JP2009137696A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬入された紙葉類を、紙葉類を損傷させてしまうおそれなく、幅方向に正確に揃えて積層することが可能な紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】紙葉類処理装置1は、積層体Qが載置される載置台30と、載置台30に載置される積層体Qの上方に配設されて紙葉類Pの縁端P1を案内する第一の案内部41及び第一の案内部41から下方に延びて積層体Qの縁端部Q1の側方に配設された第二の案内部42をそれぞれ有する一対の案内部材40と、積層体Qの上方で一対の案内部材40の第一の案内部41の間に進出可能に配設された当接部14と、当接部14に対して一対の案内部材40を第一の位置Mから第二の位置Nまで、相対的に上下に進退させる上下方向移動手段50と、第二の案内部42を積層体Qの縁端部Q1から離間した離間状態から縁端部Q1に近接した近接状態まで、幅方向Yに進退させる幅方向移動手段60とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣やチケット、カードなどの紙葉類を取り扱う紙葉類処理装置に関する。
紙幣やチケット、カードなどの紙葉類を取り扱う自動券売機やATM等の紙葉類処理装置では、内部に紙葉類が積層された積層体を収納する収納部分が設けられており、外部から搬入された紙葉類を一枚ずつ内部に収納する機構が設けられている。さらに、収納された積層体から一枚ずつ外部へ排出する機構が設けられている。より具体的には、このような紙葉類処理装置は、箱状の外フレームと、上部に開口を有する断面コノ字状で、外フレームの内部で上下に進退可能な収納部分となる内フレームと、内フレームの内部で紙葉類の積層体を支持する載置台とを備えている。そして、内フレームの上端部には、搬送方向に延びる延出部とレールが設けられ、これらによって搬送されてきた紙葉類が挿入される空間を形成するとともに、外フレームの上部には内フレームの上下進退に伴って内フレームに挿抜自在な頂板が設けられている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような紙葉類処理装置では、内フレームから頂板が抜け出た状態とすることで、搬送されてきた紙葉類は、内フレームに設けられた延出部とレールとの間に挿入されることとなる。次に、内フレームを上方へ進出させることで、頂板が内フレームの内部に挿入されることとなり、これにより延出部とレールとの間に挿入された紙葉類は、頂板によって延出部の下方に押し下げられ、内フレームの内部の載置台上に積層されることになる。
特開2007−126221号公報
しかしながら、特許文献1の紙葉類処理装置では、内フレームが上下に進退するに際して、内部の載置台上に積層された紙葉類の積層体と摺動してしまい、内フレームの進退が円滑に行われなくなってしまう。あるいは、内フレームが積層体と摺動してしまうことによって、内部の紙葉類の縁端を損傷させてしまうおそれがあった。このような問題を解決するために、内フレームの幅寸法を紙葉類の幅寸法に対して十分に大きくして紙葉類と内フレームとの間に隙間を設けることも考えられるが、この場合には、内フレームの内部に押し下げられた紙葉類が内部で幅方向に移動してしまい、幅方向に整列せずに積層されてしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、搬入された紙葉類を、紙葉類を損傷させてしまうおそれなく、幅方向に正確に揃えて積層することが可能な紙葉類処理装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、筐体に設けられた入出口から搬送手段によって搬送方向に沿って内部へ紙葉類を搬入して積層体として複数積層する紙葉類処理装置であって、前記筐体内部に設けられ、前記積層体が載置される載置台と、該載置台に載置される前記積層体の上方に配設されて前記入出口から前記筐体内部に搬入された前記紙葉類の幅方向縁端を案内する第一の案内部、及び、該第一の案内部から下方に延びて前記積層体の幅方向縁端部の側方に配設された第二の案内部をそれぞれ有して、互いに幅方向に対向する一対の案内部材と、前記載置台に載置される前記積層体の上方で、一対の前記案内部材の前記第一の案内部の間に進出可能に配設された当接部と、該当接部に対して一対の前記案内部材を、前記第一の案内部が前記当接部の下方に配置される第一の位置から、前記第一の案内部が前記当接部の側方に配置される第二の位置まで、相対的に上下に進退させる上下方向移動手段と、一対の前記案内部材の内の少なくとも一方について、少なくとも前記第二の案内部を、前記積層体の前記縁端部から離間した離間状態から該縁端部に近接した近接状態まで、前記幅方向に進退させる幅方向移動手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、上下方向移動手段によって当接部に対して一対の案内部材を第一の位置とすることで、搬送手段によって入出口から搬送された紙葉類について、第一の案内部で縁端を案内して搬入することができる。