JP2009137086A - 画像形成装置及び画像形成装置の画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止し、濃度が急激に変化する部位が存在する画像データに対して、高品位な印画結果が得られるようにする。
【解決手段】主走査方向に対して、カット紙20を一定のオフセット角θまで回転させるカット紙回転手段40と、カット紙回転手段40によって回転したカット紙20のオフセット角θに合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角θまで回転させる画像データ回転手段とを備え、キャプスタンローラ23は、カット紙回転手段40によってオフセット角θまで回転したカット紙20を副走査方向に搬送し、画像制御手段は、画像データ回転手段によってオフセット角θまで回転した画像データに基づいて、サーマルヘッド11の各発熱抵抗体を発熱させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体を搬送しながら、形成する画像データに基づいて、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて記録媒体に画像を形成する画像形成装置及び画像形成装置の画像形成方法に係るものであり、詳しくは、画像データにかかわらず、高品位な印画結果が得られるようにした技術に関するものである。
従来より、画像形成装置として、複数の発熱抵抗体(発熱素子)を配列したサーマルヘッド(画像形成手段)と、このサーマルヘッドに対向するように設けられたプラテンローラとを備えるサーマルプリンタが知られている。このようなサーマルプリンタは、プラテンローラ上に搬送されたカット紙(記録媒体)に対して、サーマルヘッドをインクリボンの上から押圧し、各発熱抵抗体を発熱させてインクリボンに塗布されたインクを転写し、画像を形成するようになっている。なお、感熱タイプの記録媒体を使用する場合には、インクリボンは不要である。
図11は、このような従来のサーマルプリンタ110の要部を示す側面図及び平面図である。
図11(a)に示すように、サーマルプリンタ110は、複数の発熱抵抗体111aをライン状に配列したサーマルヘッド111を備えている。そして、サーマルヘッド111とプラテンローラ112との間にカット紙120及びインクリボン130を挟持し、ピンチローラ122との間でカット紙120に圧接させたキャプスタンローラ121の回転駆動によってカット紙120を搬送しながらサーマルヘッド111の各発熱抵抗体111aを発熱させ、インクリボン130に塗布された各インクをカット紙120に転写して画像を形成している。
ここで、サーマルプリンタ110によって形成される一般的な画像は、横長の長方形である。そのため、サーマルヘッド111は、製造コスト等を考慮して、図11(b)に示すように、カット紙120の相対的に短い辺の側をサーマルヘッド111の長さ(発熱抵抗体111aの配列方向)とし、それを主走査方向としている。また、カット紙120を搬送しながら主走査方向の1ラインずつ印画を行い、これを並べて相対的に長い辺の側の画像を形成するので、主走査方向と直角なカット紙120の搬送方向を副走査方向としている。
また、このサーマルプリンタ110に用いられるインクリボン130は、図示を省略したインクカセット内の供給リールと巻取りリールとの間に巻き回されており、インクリボン130の巻出し方向と直角な方向に、異なる複数のカラーインク(例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各インク)と、透明なラミネートインク(L)とをベースフィルム上に順次繰り返して配置したものである。そして、カット紙120に対し、カラーインク(Y,M,C)を順次転写して印画を行い、最後にラミネートインク(L)を転写することで、形成されたカラー画像を紫外線等から保護するようにしている。
このようなサーマルプリンタ110を用いて実際に画像を形成するには、サーマルヘッド111の主走査方向にライン状に配列された複数の発熱抵抗体111aに対し、形成する画像データの階調レベルに応じた選択的な通電駆動を行い、その際に発生する熱エネルギーを利用してインクリボン130の各インクをカット紙120に転写する。すなわち、カット紙120の前縁部をプラテンローラ112の先まで送り出して給紙した後、上昇していたサーマルヘッド111を下降させてサーマルヘッド111とプラテンローラ112との間にインクリボン130及びカット紙120を挟持する。
この状態で、プラテンローラ112よりも副走査方向の後方(カット紙120の搬送方向の下流側)に配置されたキャプスタンローラ121を図11(a)に示す矢印のように反時計回りに回転駆動し、カット紙120を副走査方向に搬送しながらサーマルヘッド111の各発熱抵抗体111aを発熱させる。すると、発熱抵抗体111aが発生する熱エネルギーに比例してインクリボン130上のインクが昇華され、主走査方向の1ラインずつがカット紙120に転写されることとなる。また、カット紙120は、副走査方向に搬送されるので、主走査方向の1ラインが次々に副走査方向に並べられ、カット紙120の全体に2次元の画像が形成される。
