JP2009138917A - 電磁弁駆動方法およびそれを用いた電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1周期毎に異なったデューティー比、つまり第一のデューティー比と第二のデューティー比を交互に形成し、且つ互いの位相を反転することにより、ON期間が重複しないように出力する構成としたもので、駆動回路を1つ当りの消費電力で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることを目的とする。
【解決手段】1周期のあたりON期間が約66%と34%の2つのデューティー比19、20を交互で連続するものと、他方を反転させたデューティー比21、22で生成することで、互いのON期間が重ならないでそれぞれの駆動回路13a、13bを駆動できるので小型化、且つ低価格の電磁弁駆動方法および電源装置を得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁弁をPWM駆動で駆動し、特にPWMのデューティー比が50%を越えて制御を行う電磁弁駆動方法およびそれを用いた電源装置に関する。
従来、この種の電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置は、電磁弁を介してアクチュエータを作動し、電磁弁の開閉により流体または流体の流量を制御することや、サーボモータに印加する電圧を制御して、サーボモータの速度制御を行うことが知られており、その制御方法にはPWM発生装置を備えて所定のデューティーを出力することにより電磁弁を駆動するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのPWM駆動装置について図10および図11を参照しながら説明する。
図10に示すように、人あるいは指令装置からの目標指令値を受ける入力装置101と、入力装置101からの信号を受けてPWM信号を発生するPWM発生装置102と、アクチュエータ104とPWM発生装置102とアクチュエータ104との間に並列に配置した2つの電磁弁105、106とで構成される。これにより入力装置101からの指令を受けて電磁弁105に信号を伝え、PWM発生装置102は電磁弁105、106に与える信号を互いに180°反転して信号が伝わるように設定してあり、ON、OFFの時間の割合、つまりデューティー比により電磁弁が駆動する期間が決定されることとなる。そして図11に示すようにデューティー比が50%を越える場合は、電磁弁105を開状態で保持し電磁弁106を、電磁弁105を駆動するデューティー比を反転した信号で駆動することにより、1つの電磁弁で開閉したときの作動流体の変動に対して、同じ流量を2つの電磁弁で駆動し、その一方の電磁弁106を切り替えることで、作動流体の変動を少なくすることができるものとしている。
特開昭62−274172号公報
このような従来のPWM発生装置では、2つの電磁弁を駆動するための駆動回路を含めた電源容量は、1つの駆動回路の容量(消費電力)の2倍の電源容量を考慮して設計される。つまり電磁弁を駆動するためのデューティー比が50%を越える場合、これを越えた分は重複して2つの駆動回路が駆動する期間が発生し、電磁弁が作動することとなる。したがってPWM1周期の中で僅かな期間であっても、2つの電磁弁を駆動するための電源容量が必要となり電源装置の大型化あるいは高価になるという課題があり、2つの電磁弁を駆動しても可能な限り電源容量を低減し電源装置を小型化かつ低価格することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、2つの電磁弁を同時に駆動させたときでも1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することを目的としている。
また、電磁弁を駆動する駆動回路およびデューティー比を出力するPWM制御手段の部品バラツキあるいは温度特性によるバラツキによりデューティー比に誤差が生じ、1周期の中であっても2つの駆動回路がONする期間が生じることとなり、電源装置が過負荷状態となって電磁弁に駆動する電圧が低下し、正常に動作しなくなるという課題があり、2つの駆動回路がONする期間が生じたときはデューティー比を低下させて、2つの駆動回路が同時にONしないように制御することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、互いにON期間が重複しないで駆動することのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することを目的としている。
また、電磁弁を駆動する駆動回路およびデューティー比を出力するPWM制御手段の部品故障による回路ショートが発生したときには、電源装置が過負荷状態となって、電源装置が故障する可能性があるという課題があり、部品故障による回路ショートが発生したときでも電源装置が故障しないことが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、部品故障による回路ショートが発生したときには、駆動回路を停止することのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することを目的としている。