そして、上下方向移動手段によって当接部に対して一対の案内部材を第二の位置とすることで、当接部が第一の案内部の間に位置することとなり、これにより第一の案内部に案内された紙葉類は、当接部に押し下げられて、第二の案内部の間において、載置台上に積層されることとなる。ここで、このような一連の搬入動作の際に、幅方向移動手段によって、必要に応じて一対の案内部材の内の少なくとも一方について、少なくとも第二の案内部を離間状態とすることで、第二の案内部が載置台上の積層体と接触して、上下方向移動手段による一対の案内部材の相対移動が阻害され、あるいは、紙葉類の縁端が損傷してしまうことを防ぐことができる。また、幅方向移動手段によって必要に応じて一対の案内部材の内、少なくとも第二の案内部を近接状態とすることで、第二の案内部の案内により載置台に紙葉類を幅方向に正確に揃えて積層させることができる。
また、前記幅方向移動手段は、一対の前記案内部材が前記第一の位置である時に前記第二の案内部を前記離間状態にさせ、一対の前記案内部材が前記第二の位置である時に前記第二の案内部を前記近接状態にさせることが好ましい。
この構成によれば、一対の案内部材が第一の位置、すなわち、搬送手段による紙葉類の搬入が可能な状態で幅方向移動手段によって第二の案内部を離間状態にすることで、紙葉類の搬入を待機している状態で不用意に第二の案内部が積層体に接触して、紙葉類の縁端を損傷させてしまうのを防ぐことができる。一方、一対の案内部材が第二の位置、すなわち第一の案内部の間に搬入された紙葉類を当接部によって押し下げて載置台上に積層させた状態で幅方向移動手段によって第二の案内部を近接状態にすることで、押し下げた紙葉類を第二の案内部で案内させて、幅方向に正確に揃えて積層させることができる。
また、前記幅方向移動手段は、前記第二の案内部とともに前記第一の案内部も幅方向に進退させることが好ましい。
この構成によれば、幅方向移動手段によって第一の案内部も幅方向に進退し、離間状態とすることで、一対の案内部材を第一の位置として搬送手段によって搬送された紙葉類を案内する際に、一定のクリアランスを有して紙葉類を案内することができ、より円滑に紙葉類の搬入を行うことができる。また、近接状態とすることで、一対の案内部材を第二の位置として搬入された紙葉類を押し下げる際に、第一の案内部に位置する紙葉類を、下方に位置する積層体の幅方向の位置と略等しい位置に揃えることができる。
また、一対の前記案内部材の内、少なくとも前記第二の案内部は、自らの弾性により、または、付勢部材により幅方向前記積層体に向かって、または、該積層体から離間するように付勢されていて、前記幅方向移動手段は、前記案内部材に当接し、前記上下方向移動手段による前記前記案内部材の相対移動に伴って、付勢力に抗して前記第二の案内部を前記離間状態から前記近接状態に案内するガイド部を有することが好ましい。
この構成によれば、一対の案内部材の第二の案内部のそれぞれは、自らの弾性または付勢部材による付勢によってガイド部を押圧した状態にある。このため、上下方向移動手段によって案内部材が上下に相対移動するのに伴って、ガイド部に案内されて離間状態から近接状態へ、あるいは近接状態から離間状態へ、第二の案内部を幅方向に進退させることができる。
また、前記幅方向移動手段は、一対の前記案内部材のそれぞれに接続されて幅方向に進退可能な可動部材と、該可動部材を進退させる駆動部と、該駆動部を制御して、前記可動部材を幅方向の所定位置で停止させることが可能な制御部とを有することが好ましい。
この構成によれば、制御部によって駆動部を制御して可動部材を幅方向に進退させることで、可動部材に接続された一対の案内部材も幅方向に進退させることができ、可動部材を所定位置で停止させることで、一対の案内部材を離間状態及び近接状態にすることができる。
また、前記案内部材の内、少なくとも前記第二の案内部を振動させる起振手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、起振手段によって第二の案内部を振動させることで、第二の案内部が近接状態である場合においては、第二の案内部に近接した積層体に振動を伝達させることができ、これにより各紙葉類の幅方向の位置をより確実に揃えることができる。
本発明の紙葉類処理装置によれば、第一の案内部及び第二の案内部を有する一対の案内部材と、幅方向移動手段とを備えることで、搬入された紙葉類を、紙葉類を損傷させてしまうおそれなく、幅方向に正確に揃えて積層することができる。
(第1の実施形態)
図1から図4は、この発明に係る第1の実施形態を示していて、紙幣やチケット、カードなどの紙葉類の搬入出を行う紙葉類処理装置を示している。ここで、図1は、紙葉類処理装置を側方視したものであり、図2の切断線A−Aにおける断面図である。図2は、紙葉類処理装置を正面視したものであり、図1の切断線B−Bにおける断面図である。また、図3は、紙葉類処理装置の概要を示すブロック図である。
