JP2009136098A - 高圧ダイレクトインバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直列多重インバータは、何れか1つのセルインバータが故障しても、所定の電圧出力はなく、部品交換まで規定電圧による運転ができない。
【解決手段】3相の各相アームと交流電動機の端子間に第1のスイッチを接続する。また、3相各相のセルインバータと同数のセルインバータを直列接続した事故時交代用の相アームを設ける。事故時交代用の相アームの一端を3相アームの共通点に接続し、相アームの他端をそれぞれ第2のスイッチを介して交流電動機の各相端子に接続したものである。事故発生時には、事故時交代用の相アームのセルインバータを、3相アームの当該故障相の各セルインバータ用スイッチングパターンと同パターンで制御するようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】3相の各相アームと交流電動機の端子間に第1のスイッチを接続する。また、3相各相のセルインバータと同数のセルインバータを直列接続した事故時交代用の相アームを設ける。事故時交代用の相アームの一端を3相アームの共通点に接続し、相アームの他端をそれぞれ第2のスイッチを介して交流電動機の各相端子に接続したものである。事故発生時には、事故時交代用の相アームのセルインバータを、3相アームの当該故障相の各セルインバータ用スイッチングパターンと同パターンで制御するようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は直列多重インバータ装置に係り、特に多重インバータ装置を構成するセルインバータ故障時に対応できる高圧ダイレクトインバータ装置に関するものである。
3.3kV乃至6.6kVの高圧を直接受電して交流電動機IMを制御する場合、直列多重インバータ装置(高圧ダイレクトインバータ装置)が使用される。図3は直列3多重した場合の高圧ダイレクトインバータ装置の構成図を示したもので、直列3多重の場合のインバータ装置は、9個のセルインバータ(U1,U2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,W3)によって構成される。各セルインバータは、図4で示すようにダイオードよりなる直流変換部DとIGBTなどのスイッチング素子からなる交流変換部IVより構成され、実効値0〜635VのPWM状の交流電圧を出力する。このように構成されたセルインバータを直列に3個接続することで0〜3.3kVの線間電圧を交流電動機IMへ供給することができる。図5はセルインバータ電圧と電動機電圧との関係を示したものである。
このような高圧ダイレクトインバータ装置は、U相群のセルインバータ(U1,U2,U3)、V相群のセルインバータ(V1,V2,V3)、W相群のセルインバータ(W1,W2,W3)におけるスイッチング素子のPWMスイッチングパターンは、それぞれ120゜の位相差を持たせている。つまり、U1,V1,W1のスイッチングパターンはそれぞれ120゜の位相差を有し、U2,V2,W2のスイッチングパターンもそれぞれ120゜の位相差を有し、また、U3,V3,W3も同様となっている。これにより、電動機端子間の線間電圧V−uv,V−vw,V−wuは、それぞれ120゜の位相差を有した3相平衡電圧を得ることができる。
なお、回路構成を直列6多重とした場合も同様で、その場合、0〜6.6kVの線間電圧を電動機へ供給することができる。
なお、回路構成を直列6多重とした場合も同様で、その場合、0〜6.6kVの線間電圧を電動機へ供給することができる。
高圧ダイレクトインバータ装置は上記のように構成されているので、何れかのセルインバータの内部部品が故障した場合には、高圧ダイレクトインバータ装置を停止させことになる。装置の運転停止を短時間にする手段としては特許文献1が公知となっている。この特許文献1では、各セルインバータと並列にそれぞれバイパスユニットを接続し、セルインバータが故障した場合、当該故障セルインバータの代わりに並列接続されたバイパスユニットを装置に接続して運転を再開することが記載されている。
特開2000−209870号公報
セルインバータが故障した場合、故障部品の交換まで運転できなくなる。また、特許文献1の場合には、交流電動機を規定電圧で制御することが出来なくなり、且つ故障した相以外の他の2相に対しての電圧基準を2/3とするような特別な制御信号を出力生成しなければならない。
本発明が目的とするとこは、故障時において交流電動機に対して正規な基準電圧を短時間で供給可能な高圧ダイレクトインバータ装置を提供することにある。
本発明の請求項1は、3相の多重インバータのセルインバータの交流入力側に入力変圧器の2次側電圧を出力し、3相の各相アームの出力を交流電動機に供給するものにおいて、
前記3相の各相アームと交流電動機の端子間に第1のスイッチを接続すると共に、前記3相各相のセルインバータと同数のセルインバータを直列接続した事故時交代用の相アームを設け、この相アームの一端を前記3相の共通点に接続し、相アームの他端をそれぞれ第2のスイッチを介して交流電動機の各相端子に接続したことを特徴としたものである。
前記3相の各相アームと交流電動機の端子間に第1のスイッチを接続すると共に、前記3相各相のセルインバータと同数のセルインバータを直列接続した事故時交代用の相アームを設け、この相アームの一端を前記3相の共通点に接続し、相アームの他端をそれぞれ第2のスイッチを介して交流電動機の各相端子に接続したことを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、前記事故時交代用の相アームの各セルインバータのスイッチング制御は、前記高圧ダイレクトインバータの故障発生時における当該故障発生相の各セルインバータ用スイッチングパターンと同パターンであることを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、高圧インバータ装置を構成するセルインバータの何れか1台故障した場合でも、短時間で装置の自動再運転が故障前の出力電圧を維持しながら可能となるものであって装置の信頼性が向上するものである。また、セルインバータには電解コンデンサなどの寿命部品が組み込まれているが、U,V,W,X相の4アームのうち、何れかの3アームの選択運転が可能となることにより、定期的に組合せ運転を実行することで他の1相の保守、点検ができる。これにより、装置の寿命を4/3延ばすことが可能となる。
