JP2009140981A - フレキシブルプリント板 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブルプリント板において、長期的な信頼性を高める。
【解決手段】絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けし、絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定する。これにより、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業が、フレキシブルプリント板2に設けられた電線保持部4を利用して行われる。そのため、長期的な信頼性が高くなる。また、フレキシブルプリント板2に対する絶縁電線3の接続関係が明瞭となる。さらに、絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する際にフレキシブルプリント板2以外のもの(絶縁テープなど)を必要としないため、部品コストが削減され、経済性に優れたものとなる。
【選択図】図2
【解決手段】絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けし、絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定する。これにより、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業が、フレキシブルプリント板2に設けられた電線保持部4を利用して行われる。そのため、長期的な信頼性が高くなる。また、フレキシブルプリント板2に対する絶縁電線3の接続関係が明瞭となる。さらに、絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する際にフレキシブルプリント板2以外のもの(絶縁テープなど)を必要としないため、部品コストが削減され、経済性に優れたものとなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、特にデジタルスチルカメラなどのカメラに組み込まれて使用されるフレキシブルプリント板に関するものである。
従来、この種のカメラを組み立てる際には、電気系を制御するための回路を筐体(カバー)内の限られたスペースに効率よく格納すべく、周囲が絶縁物によって被覆されて絶縁された電線(以下、絶縁電線と称する。)を1本以上、フレキシブルプリント板(フレキシブルプリント基板、フレキシブルプリント配線板)の信号配線にはんだ付けして組込自由度を高めた上で、筐体内のスペースに合わせて適宜フレキシブルプリント板を折り畳むようにして絶縁電線を引き回している(例えば、特許文献1参照)。
このとき、絶縁電線が筐体内の所定位置に固定されていないと、カメラの使用時に絶縁電線が光路に侵入して撮影に支障を来したり、カメラの組立時や修理時にフレキシブルプリント板が絶縁電線に引っ張られて損傷を受けたりする恐れがある。したがって、こうした不都合を回避すべく、絶縁電線をフレキシブルプリント板に固定するのが望ましい。
この絶縁電線の固定方法としては、絶縁電線を絶縁テープでフレキシブルプリント板に止め付けて固定する手法が考えられる。
特開2004−302377号公報
しかしながら、これでは、絶縁電線の固定に際して絶縁テープを使用しなければならないため、次のような課題があった。
第1に、カメラの組立時や修理時に絶縁テープの着脱を繰り返すと、絶縁テープの粘着力が低下して絶縁テープが剥がれる恐れがあり、長期的な信頼性に欠ける。
第2に、絶縁電線の一部(固定部分)が絶縁テープで隠れてしまい、フレキシブルプリント板に対する絶縁電線の接続関係が不明瞭となる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、長期的な信頼性が高く、絶縁電線の接続関係が明瞭であるフレキシブルプリント板を提供することを目的とする。
本発明に係る第1のフレキシブルプリント板(2)は、周囲が絶縁物によって被覆されて絶縁された電線(3)と電気的に接続される配線(6)が形成されたシート(5)を有するフレキシブルプリント板であって、前記シートには、前記電線を固定する電線保持部(4)が設けられているフレキシブルプリント板としたことを特徴とする。
なお、ここでは、本発明をわかりやすく説明するため、実施の形態を表す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明が実施の形態に限定されるものでないことは言及するまでもない。
