JP2009077929A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品に第2吸収体部を設け、第2吸収体部を吸収性物品から延出可能に構成することにより、排泄物等の漏れを抑制させることが可能な吸収性物品を提供すること。
【解決手段】液保持性の第1吸収体部と、前記第1吸収体部における一方側に配置される少なくとも一部が液透過性の表面シートと、を有する本吸収体と、液保持性の第2吸収体部を有すると共に、前記本吸収体における前記表面シート側と反対側に配置される補助吸収体と、前記本吸収体と前記補助吸収体とを連結する延伸可能な帯状部材と、を備える吸収性物品であって、前記補助吸収体は、前記帯状部材により前記本吸収体と連結された状態で、前記補助吸収体における第2吸収体部が前記本吸収体の外縁から延出しない第1位置から、前記本吸収体の外縁から延出する第2位置に移動可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来より、経血等の排泄物を吸収させるための吸収性物品として、生理用ナプキン、パンティライナー、尿取りパッド等が使用されている。これらの吸収性物品は、経血等の排泄物を吸収し保持する吸収体と、この吸収体の肌当接面側を覆う液透過性の表面シートと、吸収体の着衣側を覆う液不透過性の裏面シートと、を有し、例えば、下着の内面に接着させた状態等で使用される。
ところで、上記のような吸収性物品は、経血等の排泄物を確実に捕捉するために吸収体を備える吸収領域を着用者の排泄部に密着させて使用することが望まれている。しかしながら、吸収性物品は、元来下着等に取り付けられて使用されるものであるため、着用者の動きの変化に伴い、下着と排泄部との間に相対的な位置ずれを起こし易かった。そして、排泄部と吸収性物品との間に隙間が生じた場合には、例えば、排泄物が表面シートに沿って側方や臀部方向へ流れる場合があり、これにより下着や着衣を汚してしまうという問題があった。
これに対し、生理用ナプキンの不織布に形成される皺を伸ばすことにより延伸可能とし、延伸させた状態で下着に装着させることにより、着用者の動きの変化に伴う下着や皮膚の伸縮性に追随できるようにした吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、生理用ナプキンの長手方向における中央部の吸収層を固定し、吸収層の後方自由縁部を自由端とすると共に上方に向けて起立させた吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特表平07−509384号公報 特開平11−104169号公報
しかしながら、特許文献1に開示の吸収性物品は、一の連続した吸収体により構成されているため、例えば、臀部のように歩行時に左右方向に動く箇所においては左右方向に対する歪みを生じさせてしまい、着用者に異物感を与えるだけでなく、排泄物等の漏れを生じさせるおそれがあった。
また、特許文献2に開示の吸収性物品は、後方自由縁部が延伸可能に形成されていないため吸収面積を増やすことができず、例えば、多量の排泄物が排泄された場合には、漏れを生じさせるおそれがあった。
本発明は、吸収性物品に補助吸収体を設け、補助吸収体を吸収性物品から延出可能に構成することにより、排泄物等の漏れを抑制させることが可能な吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため、第1吸収体と第2吸収体とを互いに積層するように配置し、第1吸収体の外縁から第2吸収体を延出可能に構成することにより、着用者の動きに追従可能であると共に、吸収面積をも調節することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のような吸収性物品を提供する。
(1) 液保持性の第1吸収体部と、前記第1吸収体部における一方側に配置される少なくとも一部が液透過性の表面シートと、を有する本吸収体と、液保持性の第2吸収体部を有すると共に、前記本吸収体における前記表面シート側と反対側に配置される補助吸収体と、前記本吸収体と前記補助吸収体とを連結する延伸可能な帯状部材と、を備え、前記補助吸収体は、前記帯状部材により前記本吸収体と連結された状態で、前記補助吸収体における第2吸収体が前記本吸収体部の外縁から延出しない第1位置から、前記本吸収体の外縁から延出する第2位置に移動可能である吸収性物品。
ここで、吸収性物品は、補助吸収体が第1位置にある第1態様と、補助吸収体が第2位置にある第2態様とを有する。
(2) 前記帯状部材には、前記帯状部材の一部を折り返して形成される折返し延伸部が設けられる(1)に記載の吸収性物品。
(3) 前記帯状部材は、少なくとも一部が伸縮可能である(1)又は(2)に記載の吸収性物品。
(4) 前記補助吸収体には、前記第1位置において、前記本吸収体の外縁から延出して配置される把持部が形成される(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品。