図1は、本発明の実施例を示す3多重の場合の構成図で、U、V、Wの各相アームはそれぞれU1〜U3,V1〜V3,及びW1〜W3からなるセルインバータの直列接続で構成されている。X1,X2,X3はX相アームを構成するセルインバータで、各セルインバータは図4のように構成されている。IMは交流電動機で、直列接続された各相アームとは第1のスイッチ群SU1,SV1,SW1を介して接続されている。また、直列接続されたX相アームは、それぞれ第2のスイッチ群SU2,SV2,SW2を介してU、V、W相の交流電動機IM端子に接続されている。すなわち、X相アームはスイッチSU2,SV2,SW2を介してU、V、Wの各相アームと並列に接続されている。Trは入力変圧器で、その2次側には各セルインバータ数と対応した2次巻線を有し、誘起された電圧はそれぞれフューズを介して各セルインバータの直流変換部の交流入力側へ出力される。
以上のように構成された本発明において、通常は第1のスイッチ群SU1,SV1,SW1はオン状態にされ、第2のスイッチ群SU2,SV2,SW2はオフ状態に保持される。この状態で図示省略の制御回路を介してインバータ装置を制御することにより、交流電動機IMには0〜3.3kV(セルインバータ635V直列の場合)の電圧が印加される。
インバータ装置運転中に、例えばU相の何れかのセルインバータの部品が故障したとすると、その時、制御回路は故障したセルインバータを検出して全てのセルインバータの運転を停止して装置を一旦停止する。そして、制御回路は故障したU相アームのスイッチSU1を開路してX相アームのスイッチSU2を閉路する。これにより、X相アームが故障したU相アームに代わって装置に接続された状態となる。制御回路から出力されるX相の各セルインバータに対する制御信号は、故障前のU相の各セルインバータと同じスイッチングパターンで、出力電圧=635Vで運転する。
図2はセルインバータのスイッチングパターンを示したもので、(a)は正常時運転時、(b)はU相アーム故障時である。すなわち、故障時においては、X相アームの1段目セルインバータであるX1は、U相アームの1段目U1のスイッチングパターンで制御され、同様にX2はU2の、X3はU3の各スイッチングパターンで制御される。したがって、故障してない他のアーム(ここでは、V,W相)は、故障発生前と同じスイッチングパターンであるので、それぞれの出力電圧は635Vで運転され、交流電動機には故障発生前と同じ電圧3.3kVが供給できる。なお、U相以外の他の相アームの故障時においても同様にして第1、第2のスイッチ群の切換制御と当該故障相のX相アームへのスイッチングパターンの切換で実行される。
本発明によれば、高圧インバータ装置を構成するセルインバータの何れか1台故障した場合でも、短時間で装置の自動再運転が故障前の出力電圧を維持しながら可能となることにより、装置の信頼性が向上するものである。また、セルインバータには電解コンデンサなどの寿命部品が組み込まれているが、U,V,W,X相の4アームのうち、何れかの3アームの選択運転が可能となることにより、定期的に組合せ運転を実行することで他の1相の保守、点検ができる。これにより、装置の寿命を4/3延ばすことが可能となる。
U1〜U3… U相アームを構成するセルインバータ
V1〜V3… V相アームを構成するセルインバータ
W1〜W3… W相アームを構成するセルインバータ
X1〜X3… X相アームを構成するセルインバータ
Tr… 入力変圧器
IM… 交流電動機
SU1,SV1,SW1… 第1のスイッチ群
SU2,SV2,SW2… 第2のスイッチ群
V1〜V3… V相アームを構成するセルインバータ
W1〜W3… W相アームを構成するセルインバータ
X1〜X3… X相アームを構成するセルインバータ
Tr… 入力変圧器
IM… 交流電動機
SU1,SV1,SW1… 第1のスイッチ群
SU2,SV2,SW2… 第2のスイッチ群
Claims (2)
- 3相の多重インバータのセルインバータの交流入力側に入力変圧器の2次側電圧を出力し、3相の各相アームの出力を交流電動機に供給するものにおいて、
前記3相の各相アームと交流電動機の端子間に第1のスイッチを接続すると共に、前記3相各相のセルインバータと同数のセルインバータを直列接続した事故時交代用の相アームを設け、この相アームの一端を前記3相アームの共通点に接続し、相アームの他端をそれぞれ第2のスイッチを介して交流電動機の各相端子に接続したことを特徴とした高圧ダイレクトインバータ装置。 - 前記事故時交代用の相アームの各セルインバータのスイッチング制御は、前記高圧ダイレクトインバータの故障発生時における当該故障発生相の各セルインバータ用スイッチングパターンと同パターンであることを特徴とした請求項1記載の高圧ダイレクトインバータ装置。
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---|---|---|---|
JP2007309980A JP2009136098A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | 高圧ダイレクトインバータ装置 |
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JP2007309980A JP2009136098A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | 高圧ダイレクトインバータ装置 |
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- 2007-11-30 JP JP2007309980A patent/JP2009136098A/ja active Pending
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