JP2009135981A - 移動通信制御方法、無線回線制御装置、基地局及び移動局 - Google Patents

移動通信制御方法、無線回線制御装置、基地局及び移動局 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、上り回線エンハンスメントにおいて、失敗率の低いソフトハンドオーバー制御を行うことを目的とする。
【解決手段】本発明に係る移動通信制御方法は、第1の基地局Node−B#1と移動局UEとの間の通信中に、移動局UEから第1の基地局Node−B#1に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う工程と、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定する工程と、第1の基地局Node−B#1及び移動局UEに対して、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示する工程と、移動局UE及び第2の基地局Node−B#2に対して、ソフトハンドオーバーを開始するように指示する工程とを有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、移動通信システムの通信性能(通信容量や通信品質等)を向上させるための移動通信制御方法、無線回線制御装置、基地局及び移動局に関する。特に、本発明は、第3世代移動通信システムである「W−CDMA」方式や「CDMA2000」方式に適応できる技術である。
従来の移動通信システムでは、個別チャネルを設定するに際して、無線回線制御装置RNCが、基地局Node−Bの無線リソースや上りデータ通信における干渉量や移動局UEの送信電力や移動局UEの送信処理性能や上位のアプリケーションが必要とする伝送速度等を鑑みて、上りデータの伝送速度を決定し、レイヤ3(Radio Resource Control Layer)のメッセージによって、移動局UE及び基地局Node−Bのそれぞれに対して、決定した上りデータの伝送速度を通知する。
ここで、無線回線制御装置RNCは、基地局の上位に存在し、基地局Node−Bや移動局UEを制御する装置である。
一般的に、データ通信は、音声通話やTV通話と比べて、トラヒックがバースト的に発生することが多く、本来は、伝送速度を高速に変更することが望ましい。
しかしながら、無線回線制御装置RNCは、図1に示すように、通常多くの基地局Node−Bを統括して制御しているため、従来の移動通信システムでは、処理負荷や処理遅延等の理由により、高速な(例えば、1〜100ms程度の)伝送速度の変更制御を行うことは困難であるという問題点があった。
また、従来の移動通信システムでは、高速な伝送速度の変更制御を行うことができたとしても、装置の実装コストやネットワークの運用コストが大幅に高くなるという問題点があった。
そのため、従来の移動通信システムでは、数100ms〜数sオーダーでの伝送速度の変更制御を行うのが通例である。
従って、従来の移動通信システムでは、図2(a)に示すように、バースト的なデータ送信を行う場合、図2(b)に示すように、低速、高遅延及び低伝送効率を許容してデータを送信するか、又は、図2(c)に示すように、高速通信用の無線リソースを確保して、空き時間の無線帯域リソースや基地局におけるハードウェアリソースが無駄になるのを許容してデータを送信することとなる。
ただし、図2において、縦軸の無線リソースには、上述の無線帯域リソース及びハードウェアリソースの両方が当てはまるものとする。
そこで、第3世代移動通信システムの国際標準化団体である「3GPP」及び「3GPP2」において、無線リソースを有効利用するために、基地局と移動機との間のレイヤ1及びMACサブレイヤにおける高速な無線リソース制御方法が検討されてきた。以下、かかる検討又は検討された機能を総称して「上り回線エンハンスメント」と呼ぶこととする。
以下、「上り回線エンハンスメント」の中で検討されてきた無線リソース制御方法を大きく2つに分類して、その概要を示す。
第1の無線リソース制御方法として「Dedicated rate control」が検討されている。「Dedicated rate control」では、基地局Node−Bが、所定タイミング毎に、各移動局UEにおける上りデータの伝送速度(或いは、最大許容伝送速度)を決定し、決定された伝送速度(或いは、最大許容伝送速度)を各移動局UEに対して通知することによって、各移動局UEにおける上りデータの伝送速度の変更制御を行う。基地局Node−Bによって指定された移動局UEは、決定された伝送速度(或いは、最大許容伝送速度の範囲内の伝送速度)で、上りデータの送信を行う。ここで、「Dedicated rate control」では、基地局Node−Bと接続中の全ての移動局UEに毎回送信機会を与えるのではなく、一部の移動局にのみ順番に送信機会を与える方法も検討されている。
第2の無線リソース制御方法として「Common rate control」が検討されている。「Common rate control」では、基地局Node−Bが、通信中の移動局UEに共通な上りデータの伝送速度、或いは、かかる伝送速度を計算するために必要な情報(以下、「かかる伝送速度、或いは、かかる伝送速度を計算するために必要な情報」をまとめて「伝送速度情報」とする)を報知し、各移動局UEが、報知された伝送速度情報に基づいて、各移動局における上りデータの伝送速度を決定する。
3GPP TR 25.896 v2.0.0、2004年3月
しかしながら、かかる無線リソース制御方法における上りデータの伝送速度の変更制御は、ソフトハンドオーバー(SHO)開始時の動作に問題点があった。
従来の移動通信システムでは、無線回線制御装置RNCが、移動局UEからの測定報告(Measurement Report)に基づいて、個別チャネルについて、ソフトハンドオーバーを開始するように指示する。この際、無線回線制御装置RNCが、各基地局Node−Bにおける無線リソースを管理しているため、無線回線制御装置RNCが、ソフトハンドオーバーの開始を指示する時点での各基地局Node−Bのハードウェアリソースの使用状況を把握しており、使用可能なハードウェアリソースが足りないためにソフトハンドオーバーの開始が不可能となるという事態は通常存在しない。
しかしながら、上り回線エンハンスメントでは、各基地局Node−Bが、無線リソースを管理しているため、無線回線制御装置RNCは、配下の基地局Node−Bのハードウェアリソースの使用状況を把握していない。
したがって、ソフトハンドオーバーを開始する際に、無線回線制御装置RNCが、上りデータの伝送速度を指定しても、新たにソフトハンドオーバーに加わる基地局Node−Bにおいて、指定されたハードウェアリソースが用意できなくて、ソフトハンドオーバーを開始することができないという状況が起こってしまう可能性があるという問題点があった。
さらに、移動局UEが、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)毎に、上りデータの伝送速度の変更制御を行うため、新たにソフトハンドオーバーに加わる基地局Node−Bは、用意すべきハードウェアリソースを把握するのに時間がかかってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、上り回線エンハンスメントにおいて、失敗率の低いソフトハンドオーバー制御を行うことができる移動通信制御方法、無線回線制御装置、基地局及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、第1の基地局と移動局との間の通信中に、該移動局から該第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う工程と、前記移動局が前記第1の基地局と第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定する工程と、前記第1の基地局及び前記移動局に対して、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示する工程と、前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示する工程とを有する移動通信制御方法であることを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