このように、サーマルプリンタ110は、サーマルヘッド111とプラテンローラ112との間にカット紙120及びインクリボン130を挟持し、カット紙120及びインクリボン130を搬送しながらサーマルヘッド111によってインクリボン130のカラーインク(Y,M,C)やラミネートインク(L)をカット紙120に転写し、カラー画像を形成するようになっている。ところが、各インクを転写する際に、形成する画像の濃度が急激に変化(低濃度画像から高濃度画像に、高濃度画像から低濃度画像に変化)する部位では、本来は存在しないはずの黒スジ(濃度が高いスジ)や白スジ(濃度が低いスジ)が発生し、均一であるべきところに意図しない線ノイズ(黒スジや白スジ)が入ってしまうことがある。
これは、形成する画像の濃度に応じてサーマルヘッド111とカット紙120との摩擦力が変化し、カット紙120の搬送負荷が瞬時的に変動することによるものである。すなわち、サーマルヘッド111とカット紙120との間の摩擦力は、発熱抵抗体111aの近傍の温度が高いときに小さくなるので、この場合は、カット紙120の搬送負荷が小さくなる。すると、カット紙120の搬送速度が所定の速度よりも速くなり、その結果、発熱抵抗体111aからカット紙120の単位面積当たりに印加される熱エネルギーが小さくなる。
ところが実際には、発熱抵抗体111aの温度が高くなっても搬送負荷が小さくなるまでにタイムラグがあるので、少し遅れて搬送負荷が大から小に瞬時的に変動することとなる。そのため、低濃度画像(発熱抵抗体111aの温度低)から高濃度画像(発熱抵抗体111aの温度高)に変わる瞬間の部位では、搬送負荷が大きく、搬送速度が遅く、単位面積当たりに印加される熱エネルギーが大きいままなので、カット紙120に黒スジが発生する。逆に、高濃度画像(発熱抵抗体111aの温度高)から低濃度画像(発熱抵抗体111aの温度低)に変わる瞬間の部位では、搬送負荷が小さく、搬送速度が速く、単位面積当たりに印加される熱エネルギーが小さいままなので、カット紙120に白スジが発生する。そして、黒スジや白スジのような線ノイズは、形成する画像の濃度が急激に変化する領域が大きいほど目立つようになる。なお、黒スジ及び白スジは、カット紙120等の記録媒体の性状等によって逆になることもある。
そこで、搬送負荷の変動に起因する線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止できるようにした画像形成方法が知られている。すなわち、テンプレート画像内に準備された幾何学的なフレーム内に画像を嵌め込む合成画像を形成する場合において、フレームが主走査方向と平行になっている部分が存在すれば、フレームの部位で濃度が急激に変化してしまうので、主走査方向に対して傾斜した直線によってフレームを構成するようにし、フレームとそのフレームに隣接した画像との境界が主走査方向に対して平行にならないようにした技術である(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−348337号公報
しかし、上記の特許文献1の技術では、テンプレート画像内に準備された幾何学的なフレーム内に画像を嵌め込む合成画像を形成する場合にしか線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止できない。すなわち、特許文献1の技術は、フレームを主走査方向に対して傾斜した直線によって構成し、フレームとそのフレームに隣接した画像との境界が主走査方向に対して平行にならないようにするものなので、画像データ中にフレームが存在しない一般的な画像(テンプレート画像でない画像)を形成する画像形成装置には、適用することができない。そして、そのような一般的な画像の形成に際しては、特許文献1の技術を用いても、画像の濃度が急激に変化する部位で線ノイズ(黒スジや白スジ)が発生してしまう。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、幾何学的なフレームが準備されたテンプレート画像に限らず、画像データ中にフレームが存在しない一般的な画像の形成においても線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止し、画像の濃度が急激に変化する部位が存在する画像データに対して、高品位な印画結果が得られるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の発熱素子を主走査方向に配列した画像形成手段と、主走査方向と直角な副走査方向に記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、形成する画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させる画像制御手段とを備え、前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しながら、前記画像制御手段によって前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させ、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、主走査方向に対して、記録媒体を一定のオフセット角まで回転させる記録媒体回転手段と、前記記録媒体回転手段によって回転した記録媒体のオフセット角に合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