図1から図3に示すように、この実施形態の紙葉類処理装置1は、紙葉類Pを出し入れ可能な入出口11aを有する筐体10と、搬送方向Xに沿って紙葉類Pを搬送させて入出口11aから搬入、搬出させる搬送手段20と、筐体10内部に設けられて入出口11aから内部に搬入された紙葉類Pが積層体Qとして載置される載置台30とを備える。さらに、紙葉類処理装置1は、幅方向Yに対向して設けられ、搬入する紙葉類P及び積層体Qを案内する一対の案内部材40と、一対の案内部材40を上下方向Zに進退させる上下方向移動手段50、及び、搬送方向Xと直交する幅方向Yに進退させる幅方向移動手段60と、一対の案内部材40を振動させる起振手段70と、各構成を制御する制御部80とを備える。
図1及び図2に示すように、筐体10は、外郭をなして上記入出口11aが形成された外フレーム11と、外フレーム11の内部に配設された内フレーム12とを有する。内フレーム12は、支持部材13によって外フレーム11に支持されており、外フレーム11の入出口11aと対応する位置には、開口部12aが形成されている。また、内フレーム12の上部は、幅方向Y中央において内部に向かって下方へ突出しており、当接部14を構成している。
載置台30は、内フレーム12の内部に設けられていて、付勢部材であるコイルバネ31によって内フレーム12の底面から支持されている。そして、載置台30は、コイルバネ31によって上方に向かって付勢されていて、他の外力が作用しない状態で当接部14に当接可能となっている。
また、図1及び図3に示すように、搬送手段20は、搬送方向Xに紙葉類Pを搬送可能に開口部12aに上下に対をなして設けられた第一の搬送ローラ21と、第一の搬送ローラ21のいずれか一方を回転させる第一の搬送駆動モータ22と、当接部14に設けられた第二の搬送ローラ23と、第二の搬送ローラ23を回転させる第二の搬送駆動モータ24とを有する。入出口11a近傍には、センサ81が設けられており、制御部80は、センサ81からの出力結果に基づいて入出口11aに紙葉類Pが挿入されたことを検出し、第一の搬送駆動モータ22によって第一の搬送ローラ21を駆動させることが可能となっている。また、当接部14の第二の搬送ローラ23と対応する位置には、上部から下部へ連通する開口が形成されていて、第二の搬送ローラ23の下端は、当接部14の下方に僅かに突出している。これにより、第二の搬送ローラ23は、当接部14に当接した紙葉類Pを搬送方向Xに搬送可能となっている。
また、図1及び図2に示すように、一対の案内部材40は、載置台30に載置される積層体Qを挟むようにして幅方向Yに互いに対向しており、それぞれ、凹部を幅方向Y中央側に向けて搬送方向Xに延設された断面略コノ字状の第一の案内部41と、第一の案内部41から下方に延びる第二の案内部42とを有する。より詳しくは、各第一の案内部41は、載置台30に載置される積層体Qの上方で、入出口11aから第一の搬送ローラ21を経て内フレーム12の内部に搬入された紙葉類Pの幅方向Yの縁端P1を凹部に挿入して案内することが可能にそれぞれ配設されている。また、第二の案内部42は、弾性変形可能な材質で形成されており、第一の案内部41に固定された上端が載置台30に載置される積層体Qの幅方向Yの縁端部Q1に近接しているとともに、下端に延びるに従って縁端部Q1から幅方向Y外側へ離間するように傾斜して配設されている。
また、上下方向移動手段50は、外フレーム11の内部において内フレーム12の下方の空間に配設された上下駆動モータ51と、上下駆動モータ51に同軸で回転可能に設けられた回転板52と、幅方向Yに延設されて回転板52と接続された上下可動部材53と、上下可動部材53の両端に接続されて搬送方向Xに延びる一対の梁部材54と、一対の梁部材54に支持されて上方へ延び、上端側で案内部材40の第一の案内部41に接続された接続部材55とを有する。回転板52の端面には、中心軸から偏心してピン52aが突出している。また、上下可動部材53には、幅方向Yに細長に長孔53aが形成されていて、回転板52のピン52aが幅方向Yに進退可能に突出している。このため、上下可動部材53は、上下駆動モータ51によって回転板52が回転することで、ピン52aを介して上下に進退することが可能となっている。また、上下可動部材53に接続された梁部材54は、それぞれ両端で外フレーム11に設けられたガイドレール56によって上下に進退可能に固定されている。また、接続部材55は、略L字状の部材で、外フレーム11と内フレーム12の間でのガイドローラ57によって上下に進退可能に案内されているとともに、側部開口12bから内フレーム12の内部へと延びて第一の案内部41に固定されている。