記移動局と前記第2の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開する工程を有するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に前記移動局から前記第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度を指定する工程と、前記移動局が、前記停止期間中に、指定された前記上りデータの伝送速度で、上りデータを送信する工程とを有するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記第2の基地局に対して、前記第1の基地局と前記移動局との間の通信で用いられている前記上りデータの伝送速度を、該第2の基地局と該移動局との間の通信に割り当てるように要求する工程と、前記第2の基地局が、前記割り当てが可能である場合、その旨を示す指示情報を報告し、前記割り当てが不可能である場合、前記割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を報告する工程とを有するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴は、移動局が第1の基地局と第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行っている間に、該移動局から該第1の基地局及び該第2の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う移動通信制御方法であって、前記移動局は、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の双方に対して前記上りデータの伝送速度を上げてよい状態にならない限り、該上りデータの伝送速度を上げないことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、第1の基地局との間で通信中の移動局から、該移動局において測定した第2の基地局との間の伝搬路品質を報告するための測定報告を受信する測定報告受信部と、受信した前記測定報告に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局と前記第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定する決定部と、前記決定に応じて、前記第1の基地局及び前記移動局に対して、該移動局から該第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示する停止指示部と、前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示するソフトハンドオーバー開始指示部とを具備する無線回線制御装置であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴において、前記停止指示部が、前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に前記移動局から前記第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度を指定するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記第2の基地局に対して、前記第1の基地局と前記移動局との間の通信で用いられている前記上りデータの伝送速度を、該第2の基地局と該移動局との間の通信に割り当てるように要求する伝送速度割当処理部と、前記第2の基地局からの前記要求に対する応答結果に基づいて、前記ソフトハンドオーバーにおける前記上りデータの伝送速度の初期値を設定し、前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記初期値を通知して前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示するソフトハンドオーバー開始指示部とを具備するように構成されていてもよい。
本発明の第4の特徴は、移動局との間の通信中に、該移動局から送信される上りデータの伝送速度の変更制御を行う伝送速度変更制御部を具備する基地局であって、前記移動局が前記基地局と他の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に、前記伝送速度変更制御部は、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴において、前記伝送速度変更制御部が、前記移動局と前記他の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていてもよい。
本発明の第4の特徴において、前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、前記伝送速度変更制御部が、前記移動局との間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、無線制御回線装置によって指定された上りデータの伝送速度を用いるように構成されていてもよい。
本発明の第5の特徴は、無線回線制御装置によって要求された上りデータの伝送速度を、移動局との間の通信に割り当てることができるか否かについて判断し、前記割り当てが可能であると判断された場合、その旨を示す指示情報を前記無線回線制御装置に報告し、前記割り当てが不可能であると判断された場合、前記割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を前記無線回線制御装置に報告する伝送速度割当処理部を具備する基地局であることを要旨とする。
本発明の第5の特徴において、前記伝送速度割当処理部が、前記割り当てが不可能であると判断された場合、既存の移動局との間の通信に用いられている上りデータの伝送速度を下げることによって、該割り当てを可能とするように構成されていてもよい。
本発明の第6の特徴は、基地局との間の通信中に、該基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う伝送速度変更制御部を具備する移動局であって、前記移動局が前記基地局と他の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に、前記伝送速度変更制御部が、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴において、前記伝送速度変更制御部が、前記移動局と前記他の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていてもよい。
本発明の第6の特徴において、前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、前記伝送速度変更制御部は、前記移動局との間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、無線制御回線装置によって指定された上りデータの伝送速度を用いるように構成されていてもよい。
本発明の第7の特徴は、第1の基地局と第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行っている間に、該第1の基地局及び該第2の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う移動局であって、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の双方に対して前記上りデータの伝送速度を上げてよい状態にならない限り、該上りデータの伝送速度を上げないように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、上り回線エンハンスメントにおいて、失敗率の低いソフトハンドオーバー制御を行うことができる移動通信制御方法、無線回線制御装置、基地局及び移動局を提供することができる。