角まで回転させる画像データ回転手段とを備え、前記記録媒体搬送手段は、前記記録媒体回転手段によってオフセット角まで回転した記録媒体を副走査方向に搬送し、前記画像制御手段は、前記画像データ回転手段によってオフセット角まで回転した画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、複数の発熱素子を主走査方向に配列した画像形成手段と、主走査方向と直角な副走査方向に記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを備え、前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しながら、形成する画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させ、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成方法であって、主走査方向に対して、記録媒体を一定のオフセット角まで回転させる記録媒体回転工程と、前記記録媒体回転工程によって回転した記録媒体のオフセット角に合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角まで回転させる画像データ回転工程と、前記記録媒体回転工程によってオフセット角まで回転した記録媒体を副走査方向に搬送する記録媒体搬送工程と、前記画像データ回転工程によってオフセット角まで回転した画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成工程とを含むことを特徴とする。
(作用)
上記の請求項1及び請求項4に記載の発明は、主走査方向に対して、記録媒体を一定のオフセット角まで回転させるとともに、回転した記録媒体のオフセット角に合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角まで回転させる。そして、オフセット角まで回転した記録媒体を副走査方向に搬送し、オフセット角まで回転した画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する。すなわち、画像データ中に主走査方向と平行になっている部分が存在しても、画像データが回転するので、平行にならなくなる。また、回転した画像データのオフセット角は、回転した記録媒体のオフセット角に合わせられているので、記録媒体に形成される画像に回転は生じない。
上記の発明によれば、画像データ中に主走査方向と平行になっている部分が存在していても、画像データを回転させるので、平行にならなくなる。そのため、副走査方向の画像濃度の急激な変化が緩和され、線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止できるようになる。また、回転した画像データのオフセット角は、回転した記録媒体のオフセット角に合わせられているので、記録媒体に形成される画像に回転が生じることはなく、記録媒体に合わせた画像が形成される。その結果、画像データにかかわらず、高品位な印画結果が得られるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)では、本発明の画像形成装置として、昇華式のサーマルヘッド11(本発明における画像形成手段に相当するもの)によってカット紙20(本発明における記録媒体に相当するもの)にカラー画像を形成するサーマルプリンタ10a,10bを例に挙げて説明する。
図1は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aの概要を示す側面図である。
また、図2は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aの概要を示す斜視図及びサーマルヘッド11の部分拡大図である。
図1及び図2に示す第1実施形態のサーマルプリンタ10aは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のカラーインクと、透明なラミネートインク(L)とが塗布されたインクリボン30を使用し、サーマルヘッド11の主走査方向に配列された複数の発熱抵抗体11aに通電した際の熱エネルギーを利用して各カラーインク等を転写することで、副走査方向に搬送されるカット紙20にカラー画像を形成するものである。
ここで、サーマルプリンタ10aは、上下動するサーマルヘッド11と、サーマルヘッド11と対向するプラテンローラ12とを備えている。すなわち、プラテンローラ12に対してサーマルヘッド11が接離方向に変位可能となっており、転写が実行される際(画像の形成時)には、上昇していたサーマルヘッド11が図1に示す矢印のように下降し、プラテンローラ12を押圧するように変位する。
このようなサーマルプリンタ10aにおいて、各色ごとに色分けされたインクリボン30は、インクカセット(図示せず)内に収納されており、色変換処理された画像データに応じて、図1に示す矢印のように供給リール31から巻き出され、その後、ガイドローラ(図示せず)に導かれながら、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間を通り、巻取りリール32に向けて図1の左方向に搬送される。
