JP2009135719A - 携帯端末装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】機能オフ時の状況に応じてその状況に合った種類の情報を表示できるようにする。
【解決手段】CPU11は、電源制御部14から低電圧検出信号(例えば、電池切れ信号)などを受け取った機能オフ時に、電話通話中か、あるいはテレビ放送受信中か否かを判別し、電話通話中、あるいはテレビ放送の受信中に電池切れなどを検出したときには、その通話相手に関する情報、あるいは受信チャンネルの番組に関する情報を選択して電子ペーパ表示部6に表示させたのちに電源オフ処理に移行する。
【選択図】図1

Description

この発明は、情報表示部を備えた携帯端末装置及びプログラムに関する。
従来、情報表示部をメモリ性表示素子によって構成することによって電源停止時には所定の情報として、電池残量、記憶空き容量、画像情報、電源停止時の時刻、所有者の個人情報、電源停止要因を表示させて電源停止状態でもその表示内容を確認可能とした技術が存在している(特許文献1参照)。
特開2004−37705号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、電源停止に応じてメモリ性表示部に表示される情報が予めユーザが指定した種類の情報となるため、電源停止時にはユーザにとってその種の情報が必要でないにも拘わらず、その情報を固定的に表示させることになることもあり、かえってその情報の表示が邪魔に感じられることがあった。
この発明の課題は、機能オフ時の状況に応じてその状況に合った種類の情報を表示できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、情報表示部を備えた携帯端末装置であって、機能オフする場合に特定状況にあるか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって特定状況にあると判別された場合に、その状況に対応する種類の情報を選択する選択手段と、この選択手段によって選択された情報を前記情報表示部に表示させてから前記機能オフに移行する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
通話機能を備えた携帯端末装置であって、前記機能オフは、電源の低電圧検出、あるいは外部からのオフ信号受信による前記通話機能のオフであり、前記判別手段は、前記機能オフする場合に通話中であるか否かを判別し、前記選択手段は、前記判別手段によって通話中であることが判別された場合に、その通話相手に関する情報を選択する(請求項2記載の発明)。
複数の通話相手に関する各種情報を記憶する相手情報記憶手段を更に設け、前記判別手段は、機能オフする場合に通話中であるか否かを判別するほか、通話中であればその通話相手に対応して前記通話機能以外の他の通信手段による連絡先情報が前記相手情報記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記選択条件は、前記判別手段によって他の通信手段による連絡先情報が記憶されていると判別されたさ場合に、当該連絡先情報を選択する(請求項3記載の発明)。
放送受信機能を備えた携帯端末装置であって、前記判別手段は、前記機能オフする場合に放送受信機能によって放送受信中であるか否かの判別し、前記選択手段は、前記判別手段によって放送受信中であることが判別された場合に、その放送の受信チャンネルの情報を選択する(請求項4記載の発明)。
前記情報表示部は、電力供給停止時での表示情報を保持可能なメモリ性を有する電子ペーパ表示部であり、前記制御手段は、前記選択手段によって選択された情報を前記電子ペーパ表示部に表示させてから前記機能オフに移行する(請求項5記載の発明)。
メイン表示部のほかにサブ表示部を備えた携帯端末装置であって、前記情報表示部は、低消費電力駆動するサブ表示部、メイン電源以外の別電池をサブ電源として省電力駆動するサブ表示部の何れかであり、前記制御手段は、前記選択手段によって選択された情報を前記サブ表示部に表示させてから前記機能オフに移行する(請求項6記載の発明)。
この発明によれば、機能オフ時の状況に応じてその状況に合った種類の情報を表示することができ、機能オフ時であってもユーザにとって必要な情報を確認することが可能となる。
(実施形態1)
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この実施形態は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、携帯電話装置の外観図である。
携帯電話装置は、例えば、操作部筐体1と表示部筐体2とをヒンジ部3を介して開閉可能に取り付けた折り畳み自在な構成となっており、図1は、操作部筐体1と表示部筐体2とを開いた状態(オープンスタイル)を示している。この操作部筐体1の内面部には、各種のキーなどを備えた操作部4が配置されている。また、表示部筐体2の内面部(前面部)には液晶表示部5が配置され、また、その外面部(背面部)には電子ペーパ表示部6が配置されている。