図1は、従来技術に係る移動通信システムの全体構成図である。 図2(a)乃至図2(c)は、従来技術に係る移動通信システムにおいて、無線リソースを割り当てる様子を示す図である。 図3は、本発明の第1及び第2の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図4は、本発明の第1及び第2の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る無線回線制御装置の機能ブロック図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、上りデータの伝送速度を制御する様子を示す図である。 図8(a)乃至図8(c)は、本発明の第1の実施形態に係る基地局において、上りデータの伝送速度を割り当てる様子を示す図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムにおいて、移動局がソフトハンドオーバーを開始する場合の様子を示す図である。 図11は、本発明の第1の実施形態に係る移動局において、測定報告を送信する条件を説明するための図である。 図12は、本発明の第1の実施形態に係る移動局において、上りデータの伝送速度を制御する様子を示す図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図14は、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムにおいて、上りデータの伝送速度を制御する様子を示す図である。 図15は、本発明の第2の実施形態に係る移動局において、上りデータの伝送速度を制御する様子を示す図である。 図16は、本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図17は、本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図18は、本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図3に、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成の一例を示す。図3に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、交換機網と、無線回線制御装置RNCと、基地局Node−Bと、移動局UE#1乃至#3とによって構成されている。なお、各移動局UE#1乃至#3は、それぞれ個別チャネル#1乃至#3を用いてデータの送受信を行っている。
ここで、図4に示すように、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、高速な下り共有チャネル(3GPPにおけるHS−DSCH)が用いられる場合も考えられる。かかる場合、下りデータは、主に下り共有チャネルを用いて送信される。
また、付随個別チャネルは、下り共有チャネルを用いて通信を行う各移動局UEに個別に割り当てられる双方向のチャネルである。上り付随個別チャネルでは、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り付随個別チャネルのための送信電力制御コマンドや、下り共有チャネルのスケジューリングや適用変調・符号化に用いるための下り品質情報等が伝送される。また、下り付随個別チャネルでは、上り付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等が伝送される。図4において、点線で示された下り共有チャネルには、現時点でチャネルが割り当てられていないものとする。
図5に、本実施形態にかかる無線回線制御装置RNCの機能ブロックを示す。無線回線制御装置RNCは、図5に示すように、測定報告受信部11と、決定部12と、停止指示部13と、伝送速度割当処理部14と、同期指示部15と、SHO開始指示部16とを具備している。
測定報告受信部11は、第1の基地局Node−B#1との間で通信中の移動局UEから、当該移動局UEにおいて測定した第2の基地局Node−B#2との間の伝搬路品質を報告するための測定報告(3GPPにおける「measurement report」)を受信するものである。測定報告の詳細については、後述する。
決定部12は、測定報告受信部11により受信された測定報告に基づいて、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定するものである。
停止指示部13は、決定部12によって上述のソフトハンドオーバーを行うように決定された場合、第1の基地局Node−B#1及び移動局UEに対して、移動局UEから第1の基地局Node−B#1に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示するものである。
また、停止指示部13は、上述の指示と共に、上りデータの伝送速度を指定するように構成されていてもよい。かかる上りデータの伝送速度は、上述の上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、移動局UEから第1の基地局Node−B#1に対して上りデータを送信する際に用いられるものである。
伝送速度割当処理部14は、第2の基地局Node−B#2に対して、第2の基地局Node−B#2と移動局UEとの間の通信に用いられる上りデータの伝送速度(すなわち、当該伝送速度における通信を実現するための無線リソース)を割り当てるように要求するものである。
例えば、伝送速度割当処理部14は、第2の基地局Node−B#2に対して、第1の基地局Node−B#1と移動局UEとの間の通信で用いられている上りデータの伝送速度を、第2の基地局Node−B#2と移動局UEとの間の通信に割り当てるように要求する。
同期指示部15は、第2の基地局Node−B#2に対して、第2の基地局Node−B#2と無線回線制御装置RNCとの間で同期を取るように指示し、第2の基地局Node−B#2及び移動局UEに対して、第2の基地局Node−B#2と移動局UEとの間で同期を取るように指示するものである。
SHO開始指示部16は、移動局UEと第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2に対して、移動局UEが第1の基地局Node−B#1及び第2の基地局Node−B#2の間で行うソフトハンドオーバーを開始するように指示するものである。
具体的には、SHO開始指示部16は、第2の基地局からの上述の伝送速度の割り当て要求に対する応答結果に基づいて、ソフトハンドオーバーにおける上りデータの伝送速度の初期値を設定し、移動局UE及び第2の基地局Node−B#2に対して初期値を通知してソフトハンドオーバーを開始するように指示する。
なお、SHO開始指示部16は、第2の基地局Node−B#2が、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが可能である旨を示す指示情報を報告した場合、かかる上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーにおける上りデータの伝送速度の初期値として設定する。
一方、SHO開始指示部16は、第2の基地局Node−B#2が、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能であるため、割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を報告した場合、報告された上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーにおける上りデータの伝送速度の初期値として設定する。
図6に、本実施形態に係る基地局Node−Bの機能ブロックを示す。本実施形態に係る基地局Node−Bは、図6に示すように、伝送速度変更制御部21と、伝送速度用無線リソース管理部22と、停止指示受信部23と、伝送速度割当処理部24と、同期指示受信部25と、同期処理部26と、SHO開始指示受信部27と、SHO開始処理部28とを具備している。
伝送速度変更制御部21は、移動局UEとの間の通信中に、移動局UEから送信される上りデータの伝送速度の変更制御を行うものである。
図7に、伝送速度変更制御部21が、移動局UEと基地局Node−Bとの間の上りデータの伝送速度の変更制御(Dedicated rate control)の様子を示す。