(5) 前記本吸収体には、前記補助吸収体の少なくとも一部を被包するカバー部が配置される(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品。
(6)前記補助吸収体における前記カバー部と対向する側の面には、所定の係止部が設けられており、前記係止部は、前記係止部の表面に沿うように配置された剥離シートにより覆われており、前記剥離シートは、前記カバー部に設けられる固定部において前記カバー部と接合されており、前記固定部は、前記補助吸収体の延出方向における前記固定部の端部が、前記延出方向における前記係止部の端部と同じ位置又はより前記延出方向側に配置するように形成される(5)に記載の吸収性物品。
本発明によれば、吸収性物品に補助吸収体を設け、補助吸収体を吸収性物品から延出可能に構成することにより、排泄物等の漏れを抑制させることが可能な吸収性物品を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
また、本発明に係る吸収性物品は、身体から排泄される経血、尿、おりものなどを吸収することを目的として身体の股間部に着用されるものであるが、以下の実施形態では、女性の膣口から排泄される経血を吸収することを主な目的とする生理用ナプキンを例として説明する。また吸収性物品の2つの表面のうち排泄部に向けられる一方側を肌当接面とし、反対側の他方側をその外側に着衣が着用されるか否かに拘らず非肌当接面とする。
また、前方領域(F)とは、生理用ナプキンを着用した場合における着用者の膣口から腹部側に該当する領域をいい、後方領域(R)とは、生理用ナプキンを着用した場合における着用者の膣口から臀部側に該当する領域をいう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。図2は、図1の背面図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、図1のB−B断面図である。図5は、前記第1実施形態に係る帯状部材の正面図である。図6(A)は、図5のC−C断面図であり、図6(B)は、図5のD−D断面図であり、図6(C)は、図5のE−E断面図である。図7(A)及び(B)は、生理用ナプキンにおける係止部と被覆シートとの関係を示す断面図である。図8(A)は、前記第1実施形態に係る生理用ナプキンの装着状態を示す図であり、図8(B)は、(A)のH−H断面図であり、図8(C)は、(A)のI−I断面図である。図9(A)及び(B)は、前記第1実施形態に係る生理用ナプキンの使用態様を示す図である。図10は、本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンの背面図である。
図11は、図10のG−G断面図である。図12(A)は、本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンの斜視図であり、図12(B)及び(C)は、第3実施形態に係る生理用ナプキンのJ−J断面図である。図13(A)及び(B)は、本発明の第3実施形態の他の形態に係る生理用ナプキンのJ−J断面図である。
[1]第1実施形態
[1.1]全体構成
本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキン1により、本発明の吸収性物品における全体構成について説明する。第1実施形態に係る吸収性物品である生理用ナプキン1は、本吸収体である生理用ナプキン本体5と、第2吸収体部100を有する補助吸収体6と、補助吸収体6と生理用ナプキン本体5とを連結する帯状部材10と、補助吸収体6と帯状部材10とを被包するカバー部材15と、を備える。
具体的には、図1から図4に示すように、生理用ナプキン1は、着用者の肌当接面側に設けられ、表面層を構成する液透過性の表面シート部2と、着用者の非肌当接面側に設けられ、裏面層を構成する液不透過性の裏面シート部3と、表面シート部2と裏面シート部3との間に配置され、吸収層を構成する液保持性の第1吸収体部4と、を有する生理用ナプキン本体5と、裏面シート部3の非肌当接面側において、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)に沿うように摺動可能に設けられる帯状部材10と、帯状部材10により生理用ナプキン本体5と連結される補助吸収体6と、生理用ナプキン本体5の非肌当接面側において、補助吸収体6及び帯状部材10を被包した状態で生理用ナプキン本体5と接合されるカバー部材15と、を備える。
帯状部材10は、一端側が生理用ナプキン本体5の前方領域(F)における接合部8において裏面シート部3と接合され、帯状部材10の他端側は、生理用ナプキン本体5と接合されず、接合部8を起点とする自由端10rとなる。そして、帯状部材10の自由端10rには、第2吸収体部100を有する補助吸収体6が連結されている。これにより、補助吸収体6は、帯状部材10により生理用ナプキン本体5と連結された状態で、補助吸収体6における第2吸収体部100が生理用ナプキン本体5の外縁から延出しない第1位置から、生理用ナプキン本体5の外縁から延出する第2位置に移動可能となる。
