JP2008054138A - 携帯電子機器及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作動作検出部3が、第1操作部22の長押しを検出した場合は、制御部5は所定の機能を起動し、所定の機能起動中には第2操作部によって所定の機能を制御することができる。また、所定の機能以外の機能起動中には、操作動作検出部3が第1操作部22の長押しを検出しても、所定の機能は起動されない。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1には、筐体の正面(背面部)に操作キーを配置して、各種動作を可能にした無線通信端末が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、筐体の側面部に操作キーを配置して、各種動作を可能にした移動電話機が開示されている。
こうした携帯端末の誤操作を防止するために、例えば特許文献3には、キーの押下を無効とする誤操作防止機能を有する携帯電話装置が開示されている。
第2の発明の携帯電子機器の制御方法は、筐体に配置される操作手段での操作動作を検出し、検出された操作動作に応じて所定の機能の動作を制御する携帯電子機器の制御方法において、前記筐体の主面部に配置される第1操作部の所定時間以上の操作動作と前記筐体の側面部に配置される第2操作部の操作動作との検出に応じて前記所定の機能の動作を制御する。
本実施形態の携帯端末100は、携帯電話機として想定されている。
図1は、携帯端末100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末100は操作部2、操作動作検出部3、表示部4、制御部5が筐体1内に格納された構成となっている。
図2は、携帯端末100の外観を示す図である。
図2(a)は、携帯端末100の開いた状態を示し、図2(b)は、携帯端末100の閉じた状態を示している。
本実施形態では、携帯端末100の形状を、図2に示すような、いわゆる折り畳み型として説明するが、本発明はこれには限定されず、例えば、ストレート型、スライド型、リボルバー型の携帯端末であっても良い。
主操作部21は、図2(a)に示すように、第2筐体12の携帯端末100が閉じた状態では外部に露出しない主面部12aに配置されており、図2(b)に示すように、携帯端末100が閉じた状態では操作不能となる。
第1操作部22は、図2(a)に示すように、第1筐体11の携帯端末100が閉じた状態でも外部に露出する背面部11bに配置されており、図2(b)に示すように、携帯端末100が閉じた状態でも操作可能である。
第2操作部23は、図2(a)及び(b)に示すように、第2筐体12の側面部12bに配置されており、図2(b)に示すように、携帯端末100が閉じた状態でも操作可能である。
表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスであり、携帯端末100の各動作に対応した画面、例えば、アドレス帳画面、音声発信・着信画面、eメール発信・着信画面等、アプリケーション起動画面や各種情報を表示する。
また、表示部4は、第1表示部41と第2表示部42(表示部)とからなる。
第1表示部41は、図2(a)に示すように、第1筐体11の第1操作部22とは反対側の主面部11aに配置されており、図2(b)に示すように、携帯端末100が閉じた状態では外部に露出されない。
第2表示部42は、図2(a)に示すように、第1筐体11の第1操作部22と同じ側の背面部11bに配置されており、図2(b)に示すように、携帯端末100が閉じた状態でも外部に露出される。
すなわち、例えば、音声通話着信があった場合には、発信相手から発信先情報を受信し、アドレス帳データと照合して表示部4に発信先情報を表示させ、図示しない音声入出力部を制御して通話を開始させる等の処理や、音楽プレーヤ等のアプリケーションプログラムを起動し、図示しない記憶部に記憶された音楽データを再生する等の処理を行う。
なお、長押しとは、所定時間以上当該キーが押下され続けることを意味し、短押しとは、所定時間未満しか当該キーが押下されなかったことを意味する。なお、本発明では所定時間を限定しない。例えば、予めユーザが設定した時間でもよいし、工場出荷時に設定されている時間でも良い。
図3は、携帯端末100の各状態における第1操作部22及び第2操作部23の長押し及び短押しの操作動作が検出された際に制御部5が実行する処理の一例を示す図である。
ただし、図3に示した場合分けは、第1筐体11及び第2筐体12が閉じた状態(図2(b)に示す状態)を想定している。
図3に示すように、制御部5は、第2表示部42が消灯されている状態において、第1操作部22の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする(何もしない)。
図3に示すように、制御部5は、第2表示部42が消灯されている状態において、第2操作部23の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする。
図3に示すように、制御部5は、待ち受け状態において、第1操作部22の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、ミュージックプレーヤ(所定の機能)を起動する。