図7に示すように、伝送速度変更制御部21は、所定のタイミングごとに、各移動局UEから送信されたステータス情報(又は、伝送速度要求)に基づいて、各移動局UEにおける上りデータの伝送速度をどのように変更すべきかについて決定する。
伝送速度変更制御部21は、かかる決定を示す伝送速度制御情報を各移動局UEに対して通知し、各移動局UEは、通知された伝送速度制御情報に基づいて、上りデータの伝送速度を決定し、決定した伝送速度以下で、EDCHを用いてデータの送信を行う。
ここで、例えば、伝送速度制御情報は、上りデータの伝送速度を上げるように指示する伝送速度制御ビット「Up」や、上りデータの伝送速度を下げるように指示する伝送速度制御ビット「Down」や、上りデータの伝送速度を変更することなく維持するように指示する伝送速度制御ビット「Keep」のいずれかを含むものである。
また、第1の基地局Node−B#1の伝送速度変更制御部21は、停止指示受信部23からの指示に応じて(すなわち、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に)、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていてもよい。
また、第1の基地局Node−B#1の伝送速度変更制御部21は、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の同期が確立した後、上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていてもよい。
また、第1の基地局Node−B#1の伝送速度変更制御部21は、上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、移動局UEとの間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、停止指示受信部23によって停止指示と共に受信された上りデータの伝送速度(すなわち、無線制御回線装置RNCによって指定された上りデータの伝送速度)を用いるように構成されていてもよい。
また、第1の基地局Node−B#1の伝送速度変更制御部21は、移動局UEがソフトハンドオーバーを行っている期間中は、上りデータの伝送速度の変更制御を停止し続けるように構成されていてもよい。
伝送速度用無線リソース管理部22は、基地局Node−Bにおいて所定の上りデータの伝送速度を実現するための無線リソース(特に、ハードウェアリソース)の使用状況を管理するものである。
停止指示受信部23は、無線回線制御装置RNCから送信された停止指示を受信した場合に、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように伝送速度変更制御部21に指示するものである。
また、停止指示受信部23は、上りデータの伝送速度の変更制御の停止が完了した場合、その旨を無線回線制御装置RNCに通知する。
伝送速度割当処理部24は、無線回線制御装置RNCによって要求された上りデータの伝送速度を、移動局UEと基地局Node−Bとの間の上り通信に割り当てることができるか否かについて判断するものである。
そして、伝送速度割当処理部24は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが可能であると判断された場合、その旨を示す指示情報を無線回線制御装置RNCに報告するように構成されている。
一方、伝送速度割当処理部24は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能であると判断された場合、基地局Node−Bにおいて割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を無線回線制御装置RNCに報告するように構成されている。
また、伝送速度割当処理部24は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能であると判断された場合、既存の移動局との間の通信に用いられている上りデータの伝送速度を下げることによって、要求された上りデータの伝送速度の割り当てを可能とするように構成されていてもよい。
図8を参照して、ソフトハンドオーバーに新たに追加される第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24によって上りデータの伝送速度を割り当てる様子について説明する。
図8(a)乃至(c)に示すパイプは、基地局Node−Bが有するハードウェアリソース(逆拡散器や、RAKE合成器や、バッファや、チャネルデコーダ等)を模式化したものである。
上述のように、ソフトハンドオーバーを開始する際、無線回線制御装置RNCが、新たに追加される第2の基地局Node−B#2に対して、第2の基地局Node−B#2と移動局UEとの間の通信用の上りデータの伝送速度を割り当てるように命令する。図8(a)の例では、無線回線制御装置RNCは、上りデータの伝送速度として、x[kbps]を割り当てるように要求している。
かかる場合に、第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24が、既に多数の無線リソース(ハードウェアリソース)を、他の移動局に割り当てていて、x[kbps]の割り当てが困難なとき、図8(b)及び(c)に示すように、2通りの第2の基地局Node−B#2の振る舞いが考えられる。
第1の振る舞いとして、図8(b)に示すように、第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24が、既存のチャネルの帯域(すなわち、他の移動局に対する上りデータの伝送速度の割り当て)を変えることなく、割り当て可能な上りデータの伝送速度(図8(b)の例では、y[kbps])を、無線回線制御装置RNCに対して報告する方法が考えられる。
第2の振る舞いとして、図8(c)に示すように、第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24が、既存のチャネルの帯域を小さくして(すなわち、他の移動局に対する上りデータの伝送速度の割り当てを変更して)、要求された上りデータの伝送速度x[kbps]を、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の通信に割り当てる方法が考えられる。
ソフトハンドオーバーを開始した後に、上りデータの伝送速度が減少ということは、ユーザにとっては良いことではないため、第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24は、図8(c)のように振る舞うことが望ましい。
ただし、移動通信システムのコンプレキシティ等を考えると、図8(b)のような振る舞いを行わなければならない場合も考えられる。
また、第2の基地局Node−B#2の伝送速度割当処理部24が、図8(c)のように振る舞うことによって、ユーザのプライオリティ等に応じたフレキシブルな上りデータの伝送速度の変更制御が可能となる。
同期指示受信部25は、無線回線制御装置RNCから送信された同期指示を受信して、同期処理部26に所定の同期処理を行うように指示するものである。
同期処理部26は、同期指示受信部25からの指示に応じて、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の同期処理(下り回線及び上り回線)や、無線回線制御装置RNCと第2の基地局Node−B#2との間の同期処理(下り回線及び上り回線)を行うものである。
SHO開始指示受信部27は、無線回線制御装置RNCから送信されたSHO開始指示を受信して、SHO開始処理部28にソフトハンドオーバーの開始処理を行うように指示するものである。
SHO開始処理部28は、SHO開始指示受信部27からの指示に応じて、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを開始するための処理を行うものである。
図9に、本実施形態に係る移動局UEの機能ブロックを示す。本実施形態に係る移動局UEは、図9に示すように、測定報告送信部31と、伝送速度変更制御部32と、上りデータ送信部33と、同期指示受信部34と、同期処理部35と、SHO開始指示受信部36と、SHO開始処理部37と、停止指示受信部38とを具備している。
測定報告送信部31は、所定の条件が満たされた場合、無線回線制御装置RNCに対して、測定報告を送信するものである。