また、PWM制御手段から出力するそれそれのデューティーにおいて、HiからLoへの立ち上がりエッジまたは、LoからHiへの立ち下りエッジになまりが生じて同時にONする期間が発生する可能性があるという課題があり、確実に2つの駆動回路が同時にONしないことが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、確実に2つの駆動回路が同時にONしないことのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することを目的としている。
本発明の電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置は上記目的を達成するために、2つの電磁弁を駆動するためにPWM制御手段から出力されるデューティー比を1周期毎に異なったデューティー比、つまり第一のデューティー比と第二のデューティー比を交互に形成し、且つ互いの位相を反転することにより、ON期間が重複しないよう出力する構成としたものである。
この手段により2つの電磁弁を同時に駆動させたときでも1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置は上記目的を達成するために、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第一の所定値であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比をそれぞれ50%に抑制することで互いにON期間が重複しないで駆動する構成としたものである。
この手段により駆動回路およびデューティー比を出力するPWM制御手段の部品バラツキあるいは温度特性によるバラツキによりデューティー比に誤差が生じて50%を越えてON期間が重複して駆動したとしても、1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置は上記目的を達成するために、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第ニの所定値であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比を停止、つまりデューティー比を0%に抑制し、駆動回路を停止する構成としたものである。
この手段により部品故障によるショートが発生したときでも電源装置が故障しない電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置は上記目的を達成するために、PWM制御手段から出力するそれぞれのデューティーは、HiまたはLoからLoまたはHiへの切り替わり時点に、所定期間のみデューティー比を0%とする区間を設ける構成としたものである。
この手段により確実に2つの駆動回路が同時にONしないことのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
本発明によれば2つの電磁弁を駆動するためにPWM制御手段から出力されるデューティー比を1周期毎に異なったデューティー比、つまり第一のデューティー比と第二のデューティー比を交互に形成し、且つ互いの位相を反転することにより、ON期間が重複しないよう出力する構成にすることで、2つの電磁弁を同時に駆動させたときでも1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできるという効果のある電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第一の所定値であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比をそれぞれ50%に抑制することで、互いにON期間が重複しないで駆動する構成とするもので、駆動回路およびデューティー比を出力するPWM制御手段の部品バラツキあるいは温度特性によるバラツキによりデューティー比に誤差が生じて50%を越えてON期間が重複して駆動したとしても、1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできるという効果のある電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第ニの所定値であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比を停止、つまりデューティー比を0%に抑制し、駆動回路を停止する構成とするもので、部品故障による回路ショートが発生したときでも電源装置が故障しないという効果のある電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
また、PWM制御手段から出力するそれぞれのデューティーは、HiまたはLoからLoまたはHiへの切り替わり時点に、所定期間のみデューティー比を0%とする区間を設ける構成とするもので、確実に2つの駆動回路が同時にONしないことのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置が得られる。
