス素子を傷つけにくくなり、作業性もいっそう改善される。
以下、コイル部品100のケース10の詳細な形状を実施例により説明する。図6は、実施例に係るコイル部品100の形状説明図であり、(A)は底面図、(B)は同底面図のB-B'断面図である。
本実施例において、仕切り部16A〜16Dは、天井部14からの高さhが側壁部12A〜12Dの高さgに対して、g/3≦h≦2g/3の範囲内であるものとする。g/3≦hとするのは、ケース10(特に側壁12A,12C)の機械的強度の補強効果を高く維持するためであり、また仕切り部16A〜16Dとインダクタンス素子との接触面積を所定量以上確保して仕切りとしての機能を十分に発揮させるためである。ここで、仕切りとしての機能が不十分であるとインダクタンス素子の位置決めの確実性が低下し、これを防ぐためにはより多くの注型樹脂が必要となる。一方、h≦2g/3とするのは、インダクタンス素子を第1室21及び第2室22に収容(挿入)する際の作業性を考慮したものである。
連通路26の幅aは、第1室21と第2室22との境界の長さb(すなわち側壁12A,12Cの内面間距離)に対して、b/5≦a≦2b/3の範囲内であるものとする。b/5≦aとするのは、注型樹脂の流動性を確保するためである。一方、a≦2b/3とするのは、ケース10(特に天井部14)の機械的強度の補強効果を高く維持するためであり、また仕切り部16A〜16Dとインダクタンス素子との接触面積を所定量以上確保して仕切りとしての機能を十分に発揮させるためである。上述のとおり、仕切りとしての機能が不十分であるとインダクタンス素子の位置決めの確実性が低下し、これを防ぐためにはより多くの注型樹脂が必要となる。
第1室21及び第2室22間の距離cすなわち仕切り部16A,16B間の距離c(仕切り部16C,16D間の距離と略同一で、仕切り部の厚さも含む)は、第1室21及び第2室22のインダクタンス素子間で磁界が互いに干渉しない程度(又は干渉の影響が無視できる程度)の距離以上とし、かつ、第1室及び第2室22のケース10長手方向距離fがコモンモードチョークコイル54T,54Rのコア厚dとパルストランス52T,52Rのコア厚eに対して、f≦(d+e)×2となるようにする。なお、第1室及び第2室22のケース10長手方向距離は同じであってもよいし同じでなくてもよい。また、各インダクタンス素子のコア厚も同じであってもよいし同じでなくてもよい。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各工程には請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
実施の形態では仕切り部16A,16Cを別体(不連続)とし、仕切り部16B,16Dも別体(不連続)とし、第1室21と第2室22との境界の一部において天井部14内面が露出して連通路26となっている場合を説明した。変形例においては仕切り部16A,16Cを一体(連続)とし、仕切り部16B,16Dも一体(連続)とし、一体とされたそれぞれの仕切り部の一部(好ましくはケース短手方向中央部)の高さを低くして注型樹脂を流動させるための連通路としてもよい。この場合、連通路部分における仕切り部の天井部からの高さは、連通路部分以外における高さの最大値の例えば1/3程度もしくはそれ以下が注型樹脂流動の観点から好ましい。
実施の形態では仕切り部16A,16Bを別体(不連続)としてケース10長手方向の異なる位置に形成し、仕切り部16C,16Dも別体(不連続)としてケース10長手方向の異なる位置に形成したが、変形例では肉厚の大きな仕切り部としてそれらを一体(連続)としてもよい。例えば第1室21及び第2室22間の距離cが側壁部12A,12Cの厚さの2倍未満でよい場合には、本変形例のような構成は例えば仕切り部の強度を確保する点で有効といえる。
実施の形態では仕切り部16A〜16Dの角部は丸みを帯びているものとしたが、変形例ではこれに替えて、各仕切り部の角部は直線的に面取りしたものであってもよい。
実施の形態ではインダクタンス素子がパルストランスとコモンモードチョークコイルの組であって縦置きされる場合を説明したが、変形例ではこれに替えて、インダクタンス素子は1つのトランスやチョークコイルであってもよく、横置きされていてもよい。
実施の形態では向かい合う側壁部の各々から天井部に跨るように仕切り部が形成されたが、変形例では向かい合う側壁部の片方のみから天井部に跨るように仕切り部が形成されてもよい。
実施の形態では仕切り部が側壁部と天井部とに跨って形成されたが、変形例ではこれに替えて、仕切り部は天井部に形成されて側壁部に跨っていなくてもよい。この場合であっても、ケースの機械的強度の確保以外の点では実施の形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施の形態に係るコイル部品の底面図である。 図1に示されるコイル部品の回路図である。 図1に示されるケースの概略斜視図(上側が底面)である。 図1に示されるインダクタンス素子(送信側パルストランス等)の環状コアの形状説明図である。 図1のV-V'断面図である。 実施例に係るコイル部品の形状説明図であり、(A)は底面図、(B)は同底面図のB-B'断面図である。
符号の説明
10 ケース
12A〜12D 側壁部
14 天井部
16A〜16D 仕切り部
21 第1室
22 第2室
26 連通路
52T 送信側パルストランス
52R 受信側パルストランス
54T 送信側コモンモードチョークコイル
54R 受信側コモンモードチョークコイル
100 コイル部品