本発明によれば、フレキシブルプリント板に設けられた電線保持部を利用して電線をフレキシブルプリント板に固定することが可能となるため、長期的な信頼性が高くなり、フレキシブルプリント板に対する電線の接続関係が明瞭となる。また、電線の固定に際してフレキシブルプリント板以外のものを必要としないため、部品コストが削減され、経済性に優れたものとなる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
[発明の実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係るフレキシブルプリント板を示す正面図、図2は同実施の形態1に係るフレキシブルプリント板に絶縁電線が取り付けられた状態を示す図であって、(a)はその正面図、(b)は(a)のB矢視図、(c)は(a)のC−C線による断面図、(d)は(a)のD−D線による断面図である。
まず、構成を説明する。
この実施の形態1に係るフレキシブルプリント板2は、カメラに組み込むのに適したものであり、図1に示すように、厚さ0.3mmの合成樹脂からなる長方形状の可撓性のシート5を有しており、シート5の表面(図2(b)左側面)には、銅箔からなる2本の信号配線(配線)6がパターン印刷で形成されている。各信号配線6の端部にはそれぞれ、絶縁電線3をはんだ付けするためのランド7が設けられている。
また、シート5には、図1に示すように、信号配線6がパターン印刷された部位を避ける形で電線保持部4が形成されている。この電線保持部4は、シート5を厚さ方向に貫通するように形成されたS字形の切り起こし用スリット9を有しており、切り起こし用スリット9の両端部には、それぞれ円形の割り止め孔10がシート5を貫通して形成されている。さらに、これら切り起こし用スリット9、割り止め孔10の周囲には、厚さ20〜40μmの銅箔からなる補強パターン11が、切り起こし用スリット9および割り止め孔10から0.25〜0.35mmだけ後退してシート5の表面(つまり、信号配線6が印刷されているのと同じ面)に印刷されている。
次に、作用について説明する。
フレキシブルプリント板2は以上のような構成を有するので、図2に示すように、カメラ内の配線に多用されるAWG(American Wire Gauge)28〜34サイズに該当する2本の絶縁電線3(被覆部3aの直径は0.16〜0.32mm)をこのフレキシブルプリント板2に取り付ける際には、次の手順による。
まず、電線接続工程で、図2(a)、(b)に示すように、各絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2の各ランド7にはんだ付けする。すると、各絶縁電線3の裸線部3bは、各ランド7を介して各信号配線6に電気的に接続された状態となる。
その後、電線保持工程に移行し、2本の絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定する。それには、図2(c)、(d)に示すように、切り起こし用スリット9をシート5の表面側へ向けて半分ずつ互いに逆向きに45°ほど切り起こして一対の電線把持片8、8を形成し、これらの電線把持片8、8間に2本の絶縁電線3の被覆部3aをシート5の表面に沿って平行に並べて挿通する。すると、絶縁電線3の被覆部3aは、フレキシブルプリント板2の電線把持片8、8とシート5との間に弾性的に把持された形で電線保持部4に固定された状態となる。
このとき、電線保持部4には、切り起こし用スリット9および割り止め孔10の周囲を取り囲むように補強パターン11が設けられているため、電線保持部4の腰が強くなり、各電線把持片8の強度が向上する。その結果、一対の電線把持片8、8が絶縁電線3を把持する力が強くなり、絶縁電線3がシート5から浮き上がるのを抑制することができる。
また、補強パターン11が切り起こし用スリット9から後退しているため、絶縁電線3の被覆部3aが補強パターン11に当接して損傷を受ける事態を未然に防止することができる。
ここで、フレキシブルプリント板2に対する2本の絶縁電線3の取付作業が終了する。
このように、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業は、フレキシブルプリント板2に設けられた電線保持部4を利用して行われる。そのため、絶縁テープで絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する従来法と比べて、長期的な信頼性が高くなる。また、従来法と異なり、絶縁電線3が絶縁テープで隠れてしまうことは発生しないので、フレキシブルプリント板2に対する絶縁電線3の接続関係(信号配線6と絶縁電線3との接続関係など)が明瞭となる。さらに、従来法と異なり、絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する際にフレキシブルプリント板2以外のもの(絶縁テープなど)を必要としないため、その分だけ部品コストを削減し、経済性を向上させることができる。