本発明の請求項1記載の発明は、2つの電磁弁を駆動する駆動回路と、この駆動回路を駆動するための駆動パターンを制御するPWM制御手段とを有し、前記PWM制御手段は1周期毎に異なったデューティー比で、且つ互いの位相を反転して出力したものであり、ON期間が重複しないよう出力する構成にすることで、2つの電磁弁を同時に駆動させたときでも1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供できる。
また、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第一の所定値以下であれば、PWM制御手段から出力するデューティー比を互いに50%に抑制することで、互いにON期間が重複しないで駆動するものであり、駆動回路およびデューティー比を出力するPWM制御手段の部品バラツキあるいは温度特性によるバラツキによりデューティー比に誤差が生じて50%を越えてON期間が重複して駆動したとしても、1つ当りの電源容量で駆動させることができ、電源装置を小型化および低価格にすることのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供できる。
また、電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第ニの所定値以下であれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比を互いに停止させるものであり、部品故障によるショートが発生したときでも電源装置が故障しない電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することができる。
また、PWM制御手段から出力するそれぞれのデューティーは、HiまたはLoからLoまたはHiへの切り替わり時点に、所定期間のみデューティー比を0%とする区間を設けるものであり、確実に2つの駆動回路が同時にONしないことのできる電磁弁駆動回路方法およびそれを用いた電源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1の電源装置のブロック図を示す。
図に示すように、電源装置1は商用電源2を整流および平滑する1次側整流器3および1次側平滑コンデンサ4と、1次側のエネルギーを2次側へ伝達する高周波変圧器5と、出力電圧の変動情報を検出してスイッチング生成回路7にフィードバックする出力電圧安定化回路10と、出力電圧安定化回路10により検出した信号を基にスイッチング周波数を生成するスイッチング生成回路7と、ON−OFF動作を行うスイッチング素子6と、また2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化され、この出力へ負荷として接続する電磁弁11a、11bと直流化された出力から2つの電磁弁11a、11bを駆動するための駆動パターンを出力するPWM制御手段12と、前記駆動パターンにより電磁弁11a、11bを駆動するための駆動回路13a、13bとから成り、それぞれの電磁弁11a、11bは駆動回路13a、13bを介して、PWM制御手段12の駆動パターンにより駆動する構成とする。
上記構成において、まず、電磁弁11a、11bおよび電磁弁11a、11bを駆動する駆動回路13a、13bについて図2を参照しながら説明する。
図に示すように電磁弁11a、11bは流体などを流すための2つの接続口14a、14bと、その2つの接続口14a、14bの間を開閉して流体を通流または停止させるアマチュア15と、このアマチュア15をソレノイド効果により作動させるために通電させるコイル16で構成し、流体を通流させるときはコイル16に通電してアマチュア15を作動させて互いの配管23から抜くことで配管23が連通されて流体を通流させる。一方、流体を通流させないときはコイル16への通電を停止してアマチュア15を互いの配管23の間に挿入することで通流されないこととなる。
また、コイル16に通電するための駆動回路13a、13bはそれぞれ2段のトランジスタ17、18で構成され、コイル16の一端を電源装置1の一方の出力である+極に、他端を2段目のトランジスタ17のエミッタに、トランジスタ17のコレクタを電源装置1の他方の出力である接地極(グランド)に、そしてトランジスタ17のベースを1段目のトランジスタ18のコレクタに、トランジスタ18のエミッタを接地極に、トランジスタ18のベースをPWM制御手段12からの出力に接続する構成とする。
これにより、PWM制御手段12からのデューティー出力がHi(ON)のときは2つのトランジスタ17、18がONし、コイル16に通電され電磁弁11aと電磁弁11bはそれぞれ作動することとなる(既述)。
次に、PWM制御手段12について図3を参照しながら説明する。
図示はしないがPWM制御手段12は、電源装置1の出力電圧を降圧する降圧部、例えば三端子レギュレータと、この出力に接続してクロックの生成および入出力ポートを制御するCPUで構成され、CPUの2つの出力ポートからそれぞれ独立して駆動回路13a、13bに接続される。
次に、PWM制御手段12から出力する駆動パターンおよび制御方法について図3を参照しながら説明する。