すなわち、案内部材40は、上下方向移動手段50の上下駆動モータ51を回転駆動することにより、接続部材55を介して上下に進退可能であり、これにより第一の案内部41は、当接部14の下方に配置される第一の位置Mから、当接部14の側方に配置される第二の位置Nまで上下に進退することが可能となっている。なお、図示しないが上下駆動モータ51にはエンコーダが内蔵されており、制御部80は、エンコーダからの出力に基づいて、案内部材40の第一の案内部41の位置を検出し、第一の位置M及び第二の位置Nに位置制御することが可能となっている。また、案内部材40の第一の案内部41が第一の位置Mである場合、載置台30がコイルバネ31によって付勢されていることで、載置台30に積層された積層体Qの上面は各第一の案内部41の下面に当接した状態となる。一方、図4に示すように、案内部材40の第一の案内部41が第二の位置Nである場合、積層体Qの上面は、内フレーム12に設けられた当接部14に当接した状態となる。
また、図1及び図2に示すように、幅方向移動手段60は、各案内部材40と対応して内フレーム12の内面に設けられたガイド部61を有している。各ガイド部61は、対応する案内部材40が上下に移動するのに伴って、第二の案内部42に当接し上下に案内するローラを具備しており、案内部材40が第一の位置Mである時に第二の案内部42の上端部に当接している。ここで、第二の案内部42は、自らの弾性により積層体Qから幅方向Y外側に向かって積層体Qから離間するように付勢され、これによりガイド部61と第二の案内部42とは互いに押圧した状態となっている。
また、図1から図3に示すように、起振手段70は、一対の案内部材40の第二の案内部42に取り付けられた圧電素子71と、圧電素子71に高周波電流を供給可能な高周波電源部72とを有する。そして、制御部80による制御のもと、高周波電源部72から圧電素子71に高周波電流を供給することで、一対の案内部材40の第二の案内部42を振動させることが可能となっている。
次に、この実施形態の作用について説明する。まず、紙葉類処理装置1に、紙葉類Pを外部から内部へ搬入する場合について説明する。図1に示すように、操作者が入出口11aから紙葉類Pを挿入すると、センサ81によって紙葉類Pが検出されることで、制御部80は、第一の搬送駆動モータ22を駆動させて第一の搬送ローラ21を回転させる。これにより、挿入された紙葉類Pは、第一の搬送ローラ21に引き込まれて内フレーム12の内部に移動されることとなる。この際、制御部80は、上下方向移動手段50における上下駆動モータ51に内蔵されたエンコーダの出力に基づいて、一対の案内部材40を第一の位置Mに配置させておく。このため、内フレーム12の内部に移動した紙葉類Pは、一対の案内部材40の第一の案内部41の間に案内され挿入された状態となる。
次に、制御部80は、上下方向移動手段50の上下駆動モータ51を駆動させて、一対の案内部材40を第一の位置Mから第二の位置Nまで移動させる。これにより、図4に示すように、一対の案内部材40の第一の案内部41の間には、相対的に上方から当接部14が挿入されることとなり、第一の案内部41にある紙葉類Pは、下方に押し下げられることとなる。このため、紙葉類Pは、第一の案内部41の下方に位置する積層体Qに新たに積層されることとなる。
ここで、上記のように一対の案内部材40が第一の位置Mである場合には、第二の案内部42は、下方に向かって幅方向Y外側へ傾斜し積層体Qの縁端部Q1と離間した離間状態にある。このため、第一の位置Mから第二の位置Nに移動するのに伴って第二の案内部42が積層体Qの縁端部Q1と摺接することが無く、第二の案内部42が載置台30上の積層体Qと接触して、一対の案内部材40の移動が阻害されしまうことが無い。また、逆に積層体Qの縁端部Q1が摩耗等により損傷を受けてしまうおそれが無い。一方、一対の案内部材40が第一の位置Mから第二の位置Nに移動するのに伴って、幅方向移動手段60のガイド部61によって第二の案内部42を押圧する位置が相対的に下方となることにより、第二の案内部42は、積層体Qから離間した状態から積層体Qの縁端部Q1と略平行となって近接した近接状態となる。このため、一対の案内部材40が第二の位置Nとなることで、第一の案内部41から押し下げられる紙葉類Pを、近接状態にある第二の案内部42によって幅方向Yに正確に揃えて積層体Q上に新たに積層させることができる。また、この際に制御部80によって、起振手段70の圧電素子71に高周波電源部72から高周波電流を供給させる。これにより圧電素子71が設けられた第二の案内部42は、振動することとなり、第二の案内部42が接触する積層体Q及び積層される紙葉類Pに振動を伝達させて、より確実に幅方向Yに揃えて積層させることができる。