ここで、図10及び図11を参照して、測定報告送信部31が測定報告を送信する場合の一例について説明する。
図10に示すように、移動局UEが、第1の基地局Node−B#1(通信中の基地局)と第2の基地局Node−B#2(新たに検出された基地局)との間でソフトハンドオーバーを行うことが可能なエリアに移動すると、第1の基地局Node−B#1からの共通パイロットチャネルの受信電力及び第2の基地局Node−B#2からの共通パイロットチャネルの受信電力は、図11に示すように変動する。
測定報告送信部31は、上述の共通パイロットチャネルの受信電力の差が予め決められた閾値になった場合に、無線回線制御装置RNCに対して、その旨を報告する。
図11の例では、測定報告送信部31は、上述の共通パイロットチャネルの受信電力の差が予め決められた閾値Thに到達した時間t1に、その旨を示す測定報告を無線回線制御装置RNCに送信する。
伝送速度変更制御部32は、基地局Node−Bとの間の通信中に、基地局NOで−Bに対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行うものである。
また、伝送速度変更制御部32は、停止指示受信部38からの指示に応じて(すなわち、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に)、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていてもよい。
また、伝送速度変更制御部32は、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の同期が確立した後、上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていてもよい。
また、伝送速度変更制御部32は、上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、第1の基地局Node−B#1との間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、停止指示受信部38によって停止指示と共に受信された上りデータの伝送速度(すなわち、無線制御回線装置RNCによって指定された上りデータの伝送速度)を用いるように構成されていてもよい。
また、伝送速度変更制御部32は、移動局UEがソフトハンドオーバーを行っている期間中は、上りデータの伝送速度の変更制御を停止し続けるように構成されていてもよい。
また、移動局UEが、ソフトハンドオーバーを行っている状態では、伝送速度変更制御部32は、第1の基地局Node−B#1及び第2の基地局Node−B#2の双方に対して上りデータの伝送速度を上げてよい状態にならない限り、上りデータの伝送速度を上げないように構成されていてもよい。
具体的には、伝送速度変更制御部32は、図12に示すように、上りデータの伝送速度の変更制御を行う。
ここで、図12は、第1の基地局Node−B#1及び第2の基地局Node−B#2からの伝送速度制御情報(伝送速度制御ビット復号値)、及び、移動局UEにおける上りデータの伝送速度の変位を示す。
図12に示すように、移動局UEの伝送速度変更制御部32は、接続中の全ての基地局Node−B#1及び#2が「Up」を指示しない限り、上りデータの伝送速度を上げないように構成されている。
また、移動局UEの伝送速度変更制御部32は、「Keep」を指示する伝送速度制御情報及び「Down」を指示する伝送速度制御情報を同時に受信した場合には、「Down」を指示する伝送速度制御情報を優先する。
上りデータ送信部33は、伝送速度変更制御部32によって決定された伝送速度で、上りデータを送信するものである。
同期指示受信部34は、無線回線制御装置RNCから送信された同期指示を受信して、同期処理部35に所定の同期処理を行うように指示するものである。
同期処理部35は、同期指示受信部34からの指示に応じて、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の同期処理(下り回線及び上り回線)を行うものである。
SHO開始指示受信部36は、無線回線制御装置RNCから送信されたSHO開始指示を受信して、SHO開始処理部37にソフトハンドオーバーの開始処理を行うように指示するものである。
SHO開始処理部37は、SHO開始指示受信部36からの指示に応じて、移動局UEが第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間でソフトハンドオーバーを開始するための処理を行うものである。
停止指示受信部38は、無線回線制御装置RNCから送信された停止指示を受信した場合に、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように伝送速度変更制御部32に指示するものである。
また、停止指示受信部38は、上りデータの伝送速度の変更制御の停止が完了した場合、その旨を無線回線制御装置RNCに通知する。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図13を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、ソフトハンドオーバーを開始する動作について説明する。
ステップS1001において、移動局UEは、第1の基地局Node−B#1と通信を行っており、第1の基地局Node−B#1は、無線回線制御装置RNCと通信を行っている。
ステップS1002において、移動局UEが、所定の条件が満たされたため、無線回線制御装置RNCに対して、測定報告を送信する。
ステップS1003において、測定報告を受信した無線回線制御装置RNCは、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように、第1の基地局Node−B#1及び移動局UEに対して指示する。
このとき、無線回線制御装置RNCは、第1の基地局Node−B#1及び移動局UEにおける上りデータの伝送速度の変更制御が同じタイミングで停止されるようにタイミング指定を行う。
ステップS1004において、移動局UE及び第1の基地局Node−B#1は、上りデータの伝送速度の変更制御を停止した旨を、無線回線制御装置RNCに対して応答する。
この際に、無線回線制御装置RNCでは、第1の基地局Node−B#1、移動局UE、或いは第1の基地局Node−B#1及び移動局UEの両方から、上りデータの伝送速度制御の停止時の上りデータの伝送速度が通知される。
ステップS1005において、上りデータの伝送速度を受信した無線回線制御装置RNCは、第2の基地局Node−B#2に対して、受信した上りデータの伝送速度を割り当てるように要求する。
ステップS1006において、第2の基地局Node−B#2は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが可能である場合には、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の通信に当該上りデータの伝送速度を割り当て、完了した旨を示す伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
一方、第2の基地局Node−B#2は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能である場合には、第2の基地局Node−B#2において割り当て可能な最大の上りデータの伝送速度を含む伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
ステップS1007において、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答に基づいて、上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、ステップS1005において要求した上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
一方、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答によって上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、伝送速度割当応答に含まれる上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