しかも、このフレキシブルプリント板2では、切り起こし用スリット9の両端部に割り止め孔10が設けられている。したがって、切り起こし用スリット9が延伸する向きにシート5を引き裂く力が作用しても、その力が割り止め孔10で分散するため、シート5が切断されてしまう事態を阻止することができる。
また、このフレキシブルプリント板2では、切り起こし用スリット9の周囲を取り囲むように補強パターン11が設けられているため、上述した割り止め孔10による応力分散と相俟って、シート5の切断を阻止することができる。
さらに、このフレキシブルプリント板2では、補強パターン11が信号配線6と同じ銅箔から構成されているので、補強パターン11の形成(印刷)を信号配線6と同じ工程で同時に行うことができる。したがって、補強パターン11の形成に伴う工数の増加を防ぎ、フレキシブルプリント板2の製造工程の複雑化を回避することが可能となる。
また、電線保持工程においては、絶縁電線3の裸線部3bがフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けされているか否かとは無関係に、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業を容易に実施することができる。したがって、絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2にはんだ付けした後でも、絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定することができる。その結果、フレキシブルプリント板2に絶縁電線3を取り付ける際の自由度が高くなる。また、絶縁電線3の裸線部3bがフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けされた状態のまま、絶縁電線3の被覆部3aの固定状態を容易に解除することができるので、カメラの組立時や修理時における作業性が高い。
[発明の実施の形態2]
[発明の実施の形態2]
図3は本発明の実施の形態2に係るフレキシブルプリント板を示す正面図、図4は同実施の形態2に係るフレキシブルプリント板に絶縁電線が取り付けられた状態を示す図であって、(a)はその正面図、(b)は(a)のB矢視図である。
まず、構成を説明する。
この実施の形態2に係るフレキシブルプリント板2は、カメラに組み込むのに適したものであり、図3に示すように、厚さ0.3mmの合成樹脂からなる長方形状の可撓性のシート5を有しており、シート5の表面(図4(b)左側面)には、銅箔からなる2本の信号配線(配線)6がパターン印刷で形成されている。各信号配線6の端部にはそれぞれ、絶縁電線3をはんだ付けするためのランド7が設けられている。
また、シート5には、図3に示すように、信号配線6がパターン印刷された部位を避ける形で電線保持部4が突設されている。この電線保持部4は、シート5を厚さ方向に貫通するように形成された円形の電線挿通孔13を有している。また、シート5には電線誘導スリット12が、シート5の周縁から電線挿通孔13に至る形で一直線状に形成されている。さらに、これら電線挿通孔13、電線誘導スリット12の周囲には、厚さ20〜40μmの銅箔からなる補強パターン11が、電線挿通孔13および電線誘導スリット12から0.25〜0.35mmだけ後退してシート5の表面(つまり、信号配線6が印刷されているのと同じ面)に印刷されている。なお、電線挿通孔13は、最大で約7本の絶縁電線3を挿通することができる大きさになっている。
次に、作用について説明する。
フレキシブルプリント板2は以上のような構成を有するので、図4に示すように、カメラ内の配線に多用されるAWG(American Wire Gauge)28〜34サイズに該当する2本の絶縁電線3(被覆部3aの直径は0.16〜0.32mm)をこのフレキシブルプリント板2に取り付ける際には、次の手順による。
まず、電線接続工程で、図4に示すように、各絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2の各ランド7にはんだ付けする。すると、各絶縁電線3の裸線部3bは、各ランド7を介して各信号配線6に電気的に接続された状態となる。
その後、電線保持工程に移行し、2本の絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定する。それには、絶縁電線3の被覆部3aが通る程度に電線誘導スリット12を一時的に広げ、2本の絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2のシート5の周縁からこの電線誘導スリット12を通過させて電線挿通孔13に誘導する。こうして絶縁電線3の被覆部3aが電線挿通孔13に達すると、電線誘導スリット12が元どおり閉じるので、絶縁電線3の被覆部3aは、図4に示すように、フレキシブルプリント板2の電線挿通孔13に挿通されてシート5の表面(図4(b)左側面)から裏面(図4(b)右側面)に至るようにクランク状に折れ曲がって係着された形で電線保持部4に固定された状態となる。
