JP2009136972A - 研磨ディスク用基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾力性に優れ、粉塵による人体への負荷が少なく、可燃処理が可能な研磨ディスク用基板を提供する。
【解決手段】天然繊維又は合成繊維からなる複数枚の織布を積層し、この積層した織布を、接着剤を介して圧着成形して研磨ディスク用基板Aを構成する。
【選択図】図1
【解決手段】天然繊維又は合成繊維からなる複数枚の織布を積層し、この積層した織布を、接着剤を介して圧着成形して研磨ディスク用基板Aを構成する。
【選択図】図1
Description
この発明は、手持ち回転工具の回転軸に取り付けて、バリ取りや研磨作業に使用する研磨ディスクの基板に関する。
研磨ディスクは、図4に示すように、中央に工具取付け孔Bを有する基板Aの表面に、多数枚の矩形の研磨布紙Cを放射状に配列して接着したものが一般的であり、バリ取りや研磨作業に広く用いられている。
従来、この種の研磨ディスクの基板Aには、バルカナイズドファイバー製のものや金属製のもの、あるいはプラスチック製のものもあるが、コストや強度面で、最近では、ガラス繊維のネット材料を複数枚積層し、この積層したガラス繊維のネット材料を接着剤によって圧着成形したものが主流になっている。
従来、この種の研磨ディスクの基板Aには、バルカナイズドファイバー製のものや金属製のもの、あるいはプラスチック製のものもあるが、コストや強度面で、最近では、ガラス繊維のネット材料を複数枚積層し、この積層したガラス繊維のネット材料を接着剤によって圧着成形したものが主流になっている。
ところで、上記ガラス繊維のネット材料を圧着成形した基板は、コストや強度面で優れているが、材料が剛直なガラス繊維である。
この剛直なガラス繊維で形成された基板を使用する研磨ディスクは、使用中に、基板に接合された研磨布紙や砥粒と共に、基板自体も摩耗するために、数mm以下の剛直なガラス繊維の粉塵も飛散する。この剛直なガラス繊維の飛散については、これまで余り問題とされていなかったが、より良い作業環境を得るためには、このガラス繊維の飛散による使用者に対する健康への影響を重視することが非常に重要である。
この剛直なガラス繊維で形成された基板を使用する研磨ディスクは、使用中に、基板に接合された研磨布紙や砥粒と共に、基板自体も摩耗するために、数mm以下の剛直なガラス繊維の粉塵も飛散する。この剛直なガラス繊維の飛散については、これまで余り問題とされていなかったが、より良い作業環境を得るためには、このガラス繊維の飛散による使用者に対する健康への影響を重視することが非常に重要である。
さらに、ガラス繊維を材料とする基板は、使用後、可燃ごみとして処理できず、粉砕処理して、埋設処理するしか処分方法がなく、環境への負荷が大きく、廃棄コストも高く付くという問題があった。
そこで、この発明は、弾力性に優れ、粉塵による人体への負荷が少なく、可燃処理が可能な研磨ディスク用基板を提供しようとするものである。
この発明は、上記課題を解決するために、天然繊維又は合成繊維からなる複数枚の織布を積層し、この積層した織布を、接着剤を介して圧着成形して研磨ディスク用基板を構成したのである。
この発明に係る研磨ディスク用基板の素材は、天然繊維又は合成繊維からなる織布であるため、従来のガラス繊維のネット材を素材とするものよりも、弾力性に優れている。
また、天然繊維又は合成繊維を素材とするため、使用中に摩耗粉が発生しても、人体への影響が殆どなく、より良い作業環境を得ることができる。
さらに、天然繊維又は合成繊維を素材とするため、使用後に可燃処理が行える。
さらに、天然繊維又は合成繊維を素材とするため、使用後に可燃処理が行える。
以上のように、この発明に係る研磨ディスク用基板は、弾力性に優れ、粉塵による人体への負荷が極端に少なく、可燃処理が可能であるから、現在主流であるガラス繊維のネット材を素材とするものに比し、使用面、環境面で格段に優れている。
この発明に係る研磨ディスク用基板Aは、図1に示すように、円盤形状をしており、図2に示すように、中央部が上方に膨出し、その中心に工具取付け孔Bを設けている。
全体形状は、用途に応じて円盤形状でなくても多角形状でもよい。
全体形状は、用途に応じて円盤形状でなくても多角形状でもよい。
この発明に係る研磨ディスク用基板の素材は、図3に示すように、綿や羊毛などの天然繊維又はポリエステルやナイロンなどの合成繊維からなる織布1を複数枚積層して、接着剤2を介して圧着成形したものである。
織布1としては、平織り、綾織りなど織り構造は特に限定されず、研磨布紙の基布として使用されている綿布や他の織布が好ましい。
織布1の積層枚数は、その厚さにもよるが、概ね6枚から10枚ぐらいであり、要求される強度や固さ、弾力性によって適宜調整することができる。
接着剤2としては、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系、フェノール系などの合成系の他、天然系のものも使用することができる。
例えば、エポキシ系、アクリル系又はフェノール系の接着剤2を使用する場合、打抜いた直径96mmの織布1の片面に接着剤2を適量塗布したものを、治具を使用して複数枚積層し、その後両面から圧力を加えた状態で、90℃〜120℃で加熱養生して成形すると、弾力性に優れた強度の高いものが得られた。
例えば、エポキシ系、アクリル系又はフェノール系の接着剤2を使用する場合、打抜いた直径96mmの織布1の片面に接着剤2を適量塗布したものを、治具を使用して複数枚積層し、その後両面から圧力を加えた状態で、90℃〜120℃で加熱養生して成形すると、弾力性に優れた強度の高いものが得られた。
この発明に係る研磨ディスク用基板Aは、積層した織布1の中間層に、天然繊維又は合成繊維からなる不織布、天然繊維又は合成繊維からなる織布を基材にした研磨布紙を適宜挟むようにしてもよい。
1 織布
2 接着剤
A 基板
B 工具取付け孔
C 研磨布紙
2 接着剤
A 基板
B 工具取付け孔
C 研磨布紙
Claims (3)
- 天然繊維又は合成繊維からなる複数枚の織布を積層し、この積層した織布を、接着剤を介して圧着成形した研磨ディスク用基板。
- 積層した上記複数枚の織布の間に、天然繊維又は合成繊維からなる不織布を介在させた請求項1記載の研磨ディスク用基板。
- 積層した上記複数枚の織布の間に、天然繊維又は合成繊維からなる織布を基材にした研磨布紙を介在させた請求項1記載の研磨ディスク用基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007316761A JP2009136972A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 研磨ディスク用基板 |
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JP2007316761A JP2009136972A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 研磨ディスク用基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=40868153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007316761A Pending JP2009136972A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 研磨ディスク用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009136972A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9700994B2 (en) | 2012-12-27 | 2017-07-11 | 3M Innovative Properties Company | Circular support plate, nonwoven fabric polishing roll, roll assembly, and polishing method |
CN114829070A (zh) * | 2019-10-25 | 2022-07-29 | 马吕斯·克拉森 | 制造用于翼片砂轮的承载板的方法、承载板和包括所述承载板的翼片砂轮 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0691548A (ja) * | 1991-05-23 | 1994-04-05 | Mitsubishi Materials Corp | 可撓性円板砥石 |
JP2000052257A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-22 | Atsushi Miyaoka | バ フ |
-
2007
- 2007-12-07 JP JP2007316761A patent/JP2009136972A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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