また、補助吸収体6の非肌当接面側には、下着50と係止する係止部9rが設けられている。係止部9rは、帯状部材10の非延伸時においてはカバー部材15に被包されており、帯状部材10の延伸時に露出可能になるように形成される。カバー部材15の帯状部材10側の面には、離型処理された剥離シート200が接合されており、剥離シート200は、帯状部材10が非延伸時のときには係止部9rを被覆するように配置される。また、剥離シート200は、カバー部材15の端部に設けられる固定部201においてカバー部材15と接合されており、帯状部材10を延伸させることにより係止部9rから剥離されるように構成される。
さらに、本実施形態においては、生理用ナプキン1は、表面シート部2及び第1吸収体部4を連続的に圧搾することにより形成される防漏溝部7と、サイドシート17により形成されるサイドギャザー16と、を備える。
[1.2]生理用ナプキン本体
生理用ナプキン本体5は、略縦長状に形成されると共に、その両側に下着50に装着するためのいわゆるウイングW1、W2が搭載されている。生理用ナプキン本体5の形状としては、例えば、長方形、楕円型、瓢箪型等を例示できる。なお、本発明においては、着用者の身体及び下着50の形状に適合する形状であればよい。
生理用ナプキン本体5は、生理用ナプキン本体5の幅方向(WD)における略中央部に略楕円状に形成された液透過領域20を備える。液透過領域20は、防漏溝部7により囲まれており、防漏溝部7は、液透過領域20を区画する。排泄部から排泄される経血等の排泄物は、液透過領域20における表面シート部2を透過して、第1吸収体部4で吸収される。非肌当接面側に配置される裏面シート部3は液不透過性であるので、排泄物は非肌当接面側には透過せず、第1吸収体部4に吸収された状態で保持されることとなる。また、防漏溝部7は、液透過領域20を囲むように高圧搾と低圧搾とからなる圧搾部が連続的、若しくは所定間隔に形成されてなり、主に、第1吸収体部4に吸収された経血等の排泄物の漏れを防止すると共に、第1吸収体部4における排泄物の拡散を防止する。
[1.3]帯状部材及び補助吸収体
図5に示すように、帯状部材10は、略縦長状に形成されると共に、伸長性材料を用いることにより、少なくとも一部が延伸可能に形成される。具体的には、帯状部材10は、糸状に形成された複数の弾性材12を一対の帯状の基材シート11、13で挟み込み、基材シート11、13のそれぞれを接着することにより形成される(図6(A)参照)。さらに具体的には、帯状部材10は、弾性材12の長手方向(LD)に所定の張力をかけることにより、弾性材12を所定の長さに延伸させ、延伸させた状態の弾性材12を基材シート11、13で挟み、接着させることにより形成される。なお、帯状部材10の他の伸張加工としては、部分的にスリット加工を施すことにより伸張可能としてもよく、波状のエンボス加工を施すことにより伸張可能としてもよい。
帯状部材10は、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)の一端側に設けられた接合部8において生理用ナプキン本体5と接合される。そして、帯状部材10の他端側は、生理用ナプキン本体5と接合されない自由端10rであり、自由端10rには、補助吸収体6が連結される。
補助吸収体6は、第2吸収体部100を一対の帯状の基材シート11、13で挟み込み、基材シート11、13のそれぞれと第2吸収体部100とを接着することにより形成される。なお、本実施形態においては、補助吸収体6は、帯状部材10を形成する基材シート11、13を用いて帯状部材10と連続するように形成したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、補助吸収体6は、帯状部材10と別体に形成し、接合する構成であってもよい。また、帯状部材10は、帯状部材10を形成する基材シート11、13を用いて補助吸収体6を構成した場合においても、補助吸収体6と生理用ナプキン本体5とを連結させたというものとする。
また、補助吸収体6の帯状部材10と連結する側と反対側の端部には、把持部62が設けられている。把持部62は、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)における外縁から延出するように配置される。なお、把持部62は、着用者が指等で摘める程度延出していればよい。
このように、帯状部材10の自由端10r側に第2吸収体部100を有する補助吸収体6を設けることにより、補助吸収体6は、帯状部材10の延伸時に生理用ナプキン本体5の外縁部からいずれの方向(第2位置)へも延出可能になる。言い換えると、補助吸収体6に設けられる第2吸収体部100が帯状部材10の延伸時に生理用ナプキン本体5の外縁部からいずれの方向(第2位置)へも延出可能になる。これにより、表面シート側からみた吸収体(第1吸収体部4及び第2吸収体部100)の面積を広くすることができ、例えば、生理用ナプキン本体5から体液等の排泄物が漏れ出し、着用者の臀部を伝って流れ出そうな場合においても、生理用ナプキン本体5から補助吸収体6を排泄物が流れ出しそうないずれかの位置(例えば、臀部方向側)に延出させて装着しておくことにより、第2吸収体部100で排泄物を吸収することが可能になる。