一方、カット紙20は、基材部とインクの受容層とを有しており、サーマルプリンタ10a内の所定の場所にセットされている。そして、必要に応じてそこから引き出され、搬送される。すなわち、引き出されたカット紙20は、用紙搬送路(図示せず)によって導かれ、モータ(図示せず)によって回転駆動される給紙ローラ21(本発明における記録媒体搬送手段に相当するもの)と、給紙ローラ21に対向して従動回転するサブローラ22との間に挟持される。さらに、カット紙20は、給紙ローラ21の反時計回りの回転により、サーマルヘッド11及びインクリボン30側が受容層で、プラテンローラ12側が基材部となるように給紙され、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間を通ってカット紙20の前縁がキャプスタンローラ23(本発明における記録媒体搬送手段に相当するもの)まで達し、転写の開始地点がサーマルヘッド11の発熱抵抗体11aと対向する位置になるようにセットされる。
ここで、サーマルプリンタ10aに画像データが入力されると、それまで上昇していたサーマルヘッド11(図1に示す状態)が矢印のように下降し、発熱抵抗体11aによってプラテンローラ12を押圧する。そして、図2(a)に示すように、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間にインクリボン30及びカット紙20を挟持する。すなわち、サーマルヘッド11がプラテンローラ12に向かって図1に示す矢印のように変位すると、インクリボン30及びカット紙20を介して、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間に押圧力が作用する。その結果、インクリボン30とカット紙20の受容層とが押圧されるようになる。また、カット紙20は、モータ(図示せず)によって回転駆動されるキャプスタンローラ23と、キャプスタンローラ23に対向して従動回転するピンチローラ24との間に挟持される。
この状態において、反時計回りに回転駆動されたキャプスタンローラ23と従動回転するピンチローラ24とにより、カット紙20が副走査方向に向けて搬送される。同時に、インクリボン30が図1に示す矢印のように供給リール31から引き出され、巻取りリール32によって巻き取られる。そして、形成する画像データに基づいて、画像制御手段(図示せず)により、図2(b)に示すように、サーマルヘッド11の主走査方向に配列された各発熱抵抗体11aがそれぞれの電極11bを介して選択的に通電駆動され、各発熱抵抗体11aから発生する熱エネルギーがインクリボン30に伝達される。
その結果、インクリボン30上のイエロー(Y)のカラーインクがカット紙20の受容層上に転写され、主走査方向の1ラインずつが副走査方向に並べられる。なお、転写が終了したインクリボン30は、図2(a)に示すように、サーマルヘッド11の副走査方向の後方(インクリボン30の巻取り方向の下流側)に設けられた剥離部材11bにより、カット紙20と引き剥がされる。
また、カラー画像の形成は、各色ごとに実行されるため、インクリボン30が搬送されて転写する色が変更されるごとに、サーマルヘッド11が上昇するとともに、キャプスタンローラ23が逆回転(今度は時計回りに回転)し、カット紙20が逆方向に搬送されて転写の開始地点まで戻される。そして、イエロー(Y)の場合と同様に、マゼンタ(M)及びシアン(C)のカラーインクがそれぞれ重ねて転写され、主走査方向の1ラインずつが次々に副走査方向に並べられる結果、カット紙20の全体に2次元のカラー画像が形成される。
さらにまた、カット紙20のカラー画像の形成領域全体(カラー画像の上)に透明なラミネートインク(L)が転写され、画像形成の終了となる。そして、このような画像形成動作の終了後は、排紙動作となり、カット紙20がそのまま副走査方向に搬送され、排紙口(図示せず)から排紙される。
このように、図1に示す第1実施形態のサーマルプリンタ10aは、キャプスタンローラ23とピンチローラ24との間にカット紙20を挟持し、カット紙20に圧接させたキャプスタンローラ23の回転によってカット紙20を搬送しながらサーマルヘッド11の発熱抵抗体11aを発熱させ、インクリボン30上のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のカラーインクと、透明なラミネートインク(L)とをカット紙20に転写してカラー画像を形成し、そのカット紙20を排紙するものである。
また、第1実施形態のサーマルプリンタ10aは、2色目以降を重ねた際の色ずれを防止するため、図1に示すように、カット紙20に対する圧接面に複数の突起23aが形成されたキャプスタンローラ23を使用する。すなわち、突起23aを形成したキャプスタンローラ23をカット紙20に圧接させ、搬送の際に、キャプスタンローラ23の圧接力によって突起23aがカット紙20の基材部(下側)に食い込むようにすることで、十分な搬送力を確保し、色ずれが生じないようにしている。