このとき、電線保持部4には、電線挿通孔13および電線誘導スリット12の周囲を取り囲むように補強パターン11が設けられているため、電線保持部4の腰が強くなり、電線誘導スリット12が開きにくくなる。その結果、電線挿通孔13に係着された絶縁電線3が動いたとしても、絶縁電線3が電線挿通孔13から電線誘導スリット12を通過してシート5の周縁に抜け出ることはなく、電線挿通孔13の係着状態を維持することができる。
また、補強パターン11が電線挿通孔13から後退しているため、絶縁電線3の被覆部3aが補強パターン11に当接して損傷を受ける事態を未然に防止することができる。
ここで、フレキシブルプリント板2に対する2本の絶縁電線3の取付作業が終了する。
このように、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業は、フレキシブルプリント板2に設けられた電線保持部4を利用して行われる。そのため、絶縁テープで絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する従来法と比べて、長期的な信頼性が高くなる。また、従来法と異なり、絶縁電線3が絶縁テープで隠れてしまうことは発生しないので、フレキシブルプリント板2に対する絶縁電線3の接続関係(信号配線6と絶縁電線3との接続関係など)が明瞭となる。さらに、従来法と異なり、絶縁電線3をフレキシブルプリント板2に固定する際にフレキシブルプリント板2以外のもの(絶縁テープなど)を必要としないため、その分だけ部品コストを削減し、経済性を向上させることができる。
しかも、このフレキシブルプリント板2では、補強パターン11が信号配線6と同じ銅箔から構成されているので、補強パターン11の形成(印刷)を信号配線6と同じ工程で同時に行うことができる。したがって、補強パターン11の形成に伴う工数の増加を防ぎ、フレキシブルプリント板2の製造工程の複雑化を回避することが可能となる。
また、このフレキシブルプリント板2では、電線誘導スリット12がシート5の周縁から電線挿通孔13に至っているので、絶縁電線3の被覆部3aを電線誘導スリット12を通じて電線挿通孔13に案内して係着することができる。そのため、電線保持工程においては、絶縁電線3の裸線部3bがフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けされているか否かとは無関係に、絶縁電線3の被覆部3aの固定作業を容易に実施することができる。したがって、絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2にはんだ付けした後でも、絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定することができる。その結果、フレキシブルプリント板2に絶縁電線3を取り付ける際の自由度が高くなる。また、絶縁電線3の裸線部3bがフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けされた状態のまま、絶縁電線3の被覆部3aの固定状態を容易に解除することができるので、カメラの組立時や修理時における作業性が高い。
[発明の実施の形態3]
[発明の実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態3に係るフレキシブルプリント板を示す正面図、図6は同実施の形態3に係るフレキシブルプリント板に絶縁電線が取り付けられた状態を示す図であって、(a)はその正面図、(b)は(a)のB矢視図である。
この実施の形態3に係るフレキシブルプリント板2は、図5に示すように、上述した実施の形態2とほぼ同様の構成を備えているが、シート5の形状はL字形状であり、電線保持部4の形成箇所はシート5の先端部であり、電線挿通孔13の形状は長円形であり、信号配線6の本数は3本であり、ランド7の個数は3個である。
そして、フレキシブルプリント板2に3本の絶縁電線3を取り付ける際には、上述した実施の形態2と同様の手順による。すると、これらの絶縁電線3の被覆部3aは、図6に示すように、フレキシブルプリント板2の電線挿通孔13に挿通されてシート5の表面(図6(b)下側面)から裏面(図6(b)上側面)へ向けて直角にL字形状に折れ曲がって係着された形で電線保持部4に固定された状態となる。その結果、上述した実施の形態2と同様の効果を奏する。