なお、補助吸収体6が配置される領域においては、第2吸収体部100に対応する領域であって、帯状部材10の非肌当接面側に液不透過性のシート(図示せず)を配置することが好ましい。この液不透過性のシートは、帯状部材10の自由端10r側における外縁部を覆うように設けられることが好ましい。また、液不透過性のシートは、帯状部材10の両側の少なくとも一部を覆うように設けられることが好ましい。これにより、吸収性部材で吸収した排泄物が係止される下着50に染み出すことを防止することが可能になるためである。
[1.4]カバー部材
カバー部材15は、生理用ナプキン本体5の両側部及び前方領域(F)における外縁部において生理用ナプキン本体5と接合される。すなわち、カバー部材15は、後方領域(R)における長手方向端部が開口するような態様になる。
カバー部材15の長手方向(LD)における長さは、例えば、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)の長さの10〜100%の範囲が好ましく、さらに好ましくは、50〜90%の範囲が例示できる。10%より小さいと、例えば、生理用ナプキン本体5と帯状部材10との自由度が大きすぎてしまい、着用中にずれる可能性があるためである。また、100%より大きいと、例えば、帯状部材10を延伸させて下着50に係止させる際に邪魔になるおそれがあるためである。また、例えば、帯状部材10を生理用ナプキン1の幅方向(WD)へ引き出して使用する場合に、長手方向(LD)における規制が生じ、カバー部材15の端部で帯状部材10が折れ曲がったり、捩れたりして使用し難くなるためである。
カバー部材15の幅方向(WD)における長さは、例えば、生理用ナプキン本体5の幅方向(WD)の長さの30〜150%の範囲が好ましく、さらに好ましくは、50〜110%の範囲が例示できる。30%より小さいと、例えば、生理用ナプキン本体5を十分に身体へ密着させることができなくなるためである。また、150%より大きいと、例えば、大腿部と接触する面積が過剰となり、擦れ等による肌トラブルを発症させる可能性があるためである。
また、カバー部材15の幅方向(WD)における長さは、例えば、帯状部材10の幅方向(WD)の長さの100〜200%の範囲が好ましく、さらに好ましくは、105〜150%の範囲が例示できる。100%より小さいと、例えば、帯状部材10を延伸させる際にスムーズに伸ばすことができないためである。また、例えば、帯状部材10を生理用ナプキン1の幅方向(WD)へ引き出して使用する場合に、幅方向(WD)のおける遊び(自由度)が少なく(小さく)なるため、カバー部材15の端部で帯状部材10が折れ曲がったり、捩れたりして使用し難くなるためである。また、200%より大きいと、例えば、帯状部材10の幅方向(WD)における自由度が大きすぎるため生理用ナプキン本体5の中心軸と帯状部材10の中心軸とがずれてしまうおそれがあるためである。
カバー部材15は、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)における全域を覆う必要はなく、少なくとも後方領域(R)における補助吸収体6の把持部62近傍に配置されればよい。少なくとも帯状部材の後方領域(R)に配置されていると、帯状部材10が必要以上に幅方向(WD)に摺動することを防止することができ、着用中に生理用ナプキン本体5と帯状部材10とがずれてしまうことを防止することが可能になるためである。また、カバー部材15は、1つに限らず複数設けてもよい。
カバー部材15は、表面シート部2を延長させこの延長部分を用いてもよく、裏面シート部3を延長させこの延長部分を用いるものであってもよい。表面シート部2又は裏面シート部3を延長して用いた場合、延長させて設けた各シートを非肌当接面側において重ねて接合することができる。例えば、生理用ナプキン本体5の非肌当接面側の幅方向(WD)における略中央部において、生理用ナプキン本体5の幅方向(WD)における長さの50%以上を延長させ、それぞれの延長したシート同士を折り返し、積層した状態で接合してもよい。
カバー部材15は、両側部で折り返して生理用ナプキン本体5と接合させる場合においては、その折返し部に長手方向(LD)に伸びる弾性材を配置することが好ましい。カバー部材15の両側部に長手方向(LD)に伸びる弾性材を配置した場合には、例えば、生理用ナプキン本体5又はカバー部材15の幅方向(WD)にこれらを捩れさせるような力が働いた場合においても、弾性材の復元力によりその力を抑制させることが可能になるためである。