次に、紙葉類処理装置1から紙葉類Pを外部へ搬出する場合について説明する。この場合、制御部80は、まず、上下方向移動手段50における上下駆動モータ51に内蔵されたエンコーダの出力に基づいて、一対の案内部材40を第二の位置Nに配置させておく。次に、この状態では、一対の案内部材40の第一の案内部41が当接部14の側方に位置することから、載置台30上に載置されコイルバネ31によって上方へ付勢された積層体Qの上面は、当接部14に当接した状態となっている。このため、制御部80が第二の搬送駆動モータ24を駆動させて第二の搬送ローラ23を回転させることで、当接部14に当接した積層体Qの最上層の紙葉類Pのみが引き出され、第一の案内部41に案内されながら第一の搬送ローラ21に向かって搬送されることとなる。この場合においても、一対の案内部材40の第二の案内部42は、第二の位置Nにおいて積層体Qに対して近接状態にあることから、積層体Qの幅方向Yの移動を規制しており、最上層の紙葉類Pが搬送されるのに伴って、下層の他の紙葉類Pが幅方向Yに位置ずれしてしまうのを防止することができる。そして、制御部80が、さらに第一の搬送駆動モータ22を駆動させて第一の搬送ローラ21を回転させることで、積層体Qから引き出された紙葉類Pは、第一の搬送ローラ21に引き込まれて、入出口11aから外部へ排出されることとなる。なお、この場合にも制御部80による制御のもと、起振手段70から振動を発生させても良い。これにより、積層体Qに対して最上層の紙葉類Pが離間しやすくなり、第二の搬送ローラ23で引き出す際に、下層の紙葉類Pも同時に引き出してしまうことを防ぐことができる。
そして、紙葉類Pを外部へ搬出した後、再び外部から紙葉類Pを搬入する場合には、一対の案内部材40を第二の位置Nから第一の位置Mへ移動させることとなる。この場合にも、図2に示すように、第一の位置Mに移動するのに従って、一対の案内部材40の第二の案内部42が近接状態から離間状態となることで、積層体Qと接触して、上下移動が阻害され、また、積層体Qを損傷させてしまうことを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態の紙葉類処理装置1によれば、第一の案内部41及び第二の案内42を有する一対の案内部材40と、ガイド部61を有する幅方向移動手段60とを備えることで、紙葉類Pを損傷させてしまうおそれなく、幅方向Yに正確に揃えて、搬入、積層し、あるいは、積層状態から搬出することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5から図7は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、この実施形態の紙葉類処理装置100は、第一の案内部41及び第一の案内部41から上下方向Zに略平行に下方へ延びる第二の案内部111を有する一対の案内部材110と、一対の案内部材110を幅方向Yに進退させる幅方向移動手段120とを備える。
幅方向移動手段120は、一対の案内部材110のそれぞれを上下方向移動手段50の上下可動部材101に対して付勢した状態で固定する付勢部121と、付勢部121の付勢力に抗して一対の案内部材110を幅方向Yに案内する第一のガイド部122及び第二のガイド部123とを有する。ここで、本実施形態では、上下方向移動手段50の上下可動部材101は、上端に付勢部121によって一対の案内部材40を固定させる固定部102を有している。図6に示すように、固定部102には、二つの案内ピン102aと、一つの支持ピン102bとが突出して設けられている。二つの案内ピン102aは、間隔を有して幅方向Yに並んで設けられている。また、付勢部121は、一対の案内部材40の第一の案内部41にそれぞれ固定されて幅方向Y外側へ延びる固定部材124と、支持ピン102bに取り付けられた捩じりバネ125とを有する。
固定部材124には、幅方向Yに細長の長孔124aが形成されていて、二つの案内ピン102aが挿通されている。長孔124aの幅方向Yの長さは、二つの案内ピン102aの外縁までの長さ寸法よりも大きく設定されており、これにより固定部材124は、案内ピン102aをガイドとして、長孔124aの一端に二つの案内ピン102aの一方が当接した状態から、長孔124aの他端に案内ピン102aの他方が当接した状態まで幅方向Yに進退可能となっている。また捩じりバネ125の一端は、二つの案内ピン102aの一方に巻き付けられているとともに、他端は固定部材124に設けられた固定ピン124bに巻き付けられていて、これにより固定部材124は、幅方向Y外側に付勢されて、上下可動部材101の固定部102に固定されている。
第一のガイド部122は、各案内部材40と対応して内フレーム12の上部から下方に向かって設けられていて、第二のガイド部123は、各案内部材40と対応して内フレーム12の下部から上方に向かって設けられている。第一のガイド部122は、付勢部121による付勢に抗して案内部材110の第一の案内部41に当接する傾斜面である当接面122aを有している。当接面122aの下端部の位置は、案内部材40が第一の位置Mである場合において、第一の案内部41に当接し、この状態で第二の案内部42が積層体Qの縁端部Q1と離間した離間状態となるように設定されている。また、当接面122aの上端部の位置は、案内部材40が第二の位置Mである場合において、第一の案内部41に当接し、この状態では、第二の案内部42が積層体Qの縁端部Q1と近接した近接状態となるように設定されている。また、第二のガイド部123は、第一のガイド部122の当接面122aと略平行となるように傾斜した当接面123aを有している。そして、当接面123aは、第一のガイド部122の当接面122aによって案内部材110を案内する際に、第二の案内部111の下端に当接して、第一のガイド部122とともに案内部材110を案内することが可能に設けられている。
