JP2009136458A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 臀部の近傍においても着用下着に対して確実に固定され、体液漏れ等のおそれのない吸収性物品を提供する。
【解決手段】 液保持性の吸収体と、前記吸収体の表面を覆う液透過性の表面シートと、前記吸収体を裏面から支持する液不透過性の裏面シートと、を備え長手方向に延び前端部と後端部とを有する吸収性物品本体を備えた吸収性物品であって、前記本体の長手方向に延び且つ、前記吸収体または裏面シートに固定された基端部と、固定されない先端部とを有する帯状部材であって、前記長手方向に伸縮性を有する帯状部材と、前記帯状部材の裏面に設けられ着衣に係止する係止シートとを備え、前記係止シートは、前記帯状部材の幅方向に延び且つ、その両端部が前記帯状部材に固定されていることを特徴とする吸収性物品。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生理用ナプキンなどの吸収性物品に関する。
従来、裏面に形成された粘着部を着用下着の股間域に貼り付けて使用する生理用ナプキンなどの吸収性物品が知られている。
特開平11−99179号公報には、かかる吸収性物品の一例として、次の生理用ナプキンが記載されている。すなわちこの生理用ナプキンでは、ナプキンの前端部および後端部から前後方向へ伸縮性を有する弾性フラップ(弾性部材)が突出して設けられ、この弾性フラップの先端部の裏面に、着用下着に対する粘着部が形成されている。
特開平11−99179号公報
しかしながらこのような吸収性物品においては、後端部から延びる弾性フラップが臀部の溝近傍に位置する場合、このフラップが溝に沿って変形し断面三角状になり、フラップに形成された粘着部も断面三角形状に変形する。
これに対して、普段用のショーツなどの特に身体を締め付けない着用下着は、装着直後では弾性フラップに合わせて断面三角形状に変形するが、着用者が運動すると元のフラット状に戻ろうとする傾向がある。
この結果、前記溝近傍で粘着部が着用下着から剥離することにより、弾性フラップが下着から外れ、その結果ナプキンと身体(特に臀部)の間に隙間が生じたり、ナプキンがずれたりして、経血漏れ等の体液漏れ等が発生するおそれがあった。あるいは、前記弾性フラップと下着との粘着力が強い場合は、当該フラップが臀部から離間して、その隙間から体液漏れが発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、臀部の近傍においても着用下着に対して確実に固定され、体液漏れ等のおそれのない吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の第一の側面によれば、液保持性の吸収体と、前記吸収体の表面を覆う液透過性の表面シートと、前記吸収体を裏面から支持する液不透過性の裏面シートと、を備え長手方向に延び前端部と後端部とを有する吸収性物品本体を備えた吸収性物品であって、
前記本体の長手方向に延び且つ、前記吸収体または裏面シートに固定された基端部と、固定されない先端部とを有する帯状部材であって、前記長手方向に伸縮性を有する帯状部材と、
前記帯状部材の裏面に設けられ着衣に係止する係止シートとを備え、
前記係止シートは、前記帯状部材の幅方向に延び且つ、その両端部が前記帯状部材に固定されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
この発明の吸収性物品では、係止シートがその両端部で帯状部材に固定され、両端部以外では帯状部材に対して分離可能となっている。その結果、係止シートが臀部の溝近傍に位置し、隣接する帯状部材が前記溝に沿って断面三角形状に変形する場合であっても、前記係止シートは貼り付けた着用下着に沿ってフラットな状態を保持することができる。
したがって、着用中に着用者の体勢変化が生じても、係止シートが前記溝部で着用下着から剥離したり、あるいは、帯状部材が溝部から外れたりすることがないので、吸収性物品本体と身体との間に隙間が生じることなく、吸収性物品を身体に密着させることができる。その結果、吸収性物品がずれたり下着から外れたりすることによる、体液漏れ等の発生を防止できる。
本発明に係る吸収性物品は、肌当接面に位置する液透過性の表面シートと、着衣当接面に位置する液不透過性の裏面シートと、両シート間に介在する吸収体とを備えた吸収性物品本体(以下、単に「本体」と称することもある。)に、当該本体と同方向に延びる帯状部材と、当該帯状部材の裏面に設けられ着衣に係止する係止シートとを備えている。
本体は、長手方向に延び、その前端部と後端部を有する。なお、この明細書では、着用時に、使用者の腹側に位置する部位を前端部と称し、臀部側に位置する部位を後端部と称する。