カバー部材15は、生理用ナプキン1の幅方向(WD)に伸縮可能に形成してもよい。幅方向(WD)に伸縮可能に形成することより帯状部材10をカバー部材15内で保持可能となるためである。また、例えば、帯状部材10を生理用ナプキン1の幅方向(WD)へ引き出して使用する場合に、カバー部材15が生理用ナプキン1の幅方向(WD)及び厚さ方向(TD)に伸長する伸縮することが可能となり、帯状部材10を引き出しやすくなるためである。また、例えば、下着が弛んだり、身体の動きに伴って変形することにより下着と身体に相対的なずれが生じた場合においても、カバー部材15がそのずれに追従して延伸又は伸縮するため、身体と生理用ナプキン本体5とを密着させた状態を保持することが可能になる。なお、カバー部材15は、カバー部材15の全部を伸縮可能に形成してもよく、その一部を伸縮可能に形成してもよい。例えば、後方領域(R)におけるカバー部材15の開口部分の近傍を伸縮可能に形成してもよい。
[1.5]剥離シート及び固定部
カバー部材15には、剥離シート200が接合される。具体的には、剥離シート200は、カバー部材15の後方領域(R)に設けられる固定部201において、係止部9rの全部を覆うように配置されるとともに、カバー部材15に接合される。なお、剥離シート200のカバー部材15への接合方法としては、ホットメルト接着剤により接合してもよく、エンボス加工又はソニック加工により接合してもよい。このように、係止部9rを剥離シート200で覆うことにより、係止部9rをカバー部材15で被包することが可能となると共に、例えば、係止部9rに粘着材を塗布した場合においても、使用者の意志とは異なる場所に係止部9rが貼り付くことを防止することが可能になる。また、剥離シート200とカバー部材15とを固定部201で接合させることにより、帯状部材10の延伸と連動させて係止部9rから剥離シート200を剥がすことが可能となり、容易に係止部9rを下着50に係止させることが可能になる。
[1.6]固定部と係止部との位置関係
固定部201が設けられる位置としては、図7(A)及び(B)に示すように、カバー部材15の後方領域(R)側の端部210と係止部9rの後方領域(R)側の端部211との間であることが好ましい。言い換えると、図7(B)に示すように、固定部201は、係止部9rの後方領域(R)側の端部211よりも後方領域(R)側のカバー部材15に設けられる。具体的には、固定部201の後方領域(R)側の端部212は、係止部9rの後方領域(R)側の端部211と同じ位置又は係止部9rの後方領域(R)側の端部211よりも1mm以上後方領域(R)側に配置される。好ましくは、係止部9rの後方領域(R)側の端部211よりも1〜50mmの範囲において後方領域(R)側に配置される。さらに好ましくは、係止部9rの後方領域(R)側の端部211よりも5〜20mmの範囲において後方領域(R)側に配置される。
このように、固定部201を係止部9rの後方領域(R)側の端部211よりも後方領域(R)側に設けることにより、例えば、図7(A)に示すように、帯状部材10を延伸させた場合において、剥離シート200が固定部201を起点として係止部9rから剥がれ係止部9rを露出することとなるため、容易に帯状部材10を下着50に貼り付けることが可能になる。
[1.7]生理用ナプキン本体と帯状部材との接合位置
生理用ナプキン本体5と帯状部材10とは、接合部8において接合される。生理用ナプキン本体5に対する帯状部材10の接合位置としては、生理用ナプキン1の装着時において、着用者の膣口よりも前方領域(F)であることが好ましい。例えば、図8(A)に示すように、着用者の排泄部近傍にある隆起部に設けられることが好ましい。具体的には、膣口の近傍にある恥骨に該当する位置であることが好ましい。恥骨に該当する位置は、例えば、その周辺箇所よりも硬く、若干隆起しているため、下着50からの圧力が高くなり、生理用ナプキン本体5が身体からずれにくくなるためである。これにより、例えば、装着時に帯状部材10を引っ張って、延伸させた場合においてもその応力により生理用ナプキン本体5が屈曲することがなく、装着時及び着用中に生理用ナプキン本体5のずれが生じにくくなる。
また、接合部8は、各基材シート11、13の間に所定の強度を備えるシート部材14を挟持させてもよい。これにより、接合部8が所定の強度を有するため、帯状部材10の接合を安定させることができる。
[1.8]下着との係止位置
生理用ナプキン1は、長手方向(LD)における両端に、下着50等と係止する係止部9f、9rを備える。係止部9fは、前方領域(F)において下着50等と係止し、係止部9rは、後方領域(R)において下着50等と係止する。ここで、係止部9fは、例えば、生理用ナプキン本体5と帯状部材10とが接合される接合部8と対向する位置(例えば、カバー部材15における当該位置)に設けられることが好ましい。生理用ナプキン本体5と帯状部材10との接合部8においては、帯状部材10の自由端10rに対する起点であり、帯状部材10の張力が生理用ナプキン本体5側へ最も加わる箇所となり、当該箇所においては生理用ナプキン本体5が下着50とずれにくくなるためである。