電子ペーパ表示部6は、電力供給が無い状態であって現在の表示情報を長期間保持可能なもので、3色の液晶シートを3層に重ねた構成となっている。そして、電子ペーパ表示部6は、テレビ映像などの各種の画像などを高精細なフルカラーによって表示可能となっている。なお、この実施形態において、液晶表示部5と電子ペーパ表示部6とは、略同形同大に形成されているほか、液晶表示部5をメイン表示部(情報表示部)として機能させ、電子ペーパ表示部6をサブ表示部(情報表示部)として機能させるようにしている。
図2は、携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
携帯電話装置には、通話機能(音声電話機能)、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、テレビ放送受信機能など、各種の機能が備えられている。CPU11は、電力容量が大きいメイン電池(例えば、一次電池、二次電池、燃料電池など)12、あるいは電力容量の小さなバックアップ電池(例えば、リチウムボタン電池、アルカリボタン電池など)13から電源制御部14を介して供給される電力によって動作するもので、記憶部15内の各種のプログラムに応じて携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。
電源制御部14は、電源ON(オン)/OFF(オフ)操作に応じてメイン電池12とバックアップ電池13との切り替えを行うが、その際、電源ON中にはメイン電池12を電源として使用し、電源OFF中にはバックアップ電池13を電源として使用するようにしている。また、電源制御部14は、ユーザ操作などによって“省電力モード”が指定された場合に電力消費を抑える電力制御を行うほか、電池12、13毎に電池切れなどの低電圧状態を常時検出して、低電圧検出信号をCPU11に与える。記憶部15は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図4に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納され、データ領域には後述するアドレス帳ADなどが格納されている。記録メディア16は、着脱自在な可搬型メモリで、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成されている。メモリ17は、ワーク領域を有する内部メモリであり、後述するアドレス帳ADが格納されている。
無線通信部18は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時などで最寄りの基地局との間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部19を介して送話スピーカSPから音声出力させ、また、受話マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部19から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。
テレビ放送通信部20は、地上波デジタルテレビ放送と共に、その電子番組表(EPG)などの番組情報も含めて受信可能なもので、専用アンテナに接続されていて放送信号を抽出する受信部(アナログ回路部)と、受信した放送信号をOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送信号から映像、音声、データ(文字データ)に分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行うデジタル回路部とを有している。このテレビ放送通信部20から得られたテレビ映像データ及び文字データは、液晶表示部(メイン表示部)5から表示され、また、そのテレビ音声データは、サウンドスピーカ21から出力される。操作部4は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、図示しないが、テレビ放送受信機能をON(オン)/OFF(オフ)させるテレビON/OFFキーなどを有し、CPU11は、操作部4からのキー入力信号に応じた処理を実行する。
表示制御部22は、液晶表示部(メイン表示部)5に対する表示動作のほか、電子ペーパ表示部(サブ表示部)6に対する表示動作を制御するもので、CPU11は、機能オフする場合、特定状況にあるか否かを判別し、特定状況にあれば、その状況に対応する種類の情報を選択して電子ペーパ表示部6に表示させてから機能オフ処理に移行するようにしている。ここで、機能オフは、電源制御部14から低電圧検出信号を受け取ることによる電源オフ(通話機能のオフを含む各種機能のオフ)と、外部からの電源OFF信号を受信することによる電源オフの場合である。
なお、外部から電源OFF信号を受信した際とは、例えば、病院、電車、劇場などの特定施設内で強制電源OFF信号を受信した場合である。CPU11は、電源制御部14からの低電圧検出信号(例えば、電池切れ信号など)、あるいは外部からの電源OFF信号による機能オフ時に、上述した特定状況として電話通話中であるか、あるいはテレビ放送受信中であるかを判別し、電話通話中、あるいはテレビ放送の受信中であれば、その通話相手に関する情報、あるいは受信チャンネルの番組に関する情報を選択して電子ペーパ表示部6に表示させてから機能オフ処理(電源オフ処理)に移行するようにしている。