ところが、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間にカット紙20及びインクリボン30を挟持し、カット紙20及びインクリボン30を搬送しながら各カラーインク等を転写して画像を形成すると、画像の濃度が急激に変化する部位に線ノイズ(低濃度画像から高濃度画像に変化する部位に黒スジ、高濃度画像から低濃度画像に変化する部位に白スジ)が発生する。すなわち、形成する画像の濃度に応じてサーマルヘッド11とカット紙20との摩擦力が変化するので、キャプスタンローラ23の突起23aによって搬送力を確保していても、カット紙20の搬送負荷が瞬時的に変動する結果、搬送速度に遅速が生じて線ノイズ(黒スジや白スジ)が発生してしまう。そのため、形成する画像データ中に画像濃度の急激な変化があれば、その変化する部位で印画品位が低下する。
そこで、第1実施形態のサーマルプリンタ10aは、後述するように、主走査方向に対して、カット紙20を一定のオフセット角θまで回転させるカット紙回転手段40(本発明における記録媒体回転手段に相当するもの)と、カット紙回転手段40によって回転したカット紙20のオフセット角θに合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角θまで回転させる画像データ回転手段50とを備えている。そして、カット紙20の回転は、カット紙回転工程(本発明における記録媒体回転工程に相当するもの)で行い、画像データの回転は、画像データ回転工程で行う。
また、キャプスタンローラ23は、カット紙搬送工程(本発明における記録媒体搬送工程に相当するもの)において、カット紙回転手段40によってオフセット角θまで回転したカット紙20を副走査方向に搬送し、画像制御手段(図示せず)は、画像形成工程において、画像データ回転手段50によってオフセット角θまで回転した画像データに基づいて、サーマルヘッド11の各発熱抵抗体11aを発熱させる。すなわち、サーマルプリンタ10aは、カット紙回転工程、画像データ回転工程、カット紙搬送工程、及び画像形成工程を含む各工程により、画像の濃度の急激な変化を緩和して、線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止するようにしている。
図3は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおけるカット紙回転工程を示す平面図であり、カット紙20の回転前の状態を図示したものである。
また、図4は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおけるカット紙回転工程を示す平面図であり、カット紙20の回転後の状態を図示したものである。
図3及び図4に示すように、サーマルプリンタ10aは、カット紙回転手段40を備えており、このカット紙回転手段40により、主走査方向に対して、カット紙20を一定のオフセット角θまで自動的に回転させる。
ここで、カット紙回転手段40は、副走査方向に搬送されるカット紙20の前方で、主走査方向の中心からずれた位置に配置されてカット紙20と当接する前方当接ピン44(本発明における前方当接部材に相当するもの)と、副走査方向に搬送されるカット紙20の左右両側方で、互いに副走査方向にずれた位置に配置されてカット紙20と当接する左方当接ピン42(本発明における左方当接部材に相当するもの)及び右方当接ピン43(本発明における右方当接部材に相当するもの)と、副走査方向に搬送されるカット紙20の搬送経路で、主走査方向の中心からずれた位置に配置されてカット紙20を回転させるオフセットローラ41(本発明における強制回転部材に相当するもの)とを備えている。なお、前方当接ピン44及び左方当接ピン42は、上下動が可能であり、上昇した状態でカット紙20と当接する。
このような第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおいて、搬送されたカット紙20がカット紙回転手段40に到達すると、カット紙20は、図3に示すように、モータ(図示せず)によって回転駆動されるオフセットローラ41により、さらに搬送される。この際、オフセットローラ41は、主走査方向の中心からずれたカット紙20の左縁側に当接し、左縁部のみに搬送力を伝える。すると、カット紙20に右回りの回転力が発生するようになるが、カット紙20の右縁には、右方当接ピン43が当接しているので、カット紙20の右回りの回転が阻止される。そのため、カット紙20は、副走査方向に真っ直ぐに搬送されることとなる。
このようにしてカット紙20が副走査方向に搬送されると、図4に示すように、カット紙20の前縁が前方当接ピン44に当接するようになる。この際、前方当接ピン44は、主走査方向の中心から右側にずれた位置に配置されているので、オフセットローラ41の搬送力がカット紙20の左縁部のみに作用することと、前方当接ピン44によるカット紙20のストッパー機能がカット紙20の前方右側のみに作用することとにより、カット紙20が右回りに回転する。そして、その右回りの回転は、右方当接ピン43に対して副走査方向の手前側にずれた位置に配置された左方当接ピン42にカット紙20の左縁が当接することによって止まる。
したがって、オフセットローラ41によって副走査方向に搬送(図3参照)された後、右回りに回転(図4参照)したカット紙20は、前方当接ピン44、右方当接ピン43、及び左方当接ピン42との当接により、一定のオフセット角θまで回転して止まる。すなわち、カット紙20は、図3及び図4に示すカット紙回転工程において、カット紙回転手段40(オフセットローラ41、左方当接ピン42、右方当接ピン43、及び前方当接ピン44)により、主走査方向に対して、一定のオフセット角θ(第1実施形態のサーマルプリンタ10aでは、θ=1°)まで自動的に回転する。また、回転後のカット紙20の前縁部は、図4に示すように、給紙ローラ21の上側に位置するようになる。そして、この後の画像データ回転工程により、画像の形成前に、カット紙20に形成する画像の画像データがオフセット角θまで回転される。