Claims (10)

  1. 側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画されたケースと、
    前記第1室及び前記第2室にそれぞれ収容され、前記天井部内面に接着剤で固定されたインダクタンス素子とを備え、
    前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部内面が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成している、コイル部品。
  2. 請求項1に記載のコイル部品において、前記仕切り部は、向かい合う前記側壁部の各々から前記天井部に跨って形成されている、コイル部品。
  3. 請求項1又は2に記載のコイル部品において、前記仕切り部は、前記ケース長手方向の異なる位置に2つに分けて形成されている、コイル部品。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のコイル部品において、前記連通路が前記第1室と前記第2室との境界の略中央に形成されている、コイル部品。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のコイル部品において、前記仕切り部の角部が面取りされている、コイル部品。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のコイル部品において、
    前記仕切り部は前記ケース短手方向と略平行であり、
    前記インダクタンス素子は、それぞれ環状コアに巻線を施してなるパルストランス及びコモンモードチョークコイルの組であり、
    前記パルストランス及び前記コモンモードチョークコイルは、前記環状コアが前記ケース短手方向と略平行になるように前記ケース長手方向に並べて縦置きされ、前記コモンモードチョークコイルが前記パルストランスよりも前記仕切り部側に位置している、コイル部品。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のコイル部品において、前記連通路の幅aは、前記第1室と前記第2室との境界の長さbに対して b/5≦a≦2b/3 の範囲内である、コイル部品。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のコイル部品において、前記仕切り部は、前記天井部からの高さhが前記側壁部の高さgに対して g/3≦h≦2g/3 の範囲内である、コイル部品。
  9. 側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画されたコイル部品ケースであり、
    前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成している、コイル部品ケース。
  10. 側壁部と、前記側壁部の上方を覆う天井部とを有し、前記天井部内面に形成された仕切り部によって内部が第1室及び第2室に区画され、前記第1室と前記第2室との境界の一部において前記天井部が露出し又は前記仕切り部の高さが低くなっていて前記第1室と前記第2室との連通路を成しているケースを用い、
    前記第1室及び前記第2室の各々にインダクタンス素子を収容する工程と、
    収容した前記インダクタンス素子を接着剤で前記天井部内面に固定する工程とを含む、コイル部品の製造方法。
JP2007313668A 2007-12-04 2007-12-04 コイル部品及びその製造方法 Active JP4678401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007313668A JP4678401B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 コイル部品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007313668A JP4678401B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 コイル部品及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009141004A true JP2009141004A (ja) 2009-06-25
JP4678401B2 JP4678401B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=40871369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007313668A Active JP4678401B2 (ja) 2007-12-04 2007-12-04 コイル部品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4678401B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156349A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Denso Corp コイル固定構造
JP2013251362A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Brother Ind Ltd ノイズ低減装置、電源装置、及びノイズ低減装置におけるコアの配置方法
CN103646769A (zh) * 2013-12-26 2014-03-19 芜湖国睿兆伏电子有限公司 一种脉冲变压器的制造工艺
JP2014067787A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Otowa Denki Kogyo Kk パルストランス装置
CN107403679A (zh) * 2017-07-31 2017-11-28 中国航天时代电子公司 一种宽温耐高直流高可靠以太网络变压器
TWI616904B (zh) * 2017-05-09 2018-03-01 帛漢股份有限公司 Coil package module
DE202023100454U1 (de) 2023-01-31 2023-02-16 Premo, S.A. Induktionsvorrichtung, die bereit ist, um auf einer Leiterplatte angebracht zu werden