図に示すように、一方の駆動パターンAとして、例えばPWM制御手段12から1周期あたり12mSで、一方の出力を50%を越えるデューティー比19、例えば1周期のあたりON期間が約66%、OFF期間が34%と、50%を越えないデューティー比20、例えば1周期のあたりON期間が約34%、OFF期間が66%の2種類の異なるデューティー比を交互に、且つ連続して生成したものとし、他方の駆動パターンBとして、他方の出力を駆動パターンAと反転したデューティー比、つまり、上記デューティー比に対応させて、50%を越えないデューティー比21、例えば1周期のあたりOFF期間が約66%、ON期間が34%と、50%を越えるデューティー比22、例えば1周期のあたりOFF期間が約34%、ON期間が66%の2種類の異なるデューティー比を交互に連続して生成したものを用意したものであるので、駆動パターンAがON期間、つまり電磁弁11aが駆動している期間は駆動回路13aに通電されているため電力を消費することとなり、OFF期間、つまり電磁弁11aが駆動してない期間は駆動回路13bに通電されていないため電力を消費しないこととなる。同様に駆動パターンBについても、ON期間、つまり電磁弁11bが駆動している期間は駆動回路13bに通電されているため電力を消費することとなり、OFF期間、つまり電磁弁11bが駆動してない期間は駆動回路13bに通電されていないため電力を消費しないこととなる。従って1周期あたりで見れば、駆動パターンAまたは駆動パターンBのどちらかがONしていることとなるが、駆動パターンA、Bは互いにONする期間が重ならないので、電源容量としては1つの駆動回路の容量(消費電力)で済むこととなる。
以上のように、2つの電磁弁を駆動させるためにそれぞれの駆動回路を同時に駆動させたとしても、1つあたりの駆動回路の電源容量で済むことになるので電源装置の小型化および低価格化が実現できる。
なお、電磁弁の仕様としては駆動パターンとして50%を越えるデューティー比を要求される場合が多いが、まず50%越えるON期間で駆動する、つまり電磁弁を開状態にしているので配管には流体が通流されている状態であるので、その後に50%を越えないON期間が発生して閉方向に作動したとしても、流体の圧力によりアマチュアは作動しにくくなり、作動流体の変化量には影響しない。
なお、図3を用いて電磁弁11bを駆動パターンBで駆動する場合、OFF状態から開始しているように記載したが、ON期間から開始してもよい。
(実施の形態2)
図4に本発明の実施の形態2の電源装置のブロック図を示す。
なお、実施の形態1と同一なものは同一記号を符し、詳細な説明は省略する。
図に示すように、電圧検知手段24は2次側を整流および平滑する2次側整流器8および2次側平滑コンデンサ9とにより直流化された出力電圧、つまり電磁弁11a、11bに供給する電圧を検出して、PWM制御手段12aのCPUに入力する構成とする。
上記構成において、図示はしないが電圧検知手段24は出力電圧の両端に抵抗を2個直列に配列して、この中間点、つまり分圧された値をCPUのアナログポートに入力および実際の出力電圧に換算処理することで出力電圧を常時監視することとなる。
次に、PWM制御手段12aから出力する駆動パターンおよび制御方法について図5を参照しながら説明する。
図に示すように、駆動パターンBにおいて、本来t2の時点でONするはずが、駆動回路13a、13bの部品バラツキ、温度特性による変化によってt1の時点でONした場合、駆動パターンAもON期間であることから、t1からt2までの間はそれぞれ駆動回路13a、13bが駆動することとなる。つまり、2つの駆動回路13a、13bの電力を消費するため電源装置の出力電圧、つまり電磁弁11a、11bに供給する電圧が電源容量不足となり低下する。そして、PWM制御手段12aのCPUであらかじめ設定された第一の所定値、例えば通常出力電圧の85%程度の電圧であることを検知すると、t3時点以降は互いの駆動パターンのデューティー比をそれぞれ50%に抑制して出力し、駆動回路13a、13bを駆動する。従って、それぞれの駆動パターンにおいて、ON期間が重ならないので出力電圧は上昇して通常の電圧に復帰することとなる。
以上のように、2つの電磁弁が作動している最中であっても停止させることなく作動させることができる。但し、通流している作動流体の変化量が僅かに変化することとなるが、作動を停止することが避けられるので有用である。
(実施の形態3)
図6に本発明の実施の形態3の電源装置のブロック図を示す。
また、図7にPWM制御手段12bから出力する駆動パターン図を示す。
なお、実施の形態1および実施の形態2と同一なものは同一記号を符し、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、一方の駆動パターンにおいてt4の時点で駆動回路がONしたの後、駆動回路13a、13bなどの回路ショートによって過負荷状態となり、出力電圧の低下が実施の形態2で述べた場合に比べて急激に起こる。従って、PWM制御手段12bのCPUであらかじめ設定された第二の所定値、例えば通常出力の70%程度の電圧であることを検知すると、互いの駆動パターンのデューティー比をそれぞれ0%で出力して駆動回路13a、13bを停止する。
以上のように、2つの電磁弁が作動している最中であっても過負荷状態であることを検知すれば直ちに停止することとなり、電源装置の部品を破損しなく済む。
(実施の形態4)
図8に本発明の実施の形態4の電源装置のブロック図を示す。
また、図9にPWM制御手段12cから出力する駆動パターン図を示す。