図5は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおける画像データ回転工程及び画像形成工程を示すフローチャートである。
また、図6は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおける画像データ回転工程を示す平面図である。
ここで、サーマルプリンタ10aによって形成する画像は、図6に示すように、人物(着物姿の女性)の絵柄部の下に、横並びの文字(縁取り内のA〜O)のテキスト部が配置されたものであり、テキスト部の下は、無地の絵柄部となっている。
図6に示す画像をカット紙20(図1参照)に形成する場合、最初に、図5に示すステップS1において、形成する画像データ(元画像データ)が入力される。この元画像データは、図6(a)に示すように、絵柄部の低濃度画像、テキスト部の高濃度画像、及び絵柄部の低濃度画像が副走査方向に並んでおり、低濃度画像から高濃度画像に急激に変化する部位や高濃度画像から低濃度画像に急激に変化する部位が主走査方向と平行になっている。また、元画像データの画像部位(絵柄部及びテキスト部)の階調は、8ビット(0〜255)となっている。
このような元画像データ(入力)は、図5に示す次のステップS2において、参照テーブルに基づく階調変換によって階調0のみが階調1に変換され、画像部位の階調が1〜255となって出力される。そして、続くステップS3では、図6(b)に示すように、画像データ回転手段50によって元画像データをオフセット角θまで回転させ、濃度が急激に変化する部位(絵柄部とテキスト部との境界部位)が主走査方向と平行にならないようにした回転画像データとする。なお、この回転画像データのオフセット角θは、図4に示すカット紙回転手段40によって回転したカット紙20のオフセット角θ(θ=1°)に合わせられており、画像部位の回転後の座標(X2,Y2)は、一般的に、原点(0,0)を中心として元の座標(X1,Y1)をθ°回転させる下記式によって求められる。
X2=X1×cos(θ)−Y1×sin(θ)
Y2=X1×sin(θ)+Y1×cos(θ)
また、図5に示すステップS3では、画像回転によって形成された余白部位の階調を0とする。すなわち、ステップS3の画像回転により、画像部位(絵柄部及びテキスト部)の外側には、図6(b)に示すような余白が形成されるので、ステップS2で画像部位の階調を1〜255として出力した残りの階調0を余白部位に対応させる。
このように、図5に示すステップS1〜ステップS3の画像データ回転工程により、図6(a)に示す元画像データがカット紙20(図4参照)と同じオフセット角θまで回転し、図6(b)に示す回転画像データとなる。そして、画像データ回転工程の後、図5に示すステップS4の画像形成工程となる。なお、この画像形成工程の前に、カット紙搬送工程により、カット紙20を副走査方向に搬送しておく。
図7は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおけるカット紙搬送工程を示す平面図である。
また、図8は、第1実施形態のサーマルプリンタ10aにおける画像形成工程を示す平面図である。
カット紙回転手段40によってオフセット角θまで回転したカット紙20は、カット紙搬送工程において、給紙ローラ21の回転駆動により、オフセット角θを維持したまま副走査方向に搬送される。
ここで、カット紙20は、図7に示すように、カット紙20の前縁部がサーマルヘッド11とプラテンローラ12との間を通り、キャプスタンローラ23に到達するまで搬送される。そして、転写の開始地点がサーマルヘッド11の発熱抵抗体11a(図1参照)と対向する位置になるようにセットされる。なお、このカット紙搬送工程では、カット紙20の搬送の障害とならないように、左方当接ピン42及び前方当接ピン44が下降している。
このように、カット紙搬送工程でカット紙20が搬送されると、カット紙20は、サーマルヘッド11の各発熱抵抗体11a(図1参照)の配列方向(主走査方向)に対して、オフセット角θを有するようになる。そして、この回転した状態のカット紙20に画像が形成される。すなわち、図8に示すように、キャプスタンローラ23の回転駆動によってカット紙20を副走査方向に搬送しながら、画像制御手段(図示せず)によってサーマルヘッド11の各発熱抵抗体11aを発熱させ、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて画像を形成する(画像形成工程)。
この画像形成工程では、上述した画像データ回転工程によってオフセット角θまで回転した画像データ(図6(b)に示す回転画像データ)に基づいて、カット紙20に画像を形成する。すなわち、オフセット角θ(θ=1°)を有するカット紙20に対し、同じオフセット角θ(θ=1°)を有する回転画像データを用いて画像を形成する。すると、カット紙20には、図8に示すように、オフセット角θが相殺された画像(相対的に回転していない画像)が形成されることとなる。