また、係止部9rは、例えば、帯状部材10の後方領域(R)側における最後端よりも前方領域(F)側にあることが好ましい。身体は、膣口から後方に向かって大きく湾曲していることが多いため、後方領域(R)側にあることによって、帯状部材10の伸縮範囲が拡大するためである。また、身体の湾曲に沿って帯状部材10が伸長することで、帯状部材10による応力が排泄部近傍に位置する生理用ナプキン本体5へ伝わり易くなるためである。さらに、帯状部材10の後方領域(R)側における最後端よりも若干前方領域(F)側に設けることにより、着用者が把持部62を把持するときに指等に係止部9rの係止材が付くことを防止できるためである。
なお、着用中に帯状部材10が下着等から外れないようにするためには、伸縮性を有する帯状部材10の場合、帯状部材10の収縮力より係止材による係止力の方が大きい必要がある。よって、係止力つまりせん断応力は、5〜500cN/25mmの範囲である収縮力より大きくなるように設定することが好ましい。
[1.9]作用及び効果
図8(A)から図9(B)により、本発明の第1実施形態における生理用ナプキン1の作用及び効果について説明する。
まず、着用者は、生理用ナプキン1を下着50の所定の位置に配置し、生理用ナプキン1の非肌当接面側における前方領域(F)側の係止部9fを下着50に係止させる。なお、下着50の所定の位置とは、例えば、生理用ナプキン1における液透過領域20を着用者の排泄部に当接可能な予測位置を含む。
そして、生理用ナプキン1の前方領域(F)の係止部9fにおける下着50と生理用ナプキン1とを押さえたまま、帯状部材10の自由端10r側に設けられた補助吸収体6の把持部62を把持し、帯状部材10を長手方向(LD)における後方領域(R)側に引っ張る。このとき、補助吸収体6(第2吸収体部100)は、帯状部材10の自由端10r側に配置されることとなるので、長手方向(LD)以外の方向(例えば、幅方向(WD)や長手方向(LD)交差する方向)にも移動可能となる。
そして、帯状部材10が延伸されると、第2吸収体部100は、帯状部材10により生理用ナプキン本体5と連結された状態で、第2吸収体部100が生理用ナプキン本体5の外縁から延出しない態様(第1位置)から、生理用ナプキン本体5の外縁から延出する態様(第2位置)に移動可能となる。
さらに、帯状部材10が延伸されると、帯状部材10の非肌当接面側に配置された係止部9rが外部に露出される。このとき係止部9rを被覆する剥離シート200は、図7(B)に示すように、カバー部材15と接合されているため、帯状部材10が引っ張られて、係止部9rが外部に移動されることにより固定部201を起点にして係止部9rから剥離される(図7(A)参照)。このようにして外部に露出された係止部9rを下着50の所定の位置に貼り付ける。なお、所定の位置とは、着用者の排泄部に当接するように配置される第1吸収体部4の近傍を含み、例えば、臀部側における排泄部近傍を含む。また、係止部9rは、帯状部材10をできるだけ延伸させた状態で、下着50に貼り付けることが好ましい。
生理用ナプキン1の装着完了後、この状態で下着50を着用することにより、帯状部材10と生理用ナプキン本体5がなだらかな湾曲形状に変形し、帯状部材10から生理用ナプキン本体5へ着用者の身体方向へ応力を伝える。そして、帯状部材10は、生理用ナプキン本体5を吊り上げるように、身体側へと押し上げる。これにより、着用者の排泄部や排泄部付近の溝と生理用ナプキン1とを密着させることが可能になる(図8(A)から(C)参照)。
また、生理用ナプキン1は、第1吸収体部4を有する生理用ナプキン本体5とは別に、第2吸収体部100を有する補助吸収体6を設け、補助吸収体6を生理用ナプキン本体5からいずれの方向へも延伸可能に配置しているため、着用者の体調に基づき補助吸収体6を引っ張り出して使用することが可能になる。そして、補助吸収体6を引っ張り出し、下着に貼り付けて使用することにより肌当接面側に表れる表面シート側から見た第1及び第2吸収体部4、100の総表面積を調節することが可能になる。つまり、第1吸収体部4と第2吸収体部100のそれぞれを肌当接面側に表れる吸収体として使用することが可能となるため、吸収体の総表面積を大きくすることができる。これにより、より多くの排泄物を吸収させることが可能になる。
また、図9(A)及び(B)に示すように、帯状部材10は、接合部8のみでの接合であり、補助吸収体6は、帯状部材10の自由端10r側に配置されるため、例えば、図9(B)に示すように、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)以外の方向(例えば、幅方向(WD)や生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)と交差する方向)にも引っ張ることが可能になる。同様に、下着50に接合した後においても帯状部材10の伸張部が剛性の低い材料で形成されているため、例えば、着用者が歩行等することにより、臀部が動き、生理用ナプキン1を装着する下着50が生理用ナプキン1の幅方向(WD)に動いた場合においても、その動きに容易に追従することが可能になる。
また、補助吸収体6と生理用ナプキン本体5とを連結する帯状部材10を剛性の低い材料で形成するため、着用者に違和感を与えることなく着用者の動作に追従させることが可能となる。