図3に示すように、制御部5は、待ち受け状態において、第2操作部23の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、マナーモード機能を起動してマナーモードをオン状態とする(すでにオン状態とされている場合には、マナーモードをオフ状態にしてマナーモード機能を終了する)マナーモードとは、携帯端末100を例えば着信時に着信音を鳴らさずバイブレーション機能のみを起動させるようにするモードである。
図3に示すように、制御部5は、着信中状態において、第1操作部22の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする。
図3に示すように、制御部5は、着信中状態において、第2操作部23の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする。
図3に示すように、制御部5は、各種アプリ起動中状態において、第1操作部22の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする。
図3に示すように、制御部5は、各種アプリ起動中状態において、第2操作部23の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、当該操作を無効とする。
図3に示すように、制御部5は、ミュージックプレーヤ起動中状態において、第1操作部22の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、ミュージックプレーヤを終了させる。
図3に示すように、制御部5は、ミュージックプレーヤ起動中状態において、第2操作部23の長押しを操作動作検出部3が検出した場合には、現在再生中の曲の再生を止め、選曲(第2選択パラメータ)を行う。すなわち、次の曲或いは前の曲の再生を開始する。なお、第2操作部23は、一対のキーを有して構成され、一方のキーに「音量UP/次曲選択」が割り当てられ、他方のキーに「音量DOWN/前曲選択」が割り当てられている。
図3を参照して行った上記説明において、ミュージックプレーヤが所定の機能に対応し、音声着信、eメール着信及び他のアプリケーションが第2の機能に対応している。
本発明において重要であることは、第1操作部22の長押しによってミュージックプレーヤが起動或いは終了し、ミュージックプレーヤ起動中には第2操作部23の短押し及び長押しによってミュージックプレーヤを制御できる(すなわち、所定の機能の選択動作を制御できる)ことである。なお、第2操作部23の長押しによってミュージックプレーヤを起動または終了させる構成としたが、ミュージックプレーヤの再生ON/OFFを行うように構成してもよい。
すなわち、第1操作部22の長押しによって、予め設定されたある機能が起動或いは終了し、当該機能起動中には第2操作部23によって当該機能の動作を制御することができる。
このように、携帯端末100は、第1操作部22の長押しによって所定の機能がオン/オフ制御され、第2操作部23の操作(短押し又は長押し)によって当該所定の機能が選択制御(可変制御)される。
図4は、携帯端末100の動作例を示すフローチャートである。
ステップST1:
第1操作部22或いは第2操作部23が操作されたか否かを判定し、操作動作検出部3が第1操作部22或いは第2操作部23が操作されたことを検出した場合はステップST2に進み、検出しなかった場合はステップST1を繰り返す。
ステップST2:
ステップST1において、操作動作検出部3により検出された操作動作が、第1操作部22の長押し出ない場合はステップST3に進み、第1操作部22の長押しを検出した場合はステップST4に進む。
制御部5は、図3に示したように、ステップST1において検出された操作に対応した機能を起動する。
ステップST4:
制御部5は、ミュージックプレーヤを起動する。
操作動作検出部3は、ステップST4におけるミュージックプレーヤ起動後に第2操作部23が操作されたか否かを判定し、第2操作部23が短押しされた場合はステップST6に進み、第2操作部23が長押しされた場合はステップST7に進み、第2操作部23が操作されなかった場合にはステップST8に進む。
ステップST6:
制御部5は、ステップST4において起動されたミュージックプレーヤ機能の再生音量を上げる或いは下げる。
制御部5は、ステップST4において起動されたミュージックプレーヤ機能が再生中の曲を止め、次の曲或いは前の曲の再生を開始する。
ステップST8:
操作動作検出部3は、ミュージックプレーヤの起動中に第1操作部22が長押しされたか否かを判定し、第1操作部22が長押しされた場合はステップST9に進み、されていない場合はステップST5に戻る。
ステップST9:
制御部5は、ミュージックプレーヤを終了する。
第1操作部22は、図2に示したように、第1筐体の背面部に配置されているため、携帯端末100が閉じた状態(図2(b)に示す状態)で鞄やポケット等にしまわれている際には誤操作(ユーザの意思とは無関係に押下されてしまう)されやすいが、本実施形態の携帯端末100によれば、図3に示したように、第1操作部22は、長押しによってのみミュージックプレーヤ等予め設定された機能を起動し、短押しの場合は状態変化(待ち受け画面表示・状態ピクト表示等)のみであり、機能を起動しないために、誤操作されることによりユーザの意図しない機能が起動してしまう、といった事態を防止することができる。