また、図8に示す画像形成工程は、図6(b)に示す回転画像データを形成するので、画像の濃度が急激に変化する部位(絵柄部とテキスト部との境界部位)が主走査方向と平行になっておらず、副走査方向の画像濃度の急激な変化が緩和されている。そのため、線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止でき、高品位な印画結果が得られるようになる。さらにまた、回転画像データの余白は、図5のステップS3において、階調0を対応させているので、画像形成のステップS4では、サーマルヘッド11の発熱抵抗体11a(図1参照)による熱エネルギーの印加が全くなく(インクの転写が行われる直前までのバイアスエネルギーすら印加されず)、発熱抵抗体11aの蓄熱等の影響があったとしても、インクが転写されることはない。
図9は、第2実施形態のサーマルプリンタ10bを示す斜視図である。
また、図10は、第2実施形態のサーマルプリンタ10bの内部を示す側面図である。
図9及び図10に示すように、第2実施形態のサーマルプリンタ10bにおいて、カット紙20は、収納トレイ45(本発明における記録媒体収納容器に相当するもの)に収納されている。そして、収納トレイ45からカット紙20が1枚ずつ引き出される。なお、このカット紙20は、感熱紙である。
ここで、収納トレイ45は、図9に示すように、オフセット角θまで回転させた状態でカット紙20を収納する。すなわち、第2実施形態のサーマルプリンタ10bでは、収納トレイ45が記録媒体回転手段として機能し、収納トレイ45にカット紙20を収納してトレイ蓋45aを閉めれば、そのカット紙20は、主走査方向に対して、一定のオフセット角θ(第2実施形態のサーマルプリンタ10bでは、θ=0.75°)まで回転した状態で収納されることとなる。
このように、一定のオフセット角θで収納トレイ45に収納されたカット紙20は、図10に示すように、供給ローラ25によって搬送される。すなわち、収納トレイ45内のカット紙20の表面には、モータ(図示せず)によって回転駆動される供給ローラ25が当接しているので、供給ローラ25を回転させれば、カット紙20が収納トレイ45から図10に示す矢印のように引き出される。
また、カット紙20はその後、搬送ローラ26によって搬送され、給紙ローラ21とサブローラ22との間に挟持される。さらにまた、カット紙20は、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間を通ってキャプスタンローラ23とピンチローラ24との間に挟持され、キャプスタンローラ23によって搬送される。そして、サーマルヘッド11によって印画が行われた後は、排紙トレイ46に排紙される。なお、第2実施形態のサーマルプリンタ10bでは、感熱紙のカット紙20を使用するため、インクリボン30(図1参照)が不要となっている。
ここで、カット紙20は、収納トレイ45から排紙トレイ46までずっと、オフセット角θを維持したままの状態で搬送される。そのため、カット紙回転手段40(図3参照)を備えていなくても、カット紙20は、サーマルヘッド11の各発熱抵抗体11aの配列方向(主走査方向)に対して、オフセット角θ(θ=0.75°)を有するようになり、この状態のカット紙20に画像が形成されることとなる。この際、同じオフセット角θ(θ=0.75°)まで回転した画像データに基づいて、画像が形成されるようになっているので、カット紙20には、オフセット角θが相殺された画像(相対的に回転していない画像)が形成される。
したがって、第2実施形態のサーマルプリンタ10bは、第1実施形態のサーマルプリンタ10aと同様に、画像データ中に主走査方向と平行になっている部分が存在していても(一般的な画像データは、画像部位(絵柄部やテキスト部)が主走査方向と平行になっている場合が多いが)、画像データを回転させるので、平行にならなくなる。その結果、副走査方向の濃度の急激な変化が緩和され、線ノイズ(黒スジや白スジ)の発生を防止できるので、画像データにかかわらず、高品位な印画結果が得られるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形等が可能である。
(1)上記の実施形態では、記録媒体回転手段として、オフセットローラ41、左方当接ピン42、右方当接ピン43、及び前方当接ピン44を備えるカット紙回転手段40(第1実施形態)や、カット紙20を予め回転させた状態で収納する収納トレイ45(第2実施形態)を用いているが、これらに限定されることなく、主走査方向に対して、カット紙40等の記録媒体を一定のオフセット角θまで回転させることができるものであれば何でも良い。また、オフセット角θ(第1実施形態は、θ=1°、第2実施形態は、θ=0.75°)は、0.75°でほぼ線ノイズ(黒スジや白スジ)がなくなり、1°で完全になくなるが、画像データ、インクリボン30の特性、カット紙20(感熱紙)の特性等に影響されるので、これらに限られない。
(2)上記の実施形態では、カット紙回転工程、画像データ回転工程、カット紙搬送工程、画像形成工程の順で画像を形成しているが、最初がカット紙回転工程で最後が画像形成工程であれば、画像データ回転工程とカット紙搬送工程とは、どちらが先でも後でも良い。