また、帯状部材10が伸縮性を有することによって、例えば、下着が弛んだり、身体の動きに伴って変形することにより下着と身体に相対的なずれを生じさせても、帯状部材10がそのずれに追従して伸縮するため、身体と生理用ナプキン1とを密着させた状態を保持することが可能になる。したがって、着用者の排泄部等と生理用ナプキン1との密着性を向上させ、経血等の排泄物の漏れを防止することが可能になる。
[1.10]その他
なお、本実施形態においては、帯状部材10は、前方領域(F)に設けられた接合部8において生理用ナプキン本体5と接合され、補助吸収体6が生理用ナプキン本体5の後方領域(R)側のいずれかに延出する構成としたが、本発明においてはこれに限らない。例えば、帯状部材10の両端に補助吸収体6を設けると共に、生理用ナプキン本体5の略中央部において、生理用ナプキン本体5と帯状部材10とを接合させることにより、補助吸収体が前方領域(F)及び後方領域(R)のそれぞれの方向に延出可能と成るように構成してもよい。このように、補助吸収体を前方及び後方領域に延出可能に形成することにより、例えば、肌当接面側における吸収体部の表面積をより大きくすることが可能になる。
また、本実施形態においては、長手方向(LD)に伸びる1本の帯状部材10を用いたが本発明においてはこれに限らない。例えば、それぞれが長手方向(LD)に平行に伸びるように配置される2本の帯状部材を用いて構成してもよい。このように、平行に伸びる2本の帯状部材を用いることにより、例えば、臀部のように左右の動きの異なる部位に好適に使用することができる。
[2.1]第2実施形態
図10及び図11を用いて、本発明の第2実施形態における生理用ナプキン1Bを説明する。
なお、以下の実施形態において、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様であり、図面に付した番号も第1実施形態と同様である場合は、同じ番号を付している。
図10及び図11に示すように、第2実施形態に係る生理用ナプキン1Bは、帯状部材10Bに折返し延伸部21を設けたことにおいて第1実施形態と異なる。つまり、生理用ナプキン1Bは、帯状部材10Bに折返し延伸部21を設けることにより帯状部材10Bを延伸可能とする。
このように、帯状部材10Bは、所定量を長手方向(LD)に折り返して形成される折り返し延伸部21を設けることにより、例えば、所定の延伸量を備えると共に、帯状部材10Bをコンパクトに収納させることが可能になる。
ここで、所定の延伸量とは、例えば、生理用ナプキン本体5の長手方向(LD)における長さの30〜300%の範囲が好ましく、さらに好ましくは、70〜150%の範囲が例示できる。また、折返し延伸部21における所定量とは、上記帯状部材10Bの所定の延伸量を維持し得るために折り返し可能な長さを含む。
また帯状部材10Bは、折返し延伸部21を設けて延伸可能とすることにより、例えば、非伸縮性シートを用いることが可能になる。ここで、非伸縮性シートとしては、例えば、不織布、フィルムシート等が例示できるが、帯状部材10Bを吊り上げる際に加わる応力に耐え得る強度を有する部材であればよい。また、形状は、帯状、紐状等が例示できるが、帯状であることが好ましい。
[2.2]第3実施形態
図12及び図13を用いて、本発明の第3実施形態における生理用ナプキン1Cを説明する。
図12に示すように、第3実施形態に係る生理用ナプキン1Cは、第1吸収体部4を備える生理用ナプキン本体5Cと第2吸収体部100Cを有する補助吸収体6Cとを、長手方向(LD)における端部同士で連結させると共に、それぞれを連結する連結部(帯状部材)22を非肌当接面側に折り返し、生理用ナプキン本体5Cと補助吸収体6Cとが積層されるように配置することにおいて、第1実施形態と異なる。
連結部22は、生理用ナプキン本体5Cの表面シート部2と裏面シート部3とを長手方向(LD)にそれぞれ延出させ、これらを貼り合わせることにより形成される。補助吸収体6Cは、この延出した表面シート部2及び裏面シート部3の端部において、表面シート部2及び裏面シート部3の間に第2吸収体部100Cを挟持させて形成される。なお、補助吸収体6Cは、生理用ナプキン本体5Cの非肌当接面側に配置される。
ここで、連結部22は、剛性の低い表面シート部2及び裏面シート部3により形成されるため、長手方向(LD)、幅方向(WD)及び厚さ方向(TD)における自由度が高くなる。これにより、例えば、長手方向(LD)及び幅方向(WD)のそれぞれにおいて、連結部22の一部が折れ起点となり、補助吸収体6Cは、この折れ起点と直交する方向に生理用ナプキン本体5Cの外縁から延出可能となる。
このように、生理用ナプキン本体5Cの外縁から補助吸収体6C(第2吸収体部100C)を延出可能にすることにより、肌当接面側における吸収面積を調節することが可能になる。つまり、補助吸収体6Cにおける第2吸収体部100Cを延出させた場合においては、肌当接面側の吸収面積を大きくすることができ、延出させない場合においては、通常の大きさを保つことが可能になる。