帯状部材は、その一端(基端部)が本体に固定されている。すなわち、本体に固定される基端部と固定されない先端部とを有する。本体への固定部位は、本体裏面(裏面シート)であってもよいし、吸収体の裏面(裏面シート側)であってもよい。
この帯状部材は、少なくともその一部が、本体に対して長手方向に伸縮性を有し、それにより着用時に、吸収体または本体(以下、まとめて「本体」と記す場合がある。)を支持して弾性的に吊り上げ、身体側に適切に密着させることができる。
帯状部材は、帯状部材の先端部が本体の後端部より延出できる程度の伸縮性を有することが好ましい。
また、この帯状部材は、本体に対して長手方向に引出し可能であって、その先端部は、着用前の状態において、引出し方向側にある本体後端部より突出しており、引出し時の把持部を形成していることが好ましい。
ここで、帯状とは、実質的にほぼ縦長状であることを意味する。したがって、帯状部材の具体的形状は、長方形等に限られることはなく、たとえば、長手方向中央部において狭いなど幅方向の間隔が一定ではなくてもよいし、両側部が曲線であってもよい。
また、帯状部材は、本体を充分に支持できるような所定の長さを有することが好ましい。具体的には帯状部材は、本体(または裏面シート)の長さの1/2以上の長さを有し、その基端部が、前記本体(または裏面シート)の、長手方向における中央部より前端部側へ偏倚した位置に固定されていることが好ましい。
さらに、帯状部材の表面(肌当接面)には、帯状部材部においても体液の吸収が可能であるように、吸収性部材が設けてあることが好ましい。より好ましくは、この吸収性部材は、着用状態において本体から延出する帯状部材表面に設けられている。
係止シートは、帯状部材の幅方向に延びるものであり、その両端部が帯状部材の幅方向の少なくとも2位置において固定されている。つまり、係止シートは、その長手方向の両側縁でのみ帯状部材と接合されている。したがって、係止シートは、両端部以外では帯状サポートに対して分離可能であり、接近離反自在となっている。
係止シートは帯状部材の、本体に固定されていない先端部側であって、着用状態において本体の後端部から延出する箇所の2位置に固定されることが好ましい。
係止シートは、帯状部材の先端部側の所定位置に固定された支持シートと、この支持シート上に形成された、たとえば粘着材から形成される係止部材とを有するものであることが好ましい。支持シートは、帯状部材の幅方向に延び且つ、その両端部が帯状部材に固定されている。
以下、添付図面を参照して、この発明の吸収性物品の実施形態をさらに詳しく説明する。これらの実施形態は、あくまで一例であり、本発明の技術的範囲がこれらの例示の実施形態に限定されることはない。
図1は、この発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキン(以下、単に「ナプキン」ともいう。)11の斜視図である。
同図に示すように、この生理用ナプキン11は、液保持性の吸収体12と、この吸収体12の表面を覆う液透過性の表面シート13と、吸収体12を裏面から支持する液不透過性の裏面シート15とを備えた帯状の吸収性物品本体(本体)17によって構成される。
本体17の両側部には、着用下着への固定を補助するための左右ウィング17w、17wが形成され、その左右ウィング17w、17wの裏面シート15にそれぞれ、着用時に本体17を下着に固定するための粘着部のような係止部(図示せず)が形成されている。さらに、本体17の前端部および中央部等の任意の箇所にそれぞれ、着用時に本体17を下着に固定するための同様な係止部が形成されていてもよい。
本体17の裏面17rには、着用時に本体17を支持するための、帯状部材23と後述する係止シートとを備えた、帯状サポート手段19が設けられている。この帯状サポート手段19は、本体の長手方向の後方(矢印X)に引出し可能になっている。
より詳細には以下の通りである。
図2は、図1のナプキン11を平坦に延ばした場合の平面図であり、図3(A)は、図2のA−A線断面図であり、図3(B)は図2のB−B線断面図であり、図3(C)は図2のC−C線断面図である。
図2に示すように、帯状サポート手段19は、本体17の長手方向に引出し可能な帯状部材23と、この帯状部材23の裏面に設けられ、着用下着に係止する係止シート38とを有する。
帯状部材23は、長手方向において本体17(または裏面シート15)の1/2以上の長さを有し、その先端部23aは本体17の後端部17aから突出し、基端部23bは、本体17の前端部17b近傍の所定位置に固定されている。
帯状部材23の幅方向長さは、本体17(または裏面シート15)の幅方向長さの30〜150%であることが好ましく、60〜130%であることがより好ましい。