なお、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3と同一なものは同一記号を符し、詳細な説明は省略する。
図9に示すように、互いの駆動パターンのONおよびOFFの切り替わる位置にて、所定時間t5、例えば0.2mSの間は互いにOFF期間を設ける。
上記構成により、切り替わり時は互いにOFFさせることで確実に駆動回路13a、13bが駆動しない期間を設けることとなり、部品バラツキ、温度特性の変化および部品のショート以外に何らかの条件により、互いの駆動パターンのON期間、つまり2つの駆動回路13a、13bが同時にONしないように駆動パターンを設定する。
以上により、出力電圧が変化することがないように電源装置を安定して運転することができる。
以上のように本発明の電磁弁駆動方法およびそれを用いた電源装置は、50%を越えるデューティー比でPWM制御を用いて駆動させる電磁弁において、2つの電磁弁を同時に駆動させても1つあたりの駆動回路の電源容量で済み、気体を作動させる場合や油圧シリンダなどの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の電源装置の構成を示すブロック図 同電磁弁および電磁弁駆動回路の構成を示すブロック図 同PWM制御の駆動パターン示す図 本発明の実施の形態2の電源装置の構成を示すブロック図 同出力電圧の変化とその駆動パターンを示す図 本発明の実施の形態3の電源装置の構成を示すブロック図 同出力電圧の変化とその駆動パターンを示す図 本発明の実施の形態4の電源装置の構成を示すブロック図 同PWM制御の駆動パターンを示す図 従来のPWM発生装置の構成を示すブロック図 同PWM制御の駆動パターンを示す図
符号の説明
1 電源装置
12、12a、12b、12c PWM制御手段
13a、13b 駆動回路
19 デューティー比
20 デューティー比
21 デューティー比
22 デューティー比
24、24a 電圧検知手段

Claims (12)

  1. 2つの電磁弁を駆動する駆動回路と、この駆動回路を駆動するための駆動パターンを制御するPWM制御手段とを有し、前記PWM制御手段は1周期毎に異なったデューティー比で、且つ2つの電磁弁を同時に通電しない駆動パターンで出力することを特徴とする電磁弁駆動方法。
  2. 2つの電磁弁を駆動する駆動回路と、この駆動回路を駆動するための駆動パターンを制御するPWM制御手段とを有し、前記PWM制御手段は1周期毎に異なったデューティー比で、且つ2つの電磁弁を同時に通電しない駆動パターンで出力することを特徴とする電源装置。
  3. PWM制御手段は第一のデューティー比と第二のデューティー比を有し、第一のデューティー比と第二のデューティー比を交互に形成することを特徴とする請求項1記載の電磁弁駆動方法。
  4. PWM制御手段は第一のデューティー比と第二のデューティー比を有し、第一のデューティー比と第二のデューティー比を交互に形成することを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  5. 駆動パターンは、互いに位相を反転したことを特徴とする請求項1または3記載の電磁弁駆動方法。
  6. 駆動パターンは、互いに位相を反転したことを特徴とする請求項2または4記載の電源装置。
  7. 電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第一の所定値以下であることを検知すれば、PWM制御手段から出力するデューティー比をそれぞれ50%に抑制することを特長とする請求項1、3、5のいずれかに記載の電磁弁駆動方法。
  8. 電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第一の所定値以下であることを検知すれば、PWM制御手段から出力するデューティー比をそれぞれ50%に抑制することを特長とする請求項2、4、6のいずれかに記載の電源装置。
  9. 電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第ニの所定値以下であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比をそれぞれ0%に抑制することを特長とする請求項1、3、5、7のいずれかに記載の電磁弁駆動方法。
  10. 電磁弁に供給する電圧を検知する電圧検知手段を設け、この電圧検知手段は電磁弁に供給する電圧が第ニの所定値以下であることを検知すれば、PWM制御手段から出力されるデューティー比をそれぞれ0%に抑制することを特長とする請求項2、4、6、8のいずれかに記載の電源装置。
  11. PWM制御手段から出力するそれぞれのデューティーは、HiまたはLoからLoまたはHiへの切り替わり時点に、所定期間のみデューティー比を0%とする区間を設けることを特徴とする請求項1、3、5、7、9のいずれかに記載の電磁弁駆動方法。
  12. PWM制御手段から出力するそれぞれのデューティーは、HiまたはLoからLoまたはHiへの切り替わり時点に、所定期間のみデューティー比を0%とする区間を設けることを特徴とする請求項2、4、6、8、10のいずれかに記載の電源装置。
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