また、第2操作部23も同様に、図3に示したように、第1操作部22の長押しによって起動する機能の起動中以外には、短押しでは状態変化のみであるため、誤操作による誤動作を防止できる。また、第2操作部23は、第1操作部22の長押しによって起動する機能(ミュージックプレーヤ等)の起動中には、短押し及び長押しによって当該機能の動作制御(音量調節、選曲等)を実行することができる。図2に示すように、第2操作部23は、携帯端末100の側面部に配置されているため、携帯端末100が鞄やポケット等にしまわれているときでも誤操作されにくく、なおかつ、誤操作防止のためにキーの押下を無効にしている訳ではないので、例えばミュージックプレーヤ機能を起動させた携帯端末100をポケット等に入れた状態で音量を調節したくなった場合に、誤操作防止機能を停止してから第2操作部23による音量の調節を行う、という段階を踏まずに、第2操作部23を押下するだけで音量の調節が可能であるため、携帯端末100の特定の機能実行中の操作における操作手順が減少し、携帯端末100の使い勝手が良くなる。なお、ミュージックプレーヤ機能が起動されている状態で、第2操作部23が誤操作されたとしても、当該機能の選択動作(音量や再生曲の選択)が行われるのみであり、当該機能の起動停止が実施されることはないので、ユーザに与える違和感を最小限に抑えることができる。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
さらに、本発明の携帯電子機器は、上述した実施形態で説明した携帯端末100のような携帯電話機でなくても良い。小型の携帯可能な電子機器であれば本発明は適用可能である。
Claims (8)
- 筐体と、
前記筐体に配置される操作手段と、
前記操作手段での操作動作を検出する操作動作検出手段と、
前記操作動作検出手段によって検出された操作動作に応じて所定の機能の動作を制御する制御部と、
を有する携帯電子機器において、
前記操作手段は、前記筐体の主面部に配置される第1操作部と、前記筐体の側面部に配置される第2操作部と、を有し、
制御部は、前記操作動作検出手段によって検出される前記第1操作部の所定時間以上の操作動作と前記第2操作部の操作動作とに応じて前記所定の機能の動作を制御する
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 前記制御部は、前記第1操作部の前記所定時間以上の操作動作に応じて前記所定の機能のオンオフ動作を制御し、前記第2操作部の操作動作に応じて前記所定の機能の選択動作を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。 - 前記操作動作検出手段は、前記第2操作部の短押し操作動作と長押し操作動作とを検出可能に構成され、
前記制御部は、前記操作動作検出手段によって前記第2操作部の前記短押し操作動作が検出された場合に前記所定の機能の第1選択パラメータを制御し、前記第2操作部の前記長押し操作動作が検出された場合に前記所定の機能の第2選択パラメータを制御する
ことを特徴とする請求項2記載の携帯電子機器。 - 前記制御部は、前記第1操作部の前記所定時間以上の操作動作に応じて前記所定の機能を起動させ、前記所定の機能が起動された後に前記第2操作部の操作動作に応じて前記所定の選択動作を制御する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の携帯電子機器。 - 前記制御部は、前記所定の機能とは異なる第2の機能の動作を制御し、前記第2の機能を制御しているときに前記操作動作検出手段によって前記第1操作部の前記所定時間以上の操作動作が検出されると前記所定の機能の動作制御を抑制する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 前記筐体の前記主面部に配置されて、各種情報を表示可能な表示部を備え、
前記制御部は、前記操作動作検出手段によって前記第1操作部の前記所定時間未満の操作動作が検出された場合に、前記表示部による各種情報の表示を行う
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 筐体に配置される操作手段での操作動作を検出し、検出された操作動作に応じて所定の機能の動作を制御する携帯電子機器の制御方法において、
前記筐体の主面部に配置される第1操作部の所定時間以上の操作動作と前記筐体の側面部に配置される第2操作部の操作動作との検出に応じて前記所定の機能の動作を制御する
ことを特徴とする携帯電子機器の制御方法。 - 前記第1操作部の前記所定時間以上の操作動作に応じて前記所定の機能のオンオフ動作を制御し、前記第2操作部の操作動作に応じて前記所定の機能の選択動作を制御する
ことを特徴とする請求項7記載の携帯電子機器の制御方法。
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