その結果、無線回線制御装置RNCは、第2の基地局Node−B#2に対して、初期値として決定した上りデータの伝送速度によって上り回線の同期処理を開始するように指示する。
ステップS1008において、第2の基地局Node−B#2は、無線回線制御装置RNCからの同期指示によって指示された上りデータの伝送速度で同期処理を開始する。第2の基地局Node−B#2は、第2の基地局Node−B#2と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ステップS1009において、無線回線制御装置RNCは、第2の基地局Node−B#2と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立したことを受けて、移動局UEに対して、第2の基地局Node−B#2と移動局UEとの間の下り回線の同期を確立するように要求する。
ステップS1010において、移動局UEは、第2の基地局Node−B#2との間の下り回線の同期を確立し、かかる同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ステップS1011において、移動局UEは、第1の基地局Node−B#1と第2の基地局Node−B#2との間のソフトハンドオーバーを開始し、上りデータ伝送速度の変更制御を再開する。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、上り回線エンハンスメントにおいて、ソフトハンドオーバーの開始時に、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するため、確実な無線リソースの割り当てが可能となり、失敗率が低いソフトハンドオーバー制御を行うことができ、安定した上りデータ通信を確保することができる。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間の同期が確立した後、上りデータの伝送速度の変更制御を再開するため、移動局UEと第2の基地局Node−B#2との間において上りデータの伝送速度の変更制御が無駄になるという事態を避けることができる。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、ソフトハンドオーバーに新たに追加される第2の基地局Node−B#2に対して、ハードウェアリソースに関する問い合わせ(割り当てが可能か否か、割り当てが不可能な場合、どれくらいの伝送速度であれば割り当てが可能であるかについての問い合わせ)を行った後で、上りデータの伝送速度を決定するため、さらに安定したソフトハンドオーバー制御を行うことができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、ソフトハンドオーバー後の上りデータの伝送速度の変更制御について、全ての基地局Node−Bに対して上りデータの伝送速度を上げてよい状態とならない限りは、当該上りデータの伝送速度を上げないので、ソフトハンドオーバーによって所要の受信電力レベルを保ちつつ、各基地局Node−Bにおけるノイズライズの制御の精度を高めることができる。
(本発明の第2の実施形態に係る移動通信システム)
図14及び図15を参照して、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。以下、本実勢形態に係る移動通信システムについて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
本実勢形態に係る移動通信システムは、上りデータの伝送速度の変更制御において「Common rate control」技術を採用する。図14に示すように、「Common rate control」技術では、基地局Node−Bが、例えば、上りデータの最大伝送速度、或いは上りデータの最大伝送速度に相当するパラメータを送信し、各移動局UEは、受信した上りデータの最大伝送速度の範囲で上りデータを送信するように構成されている。
基地局Node−Bは、どの移動局がどれくらいの伝送速度で上りデータを送ってくるのか分からないため、上述の上りデータの最大伝送速度レートを徐々に上げていくように構成されていてもよい。
本実施形態に係る移動局UEの伝送速度変更制御部32は、図15に示すように、上りデータの伝送速度の変更制御を行う。
ここで、図15は、第1の基地局Node−B#1及び第2の基地局Node−B#2からの伝送速度制御情報(伝送速度制御ビット復号値)、及び、移動局UEにおける上りデータの伝送速度の変位を示す。
図15に示すように、移動局UEの伝送速度変更制御部32は、接続中の全ての基地局Node−B#1及び#2によって指示される最大伝送速度のうち、一番低い最大伝送速度にあわせて、上りデータを送信するように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時に、各基地局Node−B#1及び#2が報知する最大伝送速度の最小値にあわせることができるため、安定した通信が可能となる。
(本発明の第3の実施形態に係る移動通信システム)
図16乃至図18を参照して、本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。以下、本実勢形態に係る移動通信システムについて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図16に示すように、本実施形態に係る移動通信システムでは、基地局Node−Bの機能の一部である移動局UEのサービングセル(図16の例では、セル#3)が、移動局UEに対して絶対速度制御チャネル(E−AGCH:Enhanced Absolute Grant Channel)及び相対速度制御チャネル(E−RGCH:Enhanced Relative Grant Channel)を送信し、基地局Node−Bの機能の一部である移動局UEの非サービングセル(図16の例では、セル#4)が、移動局UEに対して相対速度制御チャネル(E−RGCH)送信を送信するように構成されている。
ここで、絶対速度制御チャネル(E−AGCH)は、移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度(又は、上りユーザデータの伝送速度を算出するための情報)を送信するように構成されている。
また、サービングセルによって送信される相対対速度制御チャネル(E−RGCH)は、移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度の増減を指示する情報(「Up」、「Down」又は「Keep」)を送信するように構成されている。
さらに、非サービングセルによって送信される相対対速度制御チャネル(E−RGCH)は、移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度の減少を指示する情報(「Down」)を送信するように構成されている。
図17を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、ソフトハンドオーバーを開始する第1の動作について説明する。
ステップS2001において、移動局UEは、第1の基地局Node−B#1におけるセル#3(サービングセル)と通信を行っており、第1の基地局Node−B#1におけるセル#3は、無線回線制御装置RNCと通信を行っている。
ステップS2002において、移動局UEが、所定の条件が満たされたため、無線回線制御装置RNCに対して、測定報告を送信する。
ステップS2003において、測定報告を受信した無線回線制御装置RNCは、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように、セル#3及び移動局UEに対して指示する。
このとき、無線回線制御装置RNCは、セル#3及び移動局UEにおける上りデータの伝送速度の変更制御が同じタイミングで停止されるようにタイミング指定を行う。
ステップS2004において、移動局UE及びセル#3は、上りデータの伝送速度の変更制御を停止した旨を、無線回線制御装置RNCに対して応答する。