図3は、アドレス帳ADを説明するための図である。
アドレス帳ADは、電話相手毎にその相手に関する情報を記憶するもので、「名前」、「電話番号(1)」、「電話番号(2)」、「メールアドレス」などの各項目を有している。これらの各項目は、ユーザ操作によって任意に入力設定されたもので、各ユーザに対して2種類の電話番号を設定可能となっており、「電話番号(1)」は、第1の電話番号(例えば、携帯電話番号)であり、「電話番号(2)」は第2の電話番号(例えば、固定電話番号)である。なお、「電話番号(1)」は、プライベート用の携帯電話番号、「電話番号(2)」はビジネス用の携帯電話番号であってもよい。
次に、この第1実施形態における携帯電話装置の動作概念を図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
なお、図4は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図4のフローから抜けた際には、全体動作のフロー(図示省略)に戻る。
図4は、第1実施形態の特徴部分を示したもので、電源制御部14から低電圧検出信号を受け取った際、あるいは外部から電源OFF信号を受信した際に実行開始されるフローチャートである。
先ず、CPU1は、機能オフ時、つまり、ユーザが意図していない電源オフ時として、電源制御部14から電池切れなどの低電圧検出信号を受け取ったり、特定施設内で発信された強制電源OFF信号を受信したりすると、無線通信部18をアクセスして電話通話中か(特定状況下であるか)を判別する(ステップA1)。
いま、通話中で無ければ(ステップA1でNO)、テレビ放送通信部20をアクセスしてテレビ(TV)放送受信中か(特定状況下であるか)を調べ(ステップA2)、テレビ放送受信中でも無ければ、以下、メイン電池12のオフに応じた電源OFF処理に移行する。また、電話通話中であれば(ステップA1でYES)、その着信信号から通話相手の電話番号を取得すると共に、この電話番号に基づいてアドレス帳ADの「電話番号(1)」、「電話番号(2)」を検索して(ステップA3)、該当する電話番号の設定有無を調べる(ステップA4)。
ここで、通話相手の電話番号がアドレス帳ADに設定されていなければ(ステップA4でNO)、その電話番号を表示制御部22に与えることで電子ペーパ表示部6への書き込みを行わせたのち(ステップA5)、上述した電源OFF処理に移行する。また、アドレス帳ADに設定されていれば(ステップA4でYES)、その相手の「名前」をアドレス帳ADから取得したのち(ステップA6)、その相手の他の連絡先がアドレス帳ADに設定されているかを調べる(ステップA7)。なお、相手の他の連絡先とは、他の通信手段(携帯電話、固定電話、電子メール)による連絡先情報(携帯電話番号、固定電話番号、メールアドレス)を示している。
アドレス帳ADに他の連絡先が設定されていなければ(ステップA7でNO)、通話相手の「名前」と今回の「電話番号」とを表示制御部22に与えることで電子ペーパ表示部6への書き込みを行わせたのち(ステップA8)、上述した電源OFF処理に移行する。また、アドレス帳ADに他の連絡先が設定されていれば(ステップA7でYES)、それをアドレス帳ADから読み出す(ステップA9)。例えば、通話相手の電話番号に基づいてアドレス帳ADを検索した結果、「電話番号(1)」が該当する場合にその相手の他の連絡先として「電話番号(2)」、「メールアドレス」が設定されていれば、この「電話番号(2)」、「メールアドレス」を読み出すが、アドレス帳ADを検索した結果、「電話番号(2)」が該当する場合にその相手の他の連絡先として「電話番号(1)」、「メールアドレス」が設定されていれば、この「電話番号(1)」、「メールアドレス」を読み出す。
そして、上述のようにして得られた通話相手の「名前」、今回の「電話番号」、他の連絡先を表示制御部22に与えることで電子ペーパ表示部6への書き込みを行わせたのち(ステップA10)、上述した電源OFF処理に移行する。
一方、テレビ放送の受信中であれば(ステップA2でYES)、EPGから受信チャンネルの番組名を取得したのち(ステップA11)、この番組名を表示制御部22に与えることで電子ペーパ表示部6への書き込みを行わせたのち(ステップA12)、上述した電源OFF処理に移行する。
以上のように、この第1実施形態においてCPU11は、機能オフする場合、特定状況にあるか否かを判別し、特定状況にあれば、その状況に対応する種類の情報を選択して表示させたのちに機能オフ処理に移行するようにしたので、機能オフ時の状況に応じてその状況に合った種類の情報を表示することができ、機能オフ時であってもユーザにとって必要な情報を確認することが可能となる。