この実施形態の紙葉類処理装置100でも、第1の実施形態同様にして、案内部材110は、幅方向移動手段120によって、図1に示すように、第一の位置Mである時に第二の案内部111が積層体Qに対して離間状態となり、また、図2に示すように、第二の位置Nである時に積層体Qに対して近接状態となる。このため、紙葉類Pを、紙葉類を損傷させてしまうおそれなく、幅方向Yに正確に揃えて、搬入、積層し、あるいは、積層状態から搬出することができる。また、本実施形態の紙葉類処理装置100では、幅方向移動手段120によって案内部材110は、第一の案内部41も幅方向Yに移動することとなり、第一の位置Mでは対向する第一の案内部41の間隔を拡げた状態にすることができる。このため、搬送手段20によって搬送された紙葉類Pを案内する際に、一定のクリアランスを有して紙葉類Pを案内することができ、紙詰まりのおそれ無く、より円滑に紙葉類Pの搬入を行うことができる。一方、上下方向移動手段50によって案内部材110を第一の位置Mから第二の位置Nへ移動させて、第一の案内部41にある紙葉類Pを押し下げて積層体Qに積層する際には、第一の案内部41も離間状態から近接状態へ移行する。このため、積層させる紙葉類Pを押し下げつつ、第一の案内部41によって幅方向Yに揃えることができ、これにより下方に位置する積層体Qと幅方向Yの位置を略等しい位置に調整して、正確に揃えることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8から図10は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8及び図9に示すように、この実施形態の紙葉類処理装置130において、幅方向移動手段131は、内フレーム12の内部において載置台30の下方に設けられた駆動部である幅方向駆動モータ132と、幅方向駆動モータ132と同軸で回転可能に設けられた回転板133と、回転板133と接続されるとともに案内部材40の第二の案内部42の下端に接続された一対の可動部材134とを備える。
幅方向駆動モータ132は、両軸モータであり、回転板133は、図示しない反対側にも設けられている。各回転板133には、回転ピン133aが突出して設けられており、一対の可動部材134のそれぞれは、一端がいずれかの回転板133の回転ピン133aに回転可能に固定されている。また、第二の案内部42の下端にも回転ピン42aが設けられており、可動部材134の他端は回転ピン42aに回転可能に固定されている。このため、幅方向駆動モータ132によって回転板133が回転することで、可動部材134を介して第二の案内部42の下端を幅方向Yに進退させることが可能であり、これにより案内部材40の第二の案内部42は、載置台30上の積層体Qの縁端部Q1と離間した離間状態から近接した近接状態まで幅方向Yに移動することが可能である。なお、各回転ピン133aの配置位置は、幅方向駆動モータ132を駆動した際に、一対の案内部材134が同期して進退するようになっている。また、図9に示すように、制御部80は、幅方向駆動モータ132に内蔵されたエンコーダからの出力に基づいて、幅方向駆動モータ132を制御し、第二の案内部42の幅方向の位置調整を行うことが可能となっている。
この実施形態の紙葉類処理装置130では、制御部80による制御のもと、上下方向移動手段50により一対の案内部材40全体を上下方向Zに移動させるとともに、幅方向移動手段131により案内部材40の内、第二の案内部42を幅方向Yに移動させることができる。このため、上下方向移動手段50によって一対の案内部材40を第一の位置Mとした時に、幅方向移動手段131によって案内部材40の第二の案内部42を積層体Qから離間させた離間状態にさせることができる。また、図10に示すように、上下方向移動手段50によって一対の案内部材40を第二の位置Nとした時に、幅方向移動手段131によって案内部材40の第二の案内部42を積層体Qに近接した近接状態にさせることができる。このため、紙葉類Pを、損傷させてしまうおそれなく、幅方向Yに正確に揃えて、搬入、積層し、あるいは、積層状態から搬出することができる。
なお、上下方向移動手段50及び幅方向移動手段131による案内部材40の上下方向Z及び幅方向Yの移動パターンとしては、上記に限るものではない。すなわち、幅方向移動手段131は、上下方向移動手段50によって案内部材40が第一の位置Mまたは第二の位置Nになった後に駆動し、幅方向移動手段131によって第二の案内部42を近接状態または離間状態となるまで幅方向Yに移動させても良いし、上下方向移動手段50を駆動させながら、幅方向移動手段131によって第二の案内部42を近接状態または離間状態となるまで幅方向Yに移動させても良い。あるいは、上下方向Zにおける第一の位置M及び第二の位置Nと幅方向Yにおける離間状態と近接状態とを関連付けずに、一対の案内部材40を、上下方向移動手段50によって上下方向Zに進退させ、また、幅方向移動手段131によって幅方向Yに進退させるものとしても良い。