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874378U (ja) * 1981-11-13 1983-05-19 三菱電機株式会社 構造材
JPS5963526U (ja) * 1982-10-21 1984-04-26 ティーディーケイ株式会社 ソケツト付ノイズフイルタ
JPH02235419A (ja) * 1989-03-08 1990-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ
JPH045626U (ja) * 1990-04-28 1992-01-20
JPH08148959A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Tdk Corp ノイズフィルタ
US6297721B1 (en) * 1995-08-10 2001-10-02 Halo Electronics, Inc. Electronic surface mount package
JP2003153415A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂成形体のリブ構造および該リブ構造を有する電気接続箱
JP2003347137A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用点火装置
JP2005317668A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Toshiba Corp 電子機器の筐体構造および電子機器
JP2006173165A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JP2007005560A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Tdk Corp Lan用部品のパッケージおよびlan用パルストランスモジュール

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874378U (ja) * 1981-11-13 1983-05-19 三菱電機株式会社 構造材
JPS5963526U (ja) * 1982-10-21 1984-04-26 ティーディーケイ株式会社 ソケツト付ノイズフイルタ
JPH02235419A (ja) * 1989-03-08 1990-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ
JPH045626U (ja) * 1990-04-28 1992-01-20
JPH08148959A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Tdk Corp ノイズフィルタ
US6297721B1 (en) * 1995-08-10 2001-10-02 Halo Electronics, Inc. Electronic surface mount package
JP2003153415A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂成形体のリブ構造および該リブ構造を有する電気接続箱
JP2003347137A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用点火装置
JP2005317668A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Toshiba Corp 電子機器の筐体構造および電子機器
JP2006173165A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JP2007005560A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Tdk Corp Lan用部品のパッケージおよびlan用パルストランスモジュール

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156349A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Denso Corp コイル固定構造
JP2013251362A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Brother Ind Ltd ノイズ低減装置、電源装置、及びノイズ低減装置におけるコアの配置方法
JP2014067787A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Otowa Denki Kogyo Kk パルストランス装置
CN103646769A (zh) * 2013-12-26 2014-03-19 芜湖国睿兆伏电子有限公司 一种脉冲变压器的制造工艺
TWI616904B (zh) * 2017-05-09 2018-03-01 帛漢股份有限公司 Coil package module
CN107403679A (zh) * 2017-07-31 2017-11-28 中国航天时代电子公司 一种宽温耐高直流高可靠以太网络变压器
DE202023100454U1 (de) 2023-01-31 2023-02-16 Premo, S.A. Induktionsvorrichtung, die bereit ist, um auf einer Leiterplatte angebracht zu werden

Also Published As

Publication number Publication date
JP4678401B2 (ja) 2011-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10998130B2 (en) Coil component having resin walls
JP4678401B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
US10446313B2 (en) Electronic component
US10418174B2 (en) Coil component and manufacturing method thereof
JP4532167B2 (ja) チップコイルおよびチップコイルを実装した基板
US20080309443A1 (en) Inductor and method for producing it
US9299491B2 (en) Transformer coil
WO2013190948A9 (ja) バーアンテナ
EP2665070B1 (en) Surface mount inductor
JP4490698B2 (ja) チップコイル
JP6113510B2 (ja) 磁気素子
US7694407B2 (en) Method for manufacturing a miniature surface-mount electronic component
KR100779859B1 (ko) 파워 인덕터 및 그의 조립 방법
JP4290160B2 (ja) コイル部品及びコイル部品の製造方法
JP2004207371A (ja) 表面実装チョークコイル
CN111724979A (zh) 线圈部件和电子装置
US7129809B2 (en) Surface mount magnetic component assembly
JP2019117920A (ja) コイル部品及び電子機器
CN213905093U (zh) 电感器芯组件和包括电感器芯组件的电感器
JP2005310869A (ja) コイル部品
JP2001006940A (ja) 表面実装トロイダルコイル。
JP2006066470A (ja) コイル装置
JP2009026897A (ja) コイル部品
US20220189679A1 (en) Coil component
JP4737455B2 (ja) コイル部品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4678401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3