これにより、着用者はその日の体調(状態)により肌当接面側における吸収体部の吸収面積を調節して使用することが可能になる。
また、補助吸収体6Cは、剛性の低い表面シート部2及び裏面シート部3により形成される連結部22により生理用ナプキン本体5Cと連結されるため、幅方向(WD)における自由度が高くなる。つまり、幅方向(WD)に摺動可能になる。これにより、例えば、着用者の歩行等により、臀部等が左右方向に動いた場合においても、幅方向(WD)に摺動可能なため、このような動作に容易に追従することが可能になる。
また、例えば、図13(A)及び(B)に示すように、生理用ナプキン1C’は、所定の接合部23で生理用ナプキン本体5C’と連結部22とを接合させてもよい。このように、接合部23で生理用ナプキン本体5C’と連結部22とを接合させることにより、例えば、補助吸収体6C(第2吸収体部100C)の最大延出量を調節することが可能となる。また、延出時に連結部22の折曲部分を残すように接合しておくことにより、例えば、補助吸収体6Cを最大量延出させた後においても、幅方向(WD)における自由度を有する部分が残るため、幅方向(WD)への摺動が容易になる。
本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。 図1の背面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 前記第1実施形態に係る帯状部材の正面図である。 (A)は、図5のC−C断面図であり、(B)は、図5のD−D断面図であり、(C)は、図5のE−E断面図である。 (A)及び(B)は、生理用ナプキンにおける係止部と被覆シートとの関係を示す断面図である。 (A)は、前記第1実施形態に係る生理用ナプキンの装着状態を示す図であり、(B)は、(A)のH−H断面図であり、(C)は、(A)のI−I断面図である。 (A)及び(B)は、前記第1実施形態に係る生理用ナプキンの使用態様を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンの背面図である。 図10のG−G断面図である。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンの斜視図であり、(B)及び(C)は、第3実施形態に係る生理用ナプキンのJ−J断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3実施形態の他の形態に係る生理用ナプキンのJ−J断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン
2 表面シート部
3 裏面シート部
4 第1吸収体部
5 生理用ナプキン本体
6 補助吸収体
8 接合部
9r、9f 係止部
10 帯状部材
15 カバー部材
21 折返し延伸部
62 把持部
100 第2吸収体部

Claims (6)

  1. 液保持性の第1吸収体部と、前記第1吸収体部における一方側に配置される少なくとも一部が液透過性の表面シートと、を有する本吸収体と、
    液保持性の第2吸収体部を有すると共に、前記本吸収体における前記表面シート側と反対側に配置される補助吸収体と、
    前記本吸収体と前記補助吸収体とを連結する延伸可能な帯状部材と、を備え、
    前記補助吸収体は、前記帯状部材により前記本吸収体と連結された状態で、前記補助吸収体における第2吸収体部が前記本吸収体の外縁から延出しない第1位置から、前記本吸収体の外縁から延出する第2位置に移動可能である吸収性物品。
  2. 前記帯状部材には、前記帯状部材の一部を折り返して形成される折り返し延伸部が設けられる請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記帯状部材は、少なくとも一部が伸縮可能である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記補助吸収体には、前記第1位置において、前記本吸収体の外縁から延出して配置される把持部が形成される請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記本吸収体には、前記補助吸収体の少なくとも一部を被包するカバー部が配置される請求項1から4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記補助吸収体における前記カバー部と対向する側の面には、所定の係止部が設けられており、
    前記係止部は、前記係止部の表面に沿うように配置された剥離シートにより覆われており、
    前記剥離シートは、前記カバー部に設けられる固定部において前記カバー部と接合されており、
    前記固定部は、前記補助吸収体の延出方向における前記固定部の端部が、前記延出方向における前記係止部の端部と同じ位置又はより前記延出方向側に配置するように形成される請求項5に記載の吸収性物品。
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