この際に、無線回線制御装置RNCでは、セル#3、移動局UE、或いはセル#3及び移動局UEの両方から、上りデータの伝送速度制御の停止時の上りデータの伝送速度が通知される。
ステップS2005において、上りデータの伝送速度を受信した無線回線制御装置RNCは、第2の基地局Node−B#2におけるセル#4に対して、受信した上りデータの伝送速度を割り当てるように要求する。
ステップS2006において、セル#4は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが可能である場合には、移動局UEとセル#4との間の通信に当該上りデータの伝送速度を割り当て、完了した旨を示す伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
一方、セル#4は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能である場合には、セル#4において割り当て可能な最大の上りデータの伝送速度を含む伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
ステップS2007において、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答に基づいて、上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、ステップS2005において要求した上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
一方、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答によって上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、伝送速度割当応答に含まれる上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
その結果、無線回線制御装置RNCは、セル#4に対して、初期値として決定した上りデータの伝送速度によって上り回線の同期処理を開始するように指示する。
ステップS2008において、セル#4は、無線回線制御装置RNCからの同期指示によって指示された上りデータの伝送速度で同期処理を開始する。セル#4は、セル#4と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ステップS2009において、無線回線制御装置RNCは、セル#4と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立したことを受けて、移動局UEに対して、セル#4と移動局UEとの間の下り回線の同期を確立するように要求する。
ステップS2010において、移動局UEは、セル#4との間の下り回線の同期を確立し、かかる同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ステップS2011において、無線回線制御装置RNCは、サービングセルをセル#3からセル#4に変更することを決定し、かかるサービングセルの変更を指示するセルチェンジ指示を、移動局UEとセル#3とセル#4とに通知する。
ステップS2012において、移動局UEとセル#3とセル#4は、上述のサービングセルの変更が完了したことを通知するためのセルチェンジ完了応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
ステップS2013において、移動局UEは、セル#3とセル#4との間のソフトハンドオーバーを開始し、上りデータ伝送速度の変更制御を再開する。
図18を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、ソフトハンドオーバーを開始する第2の動作について説明する。
ステップS3001において、移動局UEは、第1の基地局Node−B#1におけるセル#3(サービングセル)と通信を行っており、第1の基地局Node−B#1におけるセル#3は、無線回線制御装置RNCと通信を行っている。
ステップS3002において、移動局UEが、所定の条件が満たされたため、無線回線制御装置RNCに対して、測定報告を送信する。
ステップS3003において、無線回線制御装置RNCは、移動局UEにおける上りデータの伝送速度を受信し、第2の基地局Node−B#2におけるセル#4に対して、受信した上りデータの伝送速度を割り当てるように要求する。
ステップS3004において、セル#4は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが可能である場合には、移動局UEとセル#4との間の通信に当該上りデータの伝送速度を割り当て、完了した旨を示す伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
一方、セル#4は、要求された上りデータの伝送速度の割り当てが不可能である場合には、セル#4において割り当て可能な最大の上りデータの伝送速度を含む伝送速度割当応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
ステップS3005において、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答に基づいて、上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、ステップS3003において要求した上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
一方、無線回線制御装置RNCは、受信した伝送速度割当応答によって上りデータの伝送速度の割り当てが可能だったと検出した場合には、伝送速度割当応答に含まれる上りデータの伝送速度を、ソフトハンドオーバーの開始時の上りデータの伝送速度(初期値)と決定する。
その結果、無線回線制御装置RNCは、セル#4に対して、初期値として決定した上りデータの伝送速度によって上り回線の同期処理を開始するように指示する。
ステップS3006において、セル#4は、無線回線制御装置RNCからの同期指示によって指示された上りデータの伝送速度で同期処理を開始する。セル#4は、セル#4と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ここで、セル#3が、移動局UEのサービングセルであり、セル#4が、移動局UEの非サービングセルであるものとする。
ステップS3007において、無線回線制御装置RNCは、セル#4と無線回線制御装置RNCとの間の上り回線の同期が確立したことを受けて、移動局UEに対して、セル#4と移動局UEとの間の下り回線の同期を確立するように要求する。
ステップS3008において、移動局UEは、セル#4との間の下り回線の同期を確立し、かかる同期が確立した場合には、その旨を示す同期確立応答を、無線回線制御装置RNCに対して送信する。
ステップS3009において、無線回線制御装置RNCは、サービングセルをセル#3からセル#4に変更することを決定し、上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように、セル#3とセル#4と移動局UEとに対して指示する。
このとき、無線回線制御装置RNCは、セル#3と移動局UEとの間の上りデータの伝送速度の変更制御が同じタイミングで停止されるように、また、セル#4と移動局UEとの間の上りデータの伝送速度の変更制御が同じタイミングで停止されるようにタイミング指定を行う。
ステップS3010において、移動局UEとセル#3とセル#4とは、上りデータの伝送速度の変更制御を停止した旨を、無線回線制御装置RNCに対して応答する。
この際に、無線回線制御装置RNCでは、セル#3、移動局UE、或いはセル#3及び移動局UEの両方から、上りデータの伝送速度制御の停止時の上りデータの伝送速度が通知される。
ステップS3011において、無線回線制御装置RNCは、セル#3からセル#4へのサービングセルの変更を指示するセルチェンジ指示を、移動局UEとセル#3とセル#4とに通知する。
ステップS3012において、移動局UEとセル#3とセル#4は、上述のサービングセルの変更が完了したことを通知するためのセルチェンジ完了応答を、無線回線制御装置RNCに送信する。
ステップS3013において、移動局UEは、セル#3とセル#4との間のソフトハンドオーバーを開始し、上りデータ伝送速度の変更制御を再開する。