また、幅方向移動手段131は、幅方向駆動モータ132を両軸モータとし、両側に設けられた回転板133と、一対の案内部材134が接続されるものとしたが、これに限るものではない。例えば、幅方向駆動モータ132から突出する軸をクランク軸とし、一対の案内部材をそれぞれ接続するものとしても、各案内部材を同期させて幅方向に進退させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図11及び図12は、本発明の第4の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図11及び図12に示すように、この実施形態の紙葉類処理装置140において、幅方向移動手段141は、付勢部121と、外フレーム11の内部において内フレーム12の上方に設けられた駆動部である幅方向駆動モータ142と、幅方向駆動モータ142と同軸で回転可能に設けられ、外周に歯143aが形成された回転板143と、外周に歯144aが形成され、回転板143と噛合した一対の歯車144と、幅方向Yに延設され、それぞれ歯車144と接続されるとともに案内部材40に接続された一対の可動部材145とを備える。
各歯車144には、各可動部材145と対応して一対の回転ピン144aが突出して設けられている。また、可動部材145の一端側には上下方向Zに延びる長孔145aが形成されていて、回転ピン144aが上下方向Zに進退可能に挿通されている。このため、可動部材145は、幅方向駆動モータ142によって回転板143が回転することで、歯車144を介して幅方向Yに進退することが可能となっている。また、可動部材145の他端側には上下方向Zに延びるスライド部材145bが固定されている。スライド部材145bは、案内部材40の第一の案内部41と付勢部121の固定部材124との間に設けられたスライダ146に挿通されており、これにより案内部材40及び付勢部121に対して、上下方向Zに進退可能となっている。なお、図示しないが、本実施形態でも幅方向移動手段141の幅方向駆動モータ142は、制御部による制御のもと駆動可能となっている。
本実施形態でも同様に、制御部によって上下方向駆動モータ51を駆動させることによって案内部材40全体を上下方向Zに移動させることができる。この際、スライダ146によってスライド部材145bが案内部材40及び付勢部121に対して上下方向Zに進退可能であることで、案内部材40は、幅方向移動手段141の可動部材145と独立して上下方向Zに進退することが可能である。一方、制御部によって幅方向駆動モータ142を駆動させることによって、付勢部121の付勢に抗して、案内部材110を幅方向Yに進退させることができ、制御部による制御のもと、案内部材110の第二の案内部111を積層体Qから離間した離間状態から近接した近接状態まで幅方向Yに進退させることができる。このため、上記他の実施形態同様に、紙葉類Pを、損傷させてしまうおそれなく、幅方向Yに正確に揃えて、搬入、積層し、あるいは、積層状態から搬出することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態では、上下方向移動手段は、第一の案内部が当接部14の下方に位置する第一の位置Mから、当接部14の側方に位置する第二の位置Nまで、案内部材を上下方向Zに進退させることが可能であるものとしたが、これに限るものでは無い。当接部14を上下方向Zに進退可能としても良く、少なくとも、案内部材を当接部14に対して相対的に第一の位置Mから第二の位置Nまで上下方向Zに進退可能であれば良い。
また、上記各実施形態では、幅方向移動手段によって一対の案内部材の両方が離間状態から近接状態まで幅方向に進退するものとしたが、これに限るものでは無く、一方のみが離間状態から近接状態まで幅方向に進退するものとしても良い。なお、この場合には、他方の幅方向に進退しない案内部材の第二の案内部は、積層体Qと摺動しないように縁端部Q1と僅かに離間した状態であることが好ましい。
また、起振手段70として第二の案内部に圧電素子71が設けられるものとしたが、これに限るものでは無い。例えば、第3及び第4の実施形態の幅方向移動手段131、141を起振手段として設けるものとしても良い。すなわち、可動部材のストロークを小さくして、幅方向駆動モータを連続駆動させることで、可動部材が接続された案内部材を幅方向に振動させることが可能である。
また、上記各実施形態の紙葉類処理装置は、紙葉類を搬入及び搬出可能なものとして説明したが、これに限るものではなく、搬入のみ可能なものとしても良い。この場合には、搬送手段20として、第二の搬送ローラ23及び第二の搬送駆動モータ24が不要となるとともに、コイルバネ31によって載置台30を上方へ付勢する必要がない。