機能オフは、電源制御部14からの低電圧検出信号、外部からの電源OFF信号による電源オフ(通話機能のオフを含む各種機能のオフ)であり、CPU11は、機能オフ時に通話中であれば、その通話相手に関する情報を選択して表示させるようにしたので、電源オフ後(通話機能のオフ後)においても通話相手に関する情報を確認することができる。
電源オフ時に通話中であれば、その相手に対応してアドレス帳ADに他の通信手段による連絡先として、例えば、「電話番号(2)」、「メールアドレス」が設定されていれば、この他の連絡先を読み出して表示させるようにしたので、当該相手に対して他の通信手段を利用しての通信が可能となる。
機能オフ時(電源オフ時)に、テレビ放送の受信中であれば、その放送の受信チャンネルの情報(番組名)を選択して表示させるようにしたので、視聴中の番組を電源オフ後に確認することができ、他のテレビ受信機を利用して当該番組を引き続き視聴することができる。
選択した情報を電子ペーパ表示部6に表示するようにしたので、電力供給の停止中であってもその情報を自由に確認することが可能となる。
電子ペーパ表示部6は、表示部筐体2の背面部に設けたサブ表部であるから、操作部筐体1と表示部筐体2とを閉じた状態(クローズスタイル)であっても、電子ペーパ表示部6の表示情報を確認することが可能となる。
なお、上述した第1実施形態においては、情報表示部(サブ表示部)として電子ペーパ表示部6を例示した場合を示したが、低消費電力駆動するサブ表示部、あるいはメイン電池12以外の別電池をサブ電源として省電力駆動するサブ表示部であってもよい。
また、強制的な電源オフとして、電源制御部14からの低電圧検出信号、外部からの電源OFF信号を示したが、ユーザ操作が一定時間行われなかった場合、つまり、予め決められている無操作時間の経過した場合に強制的に電源をオフするようにしてもよい。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図5及び図6を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、機能オフとして電源オフ(通話機能のオフを含む各種機能のオフ)の場合を例示したが、この第2実施形態においては、一部機能オフとして通信オフの場合を例示したものである。ここで、通信オフとは、通話機能、テレビ放送受信機能のオフを示している。
ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図5は、第2実施形態おける携帯電話装置の外観図である。
すなわち、図5は、操作部筐体1と表示部筐体2とを開いた状態(オープンスタイル)を示し、表示部筐体2の前面部には、メイン表示部(液晶表示部)31が配置され、その背面部にはサブ表示部(液晶表示部)32が配置されている。サブ表示部32は、メイン表示部31に比べて低消費電力駆動が可能な小型表示部である。
図6は、第2実施形態の特徴部分を示したもので、通信OFF信号を受信した際、省電力モードに移行した際、通信オフ操作が行われた際に実行開始されるフローチャートである。なお、通信OFF信号を受信した際とは、例えば、病院、電車、劇場などの特定施設内で強制的に通信OFF信号を受信した場合である。省電力モードへの移行は、通話機能をオフして省電力駆動状態とするユーザ操作が行われた場合である。通信オフ操作は、通話機能をユーザ操作によってオフする場合である。
先ず、CPU11は、メイン電池12がオンされている状態において、通信OFF信号を受信したり、省電力モードに移行したり、通信オフ操作が行われたりすると、テレビ放送通信部20をアクセスしてテレビ(TV)放送受信中かを調べ(ステップB1)、テレビ放送受信中でなければ、無線通信部18をアクセスして電話通話中か否かを判別する(ステップB2)。いま、テレビ放送受信中でも電話通話中でも無ければ(ステップB2でNO)、以下、通話機能をオフする通信OFFモードに移行する。
また、テレビ放送受信中であれば(ステップB1でYES)、EPGから受信チャンネルの番組名を取得したのち(ステップB3)、この番組名をサブ表示部32に表示させる(ステップB4)。そして、テレビ放送通信部20をオフしてテレビ放送の受信を終了させたのち(ステップB5)、上述した通信OFFモードに移行する。また、電話通話中であれば(ステップB2でYES)、その着信信号から通話相手の電話番号を取得して(ステップB6)、サブ表示部32に表示させる(ステップB7)。そして、通話回線を遮断したのち(ステップB8)、上述した通信OFFモードに移行する。
以上のように、この第2実施形態においてCPU11は、一部機能オフ時(通信オフ時)、つまり、メイン電池12がオンされている状態において、通信OFF信号を受信したり、省電力モードに移行したり、通信オフ操作が行われたりすると、テレビ放送受信中か通話中かを判別し、テレビ放送受信中、あるいは通話中であれば、それに対応する種類の情報(受信チャンネルの番組名、通信相手の電話番号)を選択してサブ表示部32に表示させたのちに機能オフ処理(通信OFFモード)に移行するようにしたので、機能オフ時の状況に応じてその状況に合った種類の情報を表示することができ、機能オフ時であってもユーザにとって必要な情報を確認することが可能となる。また、操作部筐体1と表示部筐体2とを閉じた状態(クローズスタイル)であっても、サブ表示部32の内容を確認することが可能となる。