以上、本発明を実施例により詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本願中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。本発明の装置は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本願の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
RNC…無線回線制御装置
11…測定報告受信部
12…決定部
13…停止指示部
14、24…伝送速度割当処理部
15…同期指示部
16…SHO開始指示部
Node−B…基地局
21、32…伝送速度変更制御部
22…伝送速度用無線リソース管理部
23、38…停止指示受信部
25、34…同期指示受信部
26、35…同期処理部
27、36…SHO開始指示受信部
28、37…SHO開始処理部
UE…移動局
31…測定報告送信部
33…データ送信部

Claims (15)

  1. 第1の基地局と移動局との間の通信中に、該移動局から該第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う工程と、
    前記移動局が前記第1の基地局と第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定する工程と、
    前記第1の基地局及び前記移動局に対して、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示する工程と、
    前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示する工程とを有することを特徴とする移動通信制御方法。
  2. 前記移動局と前記第2の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信制御方法。
  3. 前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、前記移動局から前記第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度を指定する工程と、
    前記移動局は、前記停止期間中に、指定された前記上りデータの伝送速度で、上りデータを送信する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信制御方法。
  4. 前記第2の基地局に対して、前記第1の基地局と前記移動局との間の通信で用いられている前記上りデータの伝送速度を、該第2の基地局と該移動局との間の通信に割り当てるように要求する工程と、
    前記第2の基地局は、前記割り当てが可能である場合、その旨を示す指示情報を報告し、前記割り当てが不可能である場合、前記割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を報告する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信制御方法。
  5. 第1の基地局との間で通信中の移動局から、該移動局において測定した第2の基地局との間の伝搬路品質を報告するための測定報告を受信する測定報告受信部と、
    受信した前記測定報告に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局と前記第2の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うことを決定する決定部と、
    前記決定に応じて、前記第1の基地局及び前記移動局に対して、該移動局から該第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように指示する停止指示部と、
    前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示するソフトハンドオーバー開始指示部とを具備することを特徴とする無線回線制御装置。
  6. 前記停止指示部は、前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に前記移動局から前記第1の基地局に対して送信する上りデータの伝送速度を指定するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の無線回線制御装置。
  7. 前記第2の基地局に対して、前記第1の基地局と前記移動局との間の通信で用いられている前記上りデータの伝送速度を、該第2の基地局と該移動局との間の通信に割り当てるように要求する伝送速度割当処理部と、
    前記第2の基地局からの前記要求に対する応答結果に基づいて、前記ソフトハンドオーバーにおける前記上りデータの伝送速度の初期値を設定し、前記移動局及び前記第2の基地局に対して、前記初期値を通知して前記ソフトハンドオーバーを開始するように指示するソフトハンドオーバー開始指示部とを具備することを特徴とする請求項5に記載の無線回線制御装置。
  8. 移動局との間の通信中に、該移動局から送信される上りデータの伝送速度の変更制御を行う伝送速度変更制御部を具備する基地局であって、
    前記移動局が前記基地局と他の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に、前記伝送速度変更制御部は、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていることを特徴とする基地局。
  9. 前記伝送速度変更制御部は、前記移動局と前記他の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  10. 前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、前記伝送速度変更制御部は、前記移動局との間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、無線制御回線装置によって指定された上りデータの伝送速度を用いるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  11. 無線回線制御装置によって要求された上りデータの伝送速度を、移動局との間の通信に割り当てることができるか否かについて判断し、前記割り当てが可能であると判断された場合、その旨を示す指示情報を前記無線回線制御装置に報告し、前記割り当てが不可能であると判断された場合、前記割り当てが可能な最大の上りデータの伝送速度を前記無線回線制御装置に報告する伝送速度割当処理部を具備することを特徴とする基地局。
  12. 前記伝送速度割当処理部は、前記割り当てが不可能であると判断された場合、既存の移動局との間の通信に用いられている上りデータの伝送速度を下げることによって、該割り当てを可能とするように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の基地局。
  13. 基地局との間の通信中に、該基地局に対して送信する上りデータの伝送速度の変更制御を行う伝送速度変更制御部を具備する移動局であって、
    前記移動局が前記基地局と他の基地局との間でソフトハンドオーバーを行うように決定された場合に、前記伝送速度変更制御部は、前記上りデータの伝送速度の変更制御を停止するように構成されていることを特徴とする移動局。
  14. 前記伝送速度変更制御部は、前記移動局と前記他の基地局との間の同期が確立した後、前記上りデータの伝送速度の変更制御を再開するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の移動局。
  15. 前記上りデータの伝送速度の変更制御の停止期間中に、前記伝送速度変更制御部は、前記移動局との間の通信で用いられる上りデータの伝送速度として、無線制御回線装置によって指定された上りデータの伝送速度を用いるように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の移動局。
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