第1実施形態のサーマルプリンタの概要を示す側面図である。 第1実施形態のサーマルプリンタの概要を示す斜視図及びサーマルヘッドの部分拡大図である。 第1実施形態のサーマルプリンタにおけるカット紙回転工程を示す平面図であり、カット紙の回転前の状態を図示したものである。 第1実施形態のサーマルプリンタにおけるカット紙回転工程を示す平面図であり、カット紙の回転後の状態を図示したものである。 第1実施形態のサーマルプリンタにおける画像データ回転工程及び画像形成工程を示すフローチャートである。 第1実施形態のサーマルプリンタにおける画像データ回転工程を示す平面図である。 第1実施形態のサーマルプリンタにおけるカット紙搬送工程を示す平面図である。 第1実施形態のサーマルプリンタにおける画像形成工程を示す平面図である。 第2実施形態のサーマルプリンタを示す斜視図である。 第2実施形態のサーマルプリンタの内部を示す側面図である。 従来のサーマルプリンタの要部を示す側面図及び平面図である。
符号の説明
10a,10b サーマルプリンタ(画像形成装置)
11 サーマルヘッド(画像形成手段)
11a 発熱抵抗体(発熱素子)
20 カット紙(記録媒体)
21 給紙ローラ(記録媒体搬送手段)
23 キャプスタンローラ(記録媒体搬送手段)
40 カット紙回転手段(記録媒体回転手段)
41 オフセットローラ(強制回転部材)
42 左方当接ピン(左方当接部材)
43 右方当接ピン(右方当接部材)
44 前方当接ピン(前方当接部材)
45 収納トレイ(記録媒体回転手段、記録媒体収納容器)
50 画像データ回転手段

Claims (4)

  1. 複数の発熱素子を主走査方向に配列した画像形成手段と、
    主走査方向と直角な副走査方向に記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
    形成する画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させる画像制御手段と
    を備え、
    前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しながら、前記画像制御手段によって前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させ、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    主走査方向に対して、記録媒体を一定のオフセット角まで回転させる記録媒体回転手段と、
    前記記録媒体回転手段によって回転した記録媒体のオフセット角に合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角まで回転させる画像データ回転手段と
    を備え、
    前記記録媒体搬送手段は、前記記録媒体回転手段によってオフセット角まで回転した記録媒体を副走査方向に搬送し、
    前記画像制御手段は、前記画像データ回転手段によってオフセット角まで回転した画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体回転手段は、
    副走査方向に搬送される記録媒体の前方で、主走査方向の中心からずれた位置に配置されて記録媒体と当接する前方当接部材と、
    副走査方向に搬送される記録媒体の左右両側方で、互いに副走査方向にずれた位置に配置されて記録媒体と当接する左方当接部材及び右方当接部材と、
    副走査方向に搬送される記録媒体の搬送経路で、主走査方向の中心からずれた位置に配置されて記録媒体を回転させる強制回転部材と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体回転手段は、
    オフセット角まで回転させた状態で記録媒体を収納する記録媒体収納容器である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数の発熱素子を主走査方向に配列した画像形成手段と、
    主走査方向と直角な副走査方向に記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と
    を備え、
    前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しながら、形成する画像データに基づいて、前記画像形成手段の各前記発熱素子を発熱させ、主走査方向の1ラインずつを副走査方向に並べて記録媒体に画像を形成する画像形成装置の画像形成方法であって、
    主走査方向に対して、記録媒体を一定のオフセット角まで回転させる記録媒体回転工程と、
    前記記録媒体回転工程によって回転した記録媒体のオフセット角に合わせて、画像の形成前に画像データをオフセット角まで回転させる画像データ回転工程と、
    前記記録媒体回転工程によってオフセット角まで回転した記録媒体を副走査方向に搬送する記録媒体搬送工程と、
    前記画像データ回転工程によってオフセット角まで回転した画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成工程と
    を含むことを特徴とする画像形成装置の画像形成方法。
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