なお、上述した第2実施形態においては、一部機能オフとして通信オフ(通話機能、テレビ放送受信機能のオフ)の場合を例示したが、一部機能オフとしては通信オフに限らず、特定機能が故障した場合などの緊急時を一部機能のオフ時としてもよい。
その他、上述した各実施形態は、携帯電話装置に限らず、例えば、情報表示部を備えたPDA・デジタルカメラ、電子腕時計、音楽再生機などの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。
携帯端末装置として適用した携帯電話装置の外観図。 携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 アドレス帳ADを説明するための図。 第1実施形態の特徴部分を示したもので、電源制御部14から低電圧検出信号を受け取った際、あるいは外部から電源OFF信号を受信した際に実行開始されるフローチャート。 第2実施形態おける携帯電話装置の外観図。 第2実施形態の特徴部分を示したもので、通信OFF信号を受信した際、省電力モードに移行した際、通信オフ操作が行われた際に実行開始されるフローチャート。
符号の説明
1 操作部筐体
2 表示部筐体
4 操作部
5 液晶表示部
6 電子ペーパ表示部
11 CPU
12 メイン電池
13 バックアップ電池
14 電源制御部
15 記憶部
18 無線通信部
20 テレビ放送通信部
22 表示制御部
31 メイン表示部
32 サブ表示部
AD アドレス帳

Claims (7)

  1. 情報表示部を備えた携帯端末装置であって、
    機能オフする場合に特定状況にあるか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって特定状況にあると判別された場合に、その状況に対応する種類の情報を選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された情報を前記情報表示部に表示させてから前記機能オフに移行する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 通話機能を備えた携帯端末装置であって、
    前記機能オフは、電源の低電圧検出、あるいは外部からのオフ信号受信による前記通話機能のオフであり、
    前記判別手段は、前記機能オフする場合に通話中であるか否かを判別し、
    前記選択手段は、前記判別手段によって通話中であることが判別された場合に、その通話相手に関する情報を選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 複数の通話相手に関する各種情報を記憶する相手情報記憶手段を更に設け、
    前記判別手段は、機能オフする場合に通話中であるか否かを判別するほか、通話中であればその通話相手に対応して前記通話機能以外の他の通信手段による連絡先情報が前記相手情報記憶手段に記憶されているか否かを判別し、
    前記選択条件は、前記判別手段によって他の通信手段による連絡先情報が記憶されていると判別されたさ場合に、当該連絡先情報を選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 放送受信機能を備えた携帯端末装置であって、
    前記判別手段は、前記機能オフする場合に放送受信機能によって放送受信中であるか否かの判別し、
    前記選択手段は、前記判別手段によって放送受信中であることが判別された場合に、その放送の受信チャンネルの情報を選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 前記情報表示部は、電力供給停止時での表示情報を保持可能なメモリ性を有する電子ペーパ表示部であり、
    前記制御手段は、前記選択手段によって選択された情報を前記電子ペーパ表示部に表示させてから前記機能オフに移行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  6. メイン表示部のほかにサブ表示部を備えた携帯端末装置であって、
    前記情報表示部は、低消費電力駆動するサブ表示部、メイン電源以外の別電池をサブ電源として省電力駆動するサブ表示部の何れかであり、
    前記制御手段は、前記選択手段によって選択された情報を前記サブ表示部に表示させてから前記機能オフに移行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  7. コンピュータに対して、
    機能オフする場合に特定状況にあるか否かを判別する機能と、
    前記特定状況にあると判別された場合に、その状況に対応する種類の情報を選択する機能と、
    前記選択された情報を情報表示部に表示させてから前記機能オフに移行する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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