図2および図3(A)(B)に示すように、帯状部材23は、伸縮性を有する伸縮部33と、この伸縮部33の後方に隣接して配置される非伸縮部34とを備え、非伸縮部34の先端部は、引出し時につまみとして機能する把持部37を構成する。このように、帯状部材が本体の前後(長手)方向に伸縮性を有することにより、本体を身体側により密着させることができる。
伸縮部33は、図3(A)に示すように、ゴム(弾性体)のような弾性体(弾性部材)27と、この弾性体27を挟む基材29、31とを有する。把持部37は、図3(B)に示すように、非伸縮性の吸収性部材35と、この吸収性部材35を挟む基材29a、31とを有する。
帯状部材の伸縮部の伸長可能範囲は、伸縮時の帯状部材の全長が、非伸縮時の全長に対し105〜300%であることが好ましく、110〜180%であることがより好ましい。これにより、本体を弾性的に吊り上げて、身体側に適切に押し上げ密着させることができる。さらに、105〜300%の伸長倍率における弾性体の応力は、5〜100cN/25mmの範囲であることが好ましく、20〜80cN/25mmの範囲であることがより好ましい。
図2および図3(C)に示すように、帯状部材23の非伸縮部34であって把持部37に隣接する部位の裏面(着衣当接面)には、着用時に帯状部材23を下着に係止するための係止シート38が設けられている。この係止シート38は、粘着部39と、この粘着部を支持する支持シート41とからなり、支持シートの両端部41a、41bにおいて前記非伸縮部の裏面に固定されている。そしてこの粘着部39を含む係止シート38には、使用時まで粘着部39を保護するための剥離シート43が貼り付けてある。
図1および図3(A)(B)(C)に示すように、本体17の裏面17rには、帯状部材23(あるいは帯状サポート手段19)の引出しを案内するための筒状案内手段21が、裏面シート15に固定して設けられている。この筒状案内手段21の筒内部に、帯状部材23が配置されている。こうした構成により、帯状部材が本体の裏面から下方へ垂れ下がってしまうことを防止できる。なお、筒状案内手段は、本体のほぼ全域を覆うように配置されていてもよいし、本体の後方端付近のみに配置されていてもよい。少なくとも本体の後方端付近に筒状案内手段が配置されることにより、帯状部材が幅方向に過度に摺動して本体の位置ずれを招くおそれがない。
より詳細には、筒状案内手段の長手方向寸法は、本体の長手方向寸法の10〜100%であることが好ましく、50〜90%であることがより好ましい。筒状案内手段の幅方向寸法は、帯状部材の幅方向寸法の100〜200%であることが好ましく、105〜150%であることがより好ましい。
上記構成の生理用ナプキンを着用する場合、まず本体前端部17bおよび中央部、左右ウィング17w、17wに設けた係止部(図示せず)を、下着前部および中央部に固定する。次に、把持部37をつかんで、帯状部材23の後端部23aを伸縮部33の張力に抗して後方(矢印X方向)へ引出し、剥離シート43を剥がして係止シート38の粘着部39を露出させ、露出した粘着部39を下着後部に固定する。このように、ナプキンを完全に下着に固定してから下着を引き上げてもよいし、下着前部および中央部にナプキンを固定して下着を引き上げた後に、背中側から下着内に手を入れて把持部37を引き出し、粘着部39を下着後部に固定することもできる。
上記のように吸収性物品本体が下着に固定されていると、着用時において本体17は、伸縮部33の弾性により身体側へ付勢された状態で、下着の前方部位および後方部位において支持される。
したがって着用後、下着中央部等が弛緩する場合であっても、本体表面と身体との間に隙間が生じることがなく、体液漏れ等が発生することがない。
また、この実施形態では、本体後端部17aから引き出される非伸縮部(把持部37を含む)に吸収性部材35が形成されている。したがって使用時、本体後端部17aから体液等が漏れ出す場合であっても、漏れ出した体液を吸収性部材35で吸収することができる。また、この吸収性部材が把持部に剛性を付与し、引出し時または着用中に把持部がよれ等により変形することを防止できる。
再び図3(C)を参照すると、上記のように、係止シート38を構成する支持シート41は、帯状部材23の幅方向(図において左右方向)に延び、その両端部41a、41bが、帯状部材23の先端領域の両側部近傍(幅方向の2位置)に固定されている。したがって、両端部41a、41bの間では帯状部材23と支持シート41(係止シート)との間に隙間41cができ、帯状部材23に対して分離可能(接近離反自在)になっている。この隙間41cの幅方向長さは、帯状部材23の幅方向長さの30〜95%であることが好ましく、50〜90%であることがより好ましい。
図4は、上記のような係止シート38の作用を示す概念図である。