[発明の実施の形態4、5]
[発明の実施の形態4、5]
図7は本発明の実施の形態4に係るフレキシブルプリント板の電線保持部を示す正面図、図8は本発明の実施の形態5に係るフレキシブルプリント板の電線保持部を示す正面図である。
上述した実施の形態1では、S字形の1本の切り起こし用スリット9を有する電線保持部4について説明した。しかし、この切り起こし用スリット9の形状や本数はこれに限るわけではない。例えば、図7に示すように、U字形の2本の切り起こし用スリット9を互いに逆向きに並べてもよい。或いは、図8に示すように、U字形の4本の切り起こし用スリット9を交互に逆向きに並べても構わない。
[発明のその他の実施の形態]
[発明のその他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態1〜3では、電線保持部4の腰を強くするため、銅箔からなる補強パターン11をシート5に印刷する場合について説明した。しかし、補強パターン11の材料は銅箔に限るわけではなく、銅箔以外の材料(例えば、厚さ約0.1mmのガラスエポキシ、厚さ25〜50μmのポリイミドフィルムやポリエステルフィルムなど)からなる補強パターン11を代用または併用することも可能である。
また、上述した実施の形態1〜3では、片面基板(つまり、シート5の表面にのみ信号配線6がパターン印刷されたフレキシブルプリント板2)を用いる場合について説明したが、両面基板(つまり、シート5の表裏両面に信号配線6がパターン印刷されたフレキシブルプリント板2)に本発明を適用することも勿論できる。なお、両面基板を採用する場合、補強パターン11は、シート5の表裏両面に配置されてもよく、或いは、シート5の片面にだけ配置されてもよい。
さらに、上述した実施の形態1〜3では、絶縁電線3の裸線部3bがフレキシブルプリント板2のランド7にはんだ付けされて信号配線6に電気的に接続された場合について説明したが、はんだ付け以外の電気的接続方法(例えば、導電性接着剤による接着など)を代用または併用することもできる。
さらにまた、上述した実施の形態1〜3では、フレキシブルプリント板2に絶縁電線3を取り付ける際に、電線接続工程の後に電線保持工程に移行する場合について説明したが、電線接続工程と電線保持工程の順序を入れ替え、絶縁電線3の被覆部3aをフレキシブルプリント板2の電線保持部4に固定してから、各絶縁電線3の裸線部3bをフレキシブルプリント板2の各ランド7にはんだ付けするようにしてもよい。
本発明は、デジタルスチルカメラ、銀塩カメラ(フィルムカメラ)、ビデオカメラなど各種のカメラのほか、顕微鏡その他の電子機器にも幅広く適用することができる。
2……フレキシブルプリント板
3……絶縁電線(電線)
3a……被覆部
3b……裸線部
4……電線保持部
5……シート
6……信号配線(配線)
7……ランド
8……電線把持片
9……切り起こし用スリット
10……割り止め孔
11……補強パターン
12……電線誘導スリット
13……電線挿通孔
3……絶縁電線(電線)
3a……被覆部
3b……裸線部
4……電線保持部
5……シート
6……信号配線(配線)
7……ランド
8……電線把持片
9……切り起こし用スリット
10……割り止め孔
11……補強パターン
12……電線誘導スリット
13……電線挿通孔
Claims (6)
- 周囲が絶縁物によって被覆されて絶縁された電線と電気的に接続される配線が形成されたシートを有するフレキシブルプリント板であって、
前記シートには、前記電線を固定する電線保持部が設けられていることを特徴とするフレキシブルプリント板。 - 前記電線保持部は、前記電線を前記シートとの間に把持する一対の電線把持片が形成される切り起こし用スリットを備えていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント板。
- 前記電線保持部には、前記切り起こし用スリットの周囲を取り囲むように補強パターンが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルプリント板。
- 前記電線保持部は、前記電線が挿通される電線挿通孔を備えていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント板。
- 前記シートには、当該シートの周縁から前記電線挿通孔に至る電線誘導スリットが設けられていることを特徴とする請求項4に記載のフレキシブルプリント板。
- 前記電線保持部には、前記電線誘導スリットの周囲を取り囲むように補強パターンが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のフレキシブルプリント板。
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