この発明の第1の実施形態の紙葉類処理装置の側方視した断面図である。 この発明の第1の実施形態の紙葉類処理装置の正面視した断面図である。 この発明の第1の実施形態の紙葉類処理装置のブロック図である。 この発明の第1の実施形態の紙葉類処理装置において、紙葉類を積層する時の説明図である。 この発明の第2の実施形態の紙葉類処理装置の正面視した断面図である。 この発明の第2の実施形態の紙葉類処理装置において、付勢部の詳細図である。 この発明の第2の実施形態の紙葉類処理装置において、紙葉類を積層する時の説明図である。 この発明の第3の実施形態の紙葉類処理装置の正面視した断面図である。 この発明の第3の実施形態の紙葉類処理装置のブロック図である。 この発明の第3の実施形態の紙葉類処理装置において、紙葉類を積層する時の説明図である。 この発明の第4の実施形態の紙葉類処理装置の正面視した断面図である。 この発明の第4の実施形態の紙葉類処理装置において、紙葉類を積層する時の説明図である。
符号の説明
1、100、130、140 紙葉類処理装置
10 筐体
11a 入出口
14 当接部
20 搬送手段
30 載置台
40、110 案内部材
41 第一の案内部
42、111 第二の案内部
50 上下方向移動手段
60、120、131、141 幅方向移動手段
61、122、123 ガイド部
70 起振手段
80 制御部
132、142 幅方向駆動モータ(駆動部)
134、145 可動部材
M 第一の位置
N 第二の位置
P 紙葉類
P1 縁端
Q 積層体
Q1 縁端部
X 搬送方向
Y 幅方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 筐体に設けられた入出口から搬送手段によって搬送方向に沿って内部へ紙葉類を搬入して積層体として複数積層する紙葉類処理装置であって、
    前記筐体内部に設けられ、前記積層体が載置される載置台と、
    該載置台に載置される前記積層体の上方に配設されて前記入出口から前記筐体内部に搬入された前記紙葉類の幅方向縁端を案内する第一の案内部、及び、該第一の案内部から下方に延びて前記積層体の幅方向縁端部の側方に配設された第二の案内部をそれぞれ有して、互いに幅方向に対向する一対の案内部材と、
    前記載置台に載置される前記積層体の上方で、一対の前記案内部材の前記第一の案内部の間に進出可能に配設された当接部と、
    該当接部に対して一対の前記案内部材を、前記第一の案内部が前記当接部の下方に配置される第一の位置から、前記第一の案内部が前記当接部の側方に配置される第二の位置まで、相対的に上下に進退させる上下方向移動手段と、
    一対の前記案内部材の内の少なくとも一方について、少なくとも前記第二の案内部を、前記積層体の前記縁端部から離間した離間状態から該縁端部に近接した近接状態まで、前記幅方向に進退させる幅方向移動手段とを備えることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙葉類処理装置において、
    前記幅方向移動手段は、一対の前記案内部材が前記第一の位置である時に前記第二の案内部を前記離間状態にさせ、一対の前記案内部材が前記第二の位置である時に前記第二の案内部を前記近接状態にさせることを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の紙葉類処理装置において、
    前記幅方向移動手段は、前記第二の案内部とともに前記第一の案内部も幅方向に進退させることを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の紙葉類処理装置において、
    一対の前記案内部材の内、少なくとも前記第二の案内部は、自らの弾性により、または、付勢部材により幅方向前記積層体に向かって、または、該積層体から離間するように付勢されていて、
    前記幅方向移動手段は、前記案内部材に当接し、前記上下方向移動手段による前記前記案内部材の相対移動に伴って、付勢力に抗して前記第二の案内部を前記離間状態から前記近接状態に案内するガイド部を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の紙葉類処理装置において、
    前記幅方向移動手段は、一対の前記案内部材のそれぞれに接続されて幅方向に進退可能な可動部材と、
    該可動部材を進退させる駆動部と、
    該駆動部を制御して、前記可動部材を幅方向の所定位置で停止させることが可能な制御部とを有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の紙葉類処理装置において、
    前記案内部材の内、少なくとも前記第二の案内部を振動させる起振手段を備えることを特徴とする紙葉類処理装置。
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