使用に際して、帯状部材23を本体17から後方へ引出し、係止シート38を下着47の後部に固定すると、係止シート38は臀部の溝部に位置することとなり、当該係止シート38に隣接する帯状部材23は図4に示すように、この溝部に入り込み断面三角形状となる。一方係止シート38は、上述のように、幅方向中央部においては帯状部材23に対して固定されておらず分離可能であるので、下着に固定されたまま平面形状を保つ。つまり、断面三角形状になった帯状部材23は、係止シート38から離反する。
したがって、着用者の動作中に係止シート38が、帯状部材23に引っ張られることにより下着47から離脱するようなことがなく、吸収性物品本体の位置ずれや体液漏れが防止できる。また、係止シートが外れることなく下着にきちんと固定されているので、帯状部材が着用中に異変形したり、生理用ナプキン自体が位置ずれして着用中に異変形したりすることも防止できる。さらに、係止シート38は下着に固定されたまま、吸収性部材35を備えた帯状部材23が臀部に沿ってその溝内に保持されることにより、後方に体液が遺漏してもこれを確実に吸収することができる。
図5(A)は、図2におけるD−D線断面図である。
同図に示すように、係止シート38の粘着部39を被覆する剥離シート43は、粘着部39に対して、後方(帯状部材の引出し方向において前方)に延びる剥離シート突出部43aを有する。この剥離シート突出部43aは、筒状案内手段21の後端部に固定されている。換言すれば、剥離シート43は、粘着部39より後方において筒状案内手段21に固定されている。
したがって、使用に際して帯状部材23を後方へ引き出した場合、図5(B)に示すように、剥離シート43の筒状案内手段21への固定部45が起点となって、剥離シート43が粘着部39から剥離し、粘着部39が露出する。こうして、帯状部材23を引出し下着の所定箇所に粘着部39を固定する際、粘着部39を意図した箇所に容易に取り付けることができる。
本体17を構成する液保持性の吸収体12、吸収体の表面を覆う液透過性の表面シート13、および吸収体を裏面から支持する液不透過性の裏面シート15としては、従来公知の材料が使用され、特に限定されることはない。
筒状案内手段21には、表面シート19または裏面シート15と同様に公知の材料等を使用することができる。
帯状部材23の伸縮部の基材29、31(図3(A)参照)としては、表面シートとして使用できる液透過性シートを好ましく使用できる。弾性体(弾性部材)27としては、天然ゴム、ポリウレタン弾性糸などを使用することができる。あるいは、エラストマー樹脂を含む繊維状シートを伸縮部の基材として使用してもよい。このような場合、伸縮部の基材に波状エンボス加工を施すことでより伸縮性を付与しやすくなる。
非伸縮部の裏面側の基材29a(図3(B)(C)参照)は、上記裏面シートと同様に、液不透過性材料を使用することが好ましい。この基材29a上に任意に設けられる吸収性部材35としては、上記吸収体12と同様の公知の材料が使用できる。なお、基材31として液吸収性を有する材料を使用し、吸収性部材の役割を兼ね備えるように構成してもよい。
係止シート38の支持シートとしては、たとえば裏面シート15と同様に公知の材料等を使用することができる。
係止シート38の粘着材としては、水溶性高分子、架橋材、可塑剤、水分からなるゲル粘着剤等の公知の材料が用いられ、特に限定されることはない。
また、粘着剤の代わりにホットメルト型接着剤も用いることができ、このホットメルト型接着剤としては、常温時にタック性を有していることが好ましいため、感圧型接着剤が好適例として挙げられる。
本発明は、上述した実施形態1に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
たとえば、実施形態1においては、係止シート38を、帯状部材に固定される支持シート41と、この支持シート41上に形成される粘着部39とから構成したが、図6に示すように、フック材(機械式フック材)49を用いることもできる。
この場合においても、たとえば、係止シート38としてのフック材49は、帯状部材23の幅方向に延びかつ、その両端部49a、49bが帯状部材23の両側部近傍(幅方向の2位置)に固定され、両端部49a、49b以外では、帯状部材23に対して接近離反自在にされる。
したがってこの実施形態の係止シートでも、下着に固定される係止シートと臀部の溝部に位置する帯状部材とが、係止シートの中央部において相互に接近離反自在であるため、下着に対して係止シートが固定された状態で帯状部材は臀部に密着することができる。その結果、吸収性物品本体と身体との間の隙間を防止し、体液漏れを確実に防止することができる。
また、実施形態1においては、帯状部材23の伸縮部33は、基材29および31で挟まれた弾性体27を備えるものであったが、本発明の伸縮部はこれに限るものでなく、たとえば図7に示すように、折り畳み部23fを有することにより伸縮するものであってもよい。
この伸縮部23fを有する帯状部材23においては、帯状部材23の先端部23aを後方(矢印X方向)へ引き出すことにより、折り畳み部23fが引き延ばされ、本体17から帯状部材23が引き出される。
さらに、実施形態1においては、帯状部材23は、吸収性物品本体17から一方向(後方)に突出するものであったが、本発明はこれに限るものではない。
たとえば図8に示すように、帯状サポート手段19は、本体17の長さ方向中央部に固定部51で固定され、固定部51に対して前方に延びる前方帯状部材223と後方に延びる後方帯状部材123とを有することができる。後方帯状部材123は、上記帯状部材23と同様の構成であり、その両端部で後方帯状部材123に固定された係止シート(138)を備えている。前方帯状部材223の下着への固定手段としては、任意の手段が用いられ、係止シートを用いずに帯状部材の裏面に直接、粘着部等の係止部(図示せず)を設けてもよい。
この吸収性物品においては、たとえば、前方帯状部材223を引き出して下着に固定すると共に、後方帯状部材123を引き出した後、これに設けた係止シート(138)を下着に固定することにより、下着に対して本体を固定することができる。
この実施形態においても、吸収性物品は下着の前方部および後方部に確実に固定され、着用後下着が弛緩する場合であっても確実に本体17を着用者の身体に対して押しつけることができる。したがって、着用中における体液漏れを確実に防止することができる。
さらにまた、実施形態1においては、本体の裏面に筒状案内手段21を配置して、帯状部材23の引出しを案内させたが、裏面シート15と吸収体12の間に帯状部材23を配置して、裏面シートが筒状案内手段の役割を果たすように構成してもよい。この場合、裏面シートと吸収体の後方端部は、互いに接合されない。
あるいは、裏面シートあるいは表面シートを幅方向に延長し、その端部を本体の裏面側で、開口部を設けるように筒状に接合してもよい。
本発明に係る吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンの斜視図である。 図1に示す生理用ナプキンを平坦に延ばした場合の平面図である。 図3(A)は、図2のA−A線断面図であり、図3(B)は図2のB−B線断面図であり、図3(C)は図2のC−C線断面図である。 係止シートの作用を示す概念図である。 図5(A)および(B)は、図2におけるD−D線断面図である。 本発明に係る吸収性物品の別の一実施形態である生理用ナプキンの幅方向断面図である。 本発明に係る吸収性物品の別の一実施形態である生理用ナプキンの長手方向断面図である。 本発明に係る吸収性物品の別の一実施形態である生理用ナプキンの平面図である。
符号の説明
11 生理用ナプキン
12 吸収体
13 表面シート
14 裏面シート
17 吸収性物品本体(本体)
23 帯状部材
38 係止シート

Claims (5)

  1. 液保持性の吸収体と、前記吸収体の表面を覆う液透過性の表面シートと、前記吸収体を裏面から支持する液不透過性の裏面シートと、を備え長手方向に延び前端部と後端部とを有する吸収性物品本体を備えた吸収性物品であって、
    前記本体の長手方向に延び且つ、前記吸収体または裏面シートに固定された基端部と、固定されない先端部とを有する帯状部材であって、前記長手方向に伸縮性を有する帯状部材と、
    前記帯状部材の裏面に設けられ着衣に係止する係止シートとを備え、
    前記係止シートは、前記帯状部材の幅方向に延び且つ、その両端部が前記帯状部材に固定されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記帯状部材は、その先端部が前記本体の後端部より延出できる程度の伸縮性を有する請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記帯状部材は、前記本体に対して長手方向に引出し可能であり且つ、前記帯状部材の先端部の一部は、着用前、前記引出し方向側にある前記本体の後端部より突出している請求項1または2記載の吸収性物品。
  4. 前記帯状部材の表面に吸収性部材が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項記載の吸収性物品。
  5. 前記帯状部材は、前記本体の長手方向長さの1/2以上の長さを有し、
    前記帯状部材の基端部は、前記本体の、長手方向における中央部より前記前端部側へ偏倚した位置に固定されている請求項1〜4のいずれか1項記載の吸収性物品。
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